JPH063904Y2 - ます蓋 - Google Patents

ます蓋

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JPH063904Y2
JPH063904Y2 JP1987095864U JP9586487U JPH063904Y2 JP H063904 Y2 JPH063904 Y2 JP H063904Y2 JP 1987095864 U JP1987095864 U JP 1987095864U JP 9586487 U JP9586487 U JP 9586487U JP H063904 Y2 JPH063904 Y2 JP H063904Y2
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JP
Japan
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chucker
lid
hole
lid body
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JP1987095864U
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English (en)
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JPS64690U (ja
Inventor
秀博 石元
久義 大栗
Original Assignee
株式会社淀川製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は集水,排水用のます穴に設置されるます蓋に
関する。
〔従来の技術〕
この種のます蓋に関する従来技術として、例えば第4図
ないし第6図に示すものがある(実開昭60−8779
号公報)。これは,まず穴2を有するコンクリート部1
の前記ます穴2の周囲に定置固定される四角形の受枠3
と,該受枠3内にはめ込まれて一対の枢支ピン12a・
12bまわりに開閉自在に枢着される格子状の蓋本体4
とからなる。
このます蓋は蓋本体4と受枠3を別々に分離でき,また
組みつけ自在である。すなわち,受枠3側に予め装着さ
れる左右の枢支ピン12a・12bは,その一方が枠内
方へ突出状に固着され,他方の枢支ピン12bが第6図
に示すごとく受枠3にばね18を介して出退移動自在に
装着してある。かくして,蓋本体4を受枠3に組みつけ
るには,第5図に示すように、まず蓋本体4側に設けた
一方の軸孔19を受枠3の固定側枢支ピン12aに挿入
し、次いで受枠3の可動側枢支ピン12bを一旦ばね1
8の力に抗し退入させたうえで蓋本体4の他方の軸孔1
9に挿入している。
かかるます蓋によれば,蓋本体4と受枠3とを別々に分
離しておいて,施工現場で受枠3に蓋本体4を後から取
付けることになる。従って,予め蓋本体4と受枠3を組
みつけたものをます穴2の上に同時に据えつける作業に
比し,重量の大きいます蓋も容易に据えつけられる利点
を有する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来形態では蓋本体4を受枠3に組みつけると
き、蓋本体4と受枠3との間隙が狭いために,受枠3側
の可動枢支ピン12bを退入操作する作業に危険と困難
が伴う。その枢支ピン12bを手で持って退入操作する
に際し、蓋本体4と受枠3間で指を詰める危惧が有るか
らである。また第5図に示すように板Bを用意し,これ
を蓋本体4と受枠3間に差し込んで枢支ピン12bを退
入勝手に維持しながら蓋本体4をはめ込む作業も行われ
ているが,かかる作業は煩雑な手間を要する等の不利が
ある。
かと言って,枢支ピン12bを退入操作し易くするため
に蓋本体4と受枠3との間の間隙を広めに設定すると、
蓋本体4にがたつきが生じやすくなり、この蓋本体4の
上に自動車等が通行した時に金属衝撃音が発生し,騒音
発生の原因になる。また,蓋本体4と受枠3間の間隙に
ごみが溜まりやすく,蓋本体4の開閉作動にも支障を来
す原因になる。
本考案は,かかる事実に着目して、蓋本体4と受枠3を
分離・組みつけ自在とした形態のます蓋において,受枠
3に対する蓋本体4の枢着形態を改善し,従来例の持つ
不具合を解消するにある。
本考案の目的は,受枠3に対する蓋本体4の組みつけ作
業性と安全性の向上とを図るにある。
本考案の目的は,構造が簡単で安価に実施できるます蓋
を得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち,本考案は蓋本体4の開閉支点となる枢支ピン
12として蓋本体4の内側からハンマー等で打ち込み可
能なものを使用する。そして,枢支ピン12のほかに,
チャッカー16を用いることにより,枢支ピン12が抜
け出ることなく打ち込み状態が簡易に得られるものとす
るにある。
具体的には、受枠3に一対のチャッカー挿入孔17aを
設けて、受枠3の外側にチャッカー16を配してあるこ
と、チャッカー16は中心に貫通状のピン挿入孔14
を、先端16aに割り溝15を有する筒形状に形成して
あること、一対の各枢支ピン12が、蓋本体4の内側方
からこれに設けた枢支孔13を介して前記チャッカー1
6のピン挿入孔14に該チャッカー16の先端16aを
拡開変形させるようにそれぞれ抜け止め状に打ち込まれ
ていることを要件とする。
〔考案の効果〕
本考案は,蓋本体4の内側方からこれに設けた枢支孔1
3を介して枢支ピン12を打ち込むことにより,受枠3
の外側に設けたチャッカー16に該枢支ピン12を抜け
止め状に圧入して,受枠3に蓋本体4を枢着するものと
した。つまり、受枠3内に蓋本体4を完全にはめ込んだ
のち、蓋本体4の内側方から各枢支ピン12を各チャッ
カー16に打ち込むことになる。従って、蓋本体4と受
枠3との間の狭い間隙内で枢支ピン12を退入操作させ
て枢着する従来の作業のごとき危険性,並びに面倒な手
間を要することなく,重量の大きい蓋本体4でも受枠3
上に極めて安全かつ簡易に枢着することができて作業性
に優れる。また、蓋本体4と受枠3との間の間隙をでき
る限り小さくすることができ、その間へのごみ等の介入
障害も少なくて蓋本体4を常に円滑に開閉することがで
きる。更に可動枢支ピン12bとばね18を含む第6図
に示すごとき従来例と比べて,本考案は構造簡単にして
安価に実施できる。しかも,チャッカー16に打ち込ん
だ枢支ピン12は容易に抜け外れることがないので,蓋
本体4の盗難防止にも有効である。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案に係るます蓋の実施例を示
す。
第1図および第2図においては、1はます穴2を有する
コンクリート部,3はコンクリート部1のます穴2の周
囲に取付けた受枠,4は受枠3に組みつけられる蓋本体
である。
受枠3はL形鋼からなる左右枠3a・3aと平鋼からな
る前後枠3b・3bとを四角形に枠組みしてなる。
蓋本体4はフラットバーからなる前後枠6・6と左右枠
7・7とを受枠3よりも一回り小さい四角形に枠組みす
るとともに,左右枠7・7間にフラットバーからなるメ
インバー10を,前後枠6・6およびメインバー10上
にツイストバーからなるクロスバー11をそれぞれ渡し
て格子状に組んである。
蓋本体4は受枠3の内部にはめ込まれて左右一対の枢支
ピン12・12まわりに開閉回転自在に枢着される。
そのために,蓋本体4の左右枠7・7の前端寄りに,枢
支ピン12の径よりも大きい孔径の枢支孔13・13を
設ける。
更に受枠3の左右枠3a・3aの外側には,前記枢支孔
13・13に対応する箇所に筒形状のチャッカー16・
16を配してある。図示するチャッカー16は,いわゆ
るホールインアンカーと称されるものであって,中心に
先端が尖った枢支ピン12が挿入し得るピン挿入孔14
を貫通状に形成し,かつその先端16aにピン挿入孔1
4の内径よりも狭い溝幅の割り溝15をピン挿入孔14
に連通して軸方向に沿って設けるとともに,先端16a
の周面に滑り止め突条20を刻設したものである。
次に,第3図(a)・(b)・(c)・(d)に基づき本案ます蓋の取
付け施工の一例を説明する。まず,第3図(a)に示すよ
うに受枠3をコンクリート部1のます穴2の周囲に水平
に載せつけて固定し,受枠3の内側からドリルDで受枠
3の左右枠3aにチャッカー挿入孔17aを続いてコン
クリート部1に下穴17を穿設する。この下穴穿設作業
は多くの場合が施工現場で行われるが,コンクリート部
1と受枠3との一体化を工場で行う場合は予め下穴17
を穿設しておいて現場に運ぶ。次いで,第3図(b)に示
すようにその下穴17にチャッカー16を挿入して受枠
3の外側に配する。最後に,第3図(c)に示すように蓋
本体4を受枠3の内部にはめ込んで,蓋本体4を後部を
持ち上げた片開き状態にして,蓋本体4の内側方から枢
支孔13に枢支ピン12をハンマー等で打ち込み,枢支
ピン12をチャッカー16のピン挿入孔14に圧入し,
チャッカー16の先端を割り溝15を介して拡開変形さ
せて,下穴17に対しチャッカー16を抜け止め状態に
固定する(第3図(d)参照)。
とくに,工場で予め受枠3とコンクリート部1とを一体
的に形成する場合は、その際にチャッカー16を第3図
(b)に示すごとくコンクリート部1に埋設しておける。
その場合に受枠3の外側にチャッカー16を溶接で固定
してあってもよい。いずれにせよ,これらの場合は下穴
穿設作業が省略できることになる。
第3図(d)の取付け使用状態において,図の枢支ピン1
2は受枠3上で蓋本体4が自動車の通過などにより左右
方向に最大限ずれ動いても,そのピン頭部12cが蓋本
体4の左右枠7に接当しない長さを有するものとし、以
て蓋本体4が枢支ピン12に抜き出し力を加えないよう
にしてある。第3図(d)において,符号Sは蓋本体4が
最大限にずれ動いたときの左右枠7とピン頭部12cと
の間に生じている余裕隙間を示す。ピン頭部12cを有
しない枢支ピン12でもよく,その場合は枢支ピン12
が前記枢支孔13から抜け外れないだけの長さを持って
いればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るます蓋の実施例を示
しており,第1図は縦断正面図,第2図は平面図,第3
図(a)・(b)・(c)・(d)はます蓋の施工順序を説明するそれ
ぞれ要部の縦断正面図である。 第4図ないし第6図は従来のます蓋を示しており,第4
図は斜視図、第5図は取付け施工途中の状態を示す縦断
正面図,第6図は施工後の要部の縦断正面図である。 1……コンクリート部, 2……ます穴, 3……受枠, 4……蓋本体, 12……枢支ピン, 13……枢支孔, 14……ピン挿入孔, 15……割り溝, 16……チャッカー, 16a……チャッカーの先端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受枠(3)内に蓋本体(4)をはめ込んで一対の
    枢支ピン(12・12)まわりに開閉自在に枢着してなるます
    蓋において、 受枠(3)に一対のチャッカー挿入孔(17a)を設けて、受枠
    (3)の外側にチャッカー(16)を配してあり、 チャッカー(16)は、中心に貫通状のピン挿入孔(14)を、
    先端(16a)に割り溝(15)を有する筒形状に形成してあ
    り、 一対の各枢支ピン(12)が、蓋本体(4)の内側方からこれ
    に設けた枢支孔(13)を介して前記チャッカー(16)のピン
    挿入孔(14)に該チャッカー(16)の先端(16a)を拡開変形
    させるようにそれぞれ抜け止め状に打ち込まれているこ
    とを特徴とするます蓋。
JP1987095864U 1987-06-22 1987-06-22 ます蓋 Expired - Lifetime JPH063904Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987095864U JPH063904Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 ます蓋

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JPS64690U JPS64690U (ja) 1989-01-05
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