JPS6036360Y2 - 回転霧化型静電塗装機の洗浄廃液回収装置 - Google Patents

回転霧化型静電塗装機の洗浄廃液回収装置

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JPS6036360Y2
JPS6036360Y2 JP1981118296U JP11829681U JPS6036360Y2 JP S6036360 Y2 JPS6036360 Y2 JP S6036360Y2 JP 1981118296 U JP1981118296 U JP 1981118296U JP 11829681 U JP11829681 U JP 11829681U JP S6036360 Y2 JPS6036360 Y2 JP S6036360Y2
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JP
Japan
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waste liquid
cleaning
washing
shroud
recovery device
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Expired
Application number
JP1981118296U
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JPS5823668U (ja
Inventor
政志 村手
保男 徳島
賢太郎 尾形
和義 内山
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、下向きに配設した回転カップを有する回転霧
化型静電塗装機の洗浄廃液回収装置に関するものである
下向きに配設した回転カップを有する回転霧化型静電塗
装機は、通常、門型レシプロ装置等に垂下して取り付け
られ、自動車ボディーの主として上面を上塗り塗装する
ような場合に使用されている。
そして、上塗り工程中で塗装変更(いわゆる色替。
)が必要な場合には、前色と次色との混合による塗装不
良の発生を防止するため、回転カップの洗浄用シンナー
による洗浄が必要とされる。
このため、従来は、下向きの回転カップに対し昇降する
中空環状体から成る洗浄用囲い容器(以下、ウオツシン
グシュラウドという。
)を回転カップ付近に配設し、回転カップの洗浄時には
ウオツシングシュラウドを回転カップを囲繞する位置ま
で移動させて、回転カップの飛散させる洗浄廃液をウオ
ツシングシュラウドによって捕捉し、更に、ウオツシン
グシュラウド内に溜った洗浄廃液をベンチュリー管や真
空ポンプ等で吸引して廃液ホースを通じて吸出すように
構成した洗浄廃液回収装置が使用されている(例えば、
実公昭49−37948号参照。
)。しかしながら、上述した従来の洗浄廃液回収装置で
は、ウオツシングシュラウド内に捕捉された洗浄廃液を
廃液ホースを通じて吸出す際の吸出し速度が小さいため
、色替が終了して次色の塗装が開始された後にもウオツ
シングシュラウド内や廃液ホース内に洗浄廃液が残留し
、塗装機の昇降動作(いわゆるレシプロ動作。
)に伴う振動により、塗装面上に洗浄廃液が落下して、
塗装不良を惹起する事態がしばしば生じている。
また、上記した従来装置によってメタリック塗装を行う
場合には、特に、廃液ホース内の洗浄性及び乾燥性が悪
いため、この廃液ホースの内壁にアルミ顔料が付着し、
静電塗装時にこのアルミ顔料が、いわゆるブリッジ現象
を起こし、電流がリークして静電塗装不良を生ずること
が多々あるのである。
本考案の目的は、ウオツシングシュラウドによって捕捉
された洗浄廃液を極く短時間にウオツシングシュラウド
内から排出させることにより、塗装面上への洗浄廃液の
落下とメタリック塗装時の電流のリークとを確実に防止
し、これらの原因による塗装不良の発生を排除し得る、
回転霧化型静電塗装機の洗浄廃液装置を提供することに
ある。
本考案の構成上、特徴となるところは、ウオツシングシ
ュラウドの底部の廃液溜め室を形成すると共に、この廃
液溜め室とウオツシングシュラウドとを連通ずる連通路
に開閉弁を介装し、廃液溜め室には廃液排出管と廃液押
出し用の圧力流体供給管とを連結した洗浄廃液回収装置
であって、廃液の排出時には、開閉弁を閉鎖した状態で
廃液溜め室内に圧力流体供給管から廃液押出し用の圧力
流体を供給し、これによって、廃液溜め室内に一時貯留
された洗浄廃液を、強制的に廃液排出管から排出させる
ものである。
