JP2019052618A - ピストンへのオイル供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の運転中、及び内燃機関の運転を停止した直後において、ピストンに適量のオイルを供給することができる、ピストンへのオイル供給装置を提供する。【解決手段】オイルポンプと、オイルジェットと、油路と、オイル溜め部62Aと、オイルを吐出するためのエネルギーを蓄える蓄圧部64を有するオイル貯留部60Aと、油路とオイル溜め部に接続されてオイルを導く第1分岐油路72Aと、第1分岐油路内の第1逆止弁79aと、オイル溜め部と油路のオイルジェット側に接続された第2分岐油路73Aと、第2分岐油路に設けられて内燃機関の運転中に閉鎖されるとともに、内燃機関の運転の停止直後の所定期間の間開口してオイルを吐出させる開閉弁78と、を備え、前記開閉弁が開口することで前記オイル溜め部のオイルが前記蓄圧部に蓄えられたエネルギーにより前記第2分岐油路を介して前記オイルジェットに供給されるピストンへのオイル供給装置。【選択図】図2

Description

本発明は、ピストンへのオイル供給装置に関する。
従来の潤滑装置として、例えば特許文献1には、図6に示すように、オイルジェット520、オイルポンプ550、オイル貯留室560(オイル貯留部に相当)、油圧通路570、オイル通路572、逆止弁576、サーモスタット578、圧力作動弁579と、を有してピストン510のオイル供給経路内にオイルを噴射する潤滑装置505(オイル供給装置に相当)が開示されている。オイルポンプ550は、運転状態の内燃機関によって駆動され、駆動されるとオイル(潤滑油)を吐出する。サーモスタット578は、内燃機関の暖機運転中は閉口し、暖機が完了すると開口する。圧力作動弁579は、油圧通路570を介してオイルポンプ550からオイルが供給されると開口し、オイルポンプ550からオイルが供給されていない場合は閉口する。逆止弁576は、オイルポンプ550からオイル貯留室560にオイルが流入することを許容し、オイル貯留室560からオイルポンプ550にオイルが流出することを禁止する。オイル貯留室560は、オイルポンプ550から流入されたオイルを貯留するとともに、許容量を超えるオイルを圧力作動弁579の側に吐出する。オイルジェット520は、オイル貯留室560等を介してオイルポンプ550から供給されたオイルを、ピストン510に形成されたオイル供給経路の流入口に向けて噴射する。ピストン510のオイル供給経路内に噴射されたオイルは、ピストン510を冷却した後、オイル供給経路の排出口から排出され、シリンダ内の冷却と潤滑に使用される。
特許文献1に記載の潤滑装置505(図6)は、内燃機関の運転中かつ暖機後である通常運転時には、サーモスタット578が開口しているので、オイルポンプ550から吐出された高圧のオイルは、サーモスタット578と逆止弁576を経由してオイル貯留室560に蓄えられる。また、オイルポンプ550が駆動される、内燃機関の運転中は、圧力作動弁579は開弁するので、オイル貯留室560の許容量を超えた高圧のオイルは、圧力作動弁579を経由してオイルジェット520から噴射される。
また、特許文献1に記載の潤滑装置505(図6)は、内燃機関の運転中かつ暖機運転中には、サーモスタット578が閉口しているので、オイル貯留室560には、オイルポンプ550からの高圧のオイルが供給されない。しかし、オイルポンプ550が駆動される、内燃機関の運転中は、圧力作動弁579は開弁するので、オイル貯留室560に蓄えられていた高圧のオイル(内燃機関の通常運転時に蓄えられたオイル)が、圧力作動弁579を経由してオイルジェット520から噴射される。そして、オイル貯留室560内のオイルが無くなると、オイルジェット520からのオイルの噴射が無くなる。これにより、暖機運転中のピストンの過冷却を抑制している。なお、オイル貯留室560に蓄えられていた高圧のオイルをオイルジェット520から噴射させるためには、内燃機関の停止中において、オイルジェット520の周囲の大気圧よりも高い圧力のオイルをオイル貯留室560内に蓄えておく必要がある。
