JP2005192642A - 電子内視鏡 - Google Patents

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Shigeki Matsuo
茂樹 松尾
Yoshiyuki Tanii
好幸 谷井
Tatsuya Furukawa
達也 古川
Masanori Hamazaki
昌典 濱▲崎▼
Kazuyoshi Akiba
一芳 秋葉
Kan Naito
観 内藤
Hidehiro Joko
英洋 上甲
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Abstract

【課題】 小型化と短小化された撮像ユニットを先端カバーを外すことなく先端部本体から取り外し調整及び補修できる電子内視鏡を提供する。
【解決手段】 対物レンズユニット33と固体撮像素子ユニット32からなる撮像ユニット30と、撮像ユニットの取り付け孔22を有する先端部本体20の前面側を絶縁被覆する先端カバー21からなり、先端カバーが被覆してない先端部本体の外側から撮像ユニット取り付け孔に挿通された固定用ネジ78と、固定用ネジにより撮像ユニットを取り付け孔の先端側へと付勢されるスペーサリング63と、先端部本体の取り付け孔の内周にスペーサリングにより付勢された撮像ユニットを当接させて位置決めする段差部77を備えた電子内視鏡。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被検体内に挿入される挿入部の先端部本体に対物光レンズユニットと固体撮像素子からなる撮像ユニットを内蔵した電子内視鏡に関する。
近年、細長の挿入部を被検体内に挿入して、観察部位の観察、及び各種処置を施す内視鏡が広く用いられている。この内視鏡には、挿入部の先端構成部に設けられた対物レンズからなる対物レンズユニットと、その対物レンズユニットにより取り込んだ観察部位光を光電変換して撮像信号を生成する電荷結合素子等の固体撮像素子(以下、単にCCDと称する)を含むCCDユニットとからなる撮像ユニットを有する電子内視鏡がある(例えば、特許文献1参照)。
この電子内視鏡の挿入部の先端構成部は、一般に金属材料により形成される先端部本体と、この先端部本体の前面から周囲にかけて絶縁被覆する電気絶縁性樹脂材料により形成された先端カバーを有している。この先端部本体には、対物レンズユニットとCCDユニットが一体的に形成した撮像ユニット、照明レンズユニット、洗浄用ノズル、及び鉗子チャンネル等が組み込まれている。
この先端構成部において、先端部本体に組み込まれる撮像ユニットの抜け落ちを防止するために、対物レンズユニットを構成する複数のレンズを内蔵するレンズ枠の側部に対して、先端部本体の側部から固定ビス等の固定部材を突き当て固定している。また、この先端部本体に組み込まれる撮像ユニット、照明レンズユニット、洗浄用ノズル、鉗子チャンネル、及びそれらに関連する各種部品等の組み込み製造時の組み込み作業、調整作業、及び修理作業等の作業において、それぞれが組み込み、及び取り外し作業が容易となるような構造となっている。例えば、特許文献2に提案されているように、先端部本体のうち、先端カバーに被覆されない部位に固定ビスを設け、先端カバーを取り外すことなく撮像ユニットの取り外しを行えるようになっている。これは、先端カバーと先端部本体が接着剤により強固に接着固定されており、先端カバーの取り外しに多大な労力を要するためである。
特開平6−327626号公報。 特開平11−56756号公報。
電子内視鏡の挿入部の先端部は、小型で細径化されることが望ましく数々の工夫が図られている。この小型化と細径化の中において、近年は、CCDの高画素化と小型化が進められており撮像ユニットも小型化すると共に、対物光学レンズユニットの対物レンズ郡も小径化されて対物レンズ郡の全長が短くなる。そのために、それらレンズ群を内蔵させるレンズ枠の全長が短くなり、この短いレンズ枠を前述した特許文献2に提案されているように、固定ビスを先端カバーに覆われない部分に配置させることが困難になってくる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、小型化と短小化された撮像ユニットを先端カバーを取り外すことなく先端部本体に取り付け及び取り外しでき再調整や補修作業の効率が優れた電子内視鏡を提供することを目的としている。
本発明の電子内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部の先端に複数の対物レンズを有する対物レンズユニット33及び固体撮像素子31を有する固体撮像素子ユニット32からなる撮像ユニット30、この撮像ユニット30が挿入されて取り付けられる撮像ユニット取り付け孔22を有する先端部本体20、並びにこの先端部本体20の前面側を電気的に絶縁被覆する先端カバー21からなる先端構成部12を備えた電子内視鏡において、前記撮像ユニット取り付け孔に挿入された撮像ユニットを、前記先端構成部12の前記先端カバー21が被覆されていない前記先端部本体20の外側から固定する固定用ネジ76である固定部材と、前記撮像ユニット30の外周に配置され、前記固定部材により前記撮像ユニット30を前記撮像ユニット取り付け孔22の先端側へと付勢されるスペーサリング63からなる付勢部材と、前記先端部本体21の撮像ユニット取り付け孔22の内周に、前記付勢部材により付勢された前記撮像ユニット30を当接させて位置決めするために設けられた段差部77である位置決め部と、を具備していることを特徴とする。
本発明の電子内視鏡の前記付勢部材は、前記固定部材の挿通により付勢される円錐面、あるいは傾斜面を有していることを特徴とする。
本発明の電子内視鏡の前記位置決め部は、前記先端部本体21の撮像ユニット取り付け孔22の内周面に設けられた段差部77と、前記撮像ユニット30の外側に設けられたフランジ部69とからなることを特徴とする。
本発明の電子内視鏡により、高画素の小型固体撮像素子を用いた撮像ユニットを先端構成部に配置した際に、先端構成部の前面側を電気的に絶縁する先端カバーに覆われることなく撮像ユニットの取り付け固定部材を配置することができ、撮像ユニットの再調整や補修時の撮像ユニットの取り出しと再装着が容易となる。
本発明の電子内視鏡は、挿入部の先端に設けられた先端構成部に内蔵されている撮像ユニットの再調整時や補修時に、先端構成部の前面側を電気的に絶縁している先端カバーを破壊することなく、撮像ユニットの取り出しが可能となり、かつ、撮像ユニットの先端構成部への取り付けも容易となり、小型化された撮像ユニットの取り付け取り外し作業の効率が向上する効果を有している。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明に係る内視鏡の第1の実施形態について図1乃至図22を用いて説明する。
