JP2013142297A - 内燃機関の潤滑油供給装置 - Google Patents

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良重 岩▲崎▼
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Abstract

【課題】 ピストンクーリングジェットの設置に起因する駆動損失や暖機の遅延等を抑制した内燃機関の潤滑油供給装置を提供する。
【解決手段】 エンジン負荷が増大した場合、ECU70は、電磁スプール弁8の電磁アクチュエータ41への励磁電流の供給を停止する。すると、リターンスプリング43に付勢されたスプール42が図中右側に移動し、電磁スプール弁8からのコントロール油が増量側コントロール油路62を介してオイルポンプ4の増量側ポート56に流入する。これにより、油圧アクチュエータ52が可動ハウジング51を左回転方向に駆動し、オイルポンプ4の吐出量が増大する。一方、PCJバルブ9では、増量側コントロール油路62からのコントロール油がコントロールポート49に供給され、弁体47による閉鎖が解かれて第4フィード油路24が開放されてジェットノズル10からエンジンオイルがピストン75の下面等に向けて噴射される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、内燃機関の各部に潤滑油を供給する潤滑油供給装置に係り、詳しくは、ピストンクーリングジェットの設置に起因する駆動損失や暖機の遅延等を抑制する技術に関する。
内燃機関(以下、エンジンと記す)には、エンジンオイルを動弁機構やクランクジャーナル等に圧送して潤滑や冷却を行わせるべく、オイルポンプやオイルフィルタ、ストレーナ、リリーフバルブ等からなる潤滑油供給装置が備えられている。また、一部のエンジンには、高回転高負荷運転時におけるピストンやシリンダの温度上昇を抑制するため、クランクケースに複数のジェットノズルを設置し、これらジェットノズルから各ピストンの内壁面に向けてエンジンオイルを噴射するピストンクーリングジェット(以下、PCJと記す)が採用されている(特許文献1参照)。
特許文献1のPCJでは、メインギャラリとジェットノズルとの間に弁体や圧縮コイルスプリングからなるPCJバルブが介装されており、エンジン回転速度の上昇に伴ってメインギャラリの油圧がある程度高くなるとPCJバルブが開弁し、ジェットノズルからエンジンオイルが噴射される。なお、エンジンの潤滑油供給装置では定容量型のオイルポンプが一般に採用されているが、オイルポンプのなかには、駆動損失の低減等を図るために高速回転時に吐出容量を減少させることができる可変容量型(特許文献2参照)のものも存在する。
実公昭62−24742号公報 特開平8−210261号公報
PCJが組み込まれたエンジンでは、PCJバルブが開弁するとジェットノズル側に多量のエンジンオイルが流入することで、動弁機構やクランクシャフトへのエンジンオイルの供給量が急減する。したがって、従来は、PCJの作動時にも十分な量のエンジンオイルを供給できるようにオイルポンプの吐出容量を大きく設定する必要があり、PCJが作動しない運転域でエンジンの駆動損失が増大する問題があった。また、従来のPCJでは、メインギャラリの油圧に応じてPCJバルブが開弁するため、冷間時にもPCJが作動することでエンジンの暖機が遅くなる他、熱損失増大による燃費の悪化や有害排出ガス成分の増大がもたらされる問題もあった。更に、高負荷運転の直後にエンジン回転速度が低下した場合、PCJが作動しなくなることでピストンやシリンダの冷却が十分に行われず、有害排出ガス成分の増大やシリンダの摩耗等がもたらされる虞があった。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、ピストンクーリングジェットの設置に起因する駆動損失や暖機の遅延等を抑制した内燃機関の潤滑油供給装置を提供することを目的とする。
本発明に係る潤滑油供給装置は、内燃機関を構成する定常給油部材(33,34)と非定常給油部材(10)とにエンジンオイルを供給する潤滑油供給装置(1)であって、前記内燃機関に駆動され、減量側コントロール油路(61)からコントロール油が供給されることで吐出容量が減少する可変容量型のオイルポンプ(4)と、前記内燃機関の運転時に、前記オイルポンプから供給されたエンジンオイルを前記定常給油部材に導く定常オイルギャラリ(11)と、前記内燃機関の運転状態に応じて、前記エンジンオイルを前記非定常給油部材に導く非定常オイルギャラリ(12)と、前記定常オイルギャラリと前記非定常オイルギャラリとの間に介装され、前記減量側コントロール油路にコントロール油が供給されないときに当該定常オイルギャラリと当該非定常オイルギャラリとを連通させる連通制御弁(9)と、前記オイルポンプが吐出したエンジンオイルの前記減量側コントロール油路への供給と非供給とを切り換えるコントロール油切換弁とを備えた。
本発明の第2の側面では、前記オイルポンプは、前記コントロール油切換弁から増量側コントロール油路(62)を介してコントロール油が供給されることで吐出容量が増大する。
本発明の第3の側面では、前記オイルポンプは、前記減量側コントロール油路にコントロール油が供給されない場合、吐出容量が増大した状態に維持される。
本発明の第4の側面では、前記非定常給油部材は、前記内燃機関のピストンをエンジンオイルによって冷却するピストンクーリングジェットである。
本発明の第5の側面では、前記オイルポンプと前記コントロール油切換弁との間にオイルフィルタ(6)が介装された。
本発明の第6の側面では、前記オイルポンプと前記定常オイルギャラリとの間にオイルクーラ(7)が介装された。
本発明によれば、非定常給油部材へのエンジンオイルの供給が開始されると同時にオイルポンプの吐出容量が増大し、定常給油部材に対するエンジンオイル供給量の減少が抑制される。また、第2の側面では、非定常給油部材へのエンジンオイルの供給時に、オイルポンプの吐出容量がより確実に増大する。また、第3の側面では、コントロール油路の閉塞時等にも、オイルポンプの吐出容量が確実に増大する。また、第4の側面では、動弁機構やクランクシャフトの潤滑を阻害することなく、十分な量のエンジンオイルによってピストンやシリンダが冷却される。また、第5の側面では、コンタミナント等によるコントロール油切換弁の作動不良が生じにくくなる。また、第6の側面では、定常給油部材や非定常給油部材の冷却がより効果的に行われる。
実施形態に係る潤滑油供給装置の概略構成図である。 実施形態の暖機運転時および低負荷運転時における作動を示す説明図である。 実施形態の中高負荷運転時等における作動を示す説明図である。 一部変形例のコントロール油路閉塞時における作動を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明を自動車用エンジンの潤滑油供給装置に適用した一実施形態とその一部変形例とを詳細に説明する。
[実施形態]
≪実施形態の構成≫
図1に示すように、本実施形態の潤滑油供給装置1は、オイルパン2、オイルストレーナ3、オイルポンプ4、リリーフバルブ5,オイルフィルタ6、オイルクーラ7、電磁スプール弁8、PCJバルブ9,ジェットノズル10(非定常給油部材)、メインギャラリ11(定常オイルギャラリ)、サブギャラリ12(非定常オイルギャラリ)、油圧センサ13を主要構成部品としている。
オイルストレーナ3とオイルポンプ4とはサクションパイプ20によって接続されている。また、オイルポンプ4とオイルフィルタ6とは第1フィード油路21によって接続され、オイルフィルタ6とオイルクーラ7とは第2フィード油路22によって接続され、オイルクーラ7とメインギャラリ11とは第3フィード油路23によって接続され、メインギャラリ11とサブギャラリ12とは第4フィード油路24によって接続されている。なお、PCJバルブ9は、第4フィード油路24に介装されている。各フィード油路21〜24は、図示しないシリンダブロックに形成されている。
第1フィード油路21と第2フィード油路22とはリリーフ油路25によって接続されており、上述したリリーフバルブ5はこのリリーフ油路25に介装されている。リリーフバルブ5は、メインギャラリ11の油圧が過度に上昇しないように、エンジンの中高速回転時(オイルポンプ4の吐出量増大時)に開弁してオイルポンプ4の下流側から上流側にエンジンオイルを環流させる。なお、リリーフ油路25もシリンダブロックに形成されている。
メインギャラリ11は、潤滑油路31,32を介して、定常給油部材である動弁機構33(吸排気カムシャフトや吸排気バルブ、カムチェーン等)やクランクシャフト34(クランクジャーナルやクランクピン)に接続されている。一方、サブギャラリ12は、ジェット油路35を介して、各気筒ごとに設けられたジェットノズル10に接続されている。なお、潤滑油路31,32やジェット油路35も、図示しないシリンダヘッドやシリンダブロックに形成されている。
電磁スプール弁8は、電磁アクチュエータ41やスプール42、リターンスプリング43等からなる公知のもので、エンジン制御用のECU70によって制御され、電磁アクチュエータ41への通電時に供給ポート44と第1排出ポート45とが連通し、非通電時には供給ポート44と第2排出ポート46とが連通する。なお、ECU70は、各種センサから入力したエンジン運転情報(冷却水温やエンジン回転速度、エンジン負荷等)に基づき、電磁スプール弁8の電磁アクチュエータ41への励磁電流の供給を制御する。
PCJバルブ9は、弁体47とリターンスプリング48とからなる公知のもので、コントロールポート49からコントロール油が供給されない状態ではリターンスプリング48に付勢された弁体47が第4フィード油路24を閉鎖し、コントロールポート49からコントロール油が供給されると弁体47が図中右方に移動することで第4フィード油路24を連通させる。なお、油圧センサ13は、第4フィード油路24におけるPCJバルブ9の下流側に設置されており、油圧が所定値を超えた場合に(すなわち、サブギャラリ12にエンジンオイルが供給された場合に)ECU70に信号(PCJ作動信号)を出力する。また、ジェットノズル10は、ピストン75やシリンダ76の壁面を冷却すべく、ピストン75の下面に向けてエンジンオイルを噴射する。
オイルポンプ4は、可変容量型であり、可動ハウジング51、油圧アクチュエータ52、リターンスプリング53等をメインハウジング54に収納してなるもので、メインハウジング54に減量側ポート55および増量側ポート56を備えている。可動ハウジング51は、所定の角度範囲で回転し、図1中で右回転するとオイルポンプ4の吐出容量を減少させ、左回転するとオイルポンプ4の吐出容量を増大させる。油圧アクチュエータ52は、減量側ポート55からコントロール油が導入されると可動ハウジング51を右回転方向に駆動し、増量側ポート56からコントロール油が導入されると可動ハウジング51を左回転方向に駆動する。リターンスプリング53は、コントロール油が導入されないことで油圧アクチュエータ52の駆動力が無くなると、その弾発力によって可動ハウジング51を左回転方向に付勢する。
第2フィード油路22からは、電磁スプール弁8の供給ポート44に接続する連通油路60が分岐している。また、電磁スプール弁8の第1排出ポート45とオイルポンプ4の減量側ポート55とは減量側コントロール油路61によって接続され、電磁スプール弁8の第2排出ポート46とオイルポンプ4の増量側ポート56とは増量側コントロール油路62によって接続されている。そして、増量側コントロール油路62からは、PCJバルブ9のコントロールポート49に接続するPCJコントロール油路63が分岐している。
≪実施形態の作用≫
<暖機運転時および低負荷運転時>
冷機状態のエンジンが始動し、クランクシャフト34によってオイルポンプ4が駆動され始めると、図2に示すように、オイルパン2に貯留されているエンジンオイルは、オイルストレーナ3およびサクションパイプ20を介してオイルポンプ4によって吸い上げられた後、第1フィード油路21に所定の吐出圧をもって供給(吐出)される。第1フィード油路21に供給されたエンジンオイルは、オイルフィルタ6で浄化された後、第2フィード油路22を介してオイルクーラ7に流入して冷却される一方、連通油路60を介して電磁スプール弁8の供給ポート44にコントロール油として導入される。本実施形態では、電磁スプール弁8がオイルフィルタ6の下流に位置するため、エンジンオイルに含まれるコンタミナント等が噛み込むことに起因する電磁スプール弁8の作動不良が生じにくい。
ECU70は、エンジン始動後に冷却水温が所定値(例えば、70℃)に達するまで、あるいはエンジンの発生熱量が低い低負荷定速運転時等には、電磁スプール弁8の電磁アクチュエータ41に励磁電流を供給する。これにより、電磁スプール弁8に供給されたコントロール油が減量側コントロール油路61を介してオイルポンプ4の減量側ポート55に流入し、油圧アクチュエータ52が可動ハウジング51を右回転方向に駆動することでオイルポンプ4の吐出量が減少する。一方、PCJバルブ9では、コントロールポート49からコントロール油が供給されないため、弁体47が第4フィード油路24を閉鎖する。
