JPH0131337Y2 - - Google Patents

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JPH0131337Y2
JPH0131337Y2 JP17594084U JP17594084U JPH0131337Y2 JP H0131337 Y2 JPH0131337 Y2 JP H0131337Y2 JP 17594084 U JP17594084 U JP 17594084U JP 17594084 U JP17594084 U JP 17594084U JP H0131337 Y2 JPH0131337 Y2 JP H0131337Y2
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piston
diameter portion
cylinder
large diameter
paint
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案はコンプレツサを装備しない電磁石型
の塗装機に係り、その目的は、塗料の種類、すな
わち油性、水性を問うことなく両者とも良好に噴
霧可能とし、その塗装効果を向上させることにあ
る。 (従来の技術とその欠点) 従来の塗装機は第3図示する如く、本体1に収
納した電磁石となるソレノイドコイル2にアマチ
ユア3を連結し、本体1と一体に伸長垂下したグ
リツプ1aにスイツチ1bを突設して上記コイル
2に交流電圧を印加することにより上記アマチユ
ア3を揺動運動可能とする。 ハウジング1cは本体1と一体に、且つグリツ
プ1aと略直交方向に伸長する。シリンダ4は合
成樹脂製の外筒5に内装され、外筒5はビス(図
示していない)にて本体1に螺着固定される。 ピストン6はアマチユア3に押圧されてシリン
ダ4に貫挿支持され、シリンダ4とピストン6と
にバネ7を弾設することによりピストン6はバネ
7の弾性作用でアマチユア3と共動して上記シリ
ンダ4内で往復動作可能である。蓋体1dは本体
1に一体に成型され、液体塗料を収納する容器8
を螺着吊設するとともに上記シリンダ4から容器
8へ連絡する吸入口9と排出口10とが形成され
る。 ハウジング1cの自由端部に弁作用をするバル
ブコーン11を中介してノズル(図示せず)を螺
着することにより上記ソレノイドコイル2とバネ
7とによる上記アマチユア3とピストン6との往
復運動によつて容器8から塗料がシリンダ4内に
吸引され、ノズルから噴霧される。 この種の塗装機はピストン6が後退位置に移動
したときにはバルブコーン11が弁作用によりシ
リンダ4の軸線方向での先端開口部分を閉塞し、
これに伴うシリンダ4内での負圧作用によつて容
器8内の液体塗料を吸入口9を介して上記シリン
ダ4内に吸引するとともにピストン6が前進位置
に移動したときにはシリンダ4内の正圧作用によ
りバルブコーン11を開放し、ノズルから塗料が
吐出され、上記動作が普通毎分数千回の速度で繰
り返えされることにより塗装作業が行われるもの
である。 ところが、ピストン6とシリンダ4とは上記負
圧、正圧作用と密接な関係にあるためピストン6
とシリンダ4とは一定の間隙を介在して係合して
おり、このため特に水性塗料のように機械的性質
の弱い粒子を使用した場合には、上記間隙に侵入
した塗料がピストン6とシリンダ4との摩擦熱及
びピストン6とシリンダ4の摩擦による塗料中の
エマルシヨン破壊によりガム化し(以下ガムアツ
プ現象という)目詰りし(特に塗料温度が35℃以
上になるとこの現象が顕著に現れる)、次第に塗
料の吸引・吐出効果を阻害し、ついにはピストン
6とシリンダ4とが固着し、動作不能の自体が発
生するという欠点があつた。 またこの様な欠点を解決せんとしてなされたも
のとしては実公昭58−2456号公報に開示された塗
装機がある。 この既開示の塗装機は、第4図示する如く、ピ
ストン6の前部、中間部及び基部に各々径大部分
12を形成し、ピストン6の前進運動位置(破線
で示す)で吸入口9を閉塞し、ピストン6の後退
運動位置(実線で示す)で吸入口9を開放するも
のである。 シリンダ4下部の排出口10はピストン6の後
部に形成した径小部分13によりピストン6の往
復運動に関係なく開放状態にあるが、上記ピスト
ン6の径大部分12によつてシリンダ4の吸入口
9と排出口10と略気密状態を保持することがで
き、ピストン6の上記運動に伴うシリンダ4内の
負圧・正圧作用がやや良好に行われ、この結果塗
料の吸引・吐出がやや円滑に行われるようになつ
た。 ところで、シリンダ4内での塗料の吸引・吐出
残液はピストン6の往復運動に伴つてピストン6
の径大部分12とシリンダ4の内壁とに一定のク
リアランスを保有して形成した間隙に侵入し、前
記ガムアツプ現象を誘発する傾向を呈すが、前記
ピストン6の径小部分13aはシリンダ4の排出
口10を常時開放状態に保持するため、少なくと
も前記径小部分13aはピストン6の往復運動に
伴つてシリンダ4の内壁との間に拡大された流路
を形成し、上記間隙に侵入した残液はピストン6
の上記繰り返し運動により排出口10に掻き集め
られて案内され、従つてピストン6とシリンダ4
