JPH0641302Y2 - 電動操作装置のインタ−ロツク装置 - Google Patents

電動操作装置のインタ−ロツク装置

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JPH0641302Y2
JPH0641302Y2 JP1985137266U JP13726685U JPH0641302Y2 JP H0641302 Y2 JPH0641302 Y2 JP H0641302Y2 JP 1985137266 U JP1985137266 U JP 1985137266U JP 13726685 U JP13726685 U JP 13726685U JP H0641302 Y2 JPH0641302 Y2 JP H0641302Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、断路器や接地開閉器等の開閉装置における
電動操作装置のインターロツク装置に関する。
〔従来の技術〕
通常、この種電動操作装置においては、開閉装置の開閉
動作を、手動操作ハンドルによる手動操作か、投入コイ
ルあるいは引外しコイルの励磁による自動操作(遠方操
作)で行うようになっている。
この場合、手動操作時には投入コイルおよび引外しコイ
ルの励磁動作を禁止するとともに,自動操作時にはハン
ドルの挿着を禁止するいわゆるインターロツクをとる必
要がある。
そこで、従来では、第9図ないし第12図に示すような電
動操作装置のインターロツク装置が用いられている。
すなわち、直流電動機が内蔵された操作箱1の前壁のカ
バー1′に、手動操作ハンドル2の挿入口3が透設さ
れ、このカバー1′の後面に支軸4を中心に回動自在で
挿入口3を開閉自在に閉塞したシヤツタ5が設けられ、
挿入口3に近接した位置に、自動操作と手動操作とを切
り替えるシリンダ錠付きの自動(ロツク)・手動の切替
スイツチ6が設けられている。
また、操作箱1の内部には、切替スイツチ6にキー7を
挿入してこれを手動側に切り替えることにより励磁され
るインターロツクコイル8が、カバー1′に支持されて
設けられ、該コイル8の励磁により吸引されて上動する
ヒンジ構造の作動金具9が設けられ、作動金具9の上動
時、シヤツタ5に係合し、シヤツタ5を回動させて挿入
口3を開口し、コイル8の解磁により釈放されてシヤツ
タ5との係合を解除し、シヤツタ5により挿入口3を閉
塞させる。
さらに、前記切替スイツチ6には、手動側への切り替え
によりそれぞれ閉成および開成する第1接点6′および
第2接点6″が設けられており、第1接点6′がインタ
ーロツクコイル8の励磁回路に直列に挿入され、第2接
点6″が開閉装置の投入コイル10および引外しコイル11
の励磁回路に直列に挿入されている。
12および13はそれぞれ投入コイル10および引外しコイル
11に直列接続された入および切の操作スイツチであり、
P,Nは制御電源の正側端子,負側端子をそれぞれ示して
いる。
そして、第10図に示すように、切替スイツチ6がロツク
側の状態においては、第1接点6′が開であることによ
り、インターロツクコイル8が非励磁状態となり、シヤ
ツタ5により挿入口3が閉塞されてハンドル2の挿入が
禁止され、切替スイツチ6の第2接点6″が閉であるこ
とにより、入操作スイツチ12または切操作スイツチ13の
操作により、投入コイル10または引外しコイル11への通
電が可能となり、遠方操作による開閉装置の開閉操作が
可能となる。
つぎに、前述の状態より、第11図aに示すように、切替
スイツチ6を手動側に切り替えると、同図bに示すよう
に、第1接点6′が閉成してインターロツクコイル8が
励磁されるため、作動金具9がコイル8に吸引されてシ
ヤツタ5を上方へ回動し、挿入口3が開口され、ハンド
ル3の挿入が可能となり、手動操作による開閉装置の開
閉操作が可能となる。
このとき、切替スイツチ6の第2接点6″は開となるた
め、投入コイル10および引外しコイル11の励磁動作が禁
止される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の前記インターロツク装置の場合、第11図で示した
手動操作時に、ハンドル2を挿入したまま誤って切替ス
イツチ6を手動側よりロツク側へ切り替えると、第12図
に示すように、切替スイツチ6の第1接点6′が開とな
ってインターロツクコイル8が解磁され、挿入口3を閉
塞しようとするシヤツタ5が挿入口3のハンドル2に当
接した状態になるのみならず、切替スイツチ6の第2接
点6″が閉成して投入コイル10あるいは引外しコイル11
の励磁可能な条件が成立してしまう。
したがって、このような状態において、遠方より操作指
示が出され、操作スイツチ12,13が操作されると、投入
コイル10あるいは引外しコイル11の励磁動作により、そ
の補助接点を介して電動機が駆動し、電動機に連動した
操作主軸が回転するとともに、これに直結されているハ
ンドル2が回転し、非常に危険な状態を招くことにな
る。
この考案は、前記の点に留意し、手動操作時の誤操作に
よる危険を防止し、かつ、インターロツクコイルの吸引
力の小勢化,同コイルの小形化を図った電動操作装置の
インターロツク装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するために、この考案の電動操作装置
のインターロツク装置は、手動操作ハンドルの挿入口を
有する電動操作装置の操作箱に設けられた電動・手動の
切替スイツチと、 開閉装置の操作可能条件の成立時にのみ前記切替スイツ
チの手動側への切り替えにより励磁されるインターロツ
クコイルと、 一端が枢支され、上下動により前記挿入口を開閉自在に
閉塞したシヤツタと、 前記コイルの励磁により吸引されて上動するほぼ水平方
向のヒンジ構造の作動金具と、 該作動金具を下方へ付勢したばねと、 前記作動金具の先端部に形成され,前記コイルの励時に
よる前記作動金具の上動時,前記シヤツタに係合して前
記挿入口を開口させ,解除により前記シヤツタとの係合
を解除して前記シヤツタにより前記挿入口を閉塞させる
シヤツタ作動部と、 前記作動金具に直交するよう上方へ折曲して形成され,
先端がわん曲されたスイツチ作動部と、 前記作動金具の上動時,前記スイツチ作動部により前記
作動金具のヒンジ支点からの方向に作用され,動作する
常閉のリミツトスイツチと、 前記作動金具の基部に下方への折曲により形成され,前
記挿入口に挿入されたハンドルに当接して前記作動金具
の下動を阻止する位置保持部と、 前記リミツトスイツチにそれぞれの励磁回路が直列接続
された前記開閉装置の投入コイルおよび引外しコイルと
を備えたものである。
〔作用〕
したがって、この考案の電動操作装置のインターロツク
装置は、投入コイルおよび引外しコイルの励磁回路に直
列接続された常閉のリミツトスイツチが、挿入口の開口
時に動作して開となるため、切替スイツチの手動側への
切り替えにより挿入口が開口されると、リミツトスイツ
チにより励磁回路への通電が阻止され、手動操作時にお
ける遠方操作が禁止され、この手動操作時、挿入口にハ
ンドルを挿入したまま誤って切替スイツチを手動側より
自動側へ切り替えてしまっても、シヤツタがハンドルに
当接して挿入口を閉塞することがなく、挿入口が開口さ
れたままであるため、作動金具に連動したリミツトスイ
ツチは開の状態を保ち、遠方操作が禁止される。
さらに、ほぼ水平方向のヒンジ構造の作動金具に直交す
るよう上方へ折曲して形成され,先端がわん曲されたス
イツチ作動部が、リミツトスイツチに、作動金具のヒン
ジ支点からの方向に作用するため、リミツトスイツチを
作動させるために大きな操作力を必要とせず、インター
ロツクコイルの吸引力の小勢化,同コイルの小形化が可
能となる。
〔実施例〕
この考案の実施例を説明する前に、参考例を示した第1
図ないし第4図について説明する。
(参考例) 第1図ないし第4図において、前記と同一記号は同一物
を示し、14は操作箱1内におけるシヤツタ5の基部側に
近接して設けられた常閉のリミツトスイツチであり、該
スイツチ14の作動片15の先端に支持されたローラ16が、
シヤツタ5の上側折曲片によりに押圧操作されることに
より開動作する構成になっており、第1図に示すような
シヤツタ5による挿入口3の閉塞時には、リミツトスイ
ツチ14は動作せず、第2図および第3図に示すようなシ
ヤツタ5による挿入口3の開口時には、シヤツタ5によ
りローラ16が押圧されてリミツトスイツチ14が動作し開
になる。
このリミツトスイツチ14は、第4図に示すように、投入
コイル10および引外しコイル11の励磁回路,すなわち両
コイル10,11の並列回路に直列に接続され、この直列回
路が開閉装置の操作条件を形成する接点,たとえば開閉
装置とともに主回路に直列に設けられた遮断器のb接点
