JPH0641526Y2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents
内視鏡の先端部Info
- Publication number
- JPH0641526Y2 JPH0641526Y2 JP1988133310U JP13331088U JPH0641526Y2 JP H0641526 Y2 JPH0641526 Y2 JP H0641526Y2 JP 1988133310 U JP1988133310 U JP 1988133310U JP 13331088 U JP13331088 U JP 13331088U JP H0641526 Y2 JPH0641526 Y2 JP H0641526Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- objective lens
- endoscope
- frame
- objective
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、内視鏡の先端部に関し、特に、先端部の電
気絶縁構造の改良に関するものである。
気絶縁構造の改良に関するものである。
［従来の技術］ 内視鏡の先端部においては、電気安全性の上から、先端
部を構成する金属部材が外面と電気的に導通しないよう
にする必要がある。
部を構成する金属部材が外面と電気的に導通しないよう
にする必要がある。
そこで、従来の内視鏡の先端部は、例えば第３図に示さ
れるようになっていた（特開昭61-163316号公報）。即
ち、先端部本体31は電気絶縁性の合成樹脂で外装されて
いる。31aはその合成樹脂部である。そして、対物レン
ズ32を収容する金属製の対物鏡枠33の先端面は、先端部
本体31の表面より凹んだ位置に配置されており、対物鏡
枠33の外周には合成樹脂製の絶縁材34がかぶせられてい
る。対物鏡枠33の先端部に取着したカバーレンズ35の表
面35aは、先端部本体の表面と略同一面に配置されてい
る。そして、対物鏡枠33の先端面と絶縁材34とカバーレ
ンズ35とで囲まれた環状の空間に、電気絶縁性の接着剤
36を充填して、対物鏡枠33と外面との間を電気的に絶縁
していた。
れるようになっていた（特開昭61-163316号公報）。即
ち、先端部本体31は電気絶縁性の合成樹脂で外装されて
いる。31aはその合成樹脂部である。そして、対物レン
ズ32を収容する金属製の対物鏡枠33の先端面は、先端部
本体31の表面より凹んだ位置に配置されており、対物鏡
枠33の外周には合成樹脂製の絶縁材34がかぶせられてい
る。対物鏡枠33の先端部に取着したカバーレンズ35の表
面35aは、先端部本体の表面と略同一面に配置されてい
る。そして、対物鏡枠33の先端面と絶縁材34とカバーレ
ンズ35とで囲まれた環状の空間に、電気絶縁性の接着剤
36を充填して、対物鏡枠33と外面との間を電気的に絶縁
していた。
［考案が解決しようとする課題］ しかし内視鏡の先端部は、使用中に胃液その他各種の体
腔内液に触れ、使用後には消毒薬等に浸される。そのた
め、上記のような外面に通じる空間部に充填された接着
剤は次第に侵されて、剥がれ落ちてしまう。その結果、
金属製の対物鏡枠33の先端面が露出して外面と電気的に
導通してしまい、リーク電流による感電又は火傷など、
電気的な事故を引きおこすおそれが生じていた。
腔内液に触れ、使用後には消毒薬等に浸される。そのた
め、上記のような外面に通じる空間部に充填された接着
剤は次第に侵されて、剥がれ落ちてしまう。その結果、
金属製の対物鏡枠33の先端面が露出して外面と電気的に
導通してしまい、リーク電流による感電又は火傷など、
電気的な事故を引きおこすおそれが生じていた。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、金属製の
対物鏡枠が表面に露出するおそれのない電気安全性の優
れた内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
対物鏡枠が表面に露出するおそれのない電気安全性の優
れた内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡の先端部
は、先端部本体を電気絶縁性の合成樹脂で外装し、対物
レンズを収容する金属製の対物鏡枠の先端面を上記先端
部本体の表面より凹んだ位置に配置すると共に、上記対
物鏡枠の先端部に取着したカバーレンズの表面を上記先
端部本体の表面と略同一面に配置した内視鏡の先端部に
おいて、上記対物鏡枠の先端面と上記先端部本体の合成
樹脂部と上記カバーレンズとで囲まれた環状の空間を形
成し、その中に非導電材からなるシール用のＯリングを
装填したことを特徴とする。
は、先端部本体を電気絶縁性の合成樹脂で外装し、対物
レンズを収容する金属製の対物鏡枠の先端面を上記先端
部本体の表面より凹んだ位置に配置すると共に、上記対
物鏡枠の先端部に取着したカバーレンズの表面を上記先
端部本体の表面と略同一面に配置した内視鏡の先端部に
おいて、上記対物鏡枠の先端面と上記先端部本体の合成
樹脂部と上記カバーレンズとで囲まれた環状の空間を形
成し、その中に非導電材からなるシール用のＯリングを
装填したことを特徴とする。
［作用］ 対物鏡枠と外面との間はＯリングによって水密にシール
される。したがって、対物鏡枠と外面とは電気的に導通
しない。そして、Ｏリングはその内視鏡の使用環境など
に応じた適切な材料を用いることにより、体腔内液や消
毒薬などに侵されずにシール性を持続し、対物鏡枠と外
面との間の電気絶縁性を保つことができる。
される。したがって、対物鏡枠と外面とは電気的に導通
しない。そして、Ｏリングはその内視鏡の使用環境など
に応じた適切な材料を用いることにより、体腔内液や消
毒薬などに侵されずにシール性を持続し、対物鏡枠と外
面との間の電気絶縁性を保つことができる。
［実施例］ 図面を参照して実施例を説明する。
第１図は本考案の第１の実施例であり、図中、１は、内
視鏡の挿入部先端に連結された先端部本体であり、その
外表面部は、電気絶縁性の合成樹脂によって外装されて
いる。1aはその合成樹脂部である。
視鏡の挿入部先端に連結された先端部本体であり、その
外表面部は、電気絶縁性の合成樹脂によって外装されて
いる。1aはその合成樹脂部である。
先端部本体１には、管軸方向に沿って貫通孔２が穿設さ
れており、筒体３がその貫通孔２内に挿通されている。
そして、対物レンズ４を収容した金属製の対物鏡枠５が
筒体３の先側に嵌着されて、接着固定されている。６は
スペーサである。対物鏡枠５の前端部分は、筒体３と同
じ程度に太く形成されており、その部分に、カバーレン
ズ７が突出して、かしめ装着により固着されている。
れており、筒体３がその貫通孔２内に挿通されている。
そして、対物レンズ４を収容した金属製の対物鏡枠５が
筒体３の先側に嵌着されて、接着固定されている。６は
スペーサである。対物鏡枠５の前端部分は、筒体３と同
じ程度に太く形成されており、その部分に、カバーレン
ズ７が突出して、かしめ装着により固着されている。
カバーレンズ７の表面は、先端部本体の合成樹脂部1aの
表面とほぼ同一面になるように配置されている。そし
て、対物鏡枠５の先端面と、先端部本体の合成樹脂部1a
と、カバーレンズ７とで囲まれる部分に環状の空間８が
形成されている。この空間８に面するカバーレンズ７の
壁部は斜面に形成されており、したがって空間８の断面
形状は台形に近似した形状になっている。そして、その
空間８内にシール用のＯリング９が圧縮して装着されて
おり、対物鏡枠５の先端面と外面との間が、Ｏリング９
によって水密にシールされている。このＯリング９の材
質は、その内視鏡の使用環境に応じて選択することがで
きるが、例えば非導電材であるポリウレタンゴム、シリ
コンゴムなどを用いいることができる。
表面とほぼ同一面になるように配置されている。そし
て、対物鏡枠５の先端面と、先端部本体の合成樹脂部1a
と、カバーレンズ７とで囲まれる部分に環状の空間８が
形成されている。この空間８に面するカバーレンズ７の
壁部は斜面に形成されており、したがって空間８の断面
形状は台形に近似した形状になっている。そして、その
空間８内にシール用のＯリング９が圧縮して装着されて
おり、対物鏡枠５の先端面と外面との間が、Ｏリング９
によって水密にシールされている。このＯリング９の材
質は、その内視鏡の使用環境に応じて選択することがで
きるが、例えば非導電材であるポリウレタンゴム、シリ
コンゴムなどを用いいることができる。
筒体３の後半部にはイメージガイドファイバ10の入射端
部が嵌挿されており、その入射端面10aを対物レンズ４
の結像位置に合致させて、固定ねじ11によって固定され
ている。この固定ねじ11は、先端部本体１に螺合して、
筒体３を外側から押圧し、筒体３を先端部本体１に固定
すると同時に、イメージガイドフャイバ10の入射端部を
筒体３に固定している。
部が嵌挿されており、その入射端面10aを対物レンズ４
の結像位置に合致させて、固定ねじ11によって固定され
ている。この固定ねじ11は、先端部本体１に螺合して、
筒体３を外側から押圧し、筒体３を先端部本体１に固定
すると同時に、イメージガイドフャイバ10の入射端部を
筒体３に固定している。
第２図は、本考案の第２の実施例であり、カバーレンズ
27を対物鏡枠25の前端部分に接着固定し、環状の空間28
の断面形状を略長方形になるように形成したものであ
る。このように、カバーレンズ27及び空間28は、種々の
形状をとることができる。
27を対物鏡枠25の前端部分に接着固定し、環状の空間28
の断面形状を略長方形になるように形成したものであ
る。このように、カバーレンズ27及び空間28は、種々の
形状をとることができる。
［考案の効果］ 本考案の内視鏡の先端部によれば、対物鏡枠と外面との
間がＯリングによって水密にシールされるので、体腔内
壁や消毒薬などに侵されずにシール性を持続して、対物
鏡枠と外面との間の電気絶縁性を保つことができ、長期
にわたって電気安全性を確保することができる。
間がＯリングによって水密にシールされるので、体腔内
壁や消毒薬などに侵されずにシール性を持続して、対物
鏡枠と外面との間の電気絶縁性を保つことができ、長期
にわたって電気安全性を確保することができる。
第１図は第１の実施例の側面断面図、 第２図は第２の実施例の側面断面図、 第３図は従来の内視鏡の先端部の側面断面図である。 １……先端部本体、1a……合成樹脂部、5,25……対物鏡
枠、7,27……カバーレンズ、8,28……空間、９……Ｏリ
ング。
枠、7,27……カバーレンズ、8,28……空間、９……Ｏリ
ング。
Claims (1)
- 【請求項１】先端部本体を電気絶縁性の合成樹脂で外装
し、対物レンズを収容する金属製の対物鏡枠の先端面を
上記先端部本体の表面より凹んだ位置に配置すると共
に、上記対物鏡枠の先端部に取着したカバーレンズの表
面を上記先端部本体の表面と略同一面に配置した内視鏡
の先端部において、 上記対物鏡枠の先端面と上記先端部本体の合成樹脂部と
上記カバーレンズとで囲まれた環状の空間を形成し、そ
の中に非導電材からなるシール用のＯリングを装填した
ことを特徴とする内視鏡の先端部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988133310U JPH0641526Y2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | 内視鏡の先端部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988133310U JPH0641526Y2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | 内視鏡の先端部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0253704U JPH0253704U (ja) | 1990-04-18 |
| JPH0641526Y2 true JPH0641526Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31391055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988133310U Expired - Lifetime JPH0641526Y2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | 内視鏡の先端部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641526Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002085327A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-26 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡 |
| JP2006276561A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Hamamatsu Univ School Of Medicine | ファイバ共焦点顕微鏡における生体用対物レンズ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5772623A (en) * | 1980-10-24 | 1982-05-07 | Olympus Optical Co | Endoscope |
| JPS60172110U (ja) * | 1984-04-24 | 1985-11-14 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡 |
| JPS6392326A (ja) * | 1986-10-06 | 1988-04-22 | 旭光学工業株式会社 | 内視鏡 |
| JPH0345682Y2 (ja) * | 1986-12-25 | 1991-09-26 |
-
1988
- 1988-10-11 JP JP1988133310U patent/JPH0641526Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0253704U (ja) | 1990-04-18 |
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