との間隙への塗料残液の固着をやや良好に防止
し、やや機械的性質の弱い粒子からなる水性塗料
をもやや安定に噴霧することができるようになつ
た。 しかしながら、この既開示の塗装機においても
前記ガムアツプ現象はあまり解決されなかつた。 この考案はこの問題点を改良せんとしてなされ
たものである。 (欠点を解決するための手段) この考案者らは以上の様な事情に照らし鋭意研
究を重ねた結果、径小部分13bに残留する塗料
がガムアツプ現象を誘因すること及び、径大部分
12の巾D1,D2の寸法がこのガムアツプ現象
と密接な関係を有することを発見し、この考案を
完成した。 この考案は、シリンダの前部下側には前記液体
塗料を収納する容器に連通する吸入口を、またシ
リンダの後部下側には前記液体塗料の残液を帰還
収納する前記容器を連通する排出口を各々形成す
るとともに、ピストンの最前部に径大部分を、ピ
ストンの次前部に径小部分を各々形成し、この径
小部分の後部側に極巾狭の径大部分を、ピストン
の後部に径小部分を各々形成し、かつ前記最前部
の径大部分の巾が1mm乃至2mmであつて、前記極
巾狭の径大部分が0.5mm乃至1mmであり、さらに
最前部の径大部分の前端から極巾狭の径大部分の
後端までの距離が3.5mm乃至5.0mmである塗装機を
提供することにより前述の問題点を解決するもの
である。 (実施例) 以下、第1図乃至第2図に基づいてこの考案の
一実施例について詳説する。 第1図はピストンの最後退運動位置を示す図、
第2図はピストンの最前進運動位置を示す図であ
る。 第1図乃至第2図において、4はシリンダ、6
はピストン、9は吸入口、10は排出口、11は
バルブコーン、12は径大部分、13は径小部分
である。 シリンダ4の前部下側には液体塗料を収納する
容器8に連通する吸入口9を、またシリンダ4の
後部下側には液体塗料の残液を帰還収納する容器
8に連通する排出口10が各々形成されている。 ピストン6の最前部には径大部分12aをピス
トン6の次前部には径小部分13bが各々形成さ
れている。この径小部分13bの後部側には極巾
狭の径大部分12bが、ピストン6の後部には径
小部分13aが各々形成されている。 最前部の径大部分12aの巾D1は1.0mm乃至
2.0mmに、極巾狭の径大部分12bは0.5mm乃至1.0
mmに、最前部の径大部分12aの前端から極巾狭
の径大部分の後端までの距離D3が3.5mm乃至5.0
mmに形成されている。 最前部の径大部分12aの前端12cはピスト
ン6の最後退運動位置(第1図参照)で吸入口9
の後端9aと略一致するか若しくはそれより後退
する。 最前部の径大部分12aの後端12dはピスト
ン6の最前進運動位置(第2図参照)で吸入口9
の前端9bと略一致する(若くは前端9bより前
進側に位置しても良い)。 この様な構成からなるこの実施例に係る塗装機
の作動を以下に説明する。 ピストン6が第1図示する如く後退移動したと
きにピストン6の最前部に形成した径大部分12
aがシリンダ4下部の吸入口9を開放するため、
容器8内の塗料が吸入口9を通つてシリンダ4内
に導入される。 次いでピストン6が第2図示する如く前進移動
して前記塗料をバルブコーン11が前進したこの
弁作用によりノズル(図示していない)から噴霧
される。 ところで、塗料の吸引・吐出残液がピストン6
の往復運動に伴つてピストン6の径小部分13b
とシリンダ4との間隙に侵入するが、径小部分1
3bが吸入口9に臨む、即ち、最前部の径大部分
12cの後端12dがピストン6の最前進運動位
置で吸入口9の前端9bと略同一程度若しくは前
進側に位置するので前記塗料の残液はガムアツプ
現象が発生する以前に掻き集められた容器8内に
再び収納される。この際ガムアツプ現象を誘発す
る様なガム化されたごく大きな固形物は、次なる
吸引時にもシリンダ内には入らず容器8に収納さ
れるのである。 また径大部分12a,12bの巾D1,D2を
前述の様に寸法を小さくしたのでピストン6とシ
リンダ4との摩擦熱が少なく、かつピストン6と
シリンダ4の摩擦によるエマルシヨンの破壊も少
ない。 この考案において、径大部分9aの巾D1を1
mm以上とした理由は、1mm未満であると吸引時及
び吐出時にシリンダ4内の負圧・正圧状態が保持
できず、結果塗料の吐出量が小さくなり実用に供
しないからである。一方、巾D1を2mmよりも大
きくすると、シリンダ4内の負圧・正圧状態には
ほとんど影響がなくなる一方摩擦熱が大きくなり
すぎる上に摩擦によるエマルシヨン破壊が多くな
るからである。 この考案においてD3寸法を3.5mm乃至5.0mmと
した理由は、3.5mmよりも小さいと電磁石の励磁
によるアマチユア3の揺動運動をピストン6の往
復運動に変換しているためピストン6のシリンダ
4内で傾きが大きくなりすぎ正常な摺動運動を妨
げ結果、良好な負圧・正圧状態が得られないから
である。一方、5.0mm以上とすると不要に径小部
分13bが長くなりピストン6の一回のストロー
クが長くなりすぎ(径小部分13bの前端は吸入
口9の後端9aまで移動するのが好ましいため)
結果大きな摩擦熱が生じるからである。 この考案において径大部分12bの巾D2を
0.5mm以上としたのは0.5mm未満であると径大部分
12bの強度が弱くなりすぎ、欠損する等の欠点
が生じるからである。一方巾D2を1mmよりも大
きくすると、吐出量に影響がほとんどなくなる反
面摩擦熱が大きくなりすぎる上に摩擦によるエマ
ルシヨン破壊が多くなるからである。 (考案の効果) 以上詳述した如く、この考案に係る塗装機は、
両径大部分の巾を小さくしたのでピストンとシリ
ンダとの摩擦熱が小さく、かつピストンとシリン
ダの摩擦によるエマルシヨンの破壊を小さくした
のでシリンダ内に残留する塗料がガムアツプ現象
を生ずることが極めて少なく、結果円滑なピスト
ンの運動ができ、従つて機械的性質の弱い粒子の
水性塗料等でも安定して噴霧できるという効果を
持つ。 以下実施例、比較例及び試験例を示すことによ
り一層この考案の効果を明らかなものとする。 実施例1〜5 比較例1〜3 第1表に示すD1,D2,D3寸法及び径大部
分1の直径4.5mm、径小部分の直径4.45mmのセラ
ミツクス製のピストンを用い、塗装液の温度を38
℃とし5分間塗装を行つた。 試験例 実施例及び比較例の結果を第2表に示す。 第2表中状態とはピストンに目詰りが生じたか
どうか、吐出量とは塗料の噴霧量を示す。
【表】
【表】 以上の結果から明らかな如く、この考案は優れ
た効果を持つことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図はこの考案の塗装機の一実施
例を説明する図で、第1図はピストンの最後退運
動位置を示す図、第2図はピストンの最前進運動
位置を示す図である。第3図乃至第4図は従来例
を説明する図で、第3図は塗装機の概略一部部断
面図、第4図はピストンとシリンダの説明図であ
る。 1……本体、3……アマチユア、4……シリン
ダ、6……ピストン、8……容器、9……吸入
口、10……排出口、12……径大部分、13…
…径小部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体に内装した電磁石の励磁によるアマチユア
    の揺動運動をピストンのシリンダ内での往復運動
    に変換してシリンダ内に液体塗料を吸引してノズ
    ルから噴霧する塗装機において、シリンダの前部
    下側には前記液体塗料を収納する容器に連通する
    吸入口を、またシリンダの後部下側には前記液体
    塗料の残液を帰還収納する前記容器に連通する排
    出口を各々形成するとともに、ピストンの最前部
    に径大部分をピストンの次前部に径小部分を各々
    形成し、この径小部分の後部側に極巾狭の径大部
    分をピストンの後部に径小部分を各々形成し、か
    つ前記最前部の径大部分の巾が1mm乃至2mmであ
    つて、前記極巾狭の径大部分が0.5mm乃至1mmで
    あり、さらに前記最前部の径大部分の前端から極
    巾狭の径大部分後端までの距離が3.5mm乃至5.0mm
    であることを特徴とする塗装機。
JP17594084U 1984-11-19 1984-11-19 Expired JPH0131337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17594084U JPH0131337Y2 (ja) 1984-11-19 1984-11-19

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JP17594084U JPH0131337Y2 (ja) 1984-11-19 1984-11-19

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Publication Number Publication Date
JPS6191353U JPS6191353U (ja) 1986-06-13
JPH0131337Y2 true JPH0131337Y2 (ja) 1989-09-26

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JP (1) JPH0131337Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11298786B2 (en) 2015-03-12 2022-04-12 Lang Technik Gmbh Clamping means system capable of automation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11298786B2 (en) 2015-03-12 2022-04-12 Lang Technik Gmbh Clamping means system capable of automation

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JPS6191353U (ja) 1986-06-13

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