JPH0865579A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH0865579A
JPH0865579A JP6198827A JP19882794A JPH0865579A JP H0865579 A JPH0865579 A JP H0865579A JP 6198827 A JP6198827 A JP 6198827A JP 19882794 A JP19882794 A JP 19882794A JP H0865579 A JPH0865579 A JP H0865579A
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JP
Japan
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bending
image pickup
wire
solid
chip
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6198827A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hasegawa
浩 長谷川
Atsushi Miyazaki
敦之 宮▲崎▼
Hirobumi Miyanaga
博文 宮永
Nobuyuki Sarutani
信之 猿谷
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】CCDチップの光電変換部上に設けたオンチッ
プレンズのレンズ効果を失わない、小型の固体撮像装置
を安価に提供すること。 【構成】固体撮像装置25は、基板であるセラミックベ
ース41の上にCCDチップ42をダイボンディングし
ている。このCCDチップ42の上面部には光電変換部
43が設けられ、この表面上にカラーフィルタ,各画素
毎に入射する光量を増大させるオンチップレンズ44を
配設している。CCDチップ42に設けたオンチップレ
ンズ44の前面には光電変換部43を保護するカバーガ
ラス49がスペーサー51の上に配設され、オンチップ
レンズ44とカバーガラス49との間に空気層50を形
成して、オンチップレンズ44のレンズ効果を低下させ
ることが無いようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子上にマイ
クロレンズを設けて構成した固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長な挿入部を狭い管腔や体腔内
に挿入して、体腔内の臓器などを観察する内視鏡が広く
利用されている。このような内視鏡には、挿入部の先端
部にCCDなどの固体撮像素子を備えた固体撮像装置を
配設した電子内視鏡がある。この電子内視鏡は細長な挿
入部を上述のように狭い管腔や体腔内に挿入しなければ
ならないので、挿入部の先端部外径の細径化が望まれて
いる。また、ビデオカメラの分野において軽量化・小型
化が望まれ、CCDの小型化が図られている。
【0003】このように、内視鏡や小型ビデオカメラな
どに設ける固体撮像装置は、より一層の小型化が要求さ
れ、前記CCDの小型化に伴い、画素サイズも小さくな
り、CCDの感光部面積が小さくなり、CCDのイメー
ジエリアに入射する被写体像の光量が減少して信号出力
のレベルが次第に小さくなるという問題が発生するた
め、CCDチップの前面に直接マイクロレンズ(以下オ
ンチップレンズと記載)を設ける一方、このオンチップ
レンズの前面にカバーガラスを配設して構成することに
より、小型化及び高感度化の要求に答える固体撮像装置
が提案されている。
【0004】前記CCDチップの前面にオンチップレン
ズを設ける固体撮像装置の場合、固体撮像装置の表面に
設けるカバーガラスとオンチップレンズとの間に、レン
ズ効果を十分に生かすために空気層が必要となる。この
ため、特開平5−75935号公報や特開平5−110
960号公報には、オンチップレンズとカバーガラスと
の間に空気層を形成するため、CCDチップ上の縁辺部
の少なくとも一部に壁状凸部を設けたり、カバーガラス
の接着面外周に沿って一定高さの障壁を形成して空気層
を設けるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平5−75935号公報や特開平5−110960号
公報に示されるようにオンチップレンズとカバーガラス
との間に空気層を形成するためには、製造工程中に障壁
あるいは壁状凸部を設けるためのプロセスを追加しなけ
ればならなかった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、CCDチップの光電変換部上に設けたオンチップ
レンズのレンズ効果を失わない、小型の固体撮像装置を
安価に提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置
は、被写体像を光電変換する光電変換部上にマイクロレ
ンズを形成した固体撮像素子チップと、この固体撮像素
子チップ上に設けたバンプ材を介してインナーリードが
ボンディング接続されるTAB用フィルムキャリアテー
プを有する固体撮像装置であって、バンプ材形成プロセ
ス時、固体撮像素子チップ上にバンプ材とスペース部材
とを設け、前記スペース部材上にマイクロレンズに対向
する透明光学部材を配置している。
【0008】
【作用】この構成によれば、マイクロレンズを形成した
固体撮像素子チップ上にバンプ部材を形成するプロセス
時に、この固体撮像素子チップ上にスペース部材を形成
し、このスペース部材上にマイクロレンズに対向する透
明光学部材を配置してマイクロレンズと透明光学部材と
の間に空気層を形成する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図3は本発明の一実施例に係り、図1
は内視鏡システムの概略構成を示す図、図2は内視鏡の
先端部の概略構成を説明する断面図、図3は撮像装置の
構成を説明する断面図である。
【0010】図1に示すように内視鏡装置10は、内視
鏡1,光源装置2,ビデオプロセッサ3及びモニタ4な
どで構成されている。前記内視鏡1は、細長で可撓性を
有する挿入部11と、この挿入部11の後端に操作部1
2を連設している。この操作部12の側方からは可撓性
のユニバーサルコード13を延設し、このユニバーサル
コード13の端部に設けたコネクタ13aが光源装置2
に着脱自在に接続されるようになっている。前記コネク
タ13aからは、信号コード14が延出され、この信号
コード14の端部に設けたコネクタ14aがビデオプロ
セッサ3に着脱自在に接続されるようになっている。な
お、このビデオプロセッサ3にはモニタ4が接続される
ようになっている。
【0011】前記細長で可撓性を有する挿入部11は、
先端側から順に硬性の先端部15,湾曲自在な湾曲部1
6、可撓性を有する可撓管部17を連接し、図2に示す
ように内視鏡1の先端部15には図示しない照明窓や観
察窓21aを備えた先端構成部材21を有し、この先端
構成部材21に先端カバー22が取り付けられている。
この先端カバー22は、先端構成部材21に対して回転
自在となっており、手元側の内周面に形成した雌ねじ部
22aと、湾曲部16の管状部材31に形成した雄ねじ
部31aとを螺合して先端部15と湾曲部16とを接続
固定するようになっている。前記観察窓21aの内側に
は対物光学系23を配設したレンズ枠24,固体撮像装
置として固体撮像装置25及びこの固体撮像装置25に
接続された基板26などからなる撮像ユニット27が設
けられている。そして、前記基板26から延出する複数
の第1の信号線28...は、撮像ユニット27が収ま
る先端構成部材21の外周面に設けた第1の電極29に
接続されている。一方、前記湾曲部16の先端側に配設
されている管状部材31の先端部内周面には前記第1の
電極29に接触する第2の電極32が設けられている。
この第2の電極32に接続されている信号線33は、挿
入部11,操作部12,ユニバーサルコード13,コネ
クタ13a及び信号コード14内を挿通してコネクタ1
4aに延出している。
【0012】すなわち、前記先端カバー22の雌ねじ部
22aと前記管状部材31の雄ねじ部31aとを螺合接
続することによって、前記第1の電極29と第2の電極
32が電気的に接続され、前記固体撮像装置25は前記
コネクタ14aをビデオプロセッサ3に接続することに
よって駆動される一方、この固体撮像装置25からの出
力信号がビデオプロセッサ3に伝送されて映像信号に処
理され、モニタ4に表示されるようになっている。
【0013】なお、前記撮像ユニット27の後端部を先
端構成部材21から突出させ、この撮像ユニット後端部
外周面に第1の電極29を設けるようにしてもよい。
【0014】また、図示しない照明窓の内側には配光レ
ンズが装着され、この配光レンズの後端面には、ファイ
ババンドルよりなる図示しないライトガイドのライトガ
イド先端面が臨まれている。このライトガイドは、挿入
部11,操作部12及びユニバーサルコード13内を挿
通してコネクタ13aに配設され、このコネクタ13a
に配設されたライトガイド後端面に光源装置内の光源ラ
ンプから出射される照明光が入射するようになってい
る。
【0015】ここで、固体撮像装置25について説明す
る。図3に示すように固体撮像装置25は、基板である
セラミックベース41の上にCCDチップ42をダイボ
ンディングしている。このCCDチップ42の上面部に
は被写体像からの入射光を光電変換する光電変換部43
が設けられ、光電変換部43の表面上には、いわゆる同
時式によるカラー撮像を行うための色分離用のカラーフ
ィルタ(不図示)がオンチップで配設され、このカラー
フィルタの上面に各画素毎に入射する光量を増大させる
オンチップレンズ44を配設している。また、前記CC
Dチップ42の周囲には、前記光電変換部43に近接
し、この光電変換部43に導通する複数のパッド電極4
5,...が設けられている。そして、これら各パッド
電極上に金,半田または導電粒子などからなるバンプ材
46を設け、このバンプ材46上にTAB(Tape Autom
ated Bonding)用フィルムキャリア47に設けたインナ
ーリード48を配置して導通接続している。
【0016】一方、CCDチップ42に設けたオンチッ
プレンズ44の前面には光電変換部43を保護する透明
光学部材として例えばカバーガラス49が対設してい
る。そして、前記オンチップレンズ44のレンズ効果を
低下させることが無いように、前記オンチップレンズ4
4とカバーガラス49との間に空気層50を形成する。
【0017】この空気層50は、CCDチップ上のバン
プ材46と光電変換部43との間のCCDチップ上にス
ペース部材としてスペーサー51を設け、このスペーサ
ー51の上にカバーガラス49を配置して形成される。
