JPH0640004Y2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPH0640004Y2
JPH0640004Y2 JP7143788U JP7143788U JPH0640004Y2 JP H0640004 Y2 JPH0640004 Y2 JP H0640004Y2 JP 7143788 U JP7143788 U JP 7143788U JP 7143788 U JP7143788 U JP 7143788U JP H0640004 Y2 JPH0640004 Y2 JP H0640004Y2
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JP
Japan
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air
evaporator
sensor
outside air
temperature
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JP7143788U
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JPH01174209U (ja
Inventor
俊夫 小島
保秀 鈴木
孝 嘉斎
徳之 伊藤
Original Assignee
株式会社ゼクセル
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内外気導入を切換えるインテークドアを作動
させて、内外気導入空気量を変え、白煙状水蒸気の吹出
しを抑制する自動車用空調装置に関する。
[従来の技術] 従来、自動車用空調装置においては、第2図で示すよう
にブロワ1により内気吸入口2又は外気吸入口3から吸
い込まれた空気は、エバポレータ5を通過する際に冷却
・除湿されて、吹出口7から車室内へ送られる構造にな
っている。そして車室内吹出温度を調節するため、エバ
ポレータの下流側に設けたセンサ6の設定温度により、
冷媒サイクルのコンプレッサ(図示せず)をON-OFFさせ
て吹出空気を調節する方式や、インテークドア4を作動
させて、内気又は外気導入に切換えるようにした方式の
ものなどがある。
[考案が解決しようとする課題] 従来の自動車用空調装置にあっては、外気導入状態で使
用したとき、導入空気がエバポレータを通過しても充分
に除湿されないで吹出口から白煙状の水蒸気を吹き出す
ことがある。このため、この白煙を事故と誤認したり、
車窓ガラスが曇って運転に支障を来たす等の問題があっ
た。
これは外気の湿度の多い時に特に顕著であり、導入空気
量が多く、エバポレータで充分に除湿されないため、空
気中の水分が結露して水蒸気となり、吹出空気が白煙状
となる現象である。
従来は、これに対しエバポレータの凍結を防止する、エ
バポレータに設けられたデフロストスイッチの設定温度
を高くする等の対策が試みられた事もあるが、1ケの温
度センサによる制御では充分効果もなく、これ以上の特
別の対応がなされていなかった。
本考案は、外気導入時にエバポレータ通過空気が白煙状
の水蒸気として、吹出口から送風されるのを抑制する自
動車用空調装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は内外気を切換えるイ
ンテークドアにより開閉される内気吸入口と外気吸入口
とを一端に有すると共に、他端部に空気吹出口を有する
ダクト内に、少なくとも内外気を送風するブロワと内外
気を冷却するエバポレータを備えた自動車用空調装置に
おいて、前記エバポレータの空気下流側に、最低温度Ta
を検出するセンサA及び最高温度Tbを検出するセンサB
を設けて、両センサの温度差ΔT(=Tb−Ta)が設定温
度以上であれば、アクチュエータを作動させて、前記イ
ンテークドアの開度を内気導入と外気導入の所定中間開
度に位置させるようにしたことである。
[作用] 上記のように構成された自動車用空調装置は、外気導入
状態においてエバポレータが作動すると、エバポレータ
に設けられたセンサAとセンサBの温度差ΔTが設定温
度を越えると、アクチュエータの作動でインテークドア
が外気吸入口と内気吸入口の所定中間位置に移動する。
従って内気と外気の両方の空気を所定量吸入するように
なり、湿度の高い外気導入量が減少して、エバポレータ
に供給される空気の湿度が低くなるので、エバポレータ
を通過した空気は殆ど除湿されるようになり、吹出空気
に白煙状の水蒸気が発生することを抑制できる。
[実施例] 実施例を第1図に基づき説明する。
ダクト10の上流側にはブロワ1が配置されていて、その
吸入側に内気吸入口2及び外気吸入口3が開口され、イ
ンテークドア4により内気導入、外気導入又はその中間
の何れの状態にも位置できるようになっている。このイ
ンテークドア4はモータ駆動のアクチュエータ11の起動
により連結棒12を介して作動される。前記のブロワ1の
