JP2521472Y2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JP2521472Y2
JP2521472Y2 JP1989083356U JP8335689U JP2521472Y2 JP 2521472 Y2 JP2521472 Y2 JP 2521472Y2 JP 1989083356 U JP1989083356 U JP 1989083356U JP 8335689 U JP8335689 U JP 8335689U JP 2521472 Y2 JP2521472 Y2 JP 2521472Y2
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慶時 伊藤
真一 松野
静春 三浦
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内視鏡の先端部に関し、特に、照明窓に照
明窓カバーレンズを嵌め込んで、その内側に照明用光学
繊維束の出射端面を配置した内視鏡の先端部の構造の改
良に関する。
[従来の技術] 従来の内視鏡の先端部においては、一般に、エポキシ
系の接着剤によって照明窓に照明窓カバーレンズを単に
接着固定していた。
[考案が解決しようとする課題] 照明用光学繊維束は、先端部本体に穿設された孔に後
側から差し込まれて、その出射端面が照明窓カバーレン
ズの裏側(即ち、内側)に位置するように固定される。
この場合、照明用光学繊維束の出射端面は、照明窓カバ
ーレンズに当接する程度まで接近している方がよい。照
明用光学繊維束の出射端面と照明窓カバーレンズとの間
に隙間があけばあくほど、照明窓カバーレンズを通る照
明光が減少して、照明光量がダウンする。
ところが従来のように、照明窓に照明窓カバーレンズ
を単に接着固定する場合には、接着剤が奥まで流れ出し
てそのまま固まってしまう場合が少なくない。すると、
その奥へ流れ出した接着剤が妨げとなって、照明用光学
繊維束を照明窓カバーレンズに当接する程度まで差し込
むことができず、照明光量がダウンしてしまう欠点があ
った。
また、接着剤が奥まで流れ出してしまうので、照明窓
に照明窓カバーレンズを接着する前に、照明用光学繊維
束を先端部本体に固定しておくわけにいかない。そのた
め先端部本体の孔に照明用光学繊維束を差し込む際に出
射端面に付着するゴミを拭き取ることができず、これが
原因となって、さらに照明光量をダウンさせてしまう欠
点があった。
本考案は、そのような従来の欠点を解消し、照明用光
学繊維束から出射される照明光を照明窓カバーレンズに
最大限通すことができて、明るい照明光を得ることがで
きる内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案の内視鏡の先端部
は、先端部本体に穿設された照明窓に、透明な照明窓カ
バーレンズを嵌め込んで水密に接着固定し、その内側に
照明用光学繊維束の出射端面を配置した内視鏡の先端部
において、上記照明窓カバーレンズの外周部と上記照明
窓の窓枠との間に、弾力性のあるシール用リングを設
け、そのシール用リングより表面側の部分において、上
記照明窓カバーレンズを弾力性のある接着剤によって上
記照明窓に接着したことを特徴とする。
[作用] 照明窓カバーレンズは接着剤によって照明窓に接着固
定されているが、その接着はシール用リングより外面側
の部分において行われているので、接着剤はそのシール
用リングより奥側には流れ出さず、照明用光学繊維束部
には達しない。
また、照明窓カバーレンズと照明窓との間に介在する
リングと接着剤とは、共に弾力性を有しているので、先
端部本体に衝撃等が加わっても、弾性部材で衝撃が吸収
されて、照明窓カバーレンズに加わる衝撃は弱いものと
なる。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
先端部本体1は、例えばステンレス鋼よりなる金属部
1aと、電気絶縁性の合成樹脂よりなる絶縁部1bとにより
形成されている。この絶縁部1bは、金属部1aの周囲を被
覆するように金属部1aに接着固定されており、先端部本
体1の外面には金属部1aは全く露出していない。
2は、先端部本体1に連続してその後方に設けられ、
遠隔操作によって屈曲する湾曲部であり、その最先端の
節輪3が先端部本体1の後端部外周に嵌着され、図示さ
れていない皿ねじ等によって連結固定されている。ま
た、湾曲部2の外面は柔軟で電気絶縁性を有するゴム製
の絶縁カバー5によって被覆されており、その絶縁カバ
ー5は先端部本体1の後半部外周に接着によって固定さ
れている。6は節輪、7は節輪どうしを回動自在に連結
する連結軸である。
10は例えば電荷結合素子(CCD)よりなる固定撮像素
子であり、10aは受光部である。10bは受光部へのゴミ等
の付着を防止するためにその表面に形成された、例えば
透明のエポキシ樹脂などよりなる透明層、10cはYAGレー
ザをカットするフィルターである。そして、固体撮像素
子10からの出力信号は、基板11に形成された電子回路に
よって増幅され、シールドケーブル12内を通るコード13
によって、後方の信号処理回路をへてモニタ装置に接続
されている(図示せず)。
固体撮像素子10と基板11の外周には、電気絶縁性を有
する例えば合成樹脂製のテープ14が巻かれて金属製の枠
体15内に接着固定されており、その枠体15の外周にも、
電気絶縁性を有する例えば合成樹脂製のテープ16が巻か
れている。そして枠体15は先端部本体の金属部1aに穿設
された貫通孔17内に嵌入され、図示されていない固定ね
じによって、先端部本体1に押圧固定されている。
また枠体15は貫通孔17を貫通してその前方に突出し、
枠体15の先端部分は先端部本体の絶縁部1bの裏面に形成
された孔部8内に達して、その外周の絶縁性のテープ16
が絶縁部1bに接しており、枠体15と先端部本体の金属部
1aとが電気的に導通しないようになっている。
また、シールドケーブル12の端部付近にはシリコン樹
脂系の充填剤19が充填され、その付近の各部材の固着と
絶縁を完全なものにしている。
枠体15はシールドケーブル12のアース線を介して接地
され、固体撮像素子10にノイズが侵入するのを防止して
いる。一方、先端部本体の金属部1aは接地されておら
ず、高周波処置具使用時には高周波発生装置の負側に電
気的に接続され得るようになっている。
21は、固体撮像素子10の受光部10aに観察像を結像さ
せる対物光学系であり、これら対物光学系21は金属製の
レンズ枠22内に接着固定され、そのレンズ枠22の後端部
が枠体15に電気的に導通して嵌着固定されている。23は
スペーサ、24は対物光学系の絞りである。この絞り24は
金属製であり、レンズ枠22と電気的に導通して固定さ
れ、枠体15を介して電気的に接地されている。したがっ
て絞り24、スペーサ23及びレンズ枠22は、固体撮像素子
10へ前方からノイズが侵入するのを防止する役割を果し
ている。
レンズ枠22の前端部分には、絞り24を挟んで観察窓カ
バーレンズ21aが突出して接合されている。本実施例に
おいては、観察窓カバーレンズ21aは凹レンズであり、
対物光学系の一部を構成している。また、レンズ枠22を
囲むように電気絶縁性の合成樹脂で段付きの筒状に形成
された電気絶縁手段25が、レンズ枠22の先側の周囲に嵌
着のうえ、接着固定されている。そして、その電気絶縁
手段25の前端部はレンズ枠22より前方に突出し、観察窓
カバーレンズ21aの側壁部を囲むように配置されてい
る。厳密には、電気絶縁手段25の表面が観察窓カバーレ
ンズ21aの表面より僅か(例えば0.2mm)に低くなるよう
に配置され、観察窓カバーレンズ21aが電気絶縁手段25
に水密的に接着固定されている。
この接着には、完全に脱泡したエポキシ系の接着剤が
用いられる。これによって耐電圧性能をより高めること
ができる。そして、水漏れが生じないよう、第1図にA
で示される接合部表面側に充分に接着剤を盛る。する
と、接着剤が電気絶縁手段25の内方に流れ込むが、そこ
はレンズ枠22と電気絶縁手段25との隙間であり、もとも
と互いに接合されている部分なので、何ら不都合は生じ
ない。
電気絶縁手段25の外周は、先端部本体の絶縁部1bに穿
設された孔26内に嵌合している。そして、その間に介装
された電気絶縁性のOリング27によってその隙間が水密
的にシールされている。したがって、その隙間から先端
部本体1内には水は侵入しない。したがって、この部分
では、先端部本体1の外部と内部とが電気的にも良好に
絶縁されている。
この実施例においては、固体撮像素子10を固定する枠
体15と、対物光学系21,21aを固定するレンズ枠22と電気
絶縁手段25とが互いに接着により一体に固定されてお
り、これらによって対物光学系支持枠ユニットが構成さ
れている。そして、このユニット全体が、図示されてい
ない固定ねじによって先端部本体1に固定されており、
固定ねじを緩めれば、このユニットを先端部本体1から
後方に引き出して容易に分解することができる。
31は照明用光学繊維束であり、その出射端側は金属パ
イプ製の口金31a内に挿通固着されている。そして、先
端部本体1を貫通して穿設された照明用光学繊維束挿通
孔1s内に照明用光学繊維束の口金31aが挿通され、固定
ねじ32によって先端部本体1に押圧固定されている。
照明用光学繊維束挿通孔1sの外表面側端部(第1図で
左側)は太く座ぐられていて、照明窓33を形成してい
る。そして、平凹レンズからなる照明窓カバーレンズ34
が、その照明窓33内に嵌め込まれている。照明用光学繊
維束31の出射端面31bから出射された照明光は、この照
明窓カバーレンズ34によって配光角が拡げられる。
照明窓カバーレンズ34の外周面には、環状に凹溝34a
が形成されている。そして、弾力性のある合成ゴム材な
どからなるシール用Oリング35が、その凹溝34a内に嵌
め込まれ、照明窓33の窓枠の内壁面との間でOリング35
が圧縮されて、その部分がシールされている。
そして、そのOリング35より外表面側において、照明
窓カバーレンズ34と照明窓33とが弾力性のある例えばシ
リコン系の接着剤36によって接着固定されている。
このような内視鏡の先端部の照明用光学繊維束31と照
明窓カバーレンズ34とは次のような手順で組立てること
ができる。
まず照明用光学繊維束31を、先端部本体1の挿通孔1s
に挿通して、固定ねじ32で先端部本体1に固定する。そ
して、照明用光学繊維束31の出射端面31bに付着したご
みを拭き取る。
次に、Oリング35を取り付けた照明窓カバーレンズ34
を照明窓33に嵌め込む。このとき、照明窓カバーレンズ
34の表面が先端部本体1の表面に対して出張らず、かつ
引っ込まないように、同一平面になるようにして照明窓
カバーレンズ34と照明窓33とを接着剤36によって接着す
る。このとき接着剤36は、Oリング35より外表面側に塗
布する。したがって接着剤36はOリング35より奥には流
れ出さない。
接着剤が硬化したら組立完了である。ただし、照明用
光学繊維束31の出射端面31bと照明窓カバーレンズ34の
裏面との間に隙間が生じている場合もあり得るので、固
定ねじ32を一度緩め、出射端面31bが照明窓カバーレン
ズ34の裏面にぶつかるまで照明用光学繊維束31bを押し
込み直した後、固定ねじ32を再び締め付けて固定する。
なお本考案は上記実施例の構造に限定されるものでは
なく、例えば第2図に示されるように、Oリングに代え
て断面形状が四角形のリング40などを用いてもよく、リ
ングは、照明窓カバーレンズ34の底面の縁部に配置して
もよい。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の先端部によれば、照明窓カバーレン
ズを固定する接着剤が奥へ流れ出さないので、照明用光
学繊維束の出射端面を、照明窓カバーレンズの裏面に確
実に当接する位置に固定することができ、また、照明窓
カバーレンズを取り付ける前に先端部本体に照明用光学
繊維束を取り付け、照明用光学繊維束の出射端面に付着
するゴミ等を拭き取ることができる。したがって、出射
端面から出射される照明光を無駄なく照明窓カバーレン
ズに通して、明るい照明光量を得ることができる。
また、弾力性のあるリングを照明窓カバーレンズと照
明窓との間に設けているので、照明窓カバーレンズを照
明窓に対して同一平面に容易にセット(仮固定)するこ
とができ、照明が暗くなる原因となる水滴等のたまりを
無くすことができる。
さらに、先端部本体に衝撃等が加わっても、弾力性の
あるリングと接着剤とによって衝撃が吸収されるので、
照明窓カバーレンズは破損し難く、耐久性が大幅に向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の側面断面図、 第2図は他の実施例の側面部分断面図である。 1……先端部本体、1s……挿通孔、31……照明用光学繊
維束、31b……出射端面、31……固定ねじ、33……照明
窓、34……照明窓カバーレンズ、35……Oリング、36…
…接着剤、40……断面形状が四角形のリング。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部本体に穿設された照明窓に、透明な
    照明窓カバーレンズを嵌め込んで水密に接着固定し、そ
    の内側に照明用光学繊維束の出射端面を配置した内視鏡
    の先端部において、 上記照明窓カバーレンズの外周部と上記照明窓の窓枠と
    の間に弾力性のあるシール用リングを設けて、上記照明
    窓カバーレンズを、上記シール用リングより表面側の部
    分においてのみ弾力性のある接着剤で上記照明窓に接着
    したことを特徴とする内視鏡の先端部。
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JPS60186404U (ja) * 1984-05-21 1985-12-10 富士写真光機株式会社 内視鏡用ライトガイド

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