JPH0639592B2 - 毛髪用液体洗浄剤組成物 - Google Patents
毛髪用液体洗浄剤組成物Info
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- JPH0639592B2 JPH0639592B2 JP60249493A JP24949385A JPH0639592B2 JP H0639592 B2 JPH0639592 B2 JP H0639592B2 JP 60249493 A JP60249493 A JP 60249493A JP 24949385 A JP24949385 A JP 24949385A JP H0639592 B2 JPH0639592 B2 JP H0639592B2
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- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/02—Anionic compounds
- C11D1/32—Protein hydrolysates; Fatty acid condensates thereof
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- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
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- C11D1/123—Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof derived from carboxylic acids, e.g. sulfosuccinates
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、泡立ち、すすぎ性が良好で、かつ洗浄後の毛
髪をなめらかにする効果を付与することができる毛髪用
液体洗浄剤組成物に関する。
髪をなめらかにする効果を付与することができる毛髪用
液体洗浄剤組成物に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 従来より、頭髪の洗浄において、時間やすすぎ水を節約
するなどの目的のためのすすぎが簡単にできる洗浄剤組
成物や、洗浄後、毛髪がパサついたりせずになめらかに
仕上る洗浄剤が強く望まれ、これらの要望にあった洗浄
剤組成物が市販されているが、これら両者の要求を同時
に満足した洗浄剤組成物は少ない。
するなどの目的のためのすすぎが簡単にできる洗浄剤組
成物や、洗浄後、毛髪がパサついたりせずになめらかに
仕上る洗浄剤が強く望まれ、これらの要望にあった洗浄
剤組成物が市販されているが、これら両者の要求を同時
に満足した洗浄剤組成物は少ない。
即ち、すすぎ性を向上するために、従来、洗浄剤組成物
に脂肪酸石鹸やポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル等のノニオン物質や低級アルコールなどを配合す
るなどの工夫がなされているが、これら従来の洗浄剤組
成物は確かにすすぎ性を向上させる反面、洗浄中の泡立
ちを劣化させるという重大な欠点を持っている。
に脂肪酸石鹸やポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル等のノニオン物質や低級アルコールなどを配合す
るなどの工夫がなされているが、これら従来の洗浄剤組
成物は確かにすすぎ性を向上させる反面、洗浄中の泡立
ちを劣化させるという重大な欠点を持っている。
他方、洗浄、乾燥後の毛髪をなめらかにするために、洗
浄剤組成物に水溶性のシリコーン誘導体や、水溶性の糖
エステル誘導体、水溶性のグリセライド誘導体等の保湿
剤を添加することが行なわれているが、これらは水溶性
であるためにすすぐことによって多くが流されてしま
い、その効果が不十分であり、又、洗浄剤組成物にプロ
ピレングリコール、グリセリン、エチレングリール等の
保湿剤を添加することも行なわれているが、この種の洗
浄剤組成物はなめらかな感触をある程度与える反面、毛
髪がべたつくという欠点を有している。更に、炭化水素
