JPH0715940Y2 - 平板状瓦 - Google Patents
平板状瓦Info
- Publication number
- JPH0715940Y2 JPH0715940Y2 JP11847489U JP11847489U JPH0715940Y2 JP H0715940 Y2 JPH0715940 Y2 JP H0715940Y2 JP 11847489 U JP11847489 U JP 11847489U JP 11847489 U JP11847489 U JP 11847489U JP H0715940 Y2 JPH0715940 Y2 JP H0715940Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sides
- roof tile
- spacer
- flat roof
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は平板状瓦に関し、詳しくは、繊維補強セメン
ト製等とされた無機質平板状瓦の改良に関する。
ト製等とされた無機質平板状瓦の改良に関する。
〔従来の技術〕 従来、瓦として繊維補強セメント製等よりなる平板状瓦
が非常に広く使用されている。
が非常に広く使用されている。
この種瓦は、葺き上げパターンが、例えば和瓦や西洋瓦
などのように複雑な立体パターンと成し難いため、葺き
上げパターンに多様性を持たせるため第4図に示すよう
に、瓦A本体の下辺Bに鋸歯状の凹凸B′を形成するこ
となどが行われている。
などのように複雑な立体パターンと成し難いため、葺き
上げパターンに多様性を持たせるため第4図に示すよう
に、瓦A本体の下辺Bに鋸歯状の凹凸B′を形成するこ
となどが行われている。
ところで、上記平板瓦Aであっても、パターンは下辺の
鋸歯状凹凸によるもの唯一種だけで、これ以外のパター
ンを得るには別の鋸歯状凹凸を形成した瓦を用意する必
要があり、施工が面倒となるといった問題がった。
鋸歯状凹凸によるもの唯一種だけで、これ以外のパター
ンを得るには別の鋸歯状凹凸を形成した瓦を用意する必
要があり、施工が面倒となるといった問題がった。
さらに、寄せ棟屋根等を葺く場合、第5図に示すように
棟線Cに交叉する瓦Aは、棟線に沿って斜めに切断する
必要があるが従来の平板瓦Aの場合斜めに切断した瓦A
の残りの部分A′は模様の不連続性のため使用できず、
唯廃棄するにまかされており非常に無駄となる問題も有
った。
棟線Cに交叉する瓦Aは、棟線に沿って斜めに切断する
必要があるが従来の平板瓦Aの場合斜めに切断した瓦A
の残りの部分A′は模様の不連続性のため使用できず、
唯廃棄するにまかされており非常に無駄となる問題も有
った。
この考案は上記問題点に鑑み、一種の瓦で二通りのパタ
ーンを得ることができ、しかも寄せ棟屋根を葺く場合、
無駄の無い瓦の使用ができる平板状瓦を提供することを
目的としてなされたものである。
ーンを得ることができ、しかも寄せ棟屋根を葺く場合、
無駄の無い瓦の使用ができる平板状瓦を提供することを
目的としてなされたものである。
即ち、この考案の平板状瓦は、横長の長方形状をなす本
体の長辺とされた上下辺が、鋸歯状の切り込みの形成さ
れた模様辺とされ、短辺とされた左右両側辺には、中央
帯に凸状に突出するスペーサ状突起が形成され、前記上
下辺の内、下辺中央部には前記スペーサ状突起の突出量
の倍の幅とされたスリットが上辺に向け、前記スペーサ
状突起の立ち上がり基部に達する位置まで形成され、一
方、上辺中央部には位置合わせ用ノッチが刻設されてな
ることを特徴とするものである。
体の長辺とされた上下辺が、鋸歯状の切り込みの形成さ
れた模様辺とされ、短辺とされた左右両側辺には、中央
帯に凸状に突出するスペーサ状突起が形成され、前記上
下辺の内、下辺中央部には前記スペーサ状突起の突出量
の倍の幅とされたスリットが上辺に向け、前記スペーサ
状突起の立ち上がり基部に達する位置まで形成され、一
方、上辺中央部には位置合わせ用ノッチが刻設されてな
ることを特徴とするものである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案の実施例の平面図、第2図(イ)、
(ロ)は実施例の使用状態を示す平面図である。
(ロ)は実施例の使用状態を示す平面図である。
この考案の平板状瓦1は、繊維補強セメント等無機質製
とされ、横長の長方形状をなす本体1Aの長辺とされた上
下辺2、3が、鋸歯状の切り込み4…4の形成された模
様辺とされ、短辺とされた左右両側辺5、6には、中央
帯に凸状に突出するスペーサ状突起7が形成され、上下
辺2、3の内、下辺2中央部Mにはスペーサ状突起7の
突出量hの倍の幅Hとされたスリット8が上辺に向け、
スペーサ状突起7の立ち上がり基部7Aに達する位置まで
形成され、一方、上辺3中央部Mには位置合わせ用ノッ
チ9が刻設されて構成されている。
とされ、横長の長方形状をなす本体1Aの長辺とされた上
下辺2、3が、鋸歯状の切り込み4…4の形成された模
様辺とされ、短辺とされた左右両側辺5、6には、中央
帯に凸状に突出するスペーサ状突起7が形成され、上下
辺2、3の内、下辺2中央部Mにはスペーサ状突起7の
突出量hの倍の幅Hとされたスリット8が上辺に向け、
スペーサ状突起7の立ち上がり基部7Aに達する位置まで
形成され、一方、上辺3中央部Mには位置合わせ用ノッ
チ9が刻設されて構成されている。
〔作用〕 この考案の平板状瓦1を使用して屋根を葺く場合、上辺
3又は下辺2のいずれを露出面として葺いても良い。
3又は下辺2のいずれを露出面として葺いても良い。
従って、一枚の平板状瓦1で第2図(イ)、(ロ)二通
りのパターンを形成することができる。即ち、下辺2を
露出面とした場合は、鋸歯状辺とスリットによるパター
ン模様が得られ、上辺3を露出面とした場合はスリット
の無い鋸歯状辺による葺き上げパターンが得られる。
りのパターンを形成することができる。即ち、下辺2を
露出面とした場合は、鋸歯状辺とスリットによるパター
ン模様が得られ、上辺3を露出面とした場合はスリット
の無い鋸歯状辺による葺き上げパターンが得られる。
この場合、上辺3を露出辺とした場合はノッチ9を使用
して上下瓦の位置合わせを行い、下辺2を露出辺とした
場合はスリット8を使用して上下瓦の位置合わせを行
う。
して上下瓦の位置合わせを行い、下辺2を露出辺とした
場合はスリット8を使用して上下瓦の位置合わせを行
う。
また、この考案の平板状瓦1の両側側辺にはスペーサ状
突起7が形成されているため、側方向へ突き合わされる
平板状瓦1、1間にスリット8と同一幅のスリットが形
成されることになる。
突起7が形成されているため、側方向へ突き合わされる
平板状瓦1、1間にスリット8と同一幅のスリットが形
成されることになる。
従って、これによってパターンの複雑化が可能となる。
さらに、棟部分の葺き上げ時は、棟線に沿って平板状瓦
1を第3図に示すように斜めに切断するが、この時、平
板状瓦1をスリット8部分で二つに分割し、この分割辺
1′、1′を斜めに切断すれば何れの分割片の輪郭形状
も略同一となるので点線矢印で示すように姿勢を反転す
ることによって分割片1′の全てが使用可能となる。
1を第3図に示すように斜めに切断するが、この時、平
板状瓦1をスリット8部分で二つに分割し、この分割辺
1′、1′を斜めに切断すれば何れの分割片の輪郭形状
も略同一となるので点線矢印で示すように姿勢を反転す
ることによって分割片1′の全てが使用可能となる。
以上説明したように、この考案の平板状瓦は、一枚であ
っても二通りの葺き上げパターンが得られ、また、寄せ
棟部分の葺き仕舞いを行うにあたっても斜め切断した瓦
の全てが有効に利用可能であり無駄がなく、経済的な使
用ができるなど種々の実用的効果を有する。
っても二通りの葺き上げパターンが得られ、また、寄せ
棟部分の葺き仕舞いを行うにあたっても斜め切断した瓦
の全てが有効に利用可能であり無駄がなく、経済的な使
用ができるなど種々の実用的効果を有する。
第1図はこの考案の実施例の平面図、第2図、(イ)、
(ロ)及び第3図は実施例の使用状態を示す平面図、第
4図、第5図は従来例の説明図である。
(ロ)及び第3図は実施例の使用状態を示す平面図、第
4図、第5図は従来例の説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】横長の長方形状をなす本体の長辺とされた
上下辺が、鋸歯状の切り込みの形成された模様辺とさ
れ、短辺とされた左右両側辺には、中央帯に凸状に突出
するスペーサ状突起が形成され、前記上下辺の内、下辺
中央部には前記スペーサ状突起の突出量の倍の幅とされ
たスリットが上辺に向け、前記スペーサ状突起の立ち上
がり基部に達する位置まで形成され、一方、上辺中央部
には位置合わせ用ノッチが刻設されてなることを特徴と
する平板状瓦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11847489U JPH0715940Y2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 平板状瓦 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11847489U JPH0715940Y2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 平板状瓦 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0357221U JPH0357221U (ja) | 1991-05-31 |
JPH0715940Y2 true JPH0715940Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=31666636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11847489U Expired - Fee Related JPH0715940Y2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 平板状瓦 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715940Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-09 JP JP11847489U patent/JPH0715940Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0357221U (ja) | 1991-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0715940Y2 (ja) | 平板状瓦 | |
JPS6012038Y2 (ja) | 瓦役物の加工定規 | |
JPS59148826U (ja) | 防滑性防水シ−ト | |
JP3246180B2 (ja) | 平板瓦 | |
JPH0732717Y2 (ja) | 平板瓦用隅棟板 | |
JP2914862B2 (ja) | 平板屋根材 | |
JPH072847Y2 (ja) | 水切部材 | |
JPH0721288Y2 (ja) | ボート板切削及び面取り用カンナ | |
JPS597461Y2 (ja) | 屋根瓦の葺構造 | |
JP2536345Y2 (ja) | 巴 瓦 | |
JPH0631002Y2 (ja) | 陸屋根用の防水シ−ト | |
JPS584970Y2 (ja) | 平板瓦 | |
JPH0232531U (ja) | ||
JPH0266904U (ja) | ||
JPS62253847A (ja) | 瓦の接続構造 | |
JPH0953303A (ja) | 平板屋根材とその施工法 | |
ES293102U (es) | Caja para regalo | |
JPS63151625U (ja) | ||
JPS61168218U (ja) | ||
JPS6043555A (ja) | 降り棟の葺き納め方法 | |
JPH0335121U (ja) | ||
JPH08105160A (ja) | セメント製屋根板材 | |
JP2001146819A (ja) | 屋根材 | |
JPS61141410U (ja) | ||
JPH0347015U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |