JPH0640977Y2 - ボールジョイント - Google Patents
ボールジョイントInfo
- Publication number
- JPH0640977Y2 JPH0640977Y2 JP1987093836U JP9383687U JPH0640977Y2 JP H0640977 Y2 JPH0640977 Y2 JP H0640977Y2 JP 1987093836 U JP1987093836 U JP 1987093836U JP 9383687 U JP9383687 U JP 9383687U JP H0640977 Y2 JPH0640977 Y2 JP H0640977Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- cylindrical portion
- arm
- ball joint
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の操向装置その他のリンク機構に使用
できるボールジョイントに関する。
できるボールジョイントに関する。
(従来の技術) ボールジョイントのアームとハウジングを。
プレス加工によって別個に作製したのち、両部材を固着
する形式のものは従来周知であり、固着手段としては、
溶接するものや、実公昭35-39139のようにクリップを用
いるもの、又は特開昭56-10816、同59-126112のように
かしめによるもの等が知られている。
する形式のものは従来周知であり、固着手段としては、
溶接するものや、実公昭35-39139のようにクリップを用
いるもの、又は特開昭56-10816、同59-126112のように
かしめによるもの等が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記の従来技術において、固着手段として溶接を用いた
ものは、溶接部に錆が発生すると共にその除去に人手を
要し、クリップで固着するものは、使用中に遊隙が生じ
易く、かしめによるものは、加工が容易でないという問
題がある。
ものは、溶接部に錆が発生すると共にその除去に人手を
要し、クリップで固着するものは、使用中に遊隙が生じ
易く、かしめによるものは、加工が容易でないという問
題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、錆び易い溶接や遊隙が生じ易いクリップを用
いないで、かしめによるアームとハウジングを強固に固
着するものであり、その手段は、アームの端部に円筒部
を一体に設け、該円筒部の内部にハウジングを固定し、
該ハウジングの内部にボールスタッドのボール部を保持
したボールジョイントにおいて、外周にフランジを突設
したハウジングをアームの円筒部内に嵌合して該フラン
ジを円筒部の一方の端面に係合し、円筒部の他方の端面
にハウジングの壁肉を内側から押出した複数個の突起を
係合して、アームとハウジングを固着したことを特徴と
する。
いないで、かしめによるアームとハウジングを強固に固
着するものであり、その手段は、アームの端部に円筒部
を一体に設け、該円筒部の内部にハウジングを固定し、
該ハウジングの内部にボールスタッドのボール部を保持
したボールジョイントにおいて、外周にフランジを突設
したハウジングをアームの円筒部内に嵌合して該フラン
ジを円筒部の一方の端面に係合し、円筒部の他方の端面
にハウジングの壁肉を内側から押出した複数個の突起を
係合して、アームとハウジングを固着したことを特徴と
する。
(作用) 前記の構成により円筒部はフランジと突起によって挟着
ハウジングとアームは一体となる。この突起はハウジン
グの表面の中間部から盛り上っているので変形しにく
く、両部材を強固に結合する。
ハウジングとアームは一体となる。この突起はハウジン
グの表面の中間部から盛り上っているので変形しにく
く、両部材を強固に結合する。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面によって説明する。第1図は
本考案のボールジョイントを示し、このボールジョイン
ト(1)において(2)はアームでその一端に端面(3
a)及び(3b)をもつ円筒部(3)がバーリング加工に
より一体形成され、このアーム(2)の長手方向側縁は
折曲げられて補強リブ(4)が形成されている。
本考案のボールジョイントを示し、このボールジョイン
ト(1)において(2)はアームでその一端に端面(3
a)及び(3b)をもつ円筒部(3)がバーリング加工に
より一体形成され、このアーム(2)の長手方向側縁は
折曲げられて補強リブ(4)が形成されている。
円筒部(3)の内面にはハウジング(5)が圧入されて
後述するかしめ手段によって固着されている。ハウジン
グ(5)内には、内向きの突縁(6)によってベアリン
グ(7)が係止され、該ベアリング(7)と別のベアリ
ング(8)によってボールスタッド(9)のボール部
(10)を支承し、該ベアリング(8)は、かしめ部(1
1)で固定される底板(12)によって係止される。
後述するかしめ手段によって固着されている。ハウジン
グ(5)内には、内向きの突縁(6)によってベアリン
グ(7)が係止され、該ベアリング(7)と別のベアリ
ング(8)によってボールスタッド(9)のボール部
(10)を支承し、該ベアリング(8)は、かしめ部(1
1)で固定される底板(12)によって係止される。
ハウジング(5)のアーム(2)及び底板(12)を固着
する前の断面形状は、第2図に示すとおりであり、端部
に設けた内向き突縁(6)寄りの外周にフランジ(13)
が突設され、該フランジ(13)と他端の底板用のかしめ
部(11)との間には胴部(14)が形成されている。
する前の断面形状は、第2図に示すとおりであり、端部
に設けた内向き突縁(6)寄りの外周にフランジ(13)
が突設され、該フランジ(13)と他端の底板用のかしめ
部(11)との間には胴部(14)が形成されている。
この胴部(14)をアーム(3)の円筒部(3)に嵌合
し、フランジ(13)を円筒部(3)の一方の端面(3a)
に密接させ、他方の端面(3b)の密接させるための複数
の突起(15)、(15)…を、胴部(14)の壁肉から第1,
3,4図に示すように押出すこことにより、円筒部(3)
を両端面から挟圧して結合する。
し、フランジ(13)を円筒部(3)の一方の端面(3a)
に密接させ、他方の端面(3b)の密接させるための複数
の突起(15)、(15)…を、胴部(14)の壁肉から第1,
3,4図に示すように押出すこことにより、円筒部(3)
を両端面から挟圧して結合する。
この突起(15)を形成するには、例えば第5図に示す金
型によって行なうことができる。同図は成形後の状態を
示すものである。図において下型ベース(20)上に、テ
ーパ面(22)とパンチ(23)をもつ複数の下型(21)、
(21)…が進退自在自在に載置され、その上方に受穴
(25)をもつ受板(24)が置かれ更に上型(26)が載置
されている。
型によって行なうことができる。同図は成形後の状態を
示すものである。図において下型ベース(20)上に、テ
ーパ面(22)とパンチ(23)をもつ複数の下型(21)、
(21)…が進退自在自在に載置され、その上方に受穴
(25)をもつ受板(24)が置かれ更に上型(26)が載置
されている。
そして、下型(21)、(21)…のテーパ面(22)を、テ
ーパ面(28)をもち下端を基礎上に固定したマンドレル
に嵌合し、上型(26)を圧下すると、テーパ面(22)、
(28)の作用により下型(21)、(21)…は拡がり、パ
ンチ(23)、(23)…が放射方向に移動して突起(15)
を押出す。これにより、円筒部(3)はフランジ(13)
と突起(15)によって挟まれ、アーム(2)とハウジン
グ(5)は一体になる。
ーパ面(28)をもち下端を基礎上に固定したマンドレル
に嵌合し、上型(26)を圧下すると、テーパ面(22)、
(28)の作用により下型(21)、(21)…は拡がり、パ
ンチ(23)、(23)…が放射方向に移動して突起(15)
を押出す。これにより、円筒部(3)はフランジ(13)
と突起(15)によって挟まれ、アーム(2)とハウジン
グ(5)は一体になる。
この突起(15)を膨出させるに当って円筒部(3)の端
縁(3b)も突起(15)に押されて若干量変形することは
差支えがなく、この変形を見込むことにより、突起(1
5)の位置又は円筒部(3)の高さににばらつきがあっ
ても常に強固な結合状態を形成させることができる。
縁(3b)も突起(15)に押されて若干量変形することは
差支えがなく、この変形を見込むことにより、突起(1
5)の位置又は円筒部(3)の高さににばらつきがあっ
ても常に強固な結合状態を形成させることができる。
(考案の効果) 本考案は、以上のように溶接やクリップを用いないの
で、結合部に錆や緩みが発生せず、丈夫な結合部をもつ
ボールジョイントが得られる。しかも、ハウジングを円
筒部に結合するための突起が、ハウジングの壁肉を内側
から押出した複数個の突起であるから、強固で変形しに
くく大きな結合力をもつ。その上、成形時にアームの円
筒部が突起と共に変形するのが可能であるから、突起の
位置に対して円筒部の高さにばらつきがあっても差支え
がなく、加工が容易である。
で、結合部に錆や緩みが発生せず、丈夫な結合部をもつ
ボールジョイントが得られる。しかも、ハウジングを円
筒部に結合するための突起が、ハウジングの壁肉を内側
から押出した複数個の突起であるから、強固で変形しに
くく大きな結合力をもつ。その上、成形時にアームの円
筒部が突起と共に変形するのが可能であるから、突起の
位置に対して円筒部の高さにばらつきがあっても差支え
がなく、加工が容易である。
第1図は本考案のボールジョイントの縦断面図、第2図
はハウジングの縦断面図、第3図はアームとハウジング
の結合状態を示す側面図、第4図は同じく斜面図、第5
図はかしめ用の金型の縦断面図である。 (2)……アーム (3)……円筒部 (5)……ハウジング (13)……フランジ (15)……突起
はハウジングの縦断面図、第3図はアームとハウジング
の結合状態を示す側面図、第4図は同じく斜面図、第5
図はかしめ用の金型の縦断面図である。 (2)……アーム (3)……円筒部 (5)……ハウジング (13)……フランジ (15)……突起
Claims (1)
- 【請求項1】アームの端部に円筒部を一体に設け、該円
筒部の内部にハウジングを固定し、該ハウジングの内部
にボールスタッドのボール部を保持したボールジョイン
トにおいて、外周にフランジを突設したハウジングをア
ームの円筒部内に嵌合して該フランジを円筒部の一方の
端面に係合し、円筒部の他方の端面にハウジングの壁肉
を内側から押出した複数個の突起を係合して、アームと
ハウジングを固着したことを特徴とするボールジョイン
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987093836U JPH0640977Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | ボールジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987093836U JPH0640977Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | ボールジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS64713U JPS64713U (ja) | 1989-01-05 |
JPH0640977Y2 true JPH0640977Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=30956759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987093836U Expired - Lifetime JPH0640977Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | ボールジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640977Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5699118U (ja) * | 1979-12-28 | 1981-08-05 | ||
JPS5744085A (en) * | 1980-08-25 | 1982-03-12 | Kumahira Safe Co | Deposit device for consignment |
-
1987
- 1987-06-18 JP JP1987093836U patent/JPH0640977Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS64713U (ja) | 1989-01-05 |
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