JPH0638859B2 - 電子パワー歯ブラシ - Google Patents
電子パワー歯ブラシInfo
- Publication number
- JPH0638859B2 JPH0638859B2 JP31752991A JP31752991A JPH0638859B2 JP H0638859 B2 JPH0638859 B2 JP H0638859B2 JP 31752991 A JP31752991 A JP 31752991A JP 31752991 A JP31752991 A JP 31752991A JP H0638859 B2 JPH0638859 B2 JP H0638859B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- handle
- terminal
- brush
- conductive shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電子パワー歯ブラシ
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、電子パワー歯ブラシとして発表さ
れているものとして、柄部は金属製パイプ等で電池が取
り替えられる型式のものがあった。そして、構造複雑、
コスト高で普通の歯ブラシに較べ相当大きな寸法であっ
た。例えば、このような従来例として、特公昭４８−２
７３９０、特公昭４８−１５９１２、実開昭５０−５８
９７３、特公昭４５−２３９８４、実開昭５５−１１６
５２５、実開昭５４−９１９６９、実開昭５３−６４６
５４、実開昭５９−８６２６、実開昭５５−１６３８４
６、実開昭４９−３２４９４、実開昭４８−２０６６
９、特公昭５２−９０３６１、実開昭４８−２０６７
０、実開昭４７−２８１６８号公報等がある。
れているものとして、柄部は金属製パイプ等で電池が取
り替えられる型式のものがあった。そして、構造複雑、
コスト高で普通の歯ブラシに較べ相当大きな寸法であっ
た。例えば、このような従来例として、特公昭４８−２
７３９０、特公昭４８−１５９１２、実開昭５０−５８
９７３、特公昭４５−２３９８４、実開昭５５−１１６
５２５、実開昭５４−９１９６９、実開昭５３−６４６
５４、実開昭５９−８６２６、実開昭５５−１６３８４
６、実開昭４９−３２４９４、実開昭４８−２０６６
９、特公昭５２−９０３６１、実開昭４８−２０６７
０、実開昭４７−２８１６８号公報等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点である構造複雑、コスト高、寸法大、低電位差等
を解決して、最も簡単で、低コスト、小サイズ、高電位
差で歯垢の除去及びフッ素の歯牙への浸透の効果等が大
なる電子パワー歯ブラシの一般への普及を容易にせんと
するものである。
の欠点である構造複雑、コスト高、寸法大、低電位差等
を解決して、最も簡単で、低コスト、小サイズ、高電位
差で歯垢の除去及びフッ素の歯牙への浸透の効果等が大
なる電子パワー歯ブラシの一般への普及を容易にせんと
するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段用】本発明は、柄の基端に
軸方向に延びる電池孔が構成れてこの電池孔内に小径円
柱状の電池が収納され、この電池の一方の電極に接続さ
れたターミナルが柄の一部外周に装着され、電池の他方
の電極に接続された導電軸が柄の軸線方向に埋設延在し
てブラシ毛近傍で終端し、この導電軸の前記終端部分が
液路を介してブラシ植毛面付近に連通されている構成を
有する。
軸方向に延びる電池孔が構成れてこの電池孔内に小径円
柱状の電池が収納され、この電池の一方の電極に接続さ
れたターミナルが柄の一部外周に装着され、電池の他方
の電極に接続された導電軸が柄の軸線方向に埋設延在し
てブラシ毛近傍で終端し、この導電軸の前記終端部分が
液路を介してブラシ植毛面付近に連通されている構成を
有する。
【０００５】
【作用】本発明の電子パワー歯ブラシで歯を磨くと、ブ
ラシ植毛部に隣接する液路に唾液が溜められると電気的
閉回路が形成され、柄を持つ手にターミナルから（＋）
電流が流れ、身体を通って歯牙が（＋）荷電となる。歯
牙に附着している歯垢は（＋）なので歯牙の（＋）と反
撥しブラシ毛（−）側にブラッシング効果と相まって引
き寄せられる。また、フッ素入り歯磨剤使用の場合は、
フッ素の歯牙への浸透効果を高めるものである。
ラシ植毛部に隣接する液路に唾液が溜められると電気的
閉回路が形成され、柄を持つ手にターミナルから（＋）
電流が流れ、身体を通って歯牙が（＋）荷電となる。歯
牙に附着している歯垢は（＋）なので歯牙の（＋）と反
撥しブラシ毛（−）側にブラッシング効果と相まって引
き寄せられる。また、フッ素入り歯磨剤使用の場合は、
フッ素の歯牙への浸透効果を高めるものである。
【０００６】
【実施例】図１〜図３は本発明の一実施例を示すもの
で、その全体の形状は普通の歯ブラシと略同一で、かつ
同一寸法である。図において１は柄、２はブラシ毛であ
り、柄１を含む歯ブラシ本体は合成樹脂材料で成形され
る。柄１の基端側から軸方向に沿って電池孔１１が形成
され、この電池孔１１内に小径円柱状の電池４が基端側
から挿入される。この実施例では、電池４は３Ｖのピン
型リチウム電池であり、特に２つの電池が直列に接続さ
れて挿入されることにより６Ｖの電源が提供される。こ
の電池４の＋極はばね６を介してターミナル３に接続さ
れる。このターミナル３は、柄１の断面矩形形状に対応
して略コ字形状とされ、例えばステンレス材で形成され
る。このターミナル３を柄１の基端から装着する際、柄
１の基端との間にＯリング７を介装し、電池４の密封性
を良好にしている。さらに詳しくは、ターミナル３の先
端側は互いに内側に付勢された弾性力を有し、ターミナ
ル３を柄１の基端から組み込み、先端方向に押し込んで
いくと、ターミナル３の先端に形成された折り曲げ部が
柄１の支持溝１２に節度間をもって嵌入し、ターミナル
の装着が完了する。この際Ｏリング７はターミナル３の
内面によって幾分押圧変形され、電池４を水密にシール
する。
で、その全体の形状は普通の歯ブラシと略同一で、かつ
同一寸法である。図において１は柄、２はブラシ毛であ
り、柄１を含む歯ブラシ本体は合成樹脂材料で成形され
る。柄１の基端側から軸方向に沿って電池孔１１が形成
され、この電池孔１１内に小径円柱状の電池４が基端側
から挿入される。この実施例では、電池４は３Ｖのピン
型リチウム電池であり、特に２つの電池が直列に接続さ
れて挿入されることにより６Ｖの電源が提供される。こ
の電池４の＋極はばね６を介してターミナル３に接続さ
れる。このターミナル３は、柄１の断面矩形形状に対応
して略コ字形状とされ、例えばステンレス材で形成され
る。このターミナル３を柄１の基端から装着する際、柄
１の基端との間にＯリング７を介装し、電池４の密封性
を良好にしている。さらに詳しくは、ターミナル３の先
端側は互いに内側に付勢された弾性力を有し、ターミナ
ル３を柄１の基端から組み込み、先端方向に押し込んで
いくと、ターミナル３の先端に形成された折り曲げ部が
柄１の支持溝１２に節度間をもって嵌入し、ターミナル
の装着が完了する。この際Ｏリング７はターミナル３の
内面によって幾分押圧変形され、電池４を水密にシール
する。
【０００７】符号５は導電軸であり、柄１のヘッド側に
軸線方向に延びて埋設されている。この導電軸５の基端
部は、前記電池孔１１内に突出する突出し端部１０とさ
れ、電池４の一極に接続されている。一方導電軸５の先
端部はブラシ毛の近傍で終端している。この導電軸５の
先端部分は、液路を構成するプール８を介してブラシ植
毛面側に連通している。９は溝であり、ブラシ毛から唾
液がプール８に流れ込み易いようにするためのものであ
るが、必須のものではない。１３はプール８とは反対側
に形成された小孔、１５は水切りフランジであり、プー
ル８付近の帯電した唾液などがターミナル３と短絡する
のを極力防止するものである。
軸線方向に延びて埋設されている。この導電軸５の基端
部は、前記電池孔１１内に突出する突出し端部１０とさ
れ、電池４の一極に接続されている。一方導電軸５の先
端部はブラシ毛の近傍で終端している。この導電軸５の
先端部分は、液路を構成するプール８を介してブラシ植
毛面側に連通している。９は溝であり、ブラシ毛から唾
液がプール８に流れ込み易いようにするためのものであ
るが、必須のものではない。１３はプール８とは反対側
に形成された小孔、１５は水切りフランジであり、プー
ル８付近の帯電した唾液などがターミナル３と短絡する
のを極力防止するものである。
【０００８】前記導電軸５は柄１を成形する際に一体に
インサート成形される。すなわち、導電軸５の基端側は
突出し端部１０が電池孔１１内に突出しているため、成
形時に電池孔１１用の金型のスライド軸上端部孔に差し
込んで支持され、先端側はプール８と前記小孔１３を形
成するための金型ピンとによって支持され、これによっ
て極めて容易にかつ精度よく導電軸５が柄１と一体にイ
ンサート成形される。
インサート成形される。すなわち、導電軸５の基端側は
突出し端部１０が電池孔１１内に突出しているため、成
形時に電池孔１１用の金型のスライド軸上端部孔に差し
込んで支持され、先端側はプール８と前記小孔１３を形
成するための金型ピンとによって支持され、これによっ
て極めて容易にかつ精度よく導電軸５が柄１と一体にイ
ンサート成形される。
【０００９】このように構成された電子パワー歯ブラシ
において、柄１を手に持ち、ブラシ毛２を口中に入れて
歯を磨くと、口中の唾液でブラシ毛２がで濡れ、この唾
液がプール８に溜り、ブラシ毛２内の唾液とプール内の
唾液が一体となる。手がターミナル３に接触することに
より、ターミナル→手→身体→歯牙→ブラシ毛→プール
→導電軸→電池→ターミナルという閉回路が構成され、
公知の電子歯ブラシの作用により、歯から歯垢が効率よ
く除去され、また、フッ素入り歯磨剤を使用の場合はフ
ッ素が効率よく歯に浸透し、歯の病気予防に貢献する。
において、柄１を手に持ち、ブラシ毛２を口中に入れて
歯を磨くと、口中の唾液でブラシ毛２がで濡れ、この唾
液がプール８に溜り、ブラシ毛２内の唾液とプール内の
唾液が一体となる。手がターミナル３に接触することに
より、ターミナル→手→身体→歯牙→ブラシ毛→プール
→導電軸→電池→ターミナルという閉回路が構成され、
公知の電子歯ブラシの作用により、歯から歯垢が効率よ
く除去され、また、フッ素入り歯磨剤を使用の場合はフ
ッ素が効率よく歯に浸透し、歯の病気予防に貢献する。
【００１０】この実施例ではピン型リチウム電池が直列
に２個使用されていても、柄１の厚みが大きくなること
はなく、取り扱いが普通の歯ブラシと全く異なることは
なく、子供も容易に使用することができる。また、３Ｖ
の電池が２個使用されるので、６Ｖの電位差を提供で
き、身体を電気が通る際の抵抗に打ち勝って充分な電子
歯ブラシの効果を奏することが可能となる。また、ター
ミナル３は断面コ字型に形成されて、且つ図４に示すよ
うに柄１の両表面に形成された平溝１４内に頂度収めら
れるように装着されるので、従来の普通歯ブラシの柄の
寸法と殆ど変わらない程度に薄く若しくは小さくするこ
とが可能となる。
に２個使用されていても、柄１の厚みが大きくなること
はなく、取り扱いが普通の歯ブラシと全く異なることは
なく、子供も容易に使用することができる。また、３Ｖ
の電池が２個使用されるので、６Ｖの電位差を提供で
き、身体を電気が通る際の抵抗に打ち勝って充分な電子
歯ブラシの効果を奏することが可能となる。また、ター
ミナル３は断面コ字型に形成されて、且つ図４に示すよ
うに柄１の両表面に形成された平溝１４内に頂度収めら
れるように装着されるので、従来の普通歯ブラシの柄の
寸法と殆ど変わらない程度に薄く若しくは小さくするこ
とが可能となる。
【００１１】なお、この実施例では、ピン型電池を２個
直列に接続したが、電池は１つであっても３つ以上直列
に接続してもよく、何れの場合でも柄１の寸法を大きく
する必要がなり、取り扱い性は極めて良好である。
直列に接続したが、電池は１つであっても３つ以上直列
に接続してもよく、何れの場合でも柄１の寸法を大きく
する必要がなり、取り扱い性は極めて良好である。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
普通の歯ブラシの形状及び寸法で、且つ極めて簡単な構
造で電子歯ブラシによる歯垢除去効果を達成することが
可能となり、歯の病気予防に多いに貢献することができ
るという優れた効果がある。
普通の歯ブラシの形状及び寸法で、且つ極めて簡単な構
造で電子歯ブラシによる歯垢除去効果を達成することが
可能となり、歯の病気予防に多いに貢献することができ
るという優れた効果がある。
【００１３】
【図１】本発明に係る電動パワー歯ブラシの断面図であ
る。
る。
【図２】同実施例の平面図である。
【図３】同実施例側面図である。
【図４】図２のＡ−Ａ線断面図である。
１ 柄 ２ ブラシ毛 ３ ターミナル ４ 電池 ５ 導電軸 ８ プール
Claims (1)
- 【請求項１】 柄の基端に軸方向に延びる電池孔が構成
されてこの電池孔内に小径円柱状の電池が収納され、こ
の電池の一方の電極に接続されたターミナルが柄の一部
外周に装着され、電池の他方の電極に接続された導電軸
が柄の軸線方向に埋設延在してブラシ毛近傍で終端し、
この導電軸の前記終端部分が液路を介してブラシ植毛面
付近に連通されている電子パワー歯ブラシ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31752991A JPH0638859B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 電子パワー歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31752991A JPH0638859B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 電子パワー歯ブラシ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05192415A JPH05192415A (ja) | 1993-08-03 |
| JPH0638859B2 true JPH0638859B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=18089267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31752991A Expired - Lifetime JPH0638859B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 電子パワー歯ブラシ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638859B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100693791B1 (ko) * | 2004-09-30 | 2007-03-12 | 윤승룡 | 불소(弗素)이온(Ion) 칫솔 |
| JP7272324B2 (ja) * | 2020-06-10 | 2023-05-12 | 株式会社村田製作所 | 口腔用治具 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5841549A (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-10 | 中川 善典 | 光電気化学反応式口腔衛生器 |
| JPS598626B2 (ja) * | 1975-11-14 | 1984-02-25 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タノイチケンシユツソウチ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS598626U (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-20 | 信越ポリマ−株式会社 | イオン歯刷子 |
| JPS59143329U (ja) * | 1983-03-18 | 1984-09-25 | ライオン株式会社 | イオン歯刷子 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP31752991A patent/JPH0638859B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS598626B2 (ja) * | 1975-11-14 | 1984-02-25 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タノイチケンシユツソウチ |
| JPS5841549A (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-10 | 中川 善典 | 光電気化学反応式口腔衛生器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05192415A (ja) | 1993-08-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |