JPH0638082U - 磁気テープカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーフのソリ強度を低下させず、磁気テー
プカセットの組立を容易化し、ヘッドハウス部分の他の
構造部材に対する形状精度に対する影響を低減させるテ
ープガイドブロックを提供すること。 【構造】 板状部材１０２と一体成型されたガイドブロ
ック１００に第１の係合部１０４が形成され、テープカ
セットのヘッドブロックには対応する第２の係合部１１
０が形成され、第１の係合部１０４と第２の係合部１０
６を弾発的に係合させることによってテープガイドブロ
ックをヘッドブロックに仮止めすることが出来るように
なる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は磁気テープカセットのヘッドハウス部の構造に関する。

【０００２】

【従来技術】

磁気テープカセット前面には、テープを走行させるに際し録再機器のヘッド及 びテープ駆動用のキャプスタン、ピンチローラ等を挿入させるためのヘッドハウ ス部が形成されている。該ヘッドハウス部には通常、磁気テープカセットの長手 方向中央に関して対称な３対のテープガイド部がカセットハーフと一体的に設け られ、テープの安定走行が図られている。しかしながら、近年の磁気テープカセ ットの性能向上に伴い、こうしたテープガイドとテープとの摩擦接触によって発 生し、結局テープに伝達される振動が変調ノイズを増大させる原因としてクロー ズアップされて来た。この問題を解決し変調ノイズの低減及び位相の安定化を図 るべく、第５図に示されるように前記３対のテープガイド部全てを独立させて１ 個のガイドブロック１としたものが提案された。こうした構成のガイドブロック １は本考案の目的とする変調ノイズの低減及び位相安定化を達成するものではあ るが、摩擦低減を目的とする高価なエンジニアリングプラスチックから作製され ることから製造費用が大幅に上昇する欠点を有している。更には、図示されるよ うに、磁気テープカセットの長手方向のかなりの長さに渡り、下側ハーフ３及び 上側ハーフ（同様な構造、図示せず）側における一体的リブが失われてしまうこ とから、成型時のこれら下側ハーフ３及び上側ハーフの反りに対する強度が不足 し、上下ハーフの平行性の悪い不良品の発生率が増大する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

１．上記従来構造における問題を解決するヘッドハウス部構造を有する磁気テ ープカセットを提供すること。 ２．独立したガイドブロックを使用した場合の磁気テープカセットの組立を容 易化すること。 ３．独立したガイドブロックを使用した場合におけるヘッドハウス部分の他の 構造部材に対する形状精度に対する影響を低減させること。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に従えば、長手方向に左右対称に設けた３対のテープガイド部を含む、 磁気テープカセットのヘッドハウス部に於て、前記長手方向に於て最も中央寄り の１対のテープガイド部を独立した一体部材として形成したことを特徴とする磁 気テープカセットが提供される。 また本考案に従えば、テープガイドブロックの一部分に凸部或いは凹部或いは 段差等によって第１の係合部を設け、他方、カセットハーフのヘッドハウスの対 応部分には相補的な凹部或いは凸部或いは段差等によって第２の係合部を設け、 これら第１及び第２の係合部同士を弾発的に合着させることにより、前記テープ ガイドブロックを前記カセットハーフに仮止めするようにしたことを特徴とする 磁気テープカセットが提供される。 更に、本考案に従えばテープガイドブロックの前記仮止め部分は、ヘッドハウ ス部のパッド支持ピンの間隔よりも広くなるような位置に形成される。 現在、テープレコーダの再生ヘッドは１００％ヘッドハウス中央部に位置付け られており、このヘッドに最も接近してこれを挟む一対のテープガイド部との摩 擦によって発生するテープの振動が、その他のテープガイドにおけるそれよりも 特に変調ノイズを増大させ得るものであり、また前記一対のテープガイドの精度 が位相特性に最も悪影響を及ぼすという事実に鑑みて為されたものである。

【０００５】

【実施例】

図１には本考案のガイドブロック２を組み込んだヘッドハウス部４を有する磁 気テープカセットの下側ハーフ６の平面図が示される。テープガイド部は３対、 即ち左右対称に設けた７、９の対、１１、１３の対と、そして中央部の８、１０ の対から成る。ガイドブロック２は図２に示されるように、一対のテープガイド 部８及び１０を夫々先端に具備する脚部１２、１４を中央部分で一体的に結合し た形状を有している。前記中央部分には、磁気テープカセットへの組み込みに際 し下側ハーフ６のヘッドハウス４の中央に設けたボス１６と嵌合するための中央 孔１８が形成され、脚部１２、１４は該中央孔１８を中心として左右対称に形成 される。

