JP2002315842A - 高所作業用安全ロープ - Google Patents
高所作業用安全ロープInfo
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- JP2002315842A JP2002315842A JP2001123062A JP2001123062A JP2002315842A JP 2002315842 A JP2002315842 A JP 2002315842A JP 2001123062 A JP2001123062 A JP 2001123062A JP 2001123062 A JP2001123062 A JP 2001123062A JP 2002315842 A JP2002315842 A JP 2002315842A
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- safety
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業性および安全性の向上を図ることができ
る高所作業用安全ロープを提供することである。 【解決手段】 高所作業用安全帯に対する連結によって
U字形とされるロープ11とガイドレールに沿って移動
可能に設けられ、引張り荷重が付与されるとガイドレー
ルを挾持する昇降用安全器30との間に複数の屈曲部を
有し、各屈曲部の伸長によって衝撃力を緩衝する緩衝環
20を設けて、作業性と安全性の向上を図る。
る高所作業用安全ロープを提供することである。 【解決手段】 高所作業用安全帯に対する連結によって
U字形とされるロープ11とガイドレールに沿って移動
可能に設けられ、引張り荷重が付与されるとガイドレー
ルを挾持する昇降用安全器30との間に複数の屈曲部を
有し、各屈曲部の伸長によって衝撃力を緩衝する緩衝環
20を設けて、作業性と安全性の向上を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄塔等の高所で
作業を行なう場合に使用される高所作業用安全ロープに
関するものである。
作業を行なう場合に使用される高所作業用安全ロープに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄塔には作業者の昇降を案内す
るガイドレールが取付けられている。そのような鉄塔上
での作業に際しては、前記ガイドレールに昇降用安全器
をセットし、その昇降用安全器に接続されたロープの一
端のフック、およびロープの他端部にスライド自在に装
着されたフック付き伸縮調節器のフックを作業者の胴部
を締付ける高所作業用安全帯の両側部の環体に係合し、
前記ロープをU字状とする状態で昇降すると共に、その
ロープに体重をあずける状態で作業を行なうようにして
いる。
るガイドレールが取付けられている。そのような鉄塔上
での作業に際しては、前記ガイドレールに昇降用安全器
をセットし、その昇降用安全器に接続されたロープの一
端のフック、およびロープの他端部にスライド自在に装
着されたフック付き伸縮調節器のフックを作業者の胴部
を締付ける高所作業用安全帯の両側部の環体に係合し、
前記ロープをU字状とする状態で昇降すると共に、その
ロープに体重をあずける状態で作業を行なうようにして
いる。
【0003】ここで、昇降用安全器は、ガイドレールに
沿って移動自在とされ、引張り荷重が付与されるとガイ
ドレールを挾持するようになっている。このため、昇降
時あるいは高所作業時に万一足を踏み外して落下する
と、上記昇降用安全器がガイドレールを挾持してロック
状態に保持されるため、作業者はU字状のロープで吊り
下げ支持され、墜落するのが防止される。
沿って移動自在とされ、引張り荷重が付与されるとガイ
ドレールを挾持するようになっている。このため、昇降
時あるいは高所作業時に万一足を踏み外して落下する
と、上記昇降用安全器がガイドレールを挾持してロック
状態に保持されるため、作業者はU字状のロープで吊り
下げ支持され、墜落するのが防止される。
【0004】上記のように、昇降用安全器およびロープ
を用いる高所作業においては、墜落を防止することがで
きるため、安全性に優れているが、落下阻止時に作業者
に大きな衝撃が付与され、その衝撃によって怪我する危
険がある。そのような不都合を解消するため、緩衝体を
取付け、その緩衝体によって落下時の衝撃を緩衝するよ
