JPH0641692B2 - 水底面の覆砂装置 - Google Patents
水底面の覆砂装置Info
- Publication number
- JPH0641692B2 JPH0641692B2 JP62245870A JP24587087A JPH0641692B2 JP H0641692 B2 JPH0641692 B2 JP H0641692B2 JP 62245870 A JP62245870 A JP 62245870A JP 24587087 A JP24587087 A JP 24587087A JP H0641692 B2 JPH0641692 B2 JP H0641692B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- water
- mesh
- covering
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
- Road Paving Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の技術分野〕 本発明は、水底の有機汚泥等の覆砂作業を行なうに際し
て、水底面付近に砂を軟着地させ、かつ均一な、任意の
厚さの覆砂施工を可能にするための水底面の覆砂装置に
関するものである。
て、水底面付近に砂を軟着地させ、かつ均一な、任意の
厚さの覆砂施工を可能にするための水底面の覆砂装置に
関するものである。
従来、水底のヘドロ状の有機汚泥を被覆するため、水面
上の覆砂船からその水底面上に砂の撒布を行なっている
が、砂の撒布の際に、ヘドロ上に砂が落下することによ
りヘドロが舞い上がって周囲を汚濁したり、強度の低い
ヘドロ上に重量物の砂が落下することにより、ヘドロと
砂とが入れ替って軟弱地盤の改良効果が上らず、多量の
砂を消費するという問題があった。
上の覆砂船からその水底面上に砂の撒布を行なっている
が、砂の撒布の際に、ヘドロ上に砂が落下することによ
りヘドロが舞い上がって周囲を汚濁したり、強度の低い
ヘドロ上に重量物の砂が落下することにより、ヘドロと
砂とが入れ替って軟弱地盤の改良効果が上らず、多量の
砂を消費するという問題があった。
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされた
ものであり、軟弱な水底面に対し砂を軟着地させると共
に、均一な厚さの覆砂施工を可能とする水底面の覆砂装
置を提供することを目的としたものである。
ものであり、軟弱な水底面に対し砂を軟着地させると共
に、均一な厚さの覆砂施工を可能とする水底面の覆砂装
置を提供することを目的としたものである。
上記の目的を達成するための本発明の水底面の覆砂装置
は、水面上の覆砂船から水底に向って延設されたラダー
により水底面からほぼ一定の距離を保持しながら移動可
能に設けられ、かつ底部開口部を有する鋼板函等からな
る撒布函内の側面に、覆砂船より延設された送砂管から
の砂と水とからなるスラリーをそれぞれ対向して噴出可
能な少くとも一対の拡散口を設けると共に、この撒布函
の底部開口部の下側部分及びその側面部分にそれぞれ多
段に積層した網状体等からなるメッシュ部を設けること
により構成される。
は、水面上の覆砂船から水底に向って延設されたラダー
により水底面からほぼ一定の距離を保持しながら移動可
能に設けられ、かつ底部開口部を有する鋼板函等からな
る撒布函内の側面に、覆砂船より延設された送砂管から
の砂と水とからなるスラリーをそれぞれ対向して噴出可
能な少くとも一対の拡散口を設けると共に、この撒布函
の底部開口部の下側部分及びその側面部分にそれぞれ多
段に積層した網状体等からなるメッシュ部を設けること
により構成される。
上記の構成からなる覆砂装置では、その撒布函内に、砂
と水とからなるスラリーが両側に対向して設けられた拡
散口から噴出して、相互にぶつかり合い、攪拌されて撒
布函内に均一濃度に拡散した後、底部開口部の下側部分
及びその側面部分にそれぞれ設けられたメッシュ部を通
過しながら水底面上に軟着地し、均一な厚さで覆砂され
ることになる。
と水とからなるスラリーが両側に対向して設けられた拡
散口から噴出して、相互にぶつかり合い、攪拌されて撒
布函内に均一濃度に拡散した後、底部開口部の下側部分
及びその側面部分にそれぞれ設けられたメッシュ部を通
過しながら水底面上に軟着地し、均一な厚さで覆砂され
ることになる。
以下図面を参照して本発明の実施例を説明するが、第1
図は本発明の覆砂装置を装備した覆砂船の側面図、第2
図は本発明の一実施例における水底面の覆砂装置の側断
面図、第3図は第2図のI−I方向の平断面図、第4図
は第3図のII−II方向の正断面図である。
図は本発明の覆砂装置を装備した覆砂船の側面図、第2
図は本発明の一実施例における水底面の覆砂装置の側断
面図、第3図は第2図のI−I方向の平断面図、第4図
は第3図のII−II方向の正断面図である。
まず、この覆砂装置は、第1図から第4図に示すよう
に、水面W上の覆砂船15から水底面Bに向って、左右
方向L−Rの揺動及び上下方向U,Dの傾動が可能なよ
うに延設されたラダー6の先端より、水底面Bからほぼ
一定の距離Hを保持しながら覆砂船15を矢印F方向に
移動することにより移動可能に設けられ、しかも底部開
口部10を有する撒布函1からなり、この撒布函1は、
覆砂船15上の送砂ポンプから送砂管7を経由して砂S
を撒布函1内の両側から分岐して流入させる送砂管2
と、攪拌部3、底部開口部10の下側部分のメッシュ部
4及びその側面部分のメッシュ部5より構成され、撒布