図1は本発明に係る電子内視鏡を用いた電子内視鏡装置の概略全体構成を説明するための説明図、図2は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部に設けられる撮像ユニットと鉗子チャンネルの構成を示す断面図、図3は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部に設けられる送気・送水ノズルの構成を示す断面図、図4は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部に設けられる照明レンズユニットの構成を示す断面図、図5は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部を図2に示す矢印A方向から見た前面図、図6は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部を図2に示す切断線B−Bから切断した断面図、図7は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部を分解説明するもので、図7(a)は撮像ユニットの断面図、図7(b)は先端部本体の断面図、図8は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態におけるレンズ枠と先端部本体との関係を説明する断面図、図9は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における対物レンズユニットと送気・送水ノズルとの関係を説明する断面図、図10は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における対物レンズユニットと先端カバーとの関係の第1の変形例を説明する断面図、図11は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における対物レンズユニットと先端カバーとの関係の第2の変形例を説明する断面図、図12は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における放熱用充填剤の充填透孔と先端部本体との関係の第1の変形例を説明する断面図、図13は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における放熱用充填剤の充填透孔と先端部本体との関係の第2の変形例を説明する断面図、図14は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と撮像ユニットの関係の第1の変形例を説明する断面図、図15は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と、撮像ユニットの関係の第1の変形例について、図14の矢印D方向から見た平面図、図16は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と、撮像ユニットの関係の第2の変形例を説明する断面図、図17は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と、撮像ユニットの関係の第2の変形例について、図16のE−E切断線から切断した断面図、図18は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と、撮像ユニットの関係の第1の変形例について、図16のF−F切断線から切断した断面図、図19は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の照明レンズユニットのライトガイドバンドルの取り付けに関し、図4のC−C切断線から切断した断面図、図20は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における電気コネクタの構成について説明する断面図、図21は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における電気コネクタのインシュレータの未使用孔について説明する断面図、図22は本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における電気コネクタの構成について説明する図20のG−G切断線から切断した断面図である。
最初に、図1を用いて本発明に係る電子内視鏡を用いた電子内視鏡装置の概略全体構成を説明する。電子内視鏡装置は、電子内視鏡1、この電子内視鏡1に照明光および空気を供給する光源装置2、電子内視鏡1に内蔵されたCCDからの撮像信号に所定の信号処理を施して内視鏡映像信号を生成するビデオプロセッサー3、電子内視鏡1とビデオプロセッサー3とを接続するスコープケーブル4、及びビデオプロセッサー3によって生成された映像信号を基に内視鏡画像を表示する観察モニター5からなっている。なお、図1には示していないが、ビデオプロセッサー3において生成された映像信号を記録再生するビデオカセットテープレコーダ、映像信号から内視鏡画像を印刷するプリンター装置、映像信号をフィルム画像として記録する写真撮影装置、映像信号をディジタルデータとして記録するファイリング装置、電子内視鏡1に水を供給する送水タンク、及び被検体内の汚物や流体を吸引する吸引ポンプ等も電子内視鏡装置に含まれる。
電子内視鏡1は、挿入部11、操作部15、ユニバーサルコード17、及びスコープコネクタ18からなっている。挿入部11は、被検体内に挿入され、先端から先端構成部12、湾曲部13、及び細長な可撓部14から構成される。先端構成部12は、後述する撮像ユニット30、照明レンズユニット41、送気・送水ノズル43、及び鉗子チャンネル23が設けられている。湾曲部13は、複数の湾曲駒からなり、後述する操作部15から湾曲ワイヤにより遠隔的に湾曲操作されて、先端構成部12を自在に向きを変えられるようになっている。可撓部14は、可撓性部材により形成され、撮像ユニット30の信号ケーブル、照明レンズユニット41のライトガイドバンドル、送気・送水ノズル43の送気・送水チューブ、鉗子チャンネル23の鉗子チャンネルチューブ、及び湾曲ワイヤ等が内装されている。この挿入部11の基端は、操作部15に連設されている。
操作部15は、術者が把持する把持部を有すると共に、湾曲操作ノブ16、鉗子孔37、吸引ボタン38、及び送気・送水ボタン49等が設けられている。湾曲操作ノブ16は、湾曲部13からの湾曲ワイヤが接続されており、この湾曲操作ノブ16を操作して湾曲部を自在に湾曲操作する。鉗子孔37は、挿入部11の鉗子チャンネルチューブに治療処置用の各種鉗子を挿入するための開口である。吸引ボタン38は、鉗子チャンネルチューブを用いて被検体内の汚物や流体を吸引操作する吸引ポンプのオン/オフ切り換えを行う。送気・送水ボタン49は、送気・送水ノズルに対して送気・送水するための送気・送水ポンプのオン/オフ切り換えを行う。
この操作部15にはユニバーサルコード17が接続されている。このユニバーサルコード17には、信号ケーブル、ライトガイドバンドル、鉗子チャンネルチューブに接続された吸引チューブ、及び送気・送水チューブ等が内装されており、操作部の逆側には、スコープコネクタ18が接続されている。
このスコープコネクタ18は、先端構成部12からの信号ケーブルをビデオプロセッサー3にスコープケーブル4を介して接続する電気コネクタ19、吸引チューブを吸引ポンプに接続する吸引口金39、ライトガイドバンドルを光源装置2に接続して照明光の供給を受ける受光ロッド42、送気チューブを光源装置2に内蔵されている送気ポンプに接続する送気口金50、及び送水チューブを送水ポンプに接続する送水口金51が設けられている。
光源装置2は、照明ランプ、その照明ランプを点灯制御する点灯回路、照明ランプからの照明光を集束してライトガイドバンドルに入射させる照明レンズ系、送気ポンプ、および送気ポンプを操作部15の送気・送水ボタン46により駆動オン/オフ制御させるポンプ駆動回路等からなる。
ビデオプロセッサー3は、先端構成部12に内蔵されているCCDを駆動させて撮像面に結像した観察部位像の撮像信号を生成させると共に、その撮像信号に所定の信号処理を施して、内視鏡映像信号を生成させ、その内視鏡映像信号により観察モニタ5に内視鏡画像を表示させる。
次に、挿入部11の先端構成部12ついて、図2乃至図7を用いて説明する。この先端構成部12は、先端部本体20と、この先端部本体20の前面から前面の外周にかけて配置され、被検体と先端部本体20との電気的絶縁を行う電気的絶縁部材により形成された先端カバー21とからなっている。
先端部本体20は、SUS等の耐食性の金属部材により形成されており、先端カバー21はPSU等の電気的絶縁樹脂部材により形成されている。この先端部本体20は略円柱状に形成されており、この円柱の軸方向には、撮像ユニット取り付け孔22、鉗子チャンネル取り付け孔23、照明光学系取り付け孔24、及び送気・送水孔25が設けられている。この先端部本体20の前面に配置された先端カバー21(図2の図中の矢印A方向から見た面)には、図5に示すように、撮像ユニット取り付け孔22に連通し撮像ユニット30が配置される観察開口26、照明光学系取り付け孔24に連通し照明レンズユニット41がそれぞれ配置される2つの照明開口28,28、送気・送水孔25に連通し観察窓26方向に送気・送水ノズル43を配置させる送気・送水ノズル開口29、及び鉗子チャンネル取り付け孔23に連通した鉗子チャンネル開口27が設けられている。
