JPH0640754A - セメントクリンカ等の粉砕装置 - Google Patents
セメントクリンカ等の粉砕装置Info
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- JPH0640754A JPH0640754A JP41660990A JP41660990A JPH0640754A JP H0640754 A JPH0640754 A JP H0640754A JP 41660990 A JP41660990 A JP 41660990A JP 41660990 A JP41660990 A JP 41660990A JP H0640754 A JPH0640754 A JP H0640754A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C21/00—Disintegrating plant with or without drying of the material
- B02C21/002—Disintegrating plant with or without drying of the material using a combination of a roller mill and a drum mill
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] セメントクリンカ等を広い領域の粒度構成に
粉砕し、またローラミルにおける粉砕効率を高める。 [構成] 比較的粗粉砕機能に優れるローラミルを用い
る1次粉砕工程と、微粉砕に対して効率的なチューブミ
ルを用い、セパレータを有する2次粉砕工程とを組合わ
せ併用し、セパレータによって分級された粗粉の一部を
チューブミルに供給し、残りの粗粉はローラミルへ戻し
て再粉砕する。
粉砕し、またローラミルにおける粉砕効率を高める。 [構成] 比較的粗粉砕機能に優れるローラミルを用い
る1次粉砕工程と、微粉砕に対して効率的なチューブミ
ルを用い、セパレータを有する2次粉砕工程とを組合わ
せ併用し、セパレータによって分級された粗粉の一部を
チューブミルに供給し、残りの粗粉はローラミルへ戻し
て再粉砕する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメントクリンカ等の
粉砕装置の改良に関する。
粉砕装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】セメントは、焼成工程において生成した
クリンカに石膏および必要に応じてスラグ等の添加物を
配合のうえ粉砕することにより製造される。この様なセ
メントクリンカの粉砕には、従来よりローラとテーブル
を圧接しながら該テーブルを回し、ケース内のクリンカ
を粉砕するようにしたローラミルや、回転するチューブ
内にボールを収容し、該チューブ内においてボールに摩
擦力や衝撃力を与えてチューブ内のクリンカを粉砕する
よう構成されたチューブミルが使用される。一般にロー
ラミルは比較的粗粉砕機能に優れ、チューブミルでは微
粉砕に対して効率的である。よって、この2つのミルを
適当に組合わせ併用することにより製品の粒度構成領域
が広がり、品質が向上するほか、総合的な省エネルギー
面に大きな効果を発揮するものである。このような2つ
のミルを併用するものとして特開昭58−125648
号および特開昭58−161955号が公知である。
クリンカに石膏および必要に応じてスラグ等の添加物を
配合のうえ粉砕することにより製造される。この様なセ
メントクリンカの粉砕には、従来よりローラとテーブル
を圧接しながら該テーブルを回し、ケース内のクリンカ
を粉砕するようにしたローラミルや、回転するチューブ
内にボールを収容し、該チューブ内においてボールに摩
擦力や衝撃力を与えてチューブ内のクリンカを粉砕する
よう構成されたチューブミルが使用される。一般にロー
ラミルは比較的粗粉砕機能に優れ、チューブミルでは微
粉砕に対して効率的である。よって、この2つのミルを
適当に組合わせ併用することにより製品の粒度構成領域
が広がり、品質が向上するほか、総合的な省エネルギー
面に大きな効果を発揮するものである。このような2つ
のミルを併用するものとして特開昭58−125648
号および特開昭58−161955号が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】併し上記公報に示され
る従来の技術は、図7に示すごとく、1次粉砕工程用の
ローラミル10による粉砕物は、該ミルの下方に設けら
れた搬送空気取入口19から送込まれる強圧空気によっ
て取出口11を経て捕集機31へ運ばれ、分配器32を
介して一部はそのまま製品となり他は2次粉砕工程たる
チューブミル20へ送給されて粉砕されるようにしてい
る。このため、ローラミル10での粉砕物に対する空気
搬送用動力(空気量×圧力損失)が大きい。また、空気
搬送のため1次粉砕工程において、必要以上に細かく粉
砕しなければならず、これにより1次粉砕後の粒径がき
まるため、1次粉砕工程と2次粉砕工程との仕事量割合
を調整する余地がない。すなわち、ローラミル10とチ
ューブミル20とを組合わした場合、両ミルの長所を生
かして総合的な仕事効率を最良に保つための適正な粒度
分布があるが、公知の空気輸送によるとローラミル10
により粉砕される粉砕物の粒度が制限されるため、適正
な仕事割合に設定することが不可能である。したがっ
て、省エネルギーのための両粉砕工程の仕事量配分が難
しいなどの問題があった。
る従来の技術は、図7に示すごとく、1次粉砕工程用の
ローラミル10による粉砕物は、該ミルの下方に設けら
れた搬送空気取入口19から送込まれる強圧空気によっ
て取出口11を経て捕集機31へ運ばれ、分配器32を
介して一部はそのまま製品となり他は2次粉砕工程たる
チューブミル20へ送給されて粉砕されるようにしてい
る。このため、ローラミル10での粉砕物に対する空気
搬送用動力(空気量×圧力損失)が大きい。また、空気
搬送のため1次粉砕工程において、必要以上に細かく粉
砕しなければならず、これにより1次粉砕後の粒径がき
まるため、1次粉砕工程と2次粉砕工程との仕事量割合
を調整する余地がない。すなわち、ローラミル10とチ
ューブミル20とを組合わした場合、両ミルの長所を生
かして総合的な仕事効率を最良に保つための適正な粒度
分布があるが、公知の空気輸送によるとローラミル10
により粉砕される粉砕物の粒度が制限されるため、適正
な仕事割合に設定することが不可能である。したがっ
て、省エネルギーのための両粉砕工程の仕事量配分が難
しいなどの問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決し、総合的な省
エネルギー効果が得られるとともに、粒度構成領域内粒
度に粉砕し、また、ローラミルにおける粉砕効率を高め
ることを目的とする。
エネルギー効果が得られるとともに、粒度構成領域内粒
度に粉砕し、また、ローラミルにおける粉砕効率を高め
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローラミル1
0を用いた1次粉砕工程1と、チューブミル20を用い
た2次粉砕工程2とから構成され、ローラミル10のテ
ーブル下方へ取出された粉砕物はセパレータ21に導か
れて分級され、分級後の微粉は製品とされ、粗粉の少な
くとも一部はチューブミルへ供給されることを特徴とす
るセメントクリンカ等の粉砕装置である。
0を用いた1次粉砕工程1と、チューブミル20を用い
た2次粉砕工程2とから構成され、ローラミル10のテ
ーブル下方へ取出された粉砕物はセパレータ21に導か
れて分級され、分級後の微粉は製品とされ、粗粉の少な
くとも一部はチューブミルへ供給されることを特徴とす
るセメントクリンカ等の粉砕装置である。
【0006】また本発明は、ローラミル10を用いた1
次粉砕工程1と、チューブミルを用いた2次粉砕工程2
とから構成され、ローラミル10のテーブル下方へ取出
された粉砕物はセパレータ21に導かれて分級され、分
級後の微粉は製品とされ、粗粉はローラミル10へ戻し
て再粉砕されることを特徴とするセメントクリンカ等の
粉砕装置である。
次粉砕工程1と、チューブミルを用いた2次粉砕工程2
とから構成され、ローラミル10のテーブル下方へ取出
された粉砕物はセパレータ21に導かれて分級され、分
級後の微粉は製品とされ、粗粉はローラミル10へ戻し
て再粉砕されることを特徴とするセメントクリンカ等の
粉砕装置である。
【0007】
【作用】本発明は、粗粉砕機能が優れたローラミルを用