(遮断器の開路によりオン)17を介して制御電源端子P,
N間に接続されている。
また、インターロツクコイル8は切替スイツチ6の第1
接点6′および遮断器のb接点17を介して端子P,N間に
接続されており、開閉装置の操作可能条件の成立時,す
なわち遮断器の開路に伴うb接点17の閉成時にのみ、切
替スイツチ6の手動側への切り替えにより、インターロ
ツクコイル8が励磁されるようになっている。
なお、第4図において、18は操作箱1に内蔵された直流
電動機、10a,10bは投入コイル10のa接点,b接点、11a,1
1bは引外しコイル11のa接点,b接点、19および20は投入
完了接点および引外し完了接点であり、接点19は投入完
了時に,接点20は引外し完了時にそれぞれオフする。
つぎに、前記参考例の動作について説明する。
まず、第1図は遠方操作可能状態を示しており、切替ス
イツチ6がロツク(自動)側に操作され、その接点6′
がオフしているため、インターロツクコイル8は非励磁
状態となり、シヤツタ5により挿入口3が閉塞され、ハ
ンドル2の挿入が禁止され、シヤツタ5によりリミツト
スイツチ14が動作することはなく閉成しているため、遮
断器の開路条件において遠方操作が可能となる。
すなわち、第4図は開閉装置の切状態を示しており、操
作スイツチ12をオンして投入指令を与えると、投入コイ
ル10への通電が開始され、該コイル10が励磁され、その
a接点10aの閉成によりコイル10の励磁動作が自己保持
され、電動機18への通電が開始され、周知の如く電動機
18の回転出力により開閉装置の投入動作が行われる。こ
の投入完了時には、投入完了接点19がオフするため、投
入コイル10への通電が断たれ、電動機18も停止する。
また、開閉装置の入状態により操作スイツチ13をオンし
て引外し指令を与えると、前記投入動作時において引外
し完了接点20がオンになっているため、引外しコイル11
への通電が開始されて該コイル11が励磁され、そのa接
点11aの閉成により、コイル11の励磁動作が自己保持さ
れ、電動機18が前述とは逆方向に通電され、電動機18の
回転出力により開閉装置の引外し動作が行われる。そし
て、引外し完了時には引外し完了接点20がオフするた
め、引外しコイル11への通電が断たれ、電動機18が停止
し、第4図の状態となる。
つぎに、第1図の状態より切替スイツチ6を手動側に切
り替えると、その接点6′が閉成し、遮断器の開路条件
においてインターロツクコイル8が励磁される。したが
って、コイル8の励磁動作により作動金具9が吸引さ
れ、作動金具9がシヤツタ5に係合してこれを上方へ回
動し、第2図に示すように、挿入口3が開口され、手動
操作ハンドル2の挿入口3への挿入が可能となり、開閉
装置のハンドル2による開閉操作が可能となる。
このとき、挿入口3を開口したシヤツタ5により、リミ
ツトスイツチ14のローラ16が押圧操作されるため、リミ
ツトスイツチ14が動作して開となり、投入コイル10およ
び引外しコイル11励磁回路が電源から切り離され、開閉
装置の遠方操作が禁止される。
そして、前述の手動操作時、ハンドル2を挿入口3に挿
入したまま、誤って切替スイツチ6を手動側よりロツク
側に切替えると、接点6′が開となってインターロツク
コイル8が解磁され、作動金具9の釈放に伴ってシヤツ
タ5が下方へ回動し、第3図に示すように、シヤツタ5
がハンドル2に当接した状態で停止するが、この状態,
すなわち挿入口3の開口状態においては、リミツトスイ
ツチ14はシヤツタ5により開に動作され続けるため、依
然として遠方操作による両コイル10,11の励磁動作は禁
止され、ハンドル2が回転する危険を生じることはな
い。
(実施例) つぎに、この考案の実施例を示した第5図ないし第8図
について説明する。
これらの図面において、前記参考例と異なる点は、イン
ターロツクコイル8の励磁により吸引され,シヤツタ5
に係合して挿入口3を開口させ,解磁により釈放され,
シヤツタ5により挿入口3を閉塞させる作動金具21であ
り、さらに、投入コイル10および引外しコイル11の励磁
回路に直列に接続されたリミツトスツチ14を作動金具21
に直接連動した点である。
すなわち、第8図に示すように、両側部に切欠部22を有
する支持金具23に、ほぼコ字状の操作金具24をリベツト
25によりかしめて作動金具21を構成し、インターロツク
コイル8の取付金具26の一部を下方へ延出して下端に角
形切込を有する支持部27を形成し、前記切込の両側縁を
支持金具23の切欠部22に遊挿させて作動金具21を回動自
在に支持し、一端が支持部27に係止されたばね28の他端
を支持金具23の係止孔29に連結し、作動金具21を下方へ
回動付勢するとともに、支持部27にねじ止めされたL形
のストツパ30により作動金具21を所定回動位置に保持す
るようにしている。
この作動金具21の操作金具24には、一側にシヤツタ5の
上側折曲片に当接してシヤツタ5を回動操作するシヤツ
タ作動部31が形成され、作動金具21のストツパ30への当
接時には、シヤツタ5により挿入口3を完全に閉塞する
ようになっている。
また、操作金具24の他側には金具24に対して直交するよ
う上方へ折曲されるとともに先端がわん曲されたスイツ
チ作動部32が形成され、さらに、操作金具24の基部に
は、挿入口3に対向配置され,挿入口3に挿入されたハ
ンドル2に当接して作動金具21をスイツチ動作位置に保
持する位置保持部33が、下方への折曲により形成されて
いる。
また、リミツトスイツチ14は、作動片15の先端のローラ
16が、作動金具21のスイツチ作動部32により操作される
位置に配置され、作動部32によりローラ16が作動金具21
のヒンジ支点からの方向に作用され、作動金具21の位置
保持部33が、挿入口3のハンドル2に当接した位置およ
び該位置より作動金具21が上方へ回動した位置におい
て、作動部32によりリミツトスイツチ14が動作(開)す
るよう位置調整されている。
なお、34はリミツトスイツチ14の取付板、35はシヤツタ
5の上方への過回動を阻止する回り止めである。
したがって、第5図に示す切替スイツチ6のロツク(自
動)側への切り替え時においては、インターロツクコイ
ル8の非励磁により、作動金具21がストツパ30への当接
位置で停止し、シヤツタ作動部31に連動したシヤツタ5
により挿入口3が閉塞され、ハンドル2の挿入が禁止さ
れている。このとき、リミツトスイツチ14は閉状態にあ
り、開閉装置の遠方操作が可能となる。
また、切替スイツチ6の手動側への切り替えによりイン
ターロツクコイル8が励磁されると、第7図に示すよう
に、この吸引力により作動金具21がばね28の付勢に抗し
て上方へ回動し、シヤツタ作動部31によりシヤツタ5が
上方へ回動して挿入口3が開口され、スイツチ作動部32
によりリミツトスイツチ14が開に動作され、投入コイル
10および引外しコイル11の励磁動作が禁止され、開閉装
置の手動操作が可能となる。
さらに、前述の手動操作時、ハンドル2を挿入したまま
誤って切替スイツチ6をロツク側に切り替えると、イン
ターロツクコイル8の解磁により作動金具21は釈放さ
れ、ばね28の付勢に応じて下方へ回動しようとするが、
作動金具21の位置保持部33がハンドル2に当接し、作動
金具21をスイツチ動作位置,すなわちスイツチ作動部32
によりリミツトスイツチ14を開に動作する位置に保持す
るため、この状態で遠方操作が行われても、投入コイル
10および引外しコイル11への通電は行われず、遠方操作
によりハンドル2が回転する危険が回避される。
そして、この実施例では、インターロツクコイル8の励
磁,解磁により回転操作される作動金具21に、リミツト
スイツチ14を直接連動させており、この場合、作動金具
21のスイツチ作動部32がインターロツクコイル8の吸引
方向(上下方向)にほぼ平行に形成されるとともに、リ
ミツトスイツチ14を動作させるのに必要な作動力が、作
動金具21のヒンジ支点からの方向に作用するようになっ
ているため、リミツトスイツチ14の作動金具21への負荷
力はローラ16の摩擦力程度となり、リミツトスイツチ14
を動作させるために大きな操作力を必要とせず、インタ
ーロツクコイル8の吸引力の小勢化,コイル8の小形化
が可能となる。
ところで、リミツトスイツチ14をシヤツタ5に連動した
場合、リミツトスイツチ14を動作させるためには、シヤ
ツタ5の上方への回動方向の作動力が必要となり、イン
ターロツクコイル8の吸引による作動金具21の操作力と
して、シヤツタ5自身の負荷力にリミツトスイツチ14の
作動力を加えた大きな力が必要であり、また、リミツト
スイツチ14を作動金具21に直接連動させた場合であって
も、リミツトスイツチ14の動作に必要な作動力を作動金
具21の回動方向に形成すれば、前述と同様に大きな操作
力が必要であり、大きな操作力(吸引力)を有するイン
ターロツクコイルが必要となる。
たとえば、実験によると、シヤツタ5のみを開閉動作さ
せるインターロツクコイルの動作電圧が55Vであったの
に対し、リミツトスイツチ14の作動力(150g程度)が負
荷力として加わった場合、その動作電圧は90〜110Vに変
化し、インターロツクコイルの大形化を招くことにな
る。
しかし、前記実施例の場合、前述したように、リミツト
スイツチ14の動作に必要な作動金具21の操作力はローラ
16の摩擦力程度と非常に小さく、小さな吸引力のインタ
ーロツクコイル8を使用することができ、インターロツ
クコイル8の小形化,電動操作装置の小形化が図れる効
果が得られる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載する効果を奏する。
この考案の電動操作装置のインターロツク装置は、手動
操作ハンドル2による手動操作時、電気的誤操作により
切替スイツチ6を自動側に切り替えても、リミツトスイ
ツチ14により投入コイル10および引外しコイル11の励磁
動作を禁止し、電気的操作指示によりハンドル2が回転
してしまう危険を確実に防止することができる。
さらに、ほぼ水平方向のヒンジ構造の作動金具21に直交
するよう上方へ折曲して形成され,先端がわん曲された
スイツチ作動部32が、リミツトスイツチ14に、作動金具
21のヒンジ支点からの方向に作用するため、リミツトス
イツチ14を作動させるために大きな操作力を必要とせ
ず、インターロツクコイル8の吸引力の小勢化,同コイ
ル8の小形化が可能となり、電動操作装置の小形化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は参考例を示し、第1図は自動操作
時の正面図、第2図および第3図は手動操作時および誤
操作時の要部正面図、第4図は電気結線図、第5図ない
し第8図はこの考案の実施例を示し、第5図および第6
図は自動操作時の要部の背面図および側面図、第7図は
手動操作時の要部の背面図、第8図aおよびbは作動金
具の背面図およびその平面図、第9図以下の図面は従来
例を示し、第9図は電動操作装置の外観斜視図、第10図
は自動操作時の正面図、第11図および第12図はそれぞれ
手動操作時および誤操作時を示し、それぞれのaは一部
の正面図、それぞれのbは電気結線図である。 1……操作箱、2……手動操作ハンドル、3……挿入
口、5……シヤツタ、6……切替スイツチ、8……イン
ターロツクコイル、10……投入コイル、11……引外しコ
イル、14……リミツトスイツチ、21……作動金具、28…
…ばね、31……シヤツタ作動部、32……スイツチ作動
部、33……位置保持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動操作ハンドルの挿入口を有する電動操
    作装置の操作箱に設けられた電動・手動の切替スイツチ
    と、 開閉装置の操作可能条件の成立時にのみ前記切替スイツ
    チの手動側への切り替えにより励磁されるインターロツ
    クコイルと、 一端が枢支され,上下動により前記挿入口を開閉自在に
    閉塞したシヤツタと、 前記コイルの励磁により吸引されて上動するほぼ水平方
    向のヒンジ構造の作動金具と、 該作動金具を下方へ付勢したばねと、 前記作動金具の先端部に形成され,前記コイルの励時に
    よる前記作動金具の上動時,前記シヤツタに係合して前
    記挿入口を開口させ,解除により前記シヤツタとの係合
    を解除して前記シヤツタにより前記挿入口を閉塞させる
    シヤツタ作動部と、 前記作動金具に直交するよう上方へ折曲して形成され,
    先端がわん曲されたスイツチ作動部と、 前記作動金具の上動時,前記スイツチ作動部により前記
    作動金具のヒンジ支点からの方向に作用され,動作する
    常閉のリミツトスイツチと、 前記作動金具の基部に下方への折曲により形成され,前
    記挿入口に挿入されたハンドルに当接して前記作動金具
    の下動を阻止する位置保持部と、 前記リミツトスイツチにそれぞれの励磁回路が直列接続
    された前記開閉装置の投入コイルおよび引外しコイルと
    を備えた電動操作装置のインターロツク装置。
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