特開2012−162996号公報
ところで、例えば、内燃機関が高負荷状態(高回転状態)で運転している状態から急に停止状態に切り替わった場合、停止直後の内燃機関におけるピストン510の温度は非常に高い温度となっている。ピストン510が高温のまま放置されると、オイル供給経路内に残留するオイルが蒸発・炭化してオイル供給経路を塞いでしまう虞がある。これを防止するためには、内燃機関の運転停止後において、高温状態のピストン510にオイルを供給してオイル供給経路内に残留するオイルを排出する必要がある。しかし、特許文献1に記載の潤滑装置505では、内燃機関の運転が停止されると、オイルポンプ550の駆動が停止されて圧力作動弁579が閉弁するので、オイルジェット520からピストン510へのオイルの噴射が速やかに停止され、運転停止後の高温のピストン510のオイル供給経路内に残留するオイルを排出することができない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、内燃機関の運転中、及び内燃機関の運転を停止した直後において、ピストンに適量のオイルを供給することができる、ピストンへのオイル供給装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、内燃機関の運転によって駆動されるオイルポンプと、内燃機関のピストンに設けられたオイル供給口に向けてオイルを噴射するオイルジェットと、一方端が前記オイルポンプに接続されるとともに他方端が前記オイルジェットに接続され、前記オイルポンプから前記オイルジェットにオイルを導く油路と、オイルを貯留可能なオイル溜め部と前記オイル溜め部内に貯留されたオイルを吐出するためのエネルギーを蓄える蓄圧部を有するオイル貯留部と、一方端が前記油路に接続され、他方端が前記オイル溜め部に接続されて、前記油路から前記オイル溜め部にオイルを導く第1分岐油路と、前記第1分岐油路内に設けられて前記油路から前記オイル溜め部にオイルが流入することを許容し、前記オイル溜め部から前記油路へオイルが流出することを禁止する第1逆止弁と、一方端が前記オイル溜め部に接続されて、他方端が前記油路における前記第1分岐油路との接続部よりもオイルジェット側に接続された第2分岐油路と、前記第2分岐油路に設けられ、内燃機関の運転中に閉鎖されるとともに内燃機関の運転の停止直後の所定期間の間開口する開閉弁と、を備え、前記開閉弁が開口することで前記オイル溜め部のオイルが前記蓄圧部に蓄えられたエネルギーにより前記第2分岐油路を介して前記オイルジェットに供給される、ピストンへのオイル供給装置である。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係るオイル供給装置であって、前記蓄圧部は、前記オイル溜め部に流入するオイルの圧力によって前記エネルギーを蓄える、ピストンへのオイル供給装置である。
次に、本発明の第3の発明は、上記第1又は第2の発明に係るオイル供給装置であって、前記油路において前記第1分岐油路が接続されている第1油路接続部と、前記油路において前記第2分岐油路が接続されている第2油路接続部と、前記第1油路接続部と第2油路接続部の間における前記油路内に設けられ、前記油路内において前記第1油路接続部から前記第2油路接続部に向かってオイルが流れることを許容し、前記油路内において前記第2油路接続部から前記第1油路接続部に向かってオイルが流れることを禁止する第2逆止弁と、を有する、ピストンへのオイル供給装置である。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1〜3の発明のいずれか1つに係るオイル供給装置であって、前記第1分岐油路が前記オイル溜め部において接続されている第1接続部と、前記第2分岐油路が前記オイル溜め部において接続されている第2接続部と、が設けられており、前記第2接続部は、前記第1接続部よりも前記オイル溜め部における上方に設けられている、ピストンへのオイル供給装置である。
