JP2502325B2 - ドラム端部内周面の塗膜除去装置 - Google Patents
ドラム端部内周面の塗膜除去装置Info
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- drum
- solvent
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,例えば浸漬塗工によりドラム外周面に感光
性物質を塗布して電子写真感光体ドラムを製造する際に
使用され,塗布液が塗布された後のドラムの端部内周面
に付着した塗膜を除去する装置に関する。
性物質を塗布して電子写真感光体ドラムを製造する際に
使用され,塗布液が塗布された後のドラムの端部内周面
に付着した塗膜を除去する装置に関する。
(従来の技術) 電子写真複写機の感光体ドラムの製造方法の一つに,
ドラムを感光性物質内に浸漬させて引き上げることによ
り,感光性物質をドラム外周面に塗布する浸漬塗工法が
ある。このような浸漬塗工法では,例えば,ドラム内に
気密に嵌合された保持具により,ドラムを略鉛直となる
ように保持するエアーチャック方式にて,ドラムは塗布
液内に浸漬され,かつ塗布液内から引き上げられる。該
エアーチャック方式では,ドラム内に空気が存在するた
め,浸漬時にドラム内周面全体が塗布液にて塗布される
おそれはないが,ドラム内の空気が圧縮されるため,ド
ラム下端部内に塗布液が浸入する。このため,ドラムを
塗布液内より引き上げると,その下端部内周面に塗布液
が付着する。また,ドラム外周面に塗布された塗布液が
乾燥するまでの間に,下端部に液溜りが生じ,この液溜
りがドラム端面から内周面に回り込んで,該内周面に付
着する。付着した塗布液が乾燥すれば,固まって塗膜と
なり,例えば,該端部にフランジを装着する場合には,
フランジを嵌入することができないおそれがある。この
場合,フランジをドラム端部内に無理に嵌合させようと
すれば,ドラム自体が変形するおそれ,あるいはフラン
ジとドラムが所定の嵌合状態にならないおそれがある。
このような状態になれば,電子写真感光体ドラムとして
は使用できない。また,フランジをドラム端部に嵌合さ
せる際に,ドラム端部内周面の塗膜が削り取られて,ド
ラム内に落下するおそれもある。
ドラムを感光性物質内に浸漬させて引き上げることによ
り,感光性物質をドラム外周面に塗布する浸漬塗工法が
ある。このような浸漬塗工法では,例えば,ドラム内に
気密に嵌合された保持具により,ドラムを略鉛直となる
ように保持するエアーチャック方式にて,ドラムは塗布
液内に浸漬され,かつ塗布液内から引き上げられる。該
エアーチャック方式では,ドラム内に空気が存在するた
め,浸漬時にドラム内周面全体が塗布液にて塗布される
おそれはないが,ドラム内の空気が圧縮されるため,ド
ラム下端部内に塗布液が浸入する。このため,ドラムを
塗布液内より引き上げると,その下端部内周面に塗布液
が付着する。また,ドラム外周面に塗布された塗布液が
乾燥するまでの間に,下端部に液溜りが生じ,この液溜
りがドラム端面から内周面に回り込んで,該内周面に付
着する。付着した塗布液が乾燥すれば,固まって塗膜と
なり,例えば,該端部にフランジを装着する場合には,
フランジを嵌入することができないおそれがある。この
場合,フランジをドラム端部内に無理に嵌合させようと
すれば,ドラム自体が変形するおそれ,あるいはフラン
ジとドラムが所定の嵌合状態にならないおそれがある。
このような状態になれば,電子写真感光体ドラムとして
は使用できない。また,フランジをドラム端部に嵌合さ
せる際に,ドラム端部内周面の塗膜が削り取られて,ド
ラム内に落下するおそれもある。
このため,ドラムの端部内周面に付着した塗膜を除去
する必要がある。従来,ドラムの端部内周面に付着した
塗膜は,作業員がウェス等にて拭き取っていた。この作
業は,ドラム外周面に塗布された感光性物質を傷つける
ことなく,ドラム端部内周面を清掃しなければならず,
細心の注意を要し,作業効率が悪いという欠点があっ
た。
する必要がある。従来,ドラムの端部内周面に付着した
塗膜は,作業員がウェス等にて拭き取っていた。この作
業は,ドラム外周面に塗布された感光性物質を傷つける
ことなく,ドラム端部内周面を清掃しなければならず,
細心の注意を要し,作業効率が悪いという欠点があっ
た。
このような欠点を解消するために,特開昭60-168154
号公報では,ドラム端部内周面の塗膜を除去する装置が
提案されている。該装置は,略鉛直に保持されたドラム
下端部内に,塗膜を溶解し得る溶剤を噴射して,該ドラ
ム下端部内周面の塗膜を除去するものである。ドラム下
端部内周面に付着した塗膜は溶剤に溶解されてドラム内
周面から除去され,溶剤とともに一旦,受け皿に回収さ
れた後に溶剤槽に貯留される。
号公報では,ドラム端部内周面の塗膜を除去する装置が
提案されている。該装置は,略鉛直に保持されたドラム
下端部内に,塗膜を溶解し得る溶剤を噴射して,該ドラ
ム下端部内周面の塗膜を除去するものである。ドラム下
端部内周面に付着した塗膜は溶剤に溶解されてドラム内
周面から除去され,溶剤とともに一旦,受け皿に回収さ
れた後に溶剤槽に貯留される。
(発明が解決しようとする問題点) 前記公報に開示された装置では,ドラム外周面に塗布
された塗布液を溶解し得る溶剤が使用される。従って,
該溶剤は,ドラム外周面に塗布された塗布液の塗膜をも
溶解し得るため,ドラム外周面に溶剤が付着しないよう
にしなければならない。しかし,上記公報に開示の装置
は,ドラム内周面に溶剤をノズルにて噴射させているた
め,溶剤の飛沫が該ドラム外周面に付着するおそれがあ
る。該装置により多数本のドラムを処理する場合には,
隣接するドラム外周面に溶剤の飛沫が付着するおそれが
大きい。ドラム内周面に付着した塗膜を溶解した溶剤
は,ドラムの下方に配置された受け皿い一旦貯留される
ため,該受け皿の溶剤の蒸気がドラム外周面の塗膜に悪
影響を及ぼすおそれもある。
された塗布液を溶解し得る溶剤が使用される。従って,
該溶剤は,ドラム外周面に塗布された塗布液の塗膜をも
溶解し得るため,ドラム外周面に溶剤が付着しないよう
にしなければならない。しかし,上記公報に開示の装置
は,ドラム内周面に溶剤をノズルにて噴射させているた
め,溶剤の飛沫が該ドラム外周面に付着するおそれがあ
る。該装置により多数本のドラムを処理する場合には,
隣接するドラム外周面に溶剤の飛沫が付着するおそれが
大きい。ドラム内周面に付着した塗膜を溶解した溶剤
は,ドラムの下方に配置された受け皿い一旦貯留される
ため,該受け皿の溶剤の蒸気がドラム外周面の塗膜に悪
影響を及ぼすおそれもある。
本発明は,上記従来の問題を解決するものであり,そ
の目的は,ドラム外周面の塗膜に悪影響を与えることな
く,ドラム端部内周面に付着した塗膜を除去し得る装置
を提供することにある。
の目的は,ドラム外周面の塗膜に悪影響を与えることな
く,ドラム端部内周面に付着した塗膜を除去し得る装置
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のドラム端部内周面の塗膜除去装置は,外周面
に塗膜が形成されたドラムの端部内周面に付着した塗膜
を除去する装置であって,該塗膜を溶解し得る溶剤が供
給および排出される処理槽と,該ドラムを該処理槽内に
て気密状に保持するドラム保持台と,該処理槽に前記溶
剤を供給および排出する溶剤給排手段と,を具備し,前
記ドラム保持台は保持したドラムの内部と該処理槽内と
を連通する貫通孔を有してなり,そのことにより上記目
的が達成される。
に塗膜が形成されたドラムの端部内周面に付着した塗膜
を除去する装置であって,該塗膜を溶解し得る溶剤が供
給および排出される処理槽と,該ドラムを該処理槽内に
て気密状に保持するドラム保持台と,該処理槽に前記溶
剤を供給および排出する溶剤給排手段と,を具備し,前
記ドラム保持台は保持したドラムの内部と該処理槽内と
を連通する貫通孔を有してなり,そのことにより上記目
的が達成される。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明のドラム端部内周面の塗膜除去装置は,例えば
電子写真用感光体ドラムを製造する際に使用され,例え
ば浸漬塗工によりドラム外周面に塗布液が塗布されて感
光層である塗膜が形成された後に,該ドラム内周面に付
着した塗膜を除去する。
電子写真用感光体ドラムを製造する際に使用され,例え
ば浸漬塗工によりドラム外周面に塗布液が塗布されて感
光層である塗膜が形成された後に,該ドラム内周面に付
着した塗膜を除去する。
本発明装置は,第1図に示すように,端部内周面の塗
膜を除去処理すべきドラム50が略鉛直状態に保持される
ドラム保持台20が内部に配設された処理槽10と,ドラム
端部内周面の塗膜を溶解し得る溶剤を,該処理槽10内に
供給し,かつ該処理槽10から排出し得る溶剤給排手段30
とを有する。
膜を除去処理すべきドラム50が略鉛直状態に保持される
ドラム保持台20が内部に配設された処理槽10と,ドラム
端部内周面の塗膜を溶解し得る溶剤を,該処理槽10内に
供給し,かつ該処理槽10から排出し得る溶剤給排手段30
とを有する。
処理槽10内へは,溶剤給排手段30にて送給される溶剤
が貯留され,かつ該溶剤が溶剤給排手段30にて該処理槽
10から排出される。
が貯留され,かつ該溶剤が溶剤給排手段30にて該処理槽
10から排出される。
処理槽10内に配設されたドラム保持台20は,例えば耐
薬品性に優れたフッ素樹脂製であり,該処理槽10の上部
内周面に気密に取付けられている。該ドラム保持台20の
中央部には,下側になるに連れて縮径した円錐台状の貫
通孔21が開設されている。従って,該貫通孔21の周面
は,下側になるにつれて縮径したテーパー面22となって
いる。
薬品性に優れたフッ素樹脂製であり,該処理槽10の上部
内周面に気密に取付けられている。該ドラム保持台20の
中央部には,下側になるに連れて縮径した円錐台状の貫
通孔21が開設されている。従って,該貫通孔21の周面
は,下側になるにつれて縮径したテーパー面22となって
いる。
該ドラム保持台20に保持されるドラム50の端部外周面
は,該ドラム保持台20のテーパー面22に気密に当接し得
るように,端面側になるに連れて縮径したテーパー面51
となっている。また,該ドラム50の端部内周面も,端面
側になるに連れて拡径したテーパー面52となっている。
は,該ドラム保持台20のテーパー面22に気密に当接し得
るように,端面側になるに連れて縮径したテーパー面51
となっている。また,該ドラム50の端部内周面も,端面
側になるに連れて拡径したテーパー面52となっている。
溶剤給排手段30は,ドラム50の外周面に塗布された塗
布液を溶解し得る溶剤が貯留される溶剤槽31と,該溶剤
槽31と前記処理槽10とを連結する連結管32と,前記処理
槽10に配設され該処理槽10内の溶剤を溶剤槽31へ排出す
る溶剤循環管34とを有する。
布液を溶解し得る溶剤が貯留される溶剤槽31と,該溶剤
槽31と前記処理槽10とを連結する連結管32と,前記処理
槽10に配設され該処理槽10内の溶剤を溶剤槽31へ排出す
る溶剤循環管34とを有する。
溶剤循環管34には開閉弁35が設けられており,溶剤循
環管34の下部は,溶剤槽31内の上部に位置している。該
溶剤槽31には,該溶剤循環管34の下端排液口に対向する
ようにフィルタ31aが配設されている。
環管34の下部は,溶剤槽31内の上部に位置している。該
溶剤槽31には,該溶剤循環管34の下端排液口に対向する
ようにフィルタ31aが配設されている。
前記連結管32は,溶剤槽31の底部と処理槽10の底部と
を連通しており,該連結管32には,ポンプ33が設けられ
ている。該ポンプ33は,溶剤槽31内の溶剤を処理槽10内
へ循環し得る。
を連通しており,該連結管32には,ポンプ33が設けられ
ている。該ポンプ33は,溶剤槽31内の溶剤を処理槽10内
へ循環し得る。
このような構成の本発明装置の動作は次のとおりであ
る。まず,処理槽10に配設された溶剤循環管34の開閉弁
35を開状態とし,該処理槽10内に残留する溶剤を除去し
ておく。このような状態で,例えば浸漬塗工法により外
周面に塗布液が塗布され,その塗布液が乾燥されて塗膜
が形成されたドラム50を,略鉛直状態となるようにドラ
ム保持台20上に載置する。ドラム50の端部は外周面およ
び内周面がそれぞれテーパー面51および52となっている
たえ,ドラム保持台20のテーパー面22にドラム50を載置
した場合には,第2図に示すように,ドラム50端部にお
ける外周側のテーパー面51がドラム保持台20のテーパー
面22に気密に当接する。
る。まず,処理槽10に配設された溶剤循環管34の開閉弁
35を開状態とし,該処理槽10内に残留する溶剤を除去し
ておく。このような状態で,例えば浸漬塗工法により外
周面に塗布液が塗布され,その塗布液が乾燥されて塗膜
が形成されたドラム50を,略鉛直状態となるようにドラ
ム保持台20上に載置する。ドラム50の端部は外周面およ
び内周面がそれぞれテーパー面51および52となっている
たえ,ドラム保持台20のテーパー面22にドラム50を載置
した場合には,第2図に示すように,ドラム50端部にお
ける外周側のテーパー面51がドラム保持台20のテーパー
面22に気密に当接する。
このような状態で,処理槽10に設けられた溶剤循環管
34の開閉弁35を閉状態とした後に,連結管32に介装され
たポンプ33を駆動し,溶剤槽31内の溶剤を処理槽10内へ
