JPH0639148Y2 - 自動車のトーションバー取付け装置 - Google Patents
自動車のトーションバー取付け装置Info
- Publication number
- JPH0639148Y2 JPH0639148Y2 JP6851892U JP6851892U JPH0639148Y2 JP H0639148 Y2 JPH0639148 Y2 JP H0639148Y2 JP 6851892 U JP6851892 U JP 6851892U JP 6851892 U JP6851892 U JP 6851892U JP H0639148 Y2 JPH0639148 Y2 JP H0639148Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding portion
- torsion bar
- stopper member
- serration
- holding
- Prior art date
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- Springs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のサスペンション
装置に取りつけられるトーションバーを車体に取りつけ
る取付け装置に関するものである。
装置に取りつけられるトーションバーを車体に取りつけ
る取付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トーションバーはその先端部に自動車の
サスペンションアームが取りつけられ、基端部が車体に
固定される。トーションバーを車体に固定するための取
付け装置として、トーションバーの基端部の外周に形成
されたセレーションと噛み合うセレーションを円筒の内
壁に有するトーションバー保持部を備え、その保持部を
アームを介して車体に取りつけるようにしたものがあ
る。トーションバー保持部では入口側からトーションバ
ーが挿入され、保持部内の奥にはトーションバーの基端
面と当接してトーションバーの保持部内への挿入深さを
規定するためのストッパが設けられている。ストッパに
よりトーションバーが保持部内に挿入される深さが規定
されることによって、トーションバーのセレーションと
保持部のセレーションとの噛み合いの長さが規定され
る。
サスペンションアームが取りつけられ、基端部が車体に
固定される。トーションバーを車体に固定するための取
付け装置として、トーションバーの基端部の外周に形成
されたセレーションと噛み合うセレーションを円筒の内
壁に有するトーションバー保持部を備え、その保持部を
アームを介して車体に取りつけるようにしたものがあ
る。トーションバー保持部では入口側からトーションバ
ーが挿入され、保持部内の奥にはトーションバーの基端
面と当接してトーションバーの保持部内への挿入深さを
規定するためのストッパが設けられている。ストッパに
よりトーションバーが保持部内に挿入される深さが規定
されることによって、トーションバーのセレーションと
保持部のセレーションとの噛み合いの長さが規定され
る。
【0003】そのようなストッパを備えた取付け装置の
保持部としては、図5や図6に示される円筒状のものが
使用されている。図5の保持部2は内壁にセレーション
をもち、その奥に厚さが2〜4mmの板状のストッパ部
材4が挿入され溶接により保持部2に固着されている。
ストッパ部材4の保持部2内の先端面が、保持部2の入
口側から挿入されるトーションバー6の基端面と当接し
てトーションバー6の挿入深さを規定する位置決め面と
なっている。
保持部としては、図5や図6に示される円筒状のものが
使用されている。図5の保持部2は内壁にセレーション
をもち、その奥に厚さが2〜4mmの板状のストッパ部
材4が挿入され溶接により保持部2に固着されている。
ストッパ部材4の保持部2内の先端面が、保持部2の入
口側から挿入されるトーションバー6の基端面と当接し
てトーションバー6の挿入深さを規定する位置決め面と
なっている。
【0004】図6の保持部では、内壁にセレーション1
0をもつ保持部8の奥側(図では左側)の開口を閉じ保
持部の円筒の軸と同軸上に突出した位置決め部14をも
つストッパ部材12が、溶接により保持部8に固着され
ている。位置決め部14の先端面が、保持部8の入口か
ら挿入されるトーションバーの基端面と当接する位置決
め面となっている。
0をもつ保持部8の奥側(図では左側)の開口を閉じ保
持部の円筒の軸と同軸上に突出した位置決め部14をも
つストッパ部材12が、溶接により保持部8に固着され
ている。位置決め部14の先端面が、保持部8の入口か
ら挿入されるトーションバーの基端面と当接する位置決
め面となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図5に示される保持部
をもつ取付け装置は、加工が簡単であるが、ストッパ部
材4の設けられている保持部2の奥側には大きな開口が
残っているので、そこから水や泥が入り込む不都合があ