先端部本体20の撮像ユニット取り付け孔22には、図2に示すように、後述するCCDユニット32と対物レンズユニット33とが一体的に形成された撮像ユニット30が配置される。この撮像ユニット30のCCDユニット32の後端からは、ビデオプロセッサー3に接続される信号ケーブル34が延出されている。
鉗子チャンネル取り付け孔23には、図2に示すように、鉗子などが挿通可能な内径のチャンネルパイプ35が配置され、このチャンネルパイプ35の後端には、チャンネルチューブ36の端部が接続固定されている。このチャンネルチューブ36の他端は、操作部15の鉗子孔37へと延在すると共に、操作部15の吸引ボタン38を経てスコープコネクタ18の吸引口金39へと接続されている。
つまり、操作部15の鉗子孔37から挿入された鉗子は、チャンネルチューブ36内を挿通して、チャンネルパイプ35と鉗子チャンネル開口27から観察部位方向に導出されると共に、吸引ボタン38の操作により吸引ポンプを駆動させて被検体内の汚物や流体を吸引することができる。
照明光学系取り付け孔24には、図4に示すように、観察部位に対して、照明光を所定の範囲に投射させる複数のレンズがレンズ枠内に収納された照明レンズユニット41と、この照明レンズユニット41に光源装置2からの照明光を導光するライトガイドファイバーを複数束ねたライトガイドバンドル40が配置されている。
送気・送水孔25には、図3に示すように、観察窓26に配置された対物レンズユニット33の最先端の対物レンズ面に付着している汚物等を除去するために送気・送水ノズル開口29から観察窓26の対物レンズ面に向けて送気・送水ノズル43が配置されている。この送気・送水孔25の送気・送水ノズル43が配置された後端側には、分岐管46を介して、送気チューブ47と送水チューブ48が接続されている。この送気チューブ47と送水チューブ48は、操作部49の送気・送水ボタン49を介して、スコープコネクタ18の送気口金50と送水口金51にそれぞれ接続されている。送気・送水ボタン49により、送気と送水の切り換えと、送気・送水のオン/オフの切り換えが行われる。
次に、電子内視鏡1の先端構成部12に内蔵される撮像ユニット30について、図7(a)を併用して説明する。撮像ユニット30は、固体撮像素子であるCCD31を内蔵するCCDユニット32、このCCDユニット32のCCD31に観察部位像を結像させる複数のレンズからなる対物レンズユニット33からなっている。
CCDユニット32は、CCD31の撮像面にCCD31の撮像中心と中心軸を一致させたフィールドレンズ57が接着剤により接着され、このフィールドレンズ57を内周面に取り付け固定するCCDホルダー23と、このCCD31の背面側にCCD31を駆動させたり、光電変換された電荷を撮像信号に変換処理する集積回路素子やコンデンサ等の電子部品54と信号端子55を有する電装部56とからなっている。この電装部56の信号端子55には、信号ケーブル34が半田付け等により電気的に接続されている。
このCCD31と電装部56は、金属部材により形成されたシールド枠59により被われており、このシールド枠59の一端はCCDホルダー53に固定され、他端は信号ケーブル34が挿通されて固定されている。このシールド枠59の内側に生じるCCD31、CCDホルダー53、及び電装部56との間の空間60には、エポキシ系接着剤などが充填されて、CCDホルダー53から信号ケーブル34までが一体的に強固に固められている。このシールド枠59の外周には、電気的絶縁性樹脂により形成された熱収縮チューブ61により被覆されている。
CCD31が接着剤により固定されているフィールドレンズ57を取り付け固定しているCCDホルダー53の先端側(観察部位光が入射される側)は、CCD31の中心軸と同じ中心軸を有する円筒部62が形成されている。円筒部62の外側には、この円筒部62の外径よりも大きい内径を有するスペーサリング63が緩挿されている。このスペーサリング63の軸方向の長さは、円筒部62の軸方向の長さよりも短く形成され、かつ、外側面の両端には、傾斜部64が形成されている。
対物レンズユニット33は、円筒形状のレンズ枠66内に、同心軸上に適正な間隔に配置された複数の対物レンズ65…を有している。このレンズ枠66の外周面の軸方向の略中央部分にフランジ69が全周に亘り設けられている。このレンズ枠66のフランジ69から先端側を第1の円筒部67、フランジ69から後端側を第2の円筒部68と称する。第2の円筒部68の外径は、CCDユニット32の円筒部62の内径と略同じで、第2の円筒部68はCCDユニット32の円筒部62内に装着されるようになっている。第1の円筒部67の外径は、第2の円筒部68の外径よりも大きく、フランジ69の外径は、第1の円筒部67の外径よりも大きく形成されている。かつ、フランジ69の外径は、スペーサリング63の内径よりも大きく形成されている。この第1の円筒部67の外側全周に亘り、溝部84が形成され、その溝部84には、水密用のOリング85が嵌合されている。
つまり、スペーサリング63が緩挿されているCCDユニット32のCCDホルダ53の円筒部62の内周に、対物レンズユニット33の第2の円筒部68が装着させると、CCDユニット32のCCD31と、対物レンズユニット33の複数の対物レンズ65…は同心軸上に配置される。また、CCDユニット32の円筒部62と、対物レンズユニット33の第2の円筒部68との装着位置を軸方向にスライドさせて最適な撮像深度が得られる位置においてエポキシ系接着剤により固定する。なお、CCDユニット32と対物レンズユニット33が固定された状態においてスペーサリング63は、CCDユニット32の円筒部62の外周上に固定されることなく、軸方向に摺動可能に緩挿されている。
このような構成の撮像ユニット30が内蔵される先端部本体20について、図7(b)を併用して説明する。先端部本体20は、略円柱状に金属部材により形成されている。この先端部本体20の軸方向には、前述したように、撮像ユニット取り付け孔22、鉗子チャンネル取り付け孔23、照明光学系取り付け孔24、及び送気・送水孔25が設けられている。この先端部本体20の外側面は、先端側より順に先端カバー被覆部79、湾曲部被覆ゴム固定部80、湾曲駒固定部81の3つの部位に分類されている。
この先端部本体20の前面側から先端カバー被覆部79には、先端カバー21が被覆されている。この先端カバー21は、先端部本体22の前面を覆う円板部70と、先端カバー被覆部79を覆う円筒部71とが同心軸上に一体に形成されている。なお、円板部70から円筒部71にかけての表面は、滑らかな円弧状に形成されている。この先端カバー21の円筒部71の内径は、先端部本体20の外径と略同等である。先端カバー21の円板部70には、図5に示すように、先端部本体20に設けられた撮像ユニット取り付け孔22、鉗子チャンネル取り付け孔23、照明光学系取り付け孔24、及び送気・送水孔25に対応する位置に観察窓26、鉗子チャンネル開口27、照明窓28、及び送気・送水ノズル開口29が設けられている。先端部本体20の前面と先端カバー被覆部79に装着された先端カバー21は、エポキシ系接着剤などにより固定される。
この先端部本体20の撮像ユニット30が装着される撮像ユニット取り付け孔22は、前面から軸方向に連なる第1嵌合孔73、第2嵌合孔74、及び逃げ部孔75が形成されている。少なくとも第1嵌合孔73と第2嵌合孔74は、同心軸上に形成されている。第1嵌合孔73の内径は、撮像ユニット30の対物レンズユニット33に設けられたレンズ枠66の第1円筒部67の外径と略同等で、第2嵌合孔74の内径は、撮像ユニット30のCCDユニット32に設けられたスペーサリング63の外径に略同等に形成されている。つまり、第1嵌合孔73にレンズ枠66の第1の円筒部67が嵌合され、第2の嵌合孔74にCCD枠53の円筒部62に緩挿されているスペーサリング63が嵌合される。なお、第1嵌合孔73と第2嵌合孔74の内径の相違により、第1と第2嵌合孔73,74の境界部分に段差部77が形成されており、この段差部77に対物レンズユニット33のレンズ枠66に設けられているフランジ69の前面が当接される。また、逃げ部孔75の内径は、第1と第2嵌合孔73,74に撮像ユニット30が嵌合されて固定された状態において、撮像ユニット30に接触することの無い大きさと形状に形成されている。
先端部本体20の湾曲部被覆ゴム固定部80の外側から第2の嵌合孔74の中心軸に対して、ネジ孔76が形成されている。このネジ孔76には、先端に円錐面86が形成された撮像ユニットを固定するための固定用ネジ78が螺合され、この固定用ネジ78の円錐面86は、第2嵌合孔74に突出されるようになっている。また、このネジ孔76は、先端本体部20の先端カバー被覆部79から離れた湾曲部被覆ゴム固定部80に形成されているために、先端カバー21により覆われることはない。さらに、先端部本体20の湾曲部被覆ゴム固定部80の外側から逃げ部孔75の中心軸に対して、透孔91が設けられている。
このような構成の先端部本体20に撮像ユニット30の組み込みについて説明する。先端部本体20の撮像ユニット取り付け孔22に撮像ユニット30を挿入させて、第1嵌合孔73に対物レンズユニット33のレンズ枠66の第1円筒部67を挿入して嵌合させ、かつ、第2嵌合孔74にCCDユニット32のスペーサリング63を挿入して嵌合させ、かつ、段差部77にレンズ枠66のフランジ69を突き当てる。このようにして撮像ユニット取り付け孔22に撮像ユニット30が挿入されて嵌合されると、対物レンズユニット33の最先端の対物レンズ65の位置が決定される。なお、この先端部本体20の段差部77とレンズ枠66のフランジ69の位置は、対物レンズユニット33の最先端の対物レンズ65の先端レンズ面が先端カバー21に設けられた観察窓26から若干突出するように設定されている。
このようにして、先端部本体20の撮像ユニット取り付け孔22に撮像ユニット30を挿入して嵌合させた後、固定用ネジ78をネジ孔76に螺合させて、その先端を第2嵌合孔74へ突出させる。すると、この固定用ネジ78の先端に形成した円錐面86が第2嵌合孔74に嵌合されている撮像ユニット30のスペーサリング63の傾斜部64に当接される。そして、固定用ネジ78をさらにねじ込むと、このスペーサリング63の傾斜部64が、固定用ネジ78の円錐面86に押圧され、スペーサリング63がレンズ枠66のフランジ69側へと摺動し、フランジ69を段差部77に押圧させる。その結果、固定用ネジ78の螺合により、スペーサリング63を介して、レンズ枠66のフランジ69が撮像ユニット取り付け孔22の段差部77に当接させて固定される。
また、この撮像ユニット取り付け孔22の第1嵌合孔73の内周と、対物レンズユニット33のレンズ枠66の第1円筒部67の外周の間は、水密Oリング85により水密的に密閉されて、撮像ユニット30への漏水が防止されている。
この先端部本体20の撮像ユニット取り付け孔22に撮像ユニット30が取り付け固定された状態において、先端部本体20の湾曲駒固定部81の部分の逃げ部孔75に、湾曲部13の構成要素である第1の湾曲駒82が、図2に示すように固定される。さらに先端カバー21の円筒部71の後端から先端部本体20の湾曲被覆ゴム固定部80と湾曲駒固定部81の外周に湾曲部被覆ゴム83を被覆する。この湾曲部被覆ゴム83は、先端部本体20の湾曲部被覆ゴム固定部80から湾曲部13及び可撓部14を経て操作部37との接続部分まで延出されている。
この湾曲部被覆ゴム83の先端は、先端部本体20の湾曲部被覆ゴム固定部80の外周において、接着あるいは糸巻き接着等により固定され、かつ、操作部15側の端部も同様に接着あるいは糸巻き接着等により固定されている。これにより、先端部本体20のネジ孔76と透孔91は、湾曲部被覆ゴム83により覆われて外観に露出しない。また、ネジ孔76からの撮像ユニット30への漏水も防止できる。
なお、透孔91は、先端部本体20の撮像ユニット取り付け孔22に撮像ユニット30が嵌合されて固定された後に、逃げ部孔75内に放熱用充填剤92を充填して固化させて、CCDユニット32において発生する熱をこの放熱用充填剤92を介して、湾曲駒82へと積極的に放出させる。
このようにして撮像ユニット30が組み込まれる先端構成部12において、例えば、撮像ユニット30の組み込み途中、または組み込み完了後にCCDユニット32の動作不良、対物レンズユニット33とCCDユニット32との位置関係不良、あるいは、撮像ユニット取り付け孔22への撮像ユニット30の取り付け向き不良等が発見されて、再組み込み調整が必要となった場合に、湾曲部被覆ゴム83と第1湾曲駒82を取り外し、固定用ネジ78を緩めることにより撮像ユニット30を撮像ユニット取り付け孔22の後端側へと引き抜くことが出来る。この撮像ユニット取り付け孔22から引き抜いた撮像ユニット30の前記不良事項の補修や再調整を行った後に、前述したと同様に撮像ユニット取り付け孔22に再度装着されて固定させる。
つまり、本発明の電子内視鏡は、先端部本体20の先端側を被覆する先端カバー21を取り外すことなく、湾曲部被覆ゴム83のみを取り外すことにより撮像ユニット30を固定している固定用ネジ78が露出できる。これにより、再調整や補修が容易となり、かつ、再組み込みも容易となる。さらに、固定用ネジ78を対物レンズユニット33のレンズ枠66に直接当接させないために、対物レンズユニット33の破損が防止でき、かつ、撮像ユニット30の小型化が可能となった。
また、電子内視鏡を用いて体腔内の観察や治療処置において、数多くの観察と治療行為に使用された結果、CCDユニット32の動作不良や対物レンズユニット33の曇り、あるいは傷付き等の不具合が発生することがある。このような場合においても、先端カバー21を取り外すことなく修理ができる。
以上のように、撮像ユニット30を先端部本体20に固定するネジ孔76を先端構成部12の外観に露出させることなく、組み込み作業や調整作業、あるいは製品製造完了後の修理作業にかかる手間、および費用が撮像ユニット30の小型化に伴い増加することを防止できる。
さらに、この先端構成部12は、スペーサリング63が撮像ユニット30に緩挿されていると固定用ネジ78の締め付けによりレンズ枠66のフランジ69が先端部本体22の撮像ユニット取り付け孔22の段差部77に押し付けられる軸方向への力のみであり、撮像ユニット30を軸方向に対する垂直方向の締め付け力が加わることが防止できる。また、スペーサリング63の傾斜部64を両端に設けられているため、スペーサリング63の組み込み方向に注意を払う必要がなく、組み込み誤りが生じない。
なお、固定用ネジ78は、先端に円錐面86を有しているが、スペーサリング63を対物レンズユニット33側に押し出すことができればどのような形状でも良く、例えば、先端が平面状のネジの先端平面外周をスペーサリング63の傾斜部64に当接させてスペーサリング63を摺動させるようにしても良い。
また、対物レンズユニット33のレンズ枠66に設けられた第1の円筒部67の外周の溝部84に水密Oリング85を配置させて、撮像ユニット取り付け孔22の第1嵌合孔73に水密的に嵌合させているが、必ずしも溝部84と水密Oリング85を用いる必要はなく、レンズ枠66の第1の円筒部67と、撮像ユニット取り付け孔22の第1嵌合孔73との間に充填剤を注入して水密確保を行っても良い。この場合、レンズ枠66のフランジ69の全周に亘り、図8に示すように凹部134を形成し、その凹部134に充填剤133を注入させて水密を確保しても良い。
次に、先端構成部12に設けられる撮像ユニット30の対物レンズユニット33と送気・送水ノズル43との関係について図9を用いて説明する。
先端部本体20の撮像ユニット取り付け孔22に装着された撮像ユニット30の対物レンズユニット33の最先端の対物レンズ65は、先端カバー21の円板部70の前面よりも突出するように観察窓26に装着される。また、先端カバー21の観察窓26の周辺部は、円板部70の前面に対して略円錐状に突出する凸部72が形成されている。
この円錐状の凸部72に囲まれた観察窓26に、対物レンズユニット33を装着し、最先端対物レンズ65の周囲と観察窓26との間にエポキシ系接着剤を充填して固化させた補修盛り88を形成する。この補修盛り88は、観察窓26の周囲の凸部72の円錐部86と、最先端対物レンズ65の前面とが滑らかにつなげられて形成されるように、円錐部86と観察窓26との交わる交線部分に面取り87が施されている。
この観察窓26の周囲に、円錐部86を有する凸部72を設け、その円錐部86と最先端対物レンズ65の前面との間を補強盛り88により滑らかに形成したことにより、送気・送水ノズル43からの送気・送水に対して緩やかな抵抗要素として働き、送水から送気への切り換え時に生じる残水を対物レンズユニット33の周辺へと分散させて、最先端対物レンズ65のレンズ面の水切れを良好にさせるようになっている。ただし、最先端対物レンズ65のレンズ面は、傷つきやすくなるために、最先端対物レンズ65の観察窓26からの突出位置は、送気・送水ノズル43の先端頂部と、先端カバー21の円板部70の外周とを結ぶ図中1点鎖線で示す線よりも突出することのない位置とする。
次に、先端カバー21と先端部本体20の照明光学系取り付け孔24に照明レンズユニット41の取り付けについて、図10を用いて説明する。
先端カバー21に設けられた照明窓28には、先端部本体20に設けられた照明光学系取り付け孔24を介して装着された照明レンズユニット41が装着される。この先端カバー21の照明窓28の内径に装着された照明レンズユニット41は、エポキシ系接着剤等により固定される。この接着剤により照明窓28に固定された照明レンズユニット41の先端面から先端カバー21の円板部70の間を滑らかな補修盛り90が形成で来るように先端カバー21の円板部71から観察窓28の交線には、面取り89が施されている。この面取り89が先端カバー21の観察窓28と、照明レンズユニット41の前面との補修盛り90の範囲の目印となる。
この照明レンズユニット41は、複数の照明レンズをレンズ枠に予め固定しているが、図11に示すように、複数のレンズをレンズ枠に固定させずに、先端部本体20の照明光学系取り付け孔24の内部に複数のレンズを直接固定してもよい。これにより、照明光学系取り付け孔24が細径化でき、先端構成部12の細径化の要因となる。
前述した先端部本体20の湾曲部被覆ゴム固定部80から逃げ部孔75に対して設けられた透孔91は、図2に示すように、逃げ部孔75に配置されている撮像ユニット30のCCDユニット32の周囲に放熱用充填剤92を充填する。この放熱用充填剤92は、先端部本体22とCCDユニット32との隙間に充填され、CCDユニット32のCCD31と電装部56において発生した熱が放熱用充填剤92を介して先端部本体20と第1湾曲駒82等に速やかに伝導されて放熱される。
この先端部本体20に設けられた透孔91に、図12と図13に示すように、蓋部材93を設けても良い。この蓋部材93は、図12に示すように、湾曲部被覆ゴム83により覆われるために、先端構成部12の外観には露出しない。また、蓋部材93を図13に示すように、第1湾曲駒82により保持されるようにして、その第1湾曲駒82の外周に湾曲部被覆ゴム83で覆うようにする。さらに、図示していないが、透孔91の内周に雌ネジを設け、この雌ネジに対して螺合する雄ネジを有する蓋部材93としても良い。
先端構成部12の先端部本体20の後端面には、図2と図6に示すように、撮像ユニット30の一部を覆う突出部94が先端部本体20に一体に形成されている。この突出部94により撮像ユニット30において発生した熱を先端部本体20と第1湾曲駒82への伝導をより速やかに行い、効率よく放熱できる。
なお、この撮像ユニット30の発熱を効率よく放熱する方法の変形例を図14と図15を用いて説明する。図14は、先端部本体20に設けられ撮像ユニット30を放熱方法の変形例を示す断面図で、図15は、図14の図中の矢印D方向から見た平面図である。
この変形例は、先端部本体20から突出させた突出部94に代えて、撮像ユニット30の外周面を略半円弧状に覆う金属製の半円パイプ95を設ける。この半円パイプ95により撮像ユニット30からの発熱を先端部本体20と第1湾曲駒85へと伝導させる。
また、この撮像ユニット30の発熱を放熱させる他の変形例について、図16乃至図18を用いて説明する。図16は先端構成部12の撮像ユニット30が装着される部分の断面図、図17は図16のE−E切断線から切断した断面図、図18は図16のF−F切断線から切断した断面図である。
この他の変形例は、先端部本体20の撮像ユニット取り付け孔22の内周壁の一部を除去し、その除去した部分に別体の壁体96を冠着させる構造である。壁体96は、先端部本体20および第1湾曲駒82により挟持されるようになっている。これにより、壁体96は、先端部本体20と第1湾曲駒82のいずれにも接着剤による固定手段が不要となる。また、壁体96の撮像ユニット30に対向する面に予め放熱用充電剤92を塗布することができるため、壁体96と撮像ユニット30との間に放熱用充電剤の充填作業が不要となる。
電子内視鏡1の湾曲部13は、図2に示すように、先端構成部12の第1の湾曲駒82の後段には、図示していないが複数の湾曲駒が回動自在に連結された湾曲管に金属ブレード99が被覆されている。この金属ブレード99の一端は、第1の湾曲駒82に半田付けやロー付けなどの方法で固定され、他端は図示しない最終湾曲駒に固定されている。また、第1の湾曲駒82には、湾曲部13を湾曲操作するための湾曲操作ワイヤー97が上下左右の4方向に配置された湾曲ワイヤー固定部98に接続されている。
ところで、金属ブレード99の固定部は、半田付けやロー付けの膜厚により外径が太くなるため、本実施例では金属ブレード99が固定される第1湾曲駒82の後端側に細径部100を形成している。なお、この細径部100による内部スペースの減少を緩和するため、上下の湾曲ワイヤー固定部98と左右の湾曲ワイヤー固定部98の位置を軸方向にずらして、左右の湾曲ワイヤー固定部98は細径部100よりも先端側に設けている。また、湾曲駒の加工において、硬度指定により素材強度を確保することで肉厚を薄くすることができ、湾曲部13の細径化も可能となる。
次に、図4に示す照明光学系取り付け孔24に装着されるライトガイドバンドル40の取り付け固定について、図19を用いて説明する。図19は図4のC−C切断線から切断した断面図である。図4に示すように、先端部本体20の照明光学系取り付け孔24に取り付けられた照明レンズユニット41の後端面は、ライトガイドバンドル40の先端面が当接されている。この照明光学系取り付け孔24には、ライトガイドバンドル40の一部を覆う突出部101が形成されている。この突出部101には、図19に示すように、突出部101の外側から照明光学系取り付け孔24の中心に対してネジを突出させるネジ孔102が設けられている。このネジ孔102に照明光学系取り付け孔24に突出させるように雄ネジを螺合させて、照明光学系取り付け孔24に装着されたライトガイドバンドル40を照明光学系取り付け孔24の内周壁内と雄ネジにより挟持させる。
先端部本体20の送気・送水孔25に取り付けられた送気・送水ノズル43の後方には、図3に示すように、分岐管46が接着、半田付け、及びロー付け等の方法により固定されている。この分岐管46には、送気チューブ47と送水チューブ48が糸巻きと接着により接続固定される。
この分岐管46は、図3及び図6に示すように、先端部本体20に形成されている分岐管突出部104により保持されている。この分岐管突出部104は、送気チューブ47と送水チューブ48との接合部の位置を軸方向にずらして、送気チューブ47と送水チューブ48の接着部分による干渉を防いでいる。
次に、スコープコネクタ18の電気コネクタ19の構成について図20乃至図22を用いて説明する。
