JPH0639157U - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JPH0639157U
JPH0639157U JP7557192U JP7557192U JPH0639157U JP H0639157 U JPH0639157 U JP H0639157U JP 7557192 U JP7557192 U JP 7557192U JP 7557192 U JP7557192 U JP 7557192U JP H0639157 U JPH0639157 U JP H0639157U
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布 誠 二 掛
林 宣 文 小
浦 務 杉
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Toyota Motor Corp
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Trinity Industrial Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被塗物の下面に突出した環状リブの表面と、
その環状リブで囲われた凹面だけを局所的に塗装する場
合、環状リブに囲われた凹面のみを確実に塗装でき、そ
の他の塗装が不要な部分に塗料が付着することのないよ
うにする。 【構成】 被塗物Wの下面に突出した環状リブ1の表面
と、その環状リブ1で囲われた凹面2だけを局所的に塗
装する塗装装置であって、前記環状リブ1を浸漬してそ
の表面をディップ塗装する塗料が充填される環状溝4が
上端面に形成された円柱状の治具3が設けられると共
に、前記環状リブ1で囲われた凹面2の頂点7に所定の
間隔で対向させた吸引口6から前記環状溝4内の塗料を
当該凹面2に沿って吸い上げる塗料吸引管5が前記円柱
状の治具3側から当該凹面2に向かって突設されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被塗物の下面に突出した環状リブの表面と、その環状リブで囲われ た凹面だけを局所的に塗装する塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋳造品で成る自動車部品の中には、局所的に防錆塗料等を塗装するものがあり 、例えば下面に突出した環状リブを有するシャフト部品等については、その環状 リブの表面と、その環状リブに囲われた凹面だけを局所的に塗装する必要があっ た。
【0003】 そして、従来においてその塗装を行う場合には、環状リブの外側と内側をマス キング板で囲って、環状リブの表面と、その環状リブで囲われた部分とを別々に 塗装しなければならなかったため、塗装に手間がかかると同時に、マスキング板 の塗料汚れを除去するのも非常に面倒であり、作業効率が悪かった。
【0004】 そこで、本出願人はこの問題を解決するために、図3に示すように、被塗物W の下方から環状リブ1で囲われた凹面状の部分2に向かって塗料を吐出する塗料 ノズル31と、当該塗料ノズル31の周囲を遮断する筒型治具32とを設け、当 該筒型治具32の上端に前記環状リブ1を浸漬してその表面をディップ塗装する 塗料が充填される環状溝4を形成した塗装装置を提案した(実開平3−5477 3号公報参照)。
【0005】 この塗装装置は、被塗物Wの下面に突出した環状リブ1の表面と、その環状リ ブ1で囲われた凹面2とを同時に塗装することができ、しかもマスキング板を用 いる必要もないから、マスキング板に付着した塗料汚れを除去する面倒もなくな って、作業効率を著しく向上できるという利点を有していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記塗料ノズル31から前記環状リブ1で囲われた凹面2に対して 吹き付ける塗料の量の加減が難しく、ノズル31からの吐出量が多過ぎると、筒 型治具31の環状溝4から塗料が溢れ出て環状リブ1の外側の塗装が不要な部分 33にまで塗料が付着してしまうことがあり、その塗り過ぎた塗料を塗装作業後 に除去しなければならないという面倒を生じていた。
【0007】 そこで本考案は、環状リブの表面と、その環状リブに囲われた凹面のみを確実 に塗装でき、その他の塗装が不要な部分に塗料が付着することのない塗装装置を 提供することを技術的課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本考案による塗装装置は、被塗物の下面に突出し た環状リブの表面と、その環状リブで囲われた凹面だけを局所的に塗装する塗装 装置であって、前記環状リブを浸漬してその表面をディップ塗装する塗料が充填 される環状溝が上端面に形成された円柱状の治具が設けられると共に、前記環状 リブで囲われた凹面の頂点に所定の間隔で対向させた吸引口から前記環状溝内の 塗料を当該凹面に沿って吸い上げる塗料吸引管が前記円柱状の治具側から当該凹 面に向かって突設されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案によれば、被塗物の下面に突出した環状リブは、円柱状の治具の上端面 に形成された環状溝内に充填された塗料に浸漬されてその表面がディップ塗装さ れると同時に、環状リブで囲われた凹面に吸引口を対向させた塗料吸引管によっ て、環状溝内の塗料がその凹面に沿って吸い上げられ、凹面もフロー塗装される 。 この際、塗料吸引管の吸引口は凹面の頂点に所定の間隔で対向していることか ら、吸引力が凹面全体に均一にかかり、その表面に沿って吸い上げられる塗料の 量も略均一になるため、塗膜厚も一定になり塗装仕上がりも良い。 そして、凹面を伝って吸い上げられた塗料の残部は塗料吸引管を介して排出さ れ、環状溝から塗料が外側に溢れ出ることもないので、被塗物の非塗装部に塗料 が付着することが確実に防止される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面に基づいて説明する。 図1は、本考案に係る塗装装置の一例を示す要部の断面図、図2はその全体図 である。 本実施例に示す塗装装置は、塗料を貯留する塗料タンク9内とその上方に搬入 出される被塗物W,Wとの間を一定のストロークで昇降するリフタアーム10に 、各被塗物Wの真下に位置する円柱状の治具3が形成されている。
【0011】 そして、各円柱状の治具3の上端面には、各被塗物Wの下面に突出した環状リ ブ1を浸漬してディップ塗装する塗料を塗料タンク9内から汲み取って充填する 環状溝4が形成されている。 また、その環状リブ1の内側には円錐型の凸部が形成され、その凸部の上端側 から前記円柱状の治具3を貫いて塗料吸引管5が嵌設されている。 なお、前記凸部の上端に開口する吸引口6は、被塗物Wが搬入された際に、環 状リブ1に囲われた凹面2の頂点7と僅かの間隙(例えば3〜5mm)をもって 対向するように設計される。
【0012】 また、被塗物W,Wは、間歇コンベア11に設けた左右一対の受け台12に載 せて塗料タンク9の上方に搬入出されるように成っており、前記リフタアーム1 0は、塗料タンク9の外に設けたシリンダ13で昇降駆動されると共に、その内 部には各塗料吸引管5に接続される吸引配管8が設けられ、当該吸引配管8には 前記環状溝4内の塗料を所定のタイミングで吸引するポンプ14を介装した塗料 循環配管15が連結されている。
【0013】 しかして、被塗物W,Wが塗料タンク9の上方に搬入されると、シリンダ13 のピストンロッド16が伸長して、リフタアーム10が塗料タンク9内から上昇 し、当該リフタアーム10に設けられた円柱状の治具3が各被塗物Wの下面に向 かって上昇せられる。 この時、各治具3の上端面に形成された環状溝4内には、塗料タンク9内の塗 料が汲み取られて充填される。
【0014】 そして、リフタアーム10は、治具3の環状溝4内に各被塗物Wの環状リブ1 が所定の深さだけ浸漬されると共に、治具3に開口する吸引口6が環状リブ1に 囲われた凹面2の頂点7と対向して所定の間隔に達した時点で停止され、ポンプ 14が起動される。
【0015】 これにより、各被塗物Wの下面に突出した環状リブ1の表面が、各円柱状の治 具3の環状溝4内に充填された塗料に浸漬されてディップ塗装される。 また、ポンプ14の吸引力により、環状溝4内の塗料は環状リブ1に囲われた 凹面2に沿って塗料吸引管5の吸引口6に向かって吸い上げられ、凹面2がフロ ー塗装される。
【0016】 この際、塗料吸引管5の吸引口6は、環状リブ1に囲われた凹面2の頂点7に 数ミリの間隔で対向しているため、吸引力が凹面全体に均一にかかり、凹面2に 沿って吸い上げられる塗料の量も略均一になるため、塗膜厚も一定となり良好な 塗装を行うことができる。
【0017】 また、凹面2に沿って吸引口6まで吸い上げられた塗料の残部は、塗料吸引管 5及び吸引配管8と塗料循環配管15を介して塗料タンク9に戻される。 したがって、本考案の塗装装置によれば、従来のように環状溝4内の塗料が外 部に溢れ出ることがないので、塗装の必要がない非塗装部分にまで塗料が付着す ることが確実に防止され、塗装作業後に非塗装部分に付着した塗料を除去する面 倒な作業を行う必要もない。
【0018】 なお、治具3の吸引口6と凹面2の頂点7との間隔及び、ポンプ14の吸引力 は、環状リブ1に囲われた凹面2の面積の広狭により適宜変更できる。 また、本実施例では治具3の上端面に円錐型の凸部を形成して、凹面2と治具 3の上端面により形成される空間の体積を小さくすることより、吸引力を有効に 利用しているが、ポンプ14の吸引力が十分に強い場合などには、この円錐型の 凸部を形成するには及ばないし、逆に凹面2の面積が大きい場合などには、治具 3の上端面を凹面と相似形に成形して吸引する空間の体積を小さくし、吸引力を より有効に利用できるようにすることも可能である。
【0019】 また、本実施例では、円柱状の治具3を塗料タンク9内の塗料中に降下させる させることによって、当該治具3の環状溝4内に塗料が充填されるようにしたが 、これに限らず、例えば環状溝3に塗料充填用のノズルを配設して塗料を注ぎ込 むようにしても良い。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の塗装装置によれば、従来のように治具の環状溝内 の塗料が外部に溢れ出ることがないので、塗装の必要がない非塗装部分にまで塗 料が付着することが確実に防止され、塗装作業後に非塗装部分に付着した塗料を 除去する面倒な作業を行う必要もないという優れた効果がある。 しかも、環状溝内の塗料を吸引する塗料吸引管の吸引口は凹面の頂点に所定の 間隔で対向していることから、吸引力が環状リブに囲われた凹面全体に均一にか かり、その表面に沿って吸い上げられる塗料の量も略均一になるため、塗膜厚も 一定になり塗装仕上がりも良いという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による塗装装置の一例を示す要部の断
面図。
【図2】 本考案による塗装装置の一例を示す全体図。
【図3】 従来技術を示す断面図。
【符号の説明】
W・・・被塗物 1・・・環状リブ 2・・・環状リブに囲われた凹面 3・・・円柱状の治具 4・・・環状溝 5・・・塗料吸引管 6・・・吸引口 7・・・凹面の頂点 9・・・塗料タンク 14・・・ポンプ
フロントページの続き (72)考案者 杉 浦 務 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物(W)の下面に突出した環状リブ
    (1)の表面と、その環状リブ(1)で囲われた凹面
    (2)だけを局所的に塗装する塗装装置であって、前記
    環状リブ(1)を浸漬してその表面をディップ塗装する
    塗料が充填される環状溝(4)が上端面に形成された円
    柱状の治具(3)が設けられると共に、前記環状リブ
    (1)で囲われた凹面(2)の頂点(7)に所定の間隔
    で対向させた吸引口(6)から前記環状溝(4)内の塗
    料を当該凹面(2)に沿って吸い上げる塗料吸引管
    (5)が前記円柱状の治具(3)側から当該凹面(2)
    に向かって突設されていることを特徴とする塗装装置。
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