油、エステル油、シリコーン油等を添加することが知ら
れているが、これらは毛髪をなめらかにする効果はある
ものの、液体洗浄剤中に安定に配合する事が困難であっ
たり、配合する事によって泡立ちが劣化するなどの欠点
を有する。
浄剤組成物に水溶性のシリコーン誘導体や、水溶性の糖
エステル誘導体、水溶性のグリセライド誘導体等の保湿
剤を添加することが行なわれているが、これらは水溶性
であるためにすすぐことによって多くが流されてしま
い、その効果が不十分であり、又、洗浄剤組成物にプロ
ピレングリコール、グリセリン、エチレングリール等の
保湿剤を添加することも行なわれているが、この種の洗
浄剤組成物はなめらかな感触をある程度与える反面、毛
髪がべたつくという欠点を有している。更に、炭化水素
油、エステル油、シリコーン油等を添加することが知ら
れているが、これらは毛髪をなめらかにする効果はある
ものの、液体洗浄剤中に安定に配合する事が困難であっ
たり、配合する事によって泡立ちが劣化するなどの欠点
を有する。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、泡立ち、すす
ぎ性が良好で、更には洗浄、乾燥後べたつかず、なめら
かな感触を毛髪に与える毛髪用液体洗浄剤組成物を提供
することを目的とする。
ぎ性が良好で、更には洗浄、乾燥後べたつかず、なめら
かな感触を毛髪に与える毛髪用液体洗浄剤組成物を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段及び作用 本発明者らは、泡立ちを劣化することなく優れたすすぎ
性を持ち、かつ洗浄、乾燥後の毛髪をなめらかにすると
いう両特性を兼備した毛髪用洗浄剤組成物を得ることを
目的として鋭意研究を進めた結果、下記一般式(I)及び
一般式(II)で示されるスルホコハク酸モノエステルの１
種又は２種以上と、平均分子量が200〜8000になるよう
に天然蛋白質を加水分解して得られたペプチドを炭素数
６〜24のアシル化剤でアシル化されたアシル化ペプチド
及びその塩並びにアシル基の炭素数は６〜24のＮ−アシ
ルアミノ酸及びその塩から選ばれる１種又は２種以上と
を併用した場合、上記目的を効果的に達成することを知
見し、本発明をなすに至ったものである。
性を持ち、かつ洗浄、乾燥後の毛髪をなめらかにすると
いう両特性を兼備した毛髪用洗浄剤組成物を得ることを
目的として鋭意研究を進めた結果、下記一般式(I)及び
一般式(II)で示されるスルホコハク酸モノエステルの１
種又は２種以上と、平均分子量が200〜8000になるよう
に天然蛋白質を加水分解して得られたペプチドを炭素数
６〜24のアシル化剤でアシル化されたアシル化ペプチド
及びその塩並びにアシル基の炭素数は６〜24のＮ−アシ
ルアミノ酸及びその塩から選ばれる１種又は２種以上と
を併用した場合、上記目的を効果的に達成することを知
見し、本発明をなすに至ったものである。
一般式(I) 一般式(II) （但し、式中Ｍ１〜Ｍ４はいずれもＨ，NH4，アルカリ
金属イオン又はヒドロキシアルキル置換アンモニウム、
Ｒ１，Ｒ２は平均炭素数が８〜20直鎖のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基、Ｒ３はＨ又はCH3，AOは炭素数
２〜３のオキシアルキレン基、ｎは０〜20の整数を表わ
す。） 従って、本発明は上記一般式(I)及び一般式(II)から選
ばれるスルホコハク酸モノエステルと、上記アシル化ペ
プチド及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩から
選ばれる化合物とを併用した毛髪用液体洗浄剤組成物を
提供するものである。
金属イオン又はヒドロキシアルキル置換アンモニウム、
Ｒ１，Ｒ２は平均炭素数が８〜20直鎖のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基、Ｒ３はＨ又はCH3，AOは炭素数
２〜３のオキシアルキレン基、ｎは０〜20の整数を表わ
す。） 従って、本発明は上記一般式(I)及び一般式(II)から選
ばれるスルホコハク酸モノエステルと、上記アシル化ペ
プチド及びその塩、Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩から
選ばれる化合物とを併用した毛髪用液体洗浄剤組成物を
提供するものである。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、上述したように下記一
般式(I),(II)で示されるスルホコハク酸モノエステルを
使用する。
般式(I),(II)で示されるスルホコハク酸モノエステルを
使用する。
一般式(I) 一般式(II) ここでＭ１〜Ｍ４はいずれも水素原子、アンモニウムイ
オン、アルカリ金属イオン及びヒドロキシアルキル置換
アンモニウムイオンから選ばれる１種であるが、Ｍ１と
Ｍ２、及びＭ３とＭ４は各々互いに同一であっても異な
っていてもよい。なお、アルカリ金属としてはリチウ
ム、ナトリウム、カリウム等を挙げることができ、また
ヒドロキシアルキル置換アンモニウムとしてはモノエタ
ノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリ
エタノールアンモニウム、メチルジエタノールアンモニ
ウム等を挙げることができる。これらのなかでは、水素
原子、ナトリウム及びトリエタノールアンモニウムイオ
ンが好適に用いられる。
オン、アルカリ金属イオン及びヒドロキシアルキル置換
アンモニウムイオンから選ばれる１種であるが、Ｍ１と
Ｍ２、及びＭ３とＭ４は各々互いに同一であっても異な
っていてもよい。なお、アルカリ金属としてはリチウ
ム、ナトリウム、カリウム等を挙げることができ、また
ヒドロキシアルキル置換アンモニウムとしてはモノエタ
ノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリ
エタノールアンモニウム、メチルジエタノールアンモニ
ウム等を挙げることができる。これらのなかでは、水素
原子、ナトリウム及びトリエタノールアンモニウムイオ
ンが好適に用いられる。
また、Ｒ１，Ｒ２は平均炭素数が８〜20直鎖のアルキル
基又はヒドロキシルアルキル基であり、例えばヘキシ
ル、デシル、ヒドロキシデシル、ドデシル、ヒドロキシ
テトラデシル、テトラデシル、ノナデシルなどが挙げら
れる。なお、炭素数８〜20の範囲外のアルキル成分が含
まれていても差支えなく、全体として平均炭素数が８〜
20となっていれば良い。この範囲の平均アルキル成分炭
素数とすることにより良好な起泡力を与える。これに対
し、Ｒ１、Ｒ２の平均炭素数が７以下又は21以上の場合
には、液体洗浄剤組成物の起泡力が不十分となり、本発
明の目的を達成し得ない。なお、Ｒ３はＨ又はCH3のい
ずれかである。
基又はヒドロキシルアルキル基であり、例えばヘキシ
ル、デシル、ヒドロキシデシル、ドデシル、ヒドロキシ
テトラデシル、テトラデシル、ノナデシルなどが挙げら
れる。なお、炭素数８〜20の範囲外のアルキル成分が含
まれていても差支えなく、全体として平均炭素数が８〜
20となっていれば良い。この範囲の平均アルキル成分炭
素数とすることにより良好な起泡力を与える。これに対
し、Ｒ１、Ｒ２の平均炭素数が７以下又は21以上の場合
には、液体洗浄剤組成物の起泡力が不十分となり、本発
明の目的を達成し得ない。なお、Ｒ３はＨ又はCH3のい
ずれかである。
更にAOは炭素数２又は３のオキシアルキレン基、即ちオ
キシエチレン基又はオキシプロピレン基を示すが、オキ
シエチレン基とオキシプロピレン基が混合していても差
支えない。更に、ｎは０〜20であるが、好ましくは０〜
10の整数であり、ｎが20を越える場合には、液体洗浄剤
組成物の起泡力が劣る場合が生じる。
キシエチレン基又はオキシプロピレン基を示すが、オキ
シエチレン基とオキシプロピレン基が混合していても差
支えない。更に、ｎは０〜20であるが、好ましくは０〜
10の整数であり、ｎが20を越える場合には、液体洗浄剤
組成物の起泡力が劣る場合が生じる。
前記一般式(I),(II)で示される化合物は種々の方法で製
造することができ、特に限定されるものではないが、一
般式(I)で示されるスルホコハク酸モノエステルは、例
えば高級脂肪酸のアルキレンオキサイド付加物と無水マ
レイン酸とを反応させて無水マレイン酸のエステルを製
造し、その後このマレイン酸のエステルに亜硫酸塩を反
応させる等の方法で製造することができる。また、一般
式(II)で示されるスルホコハク酸モノエステルは、例え
ば高級脂肪酸の低級アルコールエステルにアルカノール
アミンを反応させた後、この生成物にアルキレンオキサ
イドを付加し、更にその付加物と無水マレイン酸とを反
応させて無水マレイン酸のエステルを製造し、その後こ
のマレイン酸のエステルに亜硫酸塩を反応させる等の方
法により製造することできる。
造することができ、特に限定されるものではないが、一
般式(I)で示されるスルホコハク酸モノエステルは、例
えば高級脂肪酸のアルキレンオキサイド付加物と無水マ
レイン酸とを反応させて無水マレイン酸のエステルを製
造し、その後このマレイン酸のエステルに亜硫酸塩を反
応させる等の方法で製造することができる。また、一般
式(II)で示されるスルホコハク酸モノエステルは、例え
ば高級脂肪酸の低級アルコールエステルにアルカノール
アミンを反応させた後、この生成物にアルキレンオキサ
イドを付加し、更にその付加物と無水マレイン酸とを反
応させて無水マレイン酸のエステルを製造し、その後こ
のマレイン酸のエステルに亜硫酸塩を反応させる等の方
法により製造することできる。
なお、前記一般式(I),(II)で示されるスルホコハク酸エ
ステルのうちでは、特に一般式(II)で示されるものがよ
り好適であり、本発明の効果がより発揮される。
ステルのうちでは、特に一般式(II)で示されるものがよ
り好適であり、本発明の効果がより発揮される。
又、前記一般式(I),(II)で示されるスルホコハク酸モノ
エステルの配合量は特に限定されるものではないが、実
用上の面から、組成物全体の１％（重量％、以下同じ）
以上配合することが好ましい。１％より少ない使用量で
は、本発明の効果が十分発揮され難い場合がある。
エステルの配合量は特に限定されるものではないが、実
用上の面から、組成物全体の１％（重量％、以下同じ）
以上配合することが好ましい。１％より少ない使用量で
は、本発明の効果が十分発揮され難い場合がある。
本発明は前記スルホコハク酸モノエステルに対し、アシ
ル化ペプチド及びその塩並びにＮ−アシルアミノ酸及び
その塩から選ばれる化合物を併用するものであるが、こ
こでアシル化ペプチドとしては天然に得られる蛋白質を
平均分子量が200〜8000になるように加水分解してペプ
チドを得、これを炭素数６〜24のアシル化剤でアシル化
して得られたものが挙げられる。
ル化ペプチド及びその塩並びにＮ−アシルアミノ酸及び
その塩から選ばれる化合物を併用するものであるが、こ
こでアシル化ペプチドとしては天然に得られる蛋白質を
平均分子量が200〜8000になるように加水分解してペプ
チドを得、これを炭素数６〜24のアシル化剤でアシル化
して得られたものが挙げられる。
また、アシル化ペプチド塩としてはアルカリ金属塩、ヒ
ドロキシアルキル置換アンモニウム塩及びアンモニウム
塩が挙げられる。これらのアシル化ペプチド及びアシル
化ペプチド塩はその１種を単独で使用しても２種以上を
組合せて使用しても差支えない。なお、これらの成分の
具体的な例としては、Ｎ−ココイルペプチド，Ｎ−ミリ
スチルペプチド，Ｎ−オレイルペプチド，Ｎ−ウンデシ
リルペプチド，及びこれらのアルカリ金属塩，ヒドロキ
シアルキル置換アンモニウム塩等が挙げられる。これら
のうちでは、特にＮ−ココイルペプチド，Ｎ−ココイル
アルカリ金属塩，Ｎ−ココイルヒドロキシアルキル置換
アンモニウム，Ｎ−オレイルペプチド，Ｎ−オレイルア
ルカリ金属塩及びＮ−オレインヒドロキシアルキル置換
アンモニウムが好適に用いられる。
ドロキシアルキル置換アンモニウム塩及びアンモニウム
塩が挙げられる。これらのアシル化ペプチド及びアシル
化ペプチド塩はその１種を単独で使用しても２種以上を
組合せて使用しても差支えない。なお、これらの成分の
具体的な例としては、Ｎ−ココイルペプチド，Ｎ−ミリ
スチルペプチド，Ｎ−オレイルペプチド，Ｎ−ウンデシ
リルペプチド，及びこれらのアルカリ金属塩，ヒドロキ
シアルキル置換アンモニウム塩等が挙げられる。これら
のうちでは、特にＮ−ココイルペプチド，Ｎ−ココイル
アルカリ金属塩，Ｎ−ココイルヒドロキシアルキル置換
アンモニウム，Ｎ−オレイルペプチド，Ｎ−オレイルア
ルカリ金属塩及びＮ−オレインヒドロキシアルキル置換
アンモニウムが好適に用いられる。
Ｎ−アシルアミノ酸及びその塩のアシル基は、その炭素
