JPH039959Y2 - - Google Patents

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JPH039959Y2
JPH039959Y2 JP1985121751U JP12175185U JPH039959Y2 JP H039959 Y2 JPH039959 Y2 JP H039959Y2 JP 1985121751 U JP1985121751 U JP 1985121751U JP 12175185 U JP12175185 U JP 12175185U JP H039959 Y2 JPH039959 Y2 JP H039959Y2
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JP
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tip
worm
cylindrical case
pair
guide insulator
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JP1985121751U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ワーク把持装置にかかり、特に複
数の種類のワークを把持して加工をする場合に好
適なワーク把持装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、ワークを加工するためにワークを把
持した状態またはワークを解放した状態で回動さ
せることができるようにした技術は、例えば、特
開昭52−51662号に開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のワーク把持装置は、一定
角度回動させることができるが任意の角度回動さ
せることができないという問題があつた。
すなわち、最近はワークの種類が多様化してき
ているため、例えば、ワークに穴あけをする場合
においてもワークの種類によつてその位置が変わ
ることになる。
この場合、従来のワーク把持装置は任意の角度
に回動させることができないためワークの種類が
変わると対応できないという問題があつた。
従つて、本考案の目的は、多種類のワークに対
応して、任意の位置でワークを把持し、また任意
の角度に回動することができるようにすることに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案は、把持爪が形成された一対
の開閉アームを軸線方向に直線運動させて開閉さ
せるとともに、軸線のまわりに任意の角度回動さ
せる構成としたことを特徴とするものである。
具体的には、長手方向の先端部に本体内径より
小径の開口部を有するフランジが形成されこのフ
ランジより後方の内側に前記本体内径より大径の
円周溝が形成され後端に同軸状にシリンダが取り
付けられた筒状ケースと、この筒状ケースの内側
に摺動可能にはめこまれた略筒状で半径方向に窓
穴が貫通形成されたガイドインシユレータと、先
端に把持爪が形成され中央部は枢支ピンにより前
記ガイドインシユレータの内側に揺動可能に取り
付けられ後端が前記ガイドインシユレータの窓穴
から突出可能に構成された一対の開閉アームと、
一端がこの一対の開閉アームの後部にそれぞれ枢
支ピンにより揺動可能に枢支された一対のリンク
と、この一対のリンクの他端とともに先端が枢支
ピンにより枢支され先端部近傍が前記ガイドイン
シユレータに対して摺動可能に嵌合し後端は前記
シリンダのスライドバーに連結されたスプライン
軸と、このスプライン軸の後部外周に摺動可能に
嵌合するとともに前記筒状ケースの内側に回動可
能に軸支されたウオームホイールと、このウオー
ムホイールに噛み合うウオームと、前記筒状ケー
スに固定され前記ウオームを回転軸に固定したモ
ータとからなることを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成にかかる本考案の作用を説明する
と、シリンダに圧縮空気が導入されるとスライダ
ーがスプライン軸を前進させる。これにより、こ
のスプライン軸の先端に設けられた一対の開閉ア
ームも筒状ケースの開口部に向けて前進される。
開閉アームが筒状ケースの先端まで到達すると、
リンクが開閉アームの把持爪を枢支ピンを軸とし
て閉方向に回動させワークを把持させる。
一方、モータを回転させるとウオームが回転さ
れこれに噛み合わされたウオームホイールが回転
される。これにより、ウオームホイールの内側に
はめこまれたスプライン軸が回動され、このスプ
ライン軸先端に設けられた一対の開閉アームも回
動される。
このようにして、本考案にかかるワーク把持装
置は任意の位置でワークを把持しまた任意の角度
に回動する作用をする。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案にかかるワーク把持装置の概略
構成を示す断面図、第2図は第1図のA−A線に
沿つた断面図、第3図はガイドインシユレータの
概略構成を示す斜視図である。
ワーク把持装置1は、筒状ケース2とシリンダ
3と、ガイドインシユレータ4と、一対の開閉ア
ーム5と、一対のリンク6と、スプライン軸7
と、ウオームホイール8と、ウオーム9およびモ
ータ11から構成されている。
筒状ケース2は、略円筒形状を有し、ケース前
部23とケース後部24とから構成されている。
ケース前部23とケース後部24はボルト25に
より連結されている。
そして、ケース前部23の長手方向の先端に開
口部22が設けられ、ケース後部24の後端には
シリンダ3が取り付けられている。開口部22に
はガイドインシユレータ4の抜けを防止するため
のフランジ26が取り付けられている。
シリンダ3は圧縮エアにより駆動され、これに
取り付けられケース後部24の内部に突出された
スライドバー32を筒状ケース2の長手方向に前
後に伸縮させる。
ガイドインシユレータ4は、第3図に示すよう
に略円筒形状を有し、ケース前部23の内側に摺
動可能にはめこまれている。そして、ガイドイン
シユレータ4の内側には、一対の開閉アーム(以
下アームと称する)5が設けられている。
アーム5は、その先端に把持爪52がそれぞれ
内側に向けて形成され、中央部はガイドインシユ
レータ4に設けられた枢支穴42に通された枢支
ピン54により、開閉可能に枢支されている。
また、ケース前部23の先端近くの内壁には、
その他の部分に比して内径の拡大した円周溝28
が形成され、ここにアーム5の後端がはまりこめ
るようになつている。
ガイドインシユレータ4の枢支穴42から長手
方向に少しずれた、この枢支穴42と交差する方
向には、アーム5の後端が臨むように窓穴44が
形成されている。また、アーム5のの後端にはロ
ーラ56が回動可能に取り付けられている。
一対のリンク(以下リンクと称する)6は、一
端がアーム5の後方と枢支ピン62,63により
それぞれ連結され、他端はスプライン軸7の先端
とともに枢支ピン64により連結されている。
スプライン軸7は、外周にスプライン溝72が
形成された軸状部材で、後端はシリンダ3のスラ
イドバー32の先端に連結され、筒状ケース2の
長手方向に沿つて移動可能とされている。スプラ
イン軸7の先端近くにガイドインシユレータ4の
後端がゆるくはめこまれている。
これらより、スプライン軸7が筒状ケース2内
を前後に移動すると、ガイドインシユレータ4お
よびアーム5が前後に移動する。
ウオームホイール8は、スプライン軸7のスプ
ライン溝72と噛み合うスプライン溝74が内側
に形成されており、スプライン軸7の後端の外側
にゆるくはめこまれている。
これにより、スプライン軸7はウオームホイー
ル8の内側を前後にスライドできるようになつて
いる。82,84はウオームホイール8をスプラ
イン軸7の軸線方向には移動不可とし、軸線のま
わりに回転可能に支持するための軸受部材で、ウ
オームホイール8の軸部86とケース前部23の
間にきつくはめこまれている。
86,88はそれぞれ軸受部材82,84の抜
けを防止するためのナツトである。
ウオームホイール8にはその外周にウオーム9
が噛み合わされている。ウオーム9にはその内側
に軸92がきつくはめこまれ、ケース後部24内
に回動可能に支持されている。
94,95,および96は軸受部材で、軸92
とケース後部24の間にきつくはめこまれてい
る。
ウオーム9の軸92の端部はモータ11の回転
軸13の外側にはめこまれている。15は軸92
と回転軸13を連結するためのキーである。17
は軸受部材96の抜けを防止するためのナツトで
ある。
これらより、モータ11が回転されるとウオー
ム9が回動され、さらにこれに噛み合わされたウ
オームホイール8が回動される。
上記の構成にかかる実施例の作用を説明すると
最初の状態ではアーム5はケース前部23の内部
に位置している。
この状態から、ワークを把持する場合はまずシ
リンダ3に圧縮エアが供給される。これにより、
スプライン軸7が前進し、これにともなつてガイ
ドインシユレータ4およびアーム5が開口部22
に向けて前進する。
このとき、アーム5の後端のローラ56はケー
ス前部23の内壁と当接しており、リンク6は枢
支ピン64を軸としてケース後部24に向けて折
れ曲がつたくの字形形状になつている。
これにより、アーム5は枢支ピン54を軸とし
て回動され、先端の把持爪52を開いたまま前進
する。
次に、アーム5が前進を続けローラ56が円周
溝28にはまりこむと、リンク6は枢支ピン64
を軸としたくの字形形状を弱められアーム5の後
端を押し開く。このとき、ガイドインシユレータ
4の先端はフランジ26に当接して係止され、枢
支ピン64のみがさらにわずかに前進してリンク
6がアーム5の後端を押し開く作用を助長する。
これにより、アーム5は枢支ピン54を軸とし
て閉じる方向に回動され、開口部22から突出さ
れた把持爪52がワークWを把持する。
ワークWを解放するときは上記と逆の作用をす
る。
次に、ワークWを回動させる場合は、モータ1
1をワークWを回動させたい方向に任意の角度回
転させると、その回転がウオーム9、ウオームホ
イール8を通じてスプライン軸7に伝えられる。
これにより、スプライン軸7に連結されたガイ
ドインシユレータ4およびアーム5が回動され、
ワークWを把持した状態で所望の位置に回動させ
ることができる。
なお、把持したワークWの自重によりこれを回
動させる方向に働くモーメントは、スプライン軸
7とウオームホイール8およびウオーム9の噛み
合いで受けているため、ワークW自体により不意
に回動されることはない。
以上、本考案を特定の実施例に基づいて説明し
たがこれに限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載した範囲内で当業者が実施可
能な種々の別々な態様が考えられる。例えば、シ
リンダはエアにより駆動しなくても油圧により駆
動してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案にかかるワーク把
持装置は、把持爪が形成された一対の開閉アーム
を軸線方向に直線運動させて開閉させるととも
に、軸線のまわりに任意の角度回動させる構成と
したため、多種類のワークに対応して任意の位置
でワークを把持し、また任意の角度に回動するこ
とができる。
このため、種類の異なるワークに対し、1台の
装置で対応することができ、作業効率を向上でき
るとともに設備費用、製造コストを低減できる。
また、作動が確実なリンク、ギヤ機構を使用し
ているため、信頼性、耐久性が高く作業のスピー
ドアツプを図ることができる。
さらに、開閉アームの前進、把持および解放動
作を単一のアクチエエータで共用させたため、装
置が小型化でき、安価にできるというすぐれた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるワーク把持装置の概略
構成を示す断面図、第2図は第1図のA−A線に
沿つた断面図、第3図はガイドインシユレータの
概略構成を示す斜視図である。 1……ワーク把持装置、2……筒状ケース、3
……シリンダ、4……ガイドインシユレータ、5
……開閉アーム、6……リンク、7……スプライ
ン軸、8……ウオームホイール、9……ウオー
ム、11……モータ、22……開口部、32……
スライドバー、52……把持爪、54,62,6
3,64……枢支ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向の先端部に本体内径より小径の開口部
    を有するフランジが形成されこのフランジより後
    方の内側に前記本体内径より大径の円周溝が形成
    され後端に同軸状にシリンダが取り付けられた筒
    状ケースと、この筒状ケースの内側に摺動可能に
    はめこまれ略筒状で半径方向に窓穴が貫通形成さ
    れたガイドインシユレータと、先端に把持爪が形
    成され中央部は枢支ピンにより前記ガイドインシ
    ユレータの内側に揺動可能に取り付けられ後端が
    前記ガイドインシユレータの窓穴から突出可能に
    構成された一対の開閉アームと、一端がこの一対
    の開閉アームの後部にそれぞれ枢支ピンにより揺
    動可能に枢支された一対のリンクと、この一対の
    リンクの他端とともに先端が枢支ピンにより枢支
    され先端部近傍が前記ガイドインシユレータに対
    して摺動可能に嵌合し後端は前記シリンダのスラ
    イドバーに連結されたスプライン軸と、このスプ
    ライン軸の後部外周に摺動可能に嵌合するととも
    に前記筒状ケースの内側に回動可能に軸支された
    ウオームホイールと、このウオームホイールに噛
    み合うウオームと、前記筒状ケースに固定され前
    記ウオームを回転軸に固定したモータとからなる
    ことを特徴とするワーク把持装置。
JP1985121751U 1985-08-08 1985-08-08 Expired JPH039959Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985121751U JPH039959Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JP1985121751U JPH039959Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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Publication Number Publication Date
JPS6232745U JPS6232745U (ja) 1987-02-26
JPH039959Y2 true JPH039959Y2 (ja) 1991-03-12

Family

ID=31011305

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JP1985121751U Expired JPH039959Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0641767Y2 (ja) * 1988-01-25 1994-11-02 トヨタ自動車株式会社 工具交換装置
JPH071210Y2 (ja) * 1988-05-31 1995-01-18 豊和工業株式会社 工作機械の主軸構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5817992B2 (ja) * 1981-09-25 1983-04-11 ソニー株式会社 テ−プ量表示装置

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JPS5817992U (ja) * 1981-07-29 1983-02-03 豊田工機株式会社 物品移送ア−ムの把持爪開閉確認装置
JPS5870854U (ja) * 1981-11-04 1983-05-13 トヨタ自動車株式会社 搬送装置

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JPS5817992B2 (ja) * 1981-09-25 1983-04-11 ソニー株式会社 テ−プ量表示装置

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JPS6232745U (ja) 1987-02-26

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