第1の発明によれば、内燃機関の運転中は、開閉弁が閉鎖されているので、オイル溜め部にはオイルが溜められ、蓄圧部にはオイルをオイル溜め部から吐出する吐出エネルギーが溜められている。なお、内燃機関の運転中では、オイルポンプから吐出されたオイルは、油路を経由してオイルジェットからピストンに向けて噴射される。そして、内燃機関の運転が停止された直後では、ピストンの熱によって温度が上昇したオイル(ピストン内に留まっているオイル)を、オイルジェットから噴射された新たなオイルでオイル供給経路内から押し出すことで、オイル供給経路内におけるオイルの温度を下げて、蒸発・炭化による堆積の発生を防止できる。これにより、オイル供給経路における通路が狭くなる、あるいは塞がることを防ぎ、内燃機関の運転時における冷却効率の低下やシリンダ内へ供給される潤滑オイルの不足を防止する。
第2の発明によれば、オイルポンプからオイル溜め部に供給されるオイルによる圧力エネルギーを蓄圧部に蓄えるため、別途電動オイルポンプ等のエネルギー源を設ける必要がなく、蓄圧部に蓄えられた圧力エネルギーを使用してオイルをオイル溜め部から吐出できる。
第3の発明によれば、エンジン停止直後にオイル溜め部に貯留されているオイルをオイルジェットで噴射する際、オイル溜め部から吐出されたオイルの一部がオイルポンプ側へ逆流することを防止し、吐出された全てのオイルをオイルジェットに供給できる。これにより、より多くの量のオイルをオイルジェットから噴射できる。
第4の発明によれば、オイル溜め部において第1接続部より上方に第2接続部が設けられているため、オイル溜め部に空気が混入している場合、当該空気をオイル溜め部から全て排出することができるので、オイル溜め部の容積を有効利用することができる。これにより、より多くの量のオイルをオイルジェットから噴射できる。
エンジン(内燃機関)の構造を説明する断面図である。 第1の実施の形態のオイル供給装置の構成とエンジン運転時の動作を説明する図である。 第1の実施の形態のオイル供給装置のエンジン停止時の動作を説明する図である。 第2の実施の形態のオイル供給装置の構成とエンジン停止時の動作を説明する図である。 第3の実施の形態のオイル供給装置の構成とエンジン停止時の動作を説明する図である。 従来のオイル供給装置の構成と作用を説明する図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。なお、図中にX軸、Y軸、Z軸が記載されている場合、各軸は互いに直交している。そして図1では、Z軸方向は、シリンダ軸線に平行で、紙面の上方向を示し、Y軸方向は、クランク軸線に平行で、紙面の奥行き方向を示し、X軸方向は、シリンダ軸線とクランク軸線の双方に直交し、紙面の右方向を示している。
●[エンジン10(内燃機関)の概略構成(図1)]
まず図1を用いてエンジン10(内燃機関)の概略構成について説明する。エンジン10は、シリンダ11、クランクケース12、ピストン13、コンロッド14、クランクシャフト15、吸気バルブ16V、排気バルブ17V、オイルジェット20、オイルポンプ50、オイル貯留部60、シリンダヘッド19等を有している。そして、シリンダ11、ピストン13、シリンダヘッド19、吸気バルブ16V、排気バルブ17Vに囲まれた空間が燃焼室18とされている。
吸気バルブ16Vは、燃焼室18と吸気通路16Kとを連通または閉鎖するように動作し、排気バルブ17Vは、燃焼室18と排気通路17Kとを連通または閉鎖するように動作する。
クランクシャフト15は、クランク軸線15J回りに回転し、クランク15Aが設けられている。また、コンロッド14の下方端は、クランクピン15Pにてクランク15Aに取り付けられており、コンロッド14の上方端は、ピストンピン13Pにてピストン13に取り付けられている。そして、クランク15Aとコンロッド14とシリンダ11は、ピストン13の往復直線運動(シリンダ軸線11Jに沿った往復直線運動)を、クランクシャフト15の回転運動(クランク軸線15J回りの回転運動)に変換する。
オイルジェット20は、ピストン13の下方の位置、かつシリンダ11の下端近傍の位置またはクランクケース12の上端近傍の位置、に設けられている。オイルジェット20は、オイルを導く油路70を介してオイルポンプ50へ接続されている。そしてオイルジェット20は、所定タイミング(例えばピストン13が下死点近傍に到達したタイミング)にて、オイルをピストン13の裏側に向けて噴射する。噴射されたオイルは、オイル供給口13Lとオイル入力通路13Kを経由して、ピストン13の内部に設けられた空洞部であるクーリングチャネル13C内に一時的に蓄えられる。そしてクーリングチャネル13C内に蓄えられたオイルは、ピストン13を冷却した後、新たなオイルが入力されると、クーリングチャネル13Cに設けられたオイル排出口13Gから排出されて、ピストン13とシリンダ11との間の潤滑及び冷却に利用される。
●[第1の実施の形態のオイル供給装置5Aの構造、動作(図2、図3)]
図2と図3を用いて第1の実施の形態のオイル供給装置5A(5)を説明する。図2は、第1の実施の形態のオイル供給装置5Aの構成とエンジン運転時の動作を説明する図である。図3は、第1の実施の形態のオイル供給装置5Aのエンジン停止時の動作を説明する図である。図2に示すように、オイル供給装置5Aは、オイルジェット20と、オイルポンプ50と、オイル貯留部60Aと、油路70Aと、第1分岐油路72A(72)と、第2分岐油路73A(73)と、開閉弁78と、第1逆止弁79aと、を有している。なお、図2、図3の油路における黒矢印は、オイルの流れを示している。また、オイル貯留部60Aにおけるハッチング部は、貯留しているオイルを示している。
図2に示すように、オイルジェット20は、ピストン13の裏に設けられているオイル供給口13Lに向けてオイルを噴射する。オイルポンプ50は、エンジンの運転で駆動されてオイルを油路70Aに吐出するポンプである。例えば、機械式のオイルポンプの場合、オイルポンプ50は、エンジンが運転中はオイルを吐出し、エンジンが停止すると吐出を停止する。油路70Aは、一方端がオイルポンプ50へ接続されて、他方端がオイルジェット20へ接続されている。
オイル貯留部60Aは、オイルポンプ50から供給されたオイルを貯留可能なオイル溜め部62Aと、オイル溜め部62Aに貯留されたオイルをオイル溜め部62Aから吐出するためのエネルギーである吐出エネルギーを蓄える蓄圧部64を有している。
第1分岐油路72Aは、一方端が油路70Aにおける第1油路接続部74aにおいて接続され、他方端がオイル溜め部62Aにおける第1接続部75Aにおいて接続されて、油路70Aからオイル溜め部62Aにオイルを導く。第1逆止弁79aは、第1分岐油路72A内に設けられて油路70Aからオイル溜め部62Aにオイルが流入することを許容し、オイル溜め部62Aから油路70Aへオイルが流出することを禁止する。
第2分岐油路73Aは、一方端がオイル溜め部62Aにおける第2接続部76Aにおいて接続されて、他方端が油路70Aにおけるオイルジェット20側の第2油路接続部74bにおいて接続されている。開閉弁78は、第2分岐油路73Aにおいて設けられている。開閉弁78は、エンジンの運転中に閉弁(開閉弁78a)されて、エンジンの運転の停止により開弁(開閉弁78b)されてオイル溜め部62Aからオイルを吐出させる。なお、図中において、開閉弁78aは、閉弁状態の開閉弁78を示している。また、開閉弁78bは、開弁状態の開閉弁78を示している。なお、例えば開閉弁78は電磁弁であり、通電時に閉弁(開閉弁78a)で、非通電時に開弁(開閉弁78b)となる。また、開閉弁78は、エンジンの運転を制御する制御装置(図示省略)から制御により弁の開閉状態を切替できるものであっても良い。
蓄圧部64は、オイル溜め部62Aに流入してきたオイルにより生じる圧力を、吐出エネルギーとして蓄える。蓄圧部64は、可動体64aと、オイルシール部64bと、圧縮コイルばね64cと、を有している。可動体64aは、オイル貯留部60Aにおけるオイル溜め部62Aと蓄圧部64を隔てる仕切りであり、オイル溜め部62Aからオイルが蓄圧部64に漏れないようにオイルシール部64b(Oリング等)が設けられている。図2に示すように、圧縮コイルばね64cは、可動体64aにおけるオイル貯留部60Aの底面に対向する面とオイル貯留部60Aにおける底面との間に設けられている。可動体64aは、オイル溜め部62Aにオイルが流入して、その流入したオイルにより圧力が加えられると、その加えられた圧力の大きさによって圧縮コイルばね64cを変形(圧縮)させて、オイル貯留部60Aの中をZ軸方向に沿って移動する。また、可動体64aは、オイル溜め部62Aにおけるオイルのオイルポンプ50からの流入とオイルジェット20への吐出を可能とし、かつ必要なオイルの吐出量を確保できる範囲でZ軸方向に沿って移動する。つまり、可動体64aは、第1接続部75Aと第2接続部76Aに対して干渉しない範囲でZ軸方向に沿って移動する。
