JPH0639384U - チャック機構 - Google Patents

チャック機構

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JPH0639384U
JPH0639384U JP7598292U JP7598292U JPH0639384U JP H0639384 U JPH0639384 U JP H0639384U JP 7598292 U JP7598292 U JP 7598292U JP 7598292 U JP7598292 U JP 7598292U JP H0639384 U JPH0639384 U JP H0639384U
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JP
Japan
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gripping
claws
spring
grip
gripping claws
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JP7598292U
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明弘 臼井
鈴木  茂
計利 ▲高▼田
必明 井立
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 チャック機構1のチャック本体15に4本の
枢軸21〜24を、各軸線が互いに平行になるよう水平
方向に並設して取り付け、該枢軸21〜24に把持爪1
1・12からなる把持ユニット及び把持爪13・14か
らなる把持ユニットを揺動自在に保持させた。そして並
設方向外側の把持爪11・14間に第1スプリング31
を張設し、内側の把持爪12・13間に第2スプリング
32を縮設し、かつ第1スプリング31の付勢力を第2
スプリング32のそれより強くし、これにより軸状ワー
クSI・SEを把持した状態で、把持爪11・14に螺
通したストッパねじが位置決めストッパ41・42に当
接するようにした。 【効果】 2個の把持ユニットの把持爪を2本のスプリ
ングで把持方向に付勢することができ、かつワークを把
持した状態で該ワークの把持位置を正確に位置決めでき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チャック本体に取り付けられた互いに平行な回動軸線回りに揺動自 在に軸支され弾性手段により互いに把持方向に付勢された1対の把持爪からなる 把持ユニットを把持爪の揺動方向に並べて2個並設したチャック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、1対の把持爪を有するチャック機構として、例えば実開平3−15 089号公報により、チャック本体に取り付けられた、回動軸線が互いに平行な 1対の回動軸双方に1対の把持爪を揺動自在に軸支させ、一方の把持爪の把持力 が他方の把持爪の把持力より大になるように両把持爪を把持方向に付勢するスプ リングを各把持爪に取り付け、把持状態時に一方の把持爪に当接し該一方の把持 爪の把持方向への揺動を規制する位置決めストッパとを有するチャック機構が知 られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のチャック機構は1個のワークを把持するものであり、従って、所定 の間隔を存して並設配置されている2個のワークを同時に把持する場合には上記 従来の1対の把持爪からなる把持ユニットを把持爪の揺動方向に並べて2個並設 しなければならない。この場合、上記従来のチャック機構では各把持爪の各々に 各把持爪を把持方向へ付勢するスプリングを取り付けなければならないので、こ のように2個の把持ユニットを並設する場合にはスプリングを4個用いなければ ならない。
【0004】 尚、各把持ユニットの1対の把持爪の相互間にスプリングを張設すると共に、 両把持爪の間に、ワーク把持時に両把持爪に当接する位置決め片を設ければ1対 の把持爪に対し1個のスプリングでワークを把持でき、かつ把持されたワークの 位置決めもできるが、このように構成したのでは、予定されたワークより小さな ワークは位置決め片が邪魔をして把持することができず、また大きなワークは把 持時に把持爪が位置決め片に当接しないためワークの位置決めを行うことができ ない。
【0005】 そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、2個の把持ユニットを並設した場合で も2個のスプリングでワークを把持することができ、かつ把持されたワークの位 置決めを正確に行うことのできるチャック機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、チャック本体に取り付けられた互いに平 行な回動軸線回りに揺動自在に軸支され弾性手段により互いに把持方向に付勢さ れた1対の把持爪と、把持状態時に一方の把持爪に当接し該一方の把持爪の位置 決めをする位置決めストッパとを有するチャック機構であって、上記1対の把持 爪からなる把持ユニットを把持爪の揺動方向に並べて2個並設するものにおいて 、各把持ユニットの把持爪のうちの並設方向外側に各々位置する外把持爪間に両 外把持爪を把持方向に付勢する第1のスプリングを張設すると共に、並設方向内 側に位置する内把持爪間に両内把持爪を把持方向に付勢する第2のスプリングを 縮設して、該両スプリングにより上記弾性手段を構成すると共に、第1及び第2 のスプリングのうちの一方のスプリングによる把持力を他方のスプリングによる 把持力より大になるよう両スプリングの強度を設定し、各把持ユニット毎に上記 一方のスプリングで付勢される把持爪に当接するように上記位置決めストッパを 設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記第1のスプリングにより両外把持爪が内側へ付勢され、第2のスプリング により両内把持爪が外側へ付勢され、この第1及び第2の2個のスプリングのみ で2個の把持ユニットの各把持爪を把持方向へ付勢することができる。また、こ の2個のスプリングにより生じる把持力を相違させることにより、ワークを把持 した際に把持力の強い方の把持爪が位置決めストッパに当接し、これにより把持 されたワークは正確に位置決めされる。
【0008】
【実施例】
本考案のチャック機構を、エンジンに組み付けられるまえに各気筒毎に小組さ れたロッカアームユニットを搬送する搬送ローダLに用いた場合について以下に 説明する。
【0009】 図1及び図2を参照して、搬送ローダLの側面に取り付けられた水平方向に長 手のレールLLに沿って摺動自在なブラケットBを設け、該ブラケットB上をエ アシリンダAによって昇降される昇降枠Uを取り付け該昇降枠Uの下端に揺動モ ータRによって垂直軸線回りに90度反転自在のチャック機構1を取り付けた。
【0010】 2組のロッカアームユニットRUI・RUEを把持するチャック機構1は、ダ ミーシャフトSIの端部を把持する1対の把持爪11・12からなる把持ユニッ トと、ダミーシャフトSEの端部を把持する1対の把持爪13・14からなる把 持ユニットとが、両ダミーシャフトSI・SEの各軸線が所定の間隔を存して互 いに平行になるようにチャック本体15の一側面に並設保持されている。尚、こ れら把持爪11〜14をチャック本体15に対して揺動自在に軸支する各枢軸2 1〜24はチャック本体15を貫通しており、チャック本体15の他側面にも一 側面と同様に把持爪11〜14が枢軸21〜24の各々に軸支され、ダミーシャ フトSI・SEの各両端部を把持するように構成されている。この把持爪11〜 14の内、並設方向外側に位置する把持爪11・14には両把持爪11・14に 跨がって第1スプリング31が張設され、該第1スプリング31の付勢力により 把持爪11・14は共に把持方向へ付勢される。また、並設方向内側に位置する 把持爪12・13には両把持爪12・13に跨がって第2スプリング32が縮設 され、該第2スプリングの付勢力により把持爪12・13は共に把持方向へ付勢 される。ところで、第1スプリング31による把持力の方が第2スプリング32 による把持力より大になるように両スプリング31・32の強度を設定しており 、これによれば、各ダミーシャフトSI・SEを把持した状態で把持爪11・1 4が各々把持爪12・13を並設方向内側へと押し戻し、外側の把持爪11・1 4は把持方向へ更に揺動しようとする。この把持爪11・14の動きを把持爪1 1・12及び把持爪13・14の各々の間に位置してチャック本体15に取り付 けた位置決めストッパ41・42で各々規制するようにした。尚、外側の把持爪 11・14には並設方向外側から位置決めストッパ41・42に当接するストッ パねじ51・52を螺通し、該把持爪11・14が位置決めストッパ51・52 により位置決めされる位置を調整し得るようにした。
【0011】 上記構成によれば、チャック機構1が上昇端位置まで引き上げられた状態で、 チャック機構1を両ロッカアームユニットRUI・RUEの各ダミーシャフトS I・SEが所定の間隔を存して保持されている場所の上方に移動させ、続いてチ ャック機構1を下降させる。すると、各把持爪11〜14の先端が各ダミーシャ フトSI・SEの両端部に各々当接する。更にチャック機構1を下降させれば、 把持爪11・12の間がダミーシャフトSIによって押し広げられ、また把持爪 13・14の間がダミーシャフトSEによって押し広げられ、チャック機構1が 下降端まで下降されると各ダミーシャフトSI・SEが各把持爪11・12及び 13・14により把持される。この状態でダミーシャフトSI・SEに対する事 前の保持を解除すれば外側の把持爪11・14がダミーシャフトSI・SEを介 して内側の把持爪12・13を押し戻し、続いてストッパねじ51・52が位置 決めストッパ41・42に突き当たって、ダミーシャフトSI・SEの位置が正 確に位置決めされる。
【0012】 尚、上記実施例では枢軸21〜24をチャック本体15に固定し、把持爪11 〜14を該枢軸21〜24に揺動自在とし、一側面と他側面とに取り付けられる 2列の把持爪11〜14の双方に各々第1及び第2スプリング31・32を取り 付けたが、枢軸21〜24に対して各把持爪11〜14を固定し、枢軸21〜2 4をチャック本体15に回動自在に軸承させれば第1及び第2スプリング31・ 32をいずれか一側に並列された把持爪11〜14に取り付けるだけで良い。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案は、2個の把持ユニットの把持爪の開 閉を2個のスプリングで行うことができると共に、各把持ユニットの一方の把持 爪を把持状態時において突当ストッパに当接させることによりワークの把持位置 を正確に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の構成を示す側面図
【図2】 本考案の一実施例の構成を示す正面図
【図3】 図1におけるIII−III断面図
【図4】 図1におけるIV−IV断面図
【符号の説明】
1 チャック機構 11〜14 把持爪 21〜24 枢軸 31 第1
スプリング 32 第2スプリング 41・42 位置決めス
トッパ
フロントページの続き (72)考案者 井立 必明 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャック本体に取り付けられた互いに平
    行な回動軸線回りに揺動自在に軸支され弾性手段により
    互いに把持方向に付勢された1対の把持爪と、把持状態
    時に一方の把持爪に当接し該一方の把持爪の位置決めを
    する位置決めストッパとを有するチャック機構であっ
    て、上記1対の把持爪からなる把持ユニットを把持爪の
    揺動方向に並べて2個並設するものにおいて、各把持ユ
    ニットの把持爪のうちの並設方向外側に各々位置する外
    把持爪間に両外把持爪を把持方向に付勢する第1のスプ
    リングを張設すると共に、並設方向内側に位置する内把
    持爪間に両内把持爪を把持方向に付勢する第2のスプリ
    ングを縮設して、該両スプリングにより上記弾性手段を
    構成すると共に、第1及び第2のスプリングのうちの一
    方のスプリングによる把持力を他方のスプリングによる
    把持力より大になるよう両スプリングの強度を設定し、
    各把持ユニット毎に上記一方のスプリングで付勢される
    把持爪に当接するように上記位置決めストッパを設けた
    ことを特徴とするチャック機構。
JP7598292U 1992-11-02 1992-11-02 チャック機構 Expired - Lifetime JP2541430Y2 (ja)

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JPH0639384U true JPH0639384U (ja) 1994-05-24
JP2541430Y2 JP2541430Y2 (ja) 1997-07-16

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