いた1次粉砕工程と、微粉砕効率の高いチューブミルを
用いた2次粉砕工程とを組合わせ併用する粉砕装置であ
り、1次粉砕装工程での粗い粉砕物と、該粉砕物が2次
粉砕工程へ送給されて作られた細かい粉砕物とが、広い
領域の粒度構成をなすとともに、2次粉砕工程の粗粉の
一部をチューブミルに供給し、残りの粗粉はローラミル
に戻されて再粉砕される。
いた1次粉砕工程と、微粉砕効率の高いチューブミルを
用いた2次粉砕工程とを組合わせ併用する粉砕装置であ
り、1次粉砕装工程での粗い粉砕物と、該粉砕物が2次
粉砕工程へ送給されて作られた細かい粉砕物とが、広い
領域の粒度構成をなすとともに、2次粉砕工程の粗粉の
一部をチューブミルに供給し、残りの粗粉はローラミル
に戻されて再粉砕される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の図面に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
【0009】図1は本発明による一実施例でのセメント
クリンカの粉砕装置を示す系統図、図2はそのブロック
線図である。この装置はクリンカの流れの方向に沿って
1次粉砕工程1と2次粉砕工程2により構成され、1次
粉砕工程1にはローラミル10を、また2次粉砕工程2
にはチューブミル20を用いている。ローラミル10に
は、ケース18の天井部18aで、回転テーブル11の
回転軸線の直上に形成される原料投入口14と、その側
方に隣接して抽気口16が設けられ、下側部には粉砕物
の排出口15が開口される。原料投入口14は、上下に
延びる筒体によってケース18内に突出して設けられて
もよい。
クリンカの粉砕装置を示す系統図、図2はそのブロック
線図である。この装置はクリンカの流れの方向に沿って
1次粉砕工程1と2次粉砕工程2により構成され、1次
粉砕工程1にはローラミル10を、また2次粉砕工程2
にはチューブミル20を用いている。ローラミル10に
は、ケース18の天井部18aで、回転テーブル11の
回転軸線の直上に形成される原料投入口14と、その側
方に隣接して抽気口16が設けられ、下側部には粉砕物
の排出口15が開口される。原料投入口14は、上下に
延びる筒体によってケース18内に突出して設けられて
もよい。
【0010】2次粉砕工程2は、流れに沿う最上流側に
バケットエレベータ23が、それに続いてセパレータ2
1が設けられる。セパレータ21の下方にはチューブミ
ル20が設けられ、その取出口20bは前記バケットエ
レベータ23の下部投入口22へ接続開口される。2次
粉砕工程2は上記のほか、集塵機24および誘引通風機
25を含み、これらは導管41を介してセパレータ21
の排気を誘引している。また、誘導管41には、前記ロ
ーラミル10およびチューブミル20の抽気口からの微
粉の混入した抽気を排出させるための導管40,42も
接続されている。
バケットエレベータ23が、それに続いてセパレータ2
1が設けられる。セパレータ21の下方にはチューブミ
ル20が設けられ、その取出口20bは前記バケットエ
レベータ23の下部投入口22へ接続開口される。2次
粉砕工程2は上記のほか、集塵機24および誘引通風機
25を含み、これらは導管41を介してセパレータ21
の排気を誘引している。また、誘導管41には、前記ロ
ーラミル10およびチューブミル20の抽気口からの微
粉の混入した抽気を排出させるための導管40,42も
接続されている。
【0011】セメントクリンカは原料投入口14から1
次粉砕工程1たるローラミル10に投入されて粉砕され
るが、該1次粉砕工程による粉砕物の一部、たとえば8
0%以上が前記誘引通風機25に誘引されることなく、
ケース18の内側面と回転テーブルとの隙間を通って落
下し、1次粉砕物B1 として該ミルの下部排出口15よ
り取出され、バケットエレベータ23に投入される。1
次粉砕物B1 はローラミル内に設けられたガス吹出ノズ
ル(図示せず)からのガス流通の調整を行うことにより
粒径が調整される。また、粉砕物のうち微粉Cは誘引通
風機25に誘引されて微粉出口16から集塵機24へ送
られて捕集される。図1に示す符号13はスクレーパ、
17は回転テーブル11を駆動するモータ、17aは減
速装置である。
次粉砕工程1たるローラミル10に投入されて粉砕され
るが、該1次粉砕工程による粉砕物の一部、たとえば8
0%以上が前記誘引通風機25に誘引されることなく、
ケース18の内側面と回転テーブルとの隙間を通って落
下し、1次粉砕物B1 として該ミルの下部排出口15よ
り取出され、バケットエレベータ23に投入される。1
次粉砕物B1 はローラミル内に設けられたガス吹出ノズ
ル(図示せず)からのガス流通の調整を行うことにより
粒径が調整される。また、粉砕物のうち微粉Cは誘引通
風機25に誘引されて微粉出口16から集塵機24へ送
られて捕集される。図1に示す符号13はスクレーパ、
17は回転テーブル11を駆動するモータ、17aは減
速装置である。
【0012】前記2次粉砕工程2に送給された1次粉砕
物B1 はバケットエレベータ23により上方へ搬送さ
れ、セパレータ21へ落下導入される。セパレータ21
で分級された微粉は製品A1 として取出口21a、より
取り出され、残った粗粉の一部は3次粉砕物B3 として
下方のチューブミル20へ供給される。また、図示省略
したが、粗粉の残りはローラミル10へ戻され再粉砕さ
れる。このようにセパレータ21よりの粗粉B3 をロー
ラミル10へ戻すことによって、ローラミル10内の空
隙の多い粉砕物中に前記粗粉B3 が混ざり、粉砕物空隙
が著しく低減されることになり、空隙の多いときに生ず
るミルの振動や騒音の発生がおさえられ、粉砕効率が向
上する。供給口20aから上記の3次粉砕物B3 が供給
されたチューブミル20では、粗粉がボールとともにミ
ル胴体の回転によりその内壁に沿って持上げられボール
の転動、落下時のボール間の衝突とボール相互の接触に
よる衝撃力と摩擦力を受けて粉砕される。このチューブ
ミル20による4次粉砕物B4 は排出口20bより取出
されてバケットエレベータ23へ返され、前述の1次粉
砕物B1 と一緒に2次粉砕物B2 として再びセパレータ
21へ導入される。セパレータ21からの誘引ガス中ま
たはチューブミル20からの抽気中に含まれる微粉C、
Cは夫々導管41,42を経て前記導管40に接続誘導
され集塵機24へ至る。2次粉砕工程2では、上記循環
が繰り返されて適正な粒度が確保される。上記導管4
0,41,42を経て集塵機24に捕促集積された微粉
Cは粉砕製品A2 として前記セパレータ21から取出さ
れた前記粉砕製品A1 と混合された最終製品Aとなる。
この方式によると、チューブミル20に入る粉体のうち
微粉は予めセパレータ21で取除かれるので、チューブ
ミル20における過粉砕が防止され、総合粉砕効率が向
上する。セパレータが循環ファンを有する場合は循環ガ
ス中の一部が抽気として導管41へ導かれる。
物B1 はバケットエレベータ23により上方へ搬送さ
れ、セパレータ21へ落下導入される。セパレータ21
で分級された微粉は製品A1 として取出口21a、より
取り出され、残った粗粉の一部は3次粉砕物B3 として
下方のチューブミル20へ供給される。また、図示省略
したが、粗粉の残りはローラミル10へ戻され再粉砕さ
れる。このようにセパレータ21よりの粗粉B3 をロー
ラミル10へ戻すことによって、ローラミル10内の空
隙の多い粉砕物中に前記粗粉B3 が混ざり、粉砕物空隙
が著しく低減されることになり、空隙の多いときに生ず
るミルの振動や騒音の発生がおさえられ、粉砕効率が向
上する。供給口20aから上記の3次粉砕物B3 が供給
されたチューブミル20では、粗粉がボールとともにミ
ル胴体の回転によりその内壁に沿って持上げられボール
の転動、落下時のボール間の衝突とボール相互の接触に
よる衝撃力と摩擦力を受けて粉砕される。このチューブ
ミル20による4次粉砕物B4 は排出口20bより取出
されてバケットエレベータ23へ返され、前述の1次粉
砕物B1 と一緒に2次粉砕物B2 として再びセパレータ
21へ導入される。セパレータ21からの誘引ガス中ま
たはチューブミル20からの抽気中に含まれる微粉C、
Cは夫々導管41,42を経て前記導管40に接続誘導
され集塵機24へ至る。2次粉砕工程2では、上記循環
が繰り返されて適正な粒度が確保される。上記導管4
0,41,42を経て集塵機24に捕促集積された微粉
Cは粉砕製品A2 として前記セパレータ21から取出さ
れた前記粉砕製品A1 と混合された最終製品Aとなる。
この方式によると、チューブミル20に入る粉体のうち
微粉は予めセパレータ21で取除かれるので、チューブ
ミル20における過粉砕が防止され、総合粉砕効率が向
上する。セパレータが循環ファンを有する場合は循環ガ
ス中の一部が抽気として導管41へ導かれる。
【0013】図3は、1次粉砕工程1におけるローラミ
ル10の下方へ取出された1次粉砕物B1 の一部A3 が
そのまま製品の一部となり、残りが2次粉砕工程2に送
給されるようにした他の実施例のブロック線図を示す。
粗粉側の粒子を増やす場合に好適なフローである。
ル10の下方へ取出された1次粉砕物B1 の一部A3 が
そのまま製品の一部となり、残りが2次粉砕工程2に送
給されるようにした他の実施例のブロック線図を示す。
粗粉側の粒子を増やす場合に好適なフローである。
【0014】図4図示の系統図は2次粉砕工程2内の各
機の配置を変えた本発明の基礎となる構成を示し、閉回
路方式のチューブミル20をローラミル10の下流に配
置して1次粉砕物B1 を直接受取るようにし、バケット
エレベータ23を該チューブミル20の下流側に配置し
たものであり、図5はそのブロック線図である。また、
図6は図4の構成における1次粉砕物B1 の一部A3 を
製品Aの一部とする他の構成のブロック線図である。
機の配置を変えた本発明の基礎となる構成を示し、閉回
路方式のチューブミル20をローラミル10の下流に配
置して1次粉砕物B1 を直接受取るようにし、バケット
エレベータ23を該チューブミル20の下流側に配置し
たものであり、図5はそのブロック線図である。また、
図6は図4の構成における1次粉砕物B1 の一部A3 を
製品Aの一部とする他の構成のブロック線図である。
【0015】図4の構成において、セパレータ21より
の3次粉砕物B3たる粒粉は、全量をローラミル10へ
戻してもよく、また、一部をチューブミル20へ供給す
るとともに残りはローラミル10へ戻して再粉砕され
る。
の3次粉砕物B3たる粒粉は、全量をローラミル10へ
戻してもよく、また、一部をチューブミル20へ供給す
るとともに残りはローラミル10へ戻して再粉砕され
る。
【0016】なお、ローラミル10ではスクレーパ13
により排出される代わりに粉砕物が回転テーブル11の
下方へそのままシュートにより取出されるよう構成され
てもよい。
により排出される代わりに粉砕物が回転テーブル11の
下方へそのままシュートにより取出されるよう構成され
てもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のごとく、流れに沿ってロ
ーラミルを用いた1次粉砕工程と、チューブミルを用い
た2次粉砕工程とから構成され、前記1次粉砕工程で粉
砕された粉砕物の少なくとも一部はローラミルのテーブ
ル下方へ取出され、次の2次粉砕工程2へ送給されるよ
うにしたので、各ミルの長所を利用でき、全体的な省エ
ネルギー効果があり、また、従来のチューブミルを用い
た粉砕工程の上流側に、ローラミルを追加設置するだけ
の簡単な設備で足りる。しかも、空気輸送に要する動力
は極めて少なく、エネルギーの消費は従来方法と比べて
大幅に軽減される。そのうえ、粒度構成の調整が極めて
やりやすくなり各ミルの特性を充分に活かすことができ
る。さらに、ローラミル内の吹出ガス流速を調節するこ
とによって、該ミルの回転テーブル下方へ取出される粉
砕物の粒径が容易に調整できるので1次、2次粉砕工程
の夫々の仕事配分が最適にでき、さらに省エネルギー効
果を高めることができる。
ーラミルを用いた1次粉砕工程と、チューブミルを用い
た2次粉砕工程とから構成され、前記1次粉砕工程で粉
砕された粉砕物の少なくとも一部はローラミルのテーブ
ル下方へ取出され、次の2次粉砕工程2へ送給されるよ
うにしたので、各ミルの長所を利用でき、全体的な省エ
ネルギー効果があり、また、従来のチューブミルを用い
た粉砕工程の上流側に、ローラミルを追加設置するだけ
の簡単な設備で足りる。しかも、空気輸送に要する動力
は極めて少なく、エネルギーの消費は従来方法と比べて
大幅に軽減される。そのうえ、粒度構成の調整が極めて
やりやすくなり各ミルの特性を充分に活かすことができ
る。さらに、ローラミル内の吹出ガス流速を調節するこ
とによって、該ミルの回転テーブル下方へ取出される粉
砕物の粒径が容易に調整できるので1次、2次粉砕工程
の夫々の仕事配分が最適にでき、さらに省エネルギー効
果を高めることができる。
