JP2508191Y2 - バルコニ - Google Patents

バルコニ

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JP2508191Y2
JP2508191Y2 JP1990040957U JP4095790U JP2508191Y2 JP 2508191 Y2 JP2508191 Y2 JP 2508191Y2 JP 1990040957 U JP1990040957 U JP 1990040957U JP 4095790 U JP4095790 U JP 4095790U JP 2508191 Y2 JP2508191 Y2 JP 2508191Y2
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balcony
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広行 小須田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物のバルコニに関し、建物の外壁から張
り出して設けられたバルコニや、屋上バルコニに利用で
きるものである。
〔背景技術〕
従来より、建物には、外壁から張り出して設けられた
バルコニを有するものがある。このようなバルコニの床
には、雨水等を排水するための排水口が角部に設けら
れ、この排水口に水が集まるように水勾配が形成されて
いる。
このような床では、一般にモルタルをコテで押さえて
水勾配を形成するが、そのためには熟練した職人が必要
となる。ところが、このような職人が一般的に不足して
いるので、職人の確保が困難になっている。
この問題を改善するために、モルタルを用いないで、
より簡易に水勾配を形成できる方法が第4図に示されて
いる。
図において、角部に排水口31を有する床32は、面材33
および防水シート34からなり、床下地材35を介して支持
部材36に支持されている。この床32の水勾配(図中の矢
印で示す)は、床32の表面を三次元的に傾斜させること
により排水口31に向かって形成されている。
床32を三次元的に傾斜させるために、それぞれ異なる
勾配で傾斜させた上面を有する床下地材35を複数種類用
意し、これらの床下地材35の上面を前記三次元的傾斜に
合わせて横方向に配列し、これらの上に面材33を敷設し
ていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、それぞれの床下地材35について三次元
的に微妙に傾斜させた上面を形成する加工が要るため、
床下地材35の加工が煩雑であるうえ、床下地材35の取付
けにあたって、複数種類の床下地材35を所定通りの位置
精度で配列する必要があり、床下地材35の取付けに手間
がかかるという問題があった。
本考案の目的は、床を形成する床下地材の加工および
取付けが、容易となるうえ、床部分の防水処理が容易に
行えるバルコニを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、建物の外壁と平行となる方向に延びるとと
もに前記外壁から屋外に向かって配列される複数の支持
部材と、この支持部材と直交する方向に延びるとともに
前記支持部材の上面に前記外壁に沿って配列される複数
の床下地材と、この床下地材の上に敷設された面材と、
この面材の上に敷かれる防水シートとを含んで床が形成
されるバルコニであって、前記複数の床下地材の各々
は、前記上面が前記建物の屋外方向に向かって同じ勾配
で下り傾斜した面とされ、これらの床下地材の屋外側の
端部に開口部を上向きにした断面チャンネル形の排水部
材が前記床下地材と直交する方向に配置され、この排水
部材は、底面が一方向に下り傾斜しているとともに、前
記開口部の両側に設けられたフランジを有し、これらの
フランジの一方が前記床下地材の上に載せられて固定さ
れ、かつ、前記排水部材の底面の最低位置に排水口が設
けられていることを特徴とする。
〔作用〕
このような本考案では、床下地材が一種類となり、床
下地材の上面の加工が単純な二次元的勾配で傾斜した平
面を形成する加工でよくなり、また、床の勾配が二次元
的になるので、それぞれの床下地材の横方向の配置をそ
れ程高精度に行う必要がなくなる。
そのうえ、排水部材の開口部の両側にフランジを設
け、これらのフランジの一方を床下地材の上に載せて固
定するようにしたので、床下地材の上に敷設された面材
を覆う防水シートの端縁をフランジの上面まで延ばせ
ば、面材およびフランジの継ぎ目が防水シートで防水処
理され、面材およびフランジの継ぎ目について別途防水
処理を行う必要がなく、床部分の防水処理が容易とな
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図には、本実施例に係るバルコニが
示されている。
図において、建物の外壁部分1から張り出したバルコ
ニ2は、長辺梁3および短辺梁4で形成された枠組5を
有し、この枠組5の前側部分が柱6によって支持されて
いる。
前記短辺梁4間には、外壁部分1の表面と平行となる
方向(以下、「横方向」という)に延びるとともに、外
壁部分1から屋外に向かって配列される複数の支持部材
7が掛渡されている。これらの支持部材7および前記長
辺梁3の上面には、支持部材7と直交する方向(以下、
「前後方向」という)に延びるとともに、外壁部分1に
沿って配列される複数の床下地材8が設けられている。