る。またストッパ部材4は保持部2に挿入して溶接する
だけであるので、保持部2に溶接する際に位置決め治具
が必要になるとともに、ストッパ部材4の先端面の位置
決め精度を高めるのが難しい問題もある。
をもつ取付け装置は、加工が簡単であるが、ストッパ部
材4の設けられている保持部2の奥側には大きな開口が
残っているので、そこから水や泥が入り込む不都合があ
る。またストッパ部材4は保持部2に挿入して溶接する
だけであるので、保持部2に溶接する際に位置決め治具
が必要になるとともに、ストッパ部材4の先端面の位置
決め精度を高めるのが難しい問題もある。
【0006】図6に示される保持部をもつ取付け装置
は、その奥側の開口が閉じられるので、保持部8内に水
や泥が侵入することはないが、ストッパ部材12を製作
するために多くの加工が必要になるとともに、この場合
もストッパ部材12を保持部8に溶接する際に位置決め
治具が必要になり、製造コストが高くなる。 本考案は、加工が容易で、ストッパ部材の位置決めを位
置決め治具を用いなくても高精度に行なうことのできる
トーションバー取付け装置を提供することを目的とする
ものである。
は、その奥側の開口が閉じられるので、保持部8内に水
や泥が侵入することはないが、ストッパ部材12を製作
するために多くの加工が必要になるとともに、この場合
もストッパ部材12を保持部8に溶接する際に位置決め
治具が必要になり、製造コストが高くなる。 本考案は、加工が容易で、ストッパ部材の位置決めを位
置決め治具を用いなくても高精度に行なうことのできる
トーションバー取付け装置を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のトーションバー
取付け装置は、円筒状で内壁にトーションバーの基端部
のセレーションと噛み合うセレーションが形成され、そ
の内壁のセレーションはトーションバーが挿入される入
口側とは反対側の奥側のセレーション端部の立上げ角が
45度であるトーションバー保持部と、円柱状で保持部
内に奥側から嵌め込まれて固着され、保持部内にくる先
端面がトーションバーの位置決め面となっているととも
に、その先端部の角に45度の面取り面が形成されてお
り、その面取り面が保持部の内壁のセレーションの立上
げ面と当接して保持部内への挿入深さの位置決めがなさ
れているストッパ部材と、一端部が保持部の外側に固着
されて保持部の円筒の軸と直交する方向に延び、他端部
には車体への取付け部を有するアームとを備えている。
取付け装置は、円筒状で内壁にトーションバーの基端部
のセレーションと噛み合うセレーションが形成され、そ
の内壁のセレーションはトーションバーが挿入される入
口側とは反対側の奥側のセレーション端部の立上げ角が
45度であるトーションバー保持部と、円柱状で保持部
内に奥側から嵌め込まれて固着され、保持部内にくる先
端面がトーションバーの位置決め面となっているととも
に、その先端部の角に45度の面取り面が形成されてお
り、その面取り面が保持部の内壁のセレーションの立上
げ面と当接して保持部内への挿入深さの位置決めがなさ
れているストッパ部材と、一端部が保持部の外側に固着
されて保持部の円筒の軸と直交する方向に延び、他端部
には車体への取付け部を有するアームとを備えている。
【0008】好ましい態様では、ストッパ部材に外側か
ら内側へ貫通する孔があけられている。他の好ましい態
様では、ストッパ部材の面取り面は保持部の内壁のセレ
ーションの立上げ面よりも大きく形成されている。他の
好ましい態様では、ストッパ部材の一部が保持部の外部
へ突出している。
ら内側へ貫通する孔があけられている。他の好ましい態
様では、ストッパ部材の面取り面は保持部の内壁のセレ
ーションの立上げ面よりも大きく形成されている。他の
好ましい態様では、ストッパ部材の一部が保持部の外部
へ突出している。
【0009】
【実施例】図1は本考案の取付け装置20が用いられて
いるフロントサスペンション機構を表わしたものであ
る。トーションバー6の先端部がダブルウイッシュボー
ン式フロントサスペンションアームのアッパーアーム2
2に取りつけられている。24はタイヤである。トーシ
ョンバー6の基端部の外周にはセレーションが形成され
ており、そのセレーションが取付け装置20の保持部2
6に挿入されている。保持部26の内壁にはトーション
バー6のセレーションと噛み合うセレーションが形成さ
れており、トーションバー6の基端部が保持部26に挿
入されることによって両セレーションが噛み合う。保持
部26にはアーム28が固着されており、そのアーム2
8の先端部が車体にネジ止めされることによりトーショ
ンバー6が車体に取りつけられる。
いるフロントサスペンション機構を表わしたものであ
る。トーションバー6の先端部がダブルウイッシュボー
ン式フロントサスペンションアームのアッパーアーム2
2に取りつけられている。24はタイヤである。トーシ
ョンバー6の基端部の外周にはセレーションが形成され
ており、そのセレーションが取付け装置20の保持部2
6に挿入されている。保持部26の内壁にはトーション
バー6のセレーションと噛み合うセレーションが形成さ
