JP4182523B2 - 消波護岸構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、主に船舶の荷役作業等が行われる岸壁、堤防等を構成する消波護岸構造物に関する。
従来、堤防、海岸等に設置される消波護岸構造物には、図12に示すように、構造物1の前部にスリット状の透水孔2を有する透過壁3と、十分な空間からなる遊水室4とを備え、うち寄せる波がこの透水孔2を通過する際にその波動のエネルギーを失わせることによって消波するものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この消波護岸構造物においては、透過壁3を波浪導入室1と透過壁3との間の距離が波浪導入室1で反射した重複波の1/4波長となる位置に設置することによって、最も消波効果が得られるようになっている。
また、消波護岸構造物には、図13に示すように、構造物5の前部に消波ブロック6,6…を積み重ねて消波工7を形成し、この消波工7を波が通過することによりエネルギーロスを生じ、消波するようになっているものもある(特許文献1を参照)。
特願2002―275855号公報(図17)
外洋からの押し寄せる波には、通常の波と共に長周期波という周期が1〜数分という長周期の波が存在し、この長周期波は、港湾内に進入すると、港湾の形状や岸壁の位置等の諸条件によって、岸壁に接岸された船舶を大きく動揺させ、それにより荷役作業等に支障がでる場合があり、また、船舶を係留していた係留索が切断されてしまう等の被害が発生している。
しかし、長周期波は、数百m〜数kmという長い波長を有する為、上述の如き従来の消波護岸構造物において、長周期波に対して十分な消波効果を得るためには、消波護岸構造物を遊水室又は消波工の奥行きが100m以上ある大規模な構造物とする必要があり、実現性に乏しいという問題があった。
本発明は、このような従来の技術の状況を鑑み、小規模でも長周期波に対し好適に対応することができる消波護岸構造物の提供を目的とする。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、隔壁を隔てて互いに対をなす波浪導入室と遊水室とを有し、1つの波浪導入室に対して1つの遊水室との間でのみ水が出入りできるように前記隔壁に連通孔を備えるとともに前記波浪導入室の外洋側面に複数の透水孔を備え、前記遊水室は中空函状となすとともに前記波浪導入室内には径が50mm〜500mm程度のれきからなる消波材を積み重ねた消波層を備え、前記波浪導入室内へその外洋側面の透水孔からの水の出入りによる該波浪導入室内の水位変動に伴って、前記波浪導入室と前記遊水室との間で水が出入りし、前記波浪導入室の外洋側面部における長周期波による水位変動を抑制するようにしたことを特徴としてなる消波護岸構造物にある。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成に加え、遊水室は波浪導入室の陸側に設置され、該波浪導入室と遊水室の奥行き長さが4:1であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の何れか1の請求項の構成に加え、前記波浪導入室内底部に、前記隔壁に形成された連通孔に通した連通管を介して遊水室内と連通させ、前記波浪導入室の底部には前記遊水室との間の水の出入りを制御する砂及び/又は粒径が10mm以下のれきを層状に積層させた透水層を備え、前記消波層は、該透水層上に積層されて設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加え、前記遊水室は、波浪導入室の側部に配置されたことを特徴とする。
本発明に係る消波護岸構造物は、小規模であっても、通常波のみならず長周期波をも好適に消波することができ、波浪導入室の外洋側面部(前面部)における波動が好適に抑制されるので、船舶への荷役作業等を好適に行うことができる。
また、この消波護岸構造物は、波浪導入室に消波層を設けることによって、消波材間の隙間に微生物や蟹等が生息するようになり、環境共生護岸として機能する。
次に、本発明に係る消波護岸構造物の実施例に関し図1〜図3について説明する。
消波護岸構造物20は、外洋側面に複数の透水孔21,21…を有する波浪導入室22と、波浪導入室22の陸側に連続して配置され、波浪導入室22と隔壁23により隔てられた中空函状の遊水室24とを備え、うち寄せる通常波及び長周期波を消波して波浪導入室22の外洋側面部(前面部)における水位変動を抑制し、係留された船舶等の動揺を抑えることができるようになっている。
また、この消波構造物20は、隔壁23を隔てた波浪導入室22と遊水室24とで対をなし、1つの波浪導入室22に対して1つの遊水室24との間でのみ水が出入りできるように前記隔壁23に連通孔28が形成されているとともに前記波浪導入室22の外洋側面に複数の透水孔21を備えている。
また、この消波護岸構造物20には、波浪導入室22及び遊水室24に亘って所定の強度を有する上部工25が施工されている。
尚、波浪導入室22の奥行き方向の長さ、即ち護岸幅は、通常波の消波を想定した長さでよく、例えば、周期が100秒程度の長周期波の消波を想定した場合であっても、その長さは約50mでよく、遊水室の長さと合わせても約60mで収まるようになっている。また、護岸天端高は越波を防止出来る程度の高さとなっている。
波浪導入室22は、中空函状に形成され、その外洋側面(前面)には、スリット状の透水孔21,21…が並列配置に形成されている。
また、波浪導入室22の内部には、径が50mm〜500mm程度のれき材26,26…からなる多数の消波材を積み重ねることにより層状の消波層27が形成され、各れき材26,26間には、隙間が形成されている。
隔壁23には、横方向に延びる長方形状の連通孔28,28が形成されており、この連通孔28を通して波浪導入室22内と遊水室24内とが連通され、波浪導入室22と遊水室24との間で水が出入りするようになっている。
遊水室24には、連通孔28を通して水(海水)が流入し、定常状態では、波浪導入室22内の水位と遊水室24内の水位とが同じになる。
この消波護岸構造物20にうち寄せる通常波は、波浪導入室22の外洋側面に形成されたスリット状の透水孔21,21…を通過する際にエネルギーが失われるとともに、波浪導入室22内の消波層27に形成された隙間を通過することで水の持つ粘性抵抗によって波の持つエネルギーが失われ、効果的に消波されるようになっている。
一方、長周期波wは、消波護岸構造物20にうち寄せると、透水孔21及び消波層27を通過することによってそのエネルギーが失われる。
しかし、波浪導入室22の奥行き方向の長さ(護岸幅)が十分でないため、長周期波は十分に消波されずに波浪導入室22に進入する。
そのことにより、波浪導入室22内の平均水位と遊水室24内の平均水位との間に水位差が生じ、連通孔28を通じて平均水位の高い方から低い方へと水が流れて定常状態に戻ろうとするとともに、水が横方向に延びる長方形状の連通孔28を通過した際、流速が上昇し、その流速の2乗に比例したエネルギーが失われる。
このことによって、長周期波は、波浪導入室22内の水位変動が抑制され、長周期波の波高を低減させるとともに、波のエネルギーが失われて消波されるようになっている。
尚、上述の実施例では、連通孔28を横方向に延びた長方形状に形成した例について説明したが、連通孔28は、縦方向に延びた長方形状や円形等、その他どのような形状であってもよい。
次に、上述した消波護岸構造物の消波性能に関する試験について説明する。
1.実験装置
長さ50m、幅0.6m、高さ1.2mの2次元断面水槽(図4)による模型実験を行い、模型縮尺は、1/50とし、各諸元はフルードの相似則から表1の通りとする。
2.実験条件
(1)入射波
入射波として表2に示す10のケースについて試験を行う。
(2)実験モデル
図5(a)〜図5(c)に示す3つのタイプの消波護岸構造物のモデルを使用する。尚、各モデルの外洋側面の透水孔は、開口率0.5の横スリットタイプとし、透水層を構成するれき材には、粒径1cm程度の砂利及び粒径3〜5cmの砂利を使用している。
図5(a)に示す消波護岸構造物30は、前面(外洋側面)に透水孔33,33…を有する波浪導入室34のみからなる構造となっている。
図5(b)に示す消波護岸構造物31は、前面(外洋側面)に透水孔33,33…を有する波浪導入室34内にれき材からなる消波層35を備えた構造になっている。
図5(c)に示す消波護岸構造物32は、前面(外洋側面)に透水孔33,33…を有する波浪導入室34内にれき材からなる消波層35を備え、波浪導入室34の背面側(陸側)に連通孔36を介して波浪導入室34と連通した遊水室37を備えた構造になっている。尚、波浪導入室34と遊水室37との奥行き方向長さの比は4:1となっている。
