JPH0610334Y2 - 固体撮像素子を用いた内視鏡 - Google Patents

固体撮像素子を用いた内視鏡

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JPH0610334Y2
JPH0610334Y2 JP13649888U JP13649888U JPH0610334Y2 JP H0610334 Y2 JPH0610334 Y2 JP H0610334Y2 JP 13649888 U JP13649888 U JP 13649888U JP 13649888 U JP13649888 U JP 13649888U JP H0610334 Y2 JPH0610334 Y2 JP H0610334Y2
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solid
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JP13649888U
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静春 三浦
弘之 桂田
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旭光学工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は固体撮像素子を用いた内視鏡に関するもの
で、特に、先端部本体内において、対物光学系の光軸と
固体撮像素子の受光部との間の偏芯を調整することがで
きるようにした内視鏡に関する。
[従来の技術] 固体撮像素子を用いた内視鏡は、以前は、先端部本体内
において、対物光学系の光軸と固体撮像素子の受光部と
の間の偏芯を調整することができなかった。そのため、
固体撮像素子の受光部のわずかな位置ずれなどによっ
て、視野のけられ等が発生してしまう不具合があった。
そこで従来は、例えば特開昭61−163316号公報
の第3図に示されるように、3本の芯出し調整ビスを先
端部本体内に設けて、それら各ビスの締め込み量を調整
することにより、対物光学系の光軸と固体撮像素子の受
光部との間の偏芯を調整していた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、各種内蔵物が集約的に接続される先端部本体
に、上述のような芯出し調整機構を設けることは、構造
が極めて複雑化してコストアップの原因となるだけでな
く、調整機構が先端部本体内の貴重なスペースをとって
しまうため、他の内蔵物のしめるべきスペースが犠牲に
なって、内視鏡としての性能の低下に直結してしまう欠
点があった。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、先端部本
体内において、対物光学系の光軸と固体撮像素子の受光
部との間の偏芯を簡単な構造で簡単に調整することがで
きる、固体撮像素子を用いた内視鏡を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の固体撮像素子を
用いた内視鏡は、固体撮像素子の受光部を対物光学系の
結像位置に配置し、その固体撮像素子の外周全面に電気
絶縁性の可撓性の薄膜体を巻き付けて内視鏡の先端部本
体内に嵌着した内視鏡において、上記薄膜体を、上記固
体撮像素子の外周面の一部分に他の部分より一重以上厚
く巻き付けて、上記対物光学系の光軸と固体撮像素子の
受光部との間の偏芯を調整したことを特徴とする。
[作用] 固体撮像素子の外周面の一部分に、薄膜体が他の部分よ
り一重以上厚く巻き付けられ、その状態で先端部本体内
に嵌着される。したがって、固体撮像素子の受光部の位
置が、薄膜体の偏肉方向に応じて偏位し、対物光学系と
の間の偏芯が調整される。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第3図は内視鏡の挿入部先端を示しており、1は先端部
本体であり、外面に露出する前半部分1aは電気絶縁性
の合成樹脂によって形成され、外面に露出しない後半部
分1bは例えばステンレス鋼などの金属によって形成さ
れている。2は、合成樹脂部1aに螺着された先端フー
ド。3は送気送水ノズル。4は送気送水チューブであ
る。
5は、先端部本体1の後側に連結され、遠隔操作によっ
て屈曲する湾曲部であり、その最先端の節輪6が上記先
端部本体の金属部1b外周に嵌着され、図示されていな
いビスによって連結固定されている。また、湾曲部5の
外面は柔軟で電気絶縁性を有するゴム製の絶縁カバー7
によって被覆されており、節輪6と絶縁カバー7との間
には金属細線製の網状管8が設けられている。
10は例えばCCDよりなる固体撮像素子であり、10
aは第2図に示されるように略正方形状の受光部、10
bは受光部へのゴミ等の付着を防止するためにその表面
に形成された、例えば透明のエポキシ樹脂などよりなる
透明層である。そして、その固体撮像素子10からの出
力信号は、基板11に形成された増幅回路によって増幅
され、シールドケーブル12内を通るコード13によっ
て、後方の信号処理回路をへてモニタ装置に接続されて
いる(図示せず)。固体撮像素子10は、円形形状の上
下両部を平面にカットした形状に形成されている。第1
図及び第2図に示される10cは、受光部10a側部の
配線等を密封した絶縁部である。
固体撮像素子10と基板11の外周全面には、電気絶縁
性を有する可撓性薄膜体である例えば合成樹脂製のテー
プ14が巻かれて被覆されている。このテープ14の肉
厚は例えば0.05ないし0.1mmである。15は、固
体撮像素子10の外形形状と同じ形状に形成された金属
