JP3620983B2 - かしめ用爪部成形用の塑性加工法 - Google Patents

かしめ用爪部成形用の塑性加工法 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,例えばボールジョイントのソケット等に設けるかしめ用爪部を成形するための塑性加工法,及びこの塑性加工法により成形した金属成形品に関する。
【0002】
【従来技術】
従来の塑性加工法により,ボールジョイントのソケット等にかしめ用爪部を成形する場合には,図7,図8に示すごとく,開口部960を有するソケット96をダイ11の中に配置すると共に,上記開口部960内にマンドレル12を配置する。
【0003】
次いで,上記ダイ11の内周壁115と上記マンドレル12の外周壁125との間に形成された成形空間2内に,上記マンドレル12の外周壁125との間に間隙26を保ちながらパンチ13を挿入して,上記ソケット96の一部を塑性変形させる。
これにより,上記間隙26内にかしめ用爪部62を成形する。
【0004】
塑性加工前においては,上記ソケット96の開口部960の外側には,上記パンチ13の進行方向に対して略垂直に設けられた上端面966を有する端部961が設けられており,図7(a)に示すごとく,この端部961と上記ダイ11の内周壁115とを離しておく場合と,図8(a)に示すごとく,この端部961と上記ダイ11の内周壁115とを当接させておく場合とがある。
どちらの場合にも,端部961の上端面966の外周部分を上記パンチ13により押圧して,端部961を塑性変形させる。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の塑性加工法により,薄肉のかしめ用爪部62を成形する場合には,次の問題がある。
即ち,図7(b)に示すごとく,上記パンチ13の押圧により,端部961の外周部分を上記ダイ11の内周壁115との間に押し込む場合には,上記端部961の上端面966は上記パンチ13の押圧力を受けやすく,その進行方向へひき込まれやすい。そのため,上記間隙26内に位置していた端部961の内周部分まで間隙26外に流れ出てしまい,この間隙26内に成形されるかしめ用爪部62がすくんでしまう。それ故,かしめ用爪部62の肉厚や高さを所定の大きさに確保できないという問題がある。
【0006】
また,図8(b)に示すごとく,上記パンチ13の押圧により,端部961の外周部分を上記間隙26内に押し上げる場合には,端部961を塑性変形させる際に,上記間隙26内に成形されるかしめ用爪部62の変形度合い(移動量)が大きく,かしめ用爪部62に過大な力がかかって加工硬化が生じる。そのため,成形後には,かしめができないという問題がある。
【0007】
そのため,切削加工によりかしめ用爪部62を形成することが考えられるが,この場合には,切削加工の工程にコストがかかるという問題がある。
そして,これらのことは,上記ボールジョイントのソケットに限らず,その他の被加工物に対してかしめ用爪部を成形する場合においても,同様に生じる問題である。
【0008】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,かしめ用爪部の肉厚や高さを確保することができ,かつかしめ用爪部の加工硬化を防止することができる,かしめ用爪部成形用の塑性加工法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】
請求項1に記載の発明は,開口部を有する被加工物をダイの中に配置すると共に,上記開口部内にマンドレルを配置し,次いで,上記ダイの内周壁と上記マンドレルの外周壁との間に形成された成形空間内に,上記マンドレルの外周壁との間にかしめ用爪部を成形するための間隙を保ちながらパンチを挿入して,上記被加工物の一部を塑性変形させ,上記間隙内にかしめ用爪部を成形する塑性加工法において,
上記被加工物の開口部の外側には,上記パンチの進行方向に向かって拡径するテーパ面を有する張出部を予め設けておき,該張出部のテーパ面を上記パンチにより押圧して,該張出部を塑性変形させることにより上記かしめ用爪部を成形することを特徴とするかしめ用爪部成形用の塑性加工法にある。
【0010】
本発明において最も注目すべきことは,上記被加工物の開口部の外側には,上記パンチの進行方向に向かって拡径するテーパ面を有する張出部を予め設けておき,該張出部のテーパ面を上記パンチにより押圧することである。
【0011】
次に,本発明の作用につき説明する。
本発明の塑性加工法によれば,上記張出部のテーパ面を上記パンチにより押圧しても,上記テーパ面により上記パンチの押圧力を逃がすことができるので,上記パンチの進行方向へ上記張出部全体がひき込まれることを防止することができる。そのため,上記間隙内に位置していた張出部の内周部分は上記間隙外に流れ出ることがなく,上記間隙内に成形されるかしめ用爪部がすくむこともない。それ故,かしめ用爪部の肉厚や高さを所定の大きさに確保することができる。
【0012】
また,上記張出部を塑性変形させる際に,上記かしめ用爪部の変形度合い(移動量)が小さいので,かしめ用爪部にかかる力を抑えることができ,かしめ用爪部に加工硬化が生じることを防止することができる。
また,上記のごとく,塑性加工によりかしめ用爪部を成形することができるため,切削加工の工程にかかるコストを削減することができる。
【0013】
次に,請求項2の発明のように,上記張出部のテーパ面の面付け角度αは,5〜45度であることが好ましい(図2)。
この場合には,上記テーパ面により上記パンチの押圧力を確実に逃がすことができる。そのため,上記間隙内に成形されるかしめ用爪部のすくみを確実に防止することができる。
【0014】
上記面付け角度αが5度未満の場合には,上記かしめ用爪部の下部外周にフランジ部を成形する場合に,フランジ部の大きさが非常に小さくなる。また,45度を超える場合には,上記パンチの押圧力を十分に逃がすことができないおそれがある。
【0015】
次に,請求項3の発明のように,上記かしめ用爪部の下部外周には,上記かしめ用爪部の成形と並行してフランジ部を成形することが好ましい。
この場合には,上記かしめ用爪部とフランジ部とを同時加工することができる。
また,上記フランジ部は上記かしめ用爪部ほど高い寸法精度を必要としない。そのため,押圧される張出部の体積に多少のバラツキが生じていても,このバラツキは上記フランジ部の外径の張り具合で吸収することができる。それ故,上記かしめ用爪部の寸法精度を確保することができる。
【0016】
次に,請求項4の発明は,開口部を有すると共に,該開口部にはかしめ用爪部を設けてなる金属成形品において,
上記かしめ用爪部は,上記開口部の外側に,上記パンチの進行方向に向かって拡径するテーパ面を有する張出部を予め設けておき,該張出部のテーパ面を上記パンチにより押圧して,該張出部を塑性変形させることにより成形されたものであることを特徴とする金属成形品にある。
【0017】
上記金属成形品においては,請求項1と同様に,上記かしめ用爪部は肉厚や高さが所定の大きさに確保されており,加工硬化も生じていない。そのため,上記かしめ用爪部により,確実なかしめ固定を行うことができる。
【0018】
次に,請求項5の発明は,ボールスタッドと,該ボールスタッドの球頭部を回動可能に支承するソケットと,上記ソケットの開口部にかしめ固定されるキャップとを有するボールジョイントにおいて,
上記ソケットの開口部の外側には,上記キャップをかしめ固定するためのかしめ用爪部を設けてあり,該かしめ用爪部は,上記請求項1,2又は3の塑性加工法により成形されたものであることを特徴とするボールジョイントにある。
【0019】
上記ボールジョイントにおいては,請求項1と同様に,上記かしめ用爪部は肉厚や高さが所定の大きさに確保されており,加工硬化も生じていない。そのため,上記かしめ用爪部により,上記キャップを確実にかしめ固定することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施形態例にかかるかしめ用爪部成形用の塑性加工法につき,図1〜図3を用いて説明する。本例においては,ボールジョイントのソケットに3mmの薄肉のかしめ用爪部を成形する例を示す。
本例のかしめ用爪部成形用の塑性加工法は,図1に示すごとく,開口部60を有する被加工物としてのソケット6をダイ11の中に配置すると共に,上記開口部60内にマンドレル12を配置する。
【0021】