【0018】すなわち、前記バンプ材形成プロセス時に
バンプ材46を設けるついでに、前記バンプ材46と光
電変換部43との間のCCDチップ上に前記バンプ材4
6と同材質のスペーサー51を設け、このスペーサー5
1の上にカバーガラス49を配置して前記カバーガラス
49の側面部,インナーリード48,CCDチップ42
の周辺部及びセラミックベース41の周辺部を封止用樹
脂52で封止して形成される。
【0019】前記バンプ材形成プロセス時にCCDチッ
プ上に設けられるバンプ材46の形状寸法精度は公差±
0.5μm内に収まる。このため、スペーサー51の形
状寸法精度が前記バンプ部材46と同様に公差±0.5
μm内に収められるので、カバーガラス49をCCDチ
ップ42に対して極めて高い精度で平行に配置すること
ができる。
【0020】なお、封止用樹脂52の粘度を塗布時に調
整することによって、封止用樹脂52の空気層側への入
り込みを防止することができる。また、前記スペーサー
51の高さは、オンチップレンズ44の厚さよりも高く
なるように形成されている。さらに、このフィルムキャ
リア47の他端のインナーリード48と前記基板26と
は電気的に接続されている。
【0021】このように、カバーガラスとCCDチップ
との間にスペーサーとしてスペース部材を設けることに
より、カバーガラスとオンチップレンズとの間に空気層
を確保することができるので、オンチップレンズのレン
ズ効果を十分に発揮することができる。
【0022】また、カバーガラスとオンチップレンズと
の間に空気層を確保するためにカバーガラスとCCDチ
ップとの間に設けるスペース部材を、バンプ材形成プロ
セス時に、バンプ材を設けるのと同時に、高精度のスペ
ース部材をCCDチップ上のバンプ材と光電変換部との
間に簡単、且つ、低コストで設けることができる。
【0023】さらに、スペース部材をバンプ材形成プロ
セス時に形成するため、このスペース部材の形状寸法
が、バンプ材同様±0.5μm以下の公差内に収まっ
て、高精度に形成されるので、このスペース部材の上に
配置するカバーガラスがCCDチップに対して高精度に
配置されるので、このカバーガラスを基準面にして他の
光学要素を精度良く配設することができるので、CCD
チップに対する他の光学要素の平行度が高くなり、撮像
部の光学性能が全般的に向上する。
【0024】又、先端構成部材の外周部に設けた第1の
電極と、管状部材の内周面に設けた第2の電極とで電気
的に接続しているので、従来先端構成部材に設けていた
コネクタピン及び配線のためのスペースが不要となり、
硬質の先端構成部材の長さを短くした湾曲部に着脱可能
な先端部を提供することができる。
【0025】ところで、内視鏡を製造するにあたり、先
端部を含む挿入部の細径化は最重要課題の1つであり、
特に、固体撮像素子を用いる内視鏡では、対物光学系を
含む撮像素子周辺の実装をいかに小型化するかが、先端
部細径化のポイントになっている。
【0026】このため、固体撮像素子実装時、基板に設
けた電極と固体撮像素子表面の電極とをバンプなどを用
いて直接接続して小型化するようにしていた。例えば、
特開平3−18344号公報には透明基板の配線パター
ンとCCDの電極とを接着するものが示されている。し
かし、透明基板がCCDに比べ大きく、対物レンズ系と
の接続の際、レンズ枠以外に鏡筒を用いねばならないの
で、必ずしも小型化に適した構成ではなかった。また、
USP5021888号にはCCDとカバーガラスをバ
ンプ接続したものが示されている。しかし、この実装部
に対物レンズを接続するには接続用部材が必要であり、
組立性が悪く、接続部が大きくなって対物レンズを含む
先端部の小型化には不適当であった。
【0027】そこで、本実施例では図4に示すように対
物光学系のレンズ枠61と小型高密度実装されたCCD
チップ42の前面に配設した電極付きカバーガラス62
とを直接電気的に接続することによって撮像ユニット6
3の小型化及び組立性の向上を図るため、円形のカバー
ガラス60の円周上に直線部60aを設け、この直線部
60aの側面に電極62aを設けた電極付きカバーガラ
ス62を形成し、この電極付きカバーガラス62の電極
62aとCCDチップ42の電極とを電気的に接続する
一方、前記電極付きカバーガラス62の円周側面部に対
物レンズ枠61を嵌合保持して撮像ユニット63を構成
している。
【0028】すなわち、図5及び図6に示すようにこの
電極付カバーガラス62の直線部60aの電極62a
は、CCDチップ側面の下部まで設けられているので、
前記CCDチップ42と電極付カバーガラス62との間
にバンプ部材46を設けることによって、CCDチップ
42と電極付カバーガラス62とを電気的に接続してい
る。
【0029】また、電極付きカバーガラス62の直線部
側面に設けた電極62aと基板64とはCCDチップ4
2と電極付きカバーガラス62との電気的接続と同様に
バンプACF(異方性導電フィルム)65などを用いて
電気的に接続している。
【0030】さらに、電極付きカバーガラス62とレン
ズ枠61とは、電極付きカバーガラス62の電極62a
が設けられていない円周部側面と、レンズ枠61の内周
面とを嵌合させて接続している。このとき、レンズ枠6
1が金属製であってもカバーガラス62の円周部には電
極が設けられていないので、カバーガラス62とレンズ
枠61とを嵌合接続しても、電気的不具合は生じない。
【0031】なお、基板64には必要最小限の電気部品
66が搭載されており、この基板64の後端側に信号線
67が接続される。そして、信号線67と基板64との
接続部を樹脂性接着剤68などで封止して強度を確保し
ている。
【0032】このように、カバーガラスに直線部を形成
し、この直線部に電極を設けた電極付きカバーガラスと
CCDチップとを電気的に接続する一方、この電極付き
カバーガラスの電極が設けられていない円周部側面と、
レンズ枠の内周面とを絶縁部材を介することなく、直接
嵌合接続することによって撮像ユニットの小型化を図る
ことができる。
【0033】ところで、内視鏡を製造するにあたり、先
端部を含む挿入部の細径化は最重要課題である。固体撮
像素子を備えた撮像ユニットを配設した先端部と湾曲部
とを接続して構成される内視鏡には、先端部と湾曲部と
が、撮像ユニットの固体撮像素子より手元側で接続する
構造のものと、固体撮像素子よりも先端側で接続する構
造のものとがある。
【0034】固体撮像素子より手元側で先端部と湾曲部
とを接続する構造の内視鏡としては実願平1−1394
3号公報の第1図に固体撮像素子を撮像ユニットとして
構成していないものが示されている。このように固体撮
像素子をユニット化していないと組立性が悪く、ピント
精度の良い内視鏡を提供することが難しい。
【0035】また、実開平1−181017号公報の第
1図には撮像ユニットの外径を固体撮像素子部に対して
略同一径に形成したものが示されている。このように撮
像ユニットの外径と固体撮像素子とを同一径にすると、
通常の撮像ユニットにおいて、固体撮像素子の断面積が
最大であるので、充填率の高い内視鏡先端部の充填率が
さらに高くなってしまうことにより、先端空間部を有効
利用することができない。
【0036】一方、固体撮像素子より先端側で先端部と
湾曲部とを接続する構造の内視鏡としては、特開昭61
−163315号公報の第2図に撮像ユニットの固体撮
像素子部の断面積が他の部分に比べて大きく形成したも
のが示されている。このように固体撮像素子部を最大径
とした撮像ユニットでは、先端部と湾曲部とを固体撮像
素子の先端側で接続する際、先端部側の外径が大きくな
る一方で、撮像ユニット後端部側の小さくなった外径部
分を備えた内視鏡空間部が有効に利用されていない。
【0037】本実施例では、内視鏡の先端部を構成する
先端構成部材を撮像ユニットの断面積が最大となる固体
撮像素子後方まで延長し、内蔵物の充填率に余裕のある
位置で湾曲部を接続することにより先端部の細径化を図
っている。
【0038】図7に示すように内視鏡70の先端部71
には対物光学系72を収めたレンズ枠73と、光学フィ
ルタ74と、固体撮像素子として例えばCCD75と、
信号を処理する回路基板76が配設され、前記CCD7
5のリード及び回路基板76には信号線77が接続され
ている。これらCCD75や回路基板76及び信号線7
7の周囲は、例えば接着剤78で一体的に封止されて撮
像ユニット80を構成している。なお、この撮像ユニッ
ト80は、CCD75を配設した位置の断面積が最大と
なっている。
【0039】前記撮像ユニット80は、CCD75の撮
像面上に被写体像が結像するようにレンズ枠73の位置
を調整して嵌合固定されている。また、このレンズ枠7
3の外周には、先端部本体81との光軸方向の位置決め
を行う突起部82が全周に渡って設けられており、この
レンズ枠73に設けた突起部82を先端部本体81に突
き当てて嵌合固定することによって、先端部本体81と
レンズ枠73との位置出しが行われるようになってい
る。
【0040】先端部本体81には、観察光学系と共に、
照明光学系としてライトガイド83が配設されている。
このライトガイド83は、図8の(a)に示すように撮
像ユニット80の断面積が最大であるCCD75の近傍
では断面形状が略矩形形状に成形され、同図の(b)に
示すようにこのCCD75より後方側では断面形状を略
円形形状に成形して湾曲部84へ挿通している。
【0041】この先端部本体81は、撮像ユニット80
の断面積が最大であるCCD75の後方側まで延出して
おり、この先端部本体81の後方側端部には湾曲部84
を構成する第1の湾曲駒85が接着剤にて接着接続され
ている。
【0042】この先端部本体81と第1の湾曲駒85と
の接続部には、先端部本体81と湾曲管第1の湾曲駒8
5とのそれぞれに径の異なる孔があけられており、この
孔にピン86を嵌入することにより、接着剤が破壊され
ても先端部本体81と第1の湾曲駒85とが脱落しない
ようになっている。また、先端部本体81と第1の湾曲
駒85との接続部の外周にカバー部材87を被覆して、
前記ピン86が嵌入されている部分の水密を確保してい
る。
【0043】一方、前記湾曲部84を構成する第1の湾
曲駒85の内径は、先端側から第1関節部88に向かう
撮像ユニット硬質部80aに相当する位置まで内蔵物の
収納スペースを確保することができるように形成してあ
る。。
【0044】なお、先端部本体81の対向する位置には
固定用溝91が設けられており、この固定用溝91に嵌
挿される固定ピン92及び固定リング93によって外皮
ブレード94が内視鏡先端部本体81に接続固定されて
いる。また、先端部本体81に、光学アダプター100
を取り付けるための取付ねじ89と、光学アダプタ10
0との位置決めをするための位置決め面90とを設ける
ことにより、先端部本体81と光学アダプター100の
観察窓101及び照明窓102とが一致するようになっ
ている。
【0045】このように、内視鏡を構成する先端部と湾
曲部とを撮像ユニットの断面積が最大となる固体撮像素
子の後方側で、内視鏡内蔵物の充填率の少ない位置で接
続することにより、内蔵物を収納する内径を十分に確保
することができると共に、内視鏡の先端部の外径を細径
化することが可能となる。
【0046】また、撮像ユニットの断面積が最大となる
固体撮像素子部でライトガイドの断面形状を略矩形形状
になるように配置し、この固体撮像素子の後方側の撮像
ユニットの断面積が小さくなった空間部分でライトガイ
ドの断面形状を略円形形状にして湾曲部内を挿通させる
ことによって先端部の空間部を有効に利用することがで
きる。
【0047】さらに、レンズ枠の外周に、先端部本体と
の位置決め用の突起部を設けることにより、突起部を先
端部本体に突き当てて接着固定することで、レンズ枠を
所定の位置に配置することができるので、撮像ユニット
を先端部本体に固定する際の光学アダプターとの煩わし
い調整作業が不要となり、組立作業性が大幅に向上する
と共に、突起部に塗布した接着剤で水密性が向上する。
【0048】又、湾曲部を構成する第1湾曲駒の内径を
先端部から第1関節部側に向かう撮像ユニット硬質部端
に相当する位置まで拡径に形成することにより、内視鏡
先端部の内径を確保することができる一方で、対物光学
系を内蔵した内視鏡先端部と湾曲部との間を固体撮像素
子及び関係部品を収容するように連結筒で接続したもの
に比べ、部材点数が削減でき、内視鏡先端面から湾曲部
第1関節までの長さを短くすることができる。
【0049】更に、前記光学アダプターを着脱自在にす
ることにより、光学アダプタを交換することにより、異
なった画角や観察深度で被検体を観察することができ
る。
【0050】ところで、内視鏡の挿入部先端側に設ける
湾曲部は、複数の湾曲駒を回動自在に連接して構成され
ている。そして、湾曲部の最先端に位置する第1の湾曲
駒に操作ワイヤの一端をロウ付けなどで固定し、操作ワ
イヤの他端が接続されている操作部を押し引きすること
で、操作ワイヤを進退させて湾曲部が湾曲するようにし
ていた。
【0051】この湾曲部を構成する湾曲駒としては、実
開平2−106201号公報に示されるように、湾曲部
を湾曲させたとき、端面の肩口どうしが突き当たるよう
にした湾曲駒が用いられており、隣合う湾曲駒どうしで
形成する湾曲角度は、湾曲部最先端の操作ワイヤがロウ
付けや半田付けなどで接続されている湾曲駒とその隣り
合う湾曲駒とが形成する湾曲角度と、その他の隣合う湾
曲駒どうしが形成する湾曲角度とが、ほぼ同じ角度とな
るように構成されていた。
【0052】そして、前記操作ワイヤをろう付けなどで
湾曲駒に接続した部分は、接続部付近のワイヤが熱せら
れているためワイヤが脆弱になっている。また、前記接
続部近傍にはロウや半田がワイヤにしみ込んでいるた
め、このロウや半田のしみ込んでいる部分と、ロウや半
田のしみ込んでいない部分との境界部に曲げ応力が集中
し易くなる。したがって、操作ワイヤが接続されている
第1の湾曲駒が、他の湾曲駒と同様の湾曲角度で曲げら
れると、接続部のワイヤに比較的大きな曲げ応力が加わ
り、これを繰り返すことにより操作ワイヤが破断するお
それがあった。
【0053】そこで、操作ワイヤを接続する第1の湾曲
駒と、この第1の湾曲駒に隣り合う湾曲駒とで形成する
湾曲角度(A)が、その他の隣り合う湾曲駒どうしで形
成する湾曲角度(B)よりも、小さいく形成することに
より、繰り返し湾曲操作を行なっても操作ワイヤが破断
することのないようにすることができる。
【0054】図9に示すように内視鏡110は、操作部
111,可撓管112,湾曲部113,硬質の先端構成
部114を順次連接して挿入部108を形成している。
【0055】図10に示すように湾曲部113は、複数
の略円筒状に形成した湾曲駒115,115...から
構成されており、湾曲駒115の両端には湾曲駒115
どうしを連結するための舌状の連結部115aが設けら
れている。
【0056】すなわち、湾曲部113は、先端側部より
操作部側に第1の湾曲駒115,第2の湾曲駒11
5...を備え、隣合う第1の湾曲駒115と第2の湾
曲駒115及び第2の湾曲駒115と第3の湾曲駒11
5...を各湾曲駒の連結部115aの回動中心に設け
た孔部をリベットなどで直列方向に回動自在に連結し
て、最も先端部側の第1の湾曲駒115も、最も操作部
側の湾曲駒115も全て回動自在に連結して、2方向に
湾曲可能な湾曲部113を構成している。
【0057】そして、湾曲部113を構成するこれら湾
曲駒115,115...のうち、最先端に位置する第
1の湾曲駒115を先端構成部114に接続し、最後端
に位置する湾曲駒115を可撓管112に接続し、これ
ら湾曲駒115,115...に弾性チューブ116及
び外皮の網管117を被覆して湾曲部112を形成して
いる。
【0058】図11に示すように各湾曲駒115,11
5...の周壁にはこの周壁の一部を内側に打出して形
成した一対のワイヤ挿通部118が設けられており、こ
れらワイヤ挿通部118,118...に操作ワイヤ1
19を挿通している。この操作ワイヤ119の先端部は
先端部側に位置する第1の湾曲駒115のワイヤ挿通部
118に、ロウ付けまたは半田付けによって固定されて
いる。そして、前記操作ワイヤ119の他端部は、挿入
部内を挿通して操作部内に導かれ、操作部111に設け
たアングルレバー111aに接続されている。そして、
