JP2011083462A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ひとつの歯ブラシで歯または歯間をピンポイントで清掃することができるとともに、口腔内の複数種類の歯の形状や歯並び等の歯の状態に合致してブラッシングすることができる使い勝手のよい歯ブラシとする。
【解決手段】 先端側に配されて毛束群が植毛されたブラシ面2aを備えた頭部2と、当該頭部2と柄部4とを連結する頚部3と、当該頚部3の後に連結された柄部4とを有し、前記ブラシ面2aの長さが5mm以上かつ20mm以下であり、前記毛束群がその植毛された根元が略円柱形状でその上側が尖った円錐形状を呈する単一の房からなる第一の毛束21と、当該第一の毛束よりも頚部3に近い位置に配されその植毛された根元が略円柱形状でそれぞれ独立した複数の房からなる第二の毛束221の集合体22とから構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、口腔内の清掃に用いる歯ブラシに関する。
一般的な歯ブラシは、毛束群が植毛されたブラシ面を備えた頭部と、該頭部と柄部とを連結する頚部と、該頚部の後に連結された棒形状(ストレート形状)の柄部からなる。歯ブラシの使用者は、上記ストレート形状の柄を片手で握り、上記頭部を口腔内に入れて歯磨き等の口腔内の清掃を行う。歯には、切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯等の種類があり、天然歯のみならず人工歯がある。歯ブラシは、主にこれらの歯の表面や歯と歯の間(歯間)をブラッシングする道具である。近年、歯磨きに適したブラシ形状の検討がなされており、例えば歯間などの隙間を主に清掃するための、いわゆる、ワンタフト歯ブラシが商品化された。また例えば異なる形状のタフト(房)を組み合わせた歯ブラシ等の検討がなされている。
特開平4−226646号公報 特開2008−272038号公報 特許第4069188号公報 特開2008−68109号公報
上記特許文献1と2には、いわゆる、ワンタフト歯ブラシが開示されている。特許文献1や2に記載の歯ブラシは、単一の房からなる毛束のみが歯ブラシ本体の先端側のブラシ面に植毛され、その植毛された根元が略円柱形状でその上側が尖った円錐形状を呈している。
上記特許文献3と4には、異なる形状の3種類のタフト(房)を多数組み合わせた歯ブラシが開示されている。特許文献3や4に記載の歯ブラシは、第1の房として、略半円柱形状の単一の房からなる毛束がブラシ面の先端側に植毛され、第2の房として、へら形状と角丸四角柱形状でそれぞれ独立した複数の房からなる毛束が交互にブラシ面の中央ライン上(頭部と頚部とを結ぶ中心線上)に植毛され、第3の房として、へら形状と円柱形状でそれぞれ独立した複数の房からなる毛束が交互にブラシ面の左右のライン上(第2の房の両側)に植毛されている。特許文献3や4に記載の歯ブラシでは、上記第1の房の高さと、上記第2の房及び第3の房のうちへら形状の房の高さが同じ高さに設定されている。これら第1の房、第2の房、及び第3の房の合計は30である。
しかしながら、上記特許文献1と2に記載の歯ブラシは、単一の房からなる毛束のみが歯ブラシ本体の先端側のブラシ面に植毛された歯ブラシであって、歯(特に最後臼歯)または歯間をピンポイントで清掃するための歯ブラシである。なお、ワンタフトの歯ブラシは、子供用としても使用可能であり、又、親が子供の歯を磨くときに使用したりされることもある。そのため、口腔内の複数種類の歯の形状や歯並び等の歯の状態に合致しない場合が多く、口腔内の清掃をきちんとするためには、結局のところ、複数種類の歯ブラシを使い分けて使用することとなり、複数種類の歯ブラシを使い分けることが煩雑である。また、上記特許文献1と2の歯ブラシは、そのワンタフトゆえに毛羽立ち易い(毛先が広がり易い)問題を有する。
また、上記特許文献3と4に記載の歯ブラシは、房の形状が3種類あり、房の数が30本あり、房の高さも不揃いであることから合理的な毛束の設計であるとはいえない。このように複雑な配置構成を実現するためには、幅広で縦長の大きなサイズのブラシ面が必要となるが、このようなサイズの大きなブラシ面を有する歯ブラシの頭部を口腔内に入れることには抵抗があり、サイズの大きな歯ブラシの頭部を口腔内に入れたときに吐き気をもよおす等具合が悪くなることもある。そして、房の高さが不揃いであることから局所的に強く押圧されることで、歯茎等を傷ませたり、高さの高い房を高さの低い房よりも早く劣化させてしまい、期待するような清掃効果も得がたいものである。
そこで本発明は、ひとつの歯ブラシで歯または歯間をピンポイントで清掃することができるとともに、口腔内の複数種類の歯の形状や歯並び等の歯の状態に合致してブラッシングすることができる使い勝手のよい歯ブラシを提供することを目的とする。
本発明の歯ブラシは、先端側に配されて毛束群が植毛されたブラシ面を備えた頭部と、当該頭部と柄部とを連結する頚部と、当該頚部の後に連結された柄部とを有し、前記ブラシ面の長さが5mm以上かつ20mm以下であり、前記毛束群がその植毛された根元が略円柱形状でその上側が尖った円錐形状を呈する単一の房からなる第一の毛束と、当該第一の毛束よりも頚部に近い位置に配されその植毛された根元が略円柱形状でそれぞれ独立した複数の房からなる第二の毛束の集合体とからなることを特徴とする。
本発明によれば、前記ブラシ面上に植毛された根元が略円柱形状でその上側が尖った円錐形状を呈する単一の房からなる第一の毛束が植毛されて、いわゆる、ワンタフトが形成される。そして、前記ブラシ面上に、前記第一の毛束よりも頚部に近い位置に配されその植毛された根元が略円柱形状でそれぞれ独立した複数の房からなる第二の毛束が植毛されて、ミニブラシとも呼べる第二の毛束の集合体が形成される。そして、前記ブラシ面の長さが5mm以上かつ20mm以下に設定されることで、標準的な市販の成人用歯ブラシのブラシ面の長さよりも小さくなり、かつ、歯をピンポイントで清掃することが容易な長さが確保される。したがって、使用者は、なんら抵抗なく歯ブラシの頭部を口腔内の奥歯の位置まで入れて操作することができ、その操作も容易となる。そして、ひとつの歯ブラシで、前記第一の毛束によって歯(または歯間)等をピンポイントで清掃するとともに、前記第二の毛束の集合体を口腔内の複数種類の歯の形状や歯並び等の歯の状態に合致させてブラッシングすることができる。
前記第二の毛束の集合体における独立した複数の房の配置としては幅方向については2列以上で5列以下が好ましく、長さ方向については1行以上で5行以下が好ましい。最適な配置構成としては、前記第二の毛束が3列かつ3行の9つの房から構成される。これによって、前記第二の毛束の集合体が歯の表面をカバーし、かかとブラッシングにも好適な配置構成となる。
本発明は、前記ブラシ面において前記第一の毛束の頚部側の外周を囲むように所定間隔で前記第二の毛束の集合体が植毛されており、かつ、前記第一の毛束の円錐形状の先端の高さが前記第二の毛束の集合体の先端の高さよりも高く設定されることを特徴とする。
本発明によれば、前記第一の毛束の頚部側の外周を囲むように所定間隔で前記第二の毛束の集合体が植毛されていることで、前記第一の毛束と前記第二の毛束の集合体とが互いに保護しあう関係となる。つまり、例えば前記第一の毛束の毛先が歯の表面に押圧されて変形し毛先が広がろうとすると前記第二の毛束の集合体が前記第一の毛束の毛先の広がりを抑制し、例えば前記第二の毛束の集合体の毛先が歯の表面に押圧されて変形し毛先が広がろうとすると前記第一の毛束が前記第二の毛束の集合体の毛束の毛先の広がりを抑制することとなる。そして、前記第一の毛束の円錐形状の先端の高さが前記第二の毛束の集合体の先端の高さよりも高く設定されることで、前記第一の毛束によって歯(または歯間)をピンポイントで清掃することが容易である。
本発明では、前記頚部の長さを前記頭部の長さの4倍ないし8倍の長さとすることが好ましい。前記頚部の長さを長くすることで、前記頭部が口腔内の奥歯の位置まで届き易いからである。使用者は前記柄部を片手で握って、前記頭部を口腔内の奥歯の位置まで届かせることとなるが、本発明では、前記柄部を把持するときに親指を当てるための凹曲面が前記柄部の先端側の前記ブラシ面と同じ向きの面に形成されていることが好ましい。前記凹曲面に親指を当てることで親指の位置が決まり、歯ブラシの操作が容易となるとともに正確な位置でのブラッシングができる。
本発明は、前記ブラシ面を基準面として、前記頚部の上面が前記ブラシ面とほぼ同じ高さであり、前記柄部の上面が前記ブラシ面から遠ざかるにつれてその高さが低くなるように設定されることを特徴とする。
本発明によれば、使用者が前記柄部を片手で握って、前記頭部を口腔内の奥歯の位置まで届かせることが容易であるうえ、最後臼歯の遠心部から頬舌側までが確実に磨けることとなる。
本発明の歯ブラシによれば、従来技術にはないワンタフトとミニブラシとを小型の頭部のブラシ面に形成することで、使用者は、なんら抵抗なく歯ブラシの頭部を口腔内の奥歯の位置まで入れて操作することができ、その操作も容易となる。そして、ひとつの歯ブラシで、前記第一の毛束によって歯(または歯間)等をピンポイントで清掃するとともに、前記第二の毛束の集合体を口腔内の複数種類の歯の形状や歯並び等の歯の状態に合致させてブラッシングすることができる。前記第二の毛束の集合体における独立した複数の房の最適な配置構成としては、前記第二の毛束が3列かつ3行の9つの房から構成される。そして前記ブラシ面を基準面として、前記頚部の上面が前記ブラシ面とほぼ同じ高さであり、前記柄部の上面が前記ブラシ面から遠ざかるにつれてその高さが低くなるように設定される。本発明によれば、使用者が前記柄部を片手で握って、前記頭部を口腔内の奥歯の位置まで届かせることが容易であるうえ、最後臼歯の遠心部から頬舌側までが確実に磨けることとなる。
したがって、本発明により、ひとつの歯ブラシで歯または歯間をピンポイントで清掃することができるとともに、口腔内の複数種類の歯の形状や歯並び等の歯の状態に合致してブラッシングすることができる使い勝手のよい歯ブラシが実現する。
本発明を適用した第1の実施の形態の歯ブラシの平面図である。 上記実施形態の歯ブラシの正面図である。 上記実施形態の歯ブラシの背面図である。 上記実施形態の歯ブラシの側面図であり、図4(a)は左側面図であり、図4(b)は右側面図である。 上記実施形態の歯ブラシを平面側から見た断面図である。 上記実施形態の歯ブラシを把持した状態を例示する図である。 本発明を適用した第2の実施の形態の歯ブラシの平面図である。 上記実施形態の歯ブラシの正面図である。
(第1の実施の形態)
本発明を適用した第1の実施の形態の歯ブラシを図1から図5に示す。ここで、図1は本実施形態の歯ブラシ1の平面図であり、図2はその正面図であり、図3はその背面図であり、図4(a)はその左側面図であり、図4(b)はその右側面図であり、図5は歯ブラシ1を平面側から見た断面図である。
本実施形態の歯ブラシ1は、先端側に配され、毛束群21及び22が植毛されたブラシ面2aを備えた頭部2と、頭部2の後に一体形成された頚部3と、頚部3の後に一体形成された柄部4とを備える(図1)。頭部2と頚部3と柄部4とは、ポリプロピレンやABS樹脂(アクリロニトリル-ブタジエン−スチレン)等のプラスチック製であり、金型等によって一体成型される。頭部2と頚部3と柄部4の材質としては、上記プラスチック製の他、木製や軽金属製としてもよい。頭部2は正面側から見て略角丸四角形状を呈しており、ナイロンや豚毛等の毛束群21及び22がブラシ面2aに植毛されている。頚部3は、頭部2と柄部4とを連結しており、頭部2よりも幅が細く形成された頚部3が棒状に伸びて、頚部3よりも幅が太く形成された棒状の柄部4へと繋がっている(図1)。
本実施形態の歯ブラシ1は、ブラシ面2aの長さL2が約15mmであり、頚部3の長さL3が約55mmであり、柄部4の長さL4が約100mmである(図2を参照)。頭部2の長さとブラシ面2aの長さはほぼ等しい。前記ブラシ面2aの長さL2が5mm以上かつ20mm以下に設定されることで、標準的な市販の成人用歯ブラシのブラシ面の長さよりも小さくなり、かつ、歯をピンポイントで清掃することが容易な長さが確保される。20mm以上であると、口腔内に入れたときに(特に最後臼歯の位置や、最後臼歯の奥の面を磨くためにその奥まで入れたときに)、吐き気をもよおす等具合が悪くなるおそれがある。したがって、使用者は、なんら抵抗なく歯ブラシ1の頭部2を口腔内の奥歯の位置まで入れて操作することができ、その操作も容易となる。
本実施形態の歯ブラシ1は、単一の房からなる第一の毛束21がブラシ面2aの先端側に植毛され、複数の房からなる第二の毛束221の集合体22がブラシ面2aの第一の毛束21よりも頚部3に近い位置に植毛されている(図1)。第一の毛束21は、ブラシ面2a上に植毛された根元が略円柱形状であり、その上側が尖った円錐形状を呈する単一の房からなり、いわゆる、ワンタフトが形成されている(図1)。第二の毛束221の集合体22は、ブラシ面2a上に植毛された根元が略円柱形状でそれぞれ独立した複数の房からり、いわゆる、ミニブラシとも呼べる第二の毛束221の集合体22が形成されている(図1)。前記第二の毛束221の集合体22における独立した複数の房の配置構成は、前記第二の毛束221が3列かつ3行の9つの房から構成される(図2)。これにより、前記第二の毛束221の集合体22が歯の表面をカバーし、かかとブラッシングにも好適な配置構成となる。
ブラシ面2aの第二の毛束221の高さは、6〜7mm程度であり、市販の歯ブラシよりも数mm短めとして、かかとブラッシングで清掃効果アップと、最後臼歯の奥の面(遠心部)にも届き易いようにしている。第一の毛束21は、第二の毛束221より3.5mm程度高いが(1mm〜6mm程度高くても良い。)、これ以上の高さでも良い。第一の毛束21の略円柱形状とその上側が尖った円錐形状との境目21aが第二の毛束221の高さよりも低くすることで、第一の毛束21の根元側が容易に折れ曲がらないようにしてブラッシングできるようにして(第一の毛束21の外側の短い毛先が内側の高さの高い毛先を取り囲むことで)、これにより上記尖った円錐形状の先端が強い固まり状態で歯や歯茎に接触する。他方、第一の毛束21の略円柱形状とその上側が尖った円錐形状との境目21aが第二の毛束221の高さよりも高くしても良く、この場合を前者と比較すると、上記尖った円錐形状の先端が弱い固まり状態で歯や歯茎に接触することとなる。
本実施形態の歯ブラシ1は、前記ブラシ面2aにおいて前記第一の毛束21の頚部側の外周を囲むように所定間隔で前記第二の毛束221の集合体22が植毛されている(図2)。これは、第一の毛束21と第二の毛束221の集合体22とが互いに保護しあう関係とするためであり、つまり、例えば第一の毛束22の毛先が歯の表面に押圧されて変形し毛先が広がろうとすると第二の毛束221の集合体22が第一の毛束21の毛先の広がりを抑制し、例えば第二の毛束221の集合体22の毛先が歯の表面に押圧されて変形し毛先が広がろうとすると第一の毛束21が第二の毛束221の集合体22の毛束の毛先の広がりを抑制することとなる。
本実施の形態では、第一の毛束21の根元側の直径は、第二の毛束221の根元側の直径の約3倍の大きさに設定される。よって、第一の毛束21の毛の数は、第二の毛束221の毛の数の約9倍の数となるので、第一の毛束21のかたさは第二の毛束221のかたさよりもかたく感じることとなり、かつ、第一の毛束21の毛先は第二の毛束221よりも広がり難くなり、第二の毛束221の毛先は第一の毛束21よりも広がり易くなる。
本実施の形態では、第一の毛束21の円錐形状の先端の高さが第二の毛束221の集合体22の先端の高さよりも高く設定される。これは、第一の毛束21によって歯(または歯間)をピンポイントで清掃することを容易とするためである。
上述の本実施形態の構成によって、ひとつの歯ブラシ1で、前記第一の毛束21によって、歯(または歯間)等をピンポイントで清掃するとともに、前記第二の毛束221の集合体22を口腔内の複数種類の歯の形状や歯並び等の歯の状態に合致させてブラッシングすることができる。
本実施の形態では、頚部3の長さL3が頭部2の長さL2の4倍ないし8倍の長さに設定されており、頭部2が口腔内の奥歯の位置まで届き易くなっている。ここで、使用者は柄部4を片手で握って、頭部2を口腔内の奥歯の位置まで届かせることとなるが、本実施形態では、柄部4を把持するときに親指を当てるための凹曲面41が柄部4の先端側のブラシ面2aと同じ向きの面4aに形成されている(図1、図2)。凹曲面41は、親指を当てたときに馴染むように略角丸四角形状となっており、これは、スクエアハンドルとも呼称している。したがって、使用者は前記凹曲面41に親指を当てることで親指の位置が決まり、歯ブラシ1の操作が容易となるとともに正確な位置でのブラッシングができる(図6を参照)。
本実施の形態では、前記ブラシ面2aを基準面として、頚部3の上面3aがブラシ面2aとほぼ同じ高さであり、柄部4の上面4aがブラシ面2aから遠ざかるにつれてその高さが低くなるように設定される(図1)。より具体的には、頚部3の上面3aと柄部4の上面4aとがなす角度θが0度よりも大きくて30度よりも小さい角度に設定される(図5を参照)。
本実施形態によれば、使用者が柄部4を片手で握って、頭部2を口腔内の奥歯の位置まで届かせることが容易であるうえ、最後臼歯の遠心部から頬舌側までが確実に磨けることとなる。最後臼歯の奥の面を奥側から磨くときに特に好適であり、その際最後臼歯の上面等も第二の毛束221の集合体22で同時に磨くことができる。使用者は、子供でも良く、子供の歯を親が磨くようなときにも好適なものであり、ヘッド部分の大きさも小さなことから(前記ブラシ面の長さが5mm以上かつ20mm以下であり)、最後臼歯の奥の面を奥側から磨くときでも、吐き気をもよおす等具合が悪くなることもない。
(第2の実施の形態)
本発明を適用した第2の実施の形態の歯ブラシを図7と図8に示す。ここで、図7は本実施形態の歯ブラシ1aの平面図であり、図8はその正面図である。なお、上述した実施の形態と重複する箇所の説明については、同一の符号を用いることでその説明を省略する。
本実施形態の歯ブラシ1aは、単一の房からなる第一の毛束21がブラシ面2aの先端側に植毛され、複数の房からなる第二の毛束221の集合体22がブラシ面2aの第一の毛束21よりも頚部3に近い位置に植毛されている(図7)。第二の毛束221の集合体22における独立した複数の房の配置構成は、前記第二の毛束221が3列かつ2行の6つの房から構成される(図8)。本実施形態の歯ブラシ1aは、ブラシ面2aの長さL2が約10mmであり、頚部3の長さL3が約45mmであり、柄部4の長さL4が約90mmである(図8を参照)。頭部2の長さとブラシ面2aの長さはほぼ等しい。前記ブラシ面2aの長さL2が5mm以上かつ15mm以下に設定されることで、標準的な市販の子供用歯ブラシのブラシ面の長さよりも小さくなり、かつ、歯をピンポイントで清掃することが容易な長さが確保される。したがって、使用者は、子供でも大人でもなんら抵抗なく歯ブラシ1の頭部2を口腔内の奥歯の位置まで入れて操作することができ、その操作も容易となる。
なお本実施形態では、凹曲面41が柄部4の先端側のブラシ面2aと同じ向きの面4aに形成されており(図8)、太い親指でも馴染むように略角丸四角形状の幅が柄部4の幅に合うところまで広くなっている。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。第一の毛束21の毛自体の太さや材質等と第二の毛束221の毛自体の太さや材質等を異ならせることはその用途に応じて任意に設定される。歯ブラシ本体の材質は、ポリプロピレンやABS樹脂等のプラスチックに限られるものではなく、易変形性の高いゴム性質のプラスチックや、プラスチックの表面にラバー層を設けたり、形状記憶合金製としてもよい。また、専用の毛先を有する頭部2及び頚部3を複数種類用意しておき、用途に応じて柄部4に着脱して使用することも可能である。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
1,1a 歯ブラシ、
2 頭部、
2a ブラシ面、
21 第一の毛束、
221 第二の毛束、
22 第二の毛束の集合体、
3 頚部、
4 柄部、

Claims (4)

  1. 先端側に配されて毛束群が植毛されたブラシ面を備えた頭部と、当該頭部と柄部とを連結する頚部と、当該頚部の後に連結された柄部とを有し、前記ブラシ面の長さが5mm以上かつ20mm以下であり、前記毛束群がその植毛された根元が略円柱形状でその上側が尖った円錐形状を呈する単一の房からなる第一の毛束と、当該第一の毛束よりも頚部に近い位置に配されその植毛された根元が略円柱形状でそれぞれ独立した複数の房からなる第二の毛束の集合体とからなることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 前記ブラシ面において前記第一の毛束の頚部側の外周を囲むように所定間隔で前記第二の毛束の集合体が植毛されており、かつ、前記第一の毛束の円錐形状の先端の高さが前記第二の毛束の集合体の先端の高さよりも高く設定されることを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  3. 前記ブラシ面を基準面として、前記頚部の上面が前記ブラシ面とほぼ同じ高さであり、前記柄部の上面が前記ブラシ面から遠ざかるにつれてその高さが低くなるように設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の歯ブラシ。
  4. 前記第二の毛束が3列かつ3行の9つの房から構成されることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の歯ブラシ。




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