JP2019202136A - 歯ブラシ毛および毛束 - Google Patents
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Abstract
【課題】歯と歯肉との隙間(歯肉下)にアクセスする能力を向上した歯ブラシ毛を提供する。【解決手段】歯ブラシが、持ち手と、持ち手に接続されたヘッドと、複数の毛とを備え、複数の毛のそれぞれは、先細の第1の先端を有する第1の端部712、先細の第2の先端を有する第2の端部713、および、第1の端部と第2の端部との間に延在する毛軸711を含む。複数の毛のそれぞれは、軸に沿った取付け点714において留め具720によりヘッドに留められ、留め点は、第1の端部がヘッドの表面から第1の高さまで延在し、第2の端部がヘッドの表面から第2の高さまで延在するように、第1の端部よりも第2の端部の近くに配置される。第1の高さと第2の高さとの間の差hは、2.25mm以上である。【選択図】図7
Description
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2018年5月21日に米国特許商標庁に出願された米国仮出願第62/674,149号に関連しかつその優先権を主張するものであり、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
[0001]本出願は、2018年5月21日に米国特許商標庁に出願された米国仮出願第62/674,149号に関連しかつその優先権を主張するものであり、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
[0002]本開示は一般に、歯ブラシのための毛に関する。より具体的には、本開示は、毛の両端が先細にされた歯ブラシのための毛、および、そのための非対称の(「Jフック」)束配置(tufting arrangement)に関する。
[0003]歯ブラシは一般に、歯垢を除去するために、また、隣り合う歯と歯の隙間、および歯と歯肉との隙間を含めて、歯をきれいにするために、複数の毛を含む。歯ブラシ製造の1つの方法では、毛は、成形され、毛束にまとめられ、曲げられて、毛の2つの端部の間に配置されるステープルなどのアンカーにより歯ブラシのヘッドの束穴に埋め込まれる。したがって、各毛の両端部は、使用中に歯をきれいにするために、歯ブラシヘッドの表面から離れて延在する。
[0004]既存の歯ブラシは、少なくとも部分的には毛の形状に起因して、隣り合う歯と歯の隙間(隣接歯間のアクセス)および歯と歯肉との隙間(歯肉下のアクセス)に入り込むことが困難であることが多い。したがって、改善された歯ブラシ毛が必要とされる。
[0005]本開示の様々な態様は、歯ブラシ毛、歯ブラシ、およびそれらの製造方法に関する。
[0006]本開示の1つの例示的な態様では、持ち手と、持ち手に接続されたヘッドと、複数の毛であって、複数の毛のそれぞれが、先細の第1の先端を有する第1の端部、先細の第2の先端を有する第2の端部、および、第1の端部と第2の端部との間に延在する実質的に円筒状の軸を含む、複数の毛と、を備える歯ブラシであって、複数の毛のそれぞれが、軸に沿った留め点において留め具によりヘッドに留められ、留め点が、第1の端部がヘッドの表面から第1の高さまで延在し、第2の端部がヘッドの表面から第2の高さまで延在するように、第1の端部よりも第2の端部の近くに配置され、第1の高さと第2の高さとの間の差が2.25mm以上である、歯ブラシが提供される。
[0007]本開示の別の例示的な態様では、歯ブラシを製造する方法であって、複数の未成形の毛を用意するステップであって、複数の未成形の毛のそれぞれが、第1の端部、第2の端部、および第1の端部と第2の端部との間の実質的に円筒状の軸を有する、ステップと、複数の未成形の毛のそれぞれを軸に沿った留め点において留め具を使用して歯ブラシのヘッドに取り付けるステップであって、留め点が、第1の端部がヘッドの表面から第1の高さまで延在し、第2の端部がヘッドの表面から第2の高さまで延在するように、第1の端部よりも第2の端部の近くに配置される、ステップと、成形するステップであって、複数の未成形の毛のそれぞれの第1の端部を成形して、先細の第1の先端を提供し、また、複数の未成形の毛のそれぞれの第2の端部を成形して、先細の第2の先端を提供し、それにより複数の成形された毛を作り出す、ステップと、を含み、第1の高さと第2の高さとの間の差が2.25mm以上である、方法が提供される。
[0008]本開示の別の例示的な態様では、持ち手と、持ち手に接続されたヘッドと、複数の第1の毛であって、複数の第1の毛のそれぞれが、先細の先端を有しかつヘッドの表面から第1の高さまで延在する第1の遠位端部、持ち手に留められた第1の近位端部、および、第1の遠位端部と第1の近位端部との間に延在する実質的に円筒状の第1の軸を含む、複数の第1の毛と、複数の第2の毛であって、複数の第2の毛のそれぞれが、先細の先端を有しかつヘッドの表面から第2の高さまで延在する第2の遠位端部、持ち手に留められた第2の近位端部、および、第2の遠位端部と第2の近位端部との間に延在する実質的に円筒状の第2の軸を含む、複数の第2の毛と、を備える歯ブラシであって、第1の高さと第2の高さとの間の差が2.25mm以上である、歯ブラシが提供される。
[0009]本開示は、様々な形態で具現化され得る。前述の概要は、単に本開示の様々な態様に関する一般説明を与えるように意図されたものであり、決して本開示の範囲を限定するものではない。
[0010]以下の説明では、添付の図面を参照して、本開示の様々な実施形態の詳細かつ具体的な特徴が、より完全に開示される。
[0019]以下の説明では、多くの詳細が示される。それらの具体的な詳細は、例示的なものにすぎず、本開示の範囲を限定するように意図されていないことは、当業者には容易に明らかであろう。
[0020]本開示による毛および毛束配置(bristle tufting arrangement)は、再充電可能な歯ブラシ、再充電不可能な歯ブラシ、電池式歯ブラシ、揺動−回転式歯ブラシ、回転式歯ブラシ、揺動式歯ブラシ、音波振動歯ブラシ、音波歯ブラシを含む動力歯ブラシ、および手動歯ブラシを含むがこれらに限定されない、任意のタイプの歯ブラシにおいて実施され得る。図1〜5は、毛および毛束配置を利用することができる歯ブラシの様々な例を示す。
[0021]図1は、本開示の様々な態様による例示的な歯ブラシ100を示す。より具体的には、歯ブラシ100は、再充電可能な動力歯ブラシである。歯ブラシ100は、互いに取外し可能に取り付けられた毛ヘッド部分110および本体部分120を含む。毛ヘッド部分110は、伝動装置ハウジング111、揺動性の回転ディスク112、および、複数の毛束113を備える。伝動装置ハウジング111は、持ち手端部114からヘッド端部115まで長手方向に延在する。持ち手端部114は、本体部分120に接続するように構成される。ヘッド端部115は、回転ディスク112を支持するように構成される。伝動装置ハウジング111は、歯ブラシ100の使用者による本体部分120への毛ヘッド部分110の取付けおよび本体部分120からの毛ヘッド部分110の取外しに役立つグリップとしての役割を果たすことができる、1つまたは複数の(示されるように、2つの)円周隆起部116を含み得る。伝動装置ハウジング111は、本体部分120に関連付けられた軸を受け入れかつ軸の運動を回転ディスク112の揺動に変換するように適合された機構を含むことができる内部空洞を画定する。
[0022]本体部分120は、ハウジング121および充電部分122を備える。充電部分122は、誘導充電器、USB充電ポート、電力アダプタソケット、などであってよく、かつ、再充電式電池を含むかまたは再充電式電池に動作可能に接続されてもよい。電源スイッチ123および表示器部分124のうちの1つまたは複数が、ハウジング121上に配置され得る。電源スイッチ123は、押しボタン型、スライドアクチュエータ型、ロッカ型、接触検知型、などであってよい。電源スイッチ123は、作動されると、電力を充電部分122からハウジング121内に配置されたモータに供給させて、揺動運動などの運動を発生させる。この運動は、例えば上述の軸により、毛ヘッド部分110に伝えられ得る。表示器部分124は、LED、LCDディスプレイ、および/または音声デバイスなどの、1つまたは複数の表示器を含み得る。したがって、表示器部分124は、音声、視覚、または触覚のフィードバックを歯ブラシ100の使用者に提供し得る。このフィードバックは、再充電式電池の状態(充電中/低/満)、歯ブラシ100の作動状態(入/切)、などを示し得る。
[0023]図2は、回転ディスク200(例えば、回転ディスク112であり得る)を、その上面図において詳細に示す。回転ディスク200は、その上部表面に配置された複数の毛束210を含み、それらの毛束210は、上部表面に沿ったそれらの位置に基づいて、A型束またはB型束に分類される。各毛束210は、一様な寸法の複数の(例えば、12〜42本の)毛(例えば、毛113であり得る)を含むが、寸法は、その毛束210がA型束であるかB型束であるかに依存する。各毛束210は、毛の端部間の中間点において回転ディスク200に取り付けられる。このようにして、毛の各端部は、以下でより詳細に説明される形で上部表面から延在する。A型束は、B型束と同じであってもよいし、違っていてもよい。例えば、A型束は、先細の毛(以下でより詳細に説明される)で構成されてもよく、B型束は、非先細の毛で構成されてもよい。あるいは、A型およびB型の束の両方が、先細の毛で構成されてもよく、または非先細の毛で構成されてもよい。
[0024]図2に示されるように、毛束210は、それぞれの直径d1、d2、d3を有する3つの同心の仮想円221、222、223に沿って配置される。回転ディスク200は、直径drを有し、回転ディスク200の各毛束210は、直径dtを有する。毛束210は、各仮想円221〜223に沿って、一定の角度間隔で配置される。具体的に示されるように、4つの毛束210が、90°の間隔θ1で配置されるように、内側の仮想円に沿って存在し、10個の毛束210が、36°の間隔θ2で配置されるように、中間の仮想円に沿って存在し、16個の毛束210が、22.5°の間隔θ3で配置されるように、外側の仮想円に沿って存在する。一般に、回転ディスク200は、いずれの方向にも所定の最大回転変位量(例えば、36°)まで揺動するように構成される。
[0025]図3は、本開示の様々な態様による別の例示的な歯ブラシ300を示す。より具体的には、歯ブラシ300は、手動歯ブラシである。歯ブラシ300は、一体構造のものである毛ヘッド310および持ち手320を含む。それぞれが複数の毛を含む複数の毛束330が、毛ヘッド310に配置される。持ち手320は、その中にまたはその上に形成されたゴム加工グリップなどの表面特徴を含み得る。
[0026]図4は、本開示の様々な態様による別の例示的な歯ブラシ400を示す。より具体的には、歯ブラシ400は、振動歯ブラシである。歯ブラシ400は、互いに取外し可能に取り付けられる毛ヘッド部分410および持ち手部分420を含む。毛ヘッド部分410は、毛担体411および複数の毛束412を備える。毛担体411は、持ち手端部413からヘッド端部414まで長手方向に延在する。持ち手端部413は、持ち手部分420に接続するように構成される。複数の毛束412は、ヘッド端部414に配置される。
[0027]持ち手部分420は、ハウジング421およびキャップ422を備える。キャップ422は、電池がハウジング421の内部に配置されるかまたはハウジング421の内部から取り外され得るように、取外し可能である。水の侵入を防ぐために、キャップ422とハウジング421との間に防水シール(図示せず)が配置され得る。電源スイッチ423が、ハウジング421上に配置される。電源スイッチ423は、押しボタン型、スライドアクチュエータ型、ロッカ型、接触検知型、などであってよい。電源スイッチ423は、作動されると、電力を電池からハウジング421内に配置されたモータに供給させて、振動運動、円運動、回転揺動運動、縦方向揺動運動、横方向揺動運動、などの運動を、それらの組み合わせを含めて発生させる。
[0028]図5は、様々な毛束がどのようにして取り付けられるかを示すために、上述の例示的な歯ブラシのそれぞれで使用するための束配置の部分断面図を示す。具体的には、図5は、歯ブラシ300の毛ヘッド310または歯ブラシ400のヘッド端部414のような毛担体500を示す。しかし、歯ブラシ100の毛束113は、図5に示されかつここで説明される様態と同じまたは類似した形で、回転ディスク112に取り付けられる。毛担体500は、そこに配置された複数の束穴510を含む。各束穴510は、毛束を受け入れる大きさとされる。
[0029]図6〜7は、毛束を構成する毛と、それらが毛担体500の束穴510に配置され得る様態とを示す。図6は例示的な毛600を示し、この毛600が複数で毛束を構成する。毛600は、第1の端部620と第2の端部630との間に延在する毛軸610を含む。毛600は、「両端先細の(double−tapered)」構造を有する。つまり、第1の端部620は、第1の先端621に向かって先細になっており、第2の端部630は、第2の先端631に向かって先細になる。毛600は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)または類似の材料で形成されることが好ましい。第1の端部620および第2の端部630は、毛600を化学的または機械的なプロセスにかけることにより、第1の先端621および第2の先端631をそれぞれ作り出すように成形される。
[0030]化学的プロセスでは、毛600は、毛600の選択された材料をエッチング除去する化学溶液に部分的に浸される。例えば、毛600は、PBTエッチング化学薬品の溶液にゆっくりと浸され、次いで溶液からゆっくりと取り出され得る。このようにして、毛600の暴露量、したがってエッチングおよび取り除かれる材料の量は、第1の先端621および第2の先端631により近い箇所において、制御された形でより多くなる。化学的プロセスは、1回浸漬または2回浸漬の様態で行われ得る。1回浸漬の様態では、毛600は、毛軸610の長手方向中心で折り畳まれ、次いで担体に装填され得る。装填の後、折り畳まれた毛600は、第1の端部620および第2の端部630が同時にエッチングされるように、化学溶液に浸される。2回浸漬の様態では、毛600は、折り畳まれずに担体に装填され得る。装填の後、毛600は、第1の端部620および第2の端部630のうちの一方だけがエッチングされるように、化学溶液に浸される。次いで、毛600は、化学溶液から取り出され、担体を回転させるかまたは毛600自体を取り外し、回転させ、再装填させることにより、回転される。回転の後、毛600は、第1の端部620および第2の端部630のうちのもう一方がエッチングされるように、再度化学溶液に浸される。
[0031]機械的プロセスでは、毛600は、毛600の材料の一部分を物理的に除去するツールで加工される。例えば、毛は、第1の端部620および第2の端部630の先細形状を作り出すために、保持されかつ刃物または砥石車で加工され得る。機械的プロセスは、化学的プロセスの代わりに使用されてもよく、または、毛の先細加工は、化学的プロセスと製造プロセスとの組み合わせによって生成されてもよい。
[0032]化学的プロセス、機械的プロセス、またはそれらのプロセスの組み合わせのいずれかの結果として、毛600は、先細の第1の先端621および先細の第2の先端631を有して作製される。図6に示されるように、毛600の例示的な輪郭は、第1の端部620の直径(φ1)が、第1の先端621では0.01mm以下で、第1の先端621から0.50mmの距離のところで0.08mm以下の直径(φ2)に増大し、最終的には第1の先端621から4mmの距離のところで毛軸610の直径を表す0.20mm以下の直径(φ0)に増大するような輪郭である。第2の端部630は、同じまたは同様の寸法を有して作製される。毛600の直径は、各先細部分の全長が4mm以上であり得るように、第1の先端621から毛の中間点まで、また、第2の先端631から毛の中間点まで、徐々に増大し得る。直径の増大は、第1の先端621および第2の先端631それぞれから毛の中間点へと進むにつれて直径が減少しない限り、線形または非線形であってよい。図6は具体的な寸法を示すが、本開示はそのように限定されるものではない。例えば、図6は、0.20mm(8ミル)の直径と4mmの先細部長さ(taper length)とを有する毛600を示すが、本開示は、0.10〜0.22mm(4〜9ミル)などの他の毛直径と他の先細部長さとを有して実施されてもよい。上記の寸法には、例えば±10%の製造公差が与えられ得る。
[0033]本開示のいくつかの態様では、毛600の寸法は、絶対値としてではなく、毛軸610の直径と比較して提示され得る。そのような記述では、第1の先端621における第1の端部620の直径(φ1)は、φ1≦0.05φ0として表される場合があり、φ1≦0.40φ0として表される第1の先端621から0.50mmの距離における直径(φ2)まで増大し、最終的に第1の先端621から4mmの距離の直径φ0まで増大する。
[0034]図7は、毛が毛600に対して説明されたように構成される、毛の例示的な束配置を示す。具体的には、図7は、留め具720を使用して毛710が取り付けられている毛担体700を示す。留め具720は、例えば、ステープルであってよい。図7は、明瞭性のために単一の毛710のみを示すが、実際には、複数の(例えば、12〜42本の)毛710が、単一の留め具720を使用して、毛担体700に取り付けられる。示されるように、毛710は、第1の端部712と第2の端部713との間に延在する毛軸711を含む。毛担体700の束穴(図示せず)内に毛710を留めるために、留め具720は、毛軸711の中間点からオフセットされた、毛軸711に沿った取付け点714に位置決めされ、毛710は、束穴内で留め具720によって固定される。
[0035]留め具720は、束穴内まで延在しているので、留め具720および毛担体700は、取付け点714において毛710に作用して、第1の端部712および第2の端部713を毛担体700の表面に実質的に垂直な方向に延在させる。第1の端部712および第2の端部713のそれぞれは、歯ブラシのタイプおよび毛710が存在する歯ブラシヘッドの大きさに関係し得る距離だけ、毛担体700の表面から延在する。例えば、この距離は、式dbt=α×dhに従って決定され得る。この式では、dbtは、毛担体700の上部表面と毛710の高い方の端部(図7に示されるように、第2の端部713)との間の距離である「毛先端距離」を意味し、dhは、毛ヘッドの最大直径(例えば、矩形または楕円形のブラシヘッドの場合のヘッド長さ、または円形のブラシヘッドの場合のヘッド直径)である「ヘッド寸法」を意味し、αは、0.5以上0.8以下の値を有する比例係数である。αは、0.6以上0.7以下の値を有することが好ましい。上記の寸法には、例えば±1mmの製造公差が与えられ得る。