次いで,上記ダイ11の内周壁115と上記マンドレル12の外周壁125との間に形成された成形空間2内に,上記マンドレル12の外周壁125との間にかしめ用爪部62を成形するための間隙26を約3mmに保ちながらパンチ13を挿入して,上記ソケット6の一部を塑性変形させる。
これにより,上記間隙26内にかしめ用爪部62を成形する。
【0022】
塑性加工前においては,図2に示すごとく,上記ソケット6の開口部60の外側には,上記パンチ13の進行方向に向かって拡径するテーパ面611を有する張出部61を予め設けておく。
上記張出部61のテーパ面611の面付け角度αは20度である。上記面付け角度αとは上記パンチ13の進行方向に対する上記テーパ面611のなす角をいう。
【0023】
以下,詳説する。
図1に示すごとく,上記ダイ11は有底の円筒体であり,その開口部の外側には上記成形空間2を形成する内周壁115が設けてあり,その下方には上記内周壁115よりも内側に突出した内周壁116が設けてある。なお,図中の符号117は上記内周壁116の端面である。
また,上記ダイ11の中に配置する金属製のソケット6も有底の円筒体であり,その開口部60の下方には凹部600が設けてある(図2)。
【0024】
上記ソケット6の開口部60及び凹部600内に配置されるマンドレル12は,中実の円柱体である。また,上記ダイ11の内周壁115と対向する位置には上記成形空間2を形成する外周壁125が設けてあり,その下方には上記外周壁125よりも縮径された外周壁126が設けてある。
【0025】
一方,上記成形空間2内に挿入するパンチ13は円筒体であり,その外径は上記ダイ11の内周壁115における内径と略等しく,その内径は上記マンドレル12の外周壁125における外径よりも約6mm大きい。
なお,図中の符号131は上記パンチ13の内周面であり,符号132は上記パンチ13の底面である。
【0026】
配置後のソケット6の張出部61は,図1(a)に示すごとく,上記成形空間2内に位置しており,張出部61の外周部分と上記ダイ11の内周壁115とは若干離れており,張出部61の内周部分と上記マンドレル12の外周壁125,126とは当接している。なお,上記張出部61の外周部分とは上記パンチ13の進行方向の範囲内に位置している部分をいい,上記張出部61の内周部分とは上記間隙26内に位置している部分をいう。
【0027】
そして,塑性加工時においては,図1(b)に示すごとく,上記成形空間2内に上記パンチ13を挿入して,上記張出部61のテーパ面611を上記パンチ13により押圧して,張出部61を塑性変形させる。
これにより,上記間隙26内には,上記張出部61の内周部分より上記かしめ用爪部62を成形する。
【0028】
また,上記かしめ用爪部62の下部外周には,上記かしめ用爪部62の成形と並行してフランジ部63を成形する。
具体的には,上記パンチ13の押圧により,上記テーパ面611を有する張出部61の外周部分を上記ダイ11の内周壁115との間に押し込めて,上記張出部61の外周部分より上記フランジ部63を成形する。
【0029】
塑性加工後のソケット6を図3に示す。上記かしめ用爪部62は,上記パンチ13の内周面131により形成された外周面621を有する。
また,上記フランジ部63は,上記パンチ13の底面132により形成された上面631と,上記ダイ11の内周壁115により形成された外周面632と,上記ダイ11の端面117により形成された下面633とを有する。
【0030】
次に,本例の作用につき説明する。
本例の塑性加工法によれば,上記張出部61のテーパ面611を上記パンチ13により押圧しても,上記テーパ面611により上記パンチ13の押圧力を逃がすことができる。そのため,上記パンチ13の進行方向へ上記張出部61全体がひき込まれることを防止することができる。
【0031】
そのため,上記間隙26内に位置していた張出部61の内周部分は上記間隙26外に流れ出ることがなく,上記間隙26内に成形されるかしめ用爪部62がすくむこともない。それ故,かしめ用爪部62の肉厚や高さを所定の大きさに確保することができる。
【0032】
また,上記張出部61を塑性変形させる際に,上記かしめ用爪部62の変形度合い(移動量)が小さいので,かしめ用爪部62にかかる力を抑えることができ,かしめ用爪部62に加工硬化が生じることを防止することができる。
また,上記のごとく,塑性加工によりかしめ用爪部62を成形することができるため,切削加工の工程にかかるコストを削減することができる。
【0033】
また,上記張出部61のテーパ面611の面付け角度αは20度である。そのため,上記テーパ面611により上記パンチ13の押圧力を確実に逃がすことができる。それ故,上記間隙26内に成形されるかしめ用爪部62のすくみを確実に防止することができる。
【0034】
また,上記かしめ用爪部62の下部外周には,上記かしめ用爪部62の成形と並行してフランジ部63を成形する。そのため,上記かしめ用爪部62とフランジ部63とを同時加工することができる。
また,上記フランジ部63は上記かしめ用爪部62ほど高い寸法精度を必要としない。そのため,上記張出部61の外周部分の体積に多少のバラツキが生じていても,このバラツキは上記フランジ部63の外径の張り具合で吸収することができる。それ故,上記かしめ用爪部62の寸法精度を確保することができる。
【0035】
また,図3に示すごとく,上記フランジ部63における外周面632の上側には,外径の張り具合の大きい一般部634が形成されており,下側には外径の張り具合の小さい肉ヒケ部635が形成されていることが好ましい。
この場合には,上記成形空間2内に肉が充満することがない。そのため,ダイ11及びパンチ13への負担が少なく,ダイ11及びパンチ13の耐久性を向上させることができる。
【0036】
実施形態例2
本例は,上記実施形態例1の塑性加工法により成形したかしめ用爪部を有する,金属成形品の一例を示すものである。
上記金属成形品としてのボールジョイント4は,図4に示すごとく,ボールスタッド7と,このボールスタッド7の球頭部71を回動可能に支承するソケット6と,このソケット6の凹部600内に上記球頭部71と対面させて配設した樹脂製のボールシート79と,上記ソケット6の開口部60にかしめ固定されるキャップ5とを有する。
上記ソケット6の開口部60の外側には,上記キャップ5をかしめ固定するためのかしめ用爪部62を設けてあり,このかしめ用爪部62は,上記実施形態例1の塑性加工法により成形されたものである。
【0037】
上記ソケット6は有底の円筒体であり,上記キャップ5はリング状である。
上記ボールスタッド7のスタッド72は,上記キャップ5の貫通孔50に挿通されている。
上記ボールスタッド7の球頭部71には,上記キャップ5を上記かしめ用爪部62によりかしめ固定することにより,上記ボールシート79を介して適度な面圧が付与されている。
【0038】
なお,本例にかかるボールジョイント4は自動車のサスペンションに設けられるもので,例えば,車体側にはソケット6,車輪側にはボールスタッド7が接続される。
【0039】
本例のボールジョイント4においては,実施形態例1と同様に,上記かしめ用爪部62は肉厚や高さが所定の大きさに確保されており,加工硬化も生じていない。そのため,上記かしめ用爪部62により,上記キャップ5を確実にかしめ固定することができる。それ故,上記球頭部71に付与される面圧を確保し,ボールジョイント4の剛性を確保することができる。
【0040】
実施形態例3
本例は,上記実施形態例1の塑性加工法により成形したかしめ用爪部を有する,金属成形品の他例を示すものである。
本例のボールジョイント4においては,図5に示すごとく,上記ソケット6は無底の円筒体であり,上記キャップ5は円盤状である。
上記ソケット6は,上記キャップ5がかしめ固定される開口部60とは反対側にも開口部601を有しており,上記ボールスタッド7のスタッド72は,この開口部601に挿通されている。
【0041】
上記ボールスタッド7の球頭部71は,上記開口部601の外側に位置する縮径端部64に,上記ボールシート79を介して係止されている。また,上記ボールスタッド7の球頭部71には,上記キャップ5を上記かしめ用爪部62によりかしめ固定することにより,上記ボールシート79を介して適度な面圧が付与されている。
その他は,実施形態例2と同様である。
本例においても,実施形態例2と同様の効果を得ることができる。
【0042】
実施形態例4
本例は,上記実施形態例1の塑性加工法により成形したかしめ用爪部を有する,金属成形品のもうひとつの他例を示すものである。
