JPH0640071Y2 - 自転車用錠 - Google Patents
自転車用錠Info
- Publication number
- JPH0640071Y2 JPH0640071Y2 JP8337190U JP8337190U JPH0640071Y2 JP H0640071 Y2 JPH0640071 Y2 JP H0640071Y2 JP 8337190 U JP8337190 U JP 8337190U JP 8337190 U JP8337190 U JP 8337190U JP H0640071 Y2 JPH0640071 Y2 JP H0640071Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- barb
- piece
- bicycle
- lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、自転車に固定されて使用される自転車用錠の
改良に関する。
改良に関する。
<従来の技術> 従来、自転車に固定されて使用される自転車用錠として
は第6図に示すようなものが広く知られている。
は第6図に示すようなものが広く知られている。
このものは内部に錠本体部を有するケーシングaと、こ
のケーシングa内を移動可能に貫通する閂片bと、自転
車にこの錠を取り付け固定するための取付部材(図示せ
ず)とを備え、例えば自転車の後輪を係止する場合、左
右一対のシートステーsのいずれか一方に取付部材によ
ってこの錠を取り付け固定した後、閂片bの後端を自転
車の水平方向に押圧することにより閂片bの先端が自転
車のスポーク間に介在するように突出して施錠するよう
にしたものである。
のケーシングa内を移動可能に貫通する閂片bと、自転
車にこの錠を取り付け固定するための取付部材(図示せ
ず)とを備え、例えば自転車の後輪を係止する場合、左
右一対のシートステーsのいずれか一方に取付部材によ
ってこの錠を取り付け固定した後、閂片bの後端を自転
車の水平方向に押圧することにより閂片bの先端が自転
車のスポーク間に介在するように突出して施錠するよう
にしたものである。
しかし、このものにおいては施錠するに際し腰をかがめ
て閂片bの後端を自転車の水平方向に押圧しなければな
らないため、力を入れ難く操作し難いという課題が有っ
た。
て閂片bの後端を自転車の水平方向に押圧しなければな
らないため、力を入れ難く操作し難いという課題が有っ
た。
そこで、この課題を解決するものとして例えば第7図に
示すようなものが知られている。
示すようなものが知られている。
このものは、両端面e1,e2が開口された馬蹄形状のケー
シングdと、このケーシングd内を可動する閂片eと、
ケーシングdの下方の右,左部に取り付けられる二つの
取付部材(図示せず)とを備え、これらの取付部材を左
右一対のシートステーs,sの双方に取り付け、この錠を
自転車に固定した後、閂片操作部gを自転車の下方向に
押圧することにより閂片eの先端部がケーシングdの一
端側e1から案内されて他端e2へ入り、ケーシングdと閂
片eとで無端状の環状係止部を形成して施錠できるよう
にしたものである。尚、図中のfはバネ部材を、hは錠
本体部を、iは鍵片を夫々示す。
シングdと、このケーシングd内を可動する閂片eと、
ケーシングdの下方の右,左部に取り付けられる二つの
取付部材(図示せず)とを備え、これらの取付部材を左
右一対のシートステーs,sの双方に取り付け、この錠を
自転車に固定した後、閂片操作部gを自転車の下方向に
押圧することにより閂片eの先端部がケーシングdの一
端側e1から案内されて他端e2へ入り、ケーシングdと閂
片eとで無端状の環状係止部を形成して施錠できるよう
にしたものである。尚、図中のfはバネ部材を、hは錠
本体部を、iは鍵片を夫々示す。
ところが、このものにおいては自転車に固定するに際
し、自転車の左右一対のシートステーの双方に二つの取
付部材を取り付けなければならない。この際、キャリヤ
等が付設されているとキャリヤ等の下方にセットしなけ
ればならずセットし難く、しかもキャリヤが邪魔になり
取り付ける作業が困難であるという課題を有する。
し、自転車の左右一対のシートステーの双方に二つの取
付部材を取り付けなければならない。この際、キャリヤ
等が付設されているとキャリヤ等の下方にセットしなけ
ればならずセットし難く、しかもキャリヤが邪魔になり
取り付ける作業が困難であるという課題を有する。
また、ケーシングdを馬蹄形状に形成しなければならず
加工がやっかいなものであるうえ、錠自体が大型化した
ものとなっている。
加工がやっかいなものであるうえ、錠自体が大型化した
ものとなっている。
一方、組み付けに際しては閂片eとバネ部材fとを組み
付けた後にケーシングd上部をセットしなければなら
ず、組み付けに時間を要するものであるという課題を有
する。
付けた後にケーシングd上部をセットしなければなら
ず、組み付けに時間を要するものであるという課題を有
する。
<考案が解決しようとする課題> 本考案は以上の実情に鑑み提案されたものでその目的と
するところは、キャリヤ等が付設されている場合にも容
易に自転車に取り付けることができるとともに容易に施
錠操作を行うことができ、しかも簡単に製作できる自転
車用錠を提供することにある。
するところは、キャリヤ等が付設されている場合にも容
易に自転車に取り付けることができるとともに容易に施
錠操作を行うことができ、しかも簡単に製作できる自転
車用錠を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本考案は以下の特徴を有する自転車用錠を提供すること
により上記課題を解決する。
により上記課題を解決する。
本考案の自転車用錠は、施錠・解錠機構を有する錠本体
と、この錠本体に接続される細長状のケーシングと、こ
のケーシング内を移動可能に配設される閂片と、この閂
片を常時ケーシング内方向に付勢するバネ部材と、ケー
シングに接続され自転車に取り付けるための取付部材と
を備える。
と、この錠本体に接続される細長状のケーシングと、こ
のケーシング内を移動可能に配設される閂片と、この閂
片を常時ケーシング内方向に付勢するバネ部材と、ケー
シングに接続され自転車に取り付けるための取付部材と
を備える。
上記ケーシングは、自転車に取り付けられるに際し先端
側が自転車の下方側に、後端側が上方側に配設される。
また、このケーシングはバネ部材の一端を係止するケー
シングバネ係止部を有するとともに、ケーシングの先端
側には閂片の先端部を出し入れできる開口部が備えられ
る。
側が自転車の下方側に、後端側が上方側に配設される。
また、このケーシングはバネ部材の一端を係止するケー
シングバネ係止部を有するとともに、ケーシングの先端
側には閂片の先端部を出し入れできる開口部が備えられ
る。
閂片は、バネ部材の他端を係止する閂片バネ係止部を有
するとともに、この閂片を可動操作する操作部を有す
る。この操作部はケーシングの長手方向に移動可能に設
けられ、この操作部をケーシングの開口部方向に押圧移
動することによって閂片の先端がケーシングの開口部か
ら自転車のスポーク間に介在するように突出する。そし
て、この突出状態で錠本体の施錠機構により、閂片とケ
ーシングとが係止して施錠される。
するとともに、この閂片を可動操作する操作部を有す
る。この操作部はケーシングの長手方向に移動可能に設
けられ、この操作部をケーシングの開口部方向に押圧移
動することによって閂片の先端がケーシングの開口部か
ら自転車のスポーク間に介在するように突出する。そし
て、この突出状態で錠本体の施錠機構により、閂片とケ
ーシングとが係止して施錠される。
バネ部材は、一端がケーシングのケーシングバネ係止部
に係止され、他端が閂片の閂片バネ係止部に係止され、
鍵片操作による閂片とケーシングとの係止解除に際しケ
ーシングから突出した閂片をケーシング内に引き戻し可
能にケーシング内に配設される。
に係止され、他端が閂片の閂片バネ係止部に係止され、
鍵片操作による閂片とケーシングとの係止解除に際しケ
ーシングから突出した閂片をケーシング内に引き戻し可
能にケーシング内に配設される。
取付部材は自転車の左右一対の前フォーク又はシートス
テーのいずれか一方に取り付けられる取付手段を有する
ものである。
テーのいずれか一方に取り付けられる取付手段を有する
ものである。
又、請求項2記載のようにケーシングのケーシングバネ
係止部を、閂片の先後両端間に設ける。一方、閂片の閂
片バネ係止部を、閂片の先後両端間に設ける。そして、
バネ部材を、これらケーシングのケーシングバネ係止部
と閂片の閂片バネ係止部との間に配設する自転車用錠提
供することにより上記課題を解決する。
係止部を、閂片の先後両端間に設ける。一方、閂片の閂
片バネ係止部を、閂片の先後両端間に設ける。そして、
バネ部材を、これらケーシングのケーシングバネ係止部
と閂片の閂片バネ係止部との間に配設する自転車用錠提
供することにより上記課題を解決する。
<作用> 本考案においては先端側に開口部を有する細長状のケー
シングを、自転車に取り付けられるに際し先端側が自転
車の下方側に、後端側が上方側になるように配設する。
そして、閂片の操作部をケーシングの開口部方向に押圧
移動することによって閂片の先端がケーシングの開口部
から自転車のスポーク間に介在するように突出し、この
突出状態で錠本体の施錠機構により閂片とケーシングと
が係止して施錠可能とする。又、取付部材を、自転車の
左右一対の前フォーク又はシートステーのいずれか一方
側に取り付けられる取付手段を有するものにする。
シングを、自転車に取り付けられるに際し先端側が自転
車の下方側に、後端側が上方側になるように配設する。
そして、閂片の操作部をケーシングの開口部方向に押圧
移動することによって閂片の先端がケーシングの開口部
から自転車のスポーク間に介在するように突出し、この
突出状態で錠本体の施錠機構により閂片とケーシングと
が係止して施錠可能とする。又、取付部材を、自転車の
左右一対の前フォーク又はシートステーのいずれか一方
側に取り付けられる取付手段を有するものにする。
こうすることにより、自転車に固定するに際しては、自
転車の左右一対の前フォーク又はシートステーのいずれ
か一方に取り付ければ良く、自転車の側方に取り付ける
ことができ、キャリヤ等が付設されている場合にも容易
に自転車に取り付けることができる。
転車の左右一対の前フォーク又はシートステーのいずれ
か一方に取り付ければ良く、自転車の側方に取り付ける
ことができ、キャリヤ等が付設されている場合にも容易
に自転車に取り付けることができる。
一方、施錠操作に際しては、閂片の操作部をケーシング
の開口部方向、即ち自転車の下方に押圧移動することに
よって行うことができ、力を入れ易く容易に施錠操作を
行うことができる。
の開口部方向、即ち自転車の下方に押圧移動することに
よって行うことができ、力を入れ易く容易に施錠操作を
行うことができる。
しかも、ケーシングを細長状の単純な形状に形成すれば
良く、従来のように馬蹄形に形成せずに済み、加工し易
いものにすることができる。
良く、従来のように馬蹄形に形成せずに済み、加工し易
いものにすることができる。
又、請求項2記載のようにケーシングのケーシングバネ
係止部を、閂片の先後両端間に設ける一方、閂片の閂片
バネ係止部を、閂片の先後両端間に設ける。そして、バ
ネ部材を、これらケーシングのケーシングバネ係止部と
閂片の閂片バネ係止部との間に配設することにより、ケ
ーシングが閂片を収納できる長さのものであれば良く、
従来のように閂片の後端側にバネ部材を配設する部分を
設けずに済ませることができる。
係止部を、閂片の先後両端間に設ける一方、閂片の閂片
バネ係止部を、閂片の先後両端間に設ける。そして、バ
ネ部材を、これらケーシングのケーシングバネ係止部と
閂片の閂片バネ係止部との間に配設することにより、ケ
ーシングが閂片を収納できる長さのものであれば良く、
従来のように閂片の後端側にバネ部材を配設する部分を
設けずに済ませることができる。
<実施例> 以下、図面に基づき本考案の一実施例を具体的に説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図であり、第2図
は平面図、第3図は前側面図、第4図はケーシング内部
を示す説明図である。
は平面図、第3図は前側面図、第4図はケーシング内部
を示す説明図である。
本考案の自転車用錠は、錠本体1と、この錠本体1に接
続される細長状のケーシング2と、このケーシング2内
を移動可能に配設される閂片3と、この閂片3を常時ケ
ーシング2内方向に付勢するバネ部材4と、ケーシング
2に接続され自転車に取り付けるための取付部材5とを
備えてなる。
続される細長状のケーシング2と、このケーシング2内
を移動可能に配設される閂片3と、この閂片3を常時ケ
ーシング2内方向に付勢するバネ部材4と、ケーシング
2に接続され自転車に取り付けるための取付部材5とを
備えてなる。
ケーシング2は、この実施例では上部2aと下部2bの二つ
からなり、やや湾曲して内部に閂片3を収納できる程度
の空間部が形成されている。左側面には長手方向に沿っ
て開口された長溝22が形成されている。この長溝22はケ
ーシング2内に収納した閂片3をケーシング2外から可
動操作できるようにしたものである。また、この長溝22
内には、第4図に示すように先端側の施錠用係止溝22b
と、後端側の解錠用係止溝22aとを有する。先端側の施
錠用係止溝22bはケーシング2外に突出した閂片3をそ
の状態で係止して施錠するためのものであり、後端側の
解錠用係止溝22aは解錠状態において不意に閂片3がケ
ーシング2外に突出しないように閂片3を係止して突出
防止するためのものである。また、ケーシング2の前端
面が開口されて閂片3を出し入れする閂片出入口2cを有
し、一方、後端面が閉口され、自転車に取り付けられる
際には閂片出入口2cが下方に、後端側が上方になるよう
に配設される。更に、ケーシング2の下部2bには閂片出
入口2c近傍にケーシングバネ係止部23がケーシング2内
上方に突出するように設けられている。このケーシング
バネ係止部23はバネ部材4の一端を係止するするための
もので、ケーシング2の下部2bの一部がケーシング2内
上方に折り曲げられて形成されている。又、このケーシ
ング2の下部2bの一部を折り曲げることによってケーシ
ング2の下部2bに形成される孔がバネ部材4をケーシン
グ2内に装着する装着口24をなす。
からなり、やや湾曲して内部に閂片3を収納できる程度
の空間部が形成されている。左側面には長手方向に沿っ
て開口された長溝22が形成されている。この長溝22はケ
ーシング2内に収納した閂片3をケーシング2外から可
動操作できるようにしたものである。また、この長溝22
内には、第4図に示すように先端側の施錠用係止溝22b
と、後端側の解錠用係止溝22aとを有する。先端側の施
錠用係止溝22bはケーシング2外に突出した閂片3をそ
の状態で係止して施錠するためのものであり、後端側の
解錠用係止溝22aは解錠状態において不意に閂片3がケ
ーシング2外に突出しないように閂片3を係止して突出
防止するためのものである。また、ケーシング2の前端
面が開口されて閂片3を出し入れする閂片出入口2cを有
し、一方、後端面が閉口され、自転車に取り付けられる
際には閂片出入口2cが下方に、後端側が上方になるよう
に配設される。更に、ケーシング2の下部2bには閂片出
入口2c近傍にケーシングバネ係止部23がケーシング2内
上方に突出するように設けられている。このケーシング
バネ係止部23はバネ部材4の一端を係止するするための
もので、ケーシング2の下部2bの一部がケーシング2内
上方に折り曲げられて形成されている。又、このケーシ
ング2の下部2bの一部を折り曲げることによってケーシ
ング2の下部2bに形成される孔がバネ部材4をケーシン
グ2内に装着する装着口24をなす。
閂片3は、下面が開口された横断面逆U字状の細長状か
らなり、ケーシング2内を長手方向に移動できる程度に
湾曲して形成され、先端がケーシング2の閂片出入口2c
から出て自転車のスポーク間に突出してスポークを係止
する。この閂片3はバネ部材4の他端を係止するする閂
片バネ係止部31を備えている。この実施例では後述する
閂片3と錠本体1との接続部材7によって閂片3の後方
側にこの閂片バネ係止部31を形成するようにしている。
尚、この閂片バネ係止部31の位置,形状等についてはこ
の態様のものに限らず、例えば、閂片3の後端内面を閂
片バネ係止部31としても良く、適宜変更できるものであ
る。
らなり、ケーシング2内を長手方向に移動できる程度に
湾曲して形成され、先端がケーシング2の閂片出入口2c
から出て自転車のスポーク間に突出してスポークを係止
する。この閂片3はバネ部材4の他端を係止するする閂
片バネ係止部31を備えている。この実施例では後述する
閂片3と錠本体1との接続部材7によって閂片3の後方
側にこの閂片バネ係止部31を形成するようにしている。
尚、この閂片バネ係止部31の位置,形状等についてはこ
の態様のものに限らず、例えば、閂片3の後端内面を閂
片バネ係止部31としても良く、適宜変更できるものであ
る。
バネ部材4は、この実施例では閂片3の内部に収納可能
な径の円筒状コイルバネが使用されている。このバネ部
材4は、圧縮されることによって閂片3をケーシング2
内方向に付勢するようになされたものであり、ケーシン
グ2の装着口24から入れられ、閂片3の閂片バネ係止部
31とケーシングバネ係止部23に当接して係止され、ケー
シング2下部2bと閂片3内面間に配設されて装着され
る。そして、閂片3がケーシング2外に出て行くにつれ
閂片バネ係止部31とケーシングバネ係止部23との間隔が
狭められる結果、このバネ部材4が圧縮され、閂片3を
ケーシング2内方向に付勢する。バネ部材4をこのよう
に配設して使用することにより、ケーシング2の長さ
を、閂片3を収納可能な長さにすれば良く、第7図の従
来例のように閂片3の後端部側にバネ部材4を長手方向
に並べて配設した場合に比べ、バネ部材4を収納するに
必要な長さ分、短くすることができ、コンパクトなもの
にすることができる。又、組みつけに際してもケーシン
グ2と閂片3とをセットした後にバネ部材4を装着口24
から入れれば良く、容易に行うことができる。
な径の円筒状コイルバネが使用されている。このバネ部
材4は、圧縮されることによって閂片3をケーシング2
内方向に付勢するようになされたものであり、ケーシン
グ2の装着口24から入れられ、閂片3の閂片バネ係止部
31とケーシングバネ係止部23に当接して係止され、ケー
シング2下部2bと閂片3内面間に配設されて装着され
る。そして、閂片3がケーシング2外に出て行くにつれ
閂片バネ係止部31とケーシングバネ係止部23との間隔が
狭められる結果、このバネ部材4が圧縮され、閂片3を
ケーシング2内方向に付勢する。バネ部材4をこのよう
に配設して使用することにより、ケーシング2の長さ
を、閂片3を収納可能な長さにすれば良く、第7図の従
来例のように閂片3の後端部側にバネ部材4を長手方向
に並べて配設した場合に比べ、バネ部材4を収納するに
必要な長さ分、短くすることができ、コンパクトなもの
にすることができる。又、組みつけに際してもケーシン
グ2と閂片3とをセットした後にバネ部材4を装着口24
から入れれば良く、容易に行うことができる。
錠本体1はこの実施例ではケーシング2とは別体の円筒
形のものからなり、閂片3と接続されてケーシング2に
対し共に可動し、閂片3の操作部の役目をもなす。この
錠本体1と閂片3との接続は第5図に示すようにケーシ
ング2の長溝22に通された接続部材7によってなされて
いる。詳しくは板状片からなる接続部材7の一端に錠本
体1の下部が接続され、他端に閂片3の下部が固定され
て接続される。又、この接続部材7は閂片3の下方に、
上方に折り曲げられて形成された折り曲げ部を備えてい
る。この折り曲げ部は閂片3の内部空間を遮断し、バネ
部材4の他端を係止する閂片バネ係止部31をなす。更
に、錠本体1には第5図に示すように接続部材7の下方
にケーシング2下部2bの外周2dに当接して摺動し、長溝
22の施錠用係止溝22bと解錠用係止溝22aに嵌まり込む嵌
合片12が備えられている。この嵌合片12は、ケーシング
2内に設けられたコイルバネによって常時ケーシング2
方向に付勢され、鍵片6の操作により錠本体1内方向に
引き戻されるようになされている。一方、上面に鍵片6
を挿通する鍵片挿通孔11が設けられている。
形のものからなり、閂片3と接続されてケーシング2に
対し共に可動し、閂片3の操作部の役目をもなす。この
錠本体1と閂片3との接続は第5図に示すようにケーシ
ング2の長溝22に通された接続部材7によってなされて
いる。詳しくは板状片からなる接続部材7の一端に錠本
体1の下部が接続され、他端に閂片3の下部が固定され
て接続される。又、この接続部材7は閂片3の下方に、
上方に折り曲げられて形成された折り曲げ部を備えてい
る。この折り曲げ部は閂片3の内部空間を遮断し、バネ
部材4の他端を係止する閂片バネ係止部31をなす。更
に、錠本体1には第5図に示すように接続部材7の下方
にケーシング2下部2bの外周2dに当接して摺動し、長溝
22の施錠用係止溝22bと解錠用係止溝22aに嵌まり込む嵌
合片12が備えられている。この嵌合片12は、ケーシング
2内に設けられたコイルバネによって常時ケーシング2
方向に付勢され、鍵片6の操作により錠本体1内方向に
引き戻されるようになされている。一方、上面に鍵片6
を挿通する鍵片挿通孔11が設けられている。
取付部材5は、ケーシング2の下面にリベット8によっ
て固定されて接続される固定部材51と、この固定部材51
に接続される挾持部材52とからなり、これらの固定部材
51と挾持部材52とによって、自転車の前フォーク又はシ
ートステーsを挾持することにより自転車に取り付けら
れるようになされている。
て固定されて接続される固定部材51と、この固定部材51
に接続される挾持部材52とからなり、これらの固定部材
51と挾持部材52とによって、自転車の前フォーク又はシ
ートステーsを挾持することにより自転車に取り付けら
れるようになされている。
次に、この自転車用錠の使用方法について説明する。
まず、自転車の前フォーク又はシートステーsの所
定位置に、取付部材5の固定部材51と挾持部材52とによ
って取り付け自転車に固定する。この際、自転車の側方
に取り付ければ良く、キャリヤ等が付設されている場合
にもキャリヤ等が邪魔になるようなことなく容易に取り
付け作業を行うことができる。
定位置に、取付部材5の固定部材51と挾持部材52とによ
って取り付け自転車に固定する。この際、自転車の側方
に取り付ければ良く、キャリヤ等が付設されている場合
にもキャリヤ等が邪魔になるようなことなく容易に取り
付け作業を行うことができる。
施錠するには錠本体1の鍵片6を回す。これによ
り、錠本体1の嵌合片12がケーシング2の長溝22の解錠
用係止溝22aから外れ、閂片3及び錠本体1が移動可能
状態になる。そして、この状態から錠本体1の鍵片6
を、あるいは錠本体1自体をケーシング2の閂片出入口
2c方向(自転車に対しては下方)に押圧する。これによ
り、閂片3がケーシング2の閂片出入口2cから出て自転
車のスポーク間に突出する。そして錠本体1の嵌合片12
がケーシング2の長溝22の施錠用係止溝22bと合致して
嵌まり込むと施錠する。この施錠操作においては錠本体
1を自転車の下方向に押圧すれば良いため、力をかけ易
く操作が楽に行えるものとなる。尚、この施錠状態では
取付部材5の固定部材51と挾持部材52とを挾持する挾持
ボルト9の上方に位置して、挾持ボルト9の操作を不能
として自転車から取付部材5の取り外しをできなくして
いる。
り、錠本体1の嵌合片12がケーシング2の長溝22の解錠
用係止溝22aから外れ、閂片3及び錠本体1が移動可能
状態になる。そして、この状態から錠本体1の鍵片6
を、あるいは錠本体1自体をケーシング2の閂片出入口
2c方向(自転車に対しては下方)に押圧する。これによ
り、閂片3がケーシング2の閂片出入口2cから出て自転
車のスポーク間に突出する。そして錠本体1の嵌合片12
がケーシング2の長溝22の施錠用係止溝22bと合致して
嵌まり込むと施錠する。この施錠操作においては錠本体
1を自転車の下方向に押圧すれば良いため、力をかけ易
く操作が楽に行えるものとなる。尚、この施錠状態では
取付部材5の固定部材51と挾持部材52とを挾持する挾持
ボルト9の上方に位置して、挾持ボルト9の操作を不能
として自転車から取付部材5の取り外しをできなくして
いる。
解錠するには施錠状態で抜き取った鍵片6を錠本体
1の鍵片挿通孔11に挿入し、鍵片6を回す。これによ
り、錠本体1の嵌合片12がケーシング2の長溝22の施錠
用係止溝22bから外れ、ケーシング2と閂片3との係止
が解除される。この係止解除に伴い、閂片3の移動によ
って圧縮されたバネ部材4の弾性力により閂片3及び錠
本体1が元の位置まで戻され、解錠状態となる。
1の鍵片挿通孔11に挿入し、鍵片6を回す。これによ
り、錠本体1の嵌合片12がケーシング2の長溝22の施錠
用係止溝22bから外れ、ケーシング2と閂片3との係止
が解除される。この係止解除に伴い、閂片3の移動によ
って圧縮されたバネ部材4の弾性力により閂片3及び錠
本体1が元の位置まで戻され、解錠状態となる。
以上のように構成することにより、ケーシングを細長状
の単純な形状に形成すれば良く、従来のように馬蹄形に
形成せずに済み、容易に低コストで製作できるものとな
る。
の単純な形状に形成すれば良く、従来のように馬蹄形に
形成せずに済み、容易に低コストで製作できるものとな
る。
尚、本実施例においては錠本体1をケーシング2と別体
のものから構成し、ケーシング2に対し可動するものと
