JPH063989Y2 - シャッターの収納ケース - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 （産業上の利用分野） この考案はシャッター開放時にそのスラットを収納する
収納ケースに関するものである。

（従来の技術） 従来、シャッターの一種類として独立した多数のスラッ
トの両側をリンク機構で上下に多数段連結し、そのリン
ク機構を両側のガイドレール内で伸縮させることにより
スラットを昇降させるとともに、各スラットを同位相で
角度調節可能とし、開放時には各スラットを積層した状
態で同シャッター開口部の上方へたたみ込むようにした
ものがある。このようなシャッターでは開口部上方に積
層したスラットを収納するための収納ケースが設けられ
ている。この収納ケースはスラットの段数に応じてその
高さ寸法を変更する必要があるため、その前板は型材を
上下に複数本連結して所望の高さとなるように構成さ
れ、その型材の端縁に側板がネジ止めされていた。

（考案が解決しようとする問題点） ところが、上記のような収納ケースでは側板を前板に固
定するためのネジの頭部が表面に露出するので、美観上
好ましくないとうい問題点があった。

考案の構成 （問題点を解決するための手段） この考案は上記問題点を解決するめに、上下に多数段連
結した型材の端縁に側板を固定して形成するシャッター
の収納ケースにおいて、型材５，６端縁に内板７をネジ
止めし、その内板７を覆う外板８を同内板７の内側から
外板８の有底ネジ孔１２に螺入するネジ１４で固定した
構成としている。

（作用） 上記手段により、外板８は内板７の内側から螺入される
ネジ１４で同内板７に固定される。

（実施例） 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に従って説
明すると、第３図に示すようにたたみ込みシャッター１
は両側に一対のガイドレール２が立設され、そのガイド
レール２間に多数段のスラット３が昇降可能にかつ回動
可能に支持されている。たたみ込みシャッター１の上部
には収納ケース４が設けられ、上方へたたみ込まれるス
ラット３を収納可能となっている。

第１図に示すように、収納ケース４の天板は第一の型材
５で形成され、前板は第二の型材６を上下に複数段連結
することにより形成されている。収納ケース４の側板は
内板７及び外板８とから構成されている。内板７は基端
部７ａが直角に折曲げられるとともに複数の第一の透孔
９が設けられ、その第一の透孔９から第一及び第二の型
材５，６に設けられている連結孔１０にネジ１１を螺入
することにより内板７が第一及び第二の型材５，６に固
定され、この結果第一及び第二の型材５，６が内板７で
互いに移動不能に固定されて収納ケース４が形成される
ようになっている。そして、第一の型材５ａの基端部５
ａ及び内板７の基端部７ａを利用して壁面等の所定位置
に固定可能となっている。

外板８はその外側面が前記第二の型材６を連結して構成
した前板とほぼ同様の形状及び色彩に形成され、内側面
には複数の有底ネジ孔１２が形成されている。そして、
内板７には有底ネジ孔１２に対応する位置に第二の透孔
１３が形成され、同内板７の内側から第２の透孔１３を
経て有底ネジ孔１２に螺入されるネジ１４により外板８
が内板７に固定されて内板７が外板８に覆われるように
なっている。

さて、このように構成された収納ケース４はその天板及
び前板を構成する第一及び第二の型材５，６の両端縁に
内板７が固定されて両型材５，６が移動不能に固定さ
れ、その内板７に外板８が内側からネジ１４で固定され
ているので、外板８の外側面にはネジ１１，１４が露出
することはなく、従って収納ケース４の美観を向上させ
ることができる。

考案の効果 以上詳述したように、この考案は収納ケース４表面への
ネジ１１，１４の露出を防止して美観を向上させること
ができる優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案を具体化した収納ケース側板部の分解
斜視図、第２図はその縦断面図、第３図はこの考案に関
するたたみ込みシャッターの正面図である。 収納ケース４、第一の型材５、第二の型材６、内板７、
外板８、有底ネジ孔１２、ネジ１１，１４。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上下に多数段連結した型材の端縁に側板を
   固定して形成するシャッターの収納ケースにおいて、型
   材（５，６）端縁に内板（７）をネジ止めし、その内板
   （７）を覆う外板（８）を同内板（７）の内側から外板
   （８）の有底ネジ孔（１２）に螺入するネジ（１４）で
   固定したことを特徴とするシャッターの収納ケース。