函1自身が水中をラダー6により上記のごとく移動でき
るものである。
に、水面W上の覆砂船15から水底面Bに向って、左右
方向L−Rの揺動及び上下方向U,Dの傾動が可能なよ
うに延設されたラダー6の先端より、水底面Bからほぼ
一定の距離Hを保持しながら覆砂船15を矢印F方向に
移動することにより移動可能に設けられ、しかも底部開
口部10を有する撒布函1からなり、この撒布函1は、
覆砂船15上の送砂ポンプから送砂管7を経由して砂S
を撒布函1内の両側から分岐して流入させる送砂管2
と、攪拌部3、底部開口部10の下側部分のメッシュ部
4及びその側面部分のメッシュ部5より構成され、撒布
函1自身が水中をラダー6により上記のごとく移動でき
るものである。
次に、覆砂船15上の送砂ポンプにより送砂管7内を水
と共に送られてきた砂Sを水とからなるスラリーは、分
岐部分8で分岐して、各送砂管2を通り、水流を拡散し
ながらそれぞれ対向して噴出可能な一対の拡散口9から
対称に撒布函1内の両側から攪拌部3に噴出するように
なっている。
と共に送られてきた砂Sを水とからなるスラリーは、分
岐部分8で分岐して、各送砂管2を通り、水流を拡散し
ながらそれぞれ対向して噴出可能な一対の拡散口9から
対称に撒布函1内の両側から攪拌部3に噴出するように
なっている。
上記のごとく、対向した各拡散口9から噴出した砂Sと
水とのスラリーの各水流は、撒布函1内で衝突し、攪拌
部3で攪拌効果を生じ、撒布函1内に均一濃度で拡散
し、底部開口部10の下側部分および側面部分に設けた
メッシュ部4で衝突し、拡散した砂Sは速度を失い、水
底面B上に均一な濃度のまま沈降していく。
水とのスラリーの各水流は、撒布函1内で衝突し、攪拌
部3で攪拌効果を生じ、撒布函1内に均一濃度で拡散
し、底部開口部10の下側部分および側面部分に設けた
メッシュ部4で衝突し、拡散した砂Sは速度を失い、水
底面B上に均一な濃度のまま沈降していく。
一方、このメッシュ部4の側面部分に設けたメッシュ部
5は、外部の水流及び撒布函1の移動の際の水抵抗の影
響を防ぐ機能を主として持たせている。
5は、外部の水流及び撒布函1の移動の際の水抵抗の影
響を防ぐ機能を主として持たせている。
更に、撒布函1は、油圧シリンダー11を装備した2段
ラダー6A,6Bの機構及び油圧シリンダー12による
それぞれ矢印X方向及び矢印Y方向の傾動操作により常
に水底面Bからの距離Hを一定に保持しながら水底面B
に平行であるように保持され、水底面Bの不陸及び勾配
に円滑に追従することを可能にしている。
ラダー6A,6Bの機構及び油圧シリンダー12による
それぞれ矢印X方向及び矢印Y方向の傾動操作により常
に水底面Bからの距離Hを一定に保持しながら水底面B
に平行であるように保持され、水底面Bの不陸及び勾配
に円滑に追従することを可能にしている。
なお、上記底部開口部10の下側部分のメッシュ部4は
網状体を上下に複数層積重ねたものを使用し、その側面
部分のメッシュ部5は竪方向の網状体を横方向に複数層
積重ねて配置したものを使用している。
網状体を上下に複数層積重ねたものを使用し、その側面
部分のメッシュ部5は竪方向の網状体を横方向に複数層
積重ねて配置したものを使用している。
以上の構成からなるこの覆砂装置は、別途に設備された
含泥率計及び流量計によって計測された砂Sの実質送砂
量と、必要な撒布厚さに対応するように随時撒布函1の
移動速度をコントロールすることにより、任意の厚さの
覆砂施工を可能にするものである。
含泥率計及び流量計によって計測された砂Sの実質送砂
量と、必要な撒布厚さに対応するように随時撒布函1の
移動速度をコントロールすることにより、任意の厚さの
覆砂施工を可能にするものである。
なお、上記実施例では、砂Sと水とからなるスラリーを
噴出する拡散口9を撒布函1内の両側に1対設けている
が、必要に応じ複数対の拡散口9を設けることができ
る。
噴出する拡散口9を撒布函1内の両側に1対設けている
が、必要に応じ複数対の拡散口9を設けることができ
る。
以上の説明したごとく、本発明の覆砂装置を採用すれ
ば、対になって設けられた拡散口からそれぞれ噴出され
た砂と水とからなるスラリーが撒布函内で相互にぶつか
り合って充分に攪拌されて均一濃度に拡散した状態にな
った後、メッシュ部を通過することにより、ゆっくりと
水底面上に軟着地するので、ヘドロ等の軟弱地盤の覆砂
の際にヘドロが舞い上って周囲の水中汚濁を発生させた
り、ヘドロと砂とが入れ替る等の問題がなく、良好で効
率の良い覆砂作業が行なわれるという効果がある。
ば、対になって設けられた拡散口からそれぞれ噴出され
た砂と水とからなるスラリーが撒布函内で相互にぶつか
り合って充分に攪拌されて均一濃度に拡散した状態にな
った後、メッシュ部を通過することにより、ゆっくりと
水底面上に軟着地するので、ヘドロ等の軟弱地盤の覆砂
の際にヘドロが舞い上って周囲の水中汚濁を発生させた
り、ヘドロと砂とが入れ替る等の問題がなく、良好で効
率の良い覆砂作業が行なわれるという効果がある。
また、覆砂された砂は均一厚さとなり、しかも撒布函の
下側部分以外への拡散が非常に少くなるので、散布する
砂の消費量が少くてすみ経済的な覆砂作業が行なえると
いう利点がある。
下側部分以外への拡散が非常に少くなるので、散布する
砂の消費量が少くてすみ経済的な覆砂作業が行なえると
いう利点がある。
更に、撒布函の移動速度をコントロールすることによ
り、任意の厚さの均一な覆砂施工が可能になるという利
点もある。
り、任意の厚さの均一な覆砂施工が可能になるという利
点もある。
ここで特に有効なのは、撒布函の底部開口部の下側部分
と側面部分に複数層の網状体等からなるメッシュ部を設
けたので、そのメッシュ部の適度な抵抗により砂と水と
からなるスラリーがゆっくりと水底面に軟着することが
でき、ヘドロ等が舞い上がったり、ヘドロと覆砂とが入
れ替わるのを防止できることである。
と側面部分に複数層の網状体等からなるメッシュ部を設
けたので、そのメッシュ部の適度な抵抗により砂と水と
からなるスラリーがゆっくりと水底面に軟着することが
でき、ヘドロ等が舞い上がったり、ヘドロと覆砂とが入
れ替わるのを防止できることである。
さらに底部開口部の側面にもメッシュ部を設けたため
に、外部の水流や撒布函の移動による水抵抗の影響を防
ぐことができ、かつ側面からもスラリーを撒布できるの
で撒布面積を実質的に大きくでき、撒布効率を向上させ
ることができる。
に、外部の水流や撒布函の移動による水抵抗の影響を防
ぐことができ、かつ側面からもスラリーを撒布できるの
で撒布面積を実質的に大きくでき、撒布効率を向上させ
ることができる。
第1図は本発明の覆砂装置を装備した覆砂船の側面図、
第2図は本発明の一実施例における水底面の覆砂装置の
側断面図、第3図は第2図のI−I方向の平断面図、第
4図は第3図のII−II方向の正断面図である。 1…撒布函、2…送砂管、4,5…メッシュ部、6…ラ
ダー、7…送砂管、9…拡散口、10…底部開口部、1
5…覆砂船、B…水底面、H…距離、S…砂。
第2図は本発明の一実施例における水底面の覆砂装置の
側断面図、第3図は第2図のI−I方向の平断面図、第
4図は第3図のII−II方向の正断面図である。 1…撒布函、2…送砂管、4,5…メッシュ部、6…ラ
ダー、7…送砂管、9…拡散口、10…底部開口部、1
5…覆砂船、B…水底面、H…距離、S…砂。
Claims (1)
- 【請求項1】ラダーにより水底面からほぼ一定の距離を
保持しながら移動可能に設けられ、かつ底部開口部を有
する撒布函内の側面に、送砂管からの砂と水とからなる
スラリーをそれぞれ対向して噴出可能な少なくとも一対
の拡散口を設けると共に、該撒布函の底部開口部の下側
部分に多段に上下に積層した網状体等からなるメッシュ
部を設け、側面部分には横方向に複数層重ねて配置した
メッシュ部を設けた水底面の覆砂装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62245870A JPH0641692B2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 水底面の覆砂装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62245870A JPH0641692B2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 水底面の覆砂装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0194113A JPH0194113A (ja) | 1989-04-12 |
JPH0641692B2 true JPH0641692B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=17140037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62245870A Expired - Lifetime JPH0641692B2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 水底面の覆砂装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641692B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005042481A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Nippon Kaikou Kk | 砂杭造成船による底泥覆砂工法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07197465A (ja) * | 1993-03-31 | 1995-08-01 | Rinkai Kensetsu Kk | 高精度均等厚覆砂装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6055272B2 (ja) * | 1981-09-26 | 1985-12-04 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 荷重制御座金を用いたボルト締付方法 |
-
1987
- 1987-10-01 JP JP62245870A patent/JPH0641692B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005042481A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Nippon Kaikou Kk | 砂杭造成船による底泥覆砂工法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0194113A (ja) | 1989-04-12 |
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