JPH0637848B2 - 機関における潤滑油供給装置 - Google Patents

機関における潤滑油供給装置

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JPH0637848B2
JPH0637848B2 JP59167916A JP16791684A JPH0637848B2 JP H0637848 B2 JPH0637848 B2 JP H0637848B2 JP 59167916 A JP59167916 A JP 59167916A JP 16791684 A JP16791684 A JP 16791684A JP H0637848 B2 JPH0637848 B2 JP H0637848B2
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lubricating oil
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敏紘 安藤
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日産工機株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M5/00Heating, cooling, or controlling temperature of lubricant; Lubrication means facilitating engine starting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機関の運転前又は停止後に、潤滑部に潤滑油
を簡便かつ容易に供給することができる潤滑油供給装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、機関の潤滑部への潤滑油の供給は、例えば舶用機
関等の大型機関では、潤滑部分が多岐にわたり、しかも
一般には潤滑油の汚損も著しいことから、潤滑部位に合
つた潤滑油の供給を行うため、それぞれの潤滑部分に合
わせたポンプをそれぞれ備え、潤滑油の供給時期、油
量、油圧を制御供給できるようになつている。作用例と
しては、機関を運転する前に機関の潤滑部にあらかじめ
潤滑油を供給し、機関の主軸の回転と同時に各部分に潤
滑油切れのない潤滑油供給方法を採つており、また、ポ
ンプの動力源としては、一般に補機動力から得た電力を
用いた電動モーター等が主なものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の舶用大型機関の潤滑油
供給にあつては、補機動力を備えた大型の装置を備えて
おり、各潤滑部に特有のポンプをそれぞれ備えた専用潤
滑油供給方法をとり、機関の主軸が回転していなくて
も、独立して潤滑油を供給できる構造となつていた。そ
のため、例えば自動車用又は自動車用機関を改造した定
置用のパワーユニツト機関に適用した場合、装置は煩雑
になり、コストアツプになる。また、これらの機関の始
動前に潤滑油を供給しない場合には、長時間の機関停止
により機関各部の潤滑油が下方に滴下し、潤滑油切れを
生じ、しかも潤滑油供給経路に空気が入つた状態になつ
ている機関を始動するとき、潤滑油がポンプにより機関
末端部に供給されるまでに時間がかかり、その間は無給
油状態で摺動してしまうため、局部的に当り摩耗を生
じ、油圧を利用して駆動されるメカニズム系では作動不
良に至る。さらに機関停止後の潤滑油供給については、
過給機を具える機関にあつては、高速運転直後の過給機
の軸受部の冷却のため、機関のアイドリングによる潤滑
油供給を行わなければならないという問題点もあつた。
本発明は、このような従来の問題点を解決し、機関の運
転前又は停止後でも機関の潤滑部に潤滑油を容易に供給
することを可能にしようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、自動車又はこれに類似するパワーユニット機
関において、該機関の運転により駆動される潤滑油供給
装置を有する潤滑油経路を形成すると共に、該潤滑油経
路に潤滑油取入れ口と潤滑部に連なる潤滑油吐出口とを
有し前記機関の運転中の吸気負圧により作動して潤滑油
の保存容量を拡大するタイヤフラムを備えたアキュムレ
ーターを設け、該アキュムレーターに前記吸気負圧に応
じたダイヤフラム作動位置ロック機構とその解除機構と
を付設したことを特徴とする機関における潤滑油供給装
置である。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面を参照しながら説明すれば、第
1図及び第2図示例において、自動車又はこれに類似す
るパワーユニット機関のオイルパン1には潤滑油2が溜
めてあり、オイルパン1内に位置するストレーナ3に、
機関により駆動されるオイルポンプ4、オイルフイルタ
5を有する潤滑油経路6が連なり、この潤滑油経路6は
逆止弁7を経て潤滑油補給装置たるアキユムレーター8
の潤滑油取入れ口9に連なり、その潤滑油吐出口10は
さらにメインギヤラリー11を経てブロツク系12、ヘ
ツド系13、機関の補機系(過給機軸受部など)14等
の潤滑部15に連通されている。
アキユムレーター8としては、内部がタイヤフラム16
によつて潤滑油取入れ口9と潤滑油吐出口10を有する
潤滑油保存室17と吸引室18とに区画されており、こ
のダイヤフラム16はプレート19とラツク付プレート
20間に挟まれ、さらにスプリング21によつて常時潤
滑油保存室17の方向へ押圧されるようになつている。
また、吸引室18には、機関の吸気負圧を得るための負
圧吸入口22が設けられ、ラツク付プレート20のラツ
ク部23が摺動案内部24に沿つて嵌入されている。
さらに、前記摺動案内部24にはラチエツト部25が設
けられ、ラツク部23にロツクされるロツクバー26が
支点心棒27を支点にセツトされ、スプリング28によ
つてロツクバー26をラツク部23に圧接させている。
また、ロツクバー26には、ロツクバー26のラツク部
23への圧接を解離するための作動ワイヤー29が付設
され、その先端には作動ノブ30が設けられている。
次にその作用を説明すれば、機関運転中の潤滑油は、機
関により直接駆動されるオイルポンプ4により、オイル
パン1にある潤滑油2をストレーナ3を介して吸引し、
オイルフイルタ5、逆止弁7、アキユムレータ8の潤滑
油取入れ口9を順次通つて潤滑油保存室17に流出し、
潤滑油吐出口10を通つてメインギヤリー11を経由
し、機関各部の潤滑部15へ潤滑油を供給している。ま
た、機関運転中においては、機関の吸気負圧を利用し
て、アキユムレーター8の吸引室18に付設してある負
圧吸入口22から負圧を吸引し、スプリング21の弾力
に抗してダイヤフラム16を吸引して潤滑油保存室17
の容量を拡大するように作動し、この吸入負圧に応じた
ダイヤフラム16の作動位置でラツク部23がロツクバ
ー26によりロツクされ、以後機関の運転条件により負
圧が小さくなつても、ダイヤフラム16は元の位置に戻
らないようになつている。その潤滑油の潤滑油保存室1
7の保存量及びスプリング21の圧力の設定は、各機関
に応じて十分に潤滑油を供給することのできる容量及び
圧力に設定する必要がある。なお、機関運転中にラチエ
ツトロツク機構で容量、圧力共に保有されている潤滑油
保存室17では圧力は加わつていないから、逆止弁7か
らの油及び圧力の漏洩がないように、潤滑油取入れ口9
及び潤滑油吐出口10を逆止弁7より下方位置に位置せ
しめるようにするのが好ましい。
そして、機関の運転停止中の潤滑油供給について説明す
ると、作動ノブ30を作動させてスプリング28でラツ
ク部23に噛み合わされていたロツクバー26を引き離
せば、スプリング21の反発力により、ダイヤフラム1
6は潤滑油保存室17の容量を縮小する方向に作動し、保
存されていた潤滑油は潤滑油吐出口10から吐出され、
メインギヤラリー11を経由し、機関の各潤滑部へ供給
され、潤滑作用が行われる。また、機関の補機系14の
過給機を具える機関にあつては、高速運転終了直後、機
関運転を停止した場合、過給機軸受部の温度に応じてア
キユムレーター8の潤滑油保存室17内の潤滑油を軸受
部に流入させて冷却することができる。したがつて、冷
却のための機関運転を必要としない。
次に他の実施例につき第3図示例によつて説明すれば、
アキユムレーター8の潤滑油取入れ口9に連なる逆止弁
7はストレーナ31を介して直接オイルパン1に連な
り、アキユムレーター8の潤滑油吐出口10は逆止弁3
2を介してメインギヤラリー11に連通し、該連通部と
潤滑油経路6のオイルフイルタ5間は逆止弁33を介し
て連なるほかは第1図示例と変るところはない。
したがつて、機関運転中の吸気負圧を負圧吸入口22で
受け、ダイヤフラム16を作用させて逆止弁7を介して
直接オイルパン1より潤滑油2を潤滑油保存室17へ吸
引し、負圧力に応じたダイヤフラム16の作動位置でラ
チエツト部25によりロツクし、潤滑油保存を行なうも
のである。また、潤滑油供給においては、ロツクバー2
6を解除し、逆止弁32を経て潤滑油をメインギヤラリ
ー11に供給する。このとき、逆止弁33によつて潤滑
油経路6からオイルパン1への潤滑油の流出が防止され
る。なお、この第3図示例では、機関運転時の潤滑油経
路6を共用していないために、アキユムレーター8が如
何なる作動状態にあつても、機関の通常運転中の潤滑油
の供給油圧、量に変動を及ぼさない。
また、第3図破線で示すように、アキユムレーター8の
潤滑油吐出口10をオイルフイルタ5の上流側に連結
し、該連結部とオイルポンプ4間に前記逆止弁33を設
置することもできる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、機関運転中の吸気気
圧を利用して、潤滑油を保存するようにしたから潤滑油
アキュムレーターに保存忘れがなく、機関の運転前又は
停止後に任意に潤滑油を供給することができるから、時
に長時間の停止により機関各部の潤滑油が下方に滴下し
て潤滑油切れを生じ、しかも潤滑油経路に空気が入り込
んで空になつている状態の機関にあつても、機関を始動
する前に潤滑油を供給できるので、始動直後の供給過程
間の無給油状態での運転をなくし、金属接触による当り
摩耗及び油圧を利用した駆動部の作動不良を防ぎ、過給
機を具える機関にあつては、高速運転直後過給機軸受部
の冷却のための機関運転を要しない、というきわめて有
益なる効果が得られ、さらに金属接触により生じる金属
粉が潤滑油に混入しなくなるから、潤滑油の耐用期間が
延びると同時にオイルフイルタの目詰りも少なくなると
いう効果も得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す系統説明図、第2図は
第1図の部分的拡大説明図で、第3図は本発明の他の実
施例を示す系統説明図である。 1……オイルパン、2……潤滑油、3,31,35……
ストレーナ、4……オイルポンプ、5……オイルフイル
タ、6……潤滑油経路、7,32,33,36……逆止
弁、8……アキユムメーター、9……潤滑油取入れ口、
10……潤滑油吐出口、11……メインギヤラリー、1
2……ブロツク系、13……ヘツド系、14……機関の
補機系、15……潤滑部、16……ダイヤフラム、17
……潤滑油保存室、18……吸引室、19……プレー
ト、20……ラツク付プレート、21,28……スプリ
ング、22……負圧吸入口、23……ラツク、24……
摺動案内部、25……ラチエツト部、26……ロツクバ
ー、27……支点心棒、29……作動ワイヤー、30…
…作動ノブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車又はこれに類似するパワーユニット
    機関において、該機関の運転により駆動される潤滑油供
    給装置を有する潤滑油経路を形成すると共に、該潤滑油
    経路に潤滑油取入れ口と潤滑部に連なる潤滑油吐出口と
    を有し前記機関の運転中の吸気負圧により作動して潤滑
    油の保存容量を拡大するダイヤフラムを備えたアキュム
    レーターを設け、該アキュムレーターに前記吸気負圧に
    応じたダイヤフラム作動位置ロック機構とその解除機構
    とを付設したことを特徴とする機関における潤滑油供給
    装置。
JP59167916A 1984-08-13 1984-08-13 機関における潤滑油供給装置 Expired - Lifetime JPH0637848B2 (ja)

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JPS6146408A JPS6146408A (ja) 1986-03-06
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JP6000784B2 (ja) * 2012-09-28 2016-10-05 ダイハツ工業株式会社 内燃機関
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