[0036]いずれにしても、取付け点714は毛軸711の中間点に配置されないので、第1の端部712と第2の端部713との間には、高さの差hが存在する。この束は、高さの差hの存在により、「Jフック」構造と呼ばれる。特定の高さの差hにより、届きにくい領域にアクセスする毛の能力が向上される。この能力は、歯肉縁の下方の領域などの歯肉下部領域にアクセスする能力を測定する歯肉下アクセス有効性(SAE;subgingival access efficacy)、歯と歯の間の領域などの隣接歯間領域にアクセスする能力を測定する隣接歯間アクセス有効性(IAE;interproximal access efficacy)、またはSAEとIAEの組み合わせによって測定され得る。
[0037]高さの差hは、2.25mm以上であるか、好ましくは2.5mm以上である。高さの差hがこの閾値よりも小さい(例えば、2mm以下である)場合、届きにくい領域へのアクセスなどの毛710の様々な清掃特性が損なわれる。しかし、高さの差hがこの閾値以上である場合、毛および束配置を組み込んだ歯ブラシは、優れたSAE、IAE、またはその両方を示す。
[0038]図6〜7は両頭毛(double−ended bristle)を示すが、本開示は、そのように限定されるものではない。いくつかの態様では、本開示による歯ブラシは、複数の単頭毛(single−ended bristle)を含み得る。図8は、そのような態様による例示的な束配置を示し、この束配置はまた、「アンカーレス」歯ブラシと呼ばれる。具体的には、図8は、毛810、820の対が取り付けられている束穴801を含む毛担体800を示す。図8は、明瞭性のために毛810、820の対だけを示すが、実際には、毛810、820の複数の(アンカーレス歯ブラシのタイプに応じて、1束につき任意の数の毛810、820が存在し得る)対が毛担体800に取り付けられる。示されるように、毛810は、遠位端部812と近位端部813との間に延在する毛軸811を含み、毛820は、遠位端部822と近位端部823との間に延在する毛軸821を含む。近位端部813、823は、束穴801の内側表面とともに留め点を形成し、かつ、例えば接着剤により束穴801内に留められ得る。本開示のいくつかの態様では、近位端部813、823および毛担体800に熱が加えられ、それにより、近位端部813、823を毛担体800と共に部分的に溶融され得る。熱が除去されると、材料が再び凝固し、したがって、毛810、820が毛担体800に留められる。
[0039]遠位端部812、822は、毛担体800の表面に実質的に垂直な方向に延在する。遠位端部812および遠位端部822のそれぞれは、図7を参照して上記で説明された様態に類似した様態で、歯ブラシのタイプと毛810、820が存在する歯ブラシヘッドの大きさとが関係し得るそれぞれの距離だけ、毛担体800の表面から延在する。図8に示されるように、毛810は、遠位端部812と遠位端部822との間に高さの差hが存在するように、毛820よりも短い。上記のように、この束は、高さの差hの存在により、「Jフック」構造と呼ばれる。届きにくい領域にアクセスする毛の能力は、特定の高さの差hによって向上される。この能力は、SAE、IAE、またはSAEとIAEの組み合わせによって測定され得る。本開示のいくつかの態様では、毛810の数は、毛820の数と同じである。しかし、本開示はそのように限定されるものではなく、毛810の数は、毛820の数より多くても少なくてもよい。
[0040]高さの差hは、2.25mm以上であり、好ましくは2.5mm以上である。高さの差hがこの閾値よりも小さい(例えば、2mm以下である)場合、届きにくい領域へのアクセスなどの毛810、820の様々な清掃特性が損なわれる。しかし、高さの差hがこの閾値以上である場合、毛および束配置を組み込んだ歯ブラシは、優れたSAE、IAE、またはその両方を示す。
[0041]上記の説明は、歯ブラシの様々な例を提供するが、本開示は、そのように限定されるものではない。本開示によれば、例えば、アンカーレス歯ブラシが、束形成の前に溶融することにより近位端部を予め型成形されたヘッドに融合させること、予め型成形されたヘッド板に毛を挿入し、次いでヘッド板と歯ブラシの残りの部分とを組み立てること、融合した毛の周りにヘッド板(またはヘッドおよび持ち手)を型成形すること、などによって形成され得る。さらに、本開示によれば、アンカーレス歯ブラシまたはアンカー歯ブラシが、近位端部の溶融および融合、ヘッド構成要素(例えば、ヘッド板、ヘッドの残りの部分、および/または持ち手)の型成形、ならびに型成形部品の組立てを含むがこれらに限定されない複数のプロセスを使用して、形成され得る。これらのプロセスは、必ずしも上記の順序で行われる必要はなく、また、いくつかの歯ブラシでは、上記のプロセスのうちの1つまたは複数が行われない場合もある。
[0042]図7の束配置または図8の束配置のいずれでも、成形プロセスは、毛が毛担体に取り付けられる前または取り付けられた後のいずれかで起こり得る。