それぞれの床下地材8は、建物の前方向に同じ勾配で
下り傾斜した上面9を有し、これらの上面9には、ALC
版等による面材10および防水シート11が載置されて床12
が形成されている。前記床下地材8上に床12を形成する
ことにより、床12の上面には、建物の前方向に二次元的
に下り傾斜した水勾配が形成されている。
また、前記床下地材8の各々の前側の端部には、開口
部13を上向きにした断面コ字状のチャンネル形の排水部
材14が前記床下地材8と直交する方向に配置されてい
る。さらに、排水部材14の開口部13は、金属メシュ等に
よるカバー14Aで覆われている。
この排水部材14は、第3図に示されるように、開口部
13の両側に、それぞれ反対方向に開いたフランジ15が設
けられ、各フランジ15には、前記床下地材8への取付け
のためにネジ孔16が設けられている。
また、前記排水部材14の底面17は、一方向に下り傾斜
して設けられ、この底面17の最も低い位置に、排水口18
が設けられている。この排水口18には、前記柱3に沿っ
て下方へ延びる排水パイプ19が接続されている(第2図
参照)。この排水パイプ19により、排水部材14の内部か
ら雨水等が下水へ排出されるようになっている。
次に、本実施例に係るバルコニの組立手順について説
明する。
まず、柱6や梁3,4等でバルコニ2の骨組みを予め組
んでおく。また、この時に短辺梁4間に支持部材7を掛
渡しておく。
次いで、支持部材7の上に、床下地材8を横方向に並
べて配置固定する。続いて、これらの床下地材8の前側
の端部に排水部材14を取付けるとともに、床下地材8の
上面9に面材10を敷設する。
最後に、面材10の上を防水シート11で覆い、防水シー
ト11の端縁を排水部材14の手前のフランジ15に載せて固
定し、カバー14Aを排水部材14に被せるとともに、前記
排水部材14の排水口18に下から排水パイプ19を接続す
る。
前述のような実施例によれば、次のような効果があ
る。
すなわち、それぞれの床下地材8の上面9を、建物の
前方向に同じ勾配で下り傾斜させたので、床下地材8が
一種類ですむとともに、その加工を容易に行うことがで
きる。また、それぞれの床下地材8の横方向の取付けを
それ程高精度に行う必要がなくなり、床下地材8の取付
けを容易にすることができる。
また、排水部材14の底面17を傾斜させたので、排水部
材14に流入する雨水等を効率良く排水することができ
る。
さらに、排水部材14の開口部13の両側にフランジ15を
設け、これらのフランジ15の一方を床下地材8の上に載
せて固定するようにしたので、床下地材8の上に敷設さ
れた面材10を覆う防水シート11の端縁をフランジ15の上
面まで延ばすことにより、防水シート11の敷設のみで、
面材10およびフランジ15の継ぎ目の防水処理が行え、面
材10およびフランジ15の継ぎ目について別途防水処理を
行う必要がなく、バルコニ2の床12の防水処理を容易に
することができる。
なお、本考案は前述の実施例に固定されるものではな
く、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良等
は、本考案に含まれるものである。
例えば、前記実施例は、建物の外壁部分1から張り出
したバルコニ2に適用されたが、これに限らず、下屋の
上に設けられる下屋バルコニや最上階の上に設けられる
屋上バルコニ等に適用してもよい。
また、前記実施例の排水部材14は、断面コ字状のチャ
ンネル形であったが、これに限らず、例えば、断面U字
状やV字状のチャンネル形でもよく、排水部材14の具体
的形状は、実施にあたり適宜選択すればよい。
〔考案の効果〕
前述のように、本考案のバルコニによれば、床下地材
の加工および取付けを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す平面図お
よび縦断面図、第3図は前記実施例の排水部材を示す斜
視図、第4図は従来例を示す平面図である。 2……バルコニ、8……床下地材、10……面材、14……
排水部材、18……排水口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の外壁と平行となる方向に延びるとと
    もに前記外壁から屋外に向かって配列される複数の支持
    部材と、この支持部材と直交する方向に延びるとともに
    前記支持部材の上面に前記外壁に沿って配列される複数
    の床下地材と、この床下地材の上に敷設された面材と、
    この面材の上に敷かれる防水シートとを含んで床が形成
    されるバルコニであって、 前記複数の床下地材の各々は、前記上面が前記建物の屋
    外方向に向かって同じ勾配で下り傾斜した面とされ、こ
    れらの床下地材の屋外側の端部に開口部を上向きにした
    断面チャンネル形の排水部材が前記床下地材と直交する
    方向に配置され、この排水部材は、底面が一方向に下り
    傾斜しているとともに、前記開口部の両側に設けられた
    フランジを有し、これらのフランジの一方が前記床下地
    材の上に載せられて固定され、かつ、前記排水部材の底
    面の最低位置に排水口が設けられていることを特徴とす
    るバルコニ。
JP1990040957U 1990-04-16 1990-04-16 バルコニ Expired - Lifetime JP2508191Y2 (ja)

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