JPS58161955A - セメントクリンカの粉砕方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセメントクリンカの粉砕方法に係シ、特にｐ−
ラオルとぎ−ルζルのもつ特性を生かしてセメントクリ
ンカを効果的に粉砕し、以って粉砕動力原単位、製品品
質等の面での改善を計ったものである。

セメントは、焼成１穏において生成したクリンカに石膏
および必要に応じてスラグ等の添加物を配合の上粉砕す
ることによ抄製造される。仁の様なセメントクリンカの
粉砕には古来より主としてボールミルが使用されており
、この型のミルによる製品セメントは粒度構成が粗粉か
ら細粉まで比較的広く分布しており、このためコンクリ
ートの強度面或いはワーカビリティ等の製品”特性に優
れてい為が、粉砕に要する動力原単位が大きいという問
題がある。即ち、ボールミル内での粉砕メカニズムとし
て、被粉砕物はＩ−ルと共にンル胴体の回転によりその
内壁に沿って持上げられ、ボールの転勤・落下時のボー
ル間の衝突と接触による衝撃力と摩壊力を受けて粉砕さ
れるが、ボールの持上け、転勤のための所要動力と衝突
・１接触回数との関係において、大径のボールを使用す
る粗粉砕は比較的小径のボールを使用する微粉砕よりも
相対的に粉砕効率が悪いことが知られている。

これに対して、近年セメントクリンカの粉砕に試用され
ている！２−２ミルは粉砕システムとしての動力原単位
が低いという利点をもつが、製品セメントが比較的狭い
粒度構成とな卦、特に微粉が量的に不足するため、コン
クリートの初期強度。

混練水の所要量およびコンクリート打設時のワーカビリ
ティ等の面でのコンクリート特性に問題があり、未だ普
及するに至っていないのが現状である。特にローラミル
内では塊状物を含む粒度範囲の広い被粉砕物の層をロー
ラでの圧縮により一挙に微粉まで粉砕するメカニズムと
なっているため、粒度が細かく、従って比表面積の大き
な製品を得るには適しておらず、その用途が限定されて
いる。

本発明はこれらの事情に着目してなされ良ものであって
、ロー２ンルＯ＠粉砕に適し九機能とボールンルの被粉
砕に適した機能とを組合せるととによりて勅砕動力原単
位、ｍ品セメント品ｉ等の面で効果のある船酔方法を提
供しようとするものである。

しかしてこの様な本発明とは、セメントクリンカの粉砕
１寝を、クリンカの流れの方向に見て１次粉砕工程と２
次粉砕工程により構成し、１次粉砕工程にはローラミル
を、ｔた２火粉砕工１１にはボールミルを夫々適用し、
１火粉、砕工程からの粉砕成品の少くとも一部を１次粉
砕工程に供給して２次粉砕する点にあに、ｔた１次粉砕
工程からの粉砕成品の他の一部は前記２次粉砕工程から
のＩＩ砕成品と混合すべく構成した点にそＯ＊Ｖｔがあ
る。

昇下図面に基づいて本発明を詳細Ｋｌｌ嘴するが、図は
臭体的な実施〇−例を示すもので１本発明社これらＯＩ
Ｉ示例に限定されず、前・後記の趣旨に沿りて他の構成
とし九伽、虞％／％ａ−ｓｏｗ計を変更しても同様に実
施することができる。

第１固状本発明方法による実施例でのセメントクリンカ
の船酔装置を示す系統図、第２図は第１図に対応し九粉
砕工程のブロック線図であり、り妃　− リンカの流れの方向に見て１次粉砕工程１と２次粉砕工
程２により構成し、１火粉砕工１ｍｌにはローラミル１
１を、また２次粉砕１１ｉ２にはボールミル２１を夫々
適用し、１次段砕工ＩＭｌからの粉砕成品の一部のみを
２次粉砕工程２に供給して２次粉砕する場合の構成を示
し％１次粉砕工程１からの粉砕成品の他の一部を２火粉
砕工ｓ２からの粉砕成品と混合するため、２火粉砕工１
１２の後流側に混合工程３が配置されている。セメント
クリンカは貯蔵ビン４から引出され、貯蔵ビン５．６か
ら社、それぞれ石膏および必ｌ！に応じてスラグ等の添
加物を配合の上、コンベヤ８に！ＤＩ次粉砕工程１０ロ
ー２ンルＩＩＫ送られる。四−ランル１五紘、下方に押
込送風機１２に接続した搬送空気ｅｘｅｔ人口１３を、
＠＊に被粉砕物の供給口１４を、ｔた頂部には粉砕成品
と排気ｔｉｌＫ出口１５を備えており、更に取出口１５
は直列に配置した簀イクロｙ等の捕集機１６およびノ（
ラグ式また社電気式Ｏ集塵機１丁を介して適宜配置し７
’ｈｌｌ引通風機１８Ｋｍ続されている。コンベヤ８に
よシ供給口１４を通じてｙ　−＃　＜ル１１に供給され
た被粉砕物拡該ローラＺル１１内で１次粉砕され、この
粉砕威品社交気堆入口１ｓから押込送風機１２によ抄送
給宴れる搬送空気に随伴して１１ＩＬａ３０１５から排
出され、誘引通風機１８に吸引されて捕集１！１６およ
び集塵機１丁により搬送空気から分離され、搬送空気の
一部は補集機１６と集塵機１丁との間から循環され、ダ
ンパー２０を備える空気吸込口１９からの空気と共に押
込送風機１２に導かれる。

１次粉砕工程１からの粉砕成品の一部は捕集機１６０下
方に設置され要分配器２２により分配されて、２次看砕
工＠２に供給される。２火粉砕工１１２に適用されるｌ
−ルきル２１は、本例て社単意型の所謂開回路方式ボー
ル考ルで、ｌｋ内部には被粉砕物の冷却と遇看砕肪止の
丸めに１通風機２６によに空気が誘引されるようになっ
ている。

１火粉砕成品の一部は供給口２３からボールミル２１に
供給され、ミル２１内を通過する間に粉砕されて排出口
２４から取出され、ミル内通気に伴われた細粉は集塵機
２５で捕集されて取出される。

この様にして得られた２火粉砕成品は１分配器２２によ
り分配されてボールミル２１に供給されなかった１火粉
砕成品および１次粉砕工程１の排気用集塵機１７で捕集
され九微粉と共に混合工程３へ送られ、空気式等の混合
装置３１で充分均質に風合された後、製品セメント７と
して取出される。尚％１次粉砕工程１と２次粉砕工程２
．２次粉砕工程２と混合工程３とＯ関には、各粉砕成品
の貯蔵用サイロまたはホッパを配置して操業の便を計る
ことができる。

第３図は本発明方法による他の実施例でＯセメントクリ
ンカの粉砕工程を示すブロック線図を示す。この場合、
１火粉砕工程ｌが並列に配置した２つの１火粉砕工程ｔ
ａｅｌｂにより構成され。

夫々にローラミルを適用すると共Ｋ、一方０１火粉砕工
ｓ１ａからの粉砕成品はボールミルを適用した２次粉砕
工程２に供給されて更に２次粉砕されたのち、他方の１
次粉砕工程１ｂからの粉砕成品と共に混合工程３へ送ら
れ、充分均質に混合されたのち製品セメント７として取
出される。尚、本実施例において、貯蔵ビン４．５．６
よシフリンカおよび石膏の他にスラグを添加、する場合
には、２次粉砕工程２を付属した側の１次粉砕工程１ａ
のみにスラグを供給して、スラグ全量が微粉砕される様
にするのが望ましい。

この様な本発明の構成によれば、セメントクリンカの粉
砕工程をクリンカの流れの方向に見て、目−ラきルを適
用し九１次粉砕工程とボールミルを適用した２次粉砕工
程により構成し、ローラミルには比較的粗粉砕機能を、
ｔたボールミルには微粉砕機能のみを分担させることＫ
より、夫々のミルのもつ特長を最大限に活用し、同時に
欠点を補完し合うことがで１部１次の様な具体的特長・
効果を発揮することができる。即ち、ロー２ミルにより
、１次粉砕されたセメントクリンカの少くとも一部がボ
ールミルにより２次粉砕されるので、ローラミルのみの
粉砕では不足する微粉量を増やすことができ、この際１
火粉砕成品の内２次粉砕工程への供給率および２次粉砕
工程での微粉砕度合を調節することにより、製品セメン
トの粒度構成を補正することができるので、コンクリー
ト強度、混練水所要量、ワーカビリティ等の面でのコン
クリ−）！性の優れた製品セメントに粉砕することがで
きる。この際、２次粉砕用ボールミルでの粉砕仕事量を
全粉砕仕事量の嶋以下としてｈるため、一般に１火粉、
砕工程へ供給する被粉砕物の粒径（８０％通過粒径で示
し、以下同様）は１５乃至２５１１１１ｍであるが、１
次粉砕工程から２次粉砕工程へ供給される被粉砕物の粒
径はα１乃至α２ｍｍ以下となっているので、２次粉砕
用ボールミルでけ相当直径８乃至３Ｑｍｍ　の粉砕媒体
を使用するのが適しており、ボールミルとして最高の粉
砕効率を得られる領域のみが使用される。加えて、粉砕
仕事の過半は粉砕動力原単位の少ないローラミルで、中
でも当＃ンルでは粉砕効率の高い比較的粗粉砕のみを行
っており、且つ２次粉砕用ボールミルでは１火粉砕成品
の１部を２次粉砕するだけであるから、粉砕システム全
体として最小の動力原単位を達成することができる。

尚、粉砕工程ての粉砕仕事量は＜　ｘｙＪＶ　−１ｙｆ
＞に比例した値として定義され、こむにＦおよびＰは夫
々粉砕工程への供給物シよび成品の代表粒径である。ま
た、粉砕媒体としては球状ボールの他、円筒状媒体も使
用され、後者の場合には同一重量となる球の直径をもっ
て相当寸法が定義される。