本例のボールジョイント4においては,図6に示すごとく,上記ソケット6は無底の円筒体であり,上記キャップ5は有底の円筒体51とその開口端部より突出形成したフランジ52とよりなる。
【0043】
上記ボールスタッド7の球頭部71は半球状であり,上記開口部601の外側に位置する縮径端部64に,上記ボールシート791を介して係止されている。また,上記ボールスタッド7の球頭部71には,上記キャップ5を上記かしめ用爪部62によりかしめ固定することにより,上記ボールシート792,バネ78を介して適度な面圧が付与されている。
その他は,実施形態例3と同様である。
本例においても,実施形態例3と同様の効果を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】
上述のごとく,本発明によれば,かしめ用爪部の肉厚や高さを確保することができ,かつかしめ用爪部の加工硬化を防止することができる,かしめ用爪部成形用の塑性加工法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,かしめ用爪部成形用の塑性加工法の説明図。
【図2】実施形態例1における,塑性加工前のソケットを示す一部断面斜視図。
【図3】実施形態例1における,塑性加工後のソケットを示す一部断面斜視図。
【図4】実施形態例2における,ボールジョイントの断面図。
【図5】実施形態例3における,ボールジョイントの断面図。
【図6】実施形態例4における,ボールジョイントの断面図。
【図7】従来例における,かしめ用爪部成形用の塑性加工法の一例を示す説明図。
【図8】従来例における,かしめ用爪部成形用の塑性加工法の他例を示す説明図。
【符号の説明】
11...ダイ,
115...内周壁,
12...マンドレル,
125...外周壁,
13...パンチ,
2...成形空間,
26...間隙,
4...ボールジョイント,
5...キャップ,
6...ソケット,
60...開口部,
61...張出部,
611...テーパ面,
62...かしめ用爪部,
63...フランジ部,
7...ボールスタッド,
71...球頭部,

Claims (5)

  1. 開口部を有する被加工物をダイの中に配置すると共に,上記開口部内にマンドレルを配置し,次いで,上記ダイの内周壁と上記マンドレルの外周壁との間に形成された成形空間内に,上記マンドレルの外周壁との間にかしめ用爪部を成形するための間隙を保ちながらパンチを挿入して,上記被加工物の一部を塑性変形させ,上記間隙内にかしめ用爪部を成形する塑性加工法において,
    上記被加工物の開口部の外側には,上記パンチの進行方向に向かって拡径するテーパ面を有する張出部を予め設けておき,該張出部のテーパ面を上記パンチにより押圧して,該張出部を塑性変形させることにより上記かしめ用爪部を成形することを特徴とするかしめ用爪部成形用の塑性加工法。
  2. 請求項1において,上記張出部のテーパ面の面付け角度αは,
    5〜45度であることを特徴とするかしめ用爪部成形用の塑性加工法。
  3. 請求項1又は2において,上記かしめ用爪部の下部外周には,上記かしめ用爪部の成形と並行してフランジ部を成形することを特徴とするかしめ用爪部成形用の塑性加工法。
  4. 開口部を有すると共に,該開口部にはかしめ用爪部を設けてなる金属成形品において,
    上記かしめ用爪部は,上記開口部の外側に,上記パンチの進行方向に向かって拡径するテーパ面を有する張出部を予め設けておき,該張出部のテーパ面を上記パンチにより押圧して,該張出部を塑性変形させることにより成形されたものであることを特徴とする金属成形品。
  5. ボールスタッドと,該ボールスタッドの球頭部を回動可能に支承するソケットと,上記ソケットの開口部にかしめ固定されるキャップとを有するボールジョイントにおいて,
    上記ソケットの開口部の外側には,上記キャップをかしめ固定するためのかしめ用爪部を設けてあり,該かしめ用爪部は,上記請求項1,2又は3の塑性加工法により成形されたものであることを特徴とするボールジョイント。
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