JP2504380B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2504380B2
JP2504380B2 JP5282906A JP28290693A JP2504380B2 JP 2504380 B2 JP2504380 B2 JP 2504380B2 JP 5282906 A JP5282906 A JP 5282906A JP 28290693 A JP28290693 A JP 28290693A JP 2504380 B2 JP2504380 B2 JP 2504380B2
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core
case
magnetic
magnetic head
elastic member
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則夫 菊地
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Canon Electronics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドに関し、特に
ケース内に嵌合した磁気コアを弾性部材によりケースに
押圧して固定する構造を有する磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の磁気ヘッドは、例えば、
実開昭54−177911号公報に開示されているもの
がある。この磁気ヘッドは、ケース内の両側面に突出す
るようにケースの一部を切り起こした突起部同士によっ
てコアアセンブリを挟持し、その後、このコアアセンブ
リを樹脂によりケース内に固定するように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな磁気ヘッドでは、上記説明より明らかなように、既
に組み立てられたコアアセンブリを、ケースに形成され
た突起部によって単に保持しているに過ぎず、コアアセ
ンブリの組立てが簡単になる訳ではない。
【0004】上記課題を考慮して、本発明は、より簡単
で安価な構成により磁気コアを固定できる磁気ヘッドを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、ケース内に嵌合した磁気コアを弾
性部材によりケースに押圧して固定する磁気ヘッドにお
いて、前記磁気コアは、前部コアと後部コアとを有して
構成され、 前記ケースは、磁気記録媒体摺動面側におけ
る前記前部コアが臨ませられる開口部近傍であって、前
記前部コアに形成される磁気ギャップの長手方向両端部
に対応する位置に、前記前部コアを受ける受け部が設け
られ、前記弾性部材は、ケースに一体に設けられ、この
ケースに一体に設けられた弾性部材によって前記前部コ
アと後部コアとを前記ケースの受け部に向かって押圧す
ることにより、前記前部コアと後部コアとの磁気的接続
をさせている構成を採用した
【0006】
【作用】上記の構成によれば、弾性部材の押圧により前
部コアと後部コアとを磁気的に接続し、両コアからなる
磁気コアを固定できる。弾性部材はケースと一体のため
ケース内において動くことがないので、コアの押圧箇所
を常に一定の場所に規定することが可能になり、コアに
対する押圧力を安定したものにすることができる。しか
も、前部コアを受ける受け部が、ケースの磁気記録媒体
摺動面側における前部コアが臨ませられる開口部近傍で
あって、前部コアに形成される磁気ギャップの長手方向
両端部に対応する位置に設けられているので、コアに対
する押圧力が磁気ギャップに対して悪影響を与えること
がない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して詳細に
説明する。
【0008】〔第1実施例〕図1は本発明の実施例の磁
気ヘッドの概略を示す分解斜視図である。図1において
符号1で示すものは磁気ヘッドの構成部品を収容し、支
持するケースで、その正面には、不図示の磁気記録媒体
に摺動される摺動面1aが形成され、摺動面1aには開
口部1bが形成されている。またケース1の上面側は磁
気ヘッドの構成部品をケース1内に嵌入するための開口
部1cが形成されている。
【0009】また符号2で示すものは前部コアで、一対
の前部コアの半体を磁気ギャップGを介して突き合わせ
て形成されており、この前部コア2に断面がコの字形状
の後部コア3を突き合わせて磁気コアが構成される。こ
の後部コア3は断面がL字形状の後部コアの半体の一対
を付き合わせて形成される。また前部コア2、後部コア
3は例えばフェライト等の高透磁率磁性材料から形成さ
れる。
【0010】また符号4で示すものは巻線ボビンで、両
端にツバ4a、4aを有した糸まき状に形成され、ツバ
4a、4a間の軸部に巻線5が巻回されている。また巻
線ボビン4にはツバ4a、4aおよびその間の軸部を貫
通する断面が矩形の穴4bが形成されている。
【0011】以上の構成部品を組立てる場合、まず巻線
ボビン4の穴4bに両側から後部コア3の半体の屈曲部
を嵌合してその先端どうしを穴4b内で突き合わせた
後、この後部コア3と前部コア2を突き合わせ磁気コア
組立体を得る。
【0012】次に磁気コア組立体をケース1内に開口部
1cを介して嵌入させ、図2に示すようにケース1内に
嵌合させる。
【0013】この場合図2に示すように前部コア2の磁
気ギャップG側はケース1の摺動面の開口部1bに臨ま
せられる。
【0014】本実施例の場合、ケース1は全体が弾性を
有するプラスチック等の材料から一体に成形されてお
り、同図に示すように、ケース1の開口部1bと対向す
る後ろ側の内側面には押えバネ1dが一体に成形されて
いる。
【0015】以上の構造において、磁気コア組立体をケ
ース1に嵌合していない状態では、ケース1の内側に突
出した押えバネ1dの先端部は図示の位置よりさらにケ
ース1の内側にある。そして嵌合時にはこの押えバネ1
dを図示の位置に撓ませて磁気コア組立体がケース1内
に圧入される。
【0016】撓ませられた押えバネ1dがそれに反撥す
る弾性力で磁気コア組立体の巻線ボビン4のツバ4aを
前方の開口部1b方向に押圧することにより前部コア2
がケース1のY面に圧接されて磁気コア組立体が固定さ
れる。また上記の押圧により前部コア2と後部コア3と
が密着され、両者の間の磁気的な導通が取られる。
【0017】以上の本実施例の構成によれば、磁気コア
組立体の固定は、同組立体をケース1内に圧入するのみ
で行なえる。またこの圧入の場合に、押えバネ1dを撓
ませて圧入するのに必要な力のみを磁気コア組立体に加
えれば良く、大きな力で無理に押し込む必要はない。従
って磁気コア組立体の損傷や磁気特性の歪みの発生を防
止できる。
【0018】〔第2実施例〕図3は本発明の第2実施例
による磁気ヘッドの構造を示すものである。
【0019】同図に示すように本実施例の場合、ケース
1の開口部1bに対向する後ろ側の内側面には、ケース
1の内側に向かって斜め上方向および斜め下方向に突出
した2個の押えバネ1e、1eが形成されており、この
押えバネ1e、1eにより先述同様にケース1内に嵌合
された磁気コア組立体を押圧してこれをケース1のY面
に圧接させて固定するように構成されている。
【0020】このような本実施例の構成によれば前述の
第1実施例と同様の効果が得られるとともに、磁気コア
組立体が複数箇所で押圧されるため、同組立体が第1実
施例の場合より安定して固定されるという効果が得られ
る。
【0021】なお磁気コア組立体を押圧して固定する弾
性部材の数、形状、構造等の構成は上述の第1および第
2実施例の押えバネ1d、1eのそれに限らず、適当に
構成すれば良く、またこの弾性部材により磁気コア組立
体の磁気コアを直接押圧するように構成しても良い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気ヘッドによれば、磁気コアを構成する前部コアと
後部コアとをケースの受け部に向かって押圧する弾性部
材をケースに一体に設けているので、弾性部材がケース
内において動くことがなく、したがって、コアの押圧箇
所を常に一定の場所に規定することが可能になり、コア
に対する押圧力を安定したものにすることができ、簡単
で安価な構成により磁気コアを安定して固定することが
できる。
【0023】しかも、前部コアを受ける受け部が、ケー
スの磁気記録媒体摺動面側における前部コアが臨ませら
れる開口部近傍であって、前部コアに形成される磁気ギ
ャップの長手方向両端部に対応する位置に設けられてい
るので、コアに対する押圧力が磁気ギャップに対して悪
影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の磁気ヘッドの構造を示す分解
斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例による磁気ヘッドの構造を
示す縦断側面図である。
【図3】本発明の第2実施例による磁気ヘッドの縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a 摺動面 1b,1c 開口部 1d,1e 押えバネ 2 前部コア 3 後部コア 4 巻線ボビン 5 巻線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に嵌合した磁気コアを弾性部材
    によりケースに押圧して固定する磁気ヘッドにおいて、 前記磁気コアは、前部コアと後部コアとを有して構成さ
    れ、 前記ケースは、磁気記録媒体摺動面側における前記前部
    コアが臨ませられる開口部近傍であって、前記前部コア
    に形成される磁気ギャップの長手方向両端部に対応する
    位置に、前記前部コアを受ける受け部が設けられ、 前記弾性部材は、ケースに一体に設けられ、 このケースに一体に設けられた弾性部材によって前記前
    部コアと後部コアとを前記ケースの受け部に向かって
    圧することにより、前記前部コアと後部コアとの磁気的
    接続をさせていることを特徴とする磁気ヘッド。
JP5282906A 1993-11-12 1993-11-12 磁気ヘッド Expired - Lifetime JP2504380B2 (ja)

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JPH06274809A JPH06274809A (ja) 1994-09-30
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JPS54103810U (ja) * 1977-12-29 1979-07-21

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