JP2014070527A - 内燃機関 - Google Patents

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Yoshihiro Kimoto
義博 木元
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Abstract

【課題】高価な電動オイルポンプを使用することなく、通常の機械的なオイルポンプのみで、必要なときだけオイルジェット装置を駆動する。
【解決手段】オイルポンプ10はクランク軸5又はこれに連動した軸で駆動される。内燃機関は、蓄油部としてアキュームレータ15を備えており、アキュームレータ15にはリリーフバルブ14からオーバーフローしたオイルが蓄えられる。ノッキングを発生させるほどに機関が高温になったら、アキュームレータ15に蓄えられたオイルがオイルジェット装置13からピストン3に噴射される。オイルポンプ10がした仕事を有効利用して、燃費にも貢献できる。
【選択図】図1

Description

本願発明は、ピストンの裏面にオイルを噴出するオイルジェット装置を備えた内燃機関に関するものである。
レシプロ式の内燃機関において、ノッキング防止等のためにオイルをオイルジェット装置でピストンの裏面に向けて噴出させて、ピストンを冷却することが行われている。
このオイルジェット装置は、ピストンがノッキングの発生に至るような高温になっていない場合は必要ない。そこで、特許文献1では、クランク軸の動力で駆動されるオイルポンプとは別にオイルジェット装置用の電動式オイルポンプを設けて、必要なときのみオイルジェット装置を駆動することを提案している。
特開昭60−32921号公報
特許文献1はピストンを過不足なく冷却するという点では好ましいが、クランク軸で駆動される通常のオイルポンプとは別に電動式のオイルポンプを別に設けねばならないため、それだけ部材点数が増えてコストが嵩むのみならず、電動式オイルポンプの動力としてオルタネータを介してクランク軸の回転動力が使用されるため、エネルギロスが生じて燃費を悪化させるおそれもある。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明の内燃機関は、シリンダボア内を摺動するピストンで駆動されるクランク軸と、前記クランク軸の動力で駆動されるオイルポンプと、前記ピストンの裏側にオイルを噴出させるオイルジェット装置と、前記オイルジェットはオイルの噴出をON・OFFする切り替え手段と、前記オイルポンプから吐出されたオイルの一部を加圧状態で蓄える蓄油部とを備えており、予め設定した条件下で前記切り替え手段を開いて蓄油部のオイルがオイルジェット装置から噴出するように制御される。
本願発明において蓄油部にオイルを蓄えるには、様々な方法を採用できる。例えば、機関の始動時のような低温時にはオイルの粘度が高いためリリーフバルブからオイルパンに逃がしているが、このリリーフされたオイルを溜めることができる。
また、オイルを加圧状態で蓄える方法としては、例えば、ばねで付勢されたピストンを有するシリンダ方式の容器を使用して、オイルによってピストンをばねに抗して押し込んだり、或いは、ガス袋が内蔵された容器を使用して、空気袋を押し縮めた状態でオイルを容器内に充填したりしたらよい。
本願発明は、元々備わっているオイルポンプを有効利用して、捨てられていたエネルギを回収してオイルジェット装置を駆動するものであるため、ノッキングが発生しないようにピストンをオイルで冷却することを、燃費低下を招来することなく実現できる。また、高価な電動モータは必要ないため、コストアップも抑制できる。
第1実施形態を示す図面である。 第2実施形態を示す図面である。
(1).第1実施形態
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1に示す第1実施形態から説明する。この実施形態の内燃機関は従来と同様の基本構成であり、シリンダブロック1に設けたシリンダボア2にピストン3が摺動自在に嵌まっており、ピストン3の往復動は連設棒4を介してクランク軸5の回転に変換される。シリンダブロック1の上面にはシリンダヘッド6が固定されており、シリンダヘッド6の上面には、動弁機構を覆うヘッドカバー7が装着されている。
シリンダブロック1の下面にはオイルパン8が固定されており、オイルパン8に溜まったオイルはオイルストレーナ9を介してオイルポンプ10に吸引され、オイルポンプ10の吐出口から送油路11を介して各潤滑部に供給される。本実施形態のオイルポンプ10はクランク軸5で直接区駆動される方式を採用しているが、クランク軸5に連動して回転する他の回転軸で駆動することも可能である。
潤滑部としては、クランク軸5、動弁機構、排気ターボ過給機12などが挙げられ、これらを潤滑したオイルはオイルパン8に自然流下したり、戻り管によってオイルパン8にリターンしたりする。
シリンダブロック1のうちクランクケースの上部には、ピストン3に下方からオイルを噴出させるオイルジェット装置13が配置されている。本実施形態の内燃機関は3気筒であり、そこで、各シリンダボア2の箇所ごとにオイルジェット装置13を設けている。
送油路11のうちオイルポンプ10に近い上流部には、オイルの吐出圧が設定値よりも高くなるとオイルを逃がすリリーフバルブ14が介挿されており、リリーフバルブ14の排出口14aとアキュームレータ15の吸入ポート16とがバイパス管路17で接続されている。バイパス管路17には、オイルをアキュームレータ15のみに向けて流す逆止弁18を設けている。
アキュームレータ15は蓄油部の一例であり、オイルは自身の圧力により、内蔵したガス袋を圧縮させつつ吸入ポート16から内部に流入し、逆流することなく、排出口19から排出される。そして、アキュームレータ15の排出口19には排出管20の一端が接続されており、送油管20の他端は三方弁21の1つのポートに接続されている。
三方弁21は請求項に記載した切り替え手段の一例であり、この三方弁21には、更に、送油路11から分岐した枝管22と、オイルジェット装置13に向かうオイルジェット管23とが接続されている。オイルジェット管23には分配器24を介して各オイルジェット装置13が接続されている。アキュームレータ15の排出管20からドレン管25が分岐しており、ドレン管25には安全弁(リリーフ弁)26が介挿されている。
機関温度(冷却水温度で代替してもよい)が予め設定した温度になるまでは、三方弁21は閉じている。そして、機関温度が低いとリリーフバルブ14から逃げるオイルは多いため、そのオイルはアキュームレータ15に溜まっていく。オイルがアキュームレータ15に満杯になると、キュームレータ15からオーバーフローしたオイルは安全弁26からドレン管25を介してオイルパン8に還流する。
そして、ノッキングの発生が予想される程に機関温度が高くなると、三方弁21はオイルを排出管20からジェット管23に流すように開く。これにより、アキュームレータ15に溜まっていたオイルでピストン3が冷却される。リリーフバルブ14の作動によってアキュームレータ15にはオイルが随時貯蔵されるが、アキュームレータ15が空になることがあり得る。この場合は、三方弁21は枝管22とジェット管23とを連通させるように作動し、その結果、オイルポンプ10から送られたオイルがオイルジェット装置13に供給される。
三方弁21の作動は、機関温度センサやアキュームレータ15の容量センサに基づいて電気的に行ってもよいし、機関温度に応答し膨張・収縮する感温材料を使用した自動的に行ってもよい。すなわち、三方弁21をサーモ弁の構造として、排出管20とジェット管23との連通のON・OFFを自動的に行ってもよい。アキュームレータ15が空になった場合に枝管22からオイルを供給することも、枝管22と排出管20との差圧を利用して自動的に行える。
(2).他の実施形態・その他
図2に示す第2実施形態は、蓄油手段の別である。この実施形態では、アキュームレータ15には、弾性手段(ばねやガス袋など)28に付勢されたピストン29が摺動自在に嵌挿されており、蓄油室30aに溜まったオイルは弾性手段28によって加圧されている。アキュームレータ15の蓄油室30には、オイルパン8に浸漬したオイル吸引管31が接続されており、オイル吸引管31には第1開閉弁32が介挿されている。第1開閉弁32は、感温部材で自動的に駆動されるか、制御装置(エンジンコントロールユニット)の指令で電気的に駆動される。
アキュームレータ15のうち弾性手段28が内蔵された真空室30bには吸引管33が接続されており、吸引管33には開閉弁34を設けている。なお、蓄油室30aと真空室30bとは、ピストン29の移動によって容量・範囲が変化する(総和は変化しない。)。第2開閉弁34も、感温部材で自動的に駆動されるか、制御装置(エンジンコントロールユニット)の指令で電気的に駆動される。ジェット管23は、アキュームレータ15の蓄油室30に接続されている。
この実施形態では、2つの開閉弁32,34が切り替え手段になっている。そして、始動時のように機関温度が低い状態では第1及び第2の開閉弁32,34が開いており、吸引管33に対する吸引作用(真空作用)によってアキュームレータ15の真空室30bが減圧され、これにより、ピストン29が移動してオイルがオイルパン8から蓄油室30aに流入する。蓄油室30aが満杯になるとピストン29は動かないため、開閉弁32,34が開いていてもオイルの流入はない(従って、リリーフ機能は必要ない。)。
機関温度が高くなったら、第2開閉弁34は開いたままで第1開閉弁32は閉になる。このため、蓄油室30aに溜まっていたオイルは弾性手段28で加圧されて、オイルジェット装置13に向けて送油される。この実施形態でも、アキュームレータ15が空になったときのために、オイルを送油路11からオイルジェット装置13に導く手段を講じておくのが望ましい。なお、オイルパン8に代えてオイルタンクを使用することも可能である。
上記の両実施形態では蓄油部としてアキュームレータを使用したが、蓄油部をシリンダブロックなどに一体に設けることも可能である。
本願発明は、内燃機関に実際に適用できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダブロック
2 シリンダボア
3 ピストン
5 クランク軸
6 シリンダヘッド
8 オイルパン
10 オイルポンプ
11 送油路
13 オイルジェット装置
14 リリーフバルブ
15 アキュームレータ
21 三方弁

Claims (1)

  1. シリンダボア内を摺動するピストンで駆動されるクランク軸と、前記クランク軸の動力で駆動されるオイルポンプと、前記ピストンの裏側にオイルを噴出させるオイルジェット装置と、前記オイルジェットはオイルの噴出をON・OFFする切り替え手段と、前記オイルポンプから吐出されたオイルの一部を加圧状態で蓄える蓄油部とを備えており、
    予め設定した条件下で前記切り替え手段を開いて蓄油部のオイルがオイルジェット装置から噴出するように制御される、
    内燃機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT515904B1 (de) * 2014-07-24 2016-01-15 Avl List Gmbh Brennkraftmaschine mit start-stopp-funktion
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