製の筒体であり、テープ14が巻き付けられた固体撮像
素子10がその筒体15内に嵌着されて接着固定されて
いる。そして、その筒体15の外周にも電気絶縁性を有
する例えば合成樹脂製のテープ16が巻かれている。そ
して筒体15は先端部本体の金属部1bに穿設された貫
通孔内に嵌入され、図示されていないビスによって先端
部本体1内で押圧固定されている。
このように絶縁性のテープ14,16によって固体撮像
素子10、筒体15及び先端部本体の金属部1bの各々
の間に電気的導通又は漏洩が生じないように絶縁性が確
保されている。また筒体15は先端部本体の金属部1b
を貫通してその前方に突出し、筒体15の先端部分15
aは先端部本体の合成樹脂部1aの裏面に形成された孔
部内に達している。そして、外周の絶縁性のテープ16
が合成樹脂部1aに接しており、筒体15と金属部1b
とが電気的に導通しないようになっている。
上記筒体15はシールドケーブル12のアース線20を
介して接地され、固体撮像素子10にノイズが侵入する
のを防止している。一方、先端部本体の金属部1bは接
地されておらず、高周波処置具使用時には高周波発生装
置の負側に電気的に接続され得るようになっている。
21は、上記固体撮像素子10の受光部10aに観察像
を結像させる対物レンズである。対物レンズ21は金属
製のレンズ枠22内に接着固定され、そのレンズ枠22
の後側部分が上記筒体15に電気的に導通して嵌着接合
されている。また、31は金属製の絞りであり、上記レ
ンズ枠22と電気的に導通して固定され、上記筒体15
を介して電気的に接地されている。したがって、上記絞
り31及びレンズ枠22は、固体撮像素子10へ前方か
らノイズが侵入するのを防止する役割を果している。3
2はシール用のOリングである。また、レンズ枠22の
先端面と対物レンズ21とで形成される凹部33には接
着剤が充填されて、外部との電気絶縁が行われている。
固体撮像素子10の受光部10aは、その中心が対物レ
ンズ21の光軸と一致するように、固体撮像素子10の
中心に対して偏りのないように形成されている。しか
し、製造上の僅かな誤差の発生等は避けられない。そこ
で、本考案では、テープ14を固体撮像素子10の外周
面の一部分に他の部分より一重厚く巻き付けて、対物レ
ンズ21の光軸と固体撮像素子の受光部10aとの間の
偏芯を調整するようにしている。
即ち、第1図は、テープ14を固体撮像素子10の外周
面に巻き付ける状態を示しており、この例では、テープ
14は固体撮像素子10の外周面に1周と4分の1周巻
き付けられていて、固体撮像素子10の上面にテープ1
4が2重に巻き付けられている。第2図はその固体撮像
素子10を筒体15に嵌着した状態を示している。
このように、上面にだけテープ14が2重に巻き付けら
れると、筒体15内における固体撮像素子の受光部10
aの位置が、それに応じて下がる。したがって、テープ
14を2重に巻く位置を変えることによって、任意の方
向に偏芯調整をすることができるのである。
このように、本考案では、テープ14の肉厚寸法を単位
とする精度で手軽に偏芯調整を行うことができる。より
精密に調整を行う必要があるときには、肉厚の異なる複
数種類のテープを準備しておけばよい。
なお、テープ14は、部分的に厚くなればよいから、固
体撮像素子10の外周面にテープ14を全体的に複数回
巻き付けて、一部分にそれよりさらに一重以上厚く巻き
付けるようにしてもよい。また、例えば第4図、第5図
に示されるように、固体撮像素子10の周囲にテープを
不連続に巻き付けてもよい。第4図の場合には、2カ所
でテープ14が一重厚くなっており、第5図の場合に
は、テープ14が部分的に2重厚く巻かれている。
[考案の効果] 本考案の固体撮像素子を用いた内視鏡によれば、薄膜体
の巻き方だけで、先端部本体内において、対物光学系の
光軸と固体撮像素子の受光部との間の偏芯を簡単に調整
することができる優れた効果を有しており、構造が簡単
でコストがかからず、しかも、他の内蔵物のしめるスペ
ースが全く犠牲にならない。
また、固体撮像素子の外周面に薄膜体を多重に巻き付け
て先端部本体内に嵌着すると、固体撮像素子が圧入状態
となって取り付けられるので、ガタや傾きが無くなり、
鮮明な観察像を得るのに役立つ効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の固体撮像素子付近の組立中
の状態を示す斜視図、 第2図はその組立られた状態を示す正面図、 第3図はその実施例の内視鏡の先端部の側面断面図、 第4図及び第5図は、薄膜体を異なる態様で巻いた固体
撮像素子の正面図である。 1……先端部本体、10……固体撮像素子、10a……
受光部、14……テープ(可撓性薄膜体)、15……筒
体、21……対物レンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体撮像素子の受光部を対物光学系の結像
    位置に配置し、その固体撮像素子の外周全面に電気絶縁
    性の可撓性の薄膜体を巻き付けて内視鏡の先端部本体内
    に嵌着した内視鏡において、 上記薄膜体を、上記固体撮像素子の外周面の一部分に他
    の部分より一重以上厚く巻き付けて、上記対物光学系の
    光軸と固体撮像素子の受光部との間の偏芯を調整したこ
    とを特徴とする固体撮像素子を用いた内視鏡。
JP13649888U 1988-10-19 1988-10-19 固体撮像素子を用いた内視鏡 Expired - Lifetime JPH0610334Y2 (ja)

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