オイルポンプ50から吐出されて供給されオイル溜め部62Aに流入したオイルは、可動体64aを押し下げて、圧縮コイルばね64cを圧縮する。圧縮コイルばね64cは、圧縮されることにより、オイルによる圧力を圧縮コイルばね64cの弾性エネルギーとして蓄える。圧縮コイルばね64cに蓄えられた弾性エネルギーは、オイルをオイル溜め部62Aから吐出する吐出エネルギーとして使用される。蓄圧部圧力P1は、吐出エネルギーを用いて可動体64aがオイル溜め部62Aからオイルを吐出する圧力である。
圧縮コイルばね64cは、エンジン停止時にオイル溜め部62Aから吐出するオイルの量と、可動体64aの可動方向(Z軸方向)の断面積に基づいて選定される。例えば、100cm3のオイルを吐出する場合、可動体64aの可動方向の断面積が25cm2とすると、圧縮コイルばね64cを、エンジン運転時に4cm圧縮する必要がある。また、オイルジェット20において弁を開状態するのに必要な圧力を開弁圧Pjとし、オイルジェット20の先端部付近の大気の圧力をオイルジェット先端圧力P2とした場合、オイルの噴射に使用できる圧力は、蓄圧部圧力P1からオイルジェット先端圧力P2と開弁圧Pjを引いたものになる(=蓄圧部圧力P1−オイルジェット先端圧力P2−開弁圧Pj)。ここで、例えば開弁圧Pjが0.2MPa、オイルジェット先端圧力P2を0.1MPa(大気圧)として、エンジン運転時に蓄圧部64において0.6MPaの吐出エネルギーを蓄えるとすると、オイルジェット20は、エンジン停止時に0.3MPaの吐出エネルギーをオイルの噴射に使用できる。この場合、圧縮コイルばね64cに加えられる力は、オイル溜め部62Aに蓄えられた吐出エネルギーに可動体64aの断面積を乗じたものになる。従って、圧縮コイルばね64cに加えられる力は、(0.6MPaのエネルギー)×(断面積25cm2)=1500Nとなる。よって、圧縮コイルばね64cを4cm圧縮して100cm3のオイルを吐出するには、圧縮コイルばね64cにおけるばね定数kは、375N/cm(=1500N/4cm)以下にする必要がある。なお、圧縮コイルばね64cは、オイルの圧力によるエネルギーを蓄積又は開放できるものであればコイルばね以外であっても良い。
[エンジン運転時のオイル供給装置5Aの動作(図2)]
図2に示すように、エンジン運転時、開閉弁78は、閉弁状態(開閉弁78a)とされている。オイルポンプ50は、エンジンによって駆動されて、油路70Aを介してオイルをオイルジェット20へ送り出すとともに、第1分岐油路72Aを介してオイル貯留部60Aにおけるオイル溜め部62Aへオイルを送り出す。オイルジェット20へ送り出されたオイルは、ピストン13に設けられているオイル供給口13Lへ向けて噴射される。
エンジン運転開始の直後は、オイル溜め部62Aにはオイルが蓄えられておらず、圧縮コイルばね64cは、オイルによる圧力で圧縮されていない。図2において、二点鎖線で示されている可動体64aの位置は、オイルによる圧力で圧縮されていない状態を示している。蓄圧部圧力P1は、圧縮コイルばね64cが圧縮されていないため、オイルポンプ圧力P3より小さい(蓄圧部圧力P1<オイルポンプ圧力P3)。オイルポンプ50から吐出されたオイルは、蓄圧部圧力P1とオイルポンプ圧力P3の間の圧力の差により、オイルポンプ50から第1逆止弁79aを通ってオイル溜め部62Aに向かって流れて、オイル溜め部62Aに流入する。オイル溜め部62Aに流入したオイルは、開閉弁78が閉弁状態(開閉弁78a)であり、オイル溜め部62Aから第1逆止弁79aを通ってオイルは流出しないため、オイル溜め部62A内部に溜まり、可動体64aを押し下げる。可動体64aを押し下げると、圧縮コイルばね64cが圧縮されて、蓄圧部圧力P1は増加する。蓄圧部圧力P1が増加して、蓄圧部圧力P1がオイルポンプ圧力P3と等しくなると、オイルはオイルポンプ50から第1逆止弁79aを通ってオイル溜め部62Aに向かって流れない。図2において、可動体64aは、オイル溜め部62Aに流入したオイルの圧力により、二点鎖線で示されている位置から実線で示されている位置(蓄圧部圧力P1=オイルポンプ圧力P3)まで押し下げられる。
オイルポンプ50はエンジンの回転によって駆動されているため、オイルポンプ圧力P3は、エンジンの回転数により変動する。例えばエンジンの回転数が高回転から低回転へ変わると、オイルポンプ圧力P3は小さくなる。このとき、オイルポンプ圧力P3が、蓄圧部圧力P1に対して小さくなる場合がある。しかし、この場合であっても、開閉弁78は閉弁状態(開閉弁78a)であり、かつオイル溜め部62Aから第1逆止弁79aを通ってオイルは流出しないため、オイル溜め部62Aのオイルは吐出されず、蓄圧部圧力P1は維持される。
[エンジン停止直後のオイル供給装置5Aの動作(図3)]
エンジンが停止すると、開閉弁78は、開弁状態(開閉弁78b)とされる。また、オイルは、第1逆止弁79aがあるためオイル溜め部62Aからオイルポンプ50へ向かって流出しない。従って、オイルジェット20は、蓄圧部圧力P1とオイルジェット先端圧力P2との間の圧力の差(=蓄圧部圧力P1−オイルジェット先端圧力P2−開弁圧Pj)により、開弁してオイルを噴射する。
オイル供給装置5Aは、ピストン13におけるオイル供給経路(クーリングチャネル13C)内に向けて、エンジン停止直後にオイル溜め部62Aに貯留されているオイルをオイルジェット20で噴射する。即ち、開閉弁78が開口することでオイル溜め部62Aのオイルが蓄圧部64に蓄えられたエネルギーにより第2分岐油路73Aを介してオイルジェット20に供給される。これにより、新たなオイルでピストン13内のオイル供給経路内に留まっていた高温のオイルを押し出して、ピストン13内のオイル供給経路内におけるオイルの温度を下げて、蒸発・炭化による堆積の発生を防止できる。
●[第2の実施の形態のオイル供給装置5Bの構造、動作(図4)]
第2の実施の形態のオイル供給装置5B(5)は、第1の実施の形態のオイル供給装置(図2参照)に対して、第2逆止弁79bが追加されている点で相違する。以下、相違点について主に説明する。なお、図4の油路における黒矢印は、オイルの流れを示している。また、オイル貯留部60Aにおけるハッチング部は、貯留しているオイルを示している。
図4に示すよう、第1油路接続部74aは、油路70Bにおいて設けられており、油路70Bと第1分岐油路72Aを接続している。第2油路接続部74bは、油路70Bにおいて設けられており、油路70Bと第2分岐油路73Aを接続している。第2逆止弁79bは、第1油路接続部74aと第2油路接続部74bとの間における油路70B内に設けられている。第2逆止弁79bは、油路70B内において第1油路接続部74aから第2油路接続部74bに向かってオイルが流れることを許容し、油路70B内において第2油路接続部74bから第1油路接続部74aに向かってオイルが流れることを禁止する。
[エンジン停止直後のオイル供給装置5Bの動作(図4)]
エンジンが停止すると、開閉弁78は、開弁状態(開閉弁78b)とされる。また、オイルは、第1逆止弁79aがあるためオイル溜め部62Aからオイルポンプ50へ向かって流出しない。開弁圧Pjであるオイルジェット20は、蓄圧部圧力P1とオイルジェット先端圧力P2との間の圧力の差により、開弁してオイルを噴射する。
第2逆止弁79bにより、オイル溜め部62Aから吐出したオイルは、第2油路接続部74bから第1油路接続部74aに向かって流れない。このため、オイル溜め部62Aから吐出されたオイルは全てオイルジェット20へ向かって流れるため、オイルジェット20は、より多くの量のオイルを噴射することができる。
●[第3の実施の形態のオイル供給装置5Cの構造、動作(図5)]
第3の実施の形態のオイル供給装置5C(5)は、第1の実施の形態のオイル供給装置(図2参照)に対して、オイル貯留部60Aがオイル貯留部60Cに変更されている点で相違する。以下、相違点について主に説明する。なお、図5の油路における白抜き矢印は、オイル溜め部62Cから吐出された空気の流れを示している。また、オイル貯留部60Cにおけるハッチング部は、貯留しているオイルを示している。
図5に示すように、第1分岐油路72C(72)は、オイル溜め部62Cにおける第1接続部75Cにおいて接続されている。第2分岐油路73C(73)は、オイル溜め部62Cにおける第2接続部76Cにおいて接続されている。第2接続部76Cは、オイル溜め部62Cにおいて第1接続部75Cより上方に設けられている。
[エンジン運転時のオイル供給装置5Cの動作(図5)]
オイル供給装置5Cにおけるオイル供給経路において、オイルに空気が混入する場合がある。このオイルに空気が混入した状態で、エンジンを運転すると、この混入した空気は、オイルとともにオイル溜め部62Cへ運ばれる。また空気は、オイルより軽いためオイル溜め部62Cにおける上方に溜まる。
[エンジン停止直後のオイル供給装置5Cの動作(図5)]
エンジンが停止すると、開閉弁78は、開弁状態(開閉弁78b)とされる。また、オイルは、第1逆止弁79aがあるためオイル溜め部62Cからオイルポンプ50へ向かって流出しない。オイル溜め部62Cから第2分岐油路73Cへ先ず空気が吐出され、その後、オイルがオイル溜め部62Cから第2分岐油路73Cへ吐出される。
オイル溜め部62Cに混入していた空気が吐出されると、その吐出された空気が占めていた容積分さらにオイルをオイル溜め部62Cにおいて貯留できる。これにより、オイルジェット20は、より多くの量のオイルを噴射することができる。
●[本願の効果]
内燃機関の運転中は、開閉弁78が閉鎖されているので、オイル溜め部62A(62C)にはオイルが溜められ、蓄圧部64にはオイルをオイル溜め部から吐出するエネルギーが溜められている。なお、内燃機関の運転中では、オイルポンプ50から吐出されたオイルは、油路を経由してオイルジェット20からピストン13に向けて噴射される。そして、内燃機関の運転が停止された直後では、ピストン13の熱によって温度が上昇したオイルをピストン13から噴射された新たなオイルでオイル供給経路内から押し出すことで、オイル供給経路内におけるオイルの温度を下げて、蒸発・炭化による堆積の発生を防止できる。これにより、オイル供給経路における通路が狭くなる、あるいは塞がることを防ぎ、内燃機関の運転時における冷却効率の低下、や、シリンダ11内へ供給される潤滑オイルの不足を防止する。
また、第2逆止弁79bにより、オイル溜め部62Aから吐出したオイルは、第2油路接続部74bから第1油路接続部74aに向かって流れない。このため、オイル溜め部62Aから吐出されたオイルは全てオイルジェット20へ向かって流れるため、オイルジェット20は、より多くの量のオイルを噴射することができる。
オイル溜め部62Cの上部に設けられている第2接続部76Cにより、混入した空気が第2分岐油路73Cから吐出されるため、その吐出された空気が占めていた容積分さらにオイルをオイル溜め部62Cにおいて貯留できる。これにより、オイルジェット20は、より多くの量のオイルを噴射することができる。
本発明の内燃機関のオイル供給装置は、本実施の形態で説明した構成、構造、形状、動作等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
また、本発明のオイル供給装置を適用した内燃機関の構成は、図1の例に示すものに限定されず、種々の構成の内燃機関に適用することが可能である。
実施の形態の説明において、用いた数字は一例でありこの数値に限定されるものではない。また、以上(≧)、以下(≦)、より大きい(>)、未満(<)等は、等号を含んでも含まなくてもよい。
5、5A、5B、5C オイル供給装置
10 エンジン(内燃機関)
11 シリンダ
11J シリンダ軸線
12 クランクケース
13 ピストン
13C クーリングチャネル
13G オイル排出口
13L オイル供給口
13P ピストンピン
14 コンロッド
15 クランクシャフト
15A クランク
15J クランク軸線
15P クランクピン
16K 吸気通路
16V 吸気バルブ
17K 排気通路
17V 排気バルブ
18 燃焼室
19 シリンダヘッド
20 オイルジェット
50 オイルポンプ
60、60A、60C オイル貯留部
62A、62C オイル溜め部
64 蓄圧部
64a 可動体
64b オイルシール部
64c 圧縮コイルばね
70、70A、70B 油路
72、72A、72C 第1分岐油路
73、73A、73C 第2分岐油路
74a 第1油路接続部
74b 第2油路接続部
75A、75C 第1接続部
76A、76C 第2接続部
78 開閉弁
78a 開閉弁
78b 開閉弁
79a 第1逆止弁
79b 第2逆止弁
505 潤滑装置
510 ピストン
520 オイルジェット
550 オイルポンプ
560 オイル貯留室(オイル貯留部)
570 油圧通路
572 オイル通路
576 逆止弁
578 サーモスタット
579 圧力作動弁
P1 蓄圧部圧力
P2 オイルジェット先端圧力
P3 オイルポンプ圧力
Pj 開弁圧

Claims (4)

  1. 内燃機関の運転によって駆動されるオイルポンプと、
    内燃機関のピストンに設けられたオイル供給口に向けてオイルを噴射するオイルジェットと、
    一方端が前記オイルポンプに接続されるとともに他方端が前記オイルジェットに接続され、前記オイルポンプから前記オイルジェットにオイルを導く油路と、
    オイルを貯留可能なオイル溜め部と前記オイル溜め部内に貯留されたオイルを吐出するためのエネルギーを蓄える蓄圧部を有するオイル貯留部と、
    一方端が前記油路に接続され、他方端が前記オイル溜め部に接続されて、前記油路から前記オイル溜め部にオイルを導く第1分岐油路と、
    前記第1分岐油路内に設けられて前記油路から前記オイル溜め部にオイルが流入することを許容し、前記オイル溜め部から前記油路へオイルが流出することを禁止する第1逆止弁と、
    一方端が前記オイル溜め部に接続されて、他方端が前記油路における前記第1分岐油路との接続部よりもオイルジェット側に接続された第2分岐油路と、
    前記第2分岐油路に設けられ、内燃機関の運転中に閉鎖されるとともに内燃機関の運転の停止直後の所定期間の間開口する開閉弁と、を備え、
    前記開閉弁が開口することで前記オイル溜め部のオイルが前記蓄圧部に蓄えられたエネルギーにより前記第2分岐油路を介して前記オイルジェットに供給される、
    ピストンへのオイル供給装置。
  2. 請求項1に記載のピストンへのオイル供給装置であって、
    前記蓄圧部は、前記オイル溜め部に流入するオイルの圧力によって前記エネルギーを蓄える、
    ピストンへのオイル供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載のピストンへのオイル供給装置であって、
    前記油路において前記第1分岐油路が接続されている第1油路接続部と、
    前記油路において前記第2分岐油路が接続されている第2油路接続部と、
    前記第1油路接続部と第2油路接続部の間における前記油路内に設けられ、前記油路内において前記第1油路接続部から前記第2油路接続部に向かってオイルが流れることを許容し、前記油路内において前記第2油路接続部から前記第1油路接続部に向かってオイルが流れることを禁止する第2逆止弁と、を有する、
    ピストンへのオイル供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のピストンへのオイル供給装置であって、
    前記第1分岐油路が前記オイル溜め部において接続されている第1接続部と、
    前記第2分岐油路が前記オイル溜め部において接続されている第2接続部と、が設けられており、
    前記第2接続部は、前記第1接続部よりも前記オイル溜め部における上方に設けられている、
    ピストンへのオイル供給装置。
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