JPH0639495U - 建築模型用定規 - Google Patents

建築模型用定規

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JPH0639495U
JPH0639495U JP8309692U JP8309692U JPH0639495U JP H0639495 U JPH0639495 U JP H0639495U JP 8309692 U JP8309692 U JP 8309692U JP 8309692 U JP8309692 U JP 8309692U JP H0639495 U JPH0639495 U JP H0639495U
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幸子 紀陸
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ユキ・建築アート・プロダクション株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築模型用素材に建築模型用定規を当接した
場合に、建築模型用定規を建築模型用素材に対して所望
の位置関係に保持する。 【構成】 第1の頂点4から、第2の頂点3及び第3の
頂点5で形成される辺に向かって、複数の屋根勾配にそ
れぞれ一致した斜め線が設けられた勾配規定部分2と、
第1の頂点4及び第3の頂点5を結んだ底辺部分に段差
を有して付加された基部6とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建築模型を製作する際に使用される建築模型用定規に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築図面を参照して、その建築模型を製作する場合、本願出願人により出願さ れた出願番号U2−130564号に記載されるような寄棟勾配用定規、切妻勾 配用定規及びL字型縮尺定規等が使用される。寄棟勾配用定規及び切妻勾配用定 規は、建築模型の屋根部を製作する時に、また、L字型縮尺定規は、建築模型の 素材に直線を付す時に使用される。
【0003】 ところで、建築模型の素材として使用されるボードとしては、例えば厚さが3 mm〜5mm程度のスチレンボード等がある。上述の定規をボード上に押圧固定 し、所望の角度や線を求めた後、所定の形状部材を得るために、所望の位置から ボード上に線を付す。次に、この線に沿って金属定規を当ててカッターでボード を切断することにより、建築模型に使用される模型部材を得ることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述の寄棟勾配用定規及び切妻勾配用定規は、通常、1mm程度の厚みの透明 な合成樹脂からなり、通常の三角定規(直角三角形)に寄棟用及び切妻用の目盛 りがそれぞれ付された形状とされる。建築模型用に使用されるボードにこれらの 定規を当接し、所望の線を付す場合、押圧固定した定規が何らかの原因でずれて しまい、正確な線を引けない場合がある。L字型縮尺定規は、通常、全体が一定 の、かつ、薄い厚さの金属板等からなり、例えば、複数の縮尺比の目盛りが付さ れている。L字型縮尺定規を用いて、ボード上に所望の線を付す場合においても 、定規がずれてしまい、意図した線を正確に引けない場合がある。
【0005】 したがって、この考案の目的は、上述の定規を用いて線を付す場合に、建築模 型用素材に対する定規のずれを防止し、所望の線を正確に付すことが可能な建築 模型用定規を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、第1の頂点から、第2の頂点及び第3の頂点で形成される辺に向 かって、複数の屋根勾配にそれぞれ一致した斜め線が設けられた勾配規定部分と 、第1及び第3の頂点を結んだ底辺部分に段差を有して付加された基部とからな り、全体として三角形の板状であって、段差を建築模型用素材に対して当接可能 とした建築模型用定規である。
【0007】 また、この考案は、その長手方向に複数の縮尺比の目盛りが付された定規部分 と、長手方向と直角をなして、且つ段差を有するように設けられた基部とからな り、基部が建築模型用素材に対して当接可能とした建築模型用定規である。
【0008】
【作用】
定規の段差を建築模型用素材の端部に当接することにより、建築模型用素材に 対して建築模型用の定規を安定して使用することが可能になる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案が適用された建築模型用定規の実施例を図面を参照して説明す る。図1には、寄棟用の線を付すために使用される寄棟勾配用定規が示される。 図1において、寄棟勾配用定規1は、頂点3、4及び5を有する、アクリル等の 透明合成樹脂で形成された勾配規定部分2と、勾配規定部分2の底辺が埋設され た、同様の透明合成樹脂で形成される基部6とからなる。
【0010】 勾配規定部分2の形状は、頂点5を直角とする直角三角形であり、頂点4から 対辺(頂点3と頂点5との間の辺)に向かって複数の斜め線が記してある。これ らの斜め線のそれぞれに対して、頂点5を基準として下側から順に3、4、5… …10と数字が付されている。これらと共に、符号Y/10が描かれており、Y は、各斜め線に付された数字を示す。つまり、各斜め線は寄棟勾配(3/10、 4/10、5/10……10/10)を表す。また、上述の斜め線と交差する位 置に開口部7及び8が設けられる。開口部7及び8は、斜め線の方向に互いに水 平に設けられる。なお、寄棟勾配用の所望の傾斜を得るために、これらの開口部 が用いられる。すなわち、ボードの任意の位置と勾配規定部分2の頂点4と頂点 5との間の辺を一致させ、建築図面に指示された傾斜と一致する数字の斜め線を 、開口部7、8及び対辺を利用して印付けする。これら印付けされた点と頂点4 とを結ぶことにより、最終的に所望の寄棟勾配を得ることができる。また、透明 な合成樹脂で形成されているので、寄棟勾配用定規1を反転させて使用すること も可能である。
【0011】 勾配規定部分2に付設された基部6は、所定幅(例えば1.5cm程度)で、 例えば2mm厚のものである。さらに、この基部6は、頂点4と頂点5との間の 辺の長さよりもやや長い構成とされる。このため、基部6の厚さは、(4mm+ 勾配規定部分2の厚さ)となる。このような構成とすることにより、寄棟勾配用 定規1を誤って落としてしまった場合でも、勾配規定部分2の頂点を基部6で保 護することができる。また、上述のように、模型素材となるボードの厚さは、3 mm〜5mm程度であり、このボードに寄棟勾配用定規1を適用する場合、勾配 規定部分2の面と基部6との境界で形成される段差をボードの端面に当接させる ことにより、定規1の位置を規制でき、所望の寄棟勾配の線を付すことができる 。また、基部6は、勾配規定部分2の各面に対して2mm厚の幅を有しているの で、ボードの端面に寄棟勾配用定規1を当接した場合でも、寄棟勾配用定規1が ボードから浮き上がることがない。さらに、基部6がボードに対する定規のずれ を防止するように作用するので、寄棟勾配用定規1をボードに対して所望の位置 関係に保持して使用することができる。
【0012】 図2には、寄棟勾配用定規1の背面図が示される。図2からも明らかなように 、勾配規定部分2は、その両面が基部6(1対の基部6a及び6bからなる)に よって接着及び挟持される。各基部の厚さは、例えば2mm程度である。また、 基部6a及び6b間には、空洞部9が設けられ、これにより、勾配規定部分2に 対する基部6の接着及び挟持の工程を簡略化することができる。なお、上述の寄 棟勾配用定規1を構成する素材として、勾配規定部分2または基部6、あるいは それら両方とも金属を用いても良い。
【0013】 図3には、所望の直線を付したり、建築模型用素材をカットする時のガイドと して使用するためのL字型縮尺定規が示される。このL字型縮尺定規10は、金 属製の定規部分11と金属製の基部12とからなる。定規部分11には、1/2 0及び1/200の互いに異なる縮尺比の目盛り(例えばメートル表示)が刻ま れているので、ボード上の寸法を容易に知ることができる。また、定規部分11 の両面には、複数の同じ縮尺比の目盛りが付してあり、これにより、L字型縮尺 定規10を反転させて使用できると共に、複数の縮尺比の図面を書けるようにな っている。
【0014】 また、基部12は、その幅が例えば2cm程度、厚さが5mm程度であり、定 規部分11の厚みを1mmとすると、2mm程度の段差が形成されることになる 。なお、定規部分11の一端の一部は、基部12から露出されている。これによ り、基部12を定規部分11に対して取り付ける時に、その取り付け誤差のため に、基部12が定規部分11のエッジから出っ張ることを防止できる。このL字 型縮尺定規10を実際に使用する場合には、定規部分11と基部12との境界で 形成される段差をボードの端面に、また、定規部分11の目盛りの付してある面 をボードの平面部に当接させることより、ボードに正確な線を付すことができる 。また、定規部分11を金属製とすることにより、ボードのカット時のカッター ガイドとしても使用できる。
【0015】 図4には、図3に示されるL字型縮尺定規10の下面図が示される。図4から も明らかなように、定規部分11の両面は、1対の基部12a及び12bによっ て接着及び挟時される。各基部の厚さは、例えば2mm程度である。これにより 、L字型縮尺定規をボードに適用した場合に、この定規がボードから浮き上がる ことがなく、ボードに対してL字型縮尺定規を直角に当接することができる。
【0016】 図5には、L字型縮尺定規20が示され、図3のものとは異なる縮尺比を有す る。L字型縮尺定規20の素材は、図3に示される定規と同様に、金属製の定規 部分21と金属製の基部22とからなる。このL字型縮尺定規20には、1/1 0及び1/100の目盛りが刻まれている。
【0017】 図5に示されるL字型縮尺定規20も、図3に示されるものと同様の構成とさ れる。なお、図3及び図5において、定規部分に刻まれる縮尺比は、上述のもの に限定されるものではなく、例えば、1/30や1/300、1/50や1/5 00等のスケールでも良い。
【0018】 図6には、切妻用の線を付すために使用される切妻勾配用定規が示される。図 6において、切妻勾配用定規31は、頂点33、34及び35を有する、プラス チック等の透明な合成樹脂で形成された勾配定規部分32と、勾配定規部分32 の底辺に一体形成されて勾配定規部分32との段差を有さない位置合わせ部36 とからなる。
【0019】 勾配規定部分32の形状は、頂点35を直角とする直角三角形であり、頂点3 4から対辺(頂点33と頂点35との間の辺)に向かって複数の斜め線が記して ある。これらの斜め線のそれぞれに対して、頂点35の側から対辺の近傍に、下 から順に3、4、5……10と数字が付されている。これらと共に、符号X/1 0が描かれており、Xは、各斜め線に付された数字を示す。従って、各斜め線は 切妻勾配(3/10、4/10、5/10……10/10)を表す。
【0020】 また、上述の斜め線と交差する位置に開口部37及び38が設けられる。開口 部37及び38は、斜め線の方向に互いに水平に設けられる。なお、切妻勾配用 の所望の傾斜を得るために、これらの開口部が用いられる。すなわち、ボードの 所定の位置と勾配規定部分32の下側に設けられた方眼目地とを一致させ、建築 図面に指示された傾斜と同等の数字の斜め線を、開口部37及び38を利用して 印付けすることにより、最終的に所望の傾斜線を得ることができる。また、透明 な合成樹脂で形成されているので、切妻勾配用定規31を反転させて使用するこ とも可能である。
【0021】 勾配規定部分32に付設された位置合わせ部36は、頂点34と頂点35との 間の辺の長さよりも2Ucm長い構成(Uは、例えば1cm程度)とされると共 に、この定規31の厚さと同様の厚さを有するものである。位置合わせ部36の 片面には、例えば5mm間隔で複数の方眼目地が付されている。この方眼目地は 、基礎線に一致される線である。透明合成樹脂で形成された位置合わせ部36に このような線が複数設けられているので、基礎線に方眼目地を一致させる時に、 切妻勾配用定規31を大幅に移動する必要がなくなると共に、起点からの角度が とりやすくなる。切妻勾配用定規には、通常、基準となる基礎線に対する単一の 目盛りがその底辺に付されており、この目盛りを基礎線に一致しようとする場合 、目盛りと基礎線が離れていると、定規を大幅に移動しなければならない。しか しながら、図6に示される切妻勾配用定規31には、複数の方眼目地が設けられ ているので、大幅に定規を動かすことなく、基礎線に方眼目地を一致させること ができる。
【0022】
【考案の効果】
この考案に依れば、基部を建築模型用素材に対して当接することにより、正確 に所望の線を付すことができる。また、エッジ部を金属製とすることにより、カ ッターガイドとして定規を使用することができると共に、万一、定規を落とした 場合でも定規の角部の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による寄棟勾配用定規の斜視図であ
る。
【図2】寄棟勾配用定規の背面図である。
【図3】この考案によるL字型縮尺定規の斜視図であ
る。
【図4】L字型縮尺定規の下面図である。
【図5】この考案によるL字型縮尺定規の斜視図であ
る。
【図6】この考案による切妻勾配用定規の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 寄棟勾配用定規 6、12、22 エッジ部 10、20 L字型縮尺定規 31 切妻勾配用定規

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の頂点から、第2の頂点及び第3の
    頂点で形成される辺に向かって、複数の屋根勾配にそれ
    ぞれ一致した斜め線が設けられた勾配規定部分と、 上記第1及び第3の頂点を結んだ底辺部分に段差を有し
    て付加された基部とからなり、 全体として三角形の板状であって、 上記段差を建築模型用素材に対して当接可能とした建築
    模型用定規。
  2. 【請求項2】 長手方向に複数の縮尺比の目盛りが付さ
    れた定規部分と、 上記長手方向と直角をなして、且つ段差を有するように
    設けられた基部とからなり、 上記基部を建築模型用素材に対して当接可能とした建築
    模型用定規。
JP1992083096U 1992-11-06 1992-11-06 建築模型用定規 Expired - Lifetime JP2591334Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6320001U (ja) * 1986-07-22 1988-02-09
JPH0222893U (ja) * 1988-07-27 1990-02-15

Patent Citations (2)

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