しているが、これに限らず、第7図に示したような錠本
体1とケーシング2とを一体にし、別途に閂片操作部を
設けた型のものにも使用でき、適宜変更できるものであ
る。
のものから構成し、ケーシング2に対し可動するものと
しているが、これに限らず、第7図に示したような錠本
体1とケーシング2とを一体にし、別途に閂片操作部を
設けた型のものにも使用でき、適宜変更できるものであ
る。
又、本実施例においてはバネ部材4を圧縮することによ
る圧縮力により、閂片3をケーシング2内に引き戻すよ
うにしているが、これに限らず、例えばケーシング2の
後端と閂片3の後端との間に、あるいは、閂片3の先端
とケーシング2のケーシングバネ係止部23間にバネ部材
4を配設して従来のように引っ張り力により、閂片3を
ケーシング2内に引き戻すようにしても良く、適宜変更
できるものである。
る圧縮力により、閂片3をケーシング2内に引き戻すよ
うにしているが、これに限らず、例えばケーシング2の
後端と閂片3の後端との間に、あるいは、閂片3の先端
とケーシング2のケーシングバネ係止部23間にバネ部材
4を配設して従来のように引っ張り力により、閂片3を
ケーシング2内に引き戻すようにしても良く、適宜変更
できるものである。
<考案の効果> 以上、実施例で述べたように本考案は自転車に固定する
に際しては、自転車の左右一対の前フォーク又はシート
ステーのいずれか一方に取り付けば良く、自転車の側方
に取り付けることができ、キャリヤ等が付設されている
場合にも容易に自転車に取り付けることができる。
に際しては、自転車の左右一対の前フォーク又はシート
ステーのいずれか一方に取り付けば良く、自転車の側方
に取り付けることができ、キャリヤ等が付設されている
場合にも容易に自転車に取り付けることができる。
これにより、自転車への取り付け作業を簡素化すること
ができるものとなる。
ができるものとなる。
一方、施錠操作に際しては、閂片の操作部をケーシング
の開口部方向、即ち自転車の下方向に押圧移動すること
によって行うことができ、容易に施錠操作を行うことが
できる。しかも、ケーシングを細長状の単純な形状に形
成すれば良く、従来のように馬蹄形に形成せずに済み、
加工し易いものにすることができ、容易に低コストで製
作できるものとなる。
の開口部方向、即ち自転車の下方向に押圧移動すること
によって行うことができ、容易に施錠操作を行うことが
できる。しかも、ケーシングを細長状の単純な形状に形
成すれば良く、従来のように馬蹄形に形成せずに済み、
加工し易いものにすることができ、容易に低コストで製
作できるものとなる。
又、請求項2記載のようにケーシングのケーシングバネ
係止部を、閂片の先後両端間に設ける一方、閂片の閂片
バネ係止部を、閂片の先後両端間に設ける。そして、バ
ネ部材を、これらケーシングのケーシングバネ係止部と
閂片の閂片バネ係止部との間に配設することにより、ケ
ーシングが閂片を収納できる長さのものであれば良く、
従来のように閂片の後端側にバネ部材を配設する部分を
設けずに済ませることができる。
係止部を、閂片の先後両端間に設ける一方、閂片の閂片
バネ係止部を、閂片の先後両端間に設ける。そして、バ
ネ部材を、これらケーシングのケーシングバネ係止部と
閂片の閂片バネ係止部との間に配設することにより、ケ
ーシングが閂片を収納できる長さのものであれば良く、
従来のように閂片の後端側にバネ部材を配設する部分を
設けずに済ませることができる。
これにより、より一層ケーシングを短くコンパクトなも
のにすることができるものとなる。
のにすることができるものとなる。
以上,本考案は有用且つ実用的な自転車用錠を提供しえ
たものである。
たものである。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は平面
図、第3図は前側面図、第4図ケーシング内部を示す説
明図、第5図は錠本体と閂片との接続部を示す説明図、
第6図はは従来例を示す側面図、第7図は更に他の従来
例を示す平面図である。 1…錠本体、2…ケーシング、3…閂片、4…バネ部
材、5…取付部材、6…鍵片、23…ケーシングバネ係止
部、31…閂片バネ係止部、。
図、第3図は前側面図、第4図ケーシング内部を示す説
明図、第5図は錠本体と閂片との接続部を示す説明図、
第6図はは従来例を示す側面図、第7図は更に他の従来
例を示す平面図である。 1…錠本体、2…ケーシング、3…閂片、4…バネ部
材、5…取付部材、6…鍵片、23…ケーシングバネ係止
部、31…閂片バネ係止部、。
Claims (2)
- 【請求項1】施錠・解錠機構を有する錠本体と、この錠
本体に接続される細長状のケーシングと、このケーシン
グ内を移動可能に配設される閂片と、この閂片を常時ケ
ーシング内方向に付勢するバネ部材と、ケーシングに接
続され自転車に取り付けるための取付部材とを備え、 上記ケーシングは、自転車に取り付けられるに際し先端
側が自転車の下方側に、後端側が上方側に配設され、こ
のケーシングがバネ部材の一端を係止するケーシングバ
ネ係止部を有するとともに、ケーシングの先端側には閂
片の先端部を出し入れできる開口部が備えられ、 閂片が、バネ部材の他端を係止する閂片バネ係止部を有
するとともに、この閂片を可動操作する操作部を有し、
この操作部がケーシングの長手方向に移動可能に設けら
れ、この操作部をケーシングの開口部方向に押圧移動す
ることによって閂片の先端がケーシングの開口部から自
転車のスポーク間に介在するように突出し、この突出状
態で錠本体の施錠機構により、閂片とケーシングとが係
止して施錠され、 バネ部材は、その一端がケーシングのケーシングバネ係
止部に係止され、他端が閂片の閂片バネ係止部に係止さ
れ、鍵片操作による閂片とケーシングとの係止解除に際
しケーシングから突出した閂片をケーシング内に引き戻
し可能にケーシング内に配設され、 取付部材が自転車の左右一対の前フォーク又はシートス
テーのいずれか一方に取り付けられる取付手段を有し、
この取付部材によってこの自転車用錠を自転車の側方に
取り付け可能としたものであることを特徴とする自転車
用錠。 - 【請求項2】ケーシングのケーシングバネ係止部が、閂
片の先後両端間に設けられ、 閂片の閂片バネ係止部が、閂片の先後両端間に設けら
れ、 バネ部材がケーシングのケーシングバネ係止部と閂片の
閂片バネ係止部との間に配設されてなるものであること
を特徴とする請求項1記載の自転車用錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8337190U JPH0640071Y2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 自転車用錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8337190U JPH0640071Y2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 自転車用錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0439978U JPH0439978U (ja) | 1992-04-06 |
JPH0640071Y2 true JPH0640071Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31630986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8337190U Expired - Lifetime JPH0640071Y2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 自転車用錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640071Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5811436B2 (ja) * | 2011-04-20 | 2015-11-11 | 株式会社ニッコー | 自転車用錠 |
-
1990
- 1990-08-06 JP JP8337190U patent/JPH0640071Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0439978U (ja) | 1992-04-06 |
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