JPH051578Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH051578Y2 JPH051578Y2 JP1985139391U JP13939185U JPH051578Y2 JP H051578 Y2 JPH051578 Y2 JP H051578Y2 JP 1985139391 U JP1985139391 U JP 1985139391U JP 13939185 U JP13939185 U JP 13939185U JP H051578 Y2 JPH051578 Y2 JP H051578Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hinge
- engagement hole
- hinge pin
- fixed
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Hinges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は自動車用ドアヒンジに関するもので
ある。
ある。
[従来技術]
従来、自動車用ドアヒンジとしては、例えば、
山海堂発行の自動車工学全書第13巻第128頁〜第
130頁に記載のごとく、車体側に固定される固定
ヒンジ部材とドア側に固着される回動ヒンジ部材
とをヒンジピンで回動自在に結合連結した構造と
なつている。
山海堂発行の自動車工学全書第13巻第128頁〜第
130頁に記載のごとく、車体側に固定される固定
ヒンジ部材とドア側に固着される回動ヒンジ部材
とをヒンジピンで回動自在に結合連結した構造と
なつている。
[考案が解決しようとする問題点]
かかる構造のドアヒンジにおいて、固定ヒンジ
部材と回動ヒンジ部材は、各ヒンジ部材の係合孔
に挿入されるヒンジピンによつて結合連結される
ところから、ヒンジピンの径を各ヒンジ部材の係
合孔の孔径より若干小さく設定し、ピンの抜き差
し作業の容易化を図つている。反面、ヒンジピン
と係合孔とに若干隙間ができるため「ガタ」とい
う現象に繋がり、走行時の異音となつて現われ所
謂品質感を損ねる問題が起きるようになる。
部材と回動ヒンジ部材は、各ヒンジ部材の係合孔
に挿入されるヒンジピンによつて結合連結される
ところから、ヒンジピンの径を各ヒンジ部材の係
合孔の孔径より若干小さく設定し、ピンの抜き差
し作業の容易化を図つている。反面、ヒンジピン
と係合孔とに若干隙間ができるため「ガタ」とい
う現象に繋がり、走行時の異音となつて現われ所
謂品質感を損ねる問題が起きるようになる。
ガタが起きる個所は、車体側となる固定ヒンジ
部材側に設けられた上下の係合孔とヒンジピンと
の間から発生する。このために、各係合孔と対応
するヒンジピンの基部側と先端側の周面にセレー
シヨン部を加工し、各係合孔に対して前記セレー
シヨン部を強く接触させることでガタの発生を抑
える手段をとつているが、ヒンジピンの挿入時に
おいて先端側を強制挿入した後、続いて後端側も
強制挿入する圧入作業が続くようになり作業性の
面で好ましくなかつた。
部材側に設けられた上下の係合孔とヒンジピンと
の間から発生する。このために、各係合孔と対応
するヒンジピンの基部側と先端側の周面にセレー
シヨン部を加工し、各係合孔に対して前記セレー
シヨン部を強く接触させることでガタの発生を抑
える手段をとつているが、ヒンジピンの挿入時に
おいて先端側を強制挿入した後、続いて後端側も
強制挿入する圧入作業が続くようになり作業性の
面で好ましくなかつた。
そこで、この考案は加工性、作業性を損なわ
ず、しかも、ガタの発生もなく長期間に亘つて安
定したヒンジ機能が得られるようにした自動車用
ドアヒンジを提供することを目的としている。
ず、しかも、ガタの発生もなく長期間に亘つて安
定したヒンジ機能が得られるようにした自動車用
ドアヒンジを提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
前記目的を達成するために、この考案にあつて
は、車体側に固着される固定ヒンジ部材とドア側
に固着される回動ヒンジ部材の各係合孔にヒンジ
ピンを挿入して回動自在に結合したドアヒンジに
おいて、前記ヒンジピンの基部側周面に固定ヒン
ジ部材の係合孔内面に対して噛込むよう外周断面
が山形状のセレーシヨン部を形成する一方、ヒン
ジピンの先端側が挿入された前記固定ヒンジ部材
の係合孔に、該ヒンジピンの周面と圧接し合う突
起部を複数設け、前記突起部の突出量を0.05〜
0.15mmとしてある。
は、車体側に固着される固定ヒンジ部材とドア側
に固着される回動ヒンジ部材の各係合孔にヒンジ
ピンを挿入して回動自在に結合したドアヒンジに
おいて、前記ヒンジピンの基部側周面に固定ヒン
ジ部材の係合孔内面に対して噛込むよう外周断面
が山形状のセレーシヨン部を形成する一方、ヒン
ジピンの先端側が挿入された前記固定ヒンジ部材
の係合孔に、該ヒンジピンの周面と圧接し合う突
起部を複数設け、前記突起部の突出量を0.05〜
0.15mmとしてある。
[作用]
かかるドアヒンジの回動ヒンジ部材と固定ヒン
ジ部材の各係合孔にヒンジピンの先端側から挿入
する。この時、ヒンジピンの先端は固定ヒンジ部
材の係合孔に対して無理なく挿入される。次に、
ヒンジピンの先端が回動ヒンジ部材の係合孔を貫
通して反対側の固定ヒンジ部材の係合孔に達した
時に、強制的に挿入すると、係合孔の突起部とヒ
ンジピンの先端側周面は線又は点接触の状態で確
実に圧接し合うようになる。一方、上端側のセレ
ーシヨン部は係合孔と噛込む状態で、挿入される
ためヒンジピンのガタつきは起きなくなる。
ジ部材の各係合孔にヒンジピンの先端側から挿入
する。この時、ヒンジピンの先端は固定ヒンジ部
材の係合孔に対して無理なく挿入される。次に、
ヒンジピンの先端が回動ヒンジ部材の係合孔を貫
通して反対側の固定ヒンジ部材の係合孔に達した
時に、強制的に挿入すると、係合孔の突起部とヒ
ンジピンの先端側周面は線又は点接触の状態で確
実に圧接し合うようになる。一方、上端側のセレ
ーシヨン部は係合孔と噛込む状態で、挿入される
ためヒンジピンのガタつきは起きなくなる。
[実施例]
以下、第1図乃至第3図の図面を参照しながら
この考案の一実施例を詳細に説明する。
この考案の一実施例を詳細に説明する。
自動車用ドアヒンジとしては、回動ヒンジ部材
1と、固定ヒンジ部材3とから成り、各ヒンジ部
材1,3はヒンジピン5で回動自在に結合連結さ
れている。
1と、固定ヒンジ部材3とから成り、各ヒンジ部
材1,3はヒンジピン5で回動自在に結合連結さ
れている。
回動ヒンジ部材1のフランジ部1aは、ドア側
に溶接等の手段にて固着され、ヒンジピン5が挿
入されたピン挿入部1bの係合孔7にはブツシユ
9が両側より圧挿され、ブツシユ9を介して前記
ヒンジピン5が挿入されている。
に溶接等の手段にて固着され、ヒンジピン5が挿
入されたピン挿入部1bの係合孔7にはブツシユ
9が両側より圧挿され、ブツシユ9を介して前記
ヒンジピン5が挿入されている。
固定ヒンジ部材3は、ヒンジ本体3aに形成さ
れた取付孔19によつて車体側にボルト止めされ
ると共に前記ヒンジピン5の基部側と先端側が挿
入された第1・第2係合孔11,13の孔径は、
前記ヒンジピン5の径より若干径大に形成されて
いる。そして、ヒンジピン5の先端側が挿入され
た第2係合孔13には内側に突起部17が6箇所
設けられている。
れた取付孔19によつて車体側にボルト止めされ
ると共に前記ヒンジピン5の基部側と先端側が挿
入された第1・第2係合孔11,13の孔径は、
前記ヒンジピン5の径より若干径大に形成されて
いる。そして、ヒンジピン5の先端側が挿入され
た第2係合孔13には内側に突起部17が6箇所
設けられている。
突起部17は第2係合孔13をプレス加工する
時に同時に形成された突条となつている。突起部
17の突出量は約0.05〜0.15mmでヒンジピン5の
先端側周面と接触し合う寸法となつている。
時に同時に形成された突条となつている。突起部
17の突出量は約0.05〜0.15mmでヒンジピン5の
先端側周面と接触し合う寸法となつている。
なお、突起部17はヒンジピン5の周面に対し
て線接触する突起状となつているが点接触となる
凸部状であつても可能である。
て線接触する突起状となつているが点接触となる
凸部状であつても可能である。
一方、ヒンジピン5の基部側には該ピン5より
若干径大で固定ヒンジ部材3の第1係合孔11に
対して噛込むよう外周断面が山形状のセレーシヨ
ン部15が設けられている。また、ヒンジピン5
の先端部は挿入の容易化を図るため円錐部21が
形成されると共に周溝25には抜け止め用のワツ
シヤー23が装着されている。
若干径大で固定ヒンジ部材3の第1係合孔11に
対して噛込むよう外周断面が山形状のセレーシヨ
ン部15が設けられている。また、ヒンジピン5
の先端部は挿入の容易化を図るため円錐部21が
形成されると共に周溝25には抜け止め用のワツ
シヤー23が装着されている。
このように構成されたドアヒンジにおいて、回
動ヒンジ部材1と固定ヒンジ部材3の結合を図る
には、ピン挿入部1bの係合孔7をヒンジ本体3
aの第1・第2係合孔11,13に位置合せした
後、ヒンジピン5を先端側より挿入する。この時
ピン5の先端側は第1係合孔11より小さいため
容易に挿入される。そして、さらに挿入すると、
先端側は回動ヒンジ部材1の係合孔7を貫通して
第2係合孔13に挿入される。挿入時のヒンジピ
ン5の先端側は突起部17と線接触となるためさ
ほど大きな挿入抵抗とならない。同時に基部側の
セレーシヨン部15は第1係合孔11に挿入さ
れ、第1係合孔11に対して噛込む態様となる。
この時若干抵抗が、かかるが挿入に支障が起きる
抵抗にならない。次に、周溝25にワツシヤー2
3を装着することで組付けは完了する。組付け時
のヒンジピン5の基部側はセレーシヨン部15に
よつて、また先端側は突起部17によつて各係合
孔11,13と接触し合うためガタの発生は起き
ない。
動ヒンジ部材1と固定ヒンジ部材3の結合を図る