[0043]前述の開示で説明された歯ブラシおよび毛は、以下の構成のうちの任意の1つまたは複数で具現化され得る。
[0044](1)持ち手と、持ち手に接続されたヘッドと、複数の毛であって、複数の毛のそれぞれが、先細の第1の先端を有する第1の端部、先細の第2の先端を有する第2の端部、および、第1の端部と第2の端部との間に延在する実質的に円筒状の軸を含む、複数の毛と、を備える歯ブラシであって、複数の毛のそれぞれが、軸に沿った留め点において留め具によりヘッドに留められ、留め点が、第1の端部がヘッドの表面から第1の高さまで延在し、第2の端部がヘッドの表面から第2の高さまで延在するように、第1の端部よりも第2の端部の近くに配置され、第1の高さと第2の高さとの間の差が2.25mm以上である、歯ブラシ。
[0045](2)第1の高さと第2の高さとの間の差が2.5mm以上である、(1)に記載の歯ブラシ。
[0046](3)複数の毛のそれぞれが、留め点においてベース直径を有し、ベース直径が、4ミル以上9ミル以下である、(1)または(2)に記載の歯ブラシ。
[0047](4)複数の毛のそれぞれが、第1の先端において測定された第1の直径を有し、第1の直径が、ベース直径の0.05倍以下である、(1)から(3)のいずれか1つに記載の歯ブラシ。
[0048](5)複数の毛のそれぞれが、第1の先端から0.5mmの距離において測定された第2の直径を有し、第2の直径が、ベース直径の0.40倍以下である、(1)から(4)のいずれか1つに記載の歯ブラシ。
[0049](6)複数の毛のそれぞれが、第2の先端において測定された第3の直径を有し、第3の直径が、ベース直径の0.05倍以下である、(1)から(5)のいずれか1つに記載の歯ブラシ。
[0050](7)複数の毛のそれぞれが、第2の先端から0.5mmの距離において測定された第4の直径を有し、第4の直径が、ベース直径の0.40倍以下である、(1)から(6)のいずれか1つに記載の歯ブラシ。
[0051](8)第1の先端および第2の先端が、化学的プロセス、機械的プロセス、または化学的プロセスと機械的プロセスの組み合わせによって形成される、(1)から(7)のいずれか1つに記載の歯ブラシ。
[0052](9)留め具がステープルである、(1)から(8)のいずれか1つに記載の歯ブラシ。
[0053](10)歯ブラシを製造する方法であって、複数の未成形の毛を用意するステップであって、複数の未成形の毛のそれぞれが、第1の端部、第2の端部、および第1の端部と第2の端部との間の実質的に円筒状の軸を有する、ステップと、複数の未成形の毛のそれぞれを軸に沿った留め点において留め具を使用して歯ブラシのヘッドに取り付けるステップであって、留め点が、第1の端部がヘッドの表面から第1の高さまで延在し、第2の端部がヘッドの表面から第2の高さまで延在するように、第1の端部よりも第2の端部の近くに配置される、ステップと、成形するステップであって、複数の未成形の毛のそれぞれの第1の端部を成形して、先細の第1の先端を提供し、また、複数の未成形の毛のそれぞれの第2の端部を成形して、先細の第2の先端を提供し、それにより、複数の成形された毛を作り出す、ステップと、を含み、第1の高さと第2の高さとの間の差が2.25mm以上である、方法。
[0054](11)第1の高さと第2の高さとの間の差が2.5mm以上である、(10)に記載の方法。
[0055](12)複数の成形された毛のそれぞれが、留め点においてベース直径を有し、ベース直径が、4ミル以上9ミル以下である、(10)または(11)に記載の方法。
[0056](13)複数の成形された毛のそれぞれが、第1の先端において測定された第1の直径を有し、第1の直径が、ベース直径の0.05倍以下である、(10)から(12)のいずれか1つに記載の方法。
[0057](14)複数の成形された毛のそれぞれが、第1の先端から0.5mmの距離において測定された第2の直径を有し、第2の直径が、ベース直径の0.40倍以下である、(10)から(13)のいずれか1つに記載の方法。
[0058](15)複数の成形された毛のそれぞれが、第2の先端において測定された第3の直径を有し、第3の直径が、ベース直径の0.05倍以下である、(10)から(14)のいずれか1つに記載の方法。
[0059](16)複数の成形された毛のそれぞれが、第2の先端から0.5mmの距離において測定された第4の直径を有し、第4の直径が、ベース直径の0.40倍以下である、(10)から(15)のいずれか1つに記載の方法。
[0060](17)成形するステップが、化学的プロセス、機械的プロセス、または化学的プロセスと機械的プロセスの組み合わせを行うステップを含む、(10)から(16)のいずれか1つに記載の方法。
[0061](18)留め具がステープルである、(10)から(17)のいずれか1つに記載の方法。
[0062](19)持ち手と、持ち手に接続されたヘッドと、複数の第1の毛であって、複数の第1の毛のそれぞれが、先細の先端を有しかつヘッドの表面から第1の高さまで延在する第1の遠位端部、持ち手に留められた第1の近位端部、および、第1の遠位端部と第1の近位端部との間に延在する実質的に円筒状の第1の軸を含む、複数の第1の毛と、複数の第2の毛であって、複数の第2の毛のそれぞれが、先細の先端を有しかつヘッドの表面から第2の高さまで延在する第2の遠位端部、持ち手に留められた第2の近位端部、および、第2の遠位端部と第2の近位端部との間に延在する実質的に円筒状の第2の軸を含む、複数の第2の毛と、を備える歯ブラシであって、第1の高さと第2の高さとの間の差が2.25mm以上である、歯ブラシ。
[0063](20)第1の近位端部および第2の近位端部が、溶融によって留められ、ヘッドおよび持ち手が型成形される、(19)に記載の歯ブラシ。
[0064]本明細書において説明された任意のプロセス、システム、方法、経験則などに関して、そのようなプロセスなどの諸ステップが特定の順序に従って起こるものと説明されていても、そのようなプロセスが、説明された諸ステップが本明細書において説明された順序とは異なる順序で行われて実践され得ることが、理解されるべきである。いくつかのステップが同時に行われ得ること、他のステップが追加され得ること、または、本明細書において説明されたいくつかのステップが省略され得ることが、さらに理解されるべきである。言い換えれば、本明細書におけるプロセスの記述は、特定の実施形態を説明する目的のために提供されたものであり、決して特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
[0065]したがって、上記の説明は、説明に役立つものであることを意図されたものであって制限的なものではないことが、理解されるべきである。提供された例以外の多くの実施形態および適用は、上記の説明を読めば明らかになるであろう。範囲は、上記の説明に準拠して決定されるべきではなく、むしろ、添付の特許請求の範囲およびそのような特許請求の範囲の均等物の全範囲に準拠して決定されるべきである。本明細書において論じられた技術においてさらなる進歩が生じること、ならびに開示されたシステムおよび方法がそのような将来の実施形態に組み込まれることが、予想されかつ意図される。つまり、本出願は修正および変形が可能であることが、理解されるべきである。
[0066]特許請求の範囲において使用される全ての用語は、そうでないという明確な指示が本明細書においてなされない限り、本明細書において説明された技術の当業者によって理解されるそれらの最も広い妥当な解釈とそれらの通常の意味とが与えられることが意図される。具体的には、「ある(a)」、「その(the)」、「前述の(said)」、などの単数形の冠詞の使用は、そうでないという明確な制限を請求項が述べていない限り、指示された要素のうちの1つまたは複数を意味すると読まれるべきである。
[0067]本開示の要約書は、読者が技術的開示の本質を手早く確認することを可能にするために提供されるものである。本開示の要約書は、特許請求の範囲に記載の範囲または意味を解釈または制限するために使用されるのではないという了解の下で提出される。さらに、前述の発明を実施するための形態において、様々な特徴は、本開示を合理化する目的のために様々な実施形態においてグループ化されることが分かる。この開示の方法は、特許請求の範囲に記載の実施形態が各請求項に明記されるよりも多くの特徴を必要とするという意図の反映であると解釈してはならない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、発明の主題は、開示された単一の実施形態の全ての特徴を含むものではない。したがって、以下の特許請求の範囲は、本明細書において発明を実施するための形態に組み込まれ、各請求項は、別々に特許請求される主題として独立する。
Claims (20)
- 持ち手と、
前記持ち手に接続されたヘッドと、
複数の毛であって、前記複数の毛のそれぞれが、
先細の第1の先端を有する第1の端部、
先細の第2の先端を有する第2の端部、および、
前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在する実質的に円筒状の軸
を含む、複数の毛と、
を備える歯ブラシであって、
前記複数の毛のそれぞれが、前記軸に沿った留め点において留め具により前記ヘッドに留められ、前記留め点が、前記第1の端部が前記ヘッドの表面から第1の高さまで延在し、前記第2の端部が前記ヘッドの前記表面から第2の高さまで延在するように、前記第1の端部よりも前記第2の端部の近くに配置され、
前記第1の高さと前記第2の高さとの間の差が2.25mm以上である、歯ブラシ。 - 前記第1の高さと前記第2の高さとの間の前記差が2.5mm以上である、請求項1に記載の歯ブラシ。
- 前記複数の毛のそれぞれが、前記留め点においてベース直径を有し、前記ベース直径が、4ミル以上9ミル以下である、請求項1に記載の歯ブラシ。
- 前記複数の毛のそれぞれが、前記第1の先端において測定された第1の直径を有し、前記第1の直径が、前記ベース直径の0.05倍以下である、請求項1に記載の歯ブラシ。
- 前記複数の毛のそれぞれが、前記第1の先端から0.5mmの距離において測定された第2の直径を有し、前記第2の直径が、前記ベース直径の0.40倍以下である、請求項4に記載の歯ブラシ。
- 前記複数の毛のそれぞれが、前記第2の先端において測定された第3の直径を有し、前記第3の直径が、前記ベース直径の0.05倍以下である、請求項5に記載の歯ブラシ。
- 前記複数の毛のそれぞれが、前記第2の先端から0.5mmの距離において測定された第4の直径を有し、前記第4の直径が、前記ベース直径の0.40倍以下である、請求項6に記載の歯ブラシ。
- 前記第1の先端および前記第2の先端が、化学的プロセス、機械的プロセス、または前記化学的プロセスと前記機械的プロセスの組み合わせによって形成される、請求項1に記載の歯ブラシ。
- 前記留め具がステープルである、請求項1に記載の歯ブラシ。
- 歯ブラシを製造する方法であって、
複数の未成形の毛を用意するステップであって、前記複数の未成形の毛のそれぞれが、第1の端部、第2の端部、および前記第1の端部と前記第2の端部との間の実質的に円筒状の軸を有する、ステップと、
前記複数の未成形の毛のそれぞれを前記軸に沿った留め点において留め具を使用して前記歯ブラシのヘッドに取り付けるステップであって、前記留め点が、前記第1の端部が前記ヘッドの表面から第1の高さまで延在し、前記第2の端部が前記ヘッドの前記表面から第2の高さまで延在するように、前記第1の端部よりも前記第2の端部の近くに配置される、ステップと、
成形するステップであって、前記複数の未成形の毛のそれぞれの前記第1の端部を成形して、先細の第1の先端を提供し、また、前記複数の未成形の毛のそれぞれの前記第2の端部を成形して、先細の第2の先端を提供し、それにより複数の成形された毛を作り出す、ステップと、
を含み、
前記第1の高さと前記第2の高さとの間の差が2.25mm以上である、方法。 - 前記第1の高さと前記第2の高さとの間の前記差が2.5mm以上である、請求項10に記載の方法。
- 前記複数の成形された毛のそれぞれが、前記留め点においてベース直径を有し、前記ベース直径が、4ミル以上9ミル以下である、請求項10に記載の方法。
- 前記複数の成形された毛のそれぞれが、前記第1の先端において測定された第1の直径mmを有し、前記第1の直径が、前記ベース直径の0.05倍以下である、請求項10に記載の方法。
- 前記複数の成形された毛のそれぞれが、前記第1の先端から0.5mmの距離において測定された第2の直径を有し、前記第2の直径が、前記ベース直径の0.40倍以下である、請求項13に記載の方法。
- 前記複数の成形された毛のそれぞれが、前記第2の先端において測定された第3の直径を有し、前記第3の直径が、前記ベース直径の0.05倍以下である、請求項14に記載の方法。
- 前記複数の成形された毛のそれぞれが、前記第2の先端から0.5mmの距離において測定された第4の直径を有し、前記第4の直径が、前記ベース直径の0.40倍以下である、請求項15に記載の方法。
- 前記成形するステップが、化学的プロセス、機械的プロセス、または前記化学的プロセスと前記機械的プロセスの組み合わせを行うステップを含む、請求項10に記載の方法。
- 前記留め具がステープルである、請求項11に記載の方法。
- 持ち手と、
前記持ち手に接続されたヘッドと、
複数の第1の毛であって、前記複数の第1の毛のそれぞれが、
先細の先端を有しかつ前記ヘッドの表面から第1の高さまで延在する第1の遠位端部、
前記持ち手に留められた第1の近位端部、および、
前記第1の遠位端部と前記第1の近位端部との間に延在する実質的に円筒状の第1の軸
を含む、複数の第1の毛と、
複数の第2の毛であって、前記複数の第2の毛のそれぞれが、
先細の先端を有しかつ前記ヘッドの表面から第2の高さまで延在する第2の遠位端部、
前記持ち手に留められた第2の近位端部、および、
前記第2の遠位端部と前記第2の近位端部との間に延在する実質的に円筒状の第2の軸
を含む、複数の第2の毛と、
を備える歯ブラシであって、
前記第1の高さと前記第2の高さとの間の差が2.25mm以上である、歯ブラシ。 - 前記第1の近位端部および前記第2の近位端部が、溶融によって留められ、前記ヘッドおよび前記持ち手が型成形される、請求項19に記載の歯ブラシ。
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