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。
回転霧化型静電塗装機の回転カップ1はエアモータ2の
回転軸2aに取り付けられて下向きに配設され、エアモ
ータ2は絶縁支持棒3に固定されている。
絶縁支持棒2は図示しない門型レシプロ装置等に支持さ
れ、絶縁支持棒2の内部には回転カップ1に高電圧(−
6万V〜−10万V)を印加するための給電ケーブルや
高抵抗(ともに、図示せず。
)が内装されている、。4は、回転カップ1に塗料及び
洗浄用シンナーを供給するための流入管を示し、流入管
4はブラケット4aによってエアモータ2の側面に固定
されている。
回転カップ1の近傍は中空環状体から成るウオツシング
シュラウド5が配設されている。
ウオツシングシュラウド5はアルミニウムや合成樹脂等
で形成され、エアシリンダ装置6のピストンロッド6a
に連結されている。
そして、エアシリンダ装置6の作動に連動してA−A’
力方向昇降自在であり、図示の状態は回転カップ1の洗
浄位置にあることを示している。
すなわち、静電塗装時には、ウオツシングシュラウド5
はA方向に上昇し、回転カップ1はウオツシングシュラ
ウド5の底部5aに形成された出入用孔5bから突出し
ているのである。
ウオツシングシュラウド5の天井部5Cにも、回転カッ
プ1用の出入用孔5dが出入用孔5bと同心状に形成さ
れ、出入用孔5dは出入用孔5bよりも大径となってい
る。
その理由は、出入用孔5dの側壁に付着した洗浄廃液が
出入用孔5bを通って塗装面(図示せず。
)上に落下するのを防止するためである。
ウオツシングシュラウド5の底部5aの一側には廃液溜
め室7が形成され、底部5aの上面5a′は廃液溜め室
7に向って下方に傾斜している。
上面5a’がこのように傾斜している理由は、ウオツシ
ングシュラウド5で捕捉された洗浄廃液の廃液溜め室7
への流下を助けるためにほかならない。
廃液溜め室7とウオツシングシュラウド5とを連通ずる
連通路8には開閉弁9のニードル弁体9aが介装され、
ニードル弁体9aの上端部にはピストン9bが一体形成
されている。
ピストン9bはエアシリンダ装置9c内に内装され、圧
縮コイルバネ9dによって常時、閉弁方向に弾発付勢さ
れている。
10は、エアシリンダ装置9cのシリンダ内に作動エア
を給排するためのエア給排管を示腰エア給排管10を通
してエアシリンダ装置9のシリンダ内に作動エアを供給
することにより、ニードル弁体9aは上昇して開弁する
こととなる。
廃液溜め室7には、廃液押出し用の圧力流体供給管11
と廃液排出管12とが連結され、廃液排出管12の端部
は廃液収容タンク13に連結されている。
13aは、エア抜き孔を示す。以下、作用を説明する。
回転カップ1の色替え洗浄時には、ウオツシングシュラ
ウド5をエアシリンダ装置6の作用によって図示の位置
、すなわち、ウオツシングシュラウド5が回転カップ1
を囲繞する位置まで下降させ、停止させる。
ここで、回転中の回転カップ1に流入管4から洗浄用シ
ンナーを供給し、回転カップ1の洗浄を行う。
この時、回転カップ1に対する給電は遮断されているか
ら、回転カップ1の洗浄後の廃液は遠心力により、図中
、破線方向に飛散する。
このようにして飛散した洗浄廃液はつオツシングシュラ
ウド5によって捕捉され、底部5aの上面5a’に沿っ
て連通路8方向に流下する。
このとき、エアシリンダ装置9Cのシリンダ内にはエア
給排管10から作動エアが供給されているから、ニード
ル弁体9aは圧縮コイルスプリング9dの弾発力に抗し
て上昇し、開閉弁9は開放している。
したがって、底部5aの上面5a’に沿って流下してき
た洗浄廃液は、連通路8を通って廃液溜め室7内に貯留
される。
洗浄廃液の廃液溜め室7内への流入が終了した時、エア
給排管10を介してエアシリンダ装置9Cのシリンダ内
から作動エアを排出させ、ニードル弁体9aを下降させ
て開閉弁8を閉弁させる。
開閉弁9の閉弁後、圧力流体供給管11を通して圧力エ
アを廃液溜め室7内に供給すれば、廃液溜め室7内に貯
留された洗浄廃液は、圧力エアの圧力により廃液排出管
12を通って、強制的に、廃液収容タンク13内に急速
に排出され洗浄工程は終了する。
なお、圧力流体供給管11を通して、圧力エアを送るか
わりに、エアと洗浄用シリンダとの混合流体か、または
、エアと洗浄用シンナーとを交互に送ることも可能であ
り、このような手段を採用すれば、廃液排出管12内に
残留し易いメタリック塗料のアルミ顔料をも確実に流下
させることができるから、電流リークによる塗装不良を
未然に防止することが可能となる。
以上、説明したように、本考案の洗浄廃液回収装置によ
れば、色替時における洗浄廃液の排出性が飛躍的に向上
する結果、高速度の色替洗浄が可能となり、洗浄廃液が
塗装面上に落下して塗装不良が発生することを確実に防
止することが可能になるという効果を生ずる。
また、メタリック塗料を色替え洗浄する場合には、廃液
排出管の洗浄性が向上する結果、ブリッジ現象の生皮に
ともなう電流リークが完全に防止され、塗装品質が格段
に向上すると共に、品質の安定化を図り得るという効果
を生ずる。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の洗浄廃液回収装置の一実施例の要部断面
図である。 1・・・・・・回転カップ、2・・・・・・エアモータ
、3・・・・・・絶縁支持棒、4・・・・・・流入管、
5・・・・・・ウオツシングシュラウド、7・・・・・
・廃液溜め室、8・・・・・・連通路、9・・・・・・
開閉弁、9a・・・・・・ニードル弁体、9b・・・・
・・ピストン、9c・・・・・・エアシリンダ装置、9
d・・・・・・圧縮コイルスプリング、10・・・・・
・エア給排管、11・・・・・・廃液押出し用の圧力流
体供給管、12・・・・・・廃液排出管、13・・・・
・・廃液収容タンク。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)下向きに配設した回転カップ付近に中空環状体か
    ら成るウオツシングシュラウドを配設し、前記回転カッ
    プの洗浄時に前記回転カップを囲繞する位置まで前記ウ
    オツシングシュラウドを移動して前記回転カップの飛散
    させる洗浄廃液を前記ウオツシングシュラウドによって
    回収する回転霧化型静電塗装機の洗浄廃液回収装置にお
    いて、前記ウオツシングシュラウドの底部に廃液溜め室
    を形成すると共に、該廃液溜め室と前記ウオツシングシ
    ュラウドとの連通路に開閉弁を介装し、前記廃液溜め室
    に廃液排出管と廃液押出し用の圧力流体供給管とを連結
    したことを特徴とする、回転霧化型静電塗装機の洗浄廃
    液回収装置。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第1項記載の洗浄廃液回
    収装置において、前記開閉弁をエアオペレート式のシリ
    ンダ装置に連動させてなるもの。
JP1981118296U 1981-08-11 1981-08-11 回転霧化型静電塗装機の洗浄廃液回収装置 Expired JPS6036360Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981118296U JPS6036360Y2 (ja) 1981-08-11 1981-08-11 回転霧化型静電塗装機の洗浄廃液回収装置

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JP1981118296U JPS6036360Y2 (ja) 1981-08-11 1981-08-11 回転霧化型静電塗装機の洗浄廃液回収装置

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Publication Number Publication Date
JPS5823668U JPS5823668U (ja) 1983-02-15
JPS6036360Y2 true JPS6036360Y2 (ja) 1985-10-29

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ID=29912438

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JP1981118296U Expired JPS6036360Y2 (ja) 1981-08-11 1981-08-11 回転霧化型静電塗装機の洗浄廃液回収装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6980056B2 (ja) * 2020-05-22 2021-12-15 株式会社大気社 塗料回収容器および塗料案内部材

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JPS5823668U (ja) 1983-02-15

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