JPH0638504Y2 - 位相同期受信機 - Google Patents

位相同期受信機

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JPH0638504Y2
JPH0638504Y2 JP4670587U JP4670587U JPH0638504Y2 JP H0638504 Y2 JPH0638504 Y2 JP H0638504Y2 JP 4670587 U JP4670587 U JP 4670587U JP 4670587 U JP4670587 U JP 4670587U JP H0638504 Y2 JPH0638504 Y2 JP H0638504Y2
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JP
Japan
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voltage
phase
output
signal
memory
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JP4670587U
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隆司 清水
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NEC Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は衛星通信用の位相同期受信機に関し、特に信号
が欠落したあとの再同期を容易に行い得る位相同期受信
機に関する。
〔従来の技術〕
従来、衛星通信に使用される受信機は、衛星からの微弱
な電波を受信するため狭帯域で高感度の位相同期回路を
用いた構成とし、その狭帯域の故に局部発振周波数を掃
引して受信信号に位相同期がかかりやすくする工夫がさ
れている。
第2図は従来の位相同期受信機のブロック図であり、受
信信号は混合器1において電圧制御発振器4の出力によ
り周波数変換されて利得制御増幅器2に入力され、更に
共通の基準信号発振器6からの基準信号を受けている位
相検波器3及び同期検波器5に夫々送出される。
位相検波器3の出力(PLL電圧)は、信号切替器11を経
て電圧制御発振器4に加えられ、位相同期ループを形成
する。また、同期検波器5の出力(AGC電圧)は利得制
御増幅器2に加えられてAGCループを形成する。そし
て、このAGCループにおけるAGC電圧を検出することで、
同期検出器12が同期状態を監視し、同期状態のときには
信号切替器11を介して前記PLL電圧を電圧制御発振器4
に供給するようにし、非同期状態のときには前記信号切
替器11を切り替えてこの信号切替器11に接続されている
掃引発振器13の掃引信号を電圧制御発振器4に供給し、
この掃引信号に基づいて位相同期ループでの掃引を行な
い、再同期を行うように構成している。
この掃引発振器13は、第3図に示すように、前記PLL電
圧の電圧レベルに略等しい電圧を基準レベルとするため
の電圧設定器14と、この電圧設定器14の電圧を微小範囲
で増減させるための低周波発振器15と、これらの加算器
16によって構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の位相同期受信機では、非同期時に掃引発
振器13を用いて掃引を行う際に、受信する全帯域にわた
って掃引すると不要信号に位相同期することがあるた
め、掃引発振器13は目的とする受信信号に対応して設定
されているある設定値のまわりに微小範囲で掃引するよ
うに構成されている。
このため、時間の経過に伴なう経年変化や温度変化等に
よって電圧設定器14の特性が変動され、その結果掃引発
振器13の掃引範囲と受信信号との間にずれが生じている
ような場合、一旦受信信号の欠落が生じた際に、再同期
を行うべく掃引発振器13を駆動させても、前記受信信号
との間のずれ量が掃引発振器13の掃引幅よりも大きくな
っているときには再同期ができなくなるという問題があ
る。
また、送信側において経年変化等によって特性変動が生
じる場合でも、位相同期受信機ではその受信信号の周波
数が変動されることになるため、そのずれがある値を越
えているときには前記したような再同期ができなくなる
という問題が生じる。
本考案はこのような経年変化等による周波数のずれが発
生することによって信号の欠落が生じた場合でも再同期
を確実に行い得る位相同期受信機を提供することを目的
としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の位相同期受信機は、位相同期ループとAGCルー
プのPLL電圧及びAGC電圧をA/D変換してメモリに記憶さ
せ、このメモリの記憶情報をD/A変換して制御電圧を発
生させ、プロセッサがAGC電圧を監視して受信信号の欠
落を検出した時に、メモリに記憶していた受信信号が欠
落する前のPLL電圧に基づいて制御電圧を発生させ、か
つその電圧を掃引し、この制御電圧を信号切替器により
電圧制御発振器に供給することで、速やかに再位相同期
をとる構成としている。
〔実施例〕
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例のブロック図である。受信信
号は混合器1において電圧制御発振器(VCO)4の出力
により周波数変換され、利得制御増幅器(AGC AMP)2
に入力される。その出力は共通の基準信号発振器6から
の基準信号を受けている位相検波器3及び同期検波器5
に夫々送出される。
位相検波器3の出力は、通常では信号切替器11を経て電
圧制御発振器4に加えられ、位相同期ループ(PLL)を
形成する。一方、同期検波器5の出力は利得制御増幅器
2に加えられてAGCループを形成する。そして、これら
各ループの電圧、即ちPLL電圧とAGC電圧のいずれも絶対
電圧値はA/D変換器7によりデジタルデータとされ、そ
れぞれ順次メモリ8に格納される。
また、前記信号切替器11はマイクロプロセッサ9からの
信号により切り替えられ、前記位相検波器3から出力さ
れるPLL電圧と、後述するD/A変換器10から出力される制
御電圧とを切り替えて前記電圧制御発振器4に供給する
ように構成される。
マイクロプロセッサ9はメモリ8に書き込まれている制
御プログラムにより、メモリ8に格納されるAGC電圧の
データに基づいて位相同期ループの同期状態を監視す
る。そして、このAGC電圧のデータをもとにして、位相
同期ループが非同期の状態になったときには、同期時に
メモリ8に記憶されていたPLL電圧のデータをメモリ8
から読み出し、このデータをD/A変換供給10で制御電圧
に変換する。また、これと同時にマイクロプロセッサ9
からの信号で信号切替器11を切り替え、D/A変換器10か
らの制御電圧を電圧制御発振器2に供給し、かつマイク
ロプロセッサ9の制御によってその制御電圧に対応する
周波数のまわりに微小範囲の掃引を行う。この掃引で
は、同期時のPLL電圧に対応する制御電圧を用いての掃
引であるため、速やかに同期状態に復帰することが可能
となる。
この掃引の結果、マイクロプロセッサ9が同期状態を確
認したときには、マイクロプロセッサ9からの信号で信
号切替器11を制御し、電圧制御発振器4に再び位相検波
器3からのPLL電圧を供給し、位相同期ループを復旧さ
せる。
また、マイクロプロセッサ9は、同時状態において受信
信号が断になった場合にも、同様にしてメモリ8に格納
されているPLL電圧のデータをもとにしてD/A変換器10で
制御電圧を発生させ、かつその制御電圧に対応する周波
数のまわりに微小範囲だけ掃引して再同期をとるように
している。
このため、位相同期受信機側、或いは送信側の経時変化
等が原因して、結果として位相同期受信機において受信
信号の周波数に対するずれが生じていても、受信信号が
断される直前のメモリ8に保持されている位相同期ルー
プのPLL電圧に基づいて微小範囲の掃引を行うことで、
このメモリ8に保持されているPLL電圧は経年変化の影
響が殆どない直前の値であるため、このPLL電圧を用い
ることで容易に再同期を得ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、受信信号の欠落時に、メ
モリに記憶しておいた信号が欠落する前の位相同期ルー
プのPLL電圧に基づいて制御電圧を発生させ、かつその
制御電圧の掃引を行ってすみやかに再位相同期をとるよ
うに構成しているので、経年変化等の影響によって受信
信号の周波数がずれても微小範囲の掃引にて容易に再同
期が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の位相同期受信機のブロック図、第2図
は従来の位相同期受信機のブロック図、第3図は従来の
掃引発振器の詳細図である。 1……混合機、2……利得制御増幅器、3……位相検波
器、4……電圧制御発振器、5……同期検波器、6……
基準信号発振器、7……A/D変換器、8……メモリ、9
……マイクロプロセッサ、10……D/A変換器、11……信
号切替器、12……同期検出器、13……掃引発振器、14…
…電圧設定器、15……低周波発振器、16……加算器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号を周波数変換するための混合器
    と、この混合器の出力を増幅するための利得制御増幅器
    と、前記利得制御増幅器の出力の位相を検出する位相検
    波器と、前記位相検波器の出力により位相同期ループを
    形成して前記混合器の出力周波数を制御するための電圧
    制御発振器と、前記利得制御増幅器から得られた出力振
    幅を検出してAGCループを形成し、これを前記利得制御
    増幅器に加えて前記出力振幅を制御するための同期検波
    器と、前記AGCループのAGC電圧及び位相同期ループのPL
    L電圧をA/D変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力
    値を記憶可能なメモリと、このメモリの記憶情報に基づ
    いて制御電圧を発生するD/A変換器と、前記AGC電圧に基
    づいて受信信号の欠落を監視し、その欠落時に前記メモ
    リに記憶された情報をもとに信号が欠落する前のPLL電
    圧をメモリから読み出し、このPLL電圧に基づいてD/A変
    換器から前記制御電圧を発生させ、かつその制御電圧を
    掃引させるプロセッサと、このプロセッサにより制御さ
    れて前記電圧制御発振器に供給する電圧を前記PLL電圧
    と制御電圧とで切り替える信号切替器とを備えることを
    特徴とする位相同期受信機。
JP4670587U 1987-03-31 1987-03-31 位相同期受信機 Expired - Lifetime JPH0638504Y2 (ja)

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JP4670587U JPH0638504Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31 位相同期受信機

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JP4670587U JPH0638504Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31 位相同期受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63156130U JPS63156130U (ja) 1988-10-13
JPH0638504Y2 true JPH0638504Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=30866614

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JP4670587U Expired - Lifetime JPH0638504Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31 位相同期受信機

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JP2903797B2 (ja) * 1991-08-28 1999-06-14 日本電気株式会社 位相同期受信機

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JPS63156130U (ja) 1988-10-13

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