JP2519341Y2 - 車両の燃料タンク装置 - Google Patents

車両の燃料タンク装置

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JP2519341Y2
JP2519341Y2 JP4163391U JP4163391U JP2519341Y2 JP 2519341 Y2 JP2519341 Y2 JP 2519341Y2 JP 4163391 U JP4163391 U JP 4163391U JP 4163391 U JP4163391 U JP 4163391U JP 2519341 Y2 JP2519341 Y2 JP 2519341Y2
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JP
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fuel tank
groove
groove portion
insulator
tank device
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浩 大平
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の燃料タンク装置
に関し、特に合成樹脂製燃料タンクの外面部に凹設され
た溝部の膨張変形を抑制する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に使用される燃料タンク
は、薄鋼板をプレス加工して製造するなど、金属製のも
のが一般的であったが、近年、省力化や軽量化の観点か
ら、例えば特開昭62-131819 号公報に開示されているよ
うな合成樹脂製燃料タンクが使用されることも多くなっ
てきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】合成樹脂製燃料タンク
は、金属製燃料タンクと比較して、タンク内圧により膨
張変形しやすい。特に、合成樹脂製燃料タンクの外面部
に溝部が形成されるような場合(例えば、自動車の燃料
タンクには、回転シャフトを挿通させるためのトンネル
状の溝部が形成されることがある。)、その溝部にはタ
ンク内圧による膨張変形が顕著にあらわれるために、溝
部の近傍に配設されている他の部材(自動車における上
記回転シャフトなど)に膨張変形した溝部が接触してし
まうなどの問題がある。
【0004】ところで、従来、自動車では、燃料タンク
をタイヤがはね上げた石などから保護するなどの目的の
ために、燃料タンクの外面部にインシュレータを装着す
ることがある。上記溝部が形成された合成樹脂製燃料タ
ンクにおいて、インシュレータを装着する場合、そのイ
ンシュレータに燃料タンクの溝部と適合する形状の溝部
を形成したものを装着することも多い。このような溝部
を有するインシュレータを装着することにより、多少燃
料タンクの溝部の膨張変形が抑制されることも考えられ
るが、これだけでは、膨張変形する燃料タンクの溝部に
よってインシュレータの溝部が変形させられ、この変形
したインシュレータの溝部が他の部材と接触することが
予想され、充分とはいえない。
【0005】本考案は、上記課題に鑑み、合成樹脂製燃
料タンクの外面部に形成された溝部の膨張変形を効果的
に抑制することの可能な車両の燃料タンク装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案による車両の燃料タンク装置は、請求項1に
記載したように、外面部に所定長の溝部が凹設されてな
る合成樹脂製の燃料タンクにおいて、前記溝部の幅方向
両側を連結して該溝部の拡開を防止する平板状の連結部
材が設けられていることを特徴とするものである。
【0007】また、上記課題を解決するために、本考案
による車両の燃料タンク装置は、請求項2に記載したよ
うに、外面部に所定長の溝部が凹設されてなる合成樹脂
製の燃料タンクと、この燃料タンクの前記溝部に適合す
る形状の溝部を有し、前記燃料タンクの外面部に装着さ
れるインシュレータとを備えてなる車両の燃料タンク装
置であって、前記インシュレータの前記溝部の幅方向両
側を連結して該溝部の拡開を防止する平板状の連結部材
が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用および効果】上述のように、本考案による請求項
1記載の車両の燃料タンク装置は、合成樹脂製の燃料タ
ンクの外面部に凹設された溝部の幅方向両側を連結する
平板状の連結部材を設けたものである。
【0009】燃料タンクが内圧により膨張変形する場
合、その外面部に凹設された溝部は幅方向へ拡開しよう
とする。この拡開を連結部材が防止することにより、溝
部の膨張変形を効果的に抑制することができ、これによ
り、溝部近傍に配設される他の部材と膨張変形した燃料
タンクとの接触を防止することが可能となる。
【0010】また、上述のように、本考案による請求項
2記載の車両の燃料タンク装置は、合成樹脂製の燃料タ
ンクの外面部に凹設された溝部と適合する形状の溝部を
有するインシュレータに、この溝部の幅方向両側を連結
する平板状の連結部材を設けたものである。
【0011】燃料タンクが内圧による膨張変形する場
合、その外面部に凹設された溝部は変形して、装着され
たインシュレータの溝部を幅方向へ拡開しようとする。
この拡開を連結部材が防止することにより、燃料タンク
の溝部が膨張変形して、インシュレータの溝部を変形さ
せることを効果的に防止することができる。したがっ
て、インシュレータの溝部近傍に配設される他の部材と
インシュレータの溝部との接触を防止することが可能と
なる。
【0012】
【実施例】以下、本考案による車両の燃料タンク装置の
実施例について添付図面を参照しながら説明する。図1
は、本考案の一実施例による車両の燃料タンク装置の全
体構成を概略的に示す外観斜視図、図2は、上記燃料タ
ンク装置の断面構成を示す図1におけるII-II 線断面
図、および図3は、上記燃料タンク装置を下側から見た
状態を示す底面図である。
【0013】図1に示すように、本実施例の車両の燃料
タンク装置は、4輪操舵(4WS)の自動車用であっ
て、合成樹脂製の燃料タンク1と、この燃料タンク1の
下面に装着された金属製のインシュレータ2とを備えて
いる。図2,図3にも示すように、燃料タンク1の下面
中央部には、前後方向に所定長延びる溝部3が凹設され
ており、インシュレータ2の中央部には、この溝部3に
適合する形状を有する溝部4が形成されている。そして
このインシュレータ2の溝部4には、この溝部4の幅方
向両側を連結する金属製の平板状の連結プレート5が取
り付けられている。
【0014】連結プレート5は、溝部4の拡開を防止す
ることによって、燃料タンク1が内圧により膨張変形し
た際に、溝部3が膨張変形して、溝部4を変形させるこ
とを効果的に抑制し、これにより、溝部4と、溝部4の
近傍に配置される他の部材との接触を防止するように設
けられており、本実施例の場合、連結プレート5は、溝
部4の変形を抑制することにより、溝部4と、溝部4内
に挿通される4WS用のシャフト6との接触を防止して
いる。なお、図2における鎖線7は、連結プレート5が
取り付けられていない場合の溝部4の変形状態を示すも
のである。
【0015】以上、本考案による車両の燃料タンク装置
について一実施例に基づいて説明したが、本考案による
車両の燃料タンク装置はかかる実施例に限定されるもの
ではない。
【0016】例えば前記実施例では、4WSの自動車用
のものについて説明したが、本考案は4WSの自動車以
外の車両に用いられる種々の合成樹脂製の燃料タンクに
対して適用することができる。また、前記実施例では燃
料タンク1にインシュレータ2が装着されており、連結
プレート5は、このインシュレータ2の溝部4の幅方向
両側を連結しているが、本考案の他の実施例による車両
の燃料タンク装置の断面構成を示す断面図である図4に
示すように、連結プレート5′を燃料タンク1′の溝部
3′に、この溝部3′の幅方向両側を連結するように取
り付けることも可能である。また、本考案は種々の形状
の溝部に対して適用可能であり、それに応じて連結部材
の形状・構造なども適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による車両の燃料タンク装置
の全体構成を概略的に示す外観斜視図
【図2】上記燃料タンク装置の断面構成を示す図1にお
けるII-II 線断面図
【図3】上記燃料タンク装置を下側から見た状態を示す
底面図
【図4】本考案の他の実施例による車両の燃料タンク装
置の断面構成を示す断面図
【符号の説明】
1,1′ 合成樹脂製の燃料タンク 2 インシュレータ 3,3′ 燃料タンクの溝部 4 インシュレータの溝部 5,5′ 連結プレート(連結部材)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面部に所定長の溝部が凹設されてなる
    合成樹脂製の燃料タンクにおいて、 前記溝部の幅方向両側を連結して該溝部の拡開を防止す
    る平板状の連結部材が設けられていることを特徴とする
    車両の燃料タンク装置。
  2. 【請求項2】 外面部に所定長の溝部が凹設されてなる
    合成樹脂製の燃料タンクと、この燃料タンクの前記溝部
    に適合する形状の溝部を有し、前記燃料タンクの外面部
    に装着されるインシュレータとを備えてなる車両の燃料
    タンク装置であって、 前記インシュレータの前記溝部の幅方向両側を連結して
    該溝部の拡開を防止する平板状の連結部材が設けられて
    いることを特徴とする車両の燃料タンク装置。
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JPH04133923U JPH04133923U (ja) 1992-12-14
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