JPH0546994Y2 - - Google Patents

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JPH0546994Y2
JPH0546994Y2 JP4737988U JP4737988U JPH0546994Y2 JP H0546994 Y2 JPH0546994 Y2 JP H0546994Y2 JP 4737988 U JP4737988 U JP 4737988U JP 4737988 U JP4737988 U JP 4737988U JP H0546994 Y2 JPH0546994 Y2 JP H0546994Y2
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front surface
trim member
mold
angle
trunk
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のトランク用トリム部材およ
びその成形型に関する。さらに詳しくは、不織
布、再生フエルト等を素材として箱形に成形さ
れ、自動車のトランクルームの内壁を構成するト
リム部材およびその成形型の成形工程等に係る改
良に関する。
[従来の技術] 従来、自動車のトランク用トリム部材として
は、例えば第13図に示すものが知られている。
この従来の自動車のトランク用トリム部材は、
フロア面1、フロント面2、両側のサイド面3、
リヤ面4によつて囲繞された上部開放の箱形から
なり、フロント面2が内部側に傾斜され車室の後
部座席の背部に対応するようになつている。
このような自動車のトランク用トリム部材では
フロント面2がいわゆるアンダカツトとなるた
め、第14図に示すような成形型を用いて成形を
行なうことが知られている。
この自動車のトランク用トリム部材の成形型
は、プレスされる雄型10、雌型20からなり、
アンダカツトとなるフロント面2に対する雌型2
0に分割型30,40が設けられている。即ち、
型押し、型抜きに際して、分割型30,40をス
ライドさせて、アンダカツトとなる前記フロント
面2を回避するものである。
[考案が解決しようとする課題] 前述の従来の自動車のトランク用トリム部材の
成形手段では、分割型30,40の具備によつて
成形型の製造費用が嵩み、また、分割型30,4
0のスライド操作等によつて成形工作が面倒にな
るという問題点を有している。
さらに、フロント面2が車室の後部座席の背部
を受け得るような支持強度を有していないため、
トリム部材が変形することがあるという問題点を
有している。
本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、成形型の製造費
用が安価であり、かつ、成形工作が容易であり、
しかも成形されるトリム部材を強固なものとする
自動車のトランク用トリム部材およその成形型を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前述の目的を達成するために本考案に係る自動
車のトランク用トリム部材(請求項1)では、フ
ロア面、フロント面、両側のサイド面、リヤ面に
よつて囲繞された上部開放の箱形からなり、フロ
ント面が内部側に傾斜された自動車のトランク用
トリム部材において、フロント面とサイド面との
間に、該トリム部材の成形品からサイド面を一部
切り取つて形成した切り込みを設け、この切り込
みを介して切り離されたフロント面とサイド面と
を接合組み付けることにより、フロント面の成形
角度と製品角度における差を吸収すると共に上記
サイド面の切り離し端部にはフランジを設け、フ
ロント面の横幅をサイド面相互間の幅に対してフ
ランジ相当分大きくしたものである。
また、本考案に係る自動車のトランク用トリム
部材の成形型(請求項2)は、フロア面、フロン
ト面、両側のサイド面、リヤ面によつて囲繞され
た上部開放の箱形からなり、フロント面が内部側
に傾斜された自動車のトランク用トリム部材を成
形するものであつて、雄型、雌型の両型のプレス
によつて成形する自動車用のトランク用トリム部
材の成形型において、フロント面とフロア面との
なす成形角度を実際の製品角度の逆方向へ形成し
て鈍角とすると共に、フロント面とサイド面との
間に外部側に突出した凸部が形成される補助溝を
設けたことを特徴とする手段を採用する。
[作用] 前述の手段によると、フロント面とフロア面と
のなす成形角度を実際の製品角度の逆方向へ形成
して鈍角とし、さらにフロント面とサイド面との
間に外部側に突出した凸部を形成し、成形後にフ
ロント面とサイド面との間にフランジを有する切
込みを設けて両面を強固に組付け成形角度と製品
角度とを一致させるため、成形型における従来の
スライド構造が不要となり、成形型の製造費用を
安価にし、かつ、成形工作を容易にすると共に、
成形されるトリム部材を強固にするという目的が
達成される。
[実施例] 以下、本考案に係る自動車のトランク用トリム
部材およびその成形型の実施例を第1図〜第12
図に基いて説明する。
この実施例では、第1図〜第4図に成形型を示
してあり、この成形型によつて成形されるトリム
部材の原形を第5図に示してある。
成形型は、第2図〜第4図に示すように雄型1
0、雌型20を組合せてプレスする構造からな
る。雄型10は、第1図に詳細に示されるよう
に、フロア面形成部10a、フロント面形成部1
0b、サイド面形成部10c、リヤ面形成部10
dからなる凸溝と、凸部形成補助溝10eとを備
えている。また、雌型20は、第2図〜第4図に
示されるように、フロア面形成部20a、フロン
ト面形成部20b、サイド面形成部20c、リヤ
面形成部20dからなる凹溝と、凸部形成補助溝
20eとを備え、前記雄型10と組合されるよう
になつている。
このような成形型のフロア面形成部10a,2
0aとフロント面形成部10b,20bとは成形
角度θを画しており、この成形角度θは実際の製
品角度の逆方向(外部側)へ形成され鈍角となつ
ている。
このため、この成形型によつて成形されるトリ
ム部材は、第5図に示すようにフロア面1とフロ
ント面2とが前記成形角度θを画しており、フロ
ント面2が雌型20側に開放された格好となるた
め、従来のようなスライド構造を具備しなくとも
型押し、型抜きが可能であり、成形型の製造費用
が安価で済みまた成形工作も容易となる。また、
スライド操作が不要となるため、成形効率も向上
し得るため、トリム部材の成形費用も安価とな
る。さらに、成形型にスライド構造が具備されて
いないことは、摺動摩擦が低減され成形型の耐久
性が向上することになる。
このように成形されたトリム部材の原形は、第
6図に示すようにフロント面2とサイド面3との
間に成形された凸部6の最外側を板状に一部切除
してフランジ7を有する切込み8を設け、第7図
に示すようにフロント面2をサイド面3方向へ傾
倒してフロント面2とサイド面3とを組付けて完
成品とする。なお、フランジ7を介してフロント
面2とサイド面3とを組付けると、サイド面3と
リヤ面4との接合面積が拡大され組付けが強固と
なる。さらに、フロント面2とサイド面3とを組
付けることは、トリム部材自体の成形誤差やトリ
ム部材の取付部の誤差等を吸収して精密な取付け
が可能となる。
第7図のように完成されたトリム部材は、第8
図,第9図に示すように前記フランジ7の背部に
タイヤ避部9が設けられたものでも差支えなく、
フロント面2を傾倒自在にしておくことがよい。
この傾倒自在なフロント面2に対しては、第10
図、第11図に示すように傾倒自在な後部座席の
背部Sに取付けることで、第12図に示すよう
に、トランクルームの床面積に可変性を具備する
ことができる。
[考案の効果] 以上のように、本考案に係る自動車のトランク
用トリム部材およびその成形型は、請求項1、請
求項2共通として、成形型における従来のスライ
ド構造が不要となり、成形型の製造費用を安価に
すると共に、トリム部材の成形工作を容易にする
効果がある。また、組付け部分にフランジを有す
るため、トリム部材を強固に組み付けることがで
きる効果がある。また、スライド操作が不要とな
ることから、トリム部材の成形効率が向上しトリ
ム部材の製造費用が安価になる効果がある。
さらに、請求項1のみとしては、フロント面と
サイド面との組付け構造から、種々の誤差を組付
けで吸収することができ精密な取付けが可能とな
る効果がある。またフロント面の傾倒自在性の具
備により、トランクルームの床面積の可変性に寄
与できる効果がある。
さらに、請求項2のみとしては、成形型にスラ
イド構造が具備されていないため、摺動摩擦が低
減され成形型の耐久性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車のトランク用トリ
ム部材の成形型(雄型)の実施例を示す斜視図、
第2図は第1図の正面図、第3図は第2図のX−
X線断面図(雌型を含む)、第4図は第2図のY
−Y線断面図、第5図は第1図〜第4図の成形型
によつて成形された本考案に係る自動車のトラン
ク用トリム部材の原形を示す実施例の斜視図、第
6図、第7図は夫々第5図のトリム部材の原形か
らの組付け工作を示す斜視図、第8図、第9図は
夫々トリム部材の組付け完成品の作用状態を示す
斜視図、第10図、第11図は第8図、第9図の
使用状態を示す斜視図、第12図は第8図,第9
図の車体への取付け部を示す断面図、第13図は
従来の自動車のトランク用トリム部材を示す斜視
図、第14図は従来の自動車のトランク用トリム
部材の成形型を示す断面図である。 1……フロア面、2……フロント面、3……サ
イド面、4……リヤ面、6……凸部、7……フラ
ンジ、8……切込み、10……雄型、20……雌
型、10e,20e……凸部形成補助溝、θ……
成形角度。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 フロア面、フロント面、両側のサイド面、リ
    ヤ面によつて囲繞された上部開放の箱形からな
    り、フロント面が内部側に傾斜された自動車の
    トランク用トリム部材において、フロント面と
    サイド面との間に、該トリム部材の成形品から
    サイド面を一部切り取つて形成した切り込みを
    設け、この切り込みを介して切り離されたフロ
    ント面とサイド面とを接合組み付けることによ
    り、フロント面の成形角度と製品角度における
    差を吸収すると共に上記サイド面の切り離し端
    部にはフランジを設け、フロント面の横幅をサ
    イド面相互間の幅に対してフランジ相当分大き
    くしたことを特徴とする自動車用のトランク用
    トリム部材。 2 フロア面、フロント面、両側のサイド面、リ
    ヤ面によつて囲繞された上部開放の箱形からな
    り、フロント面が内部側に傾斜された自動車の
    トランク用トリム部材を成形するものであつ
    て、雄型、雌型の両型のプレスによつて成形す
    る自動車のトランク用トリム部材の成形型にお
    いて、フロント面とフロア面とのなす成形角度
    を実際の製品角度の逆方向へ形成して鈍角とす
    ると共に、フロント面とサイド面との間に外部
    側に突出した凸部が形成される補助溝を設けた
    ことを特徴とする自動車用のトランク用トリム
    部材の成形型。
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