JPH01297318A - 車両用空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分解） 本発明は乗用車、トランク、バス等の車両用空気調和機
に関する。

（従来の技術） 従来の車両用空気調和機の１例が第３図に示されている
。

第３図において、１はケース、２はファン、３はファン
２を駆動するためのモータ、４は冷却器、５はヒータで
、図示しないエンジンを冷却して昇温した温水がＷ１環
する。６はエアミックスダンパ、７はコンプレッサで、
図示しないエンジンからプーリ１１、電６■クラッチ１
２を介して駆動される。８はコンデンサ、９は膨張弁、
１０はエアミックスダンパ６を駆動するためのアクチュ
エータ、１３は電源４から電磁クラッチ１２に供給され
る電気回路に介装されたスイッチ、１５はコントローラ
、１６は窓ガラス１７に取り付けられた結露センサであ
る。

車室内空気又は外気は吸入口１８から、白抜矢印で示す
ように、ケースｌ内に入すモータ３によって駆動される
ファン２によって付勢され、冷却器４を流過する過程で
冷却される１次いで、エアミックスダンパ６によって分
流され、その一部はヒータ５を流過する過程で加熱され
て昇温する。この昇温した空気とヒータ５を流過しない
残部の空気は合流して調温された後、空気吹出口１９．
２０．２１のいずれか１又は２以上から車室２２に吹き
出される。

コントローラ１５からの指令によってスイッチ１３がＯ
Ｎとなると、電源１４からの電流がスイッチ１３を経て
電磁クラッチ１２に供給され、電磁クラッチ１２が励磁
されて接となる。すると、図示しないエンジンからの動
力がブー１月１、電磁クラッチ１２を介してコンプレッ
サ７に伝達され、コンプレッサ７が駆動される。

コンプレッサ７が駆動されると、これから吐出された冷
媒ガスがコンデンサ８に入り、ここで外気に放熱するこ
とによって凝縮液化する。次いで、この液冷媒は膨張弁
９で絞られることにより断熱膨張した後冷却器４に入り
、これを流過する空気を冷却することによって自身は蒸
発気化する。そして、この冷媒ガスはコンプレッサ７に
吸入される。

車室２２内の空気温度が外気の温度より高い場合環ムこ
おいて、窓ガラス１７の温度が車室２２内の空気の露点
温度以下に低下すると、窓ガラス１７の内面に結露する
ことにより窓ガラス１７が曇る。

すると、結露センサ１６がこれを検知してコントローラ
１５に信号を送り、コントローラ１５はアクチュエータ
１０及びスイッチ１３等を制御することによって相対湿
度の低い空気を発生させてこれを吹出口１９より噴出し
窓ガラス１７の内面に吹き付けることにより除湿して窓
ガラスＩ７の曇りを除去する。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の車両用空気調和機においては、窓ガラス１７
の結露を結露センサ１６が検知した後、これを除去して
いるので一時的に窓ガラス１７の曇りによって視界が効
かなくなるという不具合があった。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するために発明されたものであ
って、その要旨とするところは、車室内の空気の露点温
度を算出する手段と、外気又は窓ガラス付近の温度を検
出しこの温度と前記露点温度とを比較して結露する可能
性の有無を判定する手段と、この判定手段が結露の可能
性有りと判定したとき空気調和機を制御して除湿作用を
実現する手段を備えたことを特徴とする車両用空気調和
機にある。

（作用） 本発明においては、上記構成を具えているため、車室内
の空気の結露温度を算出し、これを外気又は窓ガラス付
近の温度と比較することによって結露の可能性を判定す
る。そして、可能性有りと判定されたときは空気調和機
を制御して除湿作用を実現させることによって結露を未
然に防止する。

（実施例） 本発明の１実施例が第１図及び第２図に示されている。

第１図には系統図が示され、３０は外気又は窓ガラス１
７近傍の温度を検知する外気温センサ、３１は車室２２
内の空気の温度を検知する室温センサ、３２は車室２２
内の空気の湿度を検知する湿度センサである。これらセ
ンサ３０．３１．３２の出力はコントローラ３４に入力
されるようになっている。

他の構成は第３図に示す従来のものと同様であり、対応
する部材には同じ符号が付されている。

第２図には制御ブロック図が示されている。

室温センサ３１で検知された車室２２内の空気温度及び
湿度センサ３２で検知された車室２２内の空気の湿度は
コントローラ３４の露点温度算出手段３５に入力され、
ここで車室２２内の空気の露点温度が算出される。この
ようにして算出された露点温度は結露判定手段３６に入
力され、ここで外気温センサ３０によって検知された外
気又は窓ガラス１７付近の温度と比較されて結露の可能
性の有無が判定される。

外気又は窓ガラス１７付近の温度が露点温度より低い場
合等結露の可能性有りと判定されたときは、出力手段３
７を介してアクチエエータ１０及びスイッチ１３等に信
号が出力され、低い相対湿度の空気が吹出口１９から窓
ガラス１７に吹き付けられるように空気調和機が制御さ
れる。即ち、エアミンクスダンバ６の開度を大きくして
ヒータ５を流過する空気量を増大させることにより相対
湿度を低下させることができ、また、電磁クラッチ１２
を接としてコンプレッサ７を駆動することにより冷却器
４によって空気を一旦冷却して除温し、しかる後、この
空気の全部又は一部をヒータ５で加熱することにより調
和空気の相対湿度を低下させても良い。

（発明の効果） 本発明においては、車室内の空気の結ｎ？に度を算出し
、これを外気又は窓ガラス付近の温度と比較することに
よって結露の可能性を判定し、可能性有りと判定された
ときは空気調和機を制御して除湿作用を実現させること
によって結露を未然に防止することができる。

従って、窓ガラスが曇る以前にその可能性があるときは
空気調和機をフィードフォーワード制御して除湿作用を
実現するので、窓ガラスが一時的にも曇るのを防止でき
、この結果、視認性を確保し、車両の安全性を向上でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の１実施例を示し、第１図は
系統図、第２図は制御ブロック図である。 第３図は従来の車両用空気調和機の系統図である。 室温センサー３１、湿度センサー３２、外気温センサ３
０、コントローラー３４、露点温度算出手段−３５、結
露判定手段　３６、除湿作用実現手段　１０．１３、第
１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　車室内の空気の露点温度を算出する手段と、外気又は
   窓ガラス付近の温度を検出しこの温度と前記露点温度と
   を比較して結露する可能性の有無を判定する手段と、こ
   の判定手段が結露の可能性有りと判定したとき空気調和
   機を制御して除湿作用を実現する手段を備えたことを特
   徴とする車両用空気調和機。