操作部111に設けたアングルレバー111aを操作す
ることによって湾曲部113を湾曲操作することができ
るようになっている。
【0059】図12に示すように操作ワイヤ119を第
1の湾曲駒115にロウ付けや半田付けで固定すると
き、操作ワイヤ119にはワイヤ挿通部118の端部A
から操作部側に例えば0.5〜1mm程度の範囲に熱が加
わり、その部分が他の部分よりも脆弱になってしまう。
また、同時に、前記操作ワイヤ119にも端部Aから操
作部側へロウあるいは半田が例えば0.5〜1mm程度し
み出して、この部分が他の部分に比べて硬質になってし
まい、この操作ワイヤ119の硬質部と軟質部との境界
部分に、曲げなどの際に発生する応力が集中し易くな
り、繰り返し曲げ等に対しての耐性が他の部分より低く
なってしまう。
【0060】このため、第2の湾曲駒115より操作部
側に配設されている各湾曲駒115の回動中心とそれぞ
れの肩口120まで軸方向の距離αと、第1の湾曲駒1
15と第2の湾曲駒115の回動中心と肩口121の軸
方向の距離βとの関係をα>βとなるように設定してい
る。なお、本実施例においてはβ=0とする。
【0061】上述のように構成した湾曲部113に例え
ば湾曲をかけると、隣合う湾曲駒の肩口120と肩口1
21や肩口120と肩口120とが当接する。このと
き、図13に示すように第1の湾曲駒115とこの第1
の湾曲駒115に隣合う第2の湾曲駒115とで形成す
る湾曲角度をX°となり、図14に示すようにその他の
湾曲駒115どうしが形成する湾曲角度はY°となる。
このとき、距離αと距離βとの間にはα>β及びβ=0
の関係があるので、本実施例ではβ=0としているので
X°=Y°/2であり、X°<Y°の関係が成立する。
【0062】このように、湾曲部を構成する湾曲駒の隣
合う湾曲駒で形成する湾曲角度を従来のようにすべて同
じ湾曲角度にするのではなく、第1の湾曲駒とこの第1
の湾曲駒に隣合う第2の湾曲駒とで形成する湾曲角度を
その他の湾曲駒どうしが形成する湾曲角度より小さくす
ることにより、曲げ耐性が熱により脆弱している操作ワ
イヤ固定部付近の操作ワイヤに加わる繰り返し曲げのレ
ベルを小さくすることができるので、繰り返しの湾曲操
作が行なわれても操作ワイヤの破断する可能性を従来よ
りも小さくすることができる。
【0063】ところで、一般的に内視鏡の湾曲部の湾曲
操作は、挿入部内に湾曲操作用のワイヤを挿通し、この
ワイヤを進退させることによって行っている。ところ
が、工業用の配管内検査用内視鏡など挿入部の長いもの
では、内視鏡挿入部内を挿通するワイヤとこのワイヤを
案内するワイヤガイドとの間のクリアランス(遊び)が
大きいため挿入部内でワイヤに弛みが生じ、操作部のワ
イヤ操作がワイヤの弛みによって吸収されてしまい、操
作部の操作と湾曲部の湾曲動作とが対応しなくなること
があった。
【0064】このため、挿入部内での操作ワイヤの弛み
をなくす目的から、ワイヤガイドとワイヤとの間のクリ
アランスを小さくすることが考えられるが、ワイヤガイ
ドとワイヤとの間のクリアランスを小さくすると、ワイ
ヤとワイヤガイドとの摩擦力が大きくなり、操作部側で
の操作力量が抵抗を受けて減衰され、湾曲部を所望の湾
曲角度に湾曲させることができなくなったり、所望の湾
曲角度を得るために操作部を大きな操作力量で操作しな
ければならなくなってしまう。
【0065】この問題を解決するため特開平1−313
037号公報には、挿入部内を挿通するワイヤの弛みを
なくし、ワイヤとワイヤガイドとの摩擦力によって操作
力量が減衰しないようにするため、湾曲部後端に水素ガ
スを給排させることにより、操作ワイヤを進退させる駆
動装置を設けることで、内視鏡挿入部が長くなっても、
湾曲部を直接動かす操作ワイヤが長くならず、操作ワイ
ヤに弛みのない構成としている。しかしながら、上記構
成では挿入部内に駆動装置を設けなければならず、所望
の湾曲角度は得られるようになるが、挿入部の外径が太
径で、構造が複雑になるうという問題がある。
【0066】そこで、本実施例では挿入部の長い内視鏡
であっても、挿入部の外径を太径とすることなく、操作
ワイヤとこのワイヤを案内するワイヤガイドとのクリア
ランスを最適寸法に設定して、構造が簡単で所望の湾曲
角度を得られる内視鏡を提供するようにしている。
【0067】図15に示すように内視鏡150は挿入部
151,操作部152及びライトガイドケーブル153
などを有し、ライトガイドケーブル153の後端部には
図示しない光源装置に接続するコネクタ154が設けて
ある。
【0068】前記挿入部151は、可撓管部156,湾
曲部157及び先端部158を連接し、この先端部15
8には対物レンズ159,図示しない照明光学系などが
設けられている。この対物レンズ159にはイメージガ
イド160が光学的に接続されており、このイメージガ
イド160は挿入部151内を挿通して操作部152ま
で導かれ、操作部152の後端部に位置する接眼部16
1に接続されている。また、図示しない照明窓に接続さ
れるライトガイド169は、挿入部151,操作部15
2及びライトガイドケーブル154を挿通してコネクタ
154のライトガイド管155に達している。
【0069】前記湾曲部157は複数の湾曲駒163,
163...を軸方向に回動自在に直列方向に連接して
例えば上下方向へ湾曲するようになっており、これら回
動自在の湾曲駒163,163...の外側を外皮チュ
ーブ164で被覆している。これら湾曲駒163,16