返送する。処理槽10内へ返送された溶剤は,該処理槽10
内に貯留され,さらに処理槽10へ溶剤を返送すると,溶
剤はドラム保持台20の貫通孔12内に浸入する。このと
き,ドラム保持台20のテーパー面22には,ドラム50端部
の外周側のテーパー面51が気密状に当接しているため,
貫通孔21内に浸入した溶剤は,ドラム50外へ流出するこ
となくドラム50内へ浸入する。そして、ドラム50の下端
部内周面が溶剤に浸漬されると,ポンプ33の駆動が停止
され,所定時間(5〜10秒程度)にわたって該ドラム50
下端部内周面が溶剤に浸漬される。
34の開閉弁35を閉状態とした後に,連結管32に介装され
たポンプ33を駆動し,溶剤槽31内の溶剤を処理槽10内へ
返送する。処理槽10内へ返送された溶剤は,該処理槽10
内に貯留され,さらに処理槽10へ溶剤を返送すると,溶
剤はドラム保持台20の貫通孔12内に浸入する。このと
き,ドラム保持台20のテーパー面22には,ドラム50端部
の外周側のテーパー面51が気密状に当接しているため,
貫通孔21内に浸入した溶剤は,ドラム50外へ流出するこ
となくドラム50内へ浸入する。そして、ドラム50の下端
部内周面が溶剤に浸漬されると,ポンプ33の駆動が停止
され,所定時間(5〜10秒程度)にわたって該ドラム50
下端部内周面が溶剤に浸漬される。
所定時間が経過すると,溶剤循環管34の開閉弁35を開
状態とし,処理槽10内の溶剤を溶剤循環管34を通して,
溶剤槽31へ還流させる。溶剤循環管34から溶剤槽31へ排
出される溶剤は,フィルタ31aにて濾過され,溶剤内に
混入した夾雑物が溶剤から除去されて,溶剤槽31内に貯
留される。
状態とし,処理槽10内の溶剤を溶剤循環管34を通して,
溶剤槽31へ還流させる。溶剤循環管34から溶剤槽31へ排
出される溶剤は,フィルタ31aにて濾過され,溶剤内に
混入した夾雑物が溶剤から除去されて,溶剤槽31内に貯
留される。
このような動作が30〜40回程度繰り返され,その間
に,ドラム50端部内周面に付着する塗膜が溶剤に溶解さ
れて,ドラム50内周面から除去される。
に,ドラム50端部内周面に付着する塗膜が溶剤に溶解さ
れて,ドラム50内周面から除去される。
本実施例では,端部内周面の塗膜が除去されるドラム
50の端部外周面がテーパー面51となっているため,浸漬
塗工によりドラム外周面に塗布液を塗布しても,その塗
布液は該テーパー面51における表面張力により液溜りが
ドラム内周面に付着することを極力抑制し得る。ドラム
50端部内周面もテーパー面52となっているため,浸漬塗
工時において塗布液内にドラムを浸漬する際に,ドラム
50端部と塗布液との間の空気が該テーパー面51および52
に案内されるため,ドラム50端部と塗布液との間に空気
を保持することなくドラム50を浸漬できる。そのため,
気泡が発生しドラム50外周面に付着してドラム外周面の
塗布液の厚さを不均一にするおそれがない。各テーパー
面51および52は,ドラム50の厚さb(第1図参照)に対
して,該ドラム端面の厚さa(第1図参照)がb/2〜b/3
程度になるように形成することが好ましい。
50の端部外周面がテーパー面51となっているため,浸漬
塗工によりドラム外周面に塗布液を塗布しても,その塗
布液は該テーパー面51における表面張力により液溜りが
ドラム内周面に付着することを極力抑制し得る。ドラム
50端部内周面もテーパー面52となっているため,浸漬塗
工時において塗布液内にドラムを浸漬する際に,ドラム
50端部と塗布液との間の空気が該テーパー面51および52
に案内されるため,ドラム50端部と塗布液との間に空気
を保持することなくドラム50を浸漬できる。そのため,
気泡が発生しドラム50外周面に付着してドラム外周面の
塗布液の厚さを不均一にするおそれがない。各テーパー
面51および52は,ドラム50の厚さb(第1図参照)に対
して,該ドラム端面の厚さa(第1図参照)がb/2〜b/3
程度になるように形成することが好ましい。
(発明の効果) 本発明のドラム端部内周面の塗膜除去装置は,このよ
うに,ドラム保持台にドラムを,その周面が気密状態と
なるように保持して,ドラム内に,塗膜を溶解し得る溶
剤を導入するようにしているため,溶剤がドラム外周面
の塗膜に付着することなく,かつ,ドラム外周面の塗膜
が溶剤蒸気により悪影響を受けることなく,ドラム端部
内周面の塗膜を除去し得る。その結果,ドラム端部に,
フランジを,ドラムを変形させることなく,また,所定
の状態となるように容易に挿入することができる。
うに,ドラム保持台にドラムを,その周面が気密状態と
なるように保持して,ドラム内に,塗膜を溶解し得る溶
剤を導入するようにしているため,溶剤がドラム外周面
の塗膜に付着することなく,かつ,ドラム外周面の塗膜
が溶剤蒸気により悪影響を受けることなく,ドラム端部
内周面の塗膜を除去し得る。その結果,ドラム端部に,
フランジを,ドラムを変形させることなく,また,所定
の状態となるように容易に挿入することができる。
第1図は本発明装置の一例を示す断面図,第2図はその
動作説明図である。 10…処理槽,20…ドラム保持台,21…貫通孔,22…テーパ
ー面,30…溶剤給排手段,31…溶剤槽,31a…フィルタ,32
…連結管,33…ポンプ,34…溶剤循環管,35…開閉弁。
動作説明図である。 10…処理槽,20…ドラム保持台,21…貫通孔,22…テーパ
ー面,30…溶剤給排手段,31…溶剤槽,31a…フィルタ,32
…連結管,33…ポンプ,34…溶剤循環管,35…開閉弁。
Claims (3)
- 【請求項1】外周面に塗膜が形成されたドラムの端部内
周面に付着した塗膜を除去する装置であって, 該塗膜を溶解し得る溶剤が供給および排出される処理槽
と, 該ドラムを該処理槽内にて気密状に保持するドラム保持
台と, 該処理槽に前記溶剤を供給および排出する溶剤給排手段
と, を具備し,前記ドラム保持台は保持したドラムの内部と
該処理槽内とを連通する貫通孔を有する ドラム端部内周面の塗膜除去装置。 - 【請求項2】前記ドラム保持台とドラム周面との当接面
は互いにテーパー状に構成されている特許請求の範囲第
1項に記載のドラム端部内周面の塗膜除去装置。 - 【請求項3】前記溶剤給排手段は,前記溶剤が貯留され
た溶剤槽と,該溶剤槽と前記処理槽とを連結する連結管
と,該連結管に設けられたポンプと,該処理槽の底部に
配設され該溶剤槽と連通する溶剤循環管と,該溶剤循環
管に設けられた開閉弁と,を有する特許請求の範囲第1
項に記載のドラム端部内周面の塗膜除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28571887A JP2502325B2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | ドラム端部内周面の塗膜除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28571887A JP2502325B2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | ドラム端部内周面の塗膜除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01127077A JPH01127077A (ja) | 1989-05-19 |
JP2502325B2 true JP2502325B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=17695128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28571887A Expired - Lifetime JP2502325B2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | ドラム端部内周面の塗膜除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502325B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4640167B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2011-03-02 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、その製造方法および製造装置、画像形成装置 |
-
1987
- 1987-11-12 JP JP28571887A patent/JP2502325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01127077A (ja) | 1989-05-19 |
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