電気コネクタ19は、複数の接点ピン105、この接点ピン105を配置するインシュレータ106、接点ピン105に信号ケーブル34を接続するための基板107、インシュレータ106と接点ピン105との隙間や、インシュレータ106のうち未使用の孔を埋めるカバー108、スコープケーブル4との接続において接点ピン105を正しい向きに誘導するガイド110等が外装体109に組み付けられている。
この接点ピン105、インシュレータ106、基板107、及びカバー108は、半田付けや接着剤等の接着手段によりー体的に組み立てられている。カバー108には、図21に示すように、インシュレータ106の未使用の孔112に挿入される突起113が設けられており、未使用孔112と突起113の隙間には水密用の充填剤が封入されている。接点ピン105、インシュレータ106、基板107、及びカバー108がガイド110に挿入され、さらにガイド110が外装体109に挿入された状態で、外装109の外周より、図22に示すように、複数のビス111により固定されている。
なお、このビス111の内、少なくとも一本は、外装体109からガイド110まで貫通可能な長さであり、そのビス111の先端はガイド110を貫通してインシュレータ106突き当たるようになっている。これにより、接点ピン105、インシュレータ106、基板107、カバー108、外装体109、及びガイド110までが固定される。なお、ビス111には、2種類の長さが用いられるため、色分けなどの識別手段が設けられていることが望ましい。
次に、本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態について、図23乃至図27を用いて説明する。図23は本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部における撮像ユニットの取り付け構造を示す断面図、図24は本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部の第1の変形例を示す断面図、図25は本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部の第2の変形例を示す断面図、図26は本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部の第3の変形例を示す断面図、図27は本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部の第4の変形例を示す断面図である。
最初に図23を用いて本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態の電子内視鏡は、前述した第1の実施形態の挿入部11の先端構成部12における先端部本体20と撮像ユニット30とに関するものである。第1の実施形態において、撮像ユニット30を先端部本体20の先端側に当接させるために、レンズ枠66に設けられたフランジ69をスペーサリング63と固定用ネジ78により行っている。この第2の実施形態は、スペーサリング63とレンズ枠66を一体的に形成させて撮像ユニットを先端部本体20の先端側所定の位置に装着固定させるものである。なお、第1の実施形態と同じ部分は、同一符号を付して詳細説明は省略する。
この第2の実施形態の先端構成部12の撮像ユニット115は、対物レンズユニット116とCCDユニット32から構成されている。この対物レンズユニット116は、レンズ枠114に複数の対物レンズ65…を同心軸上に所定の間隔に配置させている。このレンズ枠114の外側面には、先端側に第1の円筒部117が形成され、後端側に第2の円筒部118が形成されている。この第1の円筒部117と第2の円筒部118との間には、フランジ部119が形成されている。このフランジ部119の後側には、第1と第2の円筒部117,118と平行な外円筒部120が延出されている。
このレンズ枠114の第1の円筒部117の外径は、先端部本体20の第1嵌合孔73の内径と略同一に形成されており、第2の円筒部118の外径は、CCDユニット32のCCDホルダ53の円筒部62の内径と略同一に形成されている。フランジ部119とこのフランジ部119から後端側に延出されている外円筒部120の外径は、先端部本体20の第2の嵌合孔74の内径と略同等に形成されている。これら第1の円筒部117、第2の円筒部118、フランジ部119、及び外円筒部118は、一体的に形成されている。
このフランジ部119と外円筒部118の外側121の全周には、凹状の凹状溝122とV字状のV状溝124が設けられている。この凹状溝122には、水密Oリング123が嵌合されている。この水密Oリング123により、外円筒部118と、先端部本体20の第2の嵌合孔74との間は、水密的に封止されて撮像ユニット115への漏水が防げる。
V状溝124は、凹状溝122の後端側の近傍に設けられ、斜面125を有している。このV状溝124には、先端部本体20に設けられた固定用ネジ78の先端の円錐面86が挿入される。このV状溝124の中心は、先端部本体20に設けられた固定用ネジ78の先端中心から後端側にずらして設けられている。
つまり、固定用ネジ78をレンズ枠114方向に突出させると、固定用ネジ78の先端の円錐面86がV状溝124へと挿入され、固定用ネジ78の円錐面86がV状溝124の先端側の斜面125に当接して、外円筒部120を介して、レンズ枠114を先端部本体20の先端方向へと摺動させる。この固定用ネジ78とV状溝124によるレンズ枠114の摺動により、フランジ部119が先端部本体20の段差部77に当接すると撮像ユニット115の先端部本体20の撮像ユニット取り付け孔22における位置決めと装着固定が可能となる。
この第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、レンズ枠114は、フランジ部119に外円筒部120を一体に形成されているために、先端部本体20と撮像ユニット115の装着作業が第1の実施形態よりも容易となる。
この第2の実施形態の変形例について、図24乃至図27を用いて説明する。この第2の実施形態の第1の変形例の対物レンズユニット116は、図24に示すように、レンズ枠114の外円筒部120の内径とCCDユニット32のCCDホルダ53の円筒部62の外径とを略同等にしている。つまり、CCDホルダ53の円筒部62の内径をレンズ枠114の第2の円筒部118の外径よりも大きくすることで、CCDユニット32と対物レンズユニット116との嵌合を外円筒部120の内面とCCDホルダ53の円筒部62の外面とすることが出来る。
第2の実施形態の第2の変形例の対物レンズユニット116は、図25に示すように、複数の対物レンズを同心軸上に所定の間隔により配置されるレンズ枠114aと、このレンズ枠114aの外周に嵌合されるフランジ部119aとが個別に形成されている。レンズ枠114aは、第1の円筒部117aと第2の円筒部118aからなり、第1の円筒部117aの外径は、第2の円筒部118aの外径よりも大きく形成されている。フランジ部119aは、レンズ枠114aの第2の円筒部118aに嵌合される内径を有すると共に、フランジ部119の後方に第2円筒部118aと平行に外円筒部120aが一体的に形成されている。この外円筒部120aの内径は、第2の円筒部118aの外径よりも大きく形成され、外側全周には、凹状溝122とV状溝124が形成されている。このように、レンズ枠114aと外円筒部120aを有するフランジ部119aとを個別に形成しても、前述した第1と第2の実施形態と同様の作用と効果が得られる。