【０００６】 前記一対のテープガイド部８及び１０の各内側には下側ハーフ６に一体的に形 成したパッド支持ピン２０、２２が夫々位置決めされ、各パッド支持ピン２０、 ２２及びテープガイド部８及び１０の間部分には、代表的に金属弾性板ばね部材 ２４及びフェルト部材２６から構成される圧着パッド部材が図示の如く位置付け られる。ヘッドハウス４におけるその他のテープガイド部２８〜３４は各々従来 通り下側ハーフ６に一体的に形成され、また図４に示されるようにヘッドハウス ４部分には長手方向に多くのリブが残されこれがハーフ成型時の反りに対する強 度を維持する。

【０００７】 以上の様に構成したものについて、変調ノイズを測定した。これを図５に示し た形式のガイドブロックを有するものの変調ノイズと比較したところ、図６に示 されるようにほぼ同等のレベルであることが確認された。

【０００８】 図７に示される本考案の１実施例に於ては、ガイドブロック１００は板状部材 １０２と一体成型され、参照番号１０４で示される如き部分に凸部等の第１の係 合部が形成される。前記板状部材の端部１０６は、図９に示されるように、パッ ド支持ピン１０８同士の間隔よりも広くなっている。一方、このガイドブロック １００を使用するテープカセットにはそのヘッドブロックの、前記第１の突出部 １０４に対応する部分に凹部等の第２の係合部１１０が形成される。これにより 前記ガイドブロック１００を、テープカセットの組み立てに際しその第１の係合 部１０４を前記ヘッドブロックの第２の係合部１０６に対して押圧し、双方の係 合部を弾発的に係合させることによってそこに仮止めすることが出来るようにな る。

【０００９】 図１５には前述の如き板状部材を形成しないガイドブロック１１２が例示され る。ここではその中心部分１１４の底部の左右に前述の如き第１の係合部１１６ が形成され、このガイドブロック１１２を使用するテープカセットのヘッドブロ ックの対応部分には第２の係合部１１８が形成される。 以上本考案を具体例を参照して説明したが、本考案の内で多くの変更を成し得 ることを理解されたい。

【００１０】

【考案の効果】

１．前記ガイドブロック１を有する従来の磁気テープカセットと同様の変調ノ イズ低減及び位相安定化を、同従来の磁気テープカセットにおけるよりも安価な 製造コストで且つハーフ成型時の反りに対する強度をも低下させることなく実現 し得ると共に、ガイドブロック自体の形状が小型で且つ構造が極めてシンプルで あることから、その製作が極めて容易となり、それにより従来よりも簡単で安価 な構造で従来と同等の優れたカセットを提供し得る。 ２．ガイドブロックをヘッドハウス部に仮止め可能としたことにより、組立時 のテープガイドブロックのがたつきによる部品の挿入ミス及びテープガイドロッ ク自体の飛び出し等が未然に防止できる。 ３．仮止め部分をパッド支持ピンの間隔よりも広くしたことにより、仮止め部 分の他の部材の形状精度に対する影響を少なくすることが出来る。

【提出日】平成３年７月２６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は磁気テープカセットのヘッドハウス部の構造に関する。

【０００２】

【従来技術】

磁気テープカセット前面には、テープを走行させるに際し録再機器のヘッド及 びテープ駆動用のキャプスタン、ピンチローラ等を挿入させるためのヘッドハウ ス部が形成されている。該ヘッドハウス部には通常、磁気テープカセットの長手 方向中央に関して対称な３対のテープガイド部がカセットハーフと一体的に設け られ、テープの安定走行が図られている。しかしながら、近年の磁気テープカセ ットの性能向上に伴い、こうしたテープガイドとテープとの摩擦接触によって発 生し、結局テープに伝達される振動が変調ノイズを増大させる原因としてクロー ズアップされて来た。この問題を解決し変調ノイズの低減及び位相の安定化を図 るべく、第５図に示されるように前記３対のテープガイド部全てを独立させて１ 個のガイドブロック１としたものが提案された。こうした構成のガイドブロック １は本考案の目的とする変調ノイズの低減及び位相安定化を達成するものではあ るが、摩擦低減を目的とする高価なエンジニアリングプラスチックから作製され ることから製造費用が大幅に上昇する欠点を有している。更には、図示されるよ うに、磁気テープカセットの長手方向のかなりの長さに渡り、下側ハーフ３及び 上側ハーフ（同様な構造、図示せず）側における一体的リブが失われてしまうこ とから、成型時のこれら下側ハーフ３及び上側ハーフの反りに対する強度が不足 し、上下ハーフの平行性の悪い不良品の発生率が増大する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

１．上記従来構造における問題を解決するヘッドハウス部構造を有する磁気テ ープカセットを提供すること。 ２．独立したガイドブロックを使用した場合の磁気テープカセットの組立を容 易化すること。 ３．独立したガイドブロックを使用した場合におけるヘッドハウス部の他の構 造部材に対する形状精度に対する影響を低減させること。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案に従えば、長手方向に左右対称に設けた３対のテープガイド部を含む、 磁気テープカセットのヘッドハウス部に於て、テープガイドブロックの一部分に 凸部或いは凹部或いは段差等によって第１の係合部を設け、他方、カセットハー フのヘッドハウス部の対応部分には相補的な凹部或いは凸部或いは段差等によっ て第２の係合部を設け、これら第１及び第２の係合部同士を弾発的に合着させる ことにより、前記テープガイドブロックを前記カセットハーフに仮止めするよう にしたことを特徴とする磁気テープカセットが提供される。 更に、本考案に従えばテープガイドブロックの前記仮止め部分はヘッドハウス 部の中央のテープガイド部間の間隔よりも広くなるような位置に形成される。 現在、テープレコーダの再生ヘッドは１００％ヘッドハウス部の中央部に位置 付けられており、この再生へツドに最も接近してこれを挟む一対のテープガイド 部との摩擦によって発生するテープの振動が、その他のテープガイドにおけるそ れよりも特に変調ノイズを増大させる得るものであり、また前記一対のテープガ イドの精度が位相特性に最も悪影響を及ぼすという事実に鑑みて為されたもので ある。

【０００５】

【実施例】

図１には本考案のガイドブロック２を組み込んだヘッドハウス部４を有する磁 気テープカセットの下側ハーフ６の平面図が示される。テープガイド部は３対、 即ち左右対称に設けた７、１３の対、９、１１の対と、そして中央部の８、１０ の対から成る。ガイドブロック２は図２に示されるように、一対のテープガイド 部８及び１０を夫々先端に具備する脚部１２、１４を中央部分で一体的に結合し た形状を有している。前記中央部分には、磁気テープカセットへの組み込みに際 し下側ハーフ６のヘッドハウス部４の中央に設けたボス１６と嵌合するための中 央孔１８が形成され、脚部１２、１４は該中央孔１８を中心として左右対称に形 成される。

【０００６】 前記一対のテープガイド部８及び１０の各内側には下側ハーフ６に一体的に形 成したパッド支持ピン２０、２２が夫々位置決めされ、各パッド支持ピン２０、 ２２及びテープガイド部８及び１０の間部分には、代表的に金属弾性板ばね部材 ２４及びフェルト部材２６から構成される圧着パッド部材が図示の如く位置付け られる。ヘッドハウス部４におけるその他のテープガイド部７，９，１１及び１ ３ は各々従来通り下側ハーフ６に一体的に形成され、また図４に示されるように ヘッドハウス部４には長手方向に多くのリブが残されこれがハーフ成型時の反り に対する強度を維持する。

【０００７】 以上の様に構成したものについて、変調ノイズを測定した。これを図５に示し た形式のガイドブロックを有するものの変調ノイズと比較したところ実質的に同 等のレベルであることが確認された。図６には本考案の形式のガイドブロックを有する構成における変調ノイズのデータが下側の線で示される。前記図５に示し た形式のガイドブロックを有する構成のデータを表す線はこの下側の線と実質的 に重複することを銘記されたい。そして図６にはこうしたガイドブロックを有さ ない従来構成における変調ノイズのデータが上側の線にて示されている。

【０００８】 図７に示される本考案の１実施例に於ては、ガイドブロック１００は板状部材 １０２と一体成型され、該板状部材１０２の長手方向の両端には凸部等によって 第１の係合部１０４、１０６が形成される。前記板状部材１０２の第１の係合部 １０４及び１０６間の間隔は、中央のテープガイド部８及び１０間の間隔よりも 広くなっている。一方、このガイドブロック１００を使用するテープカセットの 一方のハーフ部材１１０のヘッドハウス部の前記板状部材１０２に相当する部分 には、図９に示される如く板状部材１０２と相補的な開口１１１が形成される。 そして該開口１１１の、前記第１の係合部１０４及び１０６に対応する部分には 該第１の係合部１０４、１０６と係合し得る第２の係合部１１２、１１３が夫々 形成される。これにより、テープカセットの組み立てに際し、前記板状部材１１ ２を前記開口１１１に挿通すると同時に、その第１の係合部１０４及び１０６を 前記ヘッドハウス部の第２の係合部１１２及び１１３に対して押圧し、第１及び 第２の両係合部を互いに弾発的に係合させることによって、図１１から図１３に 示されるように前記ガイドブロック１００を前記ハーフ部材１１０のヘッドハウ ス部に仮止めすることが出来るようになる。

【０００９】 図１４には図７に示されるガイドブロック１００を使用する磁気テープカセッ トの１実施例の分解斜視図が例示される。ここでは他方のハーフ部材１１５にも 開口１１７が形成されそこには開口１１７と相補的な且つ前記板状部材１１２と 類似形状の板部材１１８配設される状況が例示される。また図１５には前述の如 き板状部材を有さないガイドブロック１１９が例示され、このガイドブロック１ １９はその形状が図２に示される従来型のものと類似しているが、この具体例で はそうした従来型とは異なり、その中心部分１２０の底部の長手方向の左右に第 １の係合部１２２、１２４が突出形成され、そしてこのガイドブロック１１９を使用するテープカセットのハーフ部材１２６のヘッドハウス部の対応部分には、 前記第１の係合部と係合し得る第２の係合部１２８、１３０が夫々相補的に形成 される。これにより、テープカセットの組み立てに際し、前記第１の係合部１２ ２及び１２４を前記ヘッドハウス部の第２の係合部１２８及び１３０に対して押 圧し、両係合部を互いに弾発的に係合させることによって、図１９から図２１に 示されるように、前記ガイドブロック１１９を前記ハーフ部材１２６のヘッドハ ウス部に仮止めすることが出来る。 以上本考案を具体例を参照して説明したが、本考案の内で多くの変更を成し得 ることを理解されたい。

【００１０】

【考案の効果】

１．前記ガイドブロック１を有する従来の磁気テープカセットと同様の変調ノ イズ低減及び位相安定化を、同従来の磁気テープカセットにおけるよりも安価な 製造コストで且つハーフ成型時の反りに対する強度をも低下させることなく実現 し得ると共に、ガイドブロック自体の形状が小型で且つ構造が極めてシンプルで あることから、その製作が極めて容易となり、それにより従来よりも簡単で安価 な構造で従来と同等の優れたカセットを提供し得る。 ２．ガイドブロックをヘッドハウス部に仮止め可能としたことにより、組立時 のテープガイドブロックのがたつきによる部品の挿入ミス及びテープガイドブロ ック自体の飛び出し等が未然に防止できる。 ３．仮止め部分を中央のテープガイド部間の間隔よりも広くしたことにより、 仮止め部分の他の部材の形状精度に対する影響を少なくすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のガイドブロックを組み込んだヘッドハ
ウス部を有する磁気テープカセットの下側ハーフの平面
図

【図２】本考案のガイドブロックの部分拡大平面図

【図３】図２を線Ａ−Ａで切断した部分断面図

【図４】本考案のガイドブロックと下側ハーフ部材との
位置関係を表す分解斜視図

【図５】従来型のガイドブロックを具備する磁気テープ
カセットにおける、図４と同様の分解斜視図

【図６】従来型のガイドブロックを具備する磁気テープ
カセットと、本考案のガイドブロックを有する磁気テー
プカセットのノイズ特性を比較したグラフ

【図７】本考案に従う凸部を設けたガイドブロックの平
面図

【図８】図７を線Ａ−Ａで切断した部分断面図

【図９】本考案に従う凹部を設けたカセットハーフのヘ
ッドハウス部の部分平面図

【図１０】図９を線Ｂ−Ｂで切断した部分断面図

【図１１】図７に示されるガイドブロックを図９に示さ
れるカセットハーフのヘッドハウス部分に仮止めした状
態を示す部分平面図

【図１２】図１１を線Ｃ−Ｃで切断した部分断面図

【図１３】図１１を水平方向から見た断面図

【図１４】図７に示されるガイドブロックを使用する磁
気テープカセットの分解斜視図

【図１５】本考案に従う凸部を設けたガイドブロックの
平面図

【図１６】図１５を線Ａ−Ａで切断した部分断面図

【図１７】本考案に従う凹部を設けたカセットハーフの
ヘッドハウス部分の部分平面図

【図１８】図１７を線Ｂ−Ｂで切断した部分断面図

【図１９】図１５に示されるガイドブロックを図１７に
示されるヘッドハウス部分に仮止め下状態を例示する部
分平面図

【図２０】図１９を線Ｃ−Ｃで切断した部分断面図

【図２１】図１９を水平方向から見た断面図

【符号の説明】

２：ガイドブロック ４：ヘッドハウス部 ６：下側ハーフ ８：テープガイド部 １０：テープガイド部 １２：脚部 １４：脚部 １８：中央孔 ２０：パッド支持ピン ２２：パッド支持ピン ２４：金属弾性板ばね部材 ２６：フェルト部材

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成３年７月２６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 磁気テープカセット

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のガイドブロックを組み込んだヘッドハ
ウス部を有する磁気テープカセットの下側ハーフの平面
図

【図２】本考案のガイドブロックの部分拡大平面図

【図３】図２を線Ａ−Ａで切断した部分断面図

【図４】本考案のガイドブロックと下側ハーフ部材との
位置関係を表す分解斜視図

【図５】従来型のガイドブロックを具備する磁気テープ
カセットにおける、図４と同様の分解斜視図

【図６】従来型の、ガイドブロックを具備しない磁気テ
ープカセットと、本考案のガイドブロックを有する磁気
テープカセットのノイズ特性を比較したグラフ

【図７】本考案に従う凸部を設けたガイドブロックの平
面図

【図８】図７を線Ａ−Ａで切断した部分断面図

【図９】本考案に従う凹部を設けたカセットハーフのヘ
ッドハウス部の部分平面図

【図１０】図９を線Ｂ−Ｂで切断した部分断面図

【図１１】図７に示されるガイドブロックを図９に示さ
れるカセットハーフのヘッドハウス部に仮止めした状態
を示す部分平面図

【図１２】図１１を線Ｃ−Ｃで切断した部分断面図

【図１３】図１１を水平方向から見た断面図

【図１４】図７に示されるガイドブロックを使用する磁
気テープカセットの分解斜視図

【図１５】本考案に従う凸部を設けたガイドブロックの
平面図

【図１６】図１５を線Ａ−Ａで切断した部分断面図

【図１７】本考案に従う凹部を設けたカセットハーフの
ヘッドハウス部の部分平面図

【図１８】図１７を線Ｂ−Ｂで切断した部分断面図

【図１９】図１５に示されるガイドブロックを図１７に
示されるヘッドハウス部に仮止め下状態を例示する部分
平面図

【図２０】図１９を線Ｃ−Ｃで切断した部分断面図

【図２１】図１９を水平方向から見た断面図

【符号の説明】 ２：ガイドブロック ４：ヘッドハウス部 ６：下側ハーフ ８：テープガイド部 １０：テープガイド部 １２：脚部 １４：脚部 １８：中央孔 ２０：パッド支持ピン ２２：パッド支持ピン ２４：金属弾性板ばね部材 ２６：フェルト部材 １００：ガイドブロック １０２：板状部材 １０４：第１の係合部 １０６：第１の係合部 １０８：パッド支持ピン １１１：開口 １１２：第２の係合部 １１３：第２の係合部

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１６】

【図４】

【図５】

【図６】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

【図１５】

【図１７】

【図１８】

【図１９】

【図２０】

【図２１】

【図１４】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長手方向に左右対称に設けた３対のテー
   プガイド部を含む、磁気テープカセットのヘッドハウス
   部に於て、前記長手方向に於て最も中央寄りの１対のテ
   ープガイド部を独立させ、一体のテープガイドブロック
   としたことを特徴とする磁気テープカセット。
2. 【請求項２】 テープガイドブロックの一部分に凸部或
   いは凹部或いは段差による第１の係合部を設け、該テー
   プガイドを使用するカセットハーフのヘッドハウスの対
   応部分には相補的な凹部或いは凸部或いは段差による第
   ２の係合部を設け、前記第１の係合部と前記第２の係合
   部とを弾発的に合着させることにより、前記テープガイ
   ドブロックを前記カセットハーフに仮止めするようにし
   たことを特徴とする磁気テープカセット。
3. 【請求項３】 テープガイドブロックの仮止め部分はヘ
   ッドハウス部のパッド支持ピン同士の間隔よりも広い磁
   気テープカセット。