この様な相当直径が３０１１１１１を超える粉砕媒体は
、２次粉砕用ポールオルへ供給する被粉砕物の粒径との
関係においても不適のため粉砕効率が著るしく低下し、
逆に８１１１１未満の粉砕媒体では衝撃力４弱く、また
僅かの摩耗によ抄ポール町ルの排出端部に設置した目板
の隙間からンル外部へ排出される様になり５機能的・構
造的に不都合である。

以上の構成において、２火粉砕用ボールンルとして、従
来多用されている別置型の分級機を付属し九所鎮閉回路
方式の他、単独の使用では種々間題のある開回路方式も
好便に適用できる。即ち、開回路方式によるボールミル
は設備が単純で、操業・保守が容易であるという特長に
も拘らず、ミル内での被粉砕物の温度上昇が著るしく、
粉砕成品の温度管理が困難なため汎用されてい表いが、
本発明方法にもとづきローラミルに組合せて使用する場
合には、ボールミルでの粉砕仕事量が少ないため、粉砕
成品の温度管理が極めて容易とな染、比較的低温のセメ
ントを容易Ｋｍ造す゛ることかでき、製品セメントの高
温による品質面での悪影響を回避できる。中でも２次粉
砕用ボールミルにおける処理能力当りの粉砕仕事量を特
に少なく選定する場合には、従来は不可欠であった開回
路方式においてもボールミル内への散水を排除するとと
ができ、散水により製品セメントの品質を低下させるこ
とがなく、また散水装置の保守に煩わされることがなく
、更にボーにミル２１からの排気中には水滴を含むこと
がないので、集塵１！２５として設備費の安価なバック
式集塵機を支障なく使用することができる。

更にまた。この様な配置によれば１次粉砕工程において
可戒抄細かく粉砕された中間成品が２次粉砕工程へ供給
され、従って２次粉砕用ポール２ルでは粉砕媒体として
小径ボールの使用に適すため、ローラミルを組込んだシ
ステムとして比表面積の大きな製品セメントも粉砕でき
るようＫｌｋｌ）、製品の高品質化へ対応することが可
能である。

これらの方法において１次粉砕工程から２次粉砕工程へ
の分配本社製品セメントの種類、粉末度、或いは両粉砕
工程での粉砕仕事量の分担割合等に応じて最適に選定す
ることができ、比表面積の大きな製品セメントに粉砕す
る場合など１火粉砕成品の全量を２次粉砕工程へ供給す
ることができ、この際２次粉砕工程の後流側の混合工程
３社設置されない。

尚、２次粉砕用ボールミルの室数或いは混合装置の型式
等について全く制限されないこと性勿論のこと、既設の
ボーにミルに前置してローラミルを追加設置することに
よ−１本発明方法を容易に実施することもできる。

本発明は以上の如く構成されており、ローラミルとボー
ルミルを組合せて夫々のもつ特性を生かしてセメントク
リンカの粉砕を効果的に行うことができるので、粉砕動
力原単位の低減、製品品質の向上等の面で極めて好部会
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法による一実施例でのセメントクリ／
力の粉砕装置を示す系統図、第２図は第１図に対応し九
セメントクリンカ粉砕工程のブロック線図、また第３図
は本発明方法による他の実施例での同様のブロック線図
である。 １＋　１　ａｓ　１　ｂ−１火粉砕工程？・・−２次粉
砕工程　　３・・・混合工程４・・・タリン力貯蔵ビン
　５・・・石膏貯蔵ビン６・−・添加物貯蔵ビン　　フ
・−・製品セメント１１・・・１次粉砕用ローラξル　
１２・・・押込送風機１６・・・捕集機　１７．２５−
・・集塵機１８．２６−・・誘引通風機　１ト・・空気
吸込口２０・−・ダンパ　２１・・・２次粉砕用ボール
ミル２２・−・分配器　　　３１・・・混合装置第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）セメントクリンカの粉砕工程を、クリンカの流れ
   の方向に見て１次粉砕工程と２次粉砕工程により構成し
   、１次粉砕工程に＃ｉローラミルを、また２次粉砕工程
   にはボールミルを夫々適用し、１次粉砕工程からの粉砕
   成品の少くとも一部を２次粉砕工程に供給して２次粉砕
   するに当り、当該２次粉砕工程での粉砕仕事量を全粉砕
   仕事量の騎以下にすると共に、２次粉砕用ポールンルに
   社相当直径が８乃至３０ａｍＯ粉砕媒体を使用すること
   を特徴とするセメントクリンカの粉砕方法。 Ｃ２）１次粉砕工程からの粉砕成品の一部のみを２次粉
   砕工程に供給し、１次粉砕工程からの粉砕成品の他の一
   部は前記２次粉砕工程からの粉砕成品と混合することを
   特徴とする特許請求の範ｌ！Ｉ第１項に記載のセメント
   クリンカの粉砕方法。 （３）２火粉砕工１１におけるＩ−ルイルＫｌｌ絽路方
   式を適用することを特徴とする特許請求の範囲第１およ
   び２項に記載のセメントクリンカの粉砕方法。