第2の実施形態の第3の変形例の対物レンズユニット116bは、図26に示すように、複数の対物レンズを同心軸上に所定の間隔により配置されるレンズ枠114bと、このレンズ枠114bの外周に嵌合されるフランジ部119aとが個別に形成されている。レンズ枠114bは、複数の対物レンズの内、最先端対物レンズを除く、他の全ての対物レンズを同心軸上に所定の間隔により配置する第2の円筒部118bからなる。フランジ部119bは、先端側に延出された最先端対物レンズを配置する第1の円筒部117bと、後端側に延出された外円筒部120bとが一体に形成されている。このフランジ部119bの内径は、レンズ枠114bの外径と略同等に形成され、フランジ部119bの内径にレンズ枠114bが嵌合されて装着されるようになっている。なお、このフランジ部119bの外円筒部120bの外側全周には、凹状溝122とV状溝124が形成されている。このように、第1の円筒部117bと外円筒部120bを有するフランジ部119bと、第2の円筒部118bのレンズ枠114bを個別に形成しても、前述した第1と第2の実施形態と同様の作用と効果が得られる。
第2の実施形態の第4の変形例の対物レンズユニット116cは、図27に示すように、複数の対物レンズを同心軸上に所定の間隔により配置されるレンズ枠114cと、このレンズ枠114cの外周に嵌合されるフランジ部119cとが個別に形成されている。レンズ枠114cは、先端側に第1の円筒部117c’、後端側に第2の円筒部118c、この第1の円筒部117c’と第2の円筒部118cとの間の略中央部分に外方向に設けられたフランジ部119c’からなる。フランジ部119cは、先端側に延出されたレンズ枠114cの第1の円筒部117c’の外径に嵌合される第1の円筒部117cと、後端側に延出された外円筒部120cとが一体に形成されている。このフランジ部119cの内径は、レンズ枠114cの第1の円筒部117c’の外径と略同等に形成され、フランジ部119cの外円筒部120cの内径はレンズ枠114cの第2の円筒部118cに嵌合されるCCDホルダ53の円筒部62の外径よりも大きく形成されている。なお、このフランジ部119bの外円筒部120bの外側全周には、凹状溝122とV状溝124が形成されている。このように、第1の円筒部117c’と第2の円筒部118cを有するレンズ枠114cと、第1の円筒部117cと外円筒部120cを有するフランジ部119bとを個別に形成しても、前述した第1と第2の実施形態と同様の作用と効果が得られる。
次に、本発明に係る電子内視鏡の第3の実施形態について、図28乃至図30を用いて説明する。図28は本発明に係る電子内視鏡の第3の実施形態の撮像ユニットの構成を示す断面図、図29は図28の図中のH−H切断線から切断した断面図、図30は図28の図中I−I切断線から切断した断面図である。
この第3の実施形態は、前述した第1の実施形態におけるスペーサリング63に代えて、押さえ棒126を用いたものである。この押さえ棒126は、棒状に形成され、中間部にネジ孔131が設けられており、先端部本体127の撮像ユニット取り付け孔22の内周面に軸方向に設けた棒通路130に挿通されるようになっている。
この第3の実施形態の先端部本体127には、前述した第1の実施形態におけるネジ孔76に代えて透孔128が設けられている。この透孔128の内径は、押さえ棒126に設けられたネジ孔131の内径よりも大きく設定されている。さらに、この透孔128の口元には皿もみ129が形成されている。
つまり、先端部本体127の撮像ユニット取り付け孔22の内周面に軸方向に棒通路130が設けられ、その棒通路130に先端部本体127の外側から連通された透孔128が設けられている。この透孔128は、口元に皿もみ129を有して、内径が押さえ棒126に設けられたネジ孔131の内径よりも大きく設定されている。押さえ棒126のネジ孔131は、その中心が透孔128の中心よりも先端側(挿入部の先端側)に位置するように形成されている。この押さえ棒126が棒通路130に挿入されると、押さえ棒126の先端は、対物レンズユニット33のレンズ枠66のフランジ部69に当接されるようになっている。
すなわち、先端部本体127の撮像ユニット取り付け孔22に撮像ユニット30を挿入させ、かつ、棒通路130に押さえ棒126を挿入させた後、固定ネジである皿ネジ132を透孔128から挿入して、押さえ棒126のネジ孔131に螺合させる。このとき、皿ネジ132の頭部の皿部分は、透孔128の口元の皿もみ129と穿設して、押さえ棒126を先端側に摺動させる。この押さえ棒126の摺動によりフランジ部69が先端側へと摺動されて、先端部本体127の段差部77に当接させて撮像ユニット30が取り付け固定される。
なお、押さえ棒126と撮像ユニット30の間には、放熱用充填剤92が充填され、撮像ユニットのCCDユニット32の発熱が放熱用充填剤92から押さえ棒126へと速やかに伝導される。また押さえ棒126と先端部本体127とは接触しているため、押さえ棒126に伝導された熱は先端部本体127から第1の湾曲駒へと速やかに伝導されて放熱される。また、放熱用充填剤92は、撮像ユニット30と押さえ棒126とが互いに接触する面に予め塗布しておくことにより撮像ユニット30の組込作業が容易となる。
[付記]
以上詳述した本発明の実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
(付記1) 被検体内に挿入される挿入部の先端に、複数の対物レンズを有する対物レンズユニット、及び固体撮像素子を有する固体撮像素子ユニットからなる撮像ユニットと、この撮像ユニットを挿入して取り付ける撮像ユニット取り付け孔を有する先端部本体と、この先端部本体の前面側を電気的に絶縁被覆する先端カバーとからなる先端構成部を備えた電子内視鏡において、
前記撮像ユニット取り付け孔に挿入された撮像ユニットを、前記先端構成部の前記先端カバーが被覆されていない前記先端部本体の外側から固定する固定部材と、
前記撮像ユニットの外周に配置され、前記固定部材により前記撮像ユニットを前記撮像ユニット取り付け孔の先端側へと付勢される付勢部材と、
前記先端部本体の撮像ユニット取り付け孔の内周に、前記付勢部材により付勢された前記撮像ユニットを当接させて位置決めするために設けられた位置決め部と、
を具備していることを特徴とする電子内視鏡。
(付記2) 前記付勢部材は、前記固定部材の挿通により付勢される円錐面、あるいは傾斜面を有していることを特徴とする付記1記載の電子内視鏡。
(付記3) 前記位置決め部は、前記先端部本体の撮像ユニット取り付け孔の内周面に設けられた段差部と、前記撮像ユニットの外側に設けられたフランジ部からなることを特徴とした付記1記載の電子内視鏡。
(付記4) 挿入部先端における先端部本体に、固体撮像素子などを有してなる撮像ユニットを固定し、該先端部本体を電気絶縁性の先端カバーで被覆した構造であって、該撮像ユニットは、対物レンズ郡をレンズ枠で保持した対物レンズユニットに固体撮像素子を内蔵するCCDユニットを後方より接続した構造であり、前記先端部本体の側面より固定部材を挿通して前記対物レンズユニットを固定することで、前記撮像ユニットが固定される内視鏡において、前記固定部材を、前記CCDユニットの先端から該先端部本体の後端にかけた範囲に位置させる中継手段を設けたことを特徴とする内視鏡。
(付記5) 前記先端部本体のうち、前記固定部材を挿通する個所を、前記先端カバーに覆われない部位に設けたことを特徴とする付記4に記載の内視鏡。
(付記6) 対物レンズ郡を保持するレンズ枠の外面に少なくとも―つの突起を設け、前記先端部本体内に該突起を受け止める突き当て部を設けるとともに、前記突起を後端側より押圧する中継部材を設け、前記固定部材により該中継部材を固定することで、前記対物レンズ枠を固定することを特徴とする付記5に記載の内視鏡。
(付記7) 前記固定部材により、前記中継部材を固定しつつ先端側へ押圧する手段を設けたことを特徴とする付記6に記載の内視鏡。
(付記8) 前記中継部材を前記先端部本体の撮像ユニット固定孔と嵌合する円筒部材、前記固定部材を先とがりビスとし、前記先端部本体に該先とがりビスと螺合する雌ネジ孔を設けるとともに、該円筒部材の外面の少なくとも一部に周方向に沿うV溝を設け、該V溝中心は該先とがりビス中心よりも後端側に位置し、かつ先とがりビスの円錐面は該V溝の斜面に当接することを特徴とする付記7に記載の内視鏡。
(付記9) 前記中継部材を前記先端部本体の撮像ユニット固定孔と嵌合する円筒部材、前記固定部材を先とがりビスとし、前記先端部本体に該先とがりビスと螺合する雌ネジ孔を設けるとともに、該円筒部材外面後端の少なくとも一部に面取り部を設け、先とがりビスの円錐面は該面取り部斜面に当接することを特徴とする付記7に記載の内視鏡。
(付記10) 前記中継部材を棒状部材、前記固定部材を皿ビスとし、該棒状部材に該先とがりビスと螺合する雌ネジ孔を設けるとともに、前記先端部本体には該皿ビスを緩挿可能な挿通孔を設け、該挿通孔の外側には、該棒状部材にて前記突起を先端側へ押圧した状態で、該雌ネジ孔の中心よりも先端側に中心が位置する皿もみ孔を設けたことを特徴とする付記7に記載の内視鏡。
(付記11) 前記突起と前記中継部材とは互いに固定されていないことを特徴とする付記6に記載の内視鏡。
(付記12) 前記突起と前記中継部材とは互いに固定されていることを特徴とする付記6に記載の内視鏡。
本発明に係る電子内視鏡を用いた電子内視鏡装置の概略全体構成を説明するための説明図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部に設けられる撮像ユニットと鉗子チャンネルの構成を示す断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部に設けられる送気・送水ノズルの構成を示す断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部に設けられる照明レンズユニットの構成を示す断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部を図2に示す矢印A方向から見た先端面。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部を図2に示す切断線B−Bから切断した断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における挿入部の先端構成部を分解説明するもので、図7(a)は撮像ユニットの断面図、図7(b)は先端部本体の断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態におけるレンズ枠と先端部本体との関係を説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における対物レンズユニットと送気・送水ノズルとの関係を説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における対物レンズユニットと先端カバーとの関係の第1の変形例を説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における対物レンズユニットと先端カバーとの関係の第2の変形例を説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における放熱用充填剤の充填透孔と先端部本体との関係の第1の変形例を説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における放熱用充填剤の充填透孔と先端部本体との関係の第2の変形例を説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と撮像ユニットの関係の第1の変形例を説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と撮像ユニットの関係の第1の変形例について、図14の矢印D方向から見た平面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と撮像ユニットの関係の第2の変形例を説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と撮像ユニットの関係の第2の変形例について、図16のE−E切断線から切断した断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の撮像ユニット取り付け孔と撮像ユニットの関係の第1の変形例について、図16のF−F切断線から切断した断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における先端部本体の照明レンズユニットのライトガイドバンドルの取り付けに関し、図4のC−C切断線から切断した断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における電気コネクタの構成について説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における電気コネクタのインシュレータの未使用孔について説明する断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第1の実施形態における電気コネクタの構成について説明する図20のG−G切断線から切断した断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部における撮像ユニットの取り付け構造を示す断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部の第1の変形例を示す断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部の第2の変形例を示す断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部の第3の変形例を示す断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第2の実施形態の先端構成部の第1の変形例を示す断面図。 本発明に係る電子内視鏡の第3の実施形態の撮像ユニットの構成を示す断面図。 図28の図中のH−H切断線から切断した断面図。 図28の図中I−I切断線から切断した断面図。
符号の説明
1 電子内視鏡
12 先端構成部
20 先端部本体
21 先端カバー
22 撮像ユニット取り付け孔
26 観察窓
30 撮像ユニット
31 固体撮像素子(CCD)
32 固体撮像素子ユニット(CCDユニット)
33 対物レンズユニット
34 信号ケーブル
56 電装部
63 スペーサリング
64 傾斜面
65 対物レンズ
66 レンズ枠
69 フランジ部
77 段差部
78 固定用ネジ
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (3)

  1. 被検体内に挿入される挿入部の先端に複数の対物レンズを有する対物レンズユニット及び固体撮像素子を有する固体撮像素子ユニットからなる撮像ユニット、この撮像ユニットが挿入されて取り付けられる撮像ユニット取り付け孔を有する先端部本体、並びにこの先端部本体の前面側を電気的に絶縁被覆する先端カバーからなる先端構成部を備えた電子内視鏡において、
    前記撮像ユニット取り付け孔に挿入された撮像ユニットを、前記先端構成部の前記先端カバーが被覆されていない前記先端部本体の外側から固定する固定部材と、
    前記撮像ユニットの外周に配置され、前記固定部材により前記撮像ユニットを前記撮像ユニット取り付け孔の先端側へと付勢される付勢部材と、
    前記先端部本体の撮像ユニット取り付け孔の内周に、前記付勢部材により付勢された前記撮像ユニットを当接させて位置決めするために設けられた位置決め部と、
    を具備していることを特徴とする電子内視鏡。
  2. 前記付勢部材は、前記固定部材の挿通により付勢される円錐面、あるいは傾斜面を有していることを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡。
  3. 前記位置決め部は、前記先端部本体の撮像ユニット取り付け孔の内周面に設けられた段差部と、前記撮像ユニットの外側に設けられたフランジ部からなることを特徴とした請求項1記載の電子内視鏡。
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