JP3330622B2 - 車両の空調装置 - Google Patents

車両の空調装置

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JP3330622B2 JP28827791A JP28827791A JP3330622B2 JP 3330622 B2 JP3330622 B2 JP 3330622B2 JP 28827791 A JP28827791 A JP 28827791A JP 28827791 A JP28827791 A JP 28827791A JP 3330622 B2 JP3330622 B2 JP 3330622B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両乗員に空調風を供
給する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭59−14564号
公報に記載されるように、ワイパ−作動にて外気の湿度
状態が判定され、湿度の多いワイパ−作動時にはコンプ
レッサの稼動外気温度を低くめに設定して、デフモ−ド
とし、デミスト効果を向上させるものは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
ものでは、デフモ−ドとなって、デフロスト吹出口より
吹出される空調風の吹出風量は略一定であるのに対し、
ウインドガラスの曇り易さは状況に応じて異なるので、
その状況に応じてデミスト効果が異なることとなってい
た。
【0004】本発明は、ウインドガラスの曇り易さの状
況にかかわりなく、同等のデミスト効果が得られる車両
用空調装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ワイ
パ−の作動を検出してワイパ−作動時にデフロスト吹出
口より送風する車両用空調装置を前提とし、コンプレッ
サが作動しているか否かを検出するコンプレッサ作動検
出手段と、上記ワイパ−の作動状態を検出する作動状態
検出手段と、上記コンプレッサ作動検出手段によりコン
プレッサが作動していないことが検出されたときにの
み、上記作動状態検出手段の出力を受け、ワイパ−作動
時にワイパ−の作動状態に応じてデフロスト吹出口より
の風量を変化させる風量制御手段とを備える構成とす
る。
【0006】そして、請求項2の発明においては、空調
モードがヒート系モードであるか否かを検出するヒート
系モード検出手段を備え、風量制御手段を、上記ヒート
系モード検出手段によりヒート系モードであることが検
出されたときに、作動状態検出手段の出力を受け、ワイ
パ−作動時にワイパ−の作動状態に応じてデフロスト吹
出口よりの風量を変化させるように構成するものとす
る。
【0007】請求項の発明においては、デフロスト吹
出口とヒ−ト吹出口とより送風するモ−ドを少なくとも
有するモ−ド制御手段を備え、風量制御手段が、ワイパ
−作動時に、モ−ド制御手段を制御して、デフロスト吹
出口とヒ−ト吹出口とより送風するモ−ドとする共にデ
フロスト吹出口より吹出す風量の割合をワイパ−の作動
状態に応じて変化させる。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、コンプレッサ作動検
出手段によりコンプレッサが作動していないことが検出
されたときは、ワイパ−の作動時に、デフロスト吹出口
より送風され、そのデフロスト吹出口からの空調風の吹
出風量がワイパ−の作動状態に応じて変化せしめられ
る。つまり、ウインドガラスの曇り易さの状況に応じ
て、デフロスト吹出口よりの風量が変化する。一方、コ
ンプレッサが作動していることが検出されたときは、デ
フロスト吹出口よりの吹出風量が変化しない。
【0009】請求項2の発明によれば、ヒート系モード
検出手段により空調モードがヒート系モードであること
が検出されたときに、デフロスト吹出口からの吹出風量
がワイパ−の作動状態に応じて変化せしめられる一方、
ヒート系モードでないことが検出されたときは、デフロ
スト吹出口よりの吹出風量が変化しない。
【0010】請求項の発明によれば、ワイパ−の作動
時に、デフロスト吹出口とヒ−ト吹出口から送風するモ
−ドとなり、デフロスト吹出口より吹出す風量の割合が
ワイパ−の作動状態に応じて変化せしめられるので、通
常のデフ・ヒ−トモ−ドと同様なモ−ドでデミストが行
われ、そのデミストが行われているモ−ドに対する乗員
の違和感がない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0012】車両の空調装置の全体構成を示す図1にお
いて、1は車両の空調装置で、空気通路2には、上流側
から、内気取入口3を開き内気を取入れる内気取入位置
P1と内気取入口3を閉じ外気を取入れる外気取入位置
P2 とを択一的にとる内外気切換ドア4、ブロア5、エ
バポレ−タ6、エアミックスドア7及びヒ−タコア8が
順に配設され、各吹出口すなわちデフロスト吹出口9,
ベント吹出口10及び足元吹出口11に至っている。各
吹出口9,10,11には、デフロストドア12、ベン
トドア13及びヒートドア14がそれぞれ配設されてい
る。各ドア7,12,13,14は、アクチュエ−タ7
a,12a,13a,14aによって開閉されるように
なっている。
【0013】上記空調装置1はオ−トエアコンで、周知
の如く、内気温度及び外気温度に基づいて例えば主とし
てデフロスト吹出口より送風しウインドガラスの曇りを
とるデフロストモ−ド、主としてベント吹出口から送風
し外気を導入して換気を行うベントモ−ド、主として足
元吹出口より送風し足元暖房を行うヒ−トモ−ド及びデ
フロスト吹出口と足元吹出口より送風し暖房と同時にウ
インドガラスの曇りをとるデフ・ヒ−トモ−ド、ベント
吹出口と足元吹出口から送風し頭が涼しく、足元を暖か
くするバイレベルモ−ド等を取るように構成されてい
る。
【0014】15はワイパ−スイッチで、ワイパ−の揺
動速度が速いHigh位置、ワイパ−の揺動速度が遅い
Low位置、及びそれらの中間であり間欠的に揺動する
Int位置とを取り得るようになっている。
【0015】21はコントロ−ラで、図2に示すよう
に、内気温度、外気温度等の各種信号に応じて所定の空
調モ−ドとなるように、ブロア5、エアミックスドア
7、及びドア12,13,14を開閉制御するモ−ド制
御手段21Aと、ワイパ−スイッチ15よりの信号を受
けワイパ−の作動状態を検出する作動状態検出手段21
Bと、該作動状態検出手段の出力21Bを受け、ワイパ
−の作動時に、モ−ド制御手段21Aを制御すること
で、デフロスト吹出口8と足元吹出口10とより送風す
るモ−ドを取り、デフロスト吹出口8より吹出す風量の
割合をワイパ−の作動状態に応じて変化させる風量制御
手段21Cとを備えている。風量制御手段21Cは、ワ
イパ−スイッチ15よりの信号にて、ワイパ−スイッチ
15がLow位置、Int位置及びHigh位置となる
に連れてウインドガラスの曇り易さの度合が高いと判断
してデフロスト吹出口8より吹出す風量の割合を高める
ように、アクチュエ−タ12aを制御してデフロストド
ア12の開度を大きくするようになっている。
【0016】続いて、上記コントロ−ラ21による処理
の流れを図3に沿って詳細に説明する。
【0017】まず、スタ−トすると、cpuをリセット
し(ステップS1 )、それからcpuが作動可能な状態
であるか否かを判定する(ステップS2 )。そして、作
動可能な状態であれば、空調制御信号を演算し(ステッ
プS3 )、エアミックスドア7、ブロア5、コンプレッ
サをそれぞれ制御する(ステップS4 〜S6 )。
【0018】それから、コンプレッサがONモ−ドであ
るか否かを判定し(ステップS7 )、ONモ−ドであれ
ば、冷房中でウインドガラスが曇る可能性はないので、
通常モ−ドの制御を行い(ステップS8 )、内外気制御
を行い(ステップS9 )、リタ−ンする。
【0019】一方、コンプレッサがONモ−ドでなけれ
ば、ワイパ−作動か否かの判定を行い(ステップS1
0)、ワイパ−作動であれば、ウインドガラスが曇る可
能性があるので、ヒ−ト系モ−ドであるか否かを判定す
る(ステップS11)。そして、ヒ−ト系モ−ドであれ
ば、ワイパ−作動段位(Low位置、Int位置及びH
igh位置)を判定し、デフロスト吹出口8と足元吹出
口10から送風するモ−ド(デフ・ヒ−トモ−ド)で風
量割合を制御し(ステップS13)、ステップS9 に移行
する。
【0020】この風量割合の制御は、図3に示すよう
に、ワイパ−スイッチ15がLow位置、Int位置及
びHigh位置となるに連れてウインドガラスの曇り易
さの度合が高いと判断してデフロスト吹出口8より吹出
す風量の割合を高めるように行われている。尚。Int
位置では、ワイパ−作動の間欠時間に応じて風量割合も
変化せしめられている。
【0021】また、ステップS10でワイパ−作動でな
く、ステップS11でヒ−ト系モ−ドでなければ、ステッ
プS8 に移行し、通常の制御となる。
【0022】上記のように構成すれば、ワイパ−の作動
状態すなわちワイパ−作動段位を検出することでウイン
ドガラスの曇り易さの状況を判断し、ワイパ−の揺動速
度が早いほど曇りやすいと判断し、それだけデフロスト
吹出口よりの吹出風量を増大するようにしている。それ
によって、曇り易さにかかわりなく、同等のデミストが
行われ、安全性が向上する。
【0023】特に、デフロスト吹出口8と足元吹出口1
0より空調風を吹出すモ−ドとし、デフロスト吹出口8
よりの吹出割合を高めるようにしているので、通常のデ
フ・ヒ−トモ−ドに類似した空調モ−ドとなり、デミス
ト制御を行っていることに対する、乗員の違和感を抑制
することができる。
【0024】また、デフロスト吹出口と足元吹出口とか
ら吹出すモ−ドとして、通常のデフ・ヒ−トモ−ドと類
似した空調モ−ドとなっているが、そのようなものにお
いて、エンジン冷却水の水温応じてデフロスト吹出
口、足元吹出口から吹出る風量割合を変化させる複数種
類のデフ・ヒ−トモ−ドを有するものが知られている
が、そのようなものでは、その複数種類のデフ・ヒ−ト
モ−ドを利用して、ワイパ−の作動状態に応じて変化さ
せることもできる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、コンプレッサ作動検
出手段によりコンプレッサが作動していないことが検出
されたとき、ワイパ−の作動状態に応じてデフロスト吹
出口からの吹出風量を変化せしめるようにしたので、ウ
インドガラス曇り易い状況であるか否かを確実に判定
でき、曇り易い状況であれば、その状況に応じてデフロ
スト吹出口よりの吹出風量が変化し、ウインドガラスの
曇り易さの状況にかかわりなく、同等のデミスト効果が
得られ効率よくウインドガラスの曇りを除去すること
ができる。
【0026】請求項2の発明は、さらに、ウインドガラ
スの曇り易さの状況を空調モードから判定するので、デ
フロスト吹出口からの不要な吹出風量の制御を抑制でき
る。
【0027】請求項の発明によれば、デフロスト吹出
口と足元吹出口とから吹出すモ−ドとして、デフロスト
吹出口より吹出す風量の割合を、ワイパ−の作動状態に
応じて変化させるようにしているので、通常のデフ・ヒ
−トモ−ドと類似のモ−ドとなり、デミスト制御を行っ
ていることに対する、乗員の違和感を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の空調装置の全体構成図である。
【図2】制御手段による処理の流れを示すフロ−チャ−
ト図である。
【図3】ワイパ−の作動状態と風量との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 車両の空調装置 5 エバポレ−タ 6 エアミックスドア 8 デフロスト吹出口 10 足元吹出口 12 内気取入口 21 モ−ド制御手段 22 風量制御手段 23 作動状態検出手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパ−の作動を検出してワイパ−作動
    時にデフロスト吹出口より送風する車両用空調装置にお
    いて、コンプレッサが作動しているか否かを検出するコンプレ
    ッサ作動検出手段と、 上記ワイパ−の作動状態を検出する作動状態検出手段
    と、上記コンプレッサ作動検出手段によりコンプレッサが作
    動していないことが検出されたときにのみ、上記 作動状
    態検出手段の出力を受け、ワイパ−作動時にワイパ−の
    作動状態に応じてデフロスト吹出口よりの風量を変化さ
    せる風量制御手段とを備えることを特徴とする車両用空
    調装置。
  2. 【請求項2】 空調モードがヒート系モードであるか否
    かを検出するヒート系モード検出手段を備え、 風量制御手段は、上記ヒート系モード検出手段によりヒ
    ート系モードであることが検出されたときにのみ、作動
    状態検出手段の出力を受け、ワイパ−作動時にワイパ−
    の作動状態に応じてデフロスト吹出口よりの風量を変化
    させるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 デフロスト吹出口とヒ−ト吹出口とより
    送風するモ−ドを少なくとも有するモ−ド制御手段を備
    え、 風量制御手段が、ワイパ−作動時に、モ−ド制御手段を
    制御して、デフロスト吹出口とヒ−ト吹出口とより送風
    するモ−ドとする共にデフロスト吹出口より吹出す風量
    の割合をワイパ−の作動状態に応じて変化させるところ
    の請求項記載の車両用空調装置。
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