JPH0640746Y2 - 屋根のパラペット部の防水構造 - Google Patents
屋根のパラペット部の防水構造Info
- Publication number
- JPH0640746Y2 JPH0640746Y2 JP9593690U JP9593690U JPH0640746Y2 JP H0640746 Y2 JPH0640746 Y2 JP H0640746Y2 JP 9593690 U JP9593690 U JP 9593690U JP 9593690 U JP9593690 U JP 9593690U JP H0640746 Y2 JPH0640746 Y2 JP H0640746Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressing plate
- parapet part
- roof
- parapet
- corner pressing
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は屋根のパラペット部においてパラペット部内や
防水シートの裏側に水が浸入するのを防止する構造に関
するものである。
防水シートの裏側に水が浸入するのを防止する構造に関
するものである。
［従来の技術］ 従来、第３図に示すように屋上のような屋根の周囲にAL
Cのような材料にて形成せる外壁２′を上方に連出して
パラペット部2a′を形成し、パラペット部2a′の内側の
角の上端に内角押さえ板３′を被せ、内角押さえ板３′
をパラペット部2a′の上端に固定し、パラペット部2aの
内面に沿わせて配置した防水シート４の上端を内角押さ
え板３′とパラペット部2aとの間に挟持してあった。
Cのような材料にて形成せる外壁２′を上方に連出して
パラペット部2a′を形成し、パラペット部2a′の内側の
角の上端に内角押さえ板３′を被せ、内角押さえ板３′
をパラペット部2a′の上端に固定し、パラペット部2aの
内面に沿わせて配置した防水シート４の上端を内角押さ
え板３′とパラペット部2aとの間に挟持してあった。
［考案が解決しようとする課題］ ところが、かかる従来例の場合、パラペット部2a′の上
端に水が浸入すると、パラペット部2a′の上端と内角押
さえ板３′との間を通って防水シート４の裏側に水が回
るという問題がある。しかもこの構造の場合、パラペッ
ト部がフラッシュ構造のときにはパラペット部内に水が
浸入するという問題がある。
端に水が浸入すると、パラペット部2a′の上端と内角押
さえ板３′との間を通って防水シート４の裏側に水が回
るという問題がある。しかもこの構造の場合、パラペッ
ト部がフラッシュ構造のときにはパラペット部内に水が
浸入するという問題がある。
本考案は叙述の点で鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところはパラペット部内や防水シートの
裏側に水が浸入するのを防止できる屋根のパラペット部
の防水構造を提供するにある。
案の目的とするところはパラペット部内や防水シートの
裏側に水が浸入するのを防止できる屋根のパラペット部
の防水構造を提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため本考案屋根のパラペット部の防
水構造は、屋上のような屋根１の外周に外壁２を上方に
連出したパラペット部2aを設け、パラペット部2aの外装
材５の上端が位置する側の上端の角部に断面逆Ｌ字状の
外角押さえ板６を配置して外角押さえ板６の内面に設け
たブチルゴムシートのような軟質シール材７を外装材５
の外面及び上端に密着させ、パラペット部2aの内装材８
の上端が位置する角部に断面逆Ｌ字状の内角押さえ板３
を配置して内角押さえ板３の水平片3aを上記外角押さえ
板６の水平片6aに重ねて両水平片3a,6aをパラペット部2
aの上端に固定し、内装材８に沿って配置した防水シー
ト４の上端を内角押さえ板３の垂直片3bと内装材８との
間に挟持した。
水構造は、屋上のような屋根１の外周に外壁２を上方に
連出したパラペット部2aを設け、パラペット部2aの外装
材５の上端が位置する側の上端の角部に断面逆Ｌ字状の
外角押さえ板６を配置して外角押さえ板６の内面に設け
たブチルゴムシートのような軟質シール材７を外装材５
の外面及び上端に密着させ、パラペット部2aの内装材８
の上端が位置する角部に断面逆Ｌ字状の内角押さえ板３
を配置して内角押さえ板３の水平片3aを上記外角押さえ
板６の水平片6aに重ねて両水平片3a,6aをパラペット部2
aの上端に固定し、内装材８に沿って配置した防水シー
ト４の上端を内角押さえ板３の垂直片3bと内装材８との
間に挟持した。
［作用］ 外角押さえ板６の内面の軟質シール材７が外装材５に密
着することにより外角押さえ板６と外装材５との間から
水が浸入しなく、外装材５の表面に模様のための縦横の
溝があっても水が浸入することがない。このように外装
材５から水が浸入しないことと、パラペット部2aの上端
が外角押さえ板６と内角押さえ板３とで覆われているこ
とによりパラペット部2aがフラッシュ構造でも内部に水
が浸入することがなく、さらに防水シート４の裏側に水
が浸入することがない。
着することにより外角押さえ板６と外装材５との間から
水が浸入しなく、外装材５の表面に模様のための縦横の
溝があっても水が浸入することがない。このように外装
材５から水が浸入しないことと、パラペット部2aの上端
が外角押さえ板６と内角押さえ板３とで覆われているこ
とによりパラペット部2aがフラッシュ構造でも内部に水
が浸入することがなく、さらに防水シート４の裏側に水
が浸入することがない。
［実施例］ 屋上のような屋根１は第１図に示すように構成されてい
る。梁10には岩綿11を吹き付けあり、梁10上にコンクリ
ートスラブ12を設けてある。コンクリートスラブ12上に
は断熱材13を載置してあり、断熱材13の上にクロスシー
ト14やポリエチレンフィルム15を敷いてある。ポリエチ
レンフィルム15の上に座板を載せ、座板からポリエチレ
ンフィルム15、クロスシート14及び断熱材13を貫通して
コンクリートスラブ12まで至るように固着具20を打入し
てポリエチレンフィルム15、クロスシート14及び断熱材
13をコンクリートスラブ12上に固定してある。ポリエチ
レンフィルム15上には防水シート４を敷設してある。こ
の防水シート４は適所でラップさせて接続してある。防
水シート４は例えば軟質塩化ビニルシートであって、具
体的な一例としては筒中シート防水製DNシートがある。
外壁２は屋根１の周囲で屋根１より上方に突出させてあ
って、屋根１より上方に突出する部分をパラペット部2a
としてある。外壁２及びパラペット部2aはフラッシュ構
造となっており、骨組み16の外面に外装材５を貼ってあ
り、骨組み16の内面に内装材８を貼ってある。外装材５
の表面には必要に応じて縦横に溝を設けたりして模様を
設け設けてある。内装材８と屋根との間に水切り板17を
配置してあり、この上に防水シート４を敷いてあり、内
装材８に沿わせた防水シート４の上端を内装材８の上端
まで至らせてある。鋼板のような金属板製の外角押さえ
板６は水平片6aと垂直片6bとで断面逆Ｌ字状に形成さ
れ、内面にブチルゴムシートのような軟質シール材７を
設けてある。この外角押さえ板６が外装材５の上端の上
角部に配置され、軟質シール材７が外装材５の外面と上
端と、骨組み16の上端に密着させられる。樹脂被覆鋼板
のような樹脂被覆金属板製の内角押さえ板３は水平片3a
と垂直片3bとで断面逆Ｌ字状に形成されている。この内
角押さえ板３は内装材８の上端の角に配置され、内角押
さえ板３の水平片3aが外角押さえ板６の水平片6aに密着
するように重ねられ、水平片3aから水平片6aを介して骨
組み16に固着具18を打入して固定される。内角押さえ板
３の垂直片3bと内装材８との間には防水シート４の上端
が挟持されている。このとき防水シート４の上端を垂直
片3bに溶着してもよい。パラペット部2aの上方にはアル
ミニウム等の材料にて形成せる笠木19が装着されてい
る。
る。梁10には岩綿11を吹き付けあり、梁10上にコンクリ
ートスラブ12を設けてある。コンクリートスラブ12上に
は断熱材13を載置してあり、断熱材13の上にクロスシー
ト14やポリエチレンフィルム15を敷いてある。ポリエチ
レンフィルム15の上に座板を載せ、座板からポリエチレ
ンフィルム15、クロスシート14及び断熱材13を貫通して
コンクリートスラブ12まで至るように固着具20を打入し
てポリエチレンフィルム15、クロスシート14及び断熱材
13をコンクリートスラブ12上に固定してある。ポリエチ
レンフィルム15上には防水シート４を敷設してある。こ
の防水シート４は適所でラップさせて接続してある。防
水シート４は例えば軟質塩化ビニルシートであって、具
体的な一例としては筒中シート防水製DNシートがある。
外壁２は屋根１の周囲で屋根１より上方に突出させてあ
って、屋根１より上方に突出する部分をパラペット部2a
としてある。外壁２及びパラペット部2aはフラッシュ構
造となっており、骨組み16の外面に外装材５を貼ってあ
り、骨組み16の内面に内装材８を貼ってある。外装材５
の表面には必要に応じて縦横に溝を設けたりして模様を
設け設けてある。内装材８と屋根との間に水切り板17を
配置してあり、この上に防水シート４を敷いてあり、内
装材８に沿わせた防水シート４の上端を内装材８の上端
まで至らせてある。鋼板のような金属板製の外角押さえ
板６は水平片6aと垂直片6bとで断面逆Ｌ字状に形成さ
れ、内面にブチルゴムシートのような軟質シール材７を
設けてある。この外角押さえ板６が外装材５の上端の上
角部に配置され、軟質シール材７が外装材５の外面と上
端と、骨組み16の上端に密着させられる。樹脂被覆鋼板
のような樹脂被覆金属板製の内角押さえ板３は水平片3a
と垂直片3bとで断面逆Ｌ字状に形成されている。この内
角押さえ板３は内装材８の上端の角に配置され、内角押
さえ板３の水平片3aが外角押さえ板６の水平片6aに密着
するように重ねられ、水平片3aから水平片6aを介して骨
組み16に固着具18を打入して固定される。内角押さえ板
３の垂直片3bと内装材８との間には防水シート４の上端
が挟持されている。このとき防水シート４の上端を垂直
片3bに溶着してもよい。パラペット部2aの上方にはアル
ミニウム等の材料にて形成せる笠木19が装着されてい
る。
［考案の効果］ 本考案は叙述の如くパラペット部の外装材の上端が位置
する側の上端の角部に断面逆Ｌ字状の外角押さえ板を配
置して外角押さえ板の内面に設けたブチルゴムシートの
ような軟質シール材の外装材の外面及び上端に密着させ
ているので、パラペット部の外装材の外面から水が外角
押さえ板と外装材との間に浸入するのが軟質シール材で
確実に防止され、たとえ外装材の表面の模様のための凹
凸があっても水が浸入するのが防止され、しかもパラペ
ット部の内装材の上端に位置する角部に断面逆Ｌ字状の
内角押さえ板を配置して内角押さえ板の水平片を上記外
角押さえ板の水平片に重ねて両水平片をパラペット部の
上端に固定しているので、パラペット部の上端の水が浸
入しないように覆われるものであって、パラペット部内
に水が浸入したり、防水シートの裏側に水が浸入したり
するのを確実に防止できるものである。
する側の上端の角部に断面逆Ｌ字状の外角押さえ板を配
置して外角押さえ板の内面に設けたブチルゴムシートの
ような軟質シール材の外装材の外面及び上端に密着させ
ているので、パラペット部の外装材の外面から水が外角
押さえ板と外装材との間に浸入するのが軟質シール材で
確実に防止され、たとえ外装材の表面の模様のための凹
凸があっても水が浸入するのが防止され、しかもパラペ
ット部の内装材の上端に位置する角部に断面逆Ｌ字状の
内角押さえ板を配置して内角押さえ板の水平片を上記外
角押さえ板の水平片に重ねて両水平片をパラペット部の
上端に固定しているので、パラペット部の上端の水が浸
入しないように覆われるものであって、パラペット部内
に水が浸入したり、防水シートの裏側に水が浸入したり
するのを確実に防止できるものである。
第１図は本考案の一実施例の断面図、第２図は同上の要
部を拡大せる断面図、第３図は従来例の断面図であっ
て、１は屋根、２は外壁、2aはパラペット部、３は内角
押さえ板、3aは水平片、3bは垂直片、４は防水シート、
５は外装材、６は外角押さえ板、6aは水平片、6bは垂直
片、７は軟質シール材、８は内装材である。
部を拡大せる断面図、第３図は従来例の断面図であっ
て、１は屋根、２は外壁、2aはパラペット部、３は内角
押さえ板、3aは水平片、3bは垂直片、４は防水シート、
５は外装材、６は外角押さえ板、6aは水平片、6bは垂直
片、７は軟質シール材、８は内装材である。
Claims (1)
- 【請求項１】屋上のような屋根の外周に外壁を上方に連
出したパラペット部を設け、パラペット部の外装材の上
端が位置する側の上端の角部に断面逆Ｌ字状の外角押さ
え板を配置して外角押さえ板の内面に設けたブチルゴム
シートのような軟質シール材を外装材の外面及び上端に
密着させ、パラペット部の内装材の上端が位置する角部
に断面逆Ｌ字状の内角押さえ板を配置して内角押さえ板
の水平片を上記外角押さえ板の水平片に重ねて両水平片
をパラペット部の上端に固定し、内装材に沿って配置し
た防水シートの上端を内角押さえ板の垂直片と内装材と
の間に挟持して成る屋根のパラペット部の防水構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9593690U JPH0640746Y2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 屋根のパラペット部の防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9593690U JPH0640746Y2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 屋根のパラペット部の防水構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0452125U JPH0452125U (ja) | 1992-05-01 |
| JPH0640746Y2 true JPH0640746Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31835070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9593690U Expired - Lifetime JPH0640746Y2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 屋根のパラペット部の防水構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640746Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008156820A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-10 | Tokyu Construction Co Ltd | 笠木兼用左官定規、及び立上り壁及び笠木の施工方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6130106B2 (ja) * | 2011-07-07 | 2017-05-17 | 旭化成ホームズ株式会社 | 外部床の防水構造 |
| JP2013036321A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-02-21 | Asahi Kasei Homes Co | 防水構造 |
| JP6147054B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-06-14 | トヨタホーム株式会社 | パラペットの防水構造 |
-
1990
- 1990-09-11 JP JP9593690U patent/JPH0640746Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008156820A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-10 | Tokyu Construction Co Ltd | 笠木兼用左官定規、及び立上り壁及び笠木の施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0452125U (ja) | 1992-05-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |