JPH0415684Y2 - - Google Patents

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JPH0415684Y2
JPH0415684Y2 JP1984190272U JP19027284U JPH0415684Y2 JP H0415684 Y2 JPH0415684 Y2 JP H0415684Y2 JP 1984190272 U JP1984190272 U JP 1984190272U JP 19027284 U JP19027284 U JP 19027284U JP H0415684 Y2 JPH0415684 Y2 JP H0415684Y2
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JP
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spring
stopper
suspension
stroke
coil spring
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JP1984190272U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の輸送時において用いられ
る、サスペンシヨンストローク規制部材に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、第6図に示すように、自動車の高速走行
安定性を向上させるため、自動車11前部のエア
ダム10を延長することが行なわれている。
このようにエアダム10を延長した自動車11
を輸送する場合、そのトレーラや船への積込時に
傾斜面12にさしかかる機会が多い。
この場合、第4図に示すコイルスプリング1が
伸縮し、エアダム10が傾斜面12に干渉する可
能性がある。
このため、コイルスプリング1に第5図に示す
ようなスプリングストツパ3を介装させ、サスペ
ンシヨン2のストロークを規制することが行なわ
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のスプリングストツパ3は、第
5図に示すように、コイルスプリング1の対向す
る両側中間部に取り付けられているが、このよう
な手段では、コイルスプリング1の一側にスプリ
ングストツパ3を取り付けた後他側にスプリング
ストツパ3を取り付けるので、一側の隣接するス
プリング部分1a相互間が拡がり他側の隣接する
スプリング部分1a相互間が狭まつて、スプリン
グストツパ3を取り付けることが困難であるとい
う不具合がある。
また、スプリングストツパ3を両側に取り付け
る効果は小さく、装着したスプリングストツパ3
の個数に対しストロークの規制の効果が小さいと
いう不具合がある。
本考案は、これらの問題点の解消をはかろうと
するもので、効率良く確実にストローク規制が行
なえるとともに、ストローク規制のためのスプリ
ングストツパを容易に着脱でき、さらにスプリン
グ部分との密着性が良好でかつストツパ全体の反
りが防止できる、サスペンシヨンストローク規制
部材を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案のサスペンシヨンストローク
規制部材は、コイルスプリング式サスペンシヨン
をそなえた自動車の輸送時における上記サスペン
シヨンのストロークを規制すべく上記コイルスプ
リングの隣接するスプリング部分間に着脱可能に
介装されてそのスプリング部分相互の間隔を所要
の間隔に保持するスプリングストツパをそなえ、
同スプリングストツパが上記サスペンシヨンの片
側に複数個直列に配設されるとともに、上記スプ
リングストツパは、その壁面に上記スプリング部
分に嵌合される凹溝状の嵌合部が形成され、同嵌
合部に上記スプリング部分の直径よりも大きい大
径部と同スプリング部分の直径よりも小さい小径
部とを上記スプリング部分に沿つて交互に形成さ
れたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案のサスペンシヨンストローク規制
部材では、スプリングストツパがサスペンシヨン
の片側のみにおいて複数個直列に配設される状態
で脱着されて、ストローク規制が効率よく確実に
行なわれる。
また、スプリング部分と嵌合した状態では小径
部の部分のみがスプリング部分と接するのでスプ
リング部分との密着性が良好となり、さらに小径
部の嵌合によるひずみが大径部で吸収される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1〜3図は本考案の一実施例としての
サスペンシヨンストローク規制部材を示すもの
で、第1図はその要部の模式図、第2図はそのコ
イルスプリング部分の斜視図、第3図a〜cはそ
のスプリングストツパを示すもので、第3図aは
その縦断面図[第3図cのa−a矢視断面
図]、第3図bはその装着状態を示す斜視図、第
3図cは第3図bのc矢視図である。
第1〜3図に示すように、自動車のボデイ7と
車輪に連結されたアーム9との間にサスペンシヨ
ン2が介装されている。
サスペンシヨン2は、アーム9とボデイ7との
間に介装されたオイルダンパ8と、オイルダンパ
8に外装されたコイルスプリング1とにより構成
されている。
コイルスプリング1は、オイルダンパ8外周に
固着されたスプリングシートロワ5と、オイルダ
ンパ8から上方へ延在するロツド6先端に取り付
けられたスプリングシートアツパ4との間に装着
されている。
そして、コイルスプリング1の隣接するスプリ
ング部分1a相互の間隔を所要の間隔に保持する
スプリングストツパ3が、コイルスプリング1の
片側のみにおいて複数個直列に配設され装着され
ている。
スプリングストツパ3は、2つのスプリング部
分1a相互間に同時に挿入される一対の挿入部3
a,3a′をコイルスプリング1外に配設される基
部3bに突設されて、形成されている。
挿入部3aの上面、下面、挿入部3a′の上面、
下面はスプリング部分1aに密接しうる形状に形
成されており、挿入部3a,3a′の先端側は挿入
を容易に行なえるように先細り形状を有してい
る。
また挿入部3a,3a′はスプリング部分1aに
沿うようにコイルスプリング1の中心線に対し傾
斜するように形成されている。
さらに、挿入部3a上面と挿入部3a′下面との
間隔Hは、空車状態におけるスプリング部分1a
相互間隔h[第3図b参照]よりも小さく(h>
H)形成されており、スプリングストツパ3の挿
入を容易に行なえるようになつている。
そして、スプリングストツパ3の壁面上で挿入
部3aと挿入部3a′との間のスプリング部分1a
への嵌合部に、第3図cに示すように、スプリン
グ部分1aへ嵌合する小径部3cと、その嵌合に
よるひずみを逃がすための大径部3dとが形成さ
れている。
小径部3c部の直径d1と、大径部3dの直径
D1と、スプリング部分1aの直径D0との関係は、 D1>D0>d1 を満たすようになつており、小径部3cの部分の
みに締代を形成されている。
これにより、スプリングストツパ3の全幅にわ
たり締代を設けた場合に発生するスプリングスト
ツパ3のそり返り[第3図a二点鎖線参照]が防
止されるようになつている。
また、挿入部3aと挿入部3a′との最小間隔b
は、スプリング部分1aの直径D0より小さく
(b<D0)形成されており、スプリングストツパ
3が自然にはずれてしまうのを防止している。
本考案の一実施例としてのサスペンシヨンスト
ローク規制部材は上述のごとく構成されているの
で、自動車の空車状態において、コイルスプリン
グ1の片側のみにスプリングストツパ3が複数個
直列に装着される。
すなわち空車状態においてh>Hにスプリング
ストツパ3が形成されているので、スプリングス
トツパ3は挿入部3aと挿入部3a′との間の凹み
3eを対応するスプリング部分1aに嵌挿するこ
とになる。
スプリングストツパ3はいくらか反る状態でス
プリング部分1aとスプリングストツパ3の凹み
3eとが嵌合する。
そして嵌合した状態では、小径部3cの部分の
みがスプリング部分1aと接することになり、小
径部3cの嵌合によるひずみは大径部3dによつ
て吸収される。
このように、嵌合部全体でスプリング部分1a
と接しているわけではないので、両者の密着性を
高めるため、嵌合部の寸法精度を必要以上に向上
させなくても、小径部3cごとの寸法の誤差が大
径部3dで吸収できるので、製作を簡易に行なう
ことができる。
つまり、スプリングの製作誤差(例えば小さな
曲り)や表面粗さを大径部1dで逃げて小径部1
cの当りを良くすることができる。
このように、大径部1dによつてスプリングの
寸法誤差やひずみを吸収することができるので、
スプリング部分1aと小径部3cとの密着性、合
い沿いが良好となるばかりか、第3図aに2点鎖
線で示したような、ストツパ全体の反りを防止で
きる。
スプリングストツパ3は、凹み3eの最小幅b
をスプリング部分1aの直径D0より小さく形成
されているので、はずれることはない。
挿入部3aの上面と挿入部3a′の下面とは空車
状態ではスプリング部分1aに係合しないが、運
転者が乗ると係合し、コイルスプリング1のスト
ロークが規制される。
そして、スプリングストツパ3はコイルスプリ
ング1の片側にのみ直列に配設されるので、スプ
リングストツパ3の装着部におけるスプリング部
分1a相互間が狭まることはなく、常に容易に装
着作業が行なわれる。
また、スプリングストツパ3は片側のみに配設
されるが、この片側のみのスプリングストツパ3
により十分にコイルスプリング1のストロークが
規制されるので、余分なスプリングストツパ3を
装着することなく効率良くサスペンシヨン2のス
トロークを規制できる。
すなわち、装着したスプリングストツパ3の個
数に対し大きな効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のサスペンシヨン