オイルクーラ7で冷却されたエンジンオイルは、第3フィード油路23を介してメインギャラリ11に流入し、潤滑油路31,32から動弁機構33やクランクシャフト34に供給されてこれらの潤滑および冷却を行う。一方、第4フィード油路24に流入したエンジンオイルは、PCJバルブ9が閉鎖していることから、サブギャラリ12には供給されない。これにより、冷機時や低負荷定速運転時には、ジェットノズル10からエンジンオイルが噴射されないことでピストン75やシリンダ76の壁面が必要以上に冷却されない。その結果、エンジンの暖機が阻害されなくなるとともに、燃焼室内の燃料の気化が促進されることで燃費の向上や有害排出ガス成分の減少が実現され、エンジンの駆動損失(オイルポンプ4に係る駆動損失)も低減される。
<中高負荷運転時等>
エンジンの暖機が完了した後、例えば運転者が図示しないアクセルペダルを所定量踏み込んだ場合(すなわち、エンジン負荷が増大した場合)、あるいは高負荷運転直後等でピストン75等の温度が所定値以上であると推定した場合、ECU70は、電磁スプール弁8の電磁アクチュエータ41への励磁電流の供給を停止する。すると、図3に示すように、リターンスプリング43に付勢されたスプール42が図中右側に移動し、電磁スプール弁8からのコントロール油が増量側コントロール油路62を介してオイルポンプ4の増量側ポート56に流入する。これにより、油圧アクチュエータ52が可動ハウジング51を左回転方向に駆動し、オイルポンプ4の吐出量が増大する。一方、PCJバルブ9では、増量側コントロール油路62からのコントロール油がPCJコントロール油路63を介してPCJバルブ9のコントロールポート49に供給され、弁体47による閉鎖が解かれて第4フィード油路24が連通する。
この場合、メインギャラリ11のエンジンオイルは、第4フィード油路24を介してサブギャラリ12に流入した後、サブギャラリ12からジェット油路35に供給される。そして、ジェット油路35に供給されたエンジンオイルは、ジェットノズル10からピストン75の下面等に向けて噴射され、ピストン75やシリンダ76の内壁面の温度上昇を効果的に抑制する。この際、オイルポンプ4の吐出量が同時に増大するため、ジェットノズル10からのエンジンオイルの噴射によって動弁機構33やクランクシャフト34の潤滑や冷却が損なわれることがない。
<失陥時>
例えば電気回路が断線してECU70による電磁スプール弁8への通電制御が行われなくなった場合、本実施形態では、図3に示すように、リターンスプリング43に付勢されたスプール42が図中右側に移動し、ジェットノズル10からのエンジンオイルの噴射とオイルポンプ4の吐出量増大とが行われ、ピストン75やシリンダ76の壁面が冷却されて高負荷運転時等における有害排出ガス成分の増大やシリンダの摩耗等が抑制される。なお、この際には、ジェットノズル10からエンジンオイルが常に噴射されるため、暖機運転に要する時間が長くなる等の問題があるが、ピストン75の溶損等は確実に防止される。
[一部変形例]
図4に示すように、一部変形例も上述した実施形態と略同様の構成を採っているが、PCJバルブ9の構造とPCJコントロール油路63の接続形態とが異なっている。すなわち、一部変形例のPCJバルブ9は、コントロールポート49からコントロール油が供給されない状態ではリターンスプリング48に付勢された弁体47が図中左方に位置して第4フィード油路24を開放し、コントロールポート49からコントロール油が供給された場合にのみ弁体47が図1中右方に移動して第4フィード油路24を連通させる。また、PCJコントロール油路63は減量側コントロール油路61に連通しており、電磁スプール弁8の電磁アクチュエータ41が通電されると(すなわち、オイルポンプ4の吐出量が減少すると)PCJバルブ9のコントロールポート49にコントロール油が供給される。
ECU70は、実施形態と同様に、暖機運転時および低負荷運転時に電磁スプール弁8の電磁アクチュエータ41に励磁電流を供給し、中高負荷運転時等に電磁スプール弁8の電磁アクチュエータ41への励磁電流の供給を停止する。これにより、ジェットノズル10からのエンジンオイルの噴射時には、オイルポンプ4の吐出量が同時に増大するため、一部変形例においても実施形態と同様の作用効果が実現される。
一部変形例では、何らかの原因で連通油路60が閉塞して電磁スプール弁8にコントロール油が供給されなくなった場合、図4に示すように、PCJバルブ9ではリターンスプリング48に付勢された弁体47が図中左方に位置し、第4フィード油路24が連通する。また、オイルポンプ4は、リターンスプリング53の弾発力によって可動ハウジング51が左回転方向(吐出量が増大する方向)に駆動される。これにより、ジェットノズル10からのエンジンオイルの噴射とオイルポンプ4の吐出量増大とが常時行われ、ピストン75やシリンダ76の壁面が冷却されて高負荷運転時等における有害排出ガス成分の増大やシリンダの摩耗等が抑制される。なお、一部変形例においても、電気回路の断線時にはリターンスプリング43に付勢されたスプール42が図中右側に移動し、ジェットノズル10からのエンジンオイルの噴射とオイルポンプ4の吐出量増大とが常時行われる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれら実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では非定常給油部材としてピストンクーリングジェットを挙げたが、例えば可変動弁機構等を非定常給油部材としてもよい。また、上記実施形態ではコントロール油切換弁として電磁スプール弁を用いたが、他種の油圧切換弁を採用してもよい。また、潤滑油供給装置を構成する各部材をはじめ、オイルポンプの具体的構造やフィード油路およびコントロール油路の具体的接続関係等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 潤滑油供給装置
3 オイルストレーナ
4 オイルポンプ
6 オイルフィルタ
7 オイルクーラ
8 電磁スプール弁(コントロール油切換弁)
9 PCJバルブ(連通制御弁)
10 ジェットノズル(非定常給油部材)
11 メインギャラリ(定常オイルギャラリ)
12 サブギャラリ(非定常オイルギャラリ)
21 第1フィード油路
22 第2フィード油路
23 第3フィード油路
24 第4フィード油路
31,32 潤滑油路
33 動弁機構(定常給油部材)
34 クランクシャフト(定常給油部材)
35 ジェット油路
61 減量側コントロール油路
62 増量側コントロール油路
63 PCJコントロール油路
70 ECU
75 ピストン

Claims (6)

  1. 内燃機関を構成する定常給油部材と非定常給油部材とにエンジンオイルを供給する潤滑油供給装置であって、
    前記内燃機関に駆動され、減量側コントロール油路にコントロール油が供給されることで吐出容量が減少する可変容量型のオイルポンプと、
    前記内燃機関の運転時に、前記オイルポンプから供給されたエンジンオイルを前記定常給油部材に導く定常オイルギャラリと、
    前記内燃機関の運転状態に応じて、前記エンジンオイルを前記非定常給油部材に導く非定常オイルギャラリと、
    前記定常オイルギャラリと前記非定常オイルギャラリとの間に介装され、前記減量側コントロール油路にコントロール油が供給されないときに当該定常オイルギャラリと当該非定常オイルギャラリとを連通させる連通制御弁と、
    前記オイルポンプが吐出したエンジンオイルの前記減量側コントロール油路への供給と非供給とを切り換えるコントロール油切換弁と
    を備えたことを特徴とする内燃機関の潤滑油供給装置。
  2. 前記オイルポンプは、前記コントロール油切換弁から増量側コントロール油路を介してコントロール油が供給されることで吐出容量が増大することを特徴とする、請求項1に記載された内燃機関の潤滑油供給装置。
  3. 前記オイルポンプは、前記減量側コントロール油路にコントロール油が供給されない場合、吐出容量が増大した状態に維持されることを特徴とする、請求項1または請求項3に記載された内燃機関の潤滑油供給装置。
  4. 前記非定常給油部材は、前記内燃機関のピストンをエンジンオイルによって冷却するピストンクーリングジェットであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された内燃機関の潤滑油供給装置。
  5. 前記オイルポンプと前記コントロール油切換弁との間にオイルフィルタが介装されたことを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された内燃機関の潤滑油供給装置。
  6. 前記オイルポンプと前記定常オイルギャラリとの間にオイルクーラが介装されたことを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載された内燃機関の潤滑油供給装置。
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