うにしている。
を用いる高所作業においては、墜落を防止することがで
きるため、安全性に優れているが、落下阻止時に作業者
に大きな衝撃が付与され、その衝撃によって怪我する危
険がある。そのような不都合を解消するため、緩衝体を
取付け、その緩衝体によって落下時の衝撃を緩衝するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、U字吊り用
のロープおよび緩衝体を有する従来の高所作業用安全帯
においては、ロープの一端のフックが係合される環体の
取付け部に緩衝体を設けた構成であり、しかも緩衝体が
嵩高いため、緩衝体が作業の邪魔をしたり、あるいは胴
締めベルトに装着された工具の着脱を阻害することが多
く、作業性が悪いという不都合があった。
のロープおよび緩衝体を有する従来の高所作業用安全帯
においては、ロープの一端のフックが係合される環体の
取付け部に緩衝体を設けた構成であり、しかも緩衝体が
嵩高いため、緩衝体が作業の邪魔をしたり、あるいは胴
締めベルトに装着された工具の着脱を阻害することが多
く、作業性が悪いという不都合があった。
【0006】また、落下時における衝撃荷重は昇降用安
全器から折り返される2本のロープのそれぞれに作用
し、上記のように環体取付け部に緩衝体を取付けた構成
では、緩衝体に衝撃荷重の1/2の荷重が付加されるだ
けであり、緩衝動作の開始荷重が小さく、その開始荷重
の設定が困難であり、安定した緩衝効果を得ることがで
きないという不都合もある。
全器から折り返される2本のロープのそれぞれに作用
し、上記のように環体取付け部に緩衝体を取付けた構成
では、緩衝体に衝撃荷重の1/2の荷重が付加されるだ
けであり、緩衝動作の開始荷重が小さく、その開始荷重
の設定が困難であり、安定した緩衝効果を得ることがで
きないという不都合もある。
【0007】さらに、緩衝体は、伸長によって衝撃力を
緩衝する構成であり、その緩衝体の伸びによって昇降用
安全器から折り返された2本のロープの相互間に長さに
差が生じ、墜落阻止時に作業者の姿勢が変化し、その姿
勢の変化時に障害物に衝突して二次災害をひき起こす危
険がある。
緩衝する構成であり、その緩衝体の伸びによって昇降用
安全器から折り返された2本のロープの相互間に長さに
差が生じ、墜落阻止時に作業者の姿勢が変化し、その姿
勢の変化時に障害物に衝突して二次災害をひき起こす危
険がある。
【0008】この発明の課題は、作業性および安全性の
向上を図ることができるようにした高所作業用安全ロー
プを提供することである。
向上を図ることができるようにした高所作業用安全ロー
プを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、U字吊り用のロープと、そ
のロープの一端部に固定されたフックと、ロープの他端
部にスライド自在に装着され、そのスライドによってロ
ープ長さを調節すると共に、引張り荷重が付与されると
ロープを挾持するフック付き伸縮調節器とを有し、前記
フックおよび伸縮調節器におけるフックの高所作業用安
全帯に対する係合によってU字形とされるロープのU字
形反転部に、昇降路に沿って設けられたガイドレールに
より案内され、下向きに引張り荷重が付与されるとガイ
ドレールを挾持する昇降用安全器を連結した高所作業用
安全ロープにおいて、前記ロープと昇降用安全器との間
に、複数の屈曲部を有し、その屈曲部の伸長によって衝
撃力を緩衝する緩衝環を取付けた構成を採用したのであ
る。
めに、この発明においては、U字吊り用のロープと、そ
のロープの一端部に固定されたフックと、ロープの他端
部にスライド自在に装着され、そのスライドによってロ
ープ長さを調節すると共に、引張り荷重が付与されると
ロープを挾持するフック付き伸縮調節器とを有し、前記
フックおよび伸縮調節器におけるフックの高所作業用安
全帯に対する係合によってU字形とされるロープのU字
形反転部に、昇降路に沿って設けられたガイドレールに
より案内され、下向きに引張り荷重が付与されるとガイ
ドレールを挾持する昇降用安全器を連結した高所作業用
安全ロープにおいて、前記ロープと昇降用安全器との間
に、複数の屈曲部を有し、その屈曲部の伸長によって衝
撃力を緩衝する緩衝環を取付けた構成を採用したのであ
る。
【0010】上記のように、昇降用安全器とロープの連
結部に緩衝環を設けることにより、緩衝環が作業の邪魔
をするという不都合の発生はなく、高所作業用安全帯の
周りに工具の着脱を容易とする広い作業空間を得ること
ができ、作業性の向上を図ることができる。
結部に緩衝環を設けることにより、緩衝環が作業の邪魔
をするという不都合の発生はなく、高所作業用安全帯の
周りに工具の着脱を容易とする広い作業空間を得ること
ができ、作業性の向上を図ることができる。
【0011】また、墜落阻止時の衝撃力を緩衝環に全て
付加することができるため、緩衝動作の開始荷重が安定
し、緩衝環を精度よく作動させることができる。
付加することができるため、緩衝動作の開始荷重が安定
し、緩衝環を精度よく作動させることができる。
【0012】さらに、緩衝環の伸びによる衝撃力吸収時
に、その緩衝環から折り返された2本のロープは常に等
しい長さを保ち、作業者は姿勢を変えることなく落下
し、障害物に衝突する二次災害の発生を未然に防止する
ことができる。
に、その緩衝環から折り返された2本のロープは常に等
しい長さを保ち、作業者は姿勢を変えることなく落下
し、障害物に衝突する二次災害の発生を未然に防止する
ことができる。
【0013】ここで、緩衝環として、ロープ連結部およ
び器具連結部を両端に有し、前記ロープ連結部の外周一
部から器具連結部に向けて延びる第1軸部の先端に両側
方に向けてほぼ180°折曲がる第1屈曲部が形成さ
れ、各第1屈曲部に連続して第1軸部とほぼ平行する第
2軸部の先端に外側方にほぼ180°折曲がる第2屈曲
部が形成され、その第2屈曲部に連続して器具連結部に
至る第3軸部の中途に第3屈曲部が形成された靱性を有
する金属製のプレス成形品から成るものを採用すること
により、その緩衝環はロープ連結部と器具連結部を結び
直線に対して左右対称形状であるため、左右一対の第1
屈曲部の相互間、左右一対の第2屈曲部の相互間および
左右一対の第3屈曲部の相互間にほぼ同一の衝撃力を付
与することができる。このため、一対の屈曲部の相互間
に伸長差が生じることがないので、作業者の落下時の姿
勢をほぼ一定に保つことができると共に、第1屈曲部乃
至第3屈曲部は時間差をもって伸長し、その伸長の都
度、衝撃力は段階的に緩衝されるため、衝撃力をきわめ
て効果的に緩衝することができる。
び器具連結部を両端に有し、前記ロープ連結部の外周一
部から器具連結部に向けて延びる第1軸部の先端に両側
方に向けてほぼ180°折曲がる第1屈曲部が形成さ
れ、各第1屈曲部に連続して第1軸部とほぼ平行する第
2軸部の先端に外側方にほぼ180°折曲がる第2屈曲
部が形成され、その第2屈曲部に連続して器具連結部に
至る第3軸部の中途に第3屈曲部が形成された靱性を有
する金属製のプレス成形品から成るものを採用すること
により、その緩衝環はロープ連結部と器具連結部を結び
直線に対して左右対称形状であるため、左右一対の第1
屈曲部の相互間、左右一対の第2屈曲部の相互間および
左右一対の第3屈曲部の相互間にほぼ同一の衝撃力を付
与することができる。このため、一対の屈曲部の相互間
に伸長差が生じることがないので、作業者の落下時の姿
勢をほぼ一定に保つことができると共に、第1屈曲部乃
至第3屈曲部は時間差をもって伸長し、その伸長の都
度、衝撃力は段階的に緩衝されるため、衝撃力をきわめ
て効果的に緩衝することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0015】図1は高所作業用安全帯1を示し、図2
は、高所作業用安全帯1に接続される高所作業用安全ロ
ープ10を示す。
は、高所作業用安全帯1に接続される高所作業用安全ロ
ープ10を示す。
【0016】高所作業用安全帯1は、胴締めベルト2
と、その内面に重ね合わされた胴当てベルト3とから成
り、胴締めベルト2はベルト締付け用のバックル4を一
端部に有している。
と、その内面に重ね合わされた胴当てベルト3とから成
り、胴締めベルト2はベルト締付け用のバックル4を一
端部に有している。
【0017】胴当てベルト3は上記胴締めベルト2が挿
通される複数のベルト通し5を表面側に有している。こ
の胴当てベルト3の表面における一端部には角形の環体
6が取付けられ、また他端部には複数のD形の環体7
a、7bが間隔をおいて設けられ、各環体6、7a、7
bに胴締めベルト2が挿通されている。
通される複数のベルト通し5を表面側に有している。こ
の胴当てベルト3の表面における一端部には角形の環体
6が取付けられ、また他端部には複数のD形の環体7
a、7bが間隔をおいて設けられ、各環体6、7a、7
bに胴締めベルト2が挿通されている。
【0018】図2に示すように、高所作業用安全ロープ
10はU字吊り用のロープ11を有し、そのロープ11
の一端部にはフック12が取付けられ、他端部にはフッ
ク付き伸縮調節器13がスライド自在に装着されてい
る。
10はU字吊り用のロープ11を有し、そのロープ11
の一端部にはフック12が取付けられ、他端部にはフッ
ク付き伸縮調節器13がスライド自在に装着されてい
る。
【0019】フック付き伸縮調節器13は、ロープ11
が挿通される断面U字形のロープホルダ14と、そのロ
ープホルダ14の一対の側板によって長さ方向の中央部
が揺動自在に支持された一対の係合爪15と、その係合
爪15のロープホルダ14から外方に臨む端部間に渡さ
れた操作枠16と、その操作枠16と一方の係合爪15
の連結部に連結されたフック17とを有し、ロープホル
ダ14と操作枠16とを握る操作により一対の係合爪1
5を揺動させてロープ11に対する係合爪15の係合を
解除し、上記握りの解除時に、図示省略したスプリング
の弾力により係合爪15を係合方向に付勢して、その係
合爪15とロープホルダ14とでロープ11を挾持する
ようにしている。
が挿通される断面U字形のロープホルダ14と、そのロ
ープホルダ14の一対の側板によって長さ方向の中央部
が揺動自在に支持された一対の係合爪15と、その係合
爪15のロープホルダ14から外方に臨む端部間に渡さ
れた操作枠16と、その操作枠16と一方の係合爪15
の連結部に連結されたフック17とを有し、ロープホル
ダ14と操作枠16とを握る操作により一対の係合爪1
5を揺動させてロープ11に対する係合爪15の係合を
解除し、上記握りの解除時に、図示省略したスプリング
の弾力により係合爪15を係合方向に付勢して、その係
合爪15とロープホルダ14とでロープ11を挾持する
ようにしている。
【0020】上記フック付き伸縮調節器13は、フック
17に引張り荷重が付与されると、ロープホルダ14と
係合爪15とでロープ11を挾持する取付けとされてい
る。
17に引張り荷重が付与されると、ロープホルダ14と
係合爪15とでロープ11を挾持する取付けとされてい
る。
【0021】ロープ11には、緩衝環20を介して昇降
用安全器30が連結されている。図3および図4に示す
ように、昇降用安全器30は、鉄塔等の昇降路に取付け
られるガイドレール31に沿って移動自在に取付けられ
る。
用安全器30が連結されている。図3および図4に示す
ように、昇降用安全器30は、鉄塔等の昇降路に取付け
られるガイドレール31に沿って移動自在に取付けられ
る。
【0022】ここで、ガイドレール31は角筒状をな
し、外周の一面には両端方向に長く延びるガイド溝32
が設けられている。
し、外周の一面には両端方向に長く延びるガイド溝32
が設けられている。
【0023】昇降用安全器30は、ガイドレール31の
ガイド溝32内に挿入される板状のローラフレーム33
を有し、そのローラフレーム33のガイドレール31内
に位置する部分の一側上下部にガイドレール31の内面
に沿って転動可能な複数のガイドローラ34を回転自在
に取付けている。
ガイド溝32内に挿入される板状のローラフレーム33
を有し、そのローラフレーム33のガイドレール31内
に位置する部分の一側上下部にガイドレール31の内面
に沿って転動可能な複数のガイドローラ34を回転自在
に取付けている。
【0024】また、ローラフレーム33の他側部に一対
のアーム35、36を上下に設け、上部アーム35の先
端部に支持された軸37の両端部に一対の挾持レバー3
8の一端部を回動自在に取付け、各挾持レバー38の一
端に前記ガイドローラ34とでガイドレール31の周壁
を挾持する挾持爪39を連設し、前記軸37に支持され
たスプリング40によって挾持爪39がガイドレール3
1を挾持する方向に挾持レバー38を付勢している。
のアーム35、36を上下に設け、上部アーム35の先
端部に支持された軸37の両端部に一対の挾持レバー3
8の一端部を回動自在に取付け、各挾持レバー38の一
端に前記ガイドローラ34とでガイドレール31の周壁
を挾持する挾持爪39を連設し、前記軸37に支持され
たスプリング40によって挾持爪39がガイドレール3
1を挾持する方向に挾持レバー38を付勢している。
【0025】さらに、上部アーム35の他端部にピン4
1を介して連接板42の上端部を回動自在に連結し、連
接板42の下端部を下部アーム36の先端部に設けられ
た二股片43間に挿入し、その二股片43によって両端
部が支持された軸44を中心としてローラ45を回転自
在に設け、そのローラ45を連接板42の下端部に設け
られた長孔46内に挿入している。
1を介して連接板42の上端部を回動自在に連結し、連
接板42の下端部を下部アーム36の先端部に設けられ
た二股片43間に挿入し、その二股片43によって両端
部が支持された軸44を中心としてローラ45を回転自
在に設け、そのローラ45を連接板42の下端部に設け
られた長孔46内に挿入している。
【0026】上記の構成から成る昇降用安全器30は連
接板42に下向きの引張り荷重が付与されると、ガイド
ローラ34と挾持爪39とでガイドレール31の周壁を
挾持し、上記連接板42に上向きの引張り荷重が付与さ
れると、ガイドレール31の周壁の挾持を解除するよう
になっている。
接板42に下向きの引張り荷重が付与されると、ガイド
ローラ34と挾持爪39とでガイドレール31の周壁を
挾持し、上記連接板42に上向きの引張り荷重が付与さ
れると、ガイドレール31の周壁の挾持を解除するよう
になっている。
【0027】図3乃至図5に示すように、緩衝環20
は、2枚を一組として使用されている。緩衝環20は、
SS400、SCM415等の靱性を有する金属板の塑
性加工(プレス加工)によって形成され、リング状のロ
ープ連結部21およびリング状の器具連結部22を両端
に有している。
は、2枚を一組として使用されている。緩衝環20は、
SS400、SCM415等の靱性を有する金属板の塑
性加工(プレス加工)によって形成され、リング状のロ
ープ連結部21およびリング状の器具連結部22を両端
に有している。
【0028】ロープ連結部21の外周一部には器具連結
部22に向けて延びる第1軸部23が設けられ、その第
1軸部23の先端から外側方に向けてほぼ180°折曲
がる一対の第1屈曲部R1 が設けられ、各第1屈曲部R
1 に連続し、第1軸部23にほぼ平行する第2軸部24
の先端に外側方にほぼ180°折曲がる第2屈曲部R 2
が設けられている。また、第2屈曲部R2 に連続して器
具連結部22に至る第3軸部25の中途に第3屈曲部R
3 が形成されて、ロープ連結部21と器具連結部22の
中心を結ぶ直線を対称線として左右対称形状とされてい
る。
部22に向けて延びる第1軸部23が設けられ、その第
1軸部23の先端から外側方に向けてほぼ180°折曲
がる一対の第1屈曲部R1 が設けられ、各第1屈曲部R
1 に連続し、第1軸部23にほぼ平行する第2軸部24
の先端に外側方にほぼ180°折曲がる第2屈曲部R 2
が設けられている。また、第2屈曲部R2 に連続して器
具連結部22に至る第3軸部25の中途に第3屈曲部R
3 が形成されて、ロープ連結部21と器具連結部22の
中心を結ぶ直線を対称線として左右対称形状とされてい
る。
【0029】2枚の緩衝環20は、ロープ連結部21間
に設けたロープブッシュ26、器具連結部22間に設け
たリベット27および第1軸部23間に設けたリベット
28によって互いに連結され、前記ロープブッシュ26
にロープ11がスライド自在に挿通されている。
に設けたロープブッシュ26、器具連結部22間に設け
たリベット27および第1軸部23間に設けたリベット
28によって互いに連結され、前記ロープブッシュ26
にロープ11がスライド自在に挿通されている。
【0030】器具連結部22間に設けられたリベット2
7にはローラ29が嵌合され、そのローラ29が連接板
42の両端間に形成された孔47に余裕をもって挿入さ
れている。
7にはローラ29が嵌合され、そのローラ29が連接板
42の両端間に形成された孔47に余裕をもって挿入さ
れている。
【0031】実施の形態で示す高所作業用安全ロープは
上記の構造から成り、昇降路にガイドレール31が設け
られた鉄塔上での作業に際しては、図1に示す高所作業
用安全帯1を胴部に巻締めると共に、ガイドレール31
に昇降用安全器30をセットし、その昇降用安全器30
に接続されたロープ11の一端のフック12を図1に示
す高所作業用安全帯1の角形の環体6に係合し、かつ伸
縮調節器13のフック17をD形の環体7a又は7bに
係合してロープ11をU字形とし、上記伸縮調節器13
のスライドによってU字形ロープ11の長さを調整す
る。
上記の構造から成り、昇降路にガイドレール31が設け
られた鉄塔上での作業に際しては、図1に示す高所作業
用安全帯1を胴部に巻締めると共に、ガイドレール31
に昇降用安全器30をセットし、その昇降用安全器30
に接続されたロープ11の一端のフック12を図1に示
す高所作業用安全帯1の角形の環体6に係合し、かつ伸
縮調節器13のフック17をD形の環体7a又は7bに
係合してロープ11をU字形とし、上記伸縮調節器13
のスライドによってU字形ロープ11の長さを調整す
る。
【0032】上記のような準備作業の後、鉄塔を登り、
作業位置に達すると、U字形のロープ11に体重をあず
けて作業を行なうようにする。
作業位置に達すると、U字形のロープ11に体重をあず
けて作業を行なうようにする。
【0033】ここで、作業開始に伴う登りの際、作業終
了後の降りの際、あるいは作業位置の変更の際に、万一
足を踏み外して落下すると、伸縮調節器13のフック1
7に引張り荷重が付与されるため、伸縮調節器13はロ
ープ11を挾持する。
了後の降りの際、あるいは作業位置の変更の際に、万一
足を踏み外して落下すると、伸縮調節器13のフック1
7に引張り荷重が付与されるため、伸縮調節器13はロ
ープ11を挾持する。
【0034】また、昇降用安全器30の連接板42にも
下向きの引張り荷重が付与されるため、挾持レバー38
が揺動し、その挾持レバー38の一端に連設された挾持
爪39がガイドローラ34とでガイドレール31を挾持
する。このため、U字形のロープ11は緊張し、その緊
張するロープ11によって作業者は宙吊り状態に保持さ
れ、墜落するのが阻止される。
下向きの引張り荷重が付与されるため、挾持レバー38
が揺動し、その挾持レバー38の一端に連設された挾持
爪39がガイドローラ34とでガイドレール31を挾持
する。このため、U字形のロープ11は緊張し、その緊
張するロープ11によって作業者は宙吊り状態に保持さ
れ、墜落するのが阻止される。
【0035】上記のような墜落阻止後、緩衝環20に衝
撃力が付与され、その衝撃力によって緩衝環20の第1
屈曲部R1 乃至第3屈曲部R3 が伸長し、その伸長によ
って衝撃力は緩衝される。
撃力が付与され、その衝撃力によって緩衝環20の第1
屈曲部R1 乃至第3屈曲部R3 が伸長し、その伸長によ
って衝撃力は緩衝される。
【0036】ここで、緩衝環20は、図6(I)に示す
ように、第1軸部23の両側に第2軸部24および第3
軸部25を内側から順に設けた左右対称形状であるた
め、緩衝環20の伸長時、最初に第1屈曲部R1 が伸長
し、その第1屈曲部R1 の伸長によって第2軸部24が
外側に拡がるよう変形する。また、第2軸部24の変形
によって第2屈曲部R2 が伸長し、その第2屈曲部R2
の伸長によって第3軸部25が外側に拡がり、図6(I
I)に示すように第3屈曲部R3 が伸長し始める。衝撃
力がきわめて大きい場合、図6(III )に示すように、
2本の第2軸部24は第1軸部23とでY字を形成する
と共に、2本の第2軸部24はほぼ平行状態とされ、そ
の第2軸部24に第3軸部25が延長する状態とされ
る。
ように、第1軸部23の両側に第2軸部24および第3
軸部25を内側から順に設けた左右対称形状であるた
め、緩衝環20の伸長時、最初に第1屈曲部R1 が伸長
し、その第1屈曲部R1 の伸長によって第2軸部24が
外側に拡がるよう変形する。また、第2軸部24の変形
によって第2屈曲部R2 が伸長し、その第2屈曲部R2
の伸長によって第3軸部25が外側に拡がり、図6(I
I)に示すように第3屈曲部R3 が伸長し始める。衝撃
力がきわめて大きい場合、図6(III )に示すように、
2本の第2軸部24は第1軸部23とでY字を形成する
と共に、2本の第2軸部24はほぼ平行状態とされ、そ
の第2軸部24に第3軸部25が延長する状態とされ
る。
【0037】このように、緩衝環20は第1屈曲部R1
乃至第3屈曲部R3 が順に伸長し、各屈曲部の伸長によ
って衝撃力は段階的に緩衝される。
乃至第3屈曲部R3 が順に伸長し、各屈曲部の伸長によ
って衝撃力は段階的に緩衝される。
【0038】このため、衝撃力はきわめて効果的に緩衝
されることになり、作業者に大きなダメージが付与され
るのを防止することができる。
されることになり、作業者に大きなダメージが付与され
るのを防止することができる。
【0039】また、緩衝環20は、U字形のロープ11
と昇降用安全器30との間に設けられているため、墜落
阻止時の衝撃は緩衝環20に全て付加されることにな
る。このため、緩衝動作の開始荷重は安定し、緩衝環2
0をきわめて精度よく作動させることができる。
と昇降用安全器30との間に設けられているため、墜落
阻止時の衝撃は緩衝環20に全て付加されることにな
る。このため、緩衝動作の開始荷重は安定し、緩衝環2
0をきわめて精度よく作動させることができる。
【0040】さらに、緩衝環20の伸長による衝撃力の
吸収時、その緩衝環20から折り返された2本のロープ
は常に等しい長さを保つ状態で下方向に移動する。この
ため、作業者は姿勢を変えることなく落下し、障害物に
衝突する二次災害の発生を未然に防止することができ
る。
吸収時、その緩衝環20から折り返された2本のロープ
は常に等しい長さを保つ状態で下方向に移動する。この
ため、作業者は姿勢を変えることなく落下し、障害物に
衝突する二次災害の発生を未然に防止することができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、衝
撃力を緩衝する緩衝環を使用時にU字形とするロープと
昇降用安全器との間に設けたことにより、緩衝環が作業
の邪魔をするという不都合の発生はなく、胴部を締付け
る高所作業用安全帯の周りに工具の着脱を容易とする広
い作業空間を確保することができ、作業性の向上を図る
ことができる。
撃力を緩衝する緩衝環を使用時にU字形とするロープと
昇降用安全器との間に設けたことにより、緩衝環が作業
の邪魔をするという不都合の発生はなく、胴部を締付け
る高所作業用安全帯の周りに工具の着脱を容易とする広
い作業空間を確保することができ、作業性の向上を図る
ことができる。
【0042】また、墜落阻止時の衝撃力を緩衝環に全て
付加することができるため、緩衝動作の開始荷重が安定
し、緩衝環を精度よく作動させることができる。
付加することができるため、緩衝動作の開始荷重が安定
し、緩衝環を精度よく作動させることができる。
【0043】さらに、作業者の墜落防止時に緩衝環から
折り返された2本のロープは等しい長さに保持されるた
め、作業者の姿勢が変化することはなく、障害物に衝突
する二次災害の発生を未然に防止し、安全性の向上を図
ることができる。
折り返された2本のロープは等しい長さに保持されるた
め、作業者の姿勢が変化することはなく、障害物に衝突
する二次災害の発生を未然に防止し、安全性の向上を図
ることができる。
【図1】この発明に係る安全ロープの接続用の高所作業
用安全帯を示す正面図
用安全帯を示す正面図
【図2】この発明に係る安全ロープの正面図
【図3】図2に示す昇降用安全器部分を拡大して示す一
部切欠正面図
部切欠正面図
【図4】図3の平面図
【図5】図3のV−V線に沿った断面図
【図6】(I)乃至(III )は緩衝環の伸長状態を段階
的に示す正面図
的に示す正面図
【符号の説明】 11 ロープ 12 フック 13 伸縮調節器 17 フック 20 緩衝環 21 ロープ連結部 22 器具連結部 23 第1軸部 24 第2軸部 25 第3軸部 30 昇降用安全器 R1 第1屈曲部 R2 第2屈曲部 R3 第3屈曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 元 大阪市淀川区新高1丁目14番7号 サンコ ー株式会社内 Fターム(参考) 2E184 JA03 KA20 LA23 LB01
Claims (2)
- 【請求項1】 U字吊り用のロープと、そのロープの一
端部に固定されたフックと、ロープの他端部にスライド
自在に装着され、そのスライドによってロープ長さを調
節すると共に、引張り荷重が付与されるとロープを挾持
するフック付き伸縮調節器とを有し、前記フックおよび
伸縮調節器におけるフックの高所作業用安全帯に対する
係合によってU字形とされるロープのU字形反転部に、
昇降路に沿って設けられたガイドレールにより案内さ
れ、下向きに引張り荷重が付与されるとガイドレールを
挾持する昇降用安全器を連結した高所作業用安全ロープ
において、前記ロープと昇降用安全器との間に、複数の
屈曲部を有し、その屈曲部の伸長によって衝撃力を緩衝
する緩衝環を取付けたことを特徴とする高所作業用安全
ロープ。 - 【請求項2】 前記緩衝環が、ロープ連結部および器具
連結部を両端に有し、前記ロープ連結部の外周一部から
器具連結部に向けて延びる第1軸部の先端に両側方に向
けてほぼ180°折曲がる第1屈曲部が形成され、各第
1屈曲部に連続して第1軸部とほぼ平行する第2軸部の
先端に外側方にほぼ180°折曲がる第2屈曲部が形成
され、その第2屈曲部に連続して器具連結部に至る第3
軸部の中途に第3屈曲部が形成された靱性を有する金属
製のプレス成形品から成る請求項1に記載の高所作業用
安全ロープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001123062A JP2002315842A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 高所作業用安全ロープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001123062A JP2002315842A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 高所作業用安全ロープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002315842A true JP2002315842A (ja) | 2002-10-29 |
Family
ID=18972674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001123062A Pending JP2002315842A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 高所作業用安全ロープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002315842A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101446981B1 (ko) | 2012-08-20 | 2014-10-07 | 김유일 | 와이어로프를 이용한 비상용 고효율 인명 대피 및 구조장비 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6036068A (ja) * | 1983-08-09 | 1985-02-25 | 藤井電工株式会社 | 墜落防止装置 |
JPS6443949A (en) * | 1987-08-06 | 1989-02-16 | Chow Shing Cheung | Discharge lamp display and its manufacture |
JPH039062A (ja) * | 1989-06-05 | 1991-01-16 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | 内燃機関のユニットインジェクタ |
JPH03104363U (ja) * | 1990-02-13 | 1991-10-29 | ||
JPH0737214U (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-11 | 朝日金属精工株式会社 | 墜落防止装置 |
JPH08215326A (ja) * | 1995-02-15 | 1996-08-27 | Polymer Giya Kk | 墜落防止装置 |
-
2001
- 2001-04-20 JP JP2001123062A patent/JP2002315842A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101446981B1 (ko) | 2012-08-20 | 2014-10-07 | 김유일 | 와이어로프를 이용한 비상용 고효율 인명 대피 및 구조장비 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080411 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101006 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101019 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110301 |