ストローク規制部材によれば、簡素な構成で次の
ような効果ないし利点が得られる。
(1) ストローク規制のためのスプリングストツパ
が容易に着脱できるとともに、少ない個数のス
プリングストツパで最大限のストローク規制効
果が得られる。
(2) スプリング部にスプリングストツパが嵌合し
た状態では、小径部のみがスプリング部分と接
し、小径部の嵌合によるひずみやスプリングの
製作誤差などが大径部によつて吸収されるの
で、小径部とスプリング部との密着性、合い沿
いが良好となる。
(3) 上記(2)の理由により嵌合部の寸法精度を必要
以上に向上させなくてすみ、その結果製作を容
易に行なうことができる。
(4) 上記(2)の理由によりストツパ全体の反りを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例としてのサスペ
ンシヨンストローク規制部材を示すもので、第1
図はその要部の模式図、第2図はそのコイルスプ
リング部分の斜視図、第3図a〜cはそのスプリ
ングストツパを示すもので、第3図aはその縦断
面図[第3図cのa−a矢視断面図]、第3
図bはその装着状態を示す斜視図、第3図cは第
3図bのc矢視図であり、第4図は一般的なサ
スペンシヨンを示す模式図であり、第5図は従来
のスプリングストツパの配設状態を示す模式図で
あり、第6図は自動車のトレーラ等への搬入状態
を示す模式図である。 1……コイルスプリング、1a……スプリング
部分、2……サスペンシヨン、3……スプリング
ストツパ、3a,3a′……挿入部、3b……基
部、3c……小径部、3d……大径部、3e……
凹み、4……スプリングシートアツパ、5……ス
プリングシートロワ、6……ロツド、7……ボデ
イ、8……オイルダンパ、9……アーム、10…
…エアダム、11……自動車、12……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルスプリング式サスペンシヨンをそなえた
    自動車の輸送時における上記サスペンシヨンのス
    トロークを規制すべく上記コイルスプリングの隣
    接するスプリング部分間に着脱可能に介装されて
    そのスプリング部分相互の間隔を所要の間隔に保
    持するスプリングストツパをそなえ、同スプリン
    グストツパが上記サスペンシヨンの片側に複数個
    直列に配設されるとともに、上記スプリングスト
    ツパは、その壁面に上記スプリング部分に嵌合さ
    れる凹溝状の嵌合部が形成され、同嵌合部に上記
    スプリング部分の直径よりも大きい大径部と同ス
    プリング部分の直径よりも小さい小径部とを上記
    スプリング部分に沿つて交互に形成されたことを
    特徴とする、サスペンシヨンストローク規制部
    材。
JP1984190272U 1984-12-14 1984-12-14 Expired JPH0415684Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984190272U JPH0415684Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984190272U JPH0415684Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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Publication Number Publication Date
JPS61104209U JPS61104209U (ja) 1986-07-02
JPH0415684Y2 true JPH0415684Y2 (ja) 1992-04-08

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ID=30747724

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JP1984190272U Expired JPH0415684Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010077275A (ko) * 2000-02-01 2001-08-17 밍 루 자동차 현가장치용 코일 스프링의 충격 방지장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59114309U (ja) * 1983-01-24 1984-08-02 トヨタ自動車株式会社 ばね定数可変スペ−サ

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JPS61104209U (ja) 1986-07-02

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