下流には、空気の冷却を行うエバポレータ5が配置され
冷媒サイクル(図示せず)に接続されている。前記エバ
ポレータ5の下流にはヒータコア8が前記ダクト10の通
風路の一部に配置され、その側部にはエアミックスドア
9がヒータコアを通過する空気の割合を変えて温度調節
を可能に設けられている。前記ヒータコア8の下流には
車室内への吹出口7が設けられている。
前記エバポレータの空気下流側におけるエバポレータ直
近部には、センサA・13が通過空気の最低温度部位に、
センサB・14が同じく最高温度部位に、それぞれ取り付
けられている。即ち、前記センサAはエバポレータの冷
媒流入口5a近傍における通過空気の最低温度を示す所定
の部位に取り付けられ、前記センサBはエバポレータの
冷媒流出口5b近傍における通過空気の最高温度を示す所
定の部位に取り付けられる。
電子制御部15は車輌側に取り付けられ、前記センサA及
びセンサBの信号を取り込み、演算してアクチュエータ
へ信号を送って、アクチュエータを作動させるようにな
っている。
ここで本考案は、エバポレータ通過後の空気が白煙状の
水蒸気を発生させる現象が、通過空気の絶対湿度が約0.
017Kg/Kg以上、前記センサA及びセンサBの温度差ΔT
が設定温度約7°C以上という両条件が揃うと発生する
という実験的に確認された要項を基になされたものであ
り、白煙の発生する時期には外気の湿度がこの条件より
高いので、前記センサA及びセンサBの温度検出による
温度差のみで、前記インテークドアを作動させるように
なっている。
次に上記構成からなる空調装置の作動を説明する。空調
装置を運転して、外気導入状態(インテークドア4が実
線の位置)で使用されていて、センサAとセンサBの検
出温度の温度差は、通常2〜6°Cでありこの場合水蒸
気の発生はないが、センサA及びセンサBの温度に比較
した信号を電子制御部15が演算して7°C以上に達する
と、アクチュエータに信号が送られ、連結棒12を介して
インテークドア4を外気導入位置から内気導入側に作動
させて、その所定中間位置(二点鎖線の位置)に移動さ
せる。従って湿度の高い外気量が減少し、湿度の低い内
気を混合させて低湿度の空気をエバポレータに供給する
ようになるので、白煙状水蒸気の発生が殆どなくなる。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。外気導入状態で、エバポレータ直後
の空気側にセンサA及びセンサBを設けて、それぞれの
センサが検出する温度の温度差が設定温度に達すると、
インテークドアを所定中間位置に移動させて、湿度の高
い外気の導入率を低減するようにしたので、従来発生し
た白煙状水蒸気の発生は抑制され、車室内への吹出しは
殆どなくなり、車窓ガラスの曇りもなくなるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す構成図、第2図は従来例
の自動車用空調装置の構成図。 1……ブロワ、2……内気吸入口、3……外気吸入口、
4……インテークドア、5……エバポレータ、10……ダ
クト、11……アクチュエータ、13……センサA、14……
センサB。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内外気を切換えるインテークドアにより開
    閉される内気吸入口と外気吸入口とを一端に有すると共
    に、他端部に空気吹出口を有するダクト内に、少なくと
    も内外気を送風するブロワと内外気を冷却するエバポレ
    ータを備えた自動車用空調装置において、前記エバポレ
    ータの空気下流側に、最低温度Taを検出するセンサA及
    び最高温度Tbを検出するセンサBを設けて、両センサの
    温度差ΔT(=Tb−Ta)が設定温度以上であれば、アク
    チュエータを作動させて、前記インテークドアの開度を
    内気導入と外気導入の所定中間開度に位置させるように
    したことを特徴とする自動車用空調装置。
JP7143788U 1988-05-30 1988-05-30 自動車用空調装置 Expired - Lifetime JPH0640004Y2 (ja)

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JP7143788U JPH0640004Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 自動車用空調装置

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Publication Number Publication Date
JPH01174209U JPH01174209U (ja) 1989-12-11
JPH0640004Y2 true JPH0640004Y2 (ja) 1994-10-19

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