JP3227594B2 - 機関における潤滑油供給装置 - Google Patents

機関における潤滑油供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のピストン及
びシリンダーの摺動部位等の機関潤滑部に潤滑油を供給
する潤滑油供給装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種潤滑油供給装置としては、例
えば雑誌「MOTOR FAN,1991年9月号」の
182頁に記載されているようなものが知られている。
このものは、ベンツV12の大小2つのギヤポンプから
なるオイルポンプに対し、リリーフバルブによりポンプ
の吐出圧が一定値以上になるとまず小ポンプの方の吐出
通路を吸入側に連通させ、小ポンプの吐出圧をほぼ零に
して無用にオイルを加圧するのを回避し、消費馬力の低
減を図るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の潤滑油供給装置は、オイルポンプに効率の良い、
大小2組の歯車ポンプを使用し、しかもリリーフバルブ
により適切に途中でオイルを逃がして不要な加圧を回避
し、消費馬力の低減を図るようにしているものの、小ポ
ンプが休止中であっても、該小ポンプの回転が停止しな
いことから、高速回転時にそのフリクションによる消費
馬力を増大させてしまう。
【0004】本発明は、かかる点に鑑み、機関の低速回
転時に流量を充分確保しつつ、オイルポンプの容量を機
関の高速時に適合する容量に制御して、高速回転時の消
費馬力増加を抑制する機関の潤滑油供給装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の機関の潤滑油供
給装置は、機関により駆動される第1のオイルポンプ
と、該第1のオイルポンプが吐出する潤滑油により作動
する油圧モータと、該油圧モータにより駆動される第2
のオイルポンプを備え、該第2のオイルポンプ及び前記
油圧モータの吐出側をオイル供給通路を介して機関側に
連通させて機関潤滑回路を構成し、且つ前記第1のオイ
ルポンプの吐出側を、バイパス通路により前記オイル供
給通路に連通させると共に、前記バイパス通路に、オイ
ル供給通路の油圧が所定値以上のとき開弁するバイパス
通路遮断弁を設け、前記第1及び第2のオイルポンプの
オイル吸入側を、吸入通路にそれぞれ連通させて構成し
た。
【0006】
【作用】機関の低速回転時には、バイパス通路遮断弁に
より、バイパス通路は遮断されているので、第1のオイ
ルポンプより吐出された潤滑油は油圧モータを作動させ
てからオイル供給通路へ供給し、更にこの油圧モータの
作動により、第2のオイルポンプがオイル供給通路に潤
滑油を供給するため、第1及び第2の両方のオイルポン
プより機関に潤滑油を供給することとなる。この場合、
第2のオイルポンプの容量を、機関低速回転時に必要と
する潤滑油量に適合させることによって、機関に十分な
潤滑油を供給できる。
【0007】また、機関が高回転時に達すると、バイパ
ス通路遮断弁が開弁作動して、バイパス通路を開き、第
1のオイルポンプが供給する潤滑油は、油圧モータ側よ
り抵抗が少ないバイパス通路からオイル供給通路に潤滑
油が供給され、機関の潤滑を行う。このとき、油圧モー
タは作動しないために、第2オイルポンプも作動せず
に、停止した状態となり、機関の馬力損失を防止するこ
ととなる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例につき、図1を用いて
説明する。
【0009】1は、機関2により駆動される第1のオイ
ルポンプ、3は、第1のオイルポンプ1が吐出する潤滑
油により作動する油圧モータ、4は、油圧モータ3によ
り駆動される第2のオイルポンプであり、第2のオイル
ポンプ4及び油圧モータ3の吐出側4a,3aをオイル
供給通路5を介して機関2側に連通させて機関潤滑回路
を構成し、且つ第1のオイルポンプ1の吐出側1aを、
バイパス通路6を介してオイル供給通路5に連通させる
と共に、バイパス通路6にオイル供給通路5の油圧が所
定値以上のとき開弁するバイパス通路遮断弁7を設けて
いる。このバイパス通路遮断弁7は、パイロット通路8
を介してオイル供給通路5に連結しており、このオイル
供給通路5からパイロット通路8を介して供給されるパ
イロット圧で開弁作動するもので、機関2が始動時等の
低回転時には、オイル供給通路の潤滑油圧が低いため
に、通路遮断弁7内のスプリング反力により閉弁状態を
保持し、機関2の回転が上昇すると、パイロット圧の上
昇により開弁するように構成されている。
【0010】前記第1及び第2のオイルポンプ1,4の
オイル吸入側1b,4bは、オイルパン9に一端が開口
する吸入通路10の他端がそれぞれ連通している。
【0011】11は、ワンウェイクラッチ等の逆転防止
機構であり、油圧モータ3から動力を受けて第2のオイ
ルポンプ4が作動するも、第2のオイルポンプ4側から
油圧モータ3を作動させないようになっている。
【0012】上記実施例において、機関2の低速回転時
には、バイパス通路遮断弁7により、バイパス通路6は
遮断されているので、第1のオイルポンプ1から吐出さ
れたオイルは油圧モータ3を作動させてからオイル供給
通路5に供給され、更にこの油圧モータ3の作動によ
り、第2のオイルポンプ4がオイル供給通路5に潤滑油