数が６〜24のもの、具体的には例えばラウロイル基、ミ
リストイル基、パルミトイル基等が挙げられ、アミノ酸
としてはグルタミン酸、グリシン、βーアラニンなどが
挙げられ、これらの結合からなるＮ−アシルアミノ酸の
塩としては、アルカリ金属塩、ヒドロキシアルキル置換
アンモニウム塩、及びアンモニウム塩が挙げられる。こ
れらのＮ−アシルアミノ酸及びその塩は、その１種を単
独で使用しても、２種以上を組合わせて使用しても差支
えない。なお、Ｎ−アシル−Ｎ−アルキルアミノ酸及び
その塩も本発明のＮ−アシルアミノ酸類に含めることが
でき、この場合のアルキル基としてはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基などが挙げられる。
数が６〜24のもの、具体的には例えばラウロイル基、ミ
リストイル基、パルミトイル基等が挙げられ、アミノ酸
としてはグルタミン酸、グリシン、βーアラニンなどが
挙げられ、これらの結合からなるＮ−アシルアミノ酸の
塩としては、アルカリ金属塩、ヒドロキシアルキル置換
アンモニウム塩、及びアンモニウム塩が挙げられる。こ
れらのＮ−アシルアミノ酸及びその塩は、その１種を単
独で使用しても、２種以上を組合わせて使用しても差支
えない。なお、Ｎ−アシル−Ｎ−アルキルアミノ酸及び
その塩も本発明のＮ−アシルアミノ酸類に含めることが
でき、この場合のアルキル基としてはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基などが挙げられる。
好ましいＮ−アシルアミノ酸及びその塩としては、Ｎ−
ラウロイルグルタミン酸、Ｎ−ミリストイルグルタミン
酸、Ｎ−パルミトイルグルタミン酸、Ｎ−ミリストイル
ベータアラニン、Ｎ−パルミトイルベータアラニン等の
Ｎ−アシルアミノ酸、およびＮ−ラウロイルＮ−エチル
グリシン、Ｎ−ラウロイルＮ−イソプロピルグリシン、
Ｎ−ラウロイルザルコシン、Ｎ−ニリストイルザルコシ
ン、Ｎ−パルミトイルザルコシン、Ｎ−ラウロイルＮ−
メチルベータアラニン等のＮ−アシルＮ−アルキルアミ
ノ酸及びこれらのアルカリ金属塩、ヒドロキシアルキル
置換アンモニウム塩などが挙げられる。
ラウロイルグルタミン酸、Ｎ−ミリストイルグルタミン
酸、Ｎ−パルミトイルグルタミン酸、Ｎ−ミリストイル
ベータアラニン、Ｎ−パルミトイルベータアラニン等の
Ｎ−アシルアミノ酸、およびＮ−ラウロイルＮ−エチル
グリシン、Ｎ−ラウロイルＮ−イソプロピルグリシン、
Ｎ−ラウロイルザルコシン、Ｎ−ニリストイルザルコシ
ン、Ｎ−パルミトイルザルコシン、Ｎ−ラウロイルＮ−
メチルベータアラニン等のＮ−アシルＮ−アルキルアミ
ノ酸及びこれらのアルカリ金属塩、ヒドロキシアルキル
置換アンモニウム塩などが挙げられる。
なお、アシル化ペプチド及びその塩、Ｎ−アシルアミノ
酸及びその塩の配合量は特に限定されるものではない
が、実用上の面から組成物全体の0.1％以上配合するこ
とが好ましい。0.1％より少ない使用量では本発明の効
果が十分発揮され難い場合がある。
酸及びその塩の配合量は特に限定されるものではない
が、実用上の面から組成物全体の0.1％以上配合するこ
とが好ましい。0.1％より少ない使用量では本発明の効
果が十分発揮され難い場合がある。
本発明の液体洗浄剤組成物には、上述した成分の他に、
下記の任意成分が本発明の効果に影響を与えない範囲で
配合され得る。
下記の任意成分が本発明の効果に影響を与えない範囲で
配合され得る。
即ち、任意成分としては、通常液体洗浄剤に使用される
アニオン界面活性剤，非イオン界面活性剤，陽イオン界
面活性剤，両性界面活性剤；メチルセルロース，ヒドロ
キシプロピルセルロース，ヒドロキシエチルセルロー
ス，カチオン化セルロース，ポリエチレングリコール，
ポリエチレングルコールの脂肪酸エステル，ヤシ油脂肪
酸ジエタノールアミド等の増粘剤；エチレングリコー
ル，プロピレングリコール，１，３−ブチレングリコー
ル，グリセリン，ソルビトール等の保湿剤；ビタミン
Ｅ，ビタミンＣ，ビタミンＥ酢酸エステル等のビタミン
類，ペパーミント，トウガラシチンキ等の冷感剤或いは
熱感剤，トリポリリン酸ソーダ，メタケイ酸ソーダ，芒
硝等の無機ビルダー，殺菌剤，可溶化剤，軟化剤，紫外
線吸収剤，キレート化剤，粘度調整剤，着色剤，香料等
を挙げることができ、これらの任意成分はその必要に応
じ１種又は２種以上が配合される。
アニオン界面活性剤，非イオン界面活性剤，陽イオン界
面活性剤，両性界面活性剤；メチルセルロース，ヒドロ
キシプロピルセルロース，ヒドロキシエチルセルロー
ス，カチオン化セルロース，ポリエチレングリコール，
ポリエチレングルコールの脂肪酸エステル，ヤシ油脂肪
酸ジエタノールアミド等の増粘剤；エチレングリコー
ル，プロピレングリコール，１，３−ブチレングリコー
ル，グリセリン，ソルビトール等の保湿剤；ビタミン
Ｅ，ビタミンＣ，ビタミンＥ酢酸エステル等のビタミン
類，ペパーミント，トウガラシチンキ等の冷感剤或いは
熱感剤，トリポリリン酸ソーダ，メタケイ酸ソーダ，芒
硝等の無機ビルダー，殺菌剤，可溶化剤，軟化剤，紫外
線吸収剤，キレート化剤，粘度調整剤，着色剤，香料等
を挙げることができ、これらの任意成分はその必要に応
じ１種又は２種以上が配合される。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、特定の化学構造を有す
るスルホコハク酸モノエステルと、アシル化ペプチドと
その塩及びＮ−アシルアミノ酸とその塩から選ばれる化
合物とを併用したことにより、泡立ち、すすぎ性が良好
で、しかも洗浄、乾燥後の毛髪になめらかさを付与する
毛髪用液体洗浄剤組成物が得られるものである。
るスルホコハク酸モノエステルと、アシル化ペプチドと
その塩及びＮ−アシルアミノ酸とその塩から選ばれる化
合物とを併用したことにより、泡立ち、すすぎ性が良好
で、しかも洗浄、乾燥後の毛髪になめらかさを付与する
毛髪用液体洗浄剤組成物が得られるものである。
以下、実施例と比較例とを示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものでは
ない。なお、各例の説明に先立ち、各例において採用し
た評価方法を説明する。
するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものでは
ない。なお、各例の説明に先立ち、各例において採用し
た評価方法を説明する。
泡立ち 毛髪用液体洗浄剤組成物の６％水溶液20ｍ（25℃）を
100ｍのシリンダーに採取し、これに人工汚垢として
液体ラノリン0.2ｇを加えて10秒間に20回振盪し、１分
後の泡容積（ｍ）を測定してその泡立ちを下記５段階
にて評価した。
100ｍのシリンダーに採取し、これに人工汚垢として
液体ラノリン0.2ｇを加えて10秒間に20回振盪し、１分
後の泡容積（ｍ）を測定してその泡立ちを下記５段階
にて評価した。
評価基準 ◎；泡容積（ｍ）50ｍ以上 ○； 45〜49ｍ △； 30〜39ｍ ×； 20〜29ｍ ××； 19ｍ以下 毛髪のなめらかさ 10ｇの毛束に毛髪用液体洗浄剤組成物0.6ｇを塗布して
毛束をもみ洗いし、その後すすぎのための水道水500ｇ
を入れたビーカー中で30秒間に30回振盪した後、軽く絞
り、更にこのすすぎ乾作を４回繰返し、その後25℃、65
RHに調整された室内で一昼夜乾燥し、その毛髪のなめら
かさにつき20名のパネラーによって20％のポリオキシエ
チレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム及び水（残
部）からなる標準試料との１対比較官能検査を行ない、
その結果を下記５段階により評価した。
毛束をもみ洗いし、その後すすぎのための水道水500ｇ
を入れたビーカー中で30秒間に30回振盪した後、軽く絞
り、更にこのすすぎ乾作を４回繰返し、その後25℃、65
RHに調整された室内で一昼夜乾燥し、その毛髪のなめら
かさにつき20名のパネラーによって20％のポリオキシエ
チレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム及び水（残
部）からなる標準試料との１対比較官能検査を行ない、
その結果を下記５段階により評価した。
すすぎ性 上記の毛髪のなめらかさを評価した実験におけるすすぎ
過程での水道水の泡状態、濁り具合、透明性を毛髪のな
めらかさの評価の際に用いた標準試料を使用し、20名の
パネラーにより１対比較官能検査を行ない、その結果を
下記５段階により評価した。
過程での水道水の泡状態、濁り具合、透明性を毛髪のな
めらかさの評価の際に用いた標準試料を使用し、20名の
パネラーにより１対比較官能検査を行ない、その結果を
下記５段階により評価した。
毛髪のなめらかさ及びすすぎ性の評価基準 ５点；試験試料の方が１％有意水準で優れている。
４点；試験試料の方が５％有意水準で優れている。
３点；標準試料と有意差がない。
２点；標準試料の方が５％の有意水準で優れている。
１点；標準試料の方が１％の有意水準で優れている。
〔実施例１〜１３，比較例１〜５〕 第１表に示す組成の毛髪用液体洗浄剤組成物を調製し、
前記評価方法に従って泡立ち、毛髪のなめらかさ、すす
ぎ性を評価した。
前記評価方法に従って泡立ち、毛髪のなめらかさ、すす
ぎ性を評価した。
結果を第１表に併記する。
第１表の結果から、スルホコハク酸モノエステルを配合
していない比較例１及び３、アシル化ペプチド、Ｎ−ア
シルアミノ酸を配合していない比較例２及び４、更にス
ルホコハク酸モノエステルとして、エステル部分が直鎖
アルキル基ではなく、分枝鎖アルキル基である比較例５
の毛髪用液体洗浄剤組成物は、標準試料に比べてすすぎ
性及び洗浄、乾燥後の毛髪のなめらかさに改善効果が認
められなかったのに対し、実施例１〜１３の毛髪用液体
洗浄剤組成物は、標準試料に比して泡立ちが同レベルで
あり、かつすすぎ性、洗浄、乾燥後の毛髪のなめらかさ
はより優れたものであることが知見される。
していない比較例１及び３、アシル化ペプチド、Ｎ−ア
シルアミノ酸を配合していない比較例２及び４、更にス
ルホコハク酸モノエステルとして、エステル部分が直鎖
アルキル基ではなく、分枝鎖アルキル基である比較例５
の毛髪用液体洗浄剤組成物は、標準試料に比べてすすぎ
性及び洗浄、乾燥後の毛髪のなめらかさに改善効果が認
められなかったのに対し、実施例１〜１３の毛髪用液体
洗浄剤組成物は、標準試料に比して泡立ちが同レベルで
あり、かつすすぎ性、洗浄、乾燥後の毛髪のなめらかさ
はより優れたものであることが知見される。
〔実施例１４〜１７〕 第２表に示す組成の毛髪用液体洗浄剤組成物を調製し、
前記実施例、比較例と同様にして泡立ち、すすぎ性、洗
浄、乾燥後の毛髪のなめらかさを評価した。
前記実施例、比較例と同様にして泡立ち、すすぎ性、洗
浄、乾燥後の毛髪のなめらかさを評価した。
結果を第２表に併記する。
第２表の結果から、本発明の毛髪用液体洗浄剤組成物は
香料、色素、高分子等の他の、分を配合した場合でもこ
れらの成分の影響を受けることがなく、標準試料に比べ
て泡立ちは同レベルであり、かつすすぎ性及び毛髪のな
めらかさはいずれも標準試料より優れていた。
香料、色素、高分子等の他の、分を配合した場合でもこ
れらの成分の影響を受けることがなく、標準試料に比べ
て泡立ちは同レベルであり、かつすすぎ性及び毛髪のな
めらかさはいずれも標準試料より優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 1:32） (56)参考文献 特開 昭55−86893（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−64566（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−4800（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】下記一般式(I)及び一般式(II)で示される
スルホコハク酸モノエステルの１種又は２種以上と、平
均分子量が200〜8000になるように天然蛋白質を加水分
解して得られたペプチドを炭素数６〜24のアシル化剤で
アシル化することによって製造されたアシル化ペプチド
及びその塩並びにアシル基の炭素数が６〜24のＮ−アシ
ルアミノ酸及びその塩から選ばれる１種又は２種以上と
を含有することを特徴とする毛髪用液体洗浄剤組成物。 一般式(I) 一般式(II) （但し、式中Ｍ１〜Ｍ４はいずれもＨ，NH4，アルカリ
金属イオン又はヒドロキシアルキル置換アンモニウム、
Ｒ１，Ｒ２は平均炭素数が８〜20の直鎖のアルキル基又
はヒドロキシアルキル基、Ｒ３はＨ又はCH3，AOは炭素
数２〜３のオキシアルキレン基、ｎは０〜20の整数を表
わす。）
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60249493A JPH0639592B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 毛髪用液体洗浄剤組成物 |
| DE19863637683 DE3637683A1 (de) | 1985-11-06 | 1986-11-05 | Fluessige detergenszubereitung |
| US06/927,454 US4749515A (en) | 1985-11-06 | 1986-11-06 | Liquid detergent composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60249493A JPH0639592B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 毛髪用液体洗浄剤組成物 |
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| JP60249493A Expired - Fee Related JPH0639592B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 毛髪用液体洗浄剤組成物 |
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| DE4433071C1 (de) * | 1994-09-16 | 1995-12-21 | Henkel Kgaa | Milde Detergensgemische |
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| GB9928822D0 (en) * | 1999-12-06 | 2000-02-02 | Unilever Plc | Stable high glycerol liquids comprising N-acyl amino acids and/or salts |
| US20060183662A1 (en) * | 2005-02-16 | 2006-08-17 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Liquid cleansing composition with unique sensory properties |
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| US4076800A (en) * | 1975-01-13 | 1978-02-28 | The Procter & Gamble Company | Protein-containing detergent compositions for protecting keratinous materials |
| DE2709750C3 (de) * | 1977-03-05 | 1980-01-10 | Eduard 7803 Gundelfingen Bossert | Mittel zum Behandeln der Oberflächen von Lebens- und Futtermitteln |
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-
1985
- 1985-11-06 JP JP60249493A patent/JPH0639592B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1986
- 1986-11-05 DE DE19863637683 patent/DE3637683A1/de not_active Withdrawn
- 1986-11-06 US US06/927,454 patent/US4749515A/en not_active Expired - Fee Related
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| US4749515A (en) | 1988-06-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |