JPS6040318Y2 - 調心機能を有する軸物把持装置 - Google Patents

調心機能を有する軸物把持装置

Info

Publication number
JPS6040318Y2
JPS6040318Y2 JP11869782U JP11869782U JPS6040318Y2 JP S6040318 Y2 JPS6040318 Y2 JP S6040318Y2 JP 11869782 U JP11869782 U JP 11869782U JP 11869782 U JP11869782 U JP 11869782U JP S6040318 Y2 JPS6040318 Y2 JP S6040318Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
gripping
diameter
main
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11869782U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5924288U (ja
Inventor
眞 松村
衛三郎 藤井
Original Assignee
マツダ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マツダ株式会社 filed Critical マツダ株式会社
Priority to JP11869782U priority Critical patent/JPS6040318Y2/ja
Publication of JPS5924288U publication Critical patent/JPS5924288U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6040318Y2 publication Critical patent/JPS6040318Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軸物の把持装置に関し、特に自動的に軸物の中
心位置を同一にする調心機能を有する軸物把持装置に関
するものである。
自動加工ラインにおいて被加工物である軸物がコンベヤ
上を搬送され、ロボットによって加工位置に装着される
場合、前記軸物の径が異なる場合、通常の把持装置で把
持すると、中心位置がずれるため常に所定の加工位置に
正確に装着することができない。
これを解決するために前記ロボットに軸物の径によって
異なる運動を記憶させ、動き方を変えて所定の加工位置
に把持させる方法も考えられるが、この方法による場合
は制御機構が複雑になる欠点がある。
また実開昭48−29568号には、平行リンク機構に
よって加工物の中心位置をその径の寸法とは無関係に一
定の位置に保持するようにした考案が提案されている。
この構成は、相対する爪部に2組の平行リンクを使用し
、この平行リンクにより爪部を水平移動させることによ
り、加工物の中心位置を常に一定に保持するようにした
ものであるが、この方法は構造が複雑で大型になる欠点
がある。
また別に実開昭51−152781号には爪部の位置を
フィンガーの長手方向にボルトによって調整可能にした
考案が提案されているが、この方法の場合はボルトによ
る爪部の位置調整が必要となり、軸物の径が異なる度に
両方の爪の位置を切りかえる手間を要する。
本考案はこのような問題を解決した、爪の位置調整の不
要な、簡単な構造の軸物把持装置を提供することを目的
とするものである。
本考案は軸物を把持する円弧開閉型把持装置において、
第1の径の軸物をつかむ把持部が先端部内側の対向する
位置に形成されている一対の主爪の基端部を枢支して開
閉可能になるようにし、前記一対の主爪の内の一方の主
爪の一側部と、他方の主爪の反対側の側部にそれぞれ中
間部を軸支された側風を配設し、前記側風の中間部から
前記主爪の把持部の方向に延びる第1の径の軸物より小
径の第2の径の軸物をつかむ副把持部と、基端側に延び
る保合部とを前記側温に形成させ、また小径の第2の径
の軸物をつかむときに、前記主爪の閉じ動作によって前
記側温の係合部に当接して前記側温を内方へ回動させる
ための押圧部を、前記側温の係合部に対向するように各
主爪に配設し、上記の主爪、側温、押圧部の3部材によ
って構成される軸物把持装置によって、径の異なる2種
類の軸物を、大径の軸物は生爪で把持し、小径の軸物は
側温で把持するようにして、前記軸物を自動的に同一中
心位置て把持できるようにしたことを特徴とするもので
ある。
本考案の軸物把持装置は、このように軸物を把持する主
爪に側温を回動自在に配設してあり、大径の軸物を把持
するときは生爪が作動し、小径の軸物を把持するときは
側温が作動するので、径が異なる際の爪の位置調整の必
要がなく、2種類の軸物を自動的に同心状態に把持する
ことができる。
以下図面を参照して本考案の軸物把持装置の一実施例を
詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例による軸物把持装置が大径の
軸物を把持した状態を示す正面図、第2図は同じく小径
の軸物を把持した状態を示す正面図、第3図はその側面
図である。
第1,2および3図において、1,1′は主爪で、その
基端部2,2′にはロボットに対する取付孔3,3′が
形成されており、ボルト4,4′によってロボットに取
付けられている。
前記主爪1.1′の先端部には軸物をつかむ把持部5゜
5′が形成されている。
6,6′は主爪1,1′と同心の側温でそれぞれ軸7,
7′によって主爪1.1′上に回転自在に軸支されてい
る。
前記側温6,6′はそれぞれ前記主爪1,1′の相反す
る側面(すなわち一方が、生爪の前面にあれば他方は背
面)に配設されている。
また前記側温6゜6′の先端部にはそれぞれ副把持部8
,8′が形成されており、上記軸7,7′の軸支点より
主爪1.1′の基端部側には保合部9,9′が形成され
ている。
前記主爪1,1′には押圧部材10,10′が固設され
ており、その先端10a、10a’(10aは図示せず
)は前記側温6,6′の係合部9゛、 9’に対向当
接するようになっている。
また前記側温6,6′にはスプリング11,11′(第
3図。
11は図示せず)が装着されており、前記係合部9,9
′が前記押圧部材1o、10′に当接する方向に付勢さ
れている。
12は大径の軸物、13は小径の軸物である。
上記実施例において、大径の軸物12を把持するときは
第1図に示すように主爪1,1′が、その把持部5,5
′で把持する。
小径の軸物13を把持するときは、第2図に示すように
主爪1゜1′が大径の軸物12の周面より内側まで閉じ
たとき、側温6.6′の係合部9,9′に押圧部材10
.10’の先端10a、10a’が当接し菟主爪1.1
′がさらに閉じるつれて側温6,6′が閉じて側温6,
6′の副把持部8,8′が小径の軸物13を把持する。
側温6,6′は主爪1,1′と同心を有するように軸支
されているから、主爪1゜1′と側温6,6′のどちら
が軸物を把持した場合でもその軸物の中心は同一の位置
にある。
なお、側温6,6′をそれぞれ主爪1,1′の反対側に
設けたのは互いに対称の位置に設けられる押圧部材10
.10’がお互いに邪魔にならないようにするためであ
る。
また、このとき側温6゜6′のみで軸物を把持すると軸
物をつかむ位置が軸方向にずれているため軸物に回転モ
ーメントが発生するが、これは主爪1,1′の組を並列
して(軸方向に並べて)2組使用することにより解決さ
れる。
第4図は本考案の別の実施例による軸物把持装置が大径
の軸物を把持した状態を示す正面図、第5図は同じく小
径の軸物を把持した状態を示す正面図、第6図はその側
面図である。
この実施例においては側温16.16’に形成された副
把持部18.18’が直線状になっており、小径の軸物
13を把持する場合にはこの副把持部18,18′と前
記主爪1,1′に形成されている把持部5.5′の下面
14.14’との間で前記小径の軸物13を把持するよ
うになっている。
上記のように構成された本考案による軸物把持装置にお
いては、大径の軸物12を把持する場合には生爪の把持
部5,5′によって把持し、小径の軸物13を把持する
場合には主爪に固設された押圧部10,10’が主爪と
一体となって内側に回動して、側温の保合部9,9′に
当接し、側温6.6’、16.16’を@7.7’を中
心として内側に回動し、小径の軸物13を把持するよう
になっている。
以上詳細に説明したように、本考案の軸物把持装置は主
爪に側風が回動自在に配設され、把持する軸物の径の大
きさにより主爪または側風が自動的にその軸物を把持す
るため、径の異なる2種類の軸物を常に同心状態て把持
でき、実用上極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による軸物把持装置が大径の
軸物を把持した状態を示す正面図、第2図は同じく小径
の軸物を把持した状態を示す正面図、第3図はその側面
図、第4図は本考案の別の実施例による軸物把持装置が
大径の軸物を把持した状態を示す正面図、第5図は同じ
く小径の軸物を把持した状態を示す正面図、第6図はそ
の側面図である。 1.1・・・・・・主爪、5,5′・・・・・・把持部
、6゜6’、16,16’・・・・・・側風、8,8’
、18,18′・・・・・・副把持部、10.10’・
・・・・・押圧部、11.11’・・・・・・スプリン
グ、12・・・・・・大径の軸物、13・・・・・・小
径の軸物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端部内側の対向する位置に第1の径の軸物をつかむ把
    持部を形成し、基端部を枢支して開閉可能に設けられた
    一対の主爪と、 前記一対の生爪の一方の主爪の一側部および他方の生爪
    の他側部にそれぞれ中間部を軸支され、前記中間部から
    主爪の把持部側に延びる第1の径の軸物より小径の第2
    の径の軸物をつかむ副把持部と、基端側に延びる保合部
    とを有する側風、および各側風の係合部に対向して各生
    爪に設けられており、小径の第2の径の軸物をつかむ際
    の前記主爪の閉じ動作により前記側風の係合部に当接し
    て前記側風を内方へ回動させる押圧部材からなる調心把
    持手段とからなり、径の異なる2種類の軸物を、大径の
    軸物は主爪で把持し小径の軸物は側風で把持するように
    して、前記軸物を自動的に同一中心位置で把持できるよ
    うにしたことを特徴とする調心機能を有する軸物把持装
    置。
JP11869782U 1982-08-04 1982-08-04 調心機能を有する軸物把持装置 Expired JPS6040318Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11869782U JPS6040318Y2 (ja) 1982-08-04 1982-08-04 調心機能を有する軸物把持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11869782U JPS6040318Y2 (ja) 1982-08-04 1982-08-04 調心機能を有する軸物把持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5924288U JPS5924288U (ja) 1984-02-15
JPS6040318Y2 true JPS6040318Y2 (ja) 1985-12-04

Family

ID=30272714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11869782U Expired JPS6040318Y2 (ja) 1982-08-04 1982-08-04 調心機能を有する軸物把持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6040318Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5942126B2 (ja) * 2013-07-18 2016-06-29 Smc株式会社 クランプ装置
JP5917471B2 (ja) * 2013-10-09 2016-05-18 Ckd株式会社 クランプ装置
JP6581011B2 (ja) * 2016-02-17 2019-09-25 Kyb株式会社 芯出し装置
JP7199927B2 (ja) * 2018-11-13 2023-01-06 株式会社中電工 高所作業車の間接活線工具支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5924288U (ja) 1984-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE59302635D1 (de) Greifer für eine Fördereinrichtung zum Fördern von ein- oder mehrblättrigen Druckereierzeugnissen
US4028971A (en) Pliers
JPS6040318Y2 (ja) 調心機能を有する軸物把持装置
US4577900A (en) Self adjusting tongs
JPH06143179A (ja) ロボットハンド
EP1142674A3 (en) Robot system for transferring workpieces along a straight line
JPS63144985A (ja) 把持機構
JPH01274987A (ja) グリッパ装置
ES454935A1 (es) Perfeccionamientos introducidos en un brazo de transferenciamovil de cadencia rapida y de pequena inercia.
JP3005937U (ja) 産業用ロボツトのハンド
JPH0123752Y2 (ja)
JP2005090562A (ja) リンク式無段変速機
JPH0624883U (ja) グリッパー装置
JPH1082479A (ja) 導管ハンドリング装置
JP2541430Y2 (ja) チャック機構
JP7539930B2 (ja) ハンド装置
JPS6144794Y2 (ja)
JPH05196B2 (ja)
JPH042395B2 (ja)
JPH0156296B2 (ja)
JPS6225346Y2 (ja)
JP2577375B2 (ja) ハンド駆動装置
JP2697268B2 (ja) ロボットハンド
JPH039959Y2 (ja)
JPS6218389Y2 (ja)