JPH0635210Y2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JPH0635210Y2
JPH0635210Y2 JP1986143624U JP14362486U JPH0635210Y2 JP H0635210 Y2 JPH0635210 Y2 JP H0635210Y2 JP 1986143624 U JP1986143624 U JP 1986143624U JP 14362486 U JP14362486 U JP 14362486U JP H0635210 Y2 JPH0635210 Y2 JP H0635210Y2
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JP
Japan
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tip
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solid
insulating
insulating cover
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JP1986143624U
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JPS6349512U (ja
Inventor
弘之 桂田
洋志 岩田
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えばCCD(電荷結合素子)などの固体撮
像素子を内装した内視鏡の先端部の改良に関する。
[従来の技術] 固体撮像素子を内装した内視鏡の先端部は、ノイズの侵
入防止のために、固体撮像素子を金属性の枠体内に収容
するのが望ましい。また、高周波処置具等を使用する際
の安全性を考慮して、内視鏡の先端部の外面には金属部
が露出しないようにする必要がある。
そこで従来、ノイズの侵入防止をはかったものは、例え
ば特開昭60−80427号公報に示されるように、固体撮像
素子を金属製の枠体内に装着し、その枠体を、合成樹脂
により形成された先端部本体内に収容していた。
[考案が解決しようとする問題点] 内視鏡の先端部は、挿入性を考慮してできる限り細く小
さくしなければならないが、一般に、先端部には湾曲部
の節輪がビス止めによって連結される。このような限ら
れたスペースに節輪をビス止めするための強度上の要
請、及びX線爆射に対する保護等の面から、先端部の本
体は金属によって形成することが望ましい。
したがって、上述の従来の内視鏡の先端部のごとく、先
端部本体を合成樹脂によって形成すると、強度不足及び
X線爆射により各種構成部材の劣化等が生ずる欠点があ
った。しかし、先端部本体を金属で構成すると、内視鏡
の先端部は極めて限られたスペースしかないので、先端
部本体と固体撮像素子の電気系統等との間の絶縁を完全
に行うのが容易でなく、何らかの故障によって固体撮像
素子駆動系の電流ががリークした場合などに、感電事故
が起こる危険性があった。
この考案はそのような事情に注目してなされたもので、
充分な強度とX線耐性などを有し、かつ先端部本体と固
体撮像素子の電気系統との間の電気絶縁性に優れた、安
全性の高い内視鏡の先端部を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するための、本考案による内視鏡の
先端部は、 金属製の先端部本体の周囲を電気絶縁性の絶縁カバーで
被覆すると共に、固体撮像素子を装着した金属製の枠体
の外周を全長にわたって電気絶縁体で被覆して、上記枠
体を上記先端部本体を貫通するように配置して上記先端
部本体に絶縁的に固定し、上記枠体の先端部分が上記先
端部本体から突出して上記絶縁カバー内に達するように
配置すると共に、上記固体撮像素子の受光部に観察像を
結像させるための対物レンズを取り付けたレンズ枠を上
記枠体の先端側内側から上記絶縁カバー内にかけて配置
したことを特徴とする。
[作用] 先端部本体が金属製なので、強度及びX線耐性に優れ、
また、固体撮像素子を装着した枠体と先端部本体との間
は電気絶縁体で絶縁されている。そして、枠体は、先端
部本体を貫通するように配置されて先端部に安定して固
定されている。しかもその枠体の先端部は先端部本体か
ら突出して絶縁カバー内に達しているので、枠体と先端
部本体とが電気的に導通する可能性が極めて低く、枠体
の先端側内側から絶縁カバー内にかけて配置されたレン
ズ枠も金属製の先端部本体には触れないものになってい
る。
[実施例] 本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
図面は本実施例の内視鏡の先端部1の、対物光学系を含
む平面における断面図であり、2は例えばステンレス鋼
などよりなる金属製の先端部本体であり、その周囲には
電気絶縁性を有する合成樹脂製の絶縁カバー3が被覆さ
れて、接着固定されている。したがって先端部1の外面
には金属部の露出がなく、高周波処置具使用時の安全性
が確保されている。
4は、先端部1に連続してその後方に設けられ、遠隔操
作によって屈曲する湾曲部であり、その最先端の節輪5
が上記先端部本体2の後端部外周に嵌着され、ビス6に
よって連結固定されている。本実施例の先端部本体2は
金属製なので、節輪のビス止めに対して充分な強度を有
している。また、湾曲部4の外周は柔軟で電気絶縁性を
有するゴム製の絶縁カバー7によって被覆されており、
その絶縁カバー7は先端部本体2の後半部外周に接着に
よって固着されている。8は節輪、9は節輪どうしを回
動自在に連結する連結軸である。
10は例えばCCDよりなる固体撮像素子であり、10aは受光
部、10bは受光部へのゴミ等の付着を防止するためにそ
の表面に形成された、例えば透明のエポキシ樹脂などよ
りなる透明層である。そして、その固体撮像素子10から
の出力信号は、基板11に形成された増幅回路によって増
幅され、シールドケーブル12内を通るコード13によっ
て、後方の信号処理回路をへてモニタ装置に接続されて
いる(図示せず)。固体撮像素子10と基板11の外周に
は、電気絶縁性を有する例えば合成樹脂製のテープ14が
巻かれて金属製の枠体15内に接着固定されており、その
枠体15の外周にも電気絶縁性を有する例えば合成樹脂製
のテープ16が巻かれている。そして枠体15は先端部本体
2に穿設された貫通孔17内に嵌入され、ビス18によって
先端部本体2内で押圧固定されている。
このように絶縁性のテープ14,16によって固体撮像素子1
0、枠体15及び先端部本体2の各々の間に電気的導通又
は漏洩が生じないように絶縁性が確保されており、テー
プを巻きつけるだけの作業で製作できるので、その組立
は極めて容易である。また枠体15は貫通孔17を貫通して
その前方に突出し、枠体15の先端部分15aは絶縁カバー
3の裏面に形成された孔部3a内に達して、その外周の絶
縁性のテープ16が絶縁カバー3に接しており、枠体15と
先端部本体2とが電気的に導通しないようになってい
る。
また、シールドケーブル12の端部付近にはエポキシ樹脂
系またはシリコン樹脂系などの充填剤19が充填され、そ
の付近の各部材の固着と絶縁を完全なものにしている。
上記枠体15はシールドケーブル12のアース線20を介して
接地され、固体撮像素子10にノイズが侵入するのを防止
している。一方、先端部本体2は接地されておらず、高
周波処置具使用時には高周波発生装置の負側に電気的に
接続され得るようになっている。
21は、上記固体撮像素子10の受光部10aに観察像を結像
させる対物レンズ群であり、これら対物レンズ群21は金
属製のレンズ枠22内に接着固定され、そのレンズ枠22の
後端部22aが上記枠体15に電気的に導通して嵌着固定さ
れている。また、24は対物レンズ群の絞りであり、この
絞り24は金属製であり、上記レンズ枠22と電気的に導通
して固定され、上記枠体15を介して電気的に接地されて
いる。したがって上記絞り24及びレンズ枠22は固体撮像
素子10へ前方からノイズが侵入するのを防止する役割を
果している。
また、レンズ枠22の前端部22bは絶縁カバー3に穿設さ
れた孔内に嵌入されて、最先端の対物レンズ21aが絶縁
カバー3表面に露出するように構成されている。そして
レンズ枠22の前端面は絶縁カバー3表面より少し(例え
ば1mm)凹んだ位置に配置され、その凹部に例えばエポ
キシ樹脂系の接着剤23が充填され、レンズ枠22と外部と
の間の絶縁が確保されている。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の先端部は、充分な強度とX線耐性を有
すると共に、固体撮像素子を装着した枠体の外周に全長
をわたって電気絶縁体で被覆して、その枠体を先端部本
体を貫通するように配置したので、枠体を金属製の先端
部本体に対して確実に電気絶縁をして容易かつ安定して
固定することができ、さらに、枠体の先端部が先端部本
体から突出して絶縁カバー内に達するようにして、レン
ズ枠を枠体の先端側内側から先端部本体の周囲を被覆す
る絶縁カバー内にかけて配置したことにより、レンズ枠
部分は絶縁材で被覆する必要がなく、したがって外部か
らの水漏れを簡単に防ぎ且つ必要にして充分な径の対物
レンズを取り付けることができ、全体として先端部本体
と固体撮像素子の電気系統との間に電気絶縁性に優れ、
安全性の高い内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例の内視鏡の先端部の側面断面図で
ある。 1…先端部、2…先端部本体、3…絶縁カバー、7…絶
縁カバー、10…固体撮像素子、14…テープ、15…枠体、
16…テープ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の先端部本体の周囲を電気絶縁性の
    絶縁カバーで被覆すると共に、固体撮像素子を装着した
    金属製の枠体の外周を全長にわたって電気絶縁体で被覆
    して、上記枠体を上記先端部本体を貫通するように配置
    して上記先端部本体に絶縁的に固定し、上記枠体の先端
    部分が上記先端部本体から突出して上記絶縁カバー内に
    達するように配置すると共に、上記固体撮像素子の受光
    部に観察像を結像させるための対物レンズを取り付けた
    レンズ枠を上記枠体の先端側内側から上記絶縁カバー内
    にかけて配置したことを特徴とする内視鏡の先端部。
  2. 【請求項2】上記電気絶縁体が、上記枠体の外周に巻か
    れた電気絶縁材よりなるテープである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の内視鏡の先端部。
JP1986143624U 1986-09-18 1986-09-18 内視鏡の先端部 Expired - Lifetime JPH0635210Y2 (ja)

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