を追加供給し、機関2を潤滑することとなる。この場
合、第2のオイルポンプ4の容量を、機関2の低速回転
時に第1のオイルポンプだけでは不足する潤滑油量に適
合させることによって、機関に十分な潤滑油を供給でき
る。
【0013】また、機関2が高回転時に達すると、バイ
パス通路遮断弁7が開弁作動して、バイパス通路6を開
き、第1のオイルポンプ1が供給する潤滑油は、油圧モ
ータ3側より抵抗が少ないバイパス通路6からオイル供
給通路5に潤滑油が供給され、機関2の潤滑を行う。こ
のとき、油圧モータ3は作動しないために、第2オイル
ポンプ4も作動せずに、停止した状態となり、機関の馬
力損失を防止することとなる。
【0014】また、この機関高回転時、バイパス通路6
側からオイル供給通路5側に供給された潤滑油が、第2
のオイルポンプ4の吐出側4a側にも送出され、第2の
オイルポンプ4を逆転させるように働くが、逆転防止機
構11により、油圧モータ3を逆転することはない、
【0015】
【発明の効果】以上の構成にかかる機関における潤滑油
供給装置は、機関により駆動される第1のオイルポンプ
と、該第1のオイルポンプが吐出する潤滑油により作動
する油圧モータと、該油圧モータにより駆動される第2
のオイルポンプを備え、該第2のオイルポンプ及び前記
油圧モータの吐出側をオイル供給通路を介して機関側に
連通させて機関潤滑回路を構成し、且つ前記第1のオイ
ルポンプの吐出側を、バイパス通路により前記オイル供
給通路に連通させると共に、前記バイパス通路に、オイ
ル供給通路の油圧が所定値以上のとき開弁するバイパス
通路遮断弁を設け、前記第1及び第2のオイルポンプの
オイル吸入側を、吸入通路にそれぞれ連通させて構成し
たことから、機関の低速回転時には、バイパス通路遮断
弁により、バイパス通路は遮断されているので、第1の
オイルポンプが油圧モータを作動させ、この油圧モータ
の作動により、第2のオイルポンプと第1のオイルポン
プがオイル供給通路に潤滑油を供給し、機関を潤滑する
こととなる。この場合、第2のオイルポンプの容量を、
機関低速時に不足する潤滑油量に適合させることによっ
て、機関に充分な潤滑油を供給でき、また、機関が高回
転時に達すると、バイパス通路遮断弁が開弁作動して、
バイパス通路を開き、第1のオイルポンプが供給する潤
滑油は、油圧ポンプ側より抵抗が少ないバイパス通路よ
りオイル供給通路に潤滑油が供給され、機関の潤滑を行
う。このとき、油圧ポンプは作動しないために、第2オ
イルポンプも作動せず、停止した状態となっている。従
って第1のオイルポンプの容量を機関の高速回転時に適
合したものに選択することができ、これによって機関高
速回転時の消費馬力を低減することができる。従って、
第1のオイルポンプの容量を機関高速回転時の容量に適
合したとしても、機関低速回転時は第2のオイルポンプ
によって潤滑油供給量を補うため、潤滑油が不足するこ
とはない。また、機関の高速回転時には、第2のオイル
ポンプを完全に停止させていることによって、機関低速
時のポンプ容量を十分確保しても機関高速回転時の消費
馬力へは一切影響を与えない等実用上頗る優れた効果を
発揮する。
【0016】また、本発明は、第2のオイルポンプによ
る吸入通路への潤滑油の逆流を防止するオイルポンプ逆
転防止機構を設けたために、機関の高速回転時には、第
2のオイルポンプを停止させるのであるが、この停止に
よって、オイル供給通路から第2のオイルポンプを通っ
て、吸入側への潤滑油の逆流を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機関における潤滑油供給装置の油
圧回路図ある。
【符号の説明】
1 第1のオイルポンプ 1a 吐出側 1b 吸入側 2 機関 3 油圧ポンプ 3a 吐出側 4 第2の油圧ポンプ 4a 吐出側 4b 吸入側 5 オイル供給通路 6 バイパス通路 7 バイパス通路遮断弁 8 パイロット通路 9 オイルパン 10 吸入通路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関により駆動される第1のオイルポン
    プと、該第1のオイルポンプが吐出する潤滑油により作
    動する油圧モータと、該油圧モータにより駆動される第
    2のオイルポンプを備え、該第2のオイルポンプ及び前
    記油圧モータの吐出側をオイル供給通路を介して機関側
    に連通させて機関潤滑回路を構成し、且つ前記第1のオ
    イルポンプの吐出側をバイパス通路により前記オイル供
    給通路に連通させると共に、前記バイパス通路にオイル
    供給通路の油圧が所定値以上のとき開弁するバイパス通
    路遮断弁を設け、前記第1及び第2のオイルポンプのオ
    イル吸入側を吸入通路にそれぞれ連通させて構成したこ
    とを特徴とする機関における潤滑油供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のオイルポンプによる吸入通路
    への潤滑油の逆流を防止するオイルポンプ逆転防止機構
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の機関における
    潤滑油供給装置。
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