(3)実験方法
この各消波護岸構造物に上述の(1)に示す入射波を与え、それぞれ場合における波の反射率を測定する。
3.実験結果
図5(a)に示す消波護岸構造物30では、図6(a)のグラフに示すように、護岸幅、即ち奥行き方向の長さが波長の1/4に近いほど消波効果が得られるが、周期とともに波長が長くなると、その消波効果は薄れていく。
図5(b)に示す消波護岸構造物31では、図6(b)のグラフに示すように、透水孔(スリット)33による消波効果に加え、消波層35によって図5(a)に示すモデルに比べて高い消波性能を発揮している。しかし、周期が50秒以上の長周期波に対しては反射率が0.8程度までしか低減されていない。
図5(c)に示す消波護岸構造物32では、図6(c)のグラフに示すように、透水孔(スリット)33及び消波層35による消波効果に加え、周期が長くなるに従って、連通孔36を通じて波浪導入室34と遊水室37との間で水が出入りして水位を制御すること、及び連通孔36を通過する際のエネルギー損失により、他のケースに比べて消波性能に関する周期依存性が小さく、安定した消波性能が得られるようになっている。
次に、本発明に係る消波護岸構造物の他の実施形態を図7〜図11について説明する。
消波護岸構造物10は、外洋側面に複数の透水孔11,11…を有する波浪導入室12と、波浪導入室12の両側部に配置され、波浪導入室と隔壁により隔てられた中空函状の遊水室13,13とを備え、隔壁には、波浪導入室12内と遊水室13内とを連通する連通孔19が形成されている。
この消波護岸構造物10は、うち寄せる通常波及び長周期波を消波して波浪導入室12の外洋側面部(前面部)における水位変動を抑制し、係留された船舶等の動揺を抑えることができるようになっている。
また、この消波護岸構造物10には、波浪導入室12及び遊水室13に亘って所定の強度を有する上部工14が施工されている。
尚、波浪導入室12の奥行き方向の長さ、即ち護岸幅は、通常波の消波を想定した長さでよく、例えば、周期が100秒程度の長周期波の消波を想定した場合であっても、その長さは約50mでよい。また、護岸天端高は越波を防止出来る程度の高さとなっている。
波浪導入室12は、中空函状に形成され、その外洋側面(前面)には、スリット状の透水孔11,11…が並列配置に形成されている。
また、波浪導入室12の内部には、透水層15及び消波層16が、透水層15の上に消波層16が積層された状態で備えられている。
透水層15は、波浪導入室内底部に砂又は粒径が10mm以下のれきを敷き詰めることによって、高さが水深の60〜80%となる透水性を有する層状に形成され、その前部は、外洋側に下って1:5程度の勾配で傾斜している。
この透水層15は、隔壁に形成された連通孔19に通した連通管17,17…を介して波浪導入室12の両側に配置された遊水室13,13の内部と接続されており、遊水室13内の水は、波浪導入室12の水位変動に伴い、透水層15及び連通管17を通して波浪導入室12との間で出入りするようになっている。
尚、連通管17は、外周に複数の透孔が形成されており、この透孔を通して連通管17と透水層15との間で水が出入りするようになっている。
また、透水層15では、砂又は粒径が10mm以下のれきが抵抗となって、水がゆっくりと浸透し、波浪導入室12と遊水室13との間の水の出入りが制御されるようになっている。
遊水室13には、透水層15を通して水(海水)が流入し、定常状態では、波浪導入室12の水位と遊水室13内の水位とが同じになる。
消波層16は、透水層15上に径が50mm〜500mm程度のれき材18,18…を積み重ねることにより層状に形成され、各れき材18,18間には、隙間が形成されている。
この消波護岸構造物10にうち寄せる通常波は、波浪導入室12の外洋側面に形成されたスリット状の透水孔11,11…を通過する際にエネルギーが失われるとともに、波浪導入室12の消波層16に形成された隙間を通過することで水の持つ粘性抵抗によって波の持つエネルギーが失われ、効果的に消波されるようになっている。
一方、長周期波は、消波護岸構造物10にうち寄せると、透水孔11及び消波層16を通過することによってそのエネルギーが失われる。
しかし、波浪導入室12の奥行き方向の長さ(護岸幅)が十分ではないため、長周期波は十分に消波されず、波浪導入室12に進入する。
このとき、波浪導入室12内の平均水位と遊水室内水位とで水頭差が生じ、連通管17を介して波浪導入室12と遊水室13との間で定常状態となるように波浪導入室12の水位と遊水室13内の水位とが同じくなるような方向に水が出入りする。
即ち、図10(a)に示す如く長周期波wが波浪導入室12で山である場合、波浪導入室12内の平均水位は、遊水室13内の水位より高くなるため、透水層15及び連通管17を通して波浪導入室12から遊水室13へ水が流入する。一方、図10(b)に示す如く波浪導入室12内で長周期波wが谷となる場合、波浪導入室12内の平均水位が遊水室13内の水位より低くなり、透水層15及び連通管17を通して遊水室13より波浪導入室12へ水が流入するようになっている。
このことによって、波浪導入室内の水位変動が抑制され、長周期波の波高を低減させ消波するようになっており、その長周期波に対する消波効果は、従来の消波護岸構造物と比較して、図11に示すように優れたものとなっている。
また、上述の実施例では、透水層が砂又は粒径が10mm以下のれきを積層させて形成された例について説明したが、砂及び粒径10mm以下のれきを両方用いて透水層を形成してもよく、その他の細粒状の部材を積層させて形成してもよく、その他の部材により透水性を有する層状に形成してもよい。
尚、上述の実施例では、消波材に径が50mm〜500mm程度のれき材を用いた例について説明したが、消波材はその他コンクリートブロック等により形成してもよい。
本発明に係る消波護岸構造物の概略を示す斜視図である。 同上の部分破断斜視図である。 同上の縦断面図である。 図1に示す消波護岸構造物の消波性能に関する実験に使用する実験水槽模型の概略を示す断面図である。 (a)〜(c)は同上の実験に使用する消波護岸構造物のモデルを示す斜視図である。 (a)〜(c)はそれぞれ図5に示す各モデル(a)〜(c)に対する実験結果を示すグラフである。 本発明に係る消波護岸構造物の他の実施例の概略を示す斜視図である。 同上の部分破断斜視図である。 同上の縦断面図である。 波浪導入室と遊水室との間の水の出入り状態を説明するための断面図である。 図7に示す消波護岸構造物と従来技術における消波効果について比較したグラフである。 従来の消波護岸構造物の一例を示す断面図である。 同上の他の消波護岸構造物の一例を示す断面図である。
符号の説明
w 長周期波
20 消波護岸構造物
21 透水孔
22 波浪導入室
23 隔壁
24 遊水室
25 上部工
26 れき材
27 消波層
28 連通孔
30、31、32 消波護岸構造物(モデル)
33 透水孔
34 波浪導入室
35 消波層
36 連通孔
37 遊水室
10 消波護岸構造物
11 透水孔
12 波浪導入室
13 遊水室
14 上部工
15 透水層
16 消波層
17 連通管
18 れき材
19 連通孔

Claims (4)

  1. 隔壁を隔てて互いに対をなす波浪導入室と遊水室とを有し、1つの波浪導入室に対して1つの遊水室との間でのみ水が出入りできるように前記隔壁に連通孔を備えるとともに前記波浪導入室の外洋側面に複数の透水孔を備え、
    前記遊水室は中空函状となすとともに前記波浪導入室内には径が50mm〜500mm程度のれきからなる消波材を積み重ねた消波層を備え、
    前記波浪導入室内へその外洋側面の透水孔からの水の出入りによる該波浪導入室内の水位変動に伴って、前記波浪導入室と前記遊水室との間で水が出入りし、前記波浪導入室の外洋側面部における長周期波による水位変動を抑制するようにしたことを特徴としてなる消波護岸構造物。
  2. 遊水室は波浪導入室の陸側に設置され、該波浪導入室と遊水室の奥行き長さが4:1である請求項1に記載の消波護岸構造物。
  3. 前記波浪導入室内底部に、前記隔壁に形成された連通孔に通した連通管を介して遊水室内と連通させ、前記波浪導入室の底部には前記遊水室との間の水の出入りを制御する砂及び/又は粒径が10mm以下のれきを層状に積層させた透水層を備え、前記消波層は、該透水層上に積層されて設けられた請求項1又は2の何れかに記載の消波護岸構造物。
  4. 前記遊水室は、波浪導入室の側部に配置された請求項3に記載の消波護岸構造物。
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