JPH0640482B2 - 放電灯ディスプレイ装置 - Google Patents

放電灯ディスプレイ装置

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JPH0640482B2
JPH0640482B2 JP62197262A JP19726287A JPH0640482B2 JP H0640482 B2 JPH0640482 B2 JP H0640482B2 JP 62197262 A JP62197262 A JP 62197262A JP 19726287 A JP19726287 A JP 19726287A JP H0640482 B2 JPH0640482 B2 JP H0640482B2
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は平板形の放電灯ディスプレイ装置に関する。
「従来の技術」 従来、ネオンサインで代表されるような放電灯ディスプ
レイ装置は良く知られている。このようなディスプレイ
装置は一般に複数の管状の放電灯からなり、この管状の
放電灯を所定の形状に形成して特定の位置に配置し情報
を伝達している。従来のネオンサインでは管状の放電灯
を複数個使用しているので、かつ製作が難しいばかりで
なく点灯回路が複雑でかつ高価であるという問題があっ
た。更に情報を説明に表示するためには管状の放電灯を
よりち密に配置しらければならないが、多数の放電灯を
使用する従来の装置では自ずか限界があった。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明の目的は、上記の従来の放電灯ディスプレイ装置
が有している問題点を解決すると共に大きな面積を有す
る平板形の放電灯ディスプレイ装置を提供することにあ
る。即ち、製作が容易で、点灯回路が簡単でありかつ情
報を鮮明に表示できると共に大画面の平板形の放電灯デ
ィスプレイ装置を提供することである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するための本発明の第1の放電灯ディス
プレイ装置は、透明なガラス平板と、前記ガラス平板に
平行に配置されるガラス平面部、前記ガラス平面部と同
一のガラスから形成されると共に前記ガラス平板に接合
されて放電容器を形成するために前記ガラス平面部の周
囲に形成された所定の高さのガラス封止部、及び前記ガ
ラス平面部と同一のガラスから形成されると共に前記ガ
ラス封止部と同一の高さを有しかつ前記ガラス平板と前
記ガラス平面部との間に設けられた複数のスペーサとを
具備する透明なガラス部材とからなる放電容器と、前記
放電容器内に封入された放電ガスと、前記ガラス平板と
前記ガラス平面部のうち少なくとも一方の内表面部の所
定の位置に付着された蛍光体層と、前記ガラス平板又は
前記ガラス平面部の外表面部に形成された第1の電極
と、前記第1の電極が形成されていないガラス平板また
は前記ガラス平面部上に所定の空間を介して配置され、
前記ガラス平板と前記ガラス部材の保護機能を有する保
護板と、前記ガラス平板又はガラス平面部と前記保護板
とで形成される前記空間に封入され、第2の電極として
機能する誘電性液体とからなる。
上記目的を達成するための本発明の第2の放電灯ディス
プレイ装置は、透明なガラス平板と、前記ガラス平板に
平行に配置されるガラス平面部、前記ガラス平面部と同
一のガラスから形成されると共に前記ガラス平板に接合
されて放電容器を形成するために前記ガラス平面部の周
囲に形成された所定の高さのガラス封止部、及び前記ガ
ラス平面部と同一のガラスから形成されると共に前記ガ
ラス封止部と同一の高さを有しかつ前記ガラス平板と前
記ガラス平面部との間に設けられた複数のスペーサとを
具備する透明なガラス部材とからなる放電容器と、前記
放電容器内に封入された放電ガスと、前記ガラス平板と
前記ガラス平面部のうち少なくとも一方の内表面部の所
定の位置に付着された蛍光体層と、前記放電容器の端部
に設けられ、前記放電空間内に導入された第1の電極
と、前記ガラス平板又は前記ガラス平面部上に所定の空
間を介して配置され、前記ガラス平板と前記ガラス部材
の保護機能を有する保護板と、前記ガラス平板又は前記
ガラス平面部と前記保護板とで形成される前記空間に封
入され、第2の電極として機能する導電性液体とからな
る。
上記目的を達成するための本発明の第3の放電灯ディス
プレイ装置は、透明なガラス平板と、前記ガラス平板に
平行に配置されるガラス平面部、前記ガラス平面部と同
一のガラスから形成されると共に前記ガラス平板に接合
されて放電容器を形成するために前記ガラス平面部の周
囲に形成された所定の高さのガラス封止部、及び前記ガ
ラス平面部と同一のガラスから形成されると共に前記ガ
ラス封止部と同一の高さを有しかつ前記ガラス平板と前
記ガラス平面部との間に設けられた複数のスペーサとを
具備する透明なガラス部材とからなる放電容器と、前記
放電容器内に封入された放電ガスと、前記ガラス平板と
前記ガラス平面部のうち少なくとも一方の内表面部の所
定の位置に付着された蛍光体層と、前記ガラス平板と前
記ガラス平面部のうち少なくとも一方の外表面上に所定
の空間を介して配置され、前記ガラス平板と前記ガラス
部材の保護機能をする保護板と、前記ガラス平板と前記
ガラス平面部のうちの少なくとも一方の前記外表面と前
記保護板とで形成される前記空間に封入され、第1の電
極として機能する導電性液体と、前記放電容器を収容す
る液体槽と、前記液体槽に挿入される第2の電極と、前
記第1と第2の電極間に電圧を供給する電源とからな
る。
「作用」 本発明の放電灯ディスプレイ装置の放電容器は、ガラス
平板と、前記ガラス平板に平行に配置されるガラス平面
部を有するガラス部材とから形成され、このガラス平板
とガラス平面部のうちの少なくとも一方の内表面部には
蛍光体層が形成されている。この蛍光体層のパターン
や、パターンを形成する蛍光体材質を適当に選択して、
ガラス平板とガラス平面部のうちの少なくとも一方の前
記内表面部の所定の位置に形成すれば、所望の情報をガ
ラス面にち密に書込むことができる。従って、所定の情
報を鮮明に表示できる。また1つの放電容器でもって所
定の情報を表示できるので、放電灯ディスプレイ装置の
製作が容易となりかつ点灯回路が簡単となる。また放電
空間にはガラス封止部と同じ高さを有する複数のスペー
サが設けられているので放電容器を形成するガラスの強
度が増し、従って大きな面積を有するガラス板を使用で
きるので大画面の放電灯ディスプレイ装置を形成でき
る。
また、保護機能を有する保護板が設けられ、第2の電極
として機能する導電性液体がガラス平面部と保護板とで
形成される空間に封入されているので、ディスプレイ装
置の強度を増すことができる。
「実施例」 以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の第1実施例に係る平板形の放電灯ディ
スプレイ装置の斜視図、第2図は第1図のX−X線に沿
った断面図である。ガラス部材10、ガラス平板12は
透明なソーダガラス等の軟質ガラスあるいは硼珪酸ガラ
ス等の硬質ガラスからなっている。ガラス部材10は、
ガラス平板12に対して平行に配置されたガラス平面部
13、ガラス平面部13の周囲に形成された所定の高さ
のガラス封止部14、及びガラス封止部14と同一の高
さを有しガラス平板12とガラス平面部13との間に設
けられたスペーサとして機能する複数のガラス支持部材
15からなる。ガラス封止部14は放電容器を形成する
ために低融点ガラスによってガラス平板12に接合され
ている。ガラス平面部13、ガラス封止部14及びガラ
ス支持部材15は同一のガラスからなり、それらは一体
に形成されている。ガラス支持部材15はガラス部材1
0とガラス平板12を支持するので、ガラス部材10と
ガラス平板12のガラス強度を高める効果を発揮する。
従って、大きな面積を有するガラス部材10、ガラス平
板12を使用できるので、大面積の放電灯ディスプレイ
装置を製作できる。放電容器内は一旦真空に排気された
後、数mmHg乃至100mmHg、例えば50mmHgのキセノン
ガスが封入される。キセノンは紫外線領域に多くの出力
を有しかつ熱ロスが少ないので、放電ガスして使用する
のに好ましい。キセノンガスを放電物質として用いれ
ば、上記の他に電極材料の飛散による放電容器の黒化が
少なくなり、また放電灯ディスプレイ装置の寿命が長く
なる。更に放電容器内にゲッタ材料を封入しても副作用
が発生しなく、かつ公害問題もない。しかし放電ガスと
しては他の希ガス例えばネオン、アルゴンあるいはクリ
プトンを使用することもできる。
ガラス平板12の内表面には図示されたような所定のパ
ターンを有する蛍光体層16が形成されている。この蛍
光体層16が単一の蛍光体物質からなっている場合に
は、単一の光色を有する光が出力されるが、複数の蛍光
体物質をそれぞれ所定のパターンを有するように形成す
れば、種々の色模様を呈する光出力を得ることができ
る。蛍光体層16は、例えばシルク印刷により形成され
る。ナイロンを細い網に乳剤を塗り、印刷すべき所定の
模様を有するフィルムを前記網に密直させて露光し、そ
の後この乳剤を有する網を現像し、定着させ、未露光部
分を洗い流す。その後ガラス平板12の上に前記網を設
置し、蛍光体粉を網上に配置して前記ガラス平板12に
蛍光体層16を印刷すればよい。
ガラス平面部13の外表面上には第1の電極20が形成
されている。この第1の電極20は、例えば不透明な炭
素ペイントをガラス平面部13の外表面に塗ることによ
り形成される。またガラス平板12の外表面上に例えば
塩化ナトリウムNaClあるいは水酸化ナトリウムNa
OHを微量、例えば、重量比で0.001 乃至0.01含有する
導電性水溶液からなる第2の電極122が設けられてい
る。この第2の電極122上には透明なアクリル板から
なる保護板24が設けられている。保護板24、第2の
電極122及びガラス平板12の周囲には、この保護板
24とガラス平板12との間に前記第2の電極122を
収納するために、シリコーンからなる封止部材26が設
けられている。またリード28,29が第1の電極20
及び第2の電極122にそれぞれ電気的に接続されてい
る。保護板24はガラス部材10とガラス平板12を保
護してガラス強度を増加せしめる働きをすると共に、放
電により生成された光を透過する働きをなす。また導電
性水溶液からなる第2の電極122もガラス部材10及
びガラス平板12を保護すると共に、光を透過して外部
に光を出力させる機能を持っている。このように保護板
24と第2の電極122を設ければ、放電灯ディスプレ
イ装置の強度を増加せしめることができる。この実施例
のように第1の電極20を不透明な材料から、保護板2
4を透明な材料から形成すれば、光は保護板24からの
み出力される。なお光をガラス平面部13および保護板
24の両方から出力させるには、第1の電極20も透明
な導電性薄膜、例えば酸化スズ薄膜から形成すればよ
い。このような酸化スズ薄膜は、500℃乃至600℃
に加熱されたガラス平面部13の外表面に、例えばハロ
ゲン化スズの水溶液を霧状に吹付けて形成される。この
場合には、ガラス平面部13の内表面にも所定のパター
ンを有する蛍光体層を形成したほうがよい。
ところで、蛍光体層16は種々のパターンを有するよう
に形成できる。例えば第3(a) 図に示すように点状に、
または第3(b) 図に示すように格子状に蛍光体層16を
形成してもよい。蛍光体層16を点状に形成すれば、蛍
光体層16を形成する各蛍光体エレメント18の内でガ
ラス平板12に接する蛍光体の表面からばかりでなく、
その蛍光体エレメント18の側面からも光出力を得るこ
とができるので、単にガラス平板12の内表面全体に一
様な蛍光体層を形成した場合よりも、高い光出力を得る
ことができる。蛍光体層16を格子状に形成する場合に
も、蛍光体層16の側面から光出力を得ることができる
ので、明るいディスプレイを達成できる。また蛍光体層
16の厚みは、0.01mm乃至1mmは、例えば0.12mmに形成
する。このようにすれば、蛍光体層16内での光の吸収
が少なくなるので高い光出力を得ることができる。蛍光
体層16の厚みが0.01mmより小であれば、薄すぎて光出
力が少なくなるばかりか蛍光体層16の厚みのバラツキ
により蛍光体層16からの光出力が大きく変化するので
好ましくない。また蛍光体層16の厚みが1mmよりも大
であれば、蛍光体層16からの光出力が略飽和または低
下するので好ましくない。また蛍光体層16は文字情報
であってもよいし、また図形情報、記号情報あるいは絵
情報であってもよい。更に、適当な蛍光体材料を種々選
択することにより、上記情報に色模様を持たせることが
できる。
以上の実施例によれば、1個の放電灯でもって所定の情
報を表示できるので放電灯ディスプレイ装置の製作が容
易になり、またその点灯回路も簡単なものを使用でき
る。更に、ガラス平板12の内表面に所定のパターンを
有しかつ種々の波長の光を放射する蛍光体層16を所望
の位置に形成しているので、ち密で鮮明な情報を表示で
きる。また、紫外線出力が大きくかつ熱ロスの少ないキ
セノンガスを放電ガスとして使用しているので、高効率
の光出力を得ることができる。さらに、ガラスの保護機
能を果たす保護板24、および水溶液からなる第2の電
極122を設けているので、放電灯ディスプレイ装置の
強度を増加することができる。更にガラス平板12とガ
ラス平面部13との間には、ガラス封止部14と同一の
高さを有するガラス支持部材15が設けられているの
で、大きなガラス平板を使用でき、従って大面積の放電
灯ディスプレイ装置を作製できる。
第4図及び第5図を参照して本発明の第2実施例に係る
平板形放電灯ディスプレイ装置を説明する。第4図はそ
の斜視図、第5図は第4図のXII −XII 線に沿った断面
図である。この第2実施例が第1実施例と相違する点
は、ガラス平面部13の外表面上に電極が形成されてい
なく、放電容器の端部に放電空間に導入される内部電極
30が設けられていることである。この内部電極30は
第1の電極として機能し、ガラス平板12とガラス平面
部13との間に形成される放電空間に接続されたガラス
筒32内に封止されている。ガラウ筒32が軟質ガラス
からなる場合には電極30は例えばジュメット線から形
成され、ガラス筒32が硬質ガラスからなる場合には電
極30は例えばタングステン線から形成される。なお電
極30はニッケルNiあるいは銅Cuから形成されても
よいし、チタニウムTi、タンタルTaあるいはジルコ
ニウムZrから形成されてもよい。チタニウム、タンタ
ルあるいはジルコニウムはゲッタ作用を有しているので
より好ましい。このような種々の材料からなる電極30
を使用する場合には、その熱膨脹係数に合ったガラス材
料を使用する必要がある。ガラス筒32には真空排気の
ための排気孔34が設けられている。その他の構成は第
1実施例と同じであるので、同一箇所には同一符号を付
して詳細な説明は省略する。この実施例に於いても第1
実施例と同様な効果を得ることができると共に、内部電
極30に電圧のピーク値が時間と共に変化する高周波電
圧を印加すれば、種々の動的ディスプレイを演出するこ
とができる。
第6図乃至第7図を参照して本発明の第3実施例に係る
平板形放電灯ディスプレイ装置を説明する。第6図はそ
の斜視図、第7図は第6図のXIV −XIV 線に沿た断面
図、第8図は第3実施例の平板形放電灯ディスプレイ装
置の使用方法を説明するための図である。この第3実施
例が第2実施例と相違する点は、放電容器と端部に放電
空間に導入される内部電極30が設けられていないこと
である。その他の構成は第2実施例と同じであるので、
同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この第3実施例の放電灯ディスプレイ装置を点灯するに
は、第8図に示すように水36の入った水槽38内に放
電灯ディスプレイ装置41を入れて、点灯回路42から
の一方のリード線43を第2の電極122に接続し、も
う一方のリード線44を水36内に挿入すればよい。第
8図に示すように、水槽38内で例えば金魚46が泳い
でいても何等問題はない。この第3実施例の放電灯ディ
スプレイ装置においても、第1実施例と同様な効果を得
ることができると共に、第8図に示されたような一風変
わったディスプレイを実現できる。
第9図を参照して前記第1乃至第3実施例に用いられて
いる放電容器の製造方法を説明する。まず厚みが6mmの
ガラス平板110と、厚みが3mmのガラス平板12を準
備する。第9(a) 図に示されているように、ガラス平板
110の周囲と、スペーサとなるガラス平板110の部
分にマスク114を設ける。次にマスク114の設けら
れたガラス平板110を例えばフッ酸により所定時間化
学的にエッチングする。すると第9(b) 図に示されるよ
うに、第1乃至第3実施例に用いられるガラス平面図1
3、ガラス封止部14及びスペーサとして機能するガラ
ス支持部材15とを有するガラス部材10が形成され
る。このフッ酸処理工程とは独立に、第9(c) 図に示さ
れるようにガラス平板12上に例えばシルク印刷により
蛍光体層16を形成する。この蛍光体層16は、後の工
程でガラス平板12とガラス部材10とを合体させて放
電容器を形成するとき、ガラス封止部14とガラス支持
部材15とが接するガラス平板12の部分を除いた領域
に形成される。次に第9(d) 図に示されるように、ガラ
ス封止部14とガラス平板12との境界部に低融点ガラ
ス部材120を設けて、ガラス部材10とガラス平板1
2とを合体させ放電容器118を形成する。放電容器1
18を真空に排気した後、放電容器118内に例えばキ
セノンガスを所定圧封入する。なお第2実施例のよう内
部電極30を形成するには、第9(b) 図のような放電容
器118を形成した後、放電容器118の所定箇所から
内部電極30を挿入すればよい。あるいは第9(b) 図の
ようなガラス部材10を形成した後に、ガラス部材10
の所定の箇所に、第2実施例のようなガラス筒32を設
けて、内部電極30を形成することもできる。また第1
実施例のようにガラス平面部13の該表面に不透明な電
極20を形成するには、第9(d) 図の放電容器118を
形成した後に、炭素ペイントをガラス平面部13の外表
面に塗ればよい。また第1乃至第3実施例のように導電
性液体122、封止部材26,及び保護板24を形成す
るには、第9(d) 図の放電容器118を形成した後に形
成すればよい。このように電極を形成するには種々の方
法を採用することができる。なお蛍光体層16はガラス
平面部13の内面にも形成することができる。この場合
には第9(b) 図のガラス部材10を形成した後に形成す
ればよい。
以上述べた放電容器118の製造方法を採用すれば、同
一の高さを有するガラス支持部材15とガラス封止部1
4を正確に形成できるので、放電容器を真空に排気する
ときガラス平板12とガラス平面部13の内部応力を緩
和できる。従って、放電容器の製造時における放電容器
の破損を防止できるので大形の放電灯ディスプレイ装置
の製作が可能になる。またガラス平板110の厚みとエ
ッチング時間を選択することにより、ガラス平板12と
ガラス平面部13との間の距離Hをどのようにでもでき
るので、所望の放電灯ディスプレイ装置を容易に製造で
きる。
「発明の効果」 本発明の放電灯ディスプレイ装置によれば、1個の放電
灯でもって所定の情報を表示できるので放電灯ディスプ
レイ装置の製作が容易になるばかりか、その点灯回路も
簡単なものを使用することができる。さらに、ガラス平
板の内表面に所定パターンを有しかつ種々の波長の光を
放射する蛍光体層を所望の位置に形成しているので、ち
密で鮮明な情報を表示できる。また放電空間にはガラス
封止部と同一な高さを有する複数のスペーサが設けられ
ているので、放電空間を形成するガラスの強度を向上で
き、従って大画面の放電灯ディスプレイ装置を作成でき
る。
また、本発明のディスプレイ装置には、保護機能を有る
保護板が設けられ、第2の電極として機能する導電性液
体がガラス平面部と保護板とで形成される空間に封入さ
れているので、ディスプレイ装置の強度を増すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の放電灯ディスプレイ装置
を示す斜視図、第2図は第1図のX−X線に沿った断面
図、第3(a) 、3(b) 図は蛍光体層によって表現される
他の情報を示す図、第4図は本発明の第2実施例の放電
灯ディスプレイ装置の斜視図、第5図は第4図のXII −
XII 線に沿った断面図、第6図は本発明の第3実施例の
放電灯ディスプレイ装置の斜視図、第7図は第6図のXI
V −XIV 線に沿った断面図、第8図は本発明の第3実施
例の放電灯ディスプレイ装置の点灯方法を示す図、第9
図は本発明の放電灯ディスプレイ装置を製造する方法を
説明するための図である。 10……ガラス部材、12……ガラス平板、13……ガ
ラス平面図、14……ガラス封止部、15……ガラス支
持部材、16……蛍光体層、18……蛍光体エレメン
ト、20……第1の電極、22,122……第2の電
極、24……保護板、26……封止部材、28,29…
…リード、30……内部電極、32……ガラス筒、34
……排気孔、36……水、38……水槽、41……放電
灯ディスプレイ装置、42……点灯回路、43,44…
…リード、46……金魚、110……ガラス平板、11
4……マスク、118……放電容器、120……低融点
ガラス部材。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明なガラス平板と、前記ガラス平板に平
    行に配置されるガラス平面部、前記ガラス平面部と同一
    のガラスから形成されると共に前記ガラス平板に接合さ
    れて放電容器を形成するために前記ガラス平面部の周囲
    に形成された所定の高さのガラス封止部、及び前記ガラ
    ス平面部と同一のガラスから形成されると共に前記ガラ
    ス封止部と同一の高さを有しかつ前記ガラス平板と前記
    ガラス平面部との間に設けられた複数のスペーサとを具
    備する透明なガラス部材とからなる放電容器と、前記放
    電容器内に封入された放電ガスと、前記ガラス平板と前
    記ガラス平面部のうち少なくとも一方の内表面部の所定
    の位置に付着された蛍光体層と、前記ガラス平板又は前
    記ガラス平面部の外表面部に形成された第1の電極と、
    前記第1の電極が形成されていないガラス平板または前
    記ガラス平面部上に所定の空間を介して配置され、前記
    ガラス平板と前記ガラス部材の保護機能を有する保護板
    と、前記ガラス平板又はガラス平面部と前記保護板とで
    形成される前記空間に封入され、第2の電極として機能
    する導電性液体とからなることを特徴とする放電灯ディ
    スプレイ装置。
  2. 【請求項2】前記放電ガスはキセノンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の放電灯ディスプレ
    イ装置。
  3. 【請求項3】前記蛍光体層は0.01mm乃至1mmの厚みを有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の放
    電灯ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】前記蛍光体層は、前記ガラス平板と前記ガ
    ラス平面部のうちの少なくとも一方の前記内表面部に点
    状または格子状に形成されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第3項に記載の放電灯ディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】前記保護板は透明なアクリル板であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の放電灯ディ
    スプレイ装置。
  6. 【請求項6】前記導電性液体は塩化ナトリウム又は水酸
    化ナトリウムの水溶液であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の放電灯ディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】前記第1の電極は導電性薄膜であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか
    1項に記載の放電灯ディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】前記導電性薄膜は透明であることを特徴と
    する特許請求の範囲第7項に記載の放電灯ディスプレイ
    装置。
  9. 【請求項9】透明なガラス平板と、前記ガラス平板に平
    行に配置されるガラス平面部、前記ガラス平面部と同一
    のガラスから形成されると共に前記ガラス平板に接合さ
    れて放電容器を形成するために前記ガラス平面部の周囲
    に形成された所定の高さのガラス封止部、及び前記ガラ
    ス平面部と同一のガラスから形成されると共に前記ガラ
    ス封止部と同一の高さを有しかつ前記ガラス平板と前記
    ガラス平面部との間に設けられた複数のスペーサとを具
    備する透明なガラス部材とからなる放電容器と、前記放
    電容器内に封入された放電ガスと、前記ガラス平板と前
    記ガラス平面部のうち少なくとも一方の内表面部の所定
    の位置に付着された蛍光体層と、前記放電容器の端部に
    設けられ、前記放電空間内に導入された第1の電極と、
    前記ガラス平板又は前記ガラス平面部上に所定の空間を
    介して配置され、前記ガラス平板と前記ガラス部材の保
    護機能を有する保護板と、前記ガラス平板又は前記ガラ
    ス平面部と前記保護板とで形成される前記空間に封入さ
    れ、第2の電極として機能する導電性液体とからなるこ
    とを特徴とする放電灯ディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】前記放電ガスはキセノンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第9項に記載の放電灯ディスプ
    レイ装置。
  11. 【請求項11】前記蛍光体層は0.01mm乃至1mmの厚みを
    有することを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の
    放電灯ディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】前記蛍光体層は、前記ガラス平板と前記
    ガラス平面部のうちの少なくとも一方の前記内表面部に
    点状または格子状に形成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第11項に記載の放電灯ディスプレイ装
    置。
  13. 【請求項13】前記保護板は透明なアクリル板であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の放電灯デ
    ィスプレイ装置。
  14. 【請求項14】前記導電性液体は塩化ナトリウム又は水
    酸化ナトリウムの水溶液であることを特徴とする特許請
    求の範囲第9項に記載の放電灯ディスプレイ装置。
  15. 【請求項15】透明なガラス平板と、前記ガラス平板に
    平行に配置されるガラス平面部、前記ガラス平面部と同
    一のガラスから形成されると共に前記ガラス平板に接合
    されて放電容器を形成するために前記ガラス平面部の周
    囲に形成された所定の高さのガラス封止部、及び前記ガ
    ラス平面部と同一のガラスから形成されると共に前記ガ
    ラス封止部と同一の高さを有しかつ前記ガラス平板と前
    記ガラス平面部との間に設けられた複数のスペーサとを
    具備する透明なガラス部材とからなる放電容器と、前記
    放電容器内に封入された放電ガスと、前記ガラス平板と
    前記ガラス平面部のうち少なくとも一方の内表面部の所
    定の位置に付着された蛍光体層と、前記ガラス平板と前
    記ガラス平面部のうち少なくとも一方の外表面上に所定
    の空間を介して配置され、前記ガラス平板と前記ガラス
    部材の保護機能を有する保護板と、前記ガラス平板と前
    記ガラス平面部のうちの少なくとも一方の前記外表面と
    前記保護板とで形成される前記空間に封入され、第1の
    電極として機能する導電性液体と、前記放電容器を収容
    する液体槽と、前記液体槽に挿入される第2の電極と、
    前記第1と第2の電極間に電圧を供給する電源とからな
    ることを特徴とする放電灯ディスプレイ装置。
  16. 【請求項16】前記放電ガスはキセノンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第15項に記載の放電灯ディス
    プレイ装置。
  17. 【請求項17】前記蛍光体層は0.01mm乃至1mmの厚みを
    有することを特徴とする特許請求の範囲第15項に記載
    の放電灯ディスプレイ装置。
  18. 【請求項18】前記蛍光体層は、前記ガラス平板と前記
    ガラス平面部のうちの少なくとも一方の前記内表面部に
    点状または格子状に形成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第17項に記載の放電灯ディスプレイ装
    置。
  19. 【請求項19】前記保護板は透明なアクリル板であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第15項に記載の放電灯
    ディスプレイ装置。
  20. 【請求項20】前記導電性液体は塩化ナトリウム又は水
    酸化ナトリウムの水溶液であることを特徴とする特許請
    求の範囲第15項に記載の放電灯ディスプレイ装置。
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