【0018】また、ローラミルにセパレータからの粗粉
が戻されることによりローラミルにおける粉砕効率が改
善され、粉砕能力の増大につながるとともに、運転時の
騒音も軽減される。
が戻されることによりローラミルにおける粉砕効率が改
善され、粉砕能力の増大につながるとともに、運転時の
騒音も軽減される。
【図1】本発明の一実施例を示す系統図である。
【図2】一実施例のブロツク線図である。
【図3】第2実施例を示すブロック線図である。
【図4】本発明の基礎となる第1の構成の系統図であ
る。
る。
【図5】図4のブロツク線図である。
【図6】本発明の基礎となる第2の構成のブロック線図
である。
である。
【図7】従来の構成を示す系統図である。
1 1次粉砕工程 2 2次粉砕工程 10 ローラミル 11 回転テーブル 14 原料投入口 15 下部排出口 20 チューブミル 21 セパレータ 24 集塵機 25 誘引通風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 進 神戸市中央区東川崎町3丁目1番1号 川 崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 沢田 正志 埼玉県大里郡妻沼町大字弥藤吾1134番地の 7 (72)発明者 橋本 周二 埼玉県熊谷市大字石原1311番地
Claims (3)
- 【請求項1】 ローラミル10を用いた1次粉砕工程1
と、チューブミル20を用いた2次粉砕工程2とから構
成され、 ローラミル10のテーブル下方へ取出された粉砕物はセ
パレータ21に導かれて分級され、分級後の微粉は製品
とされ、粗粉の少なくとも一部はチューブミルへ供給さ
れることを特徴とするセメントクリンカ等の粉砕装置。 - 【請求項2】 チューブミル20で粉砕された粉砕物
は、再びセパレータ21に導かれて分級されることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のセメントクリンカ
等の粉砕装置。 - 【請求項3】 ローラミル10を用いた1次粉砕工程1
と、チューブミルを用いた2次粉砕工程2とから構成さ
れ、 ローラミル10のテーブル下方へ取出された粉砕物はセ
パレータ21に導かれて分級され、分級後の微粉は製品
とされ、粗粉はローラミル10へ戻して再粉砕されるこ
とを特徴とするセメントクリンカ等の粉砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2416609A JPH0777975B2 (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | セメントクリンカ等の粉砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2416609A JPH0777975B2 (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | セメントクリンカ等の粉砕装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640754A true JPH0640754A (ja) | 1994-02-15 |
JPH0777975B2 JPH0777975B2 (ja) | 1995-08-23 |
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ID=18524824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2416609A Expired - Lifetime JPH0777975B2 (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | セメントクリンカ等の粉砕装置 |
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- 1990-12-29 JP JP2416609A patent/JPH0777975B2/ja not_active Expired - Lifetime
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