れており、トーションバー6の基端部が保持部26に挿
入されることによって両セレーションが噛み合う。保持
部26にはアーム28が固着されており、そのアーム2
8の先端部が車体にネジ止めされることによりトーショ
ンバー6が車体に取りつけられる。
【0010】図2は一実施例の取付け装置20を表わ
し、図3は同実施例の保持部部分を表わしている。図3
で、(A)はその円筒の軸方向に切断した状態の断面
図、(B)は(A)の右側面図である。保持部26は円
筒状であり、その内壁にはトーションバー6の基端部の
セレーションと噛み合うセレーション27が形成されて
いる。そのセレーション27の端部の立上げ面29は入
口側及び奥側ともに立ち上げ角が45度のC面であり、
例えばC1面である。保持部26の入口側の外周には泥
よけのゴムカバーを止める溝42が形成されている。
し、図3は同実施例の保持部部分を表わしている。図3
で、(A)はその円筒の軸方向に切断した状態の断面
図、(B)は(A)の右側面図である。保持部26は円
筒状であり、その内壁にはトーションバー6の基端部の
セレーションと噛み合うセレーション27が形成されて
いる。そのセレーション27の端部の立上げ面29は入
口側及び奥側ともに立ち上げ角が45度のC面であり、
例えばC1面である。保持部26の入口側の外周には泥
よけのゴムカバーを止める溝42が形成されている。
【0011】保持部26の奥側には円柱状のストッパ部
材30が保持部26内に奥側から嵌め込まれ溶接により
固着されている。保持部26内でストッパ部材30の先
端面がトーションバーの位置決め面となっている。保持
部26内でのストッパ部材30の先端部の角には面取り
面32が形成されている。その面取り面32は角度が4
5度のC面であり、その大きさはセレーション27の端
部の立上げ面29より大きく、例えばC5面である。ス
トッパ部材30の面取り面32がセレーション27の立
上げ面29と当接することによって、ストッパ部材30
の先端面34の挿入深さの位置決めがなされる。
材30が保持部26内に奥側から嵌め込まれ溶接により
固着されている。保持部26内でストッパ部材30の先
端面がトーションバーの位置決め面となっている。保持
部26内でのストッパ部材30の先端部の角には面取り
面32が形成されている。その面取り面32は角度が4
5度のC面であり、その大きさはセレーション27の端
部の立上げ面29より大きく、例えばC5面である。ス
トッパ部材30の面取り面32がセレーション27の立
上げ面29と当接することによって、ストッパ部材30
の先端面34の挿入深さの位置決めがなされる。
【0012】ストッパ部材30が保持部26の奥側に挿
入されて、立上げ面29と面取り面32の当接によって
位置決めされた状態で、保持部26とストッパ部材30
の間が全周に渡って溶接されている。36は肉盛り溶接
を表わす。ストッパ部材30が面取り面29と当接して
位置決めがなされた状態でストッパ部材30の一部が保
持部26から突出するようにストッパ部材30の厚さが
設定されている。この実施例のようにストッパ部材30
の一部が保持部26から突出しているときは、ストッパ
部材30と保持部26の間の溶接36が容易になる。
入されて、立上げ面29と面取り面32の当接によって
位置決めされた状態で、保持部26とストッパ部材30
の間が全周に渡って溶接されている。36は肉盛り溶接
を表わす。ストッパ部材30が面取り面29と当接して
位置決めがなされた状態でストッパ部材30の一部が保
持部26から突出するようにストッパ部材30の厚さが
設定されている。この実施例のようにストッパ部材30
の一部が保持部26から突出しているときは、ストッパ
部材30と保持部26の間の溶接36が容易になる。
【0013】また、ストッパ部材30の外形寸法と保持
部26の内径のうちストッパ部材30が挿入される部分
の内径寸法との差は、0.2mm以下になるように加工
されている。このように、ストッパ部材30が保持部2
6に殆ど隙間をもたずに挿入されるように加工されてい
ることによって、保持部26の剛性が高められている。 ストッパ部材30には外側から保持部26の内側に到る
貫通孔38があけられている。貫通孔38は好ましくは
保持部26の中心軸上に来るように位置決めされてい
る。
部26の内径のうちストッパ部材30が挿入される部分
の内径寸法との差は、0.2mm以下になるように加工
されている。このように、ストッパ部材30が保持部2
6に殆ど隙間をもたずに挿入されるように加工されてい
ることによって、保持部26の剛性が高められている。 ストッパ部材30には外側から保持部26の内側に到る
貫通孔38があけられている。貫通孔38は好ましくは
保持部26の中心軸上に来るように位置決めされてい
る。
【0014】保持部26の外側には保持部の円筒の軸方
向と直交する方向に延びるアーム28が設けられ、アー
ム28と保持部26の間は全周に渡って溶接されてい
る。40は肉盛り溶接を表わす。アーム28の先端部に
は切欠き部42が設けられ、この切欠き部42が車体へ
の取付け部となり、アーム28はネジによって車体に固
定される。