3...のうち、最先端の湾曲駒163には上下一対の
湾曲操作用の操作ワイヤ165,166が連結されてい
る。すなわち、第1の湾曲駒163の上下端には操作ワ
イヤ165,166の先端を連結するための取付部16
7,168が設けてある。
【0070】図16に示すように前記操作ワイヤ16
5,166は、挿入部151の内腔の例えば、上下に沿
って挿通するように、湾曲部157内においては湾曲駒
163に形成したガイドリング171,172によって
案内される一方、可撓管内部においては後述するワイヤ
ガイド173,174によって案内されるようになって
いる。
【0071】そして、この操作ワイヤ165,166の
基端部は、操作部152に設けたピニオン175と、こ
のピニオン175を挟持するように設けた一対のラック
176,177とからなるワイヤ牽引操作機構178に
連結されている。なお、ピニオン175の回転軸179
には図示しない湾曲操作ノブが取り付けられている。
【0072】図17に示すように挿入部151の可撓管
内部において操作ワイヤ165,166を案内するワイ
ヤガイド173,174は、断面形状が円形な例えば、
ステンレスなどの金属製素線181を密巻きにしたコイ
ルからなり、このコイル内部に一定のクリアランスを設
けてそれぞれ操作ワイヤ165,166が挿通されるよ
うになっている。そして、各ワイヤガイド173,17
4は、可撓管部156の上下各内面に沿ってそれぞれ配
設されると共に、その先端部と後端部は、可撓管部15
6のそれぞれ先端部分と後端部分に取付固定される。
【0073】なお、同図に示すように操作ワイヤ16
5,166の外径寸法をφa,ワイヤガイド173,1
74の内径寸法をφbとしたとき、ワイヤガイド17
3,174の内径寸法bに対する操作ワイヤ165,1
66の外径寸法aとの関係、すなわち、比a/bを、
0.78≦a/b≦0.95の関係が成り立つように設
定している。
【0074】このため、図18に示すようにワイヤガイ
ド173,174の内径寸法bに対する操作ワイヤ16
5,166の外径寸法aの比a/bが、a/b<0.7
8であるときは、ワイヤガイド173,174と操作ワ
イヤ165,166とのクリアランスが大きくなること
から、操作部側での操作ワイヤ165,166の引張り
量がワイヤガイド173,174内での操作ワイヤ16
5,166の弛みにより可撓管部156内で吸収され
て、操作部側の駆動力を湾曲部157に伝達することが
できず、所望の湾曲角度を得ることができない。
【0075】また、図19に示すように、ワイヤガイド
173,174の内径寸法bに対する操作ワイヤ16
5,166の外径寸法aの比a/bが0.95<a/b
であるときは、可撓管部156がストレート状態である
ならば、操作ワイヤ165,166を引張る力量を大き
くすることによって、なんとか所望の湾曲角度を得るこ
とはできる。しかし、図20に示すように可撓管部15
6がループ状態など湾曲状態であるならば、操作ワイヤ
165,166とワイヤガイド173,174とのクリ
アランスがさらに小さくなって摩擦力が大幅に増大し、
操作部側の駆動力を湾曲部157に充分に伝達すること
ができず、所望の湾曲角度を得ることができない。
【0076】このように、操作ワイヤの外径寸法aと、
ワイヤガイドの内径寸法bとの間に、0.78≦a/b
≦0.95の関係を設けることによって、操作ワイヤと
ワイヤガイドとのクリアランスを適切な値となり、簡単
な構造で、互いの摩擦を大きくすることなく、且つ、ワ
イヤガイドに対する操作ワイヤの弛み(遊び)を少なく
でき、所望の湾曲角度を得ることができる。このことか
ら、挿入部長が長い内視鏡であっても、簡単な構造に
て、湾曲操作を行う引張り量を確実に湾曲部に伝達で
き、所望の湾曲角を得ることができる。
【0077】なお、図21に示すように金属素線である
操作ワイヤ165,166の外周表面にテフロンコーテ
ィング等、樹脂191を被覆することにより操作ワイヤ
165,166とワイヤガイド173,174との間の
摩擦力を減らすことができる。
【0078】また、ワイヤガイドは上記のようにコイル
状に限定されるものではなく、図22に示すようにワイ
ヤガイド200を操作ワイヤ165,166と同軸方向
に複数並んだピアノ線201など高弾性部材を樹脂20
2にて固めて構成したり、図23に示すようにコイルパ
イプ205の外周に操作ワイヤ165,166と同軸方
向にピアノ線201を並べて、コイルパイプ205との
間でロウ付け206にて固定して構成することにより、
軸方向にも、径方向にも座屈し難いワイヤガイドを構成
するようにしてもよい。
【0079】[付記] 1.被写体像を光電変換する光電変換部上にマイクロレ
ンズを形成した固体撮像素子チップと、この固体撮像素
子チップ上に設けたバンプ材を介してインナーリードが
ボンディング接続されるTAB用フィルムキャリアテー
プを有する固体撮像装置において、バンプ材形成プロセ
ス時、固体撮像素子チップ上にバンプ材とスペース部材
とを設け、前記スペース部材上にマイクロレンズに対向
する透明光学部材を配置する固体撮像装置。
【0080】2.前記スペース部材の高さが、マイクロ
レンズよりも高い付記1記載の固体撮像装置。
【0081】3.前記スペース部材を、前記バンプ部材
と光電変換部との間に設ける付記1記載の固体撮像装
置。
【0082】4.CCDチップの前面にカバーガラスを
備える撮像ユニットにおいて、円形のカバーガラスの円
周上の少なくとも一部に直線部を設け、この直線部の側
面に電極を配置し、この電極をCCDチップの電極に電
気的に接続する一方、前記カバーガラスの電極を配置し
ない円周部側面を対物レンズ枠に嵌合保持するする撮像
ユニット。
【0083】5.先端部に光学系と、固体撮像素子と、
電気部品とを備えた接像ユニットを配設する内視鏡にお
いて、撮像ユニットを配設した先端部と湾曲部との接続
位置を断面積が最も大きな撮像ユニットの固体撮像素子
位置より手元側にした内視鏡。
【0084】6.断面積が最も大きな撮像ユニットの固
体撮像素子位置より先端側に配置されるライトガイドの
断面形状を矩形形状にし、前記固体撮像素子位置より湾
曲部側に配置されるライトガイドの断面形状を円形形状
にした付記6記載の内視鏡。
【0085】7.挿入部の先端部に、複数個の湾曲駒を
回動自在に連結し、湾曲操作ワイヤを先端部側の湾曲駒
に接続してなる湾曲部を有する内視鏡において、操作ワ
イヤを接続した湾曲駒と、この湾曲駒に隣接する湾曲駒
が形成する湾曲角度が、その他の湾曲駒どうしが形成す
る湾曲角度よりも、小さくなるようにした内視鏡。
【0086】8.前記湾曲駒の湾曲角度は、隣り合う湾
曲駒の肩口どうしが突き当たることによって形成され、
前記操作ワイヤを接続した湾曲駒の回動中心と肩口の軸
方向の距離が、他の湾曲駒の回動中心と肩口の軸方向と
の距離よりも小さい付記7記載の内視鏡。
【0087】9.前記操作ワイヤを接続した湾曲駒と、
この湾曲駒に隣接する湾曲駒が形成する湾曲角度が、前
記他の湾曲駒どうしが形成する湾曲角度の1/2である
付記7記載の内視鏡。
【0088】10.複数のワイヤガイドを挿入部内に配
設し、前記各ワイヤガイドに挿通した操作ワイヤを押し
引き操作することにより、挿入部の湾曲部を強制的に湾
曲するよう構成した内視鏡において、ワイヤガイド内径
と操作ワイヤ外径との関係を◎ 0.78≦操作ワイヤ外径/ワイヤガイド内径≦0.9
5◎ で構成した内視鏡。
【0089】11.前記操作ワイヤ外周にプラスチック
樹脂を被覆する付記10記載の内視鏡。
【0090】12.前記操作ワイヤ外周に被覆されるプ
ラスチック樹脂がテフロンである付記11記載の内視
鏡。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、C
CDチップの光電変換部上に設けたオンチップレンズの
レンズ効果を失わない、小型の固体撮像装置を安価に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の一実施例に係り、図
1は内視鏡システムの概略構成を示す図
【図2】内視鏡の先端部の概略構成を説明する断面図
【図3】撮像装置の構成を説明する断面図
【図4】図4ないし図6は撮像ユニットに係り、図4は
撮像ユニットの概略構成を説明する図
【図5】レンズ枠と撮像ユニットとの関係を示す横断面
【図6】レンズ枠と撮像ユニットとの関係を示す正面断
面図
【図7】図7及び図8は内視鏡先端部の構成に係り、図
7は内視鏡先端部の概略構成を示す断面図
【図8】内視鏡先端部の正面断面図
【図9】図9ないし図14は湾曲部の構成に係り、図9
は内視鏡を示す図
【図10】湾曲部の概略構成を示す断面図
【図11】湾曲駒の正面断面を示す図
【図12】湾曲駒の具体的構成を示す図
【図13】湾曲状態における第1の湾曲駒と第2の湾曲
駒との湾曲角を示す図
【図14】湾曲状態における第1の湾曲駒以外の湾曲駒
どうしの湾曲角を示す図
【図15】図15ないし図23は湾曲部を湾曲させる操
作ワイヤとワイヤガイドとの構成に係り、図15は内視
鏡の概略構成を示す断面図
【図16】図15の内視鏡のC―C断面図
【図17】ワイヤガイドを説明する図
【図18】ワイヤガイドの内径寸法bに対する操作ワイ
ヤの外径寸法aの比a/bが、a/b<0.78である
ときの作用を示す図
【図19】ワイヤガイドの内径寸法bに対する操作ワイ
ヤの外径寸法aの比a/bが、a/b>0.78である
ときの作用を示す図
【図20】ループ状態の可撓管部を示す図
【図21】操作ワイヤにテフロンコーティングした状態
を示す図
【図22】ワイヤガイドの他の構成を示す図
【図23】ワイヤガイドの別の構成を示す図
【符号の説明】
25…固体撮像素子 42…CCDチップ(固体撮像素子チップ) 44…オンチップレンズ(マイクロレンズ) 49…カバーガラス(透明光学部材) 51…スペース部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿谷 信之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を光電変換する光電変換部上に
    マイクロレンズを形成した固体撮像素子チップと、この
    固体撮像素子チップ上に設けたバンプ材を介してインナ
    ーリードがボンディング接続されるTAB用フィルムキ
    ャリアテープを有する固体撮像装置において、 バンプ材形成プロセス時、固体撮像素子チップ上にバン
    プ材とスペース部材とを設け、前記スペース部材上にマ
    イクロレンズに対向する透明光学部材を配置することを
    特徴とする固体撮像装置。
JP6198827A 1994-08-23 1994-08-23 固体撮像装置 Withdrawn JPH0865579A (ja)

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