には、ピン挿入部1bの係合孔7をヒンジ本体3
aの第1・第2係合孔11,13に位置合せした
後、ヒンジピン5を先端側より挿入する。この時
ピン5の先端側は第1係合孔11より小さいため
容易に挿入される。そして、さらに挿入すると、
先端側は回動ヒンジ部材1の係合孔7を貫通して
第2係合孔13に挿入される。挿入時のヒンジピ
ン5の先端側は突起部17と線接触となるためさ
ほど大きな挿入抵抗とならない。同時に基部側の
セレーシヨン部15は第1係合孔11に挿入さ
れ、第1係合孔11に対して噛込む態様となる。
この時若干抵抗が、かかるが挿入に支障が起きる
抵抗にならない。次に、周溝25にワツシヤー2
3を装着することで組付けは完了する。組付け時
のヒンジピン5の基部側はセレーシヨン部15に
よつて、また先端側は突起部17によつて各係合
孔11,13と接触し合うためガタの発生は起き
ない。
[考案の効果]
以上説明したように、この考案のドアヒンジに
よれば、ヒンジピンの上端側は、山形状のセレー
シヨン部により回転が規制された状態で支持され
ると共に下端側は、突起部と確実に圧接し合い、
ガタの発生を防ぐことができるため品質感の向上
が図れる。また、加工性、作業性の面で大変優れ
たものとなる。
よれば、ヒンジピンの上端側は、山形状のセレー
シヨン部により回転が規制された状態で支持され
ると共に下端側は、突起部と確実に圧接し合い、
ガタの発生を防ぐことができるため品質感の向上
が図れる。また、加工性、作業性の面で大変優れ
たものとなる。
第1図はこの考案の自動車用ドアヒンジの分解
斜視図、第2図は第1図の組立図、第3図は第2
図の−線拡大断面図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……
回動ヒンジ部材、3……固定ヒンジ部材、5……
ヒンジピン、11,13……係合孔、15……セ
レーシヨン部、17……突起部。
斜視図、第2図は第1図の組立図、第3図は第2
図の−線拡大断面図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……
回動ヒンジ部材、3……固定ヒンジ部材、5……
ヒンジピン、11,13……係合孔、15……セ
レーシヨン部、17……突起部。
Claims (1)
- 車体側に固着される固定ヒンジ部材とドア側に
固着される回動ヒンジ部材の各係合孔にヒンジピ
ンを挿入して回動自在に結合したドアヒンジにお
いて、前記ヒンジピンの基部側周面に固定ヒンジ
部材の係合孔内面に対して噛込むよう外周断面が
山形状のセレーシヨン部を形成する一方、ヒンジ
ピンの先端側が挿入された前記固定ヒンジ部材の
係合孔に、該ヒンジピンの周面と圧接し合う突起
部を複数設け、前記突起部の突出量を0.05〜0.15
mmとしたことを特徴とする自動車用ドアヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985139391U JPH051578Y2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985139391U JPH051578Y2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6247677U JPS6247677U (ja) | 1987-03-24 |
JPH051578Y2 true JPH051578Y2 (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=31045252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985139391U Expired - Lifetime JPH051578Y2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051578Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5346462U (ja) * | 1976-09-22 | 1978-04-20 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5782563U (ja) * | 1980-11-11 | 1982-05-21 |
-
1985
- 1985-09-13 JP JP1985139391U patent/JPH051578Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5346462U (ja) * | 1976-09-22 | 1978-04-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6247677U (ja) | 1987-03-24 |
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