向と直交する方向に延びるアーム28が設けられ、アー
ム28と保持部26の間は全周に渡って溶接されてい
る。40は肉盛り溶接を表わす。アーム28の先端部に
は切欠き部42が設けられ、この切欠き部42が車体へ
の取付け部となり、アーム28はネジによって車体に固
定される。
【0015】図4は保持部26にストッパ部材30を取
りつける前の状態を示したものである。ストッパ部材3
0は丸棒を必要な長さに切断し、保持部26のセレーシ
ョンの立上げ面(C面)29より大きい面取り面(C
面)32を形成し、ストッパ部材30にはその円柱の中
心軸上に空気孔38を開けることによってストッパ部材
30を製作することができる。ストッパ部材30は円柱
状であるので、製作のための加工は容易である。
りつける前の状態を示したものである。ストッパ部材3
0は丸棒を必要な長さに切断し、保持部26のセレーシ
ョンの立上げ面(C面)29より大きい面取り面(C
面)32を形成し、ストッパ部材30にはその円柱の中
心軸上に空気孔38を開けることによってストッパ部材
30を製作することができる。ストッパ部材30は円柱
状であるので、製作のための加工は容易である。
【0016】図3に示された実施例で、トーションバー
を車体に組付ける工程を説明する。トーションバーの基
端部の周囲には保持部26のセレーション27と噛み合
うセレーションが設けられているので、そのトーション
バーのセレーションにグリースを塗って保持部26に挿
入する。このとき、保持部26内の空気は空気孔38か
ら抜けるため、セレーションは大きな力で押されなくて
もスムーズに挿入することができる。保持部26に挿入
されたトーションバーの基端面がストッパ部材30の先
端面34と当接して、トーションバーの位置決めがなさ
れる。アーム28を取付け部40で車体に取付けるその
取付けネジの締め付け程度により、アーム28が保持部
26の中心軸を中心として回転し、その回転によって車
体の高さを調節することができる。
を車体に組付ける工程を説明する。トーションバーの基
端部の周囲には保持部26のセレーション27と噛み合
うセレーションが設けられているので、そのトーション
バーのセレーションにグリースを塗って保持部26に挿
入する。このとき、保持部26内の空気は空気孔38か
ら抜けるため、セレーションは大きな力で押されなくて
もスムーズに挿入することができる。保持部26に挿入
されたトーションバーの基端面がストッパ部材30の先
端面34と当接して、トーションバーの位置決めがなさ
れる。アーム28を取付け部40で車体に取付けるその
取付けネジの締め付け程度により、アーム28が保持部
26の中心軸を中心として回転し、その回転によって車
体の高さを調節することができる。
【0017】
【考案の効果】本考案ではストッパ部材30の先端部の
面取り面32と保持部26内のセレーションの立上げ面
29とが当接することによってストッパ部材30の先端
面34の位置が規定されるので、ストッパ部材30を保
持部26に取りつける際に位置決め治具が不要になり、
しかも位置決め精度が高くなる。ストッパ部材30は円
柱を切断し、面取り加工と孔開け加工だけで製作するこ
とができるので、加工費が安くなる。 トーションバーを保持する保持部26の一端にストッパ
部材30を挿入するので、保持部26の剛性が高まる。
面取り面32と保持部26内のセレーションの立上げ面
29とが当接することによってストッパ部材30の先端
面34の位置が規定されるので、ストッパ部材30を保
持部26に取りつける際に位置決め治具が不要になり、
しかも位置決め精度が高くなる。ストッパ部材30は円
柱を切断し、面取り加工と孔開け加工だけで製作するこ
とができるので、加工費が安くなる。 トーションバーを保持する保持部26の一端にストッパ
部材30を挿入するので、保持部26の剛性が高まる。
【0018】ストッパ部材30に空気抜き孔を開けれ
ば、トーションバーを保持部26に挿入する組付け作業
に大きな力を必要としなくなり、作業が容易になる。ス
トッパ部材30を保持部26より突出させることによ
り、保持部26とストッパ部材30の間の溶接作業が容
易になる。また、ストッパ部材30が保持部26の内側
に入り込んでいるような状態よりも保持部26の剛性を
高めるうえでも有利である。保持部26の奥側の開口が
ストッパ部材30で閉じられ、空気抜き孔38は開けら
れているものの、その孔38は小さくすることができ、
またトーションバーを挿入する際のグリースが空気抜き
孔38に入るので、保持部26内に水や泥が侵入するの
を防ぐことができる。
ば、トーションバーを保持部26に挿入する組付け作業
に大きな力を必要としなくなり、作業が容易になる。ス
トッパ部材30を保持部26より突出させることによ
り、保持部26とストッパ部材30の間の溶接作業が容
易になる。また、ストッパ部材30が保持部26の内側
に入り込んでいるような状態よりも保持部26の剛性を
高めるうえでも有利である。保持部26の奥側の開口が
ストッパ部材30で閉じられ、空気抜き孔38は開けら
れているものの、その孔38は小さくすることができ、
またトーションバーを挿入する際のグリースが空気抜き
孔38に入るので、保持部26内に水や泥が侵入するの
を防ぐことができる。
【図1】本考案が適用されるサスペンション機構を概略
的に示す斜視図である。
的に示す斜視図である。
【図2】一実施例を示す斜視図である。
【図3】同実施例の保持部部分を示す図であり、(A)
は軸方向に切断した状態の断面図、(B)はその右側面
図である。
は軸方向に切断した状態の断面図、(B)はその右側面
図である。
【図4】保持部にストッパ部材を取りつける前の状態を
示す同実施例の断面図である。
示す同実施例の断面図である。
【図5】従来のトーションバー取付け装置の保持部を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】従来の他のトーションバー取付け装置の保持部
をストッパ部材が取りつけられる前の状態で示す断面図
である。
をストッパ部材が取りつけられる前の状態で示す断面図
である。
6 トーションバー 20 取付け装置 26 保持部 27 セレーション 28 アーム 29 セレーションの立上げ面 30 ストッパ部材 32 ストッパ部材先端の面取り面 34 ストッパ部材の先端面 38 空気抜き孔 42 取付け部
Claims (4)
- 【請求項1】 先端部に自動車のサスペンションアーム
が取りつけられ基端部の外周にセレーションが形成され
ているトーションバーを、その基端部において車体に固
定する取付け装置において、円筒状で内壁に前記トーシ
ョンバーの基端部のセレーションと噛み合うセレーショ
ンが形成され、その内壁のセレーションはトーションバ
ーが挿入される入口側とは反対側の奥側のセレーション
端部の立上げ角が45度であるトーションバー保持部
と、円柱状で前記保持部内に奥側から嵌め込まれて固着
され、保持部内にくる先端面がトーションバーの位置決
め面となっているとともに、その先端部の角に45度の
面取り面が形成されており、その面取り面が前記保持部
の内壁のセレーションの立上げ面と当接して保持部内へ
の挿入深さの位置決めがなされているストッパ部材と、
一端部が前記保持部の外側に固着されて保持部の円筒の
軸と直交する方向に延び、他端部には車体への取付け部
を有するアームとを備えたことを特徴とするトーション
バー取付け装置。 - 【請求項2】 前記ストッパ部材には外側から内側へ貫
通する孔があけられている請求項1に記載のトーション
バー取付け装置。 - 【請求項3】 前記ストッパ部材の面取り面は前記保持
部の内壁のセレーションの立上げ面よりも大きい請求項
1又は2に記載のトーションバー取付け装置。 - 【請求項4】 前記ストッパ部材はその一部が前記保持
部の外部へ突出している請求項1、2又は3に記載のト
ーションバー取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6851892U JPH0639148Y2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 自動車のトーションバー取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6851892U JPH0639148Y2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 自動車のトーションバー取付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625634U JPH0625634U (ja) | 1994-04-08 |
JPH0639148Y2 true JPH0639148Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=13376025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6851892U Expired - Lifetime JPH0639148Y2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 自動車のトーションバー取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639148Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202019107121U1 (de) * | 2019-12-19 | 2020-02-04 | Knott Gmbh | Längslenkerachse für Fahrzeuganhänger |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP6851892U patent/JPH0639148Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0625634U (ja) | 1994-04-08 |
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