JPH0640675Y2 - 基礎杭のチャッキングキャップ - Google Patents

基礎杭のチャッキングキャップ

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JPH0640675Y2
JPH0640675Y2 JP1988149261U JP14926188U JPH0640675Y2 JP H0640675 Y2 JPH0640675 Y2 JP H0640675Y2 JP 1988149261 U JP1988149261 U JP 1988149261U JP 14926188 U JP14926188 U JP 14926188U JP H0640675 Y2 JPH0640675 Y2 JP H0640675Y2
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foundation pile
cap
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chucking cap
chucking
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JP1988149261U
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JPH0270031U (ja
Inventor
宣昭 山中
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前田製管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、地盤中に穿設した掘削孔内に、既製コンクリ
ートパイル或いは鋼管などの基礎杭を把持して沈設する
場合に用いるチャッキングキャップに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
近年、杭打ち時の騒音や振動などによる公害を避けるた
め、予め基礎杭とほヾ同径の孔をアースオーガ(スクリ
ューロッド)などで掘削し、この掘削孔内に基礎杭を建
込む工法が行われている。
このような工法において、既製コンクリートパイルある
いは鋼管などの基礎杭の上端を把持し、そのまゝ或いは
回転させながら基礎杭を下降させるためのチャッキング
キャップとして、第5図に示すような特公昭56−6451号
広報の発明がある。これは、円柱状に形成されたチャッ
キングキャップ1の側壁に、基礎杭2の上端外周面に突
設させた突出片3を案内する軸方向に形成した案内溝4
と、チャッキングキャップ1が回転するとき係合する円
周方向に形成した係合溝5とを連接して設け、チャッキ
ングキャップ1の側壁の上部には空気抜き窓孔6を開口
したものである。
また、第6図に示すものは、実公昭61-3956号広報に開
示された基礎杭のチャッキングキャップに関する考案で
あり、中央部に透孔1aを設けた盤体1の下面周縁部より
下方に、内側を同心内周上に配して基礎杭2が案内でき
るようにした複数の案内片3を等間隔に突設し、該案内
片3の先端部には、基礎杭2の上端外周壁に水平かつ放
射状に突設した突出片4と嵌合自在な水平支持部5aと垂
直支持部5bとで形成された係止用のL状鉤5が同一方向
に開口して設けられ、盤体1の上面には所定長で等間隔
に配置した支持柱6を介して連結軸取付板7が連結さ
れ、該連結軸取付板7の上面中央に回転駆動装置の回転
軸8と連結するための連結軸9を突設したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記特公昭56-6451号広報に開示された発明の
ものは、基礎杭2の上端部にチャッキングキャップ1を
装着する際に、該チャッキングキャップ1の側壁に形成
した案内溝4の開口部4aに基礎杭2の突出片3を合致さ
せる必要があるが、該開口部4aは比較的幅狭であり、か
つ装着時には、基礎杭2の上端部はリーダ(図示せず)
の上方位置にあって目視しにくいため、位置合わせが困
難で、作業能率が悪かった。又、チャッキングキャップ
1の側壁の上部に、基礎杭1の中空部の内圧を降下させ
るための空気抜き窓孔6を開口するので、加工数が増加
するとゝもに、構造強度が弱くなるという問題点があっ
た。
一方、実公昭61-3956号広報に開示された考案のもの
は、盤体1の上面に所定長で等間隔に配置した支持柱6
を介して連結軸取付板7を連結するとゝもに、盤体1の
中央部に空気抜き用の透孔1aを設ける構成であるので、
構造が複雑であり、溶接箇所も多く、加工能率が低下す
る。また、水平支持部5aと垂直支持部5bとで形成された
係止用のL状鉤5で、相当の重量がある基礎杭2を吊り
上げたり、或いは掘削穴の内周壁との間に相当の摩擦抵
抗がある基礎杭2を回転させる構成であるため、L状鉤
5は構造強度の点で問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するために
成されたもので、構造が簡単で且つ強度が大きく、しか
もキャップ内への基礎杭の上端部の挿入が容易に出来る
ものを提供するのが目的であり、その要旨は、回転駆動
装置の回転軸と連結自在な連結軸の下端部に複数本の1
形鋼を放射状に突設してこの1形鋼間に空気抜き穴を形
成するとゝもに、前記1形鋼の先端部に基礎杭の上端部
を抱持する縦長方形で横断面円弧状の案内板をその上端
部近傍で固着して垂設し、この各案内板の下方における
同一側の1側縁に前記基礎杭の上端部外周に突設した突
出片が嵌入し係合する切欠凹部を夫々形成するとゝも
に、この切欠凹部の開口部の外側面にこの開口部と対面
する部分に凹部を形成した補強部材を装着して前記開口
部を連結したことを特徴とする基礎杭のチャッキングキ
ャップにある。
〔実施例〕
以下、本考案に係るチャッキングキャップを、第1図乃
至第4図に示す実施例により詳細に説明する。なお、第
1図は本考案に係る基礎杭のチャッキングキャップ及び
基礎杭の斜視図で、第2図は同チャッキングキャップの
平面図、第3図は第2図のII−II線断面図、第4図はチ
ャッキングキャップの作用状態の説明図である。
図において、1は既製コンクリートパイル或いは鋼管等
の基礎杭で、その上端部の端板2には、金属製棒状体の
突出片3が互いに120°だけ離間し、且つ、端板2の外
周面より水平に突出するように固着されている。
4は前記基礎杭1の上端部に装着されるチャッキングキ
ャップで、図示しない回転駆動装置の回転軸と連結自在
な連結軸12の下端部12aから三本の短い1形鋼13の一端
を等間隔で放射状に突設して設け、各1形鋼13の他端に
は前記基礎杭1の上端部を案内する縦長方形で横断面円
弧状の案内板6が夫々垂下状態で固着されている。
前記案内板6,6間の離間部Dの間隔は、前記基礎杭1の
突出片3が自由に進入離脱出来るように広く形成されて
おり、その離間部Dの形成位置は、前記突出片3の離間
角度である120°と同一間隔に設定されているとゝも
に、各案内板6,6によって形成される内径は基礎杭1の
直径より若干大径に形成されている。
7は各案内片6に形成した切欠凹部で、同一側の側縁6a
(図面では左側縁)に開口部8が設けられており、これ
は前記基礎杭1の突出片3を嵌入し係止するためのもの
である。そして、この開口部8には、その下部水平縁部
7aから上方に向けて、基礎杭1の突出片3が不用意に離
脱できないような高さの係止突起部9が突設されてお
り、該開口部8の上下方向の幅は、前記基礎杭1の突出
片3が自由に進入離脱できるような大きさに形成されて
いる。
10は補強部材で、前記各案内板6の外側面において、切
欠凹部7の開口部8を上下方向で連結するように垂直方
向に固定したもので、該補強部材10の内側面には、基礎
杭1の突出片3の先端部が衝当しないように凹部10aに
形成されている。なお、図中11は切欠凹部7の後部の側
面に装着したは補強板である。14は前記各1形鋼13,13
の間隙で、基礎杭1を地盤内に埋設する際に、該基礎杭
1の中空部内に発生する内圧を降下させるための空気抜
き穴となる。
次に、本考案に係るチャッキングキャップ4の作用につ
いて、第4図を参照して説明するに、まず、基礎杭1の
突出片3にチャッキングキャップ4の案内板6の離間部
Dを合わせた後、該案内板6で基礎杭1の上端部を案内
させながら挿入し、該キャップ4の連結軸12の下端部12
aの下面に基礎杭1の上端部を近接させ、各切欠凹部7
の開口部8に基礎杭1の突出片3を対応させる。
そして、チャッキングキャップ4を、第4図に示すよう
に、矢印方向(図中、右方向)に回転させ、基礎杭1の
突出片3を各切欠凹部7の開口部8に進入させてその後
部垂直縁部7bに当接させる。この際、開口部8に付設さ
れた補強部材10の内側面には凹部10aが形成されている
ので、基礎杭1の突出片3の先端部は衝当することなく
容易に進入する。
そして、チャッキングキャップ4を引き上げると、第4
図の一点鎖線で示すように、基礎杭1の突出片3が各切
欠凹部7の下部水平縁部7aにあってその後部垂直縁部7b
と係止突起部9との間に係止されているため、基礎杭1
をその上端部において把持することができる。
次に、チャッキングキャップ4を基礎杭1の上端部から
離脱させる時は、チャッキングキャップ4を下降させて
各切欠凹部7の下部水平縁部7aから基礎杭1の突出片3
を離反させた後、上記とは逆方向(左回り)に回動させ
ると、基礎杭1の突出片3は各切欠凹部7の開口部8か
ら離間部Dに脱出するので、この状態でキャップ4を上
方に吊り上げればよい。なお、上記の実施例では、チャ
ッキングキャップ4の案内板6は三個設けられている
が、これは基礎杭1の突出片3の個数に対応して設けれ
ばよい。
〔考案の効果〕
本考案に係るチャッキングキャップは、上記のように、
回転駆動装置の回転軸と連結自在な連結軸の下端部に複
数本の1形鋼を放射状に突設してこの1形鋼間に空気抜
き穴を形成するとゝもに、前記1形鋼の先端部に基礎杭
の上端部を抱持する縦長方形で横断面円弧状の案内板を
その上端部近傍で固着して垂設し、この各案内板の下方
における同一側の1側縁に前記基礎杭の上端部外周に突
設した突出片が嵌入し係合する切欠凹部を夫々形成する
とゝもに、この切欠凹部の開口部の外側面にこの開口部
と対面する部分に凹部を形成した補強部材を装着して前
記開口部を連結した構成であるので、キャップ内へ基礎
杭の上端部を挿入する際にも目視によって容易に行うこ
とが出来、作業性がよい。また、構造が簡単であるため
廉価に製造できるとゝもに、各1形鋼間が空気抜き穴と
なるので、特別にキャップ本体に加工を施す必要がな
く、それだけ加工工程を少なくすることができるとゝも
に、最も大きな力がかかる案内板の構造強度が格段に向
上するといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る基礎杭のチャッキングキャップ及
び基礎杭の斜視図、第2図は同チャッキングキャップの
平面図、第3図は第2図のII−II線断面図、第4図はチ
ャッキングキャップの作用状態の説明図、第5図は従来
のチャッキングキャップの縦断面図、第6図は他の従来
のチャッキングキャップの斜視図である。 1……基礎杭、3……突出片、 4……キャップ、6……案内板、 7……切欠凹部、8……開口部、 10……補強部材、11……補強板、 12……連結軸、13……1形鋼、 14……空気抜き穴、D……離間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動装置の回転軸と連結自在な連結軸
    の下端部に複数本の1形鋼を放射状に突設してこの1形
    鋼間に空気抜き穴を形成するとゝもに、前記1形鋼の先
    端部に基礎杭の上端部を抱持する縦長方形で横断面円弧
    状の案内板をその上端部近傍で固着して垂設し、この各
    案内板の下方における同一側の1側縁に前記基礎杭の上
    端部外周に突設した突出片が嵌入し係合する切欠凹部を
    夫々形成するとゝもに、この切欠凹部の開口部の外側面
    にこの開口部と対面する部分に凹部を形成した補強部材
    を装着して前記開口部を連結したことを特徴とする基礎
    杭のチャッキングキャップ。
JP1988149261U 1988-11-16 1988-11-16 基礎杭のチャッキングキャップ Expired - Lifetime JPH0640675Y2 (ja)

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613956U (ja) * 1984-06-14 1986-01-11 日産自動車株式会社 内燃機関の燃料供給装置
JPH0619635Y2 (ja) * 1986-04-28 1994-05-25 日本コンクリ−ト工業株式会社 杭頭保持キヤツプ

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